【感動する話】転職先の社長令嬢が倒れていたのでAEDで助けたら「裸見たわね…この変態！」と号泣され不採用に。後日、美人が俺の家に訪ねてきて…【いい話・朗読・泣ける話】
Summary
TLDR物語は主人公の就職活動と花き旅行会社の面接に焦点を当てたドラマです。主人公は交通事故で女性を助け、誤解を招いてしまい、その後彼女と花き旅行で共に働くことになります。二人は仕事とプライベートで成長し、お互いの過去のトラウマを乗り越えながら、信頼と愛情を築きます。物語は彼らの関係の深まりと会社への貢献を通じて、人生の困難を克服する勇気と希望を描いています。
Takeaways
- 😢 スクリプトの主人公は、女性を救うために交通事故に遭遇し、彼女を病院に運ぶことになる。
- 🚑 主人公は救急車で到着する前に、女性に救命処置を施し、AEDを使い心臓マッサージを行う。
- 🏥 女性は病院に運ばれ、主人公は彼女の父親からの非難と誤解を受ける。
- 🕒 主人公は面接に遅刻し、花き旅行という旅行会社の面接官に内定を失う。
- 🌟 主人公の過去の経験が、花き旅行の求人に適していると感じ、転職活動を続ける。
- 🚶♂️ 主人公は救急車に乗る直前に、女性に「変態痴漢」と誤解される。
- 🏢 花き旅行の社長が主人公に直接謝罪し、娘を助けていたことが明らかにされる。
- 🤝 主人公は花き旅行に入社し、日向さんとの関係が徐々に築かれる。
- 💼 主人公は会社での仕事に打ち込み、日向さんからの信頼を得る。
- 🚗 主人公と日向さんは仕事で温泉旅館の下見に行く。
- 👘 日向さんは旅館での体験を通じて、トラウマを克服し始め、主人公との関係が深まる。
Q & A
主人公はなぜ花き旅行に転職を希望していますか？
-主人公は世界中を飛び回り、観光地や地元の名所を訪れることを楽しんでいた経験があり、その経験を生かせる仕事がしたいと思ったからです。
主人公が花き旅行の面接に遅刻した原因は何でしたか？
-主人公は道で倒れた女性を助け、救命処置を施すことで時間が遅れてしまいました。
日向さんは主人公に対してどのような誤解をしていたのですか？
-日向さんは倒れた時に主人公に変態痴漢だと誤解されていたようです。
主人公が花き旅行に合格するきっかけは何ですか？
-主人公が助けた女性が花き旅行の社員で、社長の娘だったので、その恩返しとして採用されたと言えます。
日向さんの胸元に見える傷跡は何の事故によるものですか？
-日向さんの胸元の傷跡は交通事故によるものです。
日向さんはどのようにして交通事故のトラウマを克服しましたか？
-日向さんは主人公との関係を通じて、交通事故のトラウマを克服しました。
主人公が花き旅行に入社してから1ヶ月経った後の状況はどうでしたか？
-主人公は日向さんの部署に配属され、海外旅行プランの担当を任されました。
主人公と日向さんはどのような形で旅行プランの下見に同行しましたか？
-主人公と日向さんはカップルとして旅行プランの下見に同行し、実際にプランを体験しました。
日向さんの父親は彼女の転職活動に対してどう思っていますか？
-日向さんの父親は最初は彼女を内金だけにしておきたかったようですが、後には彼女の成長を認めていました。
主人公が花き旅行で働くことによって得たものは何ですか？
-主人公は花き旅行で働くことで、自分の能力を活かし、日向さんとの関係を深めることができました。
Outlines
🆘 救命と誤解
男性主角は女性を救出した際、彼女の胸元を触ってしまい、誤解を招う。女性は泣き、変態痴漢だと罵り、病院に向かう。男性は面接に遅れ、救急車で去られる女性から怒られる。その後、花き旅行の面接に合格しないと思われたが、実は合格。面接当日、倉庫で男性が倒れた女性を助け、AEDを使い、救急隊員が到着する。
🚑 救急車の再会
男性は引越し先での不採用通知を受け取った後、再就職活動を始めた。ある日、高級車から花き旅行の社長と面接当日助けた女性が出てきた。社長は感謝し、男性に娘の命を救った恩返しとして花き旅行に入社を提案。男性は喜んで承諾し、1ヶ月後には会社に入社。
👩💼 職場での挑戦
入社後、男性は日向さんの部署に配属され、海外旅行プランの担当を任される。日向さんは海外の経験が豊富で、男性の仕事に大きな影響を与える。職場では、日向さんに対する先輩たちの態度が問題視されるが、日向さん自身は内向きでほとんど外回りに行っていない。
👫 温泉宿の下見
男性と日向さんは温泉宿のプランの下見に行く。日向さんは車で行くのが怖がりで緊張していたが、男性の運転に安心。宿泊先ではカップル向けのプランで一部屋になるが、男性は緊張し、日向さんは静かだった。
♨️ 露天風呂での深い会話
露天風呂で日向さんは男性に自分の過去を語る。交通事故で両親を失い、胸に大きな傷を残した。旅行が怖くなり、会社に入っても外回りができなかった。男性との関係が変化し、日向さんは男性に心を開いていく。
🚗 車での思い出
日向さんは交通事故のトラウマから解放される。男性との関係が深まり、会社での地位も変わる。社長の娘として、外回りに励む決意を固める。男性は日向さんを大事に想い、特別な存在と位置付ける。
🏨 旅館での新しいスタート
男性と日向さんは新しい旅館の下見に向かう。日向さんはプライベートビーチでのんびりと過ごす提案。男性は日向さんの変化に心から喜び、彼女がトラウマを克服して成長したことに感動する。
👬 兄弟の和解
男性は兄との過去の出来事を解決するために実家を訪れる。兄は以前の嫌がらせを謝罪し、男性は兄の謝罪を受け入れる。兄弟は和解し、お互いに前向きに進むことを誓う。
🎉 会社の成長と未来
花き旅行は男性と日向さんの努力で成長し、上場を検討するほどになる。男性は日向さんを車に乗せて新しい旅館へ向かう。日向さんは男性との関係が公に認められ、社長から後継者への期待を示される。
Mindmap
Keywords
💡変態痴漢
💡救命処置
💡面接
💡花き旅行
💡貿易会社
💡観光地
💡絶景
💡AED
💡救急車
💡転職活動
💡ハローワーク
Highlights
主人公は女性を倒れた場所で救命処置を行い、彼女を病院に向かわせた。
