VCから資金調達しない方がクール?アンチVC時代の資本政策

勝木 健太【公式】
18 Mar 202403:54

Summary

TLDRこのビデオスクリプトでは、VCのファンドサイズが米国で急増し、そのためにVCがスタートアップ企業家に求めるイグジットの希望感も増えていると指摘。しかし、インターネットビジネスの成長が昔ほどではなく、VCの利害とスタートアップの目的が一致しない場合があるという現実を示す。独立したスタートアップの増加や日本におけるファンドの大型化やIPOの弊害についても触れ、自己資本で始め、必要に応じて戦略的な投資を取り入れるという最適な資本構成を提案している。

Takeaways

  • 📈 VCファンドの規模は米国で過去5年で急増している。
  • 🚀 VCがスタートアップ企業家に求める退出時の希望感も増大している。
  • 🌐 インターネットビジネスのフロンティアが減少しているという現実問題がある。
  • 🤝 VCの利害とスタートアップの成長戦略がマッチしなくなっている。
  • 🏆 独立系スタートアップが増え、VCからの資金調達を避ける動きがある。
  • 💡 シンプルなビジネスモデルを優先し、スモールビジネス的な発想が注目されている。
  • 🌏 日本でもファンドの大型化や小規模IPOの弊害が議論されている。
  • 💼 初期から自己資本でビジネスを進めることが推奨される。
  • 💹 資金調達は、明確な競合や市場でのトップになる必要がある場合に適している。
  • 🤖 特定の業界では、初期からのVC資金調達がほぼ必須となっている。
  • 🔍 最適な資本構成は事業の性質に応じて考えることが重要。

Q & A

  • VCのファンドサイズがどのように変化したと説明されていますか?

    -米国において、ここ5年10年でVCのファンドサイズが大幅に増加したと説明されています。

  • VCがスタートアップ企業家に求めるイグジットの希望感はどのようになっていますか?

    -VCのファンドサイズが増加したことにより、VCがスタートアップ企業家に求めるイグジットの希望感も増えているとされています。

  • インターネットビジネスのフロンティアがどのように変化していますか?

    -インターネットビジネスのフロンティアは、ビッグテックが大幅に成長したことであまり見当たらないという現実問題があると説明されています。

  • VCの利害とスタートアップの利害がどのようにマッチしていないとされていますか?

    -VCのファンドサイズの増加とそれに伴うイグジットの希望感の高まりに対し、インターネットビジネスのフロンティアが見当たらないことが、VCの利害とスタートアップの利害がマッチしていない原因とされています。

  • インディーズスタートアップとはどのような企業ですか?

    -インディーズスタートアップとは、VCからの資金調達をせずに、ユーザーやクライアントに求められるようなビジネスを作ろうとする企業のことを指しています。

  • 日本におけるファンドの大型化やスモールIPOの弊害とは何ですか?

    -特に日本では、ファンドの大型化やスモールIPOが東小グロースの試用感が良くないという弊害があるとされています。

  • 自己資本でビジネスを始めるべきか、それとも借入れを初期から行うべきかという意見にはどのように述べられていますか?

    -自己資本でできるだけビジネスを始めてから借入れを行うべきだと一般的に言われていますが、一方で借入れは初期から行い、エンジェル投資なども活用することが奨励されています。

  • エンジェル投資の利点とは何ですか?

    -エンジェル投資は単なる資金獲得だけでなく、専門性を持った投資家の知識やネットワークを利用できるという利点があると説明されています。

  • 売上や利益の成長が実現された場合、株式の放出はなぜ意味があるとされていますか?

    -株式の放出によって、売上や利益の成長が実現された場合、投資家の持ち株比率が下がっても、全体のビジネス価値が向上するため意味があるとされています。

  • 初期からVC調達に頼るべきでない理由は何ですか?

