【Zホールディングス川邊健太郎】社長退任の理由／社長としての収穫と3つの誤算／想像以上にGAFAが強かった／ヤフーとLINEの違い／起業家と経営者の違い／起業家へのアドバイス／規制改革が進まない理由

Summary

このビデオスクリプトは、Zホールディングス会長の河辺健太郎さんへのインタビューです。河辺さんの起業家としての経歴や、ヤフーでの経営者としての経験、今後のビジョンなどについて語っています。AIの可能性や日本のスタートアップの成長のために大事なことなどについての見解も述べています。インタビュアーからは起業家と経営者の違いなども質問されています。

Takeaways

• 🚀 LINEとYahooの違い: LINEはボトムアップが強く、Yahooはトップダウンで事業が成熟。
• 👨‍💼 起業家と経営者の違い: 起業家は発話（発信力）、経営者は問い（問題解決能力）。
• 📈 スタートアップの成長: ニッチな分野で高いシェアを確保することが重要。
• 💡 AIの重要性: 社会やビジネスを変える力を持つ、AIの活用が今後さらに重要に。
• 🤝 Zホールディングス会長・河辺健太郎のキャリア: 起業から大企業の経営者へ。
• 🏠 河辺健太郎のライフスタイル: 館山に家を持ち、漁師としても活動。
• 🔍 企業文化の融合: YahooとLINEの合併で異なる企業文化の融合が課題。
• 💼 経営者の役割変化: 社長から会長への役割変更で、より政策提言に注力。
• 🎯 スタートアップへのアドバイス: 具体的なビジョンの持ち方とシェアの重要性。
• 🚀 日本のスタートアップ発展のために: 規制緩和と利益率の向上が鍵。

Q & A

河辺さんはなぜ今回退任することを決めたのですか?

3900億円の利益目標を達成できなかったことと、広告ビジネスが予想以上に厳しくなったことが理由だという。自分のけじめをつける必要があると判断した。

LINEとヤフーの企業文化の違いは何ですか?

LINEはボトムアップ型で現場主導が強く、ユーザーファースト。一方ヤフーはトップダウンで成熟した経営。文化の違いを理解するのに2年程度かかった。

AIの進化はビジネスや社会にどのような影響を与えますか?

AIを上手く使いこなせる人と使いこなせない人との間に決定的な差が生まれる。クリエイティブな分野でも差が出てくる。

起業家と経営者の違いは何でしょうか?

起業家は「発話」が大事、経営者は「問い」が大事。起業家は自分のアイデアを実現したいが、経営者は組織の課題を解決したい。

日本のスタートアップの成長のために大事なことは何でしょうか?

1具体的なビジョンを持つ、2ニッチでもシェアを高く取る、3利益率にこだわるーの3点が重要。シェアと利益率を高く保ちながら成長していくこと。

規制改革を進めるにはどうすれば良いですか?

国民がその必要性を訴えることが大切。政治家は国民が望むことを実現したがっているので、多くの声が上がれば改革は進む。海外の事例を知ることも影響力がある。

宮迫博之とはどのような関係ですか?

飲み仲間だという。政治家と付き合うことで必要なスキルを学ぶことができている。

デジタル化のスピードを上げるためにはどうすれば良いですか?

デジタルを使える人を優先して進める。デジタル弱者は取り残されることもあるが、資本主義的な競争原理に基づいてデジタル化を推進していくことが重要。

国民の幸福とビジネス成長は両立できると思いますか?

幸福は一つの要素によって実現されるものではない。ウェルビーイングと資本主義は矛盾せずに共存できる。ビジネスを成長させながら幸福も追求していける。

河辺さんの今後の人生設計を教えてください。

会長として政界に働きかけを行うことに専念する。事業経営から離れ、公共政策に特化していく。