主人公は面接に遅刻し、花き旅行の面接に落ちてしまった。
カキ風は現在就職活動中で、貿易会社を辞めて花き旅行に転職したいと願う。
カキ風は交通事故で男性を救助し、看護師の女性が駆けつけた。
カキ風は倒れた女性にAEDを使い、心臓マッサージを行う。
女性はカキ風を誤解し、変態痴漢だと睨みつける。
カキ風は花き旅行の社長の娘を助けたことが明らかになり、社長に感謝される。
カキ風は花き旅行に入社し、日向さんと仕事とプライベートで関係を深める。
日向さんは交通事故で大きな傷跡を負い、それが彼女のトラウマになっている。
カキ風と日向さんは温泉宿でカップル向けのプランの下見を行う。
日向さんはカキ風の存在が自分のトラウマを克服できる力になる。
カキ風は兄との過去を乗り越え、新しい人生を歩む決意をする。
花き旅行は成長し、上場を検討するほどの企業規模に発展している。
カキ風と日向さんは海のそばの旅館で新しいツアープランの下見を行う。
日向さんはカキ風との関係が深まり、トラウマを克服して新しい一歩を踏み出す。
Transcripts
00:01ああなた何をしたの変態痴漢そう言って
00:08号泣し始めた彼女ははけている胸元を俺
00:12から隠すように背を背ける倒れたあなたに
00:17救命処置を施したのだと説明しようとする
00:20も彼女は聞耳を持ってくれない倉庫して
00:25いるうちに駆けつけた救急者で彼女は病院
00:28へ向かうことになっ
00:30赤くなった目で女性は俺をきっと
00:34睨みつける覚えてなさいお父さんに
00:37言いつけてやるんだから彼女が乗り込んだ
00:40救急車を呆然としながら見送った不に面接
00:46がこの後控えていることを思い出した慌て
00:50て時間を確認すると約束の時間をとっくに
00:53過ぎていた歩道で倒れた女性彼女を救出し
00:57たために俺は面接に落ちてしまったけれど
01:02もそんな俺を救い上げてくれたのは俺の
01:06名前はカキ風現在就職活動中だ今日は
01:11旅行会社である花き旅行の面接の日前職は
01:17貿易会社に務めていた旅行とは関係のない
01:21職場だったけれど仕事で世界中を飛び回り
01:26その合間に観光地や地元で有名なお店に
01:30訪れることそして現地の人々と触れ合う
01:34ことを楽しみとしていたその経験が
01:37生かせる仕事をしたいと思ったの
01:40だ花き旅行は小さい会社だけれど生きて
01:44いるうちに絶景をという企業スローガンに
01:47は心を打たれたし利用者の評判もいい
01:51きっとこれから成長するその手伝いを是非
01:55したい駅を出るとすぐ目の前にある横断
01:59ほどの歩行者用信号が青色で点滅し始めた
02:04面接時間より30分も早く来ているのだ
02:07から余裕はある大丈夫緊張でついつい急い
02:12でしまいそうになっている足をなめて信号
02:16が青に変わるのを待つそんな俺の隣を焦っ
02:20た様子で駆け出すスーツ姿の男性がいた
02:24歩行者用の信号はとくに赤に変わっていて
02:28車がみてい危ないそう声を出す暇もなく
02:34男性は車に跳ねられてしまったきゃあと
02:39女性の悲鳴が
02:41響く車を運転していた男性が急いで道路に
02:45転がる男性の元に駆け寄るどなたか救急車
02:49をと叫んでいるからすぐにスマホを
02:52取り出して119番に通報した信号待ちを
02:57していた女性の1人が私看護師ですと言っ
03:02て跳ねられた男性の元に駆け寄った
03:06テキパキと指示をする彼女がいれば安心
03:09だろうと胸を
03:11撫で下ろすすると背後で何か大きなものが
03:15落ちたような音が聞こえた振り返ると歩道
03:19の上で1人の女性が倒れているひまわり柄
03:23のスカートが眩しいが今はそんなことを
03:26思っている場合ではない周囲の人はえ何と
03:31ざメクが眉を潜めるだけで誰も彼女のそば
03:35に寄りつかとしないそれどころか彼女を
03:39放っておいて去っていく人もいるそんな人
03:43たちを押しのけて俺は彼女の元に駆け寄っ
03:46た呼吸を確認するしていない脈も
03:51ないすみませんそこのピンクの髪の女性
03:56向こうのコンビニからAEDを借りてきて
03:59くださ
04:01私と叫んだ俺が指さした女子大生らしき
04:05女性は弾かれたようにコンビニへと走り
04:08出した待っている間に女性を歩道の端の
04:12安全な場所へと運び心臓マッサージを施す
04:17応急処置をするのは初めてだった公衆で何
04:21度か練習をした程度その時に確か骨が折れ
04:25ても構わないから強く押せと言われた本当
04:29に丈かと不安になりながらもその通りに
04:32するそうしていると女性が戻ってきた
04:37改めて倒れている女性の呼吸と脈を確認
04:41するもやはり動いていないAEDを使うの
04:45で離れてください指示するとAEDを持っ
04:49てきてくれた女性がぴょんと遠いた他の人
04:53はもう自分には関係ないと思ったのか誰も
04:57残っていないadedを開けて電源を
05:01入れる音声案内の指示通りに電極パッドを
05:05取り出すパッドを体に貼りつける胸の指示
05:08を聞いて一瞬手を止めるあのすみませんが
05:14この方に電極パッドを貼ってくれませんか
05:18まだ残っていたピンク神の女性に頼むもえ
05:22無理無理と首を大きく横に振ったためらっ
05:27ている場合ではないこは1服を争う確か服
05:32は全部脱がせなくても素肌にパットを
05:35貼り付けられればいいと聞いている薄緑色
05:38のブラウスのボタンを少しだけ外して右胸
05:41の上ありにパットを貼ろうとしたその時ハ
05:46と目を見張った彼女の胸元には大きな傷跡
05:50があった事故か何かで追ったものだろうか
05:55手が止まっていることに気がつきかぶりを
05:57振ってすぐに処置を再開する
