楽天の2024年通期決算について解説します

Summary

この動画では、楽天グループの最新の決算報告を元に、同社の事業状況について解説されています。特に、モバイル事業の赤字削減と売上の増加、また宇宙通信技術への投資や、それによる評価額の向上が取り上げられています。しかし、楽天モバイルの赤字やEC事業のピークを迎えたこと、金融事業の切り売りなどの懸念も指摘されています。楽天の未来については、設備投資や宇宙通信技術が鍵を握るとされていますが、依然として不確実性が残る状況です。

Takeaways

• 😀 楽天は2024年12月期の決算報告で過去最高の売上を記録し、営業黒字に戻った。
• 😀 営業黒字に戻った主な理由は、宇宙に巨大なアンテナを打ち上げてモバイル通信を強化したこと。
• 😀 楽天は早期にSTという企業に投資しており、その評価額が1000億円に達した。
• 😀 楽天モバイル事業は過去最高の売り上げを達成し、ITDAで単月黒字を記録した。
• 😀 楽天モバイルの獲得件数は前年より約30万件増加し、月10万件以上のペースで伸びている。
• 😀 モバイル事業は依然として大きな赤字が続いており、2025年も引き続き15億円の投資が必要。
• 😀 楽天モバイルは他キャリアと比較して、ARPU（1人当たりの売上）が低い。
• 😀 楽天モバイルの回線エリア拡大には課題があり、マイクロセル技術を導入しているが、依然として競争力に問題がある。
• 😀 楽天のEC事業はピークを過ぎ、前年同期比で売上が減少している。
• 😀 楽天は金融事業の切り売りを進めており、楽天カードの15%を売却したことで、経済圏の一部が失われつつある。

Q & A

楽天の2024年12月期の決算報告での大きなトピックスは何ですか？

楽天は過去最高の売上を記録し、営業黒字に転換しました。特に衛星技術への投資が大きな要因とされています。

楽天の営業黒字に転換した理由は何ですか？

営業黒字に転換した理由は、楽天が衛星通信技術に投資し、宇宙に巨大なアンテナを打ち上げ、通信範囲を拡大したことが大きな要因です。

楽天モバイルの赤字削減にどのようなギミックがあったのでしょうか？

楽天モバイルは、グループ全体に対する貢献をEITDA（税引前利益）に加算し、その結果として赤字幅が縮小したと説明されています。

楽天モバイルのARPU（1人当たりの売上）は他のキャリアと比較してどうですか？

楽天モバイルのARPUは他のキャリアに比べて低く、約2000円であり、他のキャリアの約3000円台後半と比較して半分近くしか売上を出せていません。

楽天モバイルが抱える課題は何ですか？

楽天モバイルは、低いARPUや赤字の縮小に限界があり、さらなる投資が必要な状態で、競争力を高めるために基地局の強化が求められています。

楽天のEC事業の現状はどうなっていますか？

楽天のEC事業はピークを過ぎており、前年度比で売上が減少しています。このままではモバイル事業に依存しすぎる恐れがあります。

楽天が金融事業を売却する理由は何ですか？

楽天は、銀行や証券などの金融事業を切り売りしており、これは資金調達や経営の効率化を目的としていると考えられます。特に楽天カードの15%の売却が注目されています。

楽天モバイルの将来についてどう考えられますか？

楽天モバイルは、将来的に宇宙からの電波が普及することで地上のインフラの価値が減少する可能性があり、その影響をどう乗り越えるかが重要です。

ホリエモバイルはどのようなサービスを提供していますか？

ホリエモバイルは、楽天モバイル回線を使用したWi-Fiサービスを提供しており、国内外で無制限のデータ通信を提供するなど、便利なプランを展開しています。

楽天モバイルがMNOに移行したことに対する疑問点はありますか？

楽天モバイルがMVNOからMNOに移行したことには疑問もあります。設備投資が大きく、リスクを取る必要があったのかという点が懸念されています。