    -特殊な事業でなければ、外部資金調達にすぐに頼ることは避けるべきで、自己資本やエンジェル投資を活用し、事業の成長を築くことが重要であるとされています。

  • 事業の性質に応じて最適な資本構成をどうやって考えるべきか教えてください。

    -事業の性質に応じて、特殊な事業であれば初期からVCファイナンスが必須とされる場合もある一方、一般的には自己資本やエンジェル投資を優先して外部資金調達を控えることが推奨されています。

Outlines

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😀 VCのファンド拡大とスタートアップの変化

この段落では、アメリカのVCファンドの規模が過去5年で大幅に拡大し、それに伴いVCがスタートアップ企業家から求めるエグジットの希望が高まっていると述べています。しかし、インターネットビジネスのフロンティアが減少しており、VCの利害とスタートアップの成長目標が一致しなくなっているという現実問題もあります。また、独立系スタートアップが増え、VCから資金調達をせずにビジネスを築き上げる動きが米国で見られると報告されています。

Mindmap

Keywords

💡オフトピック

「オフトピック」とは、本題からそれて別の話題に話が行かれることを指します。このビデオでは、スタートアップ界隈のポッドキャスト番組から話を始め、それからVCのファンドサイズやスタートアップ企業家への要求など、本題に関連する様々な要素に触れています。

💡VCスタートアップ

「VCスタートアップ」とは、ベンチャーキャピタル(VC)の資金提供を受けて事業を開始するスタートアップ企業のことです。ビデオでは、VCのファンドサイズが大きくなり、それによってVCが求めるスタートアップの成長率やリターンが高まっていると説明しています。

💡ファンドサイズ

「ファンドサイズ」とは、投資ファンドが保有する資金の総額を指します。ビデオでは、特に米国においてVCのファンドサイズが過去5年で大幅に増加し、その影響でスタートアップ企業家への要求も高まっていると触れています。

💡イグジット

「イグジット」とは、企業を売却することを意味します。ビデオでは、VCが求めるイグジットの希望感が高まっていること、また、一部の企業家がVCから資金調達を避け、より小規模で安定したビジネスを目指していることを示しています。

💡インターネットビジネス

「インターネットビジネス」とは、インターネットを通じて行われる商業活動のことを指します。ビデオでは、インターネットビジネスのフロンティアが減少している現状と、それに伴いVCとスタートアップのマッチング問題が指摘されています。

💡エンジェル投資

「エンジェル投資」とは、個人投資家による初期段階の企業への投資を指します。ビデオでは、エンジェル投資家の専門知識やネットワークを活用して、資金だけでなくビジネスの成長を促すことが議論されています。

💡自己資本

「自己資本」とは、企業が自身の資金で事業を運営することを指します。ビデオでは、自己資本でできるだけ事業を進めることが、最適な資本政策の一つであると述べられています。

💡スモールIPO

「スモールIPO」とは、小規模な企業が行う株式公開のことです。ビデオでは、日本においてスモールIPOの弊害や、その代替としてのイグジットの考え方について触れています。

💡ウィナーテクニック

「ウィナーテクニック」とは、市場で唯一の勝者になる戦略を指します。ビデオでは、特定の市場で急速にトップに立ちたい場合、初期からVCの資金調達が重要になる点が議論されています。

💡参入障壁

「参入障壁」とは、新しい企業が市場に参入するのを難しくする要因のことを指します。ビデオでは、特定の業界では高い参入障壁のために、初期の資金調達が不可欠であると説明しています。

💡資本構成

「資本構成」とは、企業が保有する資金の種類や割合を指します。ビデオでは、事業の性質に応じて最適な資本構成を考えることが重要であり、外部資金への依存を避けるべきだと述べています。