06:00もう1つのパットを左胸の下ありに貼ると
06:03AEDが電気ショックが必要だと判断した
06:07のでボタンを押す心臓マッサージを再開
06:11するように言われたので指示通りに行う
06:15それを何度か繰り返しているとううと彼女
06:18がうめき声をあげて咳き込んだよかった
06:22助かったアドのありその場にへたり込んだ
06:27女性は顔をしかめながら目を開けたそして
06:31起き上がろうとして服がはけていることに
06:35気がついたのかヒっと叫んで急いで
06:38ブラウスで前を覆ったそしてすぐそばにい
06:42た俺を睨むああなた何をしたの変態痴漢え
06:49私は倒れたあなたをこっち見ないでよ彼女
06:54は号泣しながら背を背けた手早くブラウス
06:58のボタンを閉めて
07:00が立ちくらみを起こしたらしくその体が
07:03傾いたとっさに体を支えるが次の瞬間に
07:09彼女の平手が俺の左方に飛んできた触ら
07:12ないでってばちょうどそこに救急車が到着
07:16した事故で跳ねられた男性を
07:19ストレッチャーに乗せて運び始めるあ
07:22こっちこの子も倒れてて今起きたのAED
07:26を持ってきてくれた女性が救急隊員にそう
07:29呼びかけてくれた1人が大丈夫ですかと
07:33駆けつけ地面に広げられているadedを
07:37見るあなたも一緒に乗ってください念の
07:40ため確認しましょう女性は大人しく頷いた
07:45後赤くなった目で俺をきっと睨みつける
07:49覚えてなさいお父さんに言いつけてやるん
07:52だから彼女が乗り込んだ救急車を呆然とし
07:56ながら見送った不に説のことを思い出した
08:01慌てて時間を確認すると約束の時間をとく
08:05に過ぎていた急いで花き旅行のビルに
08:09向かったものの遅刻なんてありえないと
08:12門前払いされてしまった後日俺の元に不
08:17採用の通知が来たのは言うまでもない花き
08:21旅行からの不採用通知を受け取った数日後
08:26俺は気を取り直して転職活動を続けていた
08:30落ちてしまったものは仕方がない何事も
08:34気持ちの切り替えが大事だ今日は面接も何
08:39もないハローワークに行って仕事探しの
08:42相談をしようと決めて下宿している
08:45アパートを出たするとアパートの目の前に
08:50黒塗りの一目で高級だと分かる車が音も
08:54立てずに止まった家賃が数1円程度のこの
08:58アパートにその車は非常に場違いだと
09:02感じるアパートの住人に実は親戚にお
09:06金持ちがいるとかそんな話は誰からも聞い
09:10たことがないけど首をひねっていると車
09:15から1人の男性が降りてきたその顔に
09:18見覚えがあったので目を見開く花き旅行の
09:22社長だホームページに掲載されているのを
09:26何度も見た続いて降りてた女性に俺は
09:31さらに驚くことになった黄色の
09:34カーディガンを羽織る彼女は花き旅行の
09:37面接に行った日に俺が命を助けた女性だっ
09:41た一緒の車から降りてきたということは
09:45彼女も花き旅行の社員だったのだろうか
09:49まじまじと2人を見ていると女性と
09:52ぱっちり目が合うあお父さんあの人女性は
09:58気まずそうに目をそらすと社長の袖を
10:01小さく引っ張った君が日向の恩人か社長が
10:07両腕を広げて駆け寄ってきたそして俺の手
10:11を取り強く握りしめてブンブンと盾に降っ
10:15た何が起きているか分からず目を白黒させ
10:19ていると社長はジャケットの内ポケット
10:23から名刺を取り出した私は花き旅行社長の
10:28青いだ先日私の娘の命が危ないところを
10:33助けてくれたと聞いた本当にありがとう頭
10:38を下げた社長は後ろに立つ日向さんに
10:41厳しい視線を
10:43送る日向さんは唇を噛んだ後一緒になって
10:47頭を下げたあの時変態だなんだと騒いで
10:52すみませんでした命の恩人なのにお礼を
10:57述べることもせずに救急者の中で事情を
11:01話したら救急隊員の人に怒られちゃいまし
11:04たあなたの処置がなかったら私はあのまま
11:09目を覚ますことがなかったかもしれないっ
11:11てそっと俺を伺うようにして見上げる日向
11:15さんの目を見て本当に申し訳なく思って
11:19いるのが分かった理解していただけたなら
11:22何よりですこちらこそわざわざ謝罪とお礼
11:27を言いに来てくださってありがとござい
11:29ますいやいや娘の命の恩人の元に足を運ぶ
11:34のは当たり前のことだそれに君に確認し
11:38たいこともあるあの時君は私の会社と面接
11:43の予定があったなはい君はまだ転職活動を
11:48続けているのかそれとももう就職先は
11:51決まったかないえまだですそうかそれは
11:57こちらとしては行光カキ君君さえよければ
12:02君に私の会社に入ってほしい
12:06え今まで塞がっていた道が突如として開い
12:10たかのように感じた日向を助けた時周りは
12:14見てみぬふりをしていた人もいたと聞いて
12:16いるそんな中君は真っ先に駆けつけて日向
12:21を助けてくれたともなそんな正義感に溢れ
12:25かつ冷静にことを対処できる人材は逃して
12:28はならないどうか入社を検討してくれない
12:32か私からもお願いします私のせいで面接に
12:38遅れたわけですし2人から頭を下げられて
12:42しまっては慌ててしまうあの私も是非記者
12:47に入社したいと思っていましたなので採用
12:51していただけると嬉しいですよろしくお
12:53願いしますそうかありがとうカキ君こちら
12:59こそよろしく頼む社長が差し出した手を
13:03しっかりと握り返すそばで日向さんがアド
13:07の息を漏らしていたそうして無事花き旅行
13:11に入社して1ヶ月が経った本社ビルに到着
