SDGsを学ぼう・目標15「陸の豊かさも守ろう」

練馬区立図書館公式チャンネル

24 Mar 202214:17

Summary

TLDRこのビデオスクリプトは、持続可能な開発目標（SDGs）の第15項「陸の豊かさの守り」について解説しています。行政書士の竹山さんが、植物や動物の多様性、生態系の保護、森林の持続可能な経営、絶滅危惧種の増加、環境改善の取り組みなどを紹介。また、レッドリスト、CITES、RAMSAR条約など、国際的な取り組みや、個人が日常の生活で行える3R（reduce, reuse, recycle）のアドバイスも含まれています。

Takeaways

🌍 SDGs（持続可能な開発目標）は、2015年に国連で決定された国際的な目標で、17の目標と169のターゲットが含まれています。
🌳 陸の豊かさを守るため、植物は私たちの食料の80%を提供しており、その重要性は非常に高いです。しかし、人間の活動により森林が急速に失われています。
🌲 世界では1分間に25ヘクタールの森林が失われており、これは北海道と九州を合わせた広さに匹敵する規模です。
🐘 地球上の陸生動物の22%が絶滅の危機にさらされており、これには多くの動物が含まれます。8%はすでに絶滅しています。
🌿 SDGsでは生態系の保護や持続可能な森林管理、生物多様性の損失防止を目指しています。
📜 絶滅危惧種を保護するためにレッドリストやワシントン条約、ラムサール条約などの取り組みが行われています。
♻️ 私たちができる取り組みとして、Reduce（削減）、Reuse（再使用）、Recycle（再資源化）の3Rが挙げられます。
📚 図書館を利用してSDGsに関連する本を読むことも、私たちができる小さな取り組みの一つです。
🌱 昔の自然環境の話を聞くことで、現在の環境問題について考えるきっかけになるかもしれません。
📖 おすすめの書籍として『本当はすごい森の話』や『木を植えた男』、『コーヒー豆を追いかけて』などが紹介されています。

Q & A

SDGsとは何ですか？
-SDGsは持続可能な開発目標のことで、2015年9月に国連で開催されたサミットで国際社会共通の目標として設定されました。貧困や飢餓、気候変動など21世紀の世界が抱える問題に対応するための17の目標と169のターゲットで構成されています。
SDGsの15番目の目標『陸の豊かさも守ろう』では何を目指していますか？
-SDGsの15番目の目標は、陸上の生態系を守り、森林の持続可能な利用を促進し、生物多様性の損失を防ぐことを目指しています。具体的には、森林破壊の防止や絶滅危惧種の保護などが含まれます。
植物が私たちの食料にどの程度依存しているか、正解の割合は何％ですか？
-人間は食料の80％を植物に依存しています。これは非常に高い割合であり、植物が私たちの生活に欠かせないことを示しています。
森林破壊が進んでいる速度はどのくらいですか？
-現在、森林破壊は1分間に25ヘクタールのペースで進行しており、これは年間で103万平方キロメートルに相当します。この速度は過去のペースと比較して30倍から35倍のスピードで進行しています。
地球上で確認されている動物種のうち、絶滅した種と絶滅の危機に瀕している種の割合はそれぞれどのくらいですか？
-絶滅した動物は全体の8％、絶滅の危機に瀕している動物は22％です。これらの割合は動物の種が急速に減少していることを示しています。
SDGsが掲げる生態系の保護とは何ですか？
-SDGsは生態系の保護を掲げています。生態系とは、生物が互いに関わり合いながら、一つのまとまった仕組みとして働いているものです。持続可能な森林管理や生物多様性の保護を通じて、生態系のバランスを維持することが目標です。
生物多様性の損失を防ぐためにはどのような取り組みがされていますか？
-生物多様性の損失を防ぐためには、森林の開発を制限し、農薬や化学物質の使用を抑え、外来種の持ち込みを管理することが重要です。また、地球温暖化に対処し、絶滅危惧種を保護するための国際条約も策定されています。
レッドリストとは何ですか？
-レッドリストは、国際自然保護連合（IUCN）や各国の団体が作成する、絶滅危惧種を分類したリストです。絶滅した種や絶滅の危険が高い種をランク付けし、保護の必要性を示しています。
バシントン条約とラムサール条約の目的は何ですか？
-バシントン条約（正式名称：絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約）は、野生動植物を国際的な取引から保護することを目的としています。ラムサール条約は、地球規模で移動する渡り鳥を保護するための条約です。
私たちが日常生活でできる環境保護の取り組みにはどのようなものがありますか？
-日常生活でできる環境保護の取り組みには、3R（リデュース、リユース、リサイクル）があります。ものを減らし、再利用し、再資源化することで、環境に優しい生活を送ることができます。また、地域の環境保護活動や図書館で関連書籍を読むことも効果的です。