Highlights

米国のVCファンドサイズが過去5年10年で大幅に増加している。

VCがスタートアップ企業家に求めるイグジットの希望感も増えている。

インターネットビジネスのフロンティアが減少しているという現実問題。

VCの利害とスタートアップの利害がマッチしない状況が生じている。

インディーズスタートアップが増え、VCからの調達を避ける動きがある。

ユーザーやクライアントのニーズに応えるビジネスを優先する考え方。

日本でもファンドの大型化やスモールIPOの弊害が議論されている。

日本のスタートアップがIPOを目指すのではなく、イグジットを優先する傾向がある。

自己資本でできるだけビジネスを進めることが望ましいという意見がある。

借入れやエンジェル投資は資金だけでなく専門性や戦略的価値をもたらす。

エンジェル投資を通じて売上や利益の成長を促すことができる。

自己資本主義よりも戦略的資本投入がビジネス成長に役立つ。

初期からVC調達に頼るべきではないという考え方がある。

競合が激しい市場や参入障壁の高い業界では初期のVCファイナンスが必須。

事業の性質に応じた最適な資本構成を考える必要がある。

特殊な事業を行わない限り、外部資本に頼るのは避けるべきという考え方。

自己資本主義がこれまで主流であり、これからも主流であるべきだとの見方。

Transcripts

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はい本日はオフトピックというですねま

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スタートアップ界隈で比較的有名なポッド

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キャスト番組があってですねそこでインズ

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VCスタートアップの時代っていう動画が

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あってこれが非常に有益だったのでこちら

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でご紹介させていただければという風に

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思いますまずこれ結論から言うとですね

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VCのファンドサイズが特に米国において

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ここ5年10年でめちゃくちゃ増えたとで

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それに伴ってVCがスタートアップ企業家

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に求めるイグジットの希望感っていうのが

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増えているとただ一方でインターネット

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初期の例えばガーfamamだとかに代表

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されるようなビッグテックがま大幅に成長

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したほどには残されたフロンティアが

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インターネットビジネスの世界であまり

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見当たらないというのも現実問題として

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あってなのでそういったまVCの利害と

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スタートアップ起用化の利害っていうのが

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ちょっとマッチしなくなってきてここに来

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てその調達をVCからせずにVCから調達

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したかのような大幅な成長を目指そうと

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するインディーズスタートアップという

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言い方があるらしいんですけどこういった

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企業家が米国では増えてるという話ですね

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VCが求めるようなリターンを出すような

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会社を作るよりかはシンプルにユーザーで

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あったりクライアントに求められるような

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ビジネスをまずは作るっていうのでよく

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ないかといわゆるスモールビジネス的な

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発想なんですけどもこちらについてはま

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実際そうですね日本でもファンドの大型か

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みたいな話はあって特に日本の場合は東小

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グロースの試用感があまり良くないという

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のとスモールIPOみたいなものの弊害と

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いうのが語られつつあるのもあってですね

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いきなり会社員から起業していきなり

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IPOを目指すてよりかはま1社目で一旦

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イグジットをしてそこから次の展開を

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考えるみたいな記憶が私の身近でも増え

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てるというのは事実ですというところで

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じゃあ最適なま資本政策ってのはどの辺り

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にあるのかって話なんですけどもよく言わ

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れるのはま行けるところまでは自己資本で

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行った方がいいという話があってこれは私

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もある程度同意なんですけども一方で

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借入れというのは私的には全然初期から

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やっていいと思うのとあとはエンジェル

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投資も例えばただただ資金を得るだけじゃ

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なくて専門性を持った方にエンジェルで

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入っていただくとかあとは売上を明確に

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あげる反論を作ってくるそうな方を

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エンジェルとして戦略的に引き入れて

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例えば株式の全体の5%とか10%ぐらい

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を放出するとで仮に1010%を放出した

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という場合でもその分自分の持ち株比率が

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100%から90%になりますけどただま

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その分例えば1.11倍ぐらいの売上成長

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だとか利益成長が実現されれば全然ある

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意味ペイするとは思いますので完全なる

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自己シシンてよりかはもしかしたら戦略的

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に売上だとか自社に足りないパーツを

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もたらしてくれるようなエンジェルを

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突き入れていくっていうそれも比較的早い

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段階でというのも1つありだなと思って

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ましてなのでで基本的に初期からVC調達

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というのに安易に頼るべきではないんです

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がただ例えば明確な競合がいてすぐに

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追いついてウィナーテクオルな市場で圧倒

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的トップになりたいとかあとは参入障壁が

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めちゃくちゃあって圧倒的な資本が必要な

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例えばフィンテッ系だとかあとはまライド

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シア系だとかそういった業界だと初期から

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のVCファイナスってのはほぼほぼ必須な

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気もしているのでもちろん言うまでもなく

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事業の性質によるというのがま最適なシ

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構成を考える時には大前提の会にはなるん

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ですけどただ基本的にはそういった特殊な

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事業を行うのでなければ一般的にはできる

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だけ外部調達にいきなりは頼らないという

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資本構成これがまこれまでも主流でしたし

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まこれからも主流であるべきかなという風

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に思いますはい本日は以上です

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