13:16しエレベーターでオフィスへ向かおうと
13:18すると日向さんがするりと乗り込んでき
13:22たおはようございますおはようカキ君それ
13:27以上誰かが乗ってくることははなく
13:30エレベーターは静かに扉を閉じて上昇を
13:33開始した日向さんと2人きりという状況に
13:38自然と緊張してしまう入社後俺は彼女が
13:42部長を務める部署に配属されただから
13:46行き先は同じ何か会話をと思って頭の中
13:51から話題を必死に探していると彼女の方
13:54から話を振ってくれた君がめきめきとを
13:59表してるって部内でも評判だよ手を
14:03つけようとしてなかなか進んでなかった
14:05海外旅行プラン君が担当になった途端に
14:09スムーズに進んでるのが大きいねうちには
14:13海外の事情や言語に強い人がいなかった
14:17から前職が役に立って私も嬉しいです海外
14:22から日本に来る方も客層に取り込められれ
14:25ばますます売上がアップすること間違い
14:29なしです頼りになるよ日向さんの微笑みに
14:34俺はドキリと心臓を鳴らした彼女は
14:38ひまわりみたいにカレんで性格もほがらか
14:42だ彼女がいるだけで空気がパッと明るく
14:46なる初めて会った時とはまるで印象が
14:49異なっていた彼女に見れているうちに
14:53エレベーターの扉が開いてしまったもう
14:57少し彼女と2人で会話がしたかったと残念
15:01に思ったけど日向さんはそんなことはつゆ
15:04ほども思っていないみたいでさっさと出て
15:07いく日向さんおはようございます彼女の姿
15:12を見つけた男性の先輩たちが我先にと日向
15:17さんに近づいて挨拶を
15:19する日向さんはそれにおはようと笑顔で
15:23返した先輩たちは密かに今日も日向さんに
15:27挨拶できたぞとガツポーズを決めた後
15:31外回りに出かける準備を始める俺もメール
15:35のチェックをしてからそうしようと
15:37パソコンを立ち上げた隣の席に座る女性の
15:41先輩がけだるそうに両手を上に伸ばす
15:45あああ今日も外回りか私旅行とかそんな
15:49好きじゃないから旅館の良さとか周辺のお
15:53すめスポットとか全然わかんなくてプラン
15:57組むの下手なのよね
15:59そうだねえねえカキあんた私の代わりに
16:03行ってきてよこらそこ後輩に仕事を
16:07押し付けない日向さんからの出席に先輩は
16:11口を尖らせたえいいじゃないですかこう
16:16いうのは適材適所ですよカキ君仕事できる
16:19から私がやるよりも旅館側が満足する
16:23プランを立てられますよそうやって君に
16:28仕事を任せ続けてたら彼がパンクしちゃう
16:31でしょ思わず日向さんを見てしまった彼女
16:35はとめるような視線を先輩に向けている
16:38先輩は不機嫌そうに音を立てて椅子から
16:42立ち上がったはいはいちゃんとやりますよ
16:46いいですよね部長は自分は内金だけできて
16:51日向さんを見ていた俺は先輩の言葉を聞い
16:54た彼女がそっと目を伏せたことに気づいた
16:58俺は不満そうに口を尖らせている先輩を
17:01見る先輩のように日向さんが内金しかして
17:06いないことを不服に思っている社員は
17:09少なからず存在していた日向さんは暗黙の
17:13領解でなぜかずっと会社にいて外回りや
17:17旅行の下身などに行ったことがほとんど
17:20ないそうだ先輩オフィスに誰か残ってない
17:24と緊急の時に困るじゃないですか部長は
17:29そのために残ってるんじゃないですかそれ
17:32もそうか先輩はため息をついた後日向さん
17:36に向かってごめんなさい言いすぎましたと
17:39頭を下げてからオフィスを出ていった俺も
17:43そろそろ出ないと約束の時間に遅れて
17:47しまうパソコンの電源を落として鞄を手に
17:51取る乾期君ありがとねそう礼を言う日向
17:56さんの眉はしょんぼりと下がっていた
17:59大したことはしてませんよ行ってきます
18:02彼女が少しでも元気になるようにと笑顔を
18:05向けて俺はオフィスを後にした肩を落とす
18:09日向さんの様子に少し後ろ髪を惹かれ
18:13ながら来週温泉宿春雨様のところへツアー
18:17プランの下目に行くことになりました
18:20カップル用のプランだということで男女
18:232人私と君で行き
18:26ますさんの指示にスがざわついた特に男性
18:31社員がいいなカキ日向さんと温泉に行ける
18:35なんてしかもカップルプランの下身だぜ
18:39つまりカップルになり切っていくわけ
18:41だろう疑似とはいえ日向さんを恋人に
18:44できるなんて役得すぎるな先輩たちは
18:48羨ましそうにしながらも頑張れよ手を出す
18:51なよと激冷してくれたここの会社の人たち
18:55はみんないい人ばかりで安心するけどなん
18:59で換気なんだろうなこいつ入社した
19:02ばっかりじゃんバカお前そうは言っても
19:05こいつはめちゃくちゃ仕事できるだろうが
19:09なるほどなしかし日向さんが外回りなんて
19:12珍しいよなていうか初めてじゃね確かに
19:17そんな会話をしながら先輩たちはそれぞれ
19:20自分のデスクに戻った俺も首をかしげざる
19:25おえない初めての外回りにわざ1番新入り
19:29の俺を連れていくなんてそれもカップル
19:33プランの自分となら恋人のふりをしても
19:37いいと思われているのだろうかもしかして
19:41俺のことが好きだっ
19:44たりそんな妄想をふわふわとしていたせい
19:47でデータの入力をミスしてしまったすぐに
19:51修正できるものだったから良かったけれど
19:54気を引きしめなければと心を
19:57入れ替えるさんと下見に行く日はあっと
20:00いう間にやってきた実際にプランを利用
20:04する人のことを考慮し利用頻度が高いで
20:08あろう土日に宿泊することになっていた
20:11春雨さんのところへは車で行く客が多いの
20:14で交通手段は車もちろん運転は俺女子席に
20:20乗る日向さんはすごく静かだったいつも
20:24明るく笑っているのに緊張した持ちで口を
20:29ぎと閉じている心なしか顔も少し青いあの
20:34大丈夫ですかもしかして酔いました安全
20:39運転を心がけていたつもりだけど不安に
20:42なって尋ねたすると日向さんは首を横に
20:46振る大丈夫だよカキ君運転
20:50上手ありがとうございますねえあの
20:55ちょっとだけ握ってていいかな握るととは
20:59あてじゃなくてえっとふ服とかちょっと
21:04だけどうぞ保縁でちらりと日向さんを見る
21:08と彼女はほっと息をついて俺の服の裾を
21:12少しだけつまんだ少しだけ彼女の表情が
21:16柔らいだように見えるしかし今日向さんは
21:20手と言いかけていた本当は手を握りたかっ
21:24たのだろうかそれってつまりやっぱり彼女
21:29は俺のことが好きなのかこれを気に距離を
21:33縮めようとしているとかそう考え始めると
21:37心臓がドキドキと高鳴り出した行けない今
21:41は運転中だ平成にならないとけれど一旦
21:46考え出すとつままれている裾ですら気に
21:49なってしまい始めた素肌に触れられている
21:52わけではないのに甘い緊張感と戦いながら
21:57なんとか安全運転のまま春雨さんのとろへ
22:01到着した女将に案内されてツアーのために
22:05用意したという部屋に入るカップル用なの
22:08でもちろん一部屋分かってはいたけれど
22:12本当に日向さんと2人きりになってしまっ
22:15ていいのだろうかちらりと日向さんを見る
22:19けれど彼女は気にしていない様子でうわあ
22:24素敵なお部屋ですねと目をキラキラとさせ
22:27ているこの部屋には露天風呂がついており
22:31ます夕食はお2人でゆっくり堪能できる
22:34ように私たちが部屋にお持ちしますこちら
22:38は他のお客様が宿泊するお部屋から離れて
22:42おりますので何をなさろうとも周りを気に
22:46する必要はありませんよ意味ありげな笑を
22:50浮かべる女にドキリと心臓が
22:53跳ねる
22:55あまあ私たちは下見ですからと顔に熱が
23:00溜まるのをごまかしたそれでは7時頃に
23:04夕食をお持ちしますと言って女将は去った
23:09部屋で2人きりになる風が木々を撫でる音
23:13が聞こえてくるほどの静寂が俺と日向さん
23:17を
23:18包むよしそれじゃあ早速野天風呂を堪能し
23:22ますかそう言って日向さんが服を脱ぎだす
23:26俺は慌てて背を向けた
23:29ここんなところで急に脱がないでください
23:32脱衣所で脱いでくださいそういうのに衣服
23:35のこすれる音が止まらない脱いでいる心臓
23:39が壊れそうなほどに早を打っていたカキ君
23:43も早く脱いで一緒に入らないとカップル
23:46プランを味わえないよ背中から日向さんの
23:50声が聞こえるものの俺は動けなかったカキ
23:54君てば腕をぐいと強く引っ張られた
23:58突然のことだったからその勢いに負けて
24:02彼女の方を振り返ってしまうが彼女は裸で
24:06はなく水着を身につけていた上はタンク
24:10トップ下は短パンの形状のものだ安どした
24:14ものの落胆が少しだけ混ざってしまったの
24:18は否めない彼女の素肌がさらされている
24:21面積が増えたことで自然とその胸元の傷跡
24:26に目が吸い寄せられてしまった
24:29日向さんを助けたあの日にも見たものだ
24:33彼女はそのことを承知しているようで緊張
24:36した持ちで俺を見上げていた俺の腕を掴ん
24:40だままの手に力がこもる俺は視線を彼女の
24:45目に戻した水着下に来ていたんですねそれ
24:50を早く言ってくださいよ私は着てないので
24:54先に入っててください着替えてから行き
24:57ますから
24:58彼女は俺を見上げたままそっと手を離した
25:03それじゃあ先に行ってるね彼女が露天風呂
25:07へと続くドアを閉めるのを確認した後鞄
25:11から水着を取り出して着替えるそして俺も
25:15露天風呂へ向かったずっと緊張しっぱなし
25:18なので滑らないように慎重に歩く先に露天
25:23ブロを堪能している日向さんの横に静かに
25:26お邪魔するロケは小さくて隅によることを
25:31意識していないと日向さんに肌が触れて
25:34しまいそうだった木々のざめと近くを
25:38流れる川のせせらぎに少しだけ気持ちが
25:42落ち着いてきた湯に使って心がほぐれたの
25:46もあるだろういい眺めですね生きている
25:50うちに絶景をという会社のスローガンにも
25:53ぴったりですでもカップルだけっていうの
25:56はもったいないですね
25:59せっかくだからターゲットに家族を加えて
26:02もいいかもしれません夫婦でのんびりとと
26:06いうのはもちろん子供連れでも子供が騒い
26:09でも気にしなくていいというのは利点
26:12でしょう返事はなかったそれを不信に思っ
26:16て彼女を見ると俯いて胸元の傷に触れて
26:20いる何か声をかけるべきか迷ったあのどう
26:25して下身に俺を連れてきたんですか
26:29俺は新入りなのに傷のことには触れずに
26:33指名された時から気になっていたことを
26:36聞いたすると彼女はそっと顔をあげるカキ
26:41君なら大丈夫だと思ったからだよ一応周り
26:46からの行為は分かっているつもり好きな人
26:50とこんなシチュエーションになったら我慢
26:53できないかもしれないでしょ行為は分かっ
26:56ているつもりと言いながら
26:58俺の気持ちには気づいていないらしい
27:01がっかりして湯の中で自分の膝を
27:04抱きしめる俺だって我慢しているのに本当
27:09はこの手や足をちょっと伸ばして彼女に
27:12触れたいどこからか鳥のさえずりが聞こえ
27:16てきた気晴らし代わりにその寝に意識を
27:20集中させる何も聞かないんだねぽつりと
27:25落とされた言葉に目を丸くする日向さんが
27:28また胸元の傷に手を当てていたからそれの
27:32ことだろうと点する言いたくないんですよ
27:36ねそれなら無理に聞きません隠したいこと
27:40の1つや2つみんな持っていますからそれ
27:44に傷があろうとなかろうと日向さんは日向
27:48さんですいつも周りを明るくしてくれる僕
27:52の憧れの女性ですよそう日向さんの顔がと
27:58赤くなった少し瞳がうるんでいる俺は
28:03そろそろ出ますねのぼせる前に出て
28:06くださいねそっと露天ブを抜け出した体を
28:10拭って浴衣に着替えて窓越しに日向さんを
28:14そっと覗く彼女は俯いて肩をふわせていた
28:20俺はその場をそっと離れた露天を堪能した
28:24俺たちは旅館に折してある
28:27リラクゼーションを堪能したり周辺のお
28:30土産屋さんや観光地をブラブラした日向
28:34さんはさっぱりした様で写真を撮ったりお
28:38店の人に話を聞いたりしていた7時前には
28:42部屋に戻り夕ご飯を満喫するそれらを報告
28:47書にまとめノートパソコンを閉じたこれで
28:51今日の仕事は
28:52終わりお疲れ様かき君はい先に仕事をらせ
28:58ていたさんが差し出してくれたのはこの
29:02土地名産のお酒だコップについでもらって
29:05飲むとキリリとした喉ごしを感じる
29:09しばらくお土産屋さんで買った佃煮を魚に
29:12お酒を堪能していた会話はなかったけれど
29:17空気はとてもやかで心地いいねカキ君て
29:21どうして前の会社をやめたの確か貿易会社
29:26だったよね仕事できにお酒に酔ったのか
29:30ほんのりと顔を赤くしながら日向さんが
29:33そんなことを尋ねてきた俺も少し酔ってい
29:37て気分が良かったからいつもなら口を割ら
29:42ないその話をしてもいいような気持ちに
29:45なった相手が日向さんだからというのも
29:49ある前にいた会社には先に兄が入社してい
29:54ました私たち兄弟は仲が良かったんです
29:58だから兄の手伝いをしたいと思って同じ
30:02ところに入りましたでもこういうのも何な
30:06のですが私の方が仕事ができましたおかげ
30:11で私は社長にも可愛がってもらえたのです
30:14がそれを兄は心よく思わなかったみたいで
30:19私の上司という立場を使って嫌がらせをし
30:22てくるようになりました仕事ができること
30:26を理由に業務料を増やされたり自分のミス
30:29を押し付けてきたり兄の気が住めば元の気
30:33のいい兄に戻ってくれるだろうそう思って
30:37周りの社員たちには嫌がらせをされている
30:40ことを気取られないようにしていましただ
30:43から周りには俺が順風満々にしか見えてい
30:48なかったと思いますでも無理が立ったん
30:52でしょうね大事な相談の当日に熱を出して
30:56しまいました兄は社長に私が職務怠慢だと
31:00報告しましたそして私は自主退職させられ
31:05たんです一息ついて飲んだお酒は先ほどと
31:09違って苦く感じた仕事を辞めて以来兄には
31:14会っていませ
31:15ん会うのが怖くて私みたいに一見幸福そう
31:21に見える人でも何かしら傷を抱えているの
31:25かもしれないこの一見からそんな風に
31:28考えるようになりましたこの話をしたのは
31:32日向さんが初めてです日向さんは悲しげな
31:36目をこちらに向けていたそんな彼女の浴衣
31:40の襟から少しだけ傷跡が見える彼女はそこ
31:44をそっと押えたカキ君が秘密を教えてくれ
31:49たんだから私も話さなくっちゃね無理に
31:53言わなくていいんですよ日向さんは首を横
31:57にった決意に満ちた表情でこちらを
32:01まっすぐに見る酔いはすっかり冷めて
32:04しまったようだこの傷はね事故でできたの
32:09交通事故私の両親はね旅行が好きだったの
32:14それが講じてこんな会社を設立したぐらい
32:18小さい頃はよく父の運転する車に乗って
32:22あちこちを旅したわ12歳の時に温泉旅行
32:27に行くことになって家族3人で車で向かっ
32:30たけどその途中で居眠り運転のトラックが
32:35突っ込んできてそれでお母さんが傷跡を
32:40掴むようにして日向さんは固く拳を
32:44握りしめて俯いた小さく震えているのが
32:48離れていても分かる彼女が会ってしまった
32:51事故は彼女の体に大きな傷跡を残したのと
32:55同時に心も深くえぐったのだ
32:58だから彼女は息の車の中であんなに顔を
33:02青くしていたのだと気づいた手を握り
33:06たがったのも安心感を得たかったから
33:09だろうそれからは旅行に行くのが怖くなっ
33:13た本当は仕事も別のところに就職する
33:17つもりだったけど全部ダメで結局お父さん
33:22の会社に入れてもらっちゃったお父さんは
33:25私のことを気遣って内金だけできるように
33:29今の役職につけさせたのか保護だよね
33:33そりゃさ社員に悪く言われるのも仕方ない
33:36よカキ君も聞いたでしょ曖昧に頷くと日向
33:41さんは自重気味に笑った旅行会社の娘なの
33:45に旅行に行けない社長である父親のコを
33:50使っていいポジションについて外回りに
33:53はかないこのままじゃダメだってずっと
33:56思ってたでもどうしても一歩が踏み出せ
34:00なかったそんな時にカキ君に助けられた
34:04あの時倒れたのは事故のことを思い出した
34:07からだったの君に傷跡を見られてショック
34:11だったけどだけどカキ君はそうやって
34:14パニックになってひどいことを言った私を
34:17許してくれた傷のことも何も聞いてこ
34:20なかった社員の悪口からもかってくれた君
34:25となら一歩を踏み出せるかかもしれない
34:29踏み出せずに躊躇してる私を乾き君なら
34:32優しく手を引いて一緒に歩いてくくれるか
34:36もしれないそう思っただから今回の仕事を
34:40受けて君をパートナーに選んだの本当は
34:45ここに来るまですごくすごく怖かったでも
34:49来れた一歩踏み出せたカキ君がそばにいて
34:54くれたおかげ日向さんの言葉に気分が公用
34:58したけれど彼女が眉を下げていることに
35:02気づいてその気持ちは一瞬でしぼむこの傷
35:07今までも何度か見られたことがあるのこれ
35:10を見た人特に男の人は私のことを腫れ物を
35:14扱うみたいに接するようになった直前まで
35:19私のことを好きだなんて言ってたり行為を
35:22寄せているような態度を見せていたのにで
35:26もカキ君は違った
35:28初めてなのこの傷を見ても私に優しく接し
35:32てくれる男の人日向さんは伺うように
35:37そっと俺を見る酔いは冷めていると思った
35:40のに彼女の方は赤く染まっていたそのこと
35:44に気づいて再び心臓が高鳴り出すだけど
35:49カキ君にとってはそれが普通なんだよね君
35:52はみんなに優しいから私だけが特別って
35:57わけじゃじゃないんだよねぽろりと日向
36:01さんは涙を落とした俺は息を飲むゆっくり
36:05と彼女の隣に移動した彼女は涙をハラハラ
36:10と落とすだけで俺が近づいてくるのを拒む
36:13様子はない膝の上で固く握られているその
36:17手をそっと握った弾かれたように日向さん
36:22は顔をあげるその方を流れる涙を救いとる
36:26ようにキスを
36:28たそんなことありません俺にとって日向
36:32さんは特別な女性ですだから特別に優しく
36:36したいし特別に大事にしたいんです席を
36:41切ったように日向さんの目から涙が
36:43溢れ出したその頭をそっと自分の胸に寄せ
36:47てあすように撫でるすると彼女は
36:51すがりつくように俺の浴衣をつかみ子供の
36:55ように泣いた昼前にたちは旅館を後にした
37:00気をつけてお帰りくださいという女将さん
37:02に礼を言って車に乗り込みキにつく日向
37:07さんは息と同じように俺の服の裾をつまん
37:10だだけどそれは不安から来るものではない
37:14ように
37:15感じるそうしている日向さんの表情が
37:19柔らかくなっているからだしばらく社内は
37:22無言が続いたけど悪くない静寂だった安全
37:27運転を心がけながら車を走らせるあの旅館
37:33お母さんが亡くなった時に行く予定だった
37:35ところなのえ思わず日向さんの方を向き
37:39そうになって慌ててやめた隣で日向さんが
37:44薬と笑ったのが聞こえるだからこの道のり
37:48は特に思い出したくない記憶でいっぱい
37:52だったでもか君のおかげでいい思い出とし
37:56て上書きできた本当にありがとう横目で
38:00彼女を見れば蒸気した方に笑顔を浮かべて
38:04いる抱きしめたい衝動をなんとかこらえ
38:07ながらこちらこそ楽しい旅行だったよと
38:10返事をした月曜日の大給から開けて火曜日
38:15出社した俺のところに先輩たちがおい日向
38:20さんとの旅行はどうだったんだよ写真とか
38:23ないのか写真と詰め寄ってきた笑いを
38:28浮かべながら対応しているとかき君来て
38:31ちょうだいと日向さんに呼ばれた先輩たち
38:35から脱出できたことに胸を撫で下ろすと
38:38日向さんがクスクス笑う朝から災難だった
38:42ね誰のせいだと思ってるのところで何か
38:47用事うんこれからお父さん社長のとに行っ
38:52てこの間のことを報告しようと思ってけど
38:57が出ないからついてきてくれない日向さん
39:01はゆく俺の手をつかむ俺はもちろんと頷い
39:05た2人で来たからか社長は少しだけ目を
39:08丸くしたがすぐにういの表情を日向さんに
39:13向ける日なたこの間ツアープランの下見に
39:17行ったと聞いていたが大丈夫だったのか
39:21これがその報告書です日向さんは硬い声で
39:26まとめた料を
39:28社長はそれらをパラパラとめくる社長いや
39:33お父さん私行けたよこれからは外回りだっ
39:37て頑張るもう大丈夫だから心配しないで顔
39:42をあげた社長の瞳がうるんでいた椅子から
39:45立ち上がった社長はそのまま日向さんを
39:49抱きしめるそうか頑張ったな日向お前が
39:54成長していることも前へ進もうしている
39:57ことにも気づかずに俺は保護だったすま
40:02なかったな日向さんは首を横に振る彼女を
40:06話した社長はこちらに近寄ると手をぎゅっ
40:10と握りしめた日向のトラウマを克服できた
40:14のはカキ君のおかげだ命を助けてもらった
40:18ことと言いどれだけお礼をしても押し
40:20尽くせない本当にありがとういえ前に進め
40:25たのは彼女自身が頑張ったからです君は
40:30本当にいい人だな君になら日向を任せ
40:34られるゆくゆくはこの会社の後継なんかも
40:38視野に入れていいなもうちょっとお父さん
40:42たら気が早いよ突然の社長の言葉に顔を
40:47赤くしながら慌てていると同じ色にまじり
40:51を染めた日向さんが頬を膨らませて社長を
40:55叩く明るい笑い声がが部屋の中に響いた
40:59そのことに幸せを感じながら俺は自分も
41:03一歩前に踏み出さないといけないと決意し
41:06たその週の土曜日俺は1人で兄のとへ
41:11向かった兄は前の会社の近くにある
41:15マンションで1人暮らしをしているだけど
41:18オートロックで記憶にある部屋番号を押し
41:22ても誰も出なかった首をかげていると部屋
41:26の住人らしき人が来たので場所を
41:29譲るあのすみません606号室に乾期と
41:34いう人がいたと思うのですが譲ったついで
41:38に思い切って尋ねてみたすると驚くことに
41:42その部屋は今空部屋だと伝えられる確か1
41:46ヶ月ぐらい前に引っ越して行ったよどこに
41:50行ったかまではさすが
41:52に教えてくれた住人にお礼を言って俺は
41:56実家に電話をかけ
41:58両親に聞けば安城兄はそこにいるという車
42:02を飛ばして実家に帰った実家は高速道路を
42:06使えば30分で行けるところにある両親へ
42:10の挨拶もそこそこに俺はぴっちりと閉じ
42:13られた兄の部屋の前に立ったなんでも自分
42:18のミスを部下に押し付けていたことが発覚
42:21して激怒した社長にやめさせられたそうよ
42:25それから全然出てこないの
42:28心配そうな母を下がらせて兄さんと声を
42:32かけた反応はなかったがそこに兄がいる
42:35気配は感じる兄さん俺今花月旅行会社って
42:41いうところで働いているんだ名前の通り
42:44旅行会社でね前の仕事の経験がとても役に
42:49立ってるそれにそこで一生大事にしたい
42:52女性とも出会った今の俺は順風満々だよ
42:57真としたしけさが帰ってくる俺は構わずに
43:01話し続ける兄さんが俺にやったことは俺を
43:05ひどく傷つけたあでも俺は前に進みたいだ
43:11からここに来た兄さんがもし俺に対して
43:15申し訳ないって思ってるんならこの扉を
43:18開けてほしい話をしようお互いが前に進む
43:23ためにやっぱり反応はなかった俺はは辛抱
43:27強く待った兄が扉を開けるのやがて部屋の
43:32中で着れの音がしたと思うとゆっくりと扉
43:36が開いた少水しきった様子の兄が姿を
43:40見せるやれた顔の兄と視線がぶつかる瞬間
43:46兄は膝から崩れ落ちた風すまなかった社長
43:50に可いがられているお前への嫉妬に負けて
43:54俺はお前に本当にことをした周りにもお前
43:59だけが優秀って比べられてどうしても我慢
44:03できなかったんだ初めは小さな嫌がらせ
44:06だったのがだんだんエスカレートしていっ
44:09てしまってなのにお前は会社を辞めた後で
44:13もそのことを誰にも言わなかった謝って
44:17許されるとは思っていないけどお前のため
44:21になるというのなら俺は何度だって謝罪を
44:25するしお前とも話をしよういやしてくれ俺
44:31は俺はこんなダメな兄貴だけど俺お前の
44:36兄貴で痛いんだ前みたいにお前と俺は涙を
44:41落としながら言う兄に俺は胸を締めつけ
44:44られる兄さん謝罪はもうそれで十分だよだ
44:49からたくさん話をしよう昔みたいにさ兄は
44:55顔をあげて頷くと
44:57涙を拭って俺を部屋へと招き入れてくれた
45:02それから半年が経った今の俺は日向さんを
45:05女子席に乗せて安全運転で車を走らせて
45:09いるそういえば兄さんの就職先が決まった
45:13んだそうなんだそれはよかった日向さんは
45:18まるで自分のことのように喜んでくれた
45:21それがとても
45:23嬉しいあついた日向さんの言葉通り
45:27目の前に目当ての旅館が現れた広い駐車場
45:31は車を止めやすくてなんなく駐車すること
45:35ができた俺たちは再びツアープランの下見
45:39に来ているこれもカップル向けカップル
45:42向けのツアープランの下身は俺と日向さん
45:45で行くのが今では当たり前になっている
45:49春雨旅館のツアープランを発売してから
45:52うちの会社のプランはとてもいいと評判に
45:55なりあちこちのからプランの相談をされる
45:59ようになったおかげで小さい会社だった
46:02うちはそろそろ上場しようかと社長が
46:05考えるほどに成長した車を降りると塩の
46:10香りが鼻をついた今度の旅館は海のそばに
46:14立っているのが売りだプライベートビーチ
46:17もあるらしい日向さんは大きく伸びをした
46:21それから俺の腕に自分のそれを絡めてくる
46:25じゃあ荷物を置いたら早速プライベート
46:28ビーチに行こうかもちろん水着着用ね日向
46:33さんお仕事で来てるんだからあんまり
46:36はしゃがないでね分かってます心から楽し
46:40そうな彼女に俺の口元は自然と緩んだ人は
46:44見えないところに何かしらの傷を必ず抱え
46:48ているものだその傷は人それぞれでだから
46:52それを馬鹿にしたり大したことないと
46:55頭ごなしにしてはいけないその傷ごと相手
47:00を受け入れるそうすれば傷が癒される日が
47:03来る彼女が今トラウマを乗り越えて旅行に
47:07行くことも人前で肌をさらすこともできる
47:11ようになったみたい
47:15に
Browse More Related Video
【2ch 馴れ初め】職場の熟女パートさん達と温泉旅行。熟女「見たけりゃ好きなだけ見ていいよｗ」俺「マジですか！？」→全員とヤリまくった結果ｗｗｗ【ゆっくり解説】
【2ch馴れ初め】突然ヤクザが現れ震えている定食屋の母娘→常連客の俺が正体を明かし助けた結果...【ゆっくり】
【スカッと】相談無しで結婚式に夫と子供5人を連れてきた幼馴染「ビュッフェだし良いじゃんｗ」→すると温厚な新郎が…【漫画】【アニメ】【スカッとする話】【2ch】
【2ch馴れ初め/感動名作】美人婦警に街で職質された俺→「俺も警察だ」と伝えた結果
【馴れ初め 感動】悪酔いした美女を送ったら…彼女はまさかの社長だった！クールな彼女に冗談で告白すると、妻「好きにしていいわよ♡」好きにした結果…【朗読】
【2ch感動】親を亡くし施設に入れられそうになった私…独身のオタクおじと暮らした結果…
5.0 / 5 (0 votes)
