「『データ利活用による個別最適な支援』~大阪市におけるスマートスクール次世代支援事業~」大阪市教育委員会事務局 学校運営支援センター 高橋 直樹 / 山本 圭作
Summary
TLDR大阪市教育委員会は次世代支援モデル実証事業を紹介しています。このプロジェクトは、データを活用して学習記録を可視化し、学校運営や教育の質向上を目指しています。具体的には、児童生徒の出欠情報や学習データを統合したダッシュボードを提供し、教員の指導を支援します。新システム導入により、教員の業務が効率化され、児童生徒一人ひとりに最適な教育が提供されることを期待しています。
Takeaways
- 📚 大阪市は410の小中学校を持ち、約16万6千人の児童生徒と約1万2000人の教員が在籍しています。
- 🖥️ 平成29年から3年間、文部科学省は学習記録データの活用を目指した次世代支援モデル実証事業を開始しました。
- 🎓 この実証事業の目的は、データの可視化を通じて学校運営や教育の質を向上させることです。
- 📊 データの可視化により、校長や教職員が学級運営や児童生徒指導に役立つ情報を得られるようになりました。
- 🔍 平成26年度から収集されているデータと新たに取得する学習データを連携させ、ダッシュボードを通じて学校に提供しています。
- 🌦️ 児童生徒は日々の心の天気を入力し、教員がそのデータを活用して児童生徒の心の変化に気づく仕組みを導入しました。
- 🚦 データから自動的にアラートを設定し、教員が児童生徒の異常を迅速に把握できるようになっています。
- 📱 児童生徒の個別教育支援計画や指導計画をデータ化し、教員間で共有することで支援の質を高めています。
- 📝 教員はデータを活用して児童生徒の状況を把握し、個別の指導や支援を行っています。
- 🏫 大阪市のこの取り組みは、初等中等教育の改革と個別最適化された学びの実践例として評価されています。
Q & A
大阪市の教育に関連する次世代支援モデル実証事業とは何ですか?
-次世代支援モデル実証事業は、文部科学省が推進するプロジェクトで、学習記録や情報を可視化し、学校教育の質を向上させることを目的としています。
大阪市の小中学校の規模はどのくらいですか?
-大阪市の小中学校は410校あり、児童生徒は約16万6千人、教員は約1万2000人います。
実証事業の目的は何ですか?
-実証事業の目的は、有益なデータの可視化を実現し、管理職や教委が学校運営や学級経営に携わることを支援することです。
学校におけるデータ活用のあり方とは何を指しますか?
-データ活用のあり方とは、学校における情報プライバシーの保障を前提に、教員による学習指導や生活指導の質の向上を図ることを指します。
実証事業でどのようなデータを利用していますか?
-実証事業では、学習記録データや出席情報、健康診断記録、心の天気など、様々なデータを利用しています。
児童生徒ボードとは何ですか?
-児童生徒ボードは、学校に提供されるダッシュボードで、児童生徒の情報を集約化し、教員が日常的に入力する出欠情報や学習データなどを一元管理することができるツールです。
学級ボードの機能は何ですか?
-学級ボードは、学級の状況を一覧化し、クラスの様子や学習の様子を可視化することで、教員がより効果的な指導を行うためのツールです。
心の天気とは何を表していますか?
-心の天気は、子どもたちの感情状態を可視化する指標で、教員が子どもの心理的な状況を把握し、適切な指導を行うための仕組みです。
個別指導計画の重要性とは何ですか?
-個別指導計画は、必要に応じた教育や支援を行うために、児童生徒一人ひとりのニーズに応じた計画を策定し、教育の質を向上させるために重要です。
実証事業の成果として、どのような効果が期待されますか?
-実証事業の成果として、学習指導や生徒指導の充実、保護者への情報提供の向上、学校運営の改善が期待されます。
Outlines
🏫 大阪市の教育モデルとデータ活用
この段落では、大阪市の教育モデルとデータ活用について紹介されています。大阪市の教育状況を概説し、小中学校の生徒数や教員数を示します。さらに、文部科学省が推す次世代支援モデルの実証事業について説明しており、学習記録の可視化やデータ活用のあり方、情報セキュリティの確保を目的としています。大阪市は、学校教育の質向上を図るために、教員や管理職、教育委員会に期待や要望を聞き取り、データの活用を計画しています。
📊 データ可視化による学校運営の改善
第二段落では、大阪市の学校運営の改善に取り組む取り組みが紹介されています。学校のデータ可視化を通じて、管理職や教育委員会が学校運営や学級経営に参加することを目指しています。学校に47回のヒアリングを行い、教員や養護教諭からの意見をもとに、データのニーズを分類し、ダッシュボードを通じて情報を提供しています。さらに、学習型データの活用や、教員や養護教諭が入力するデータの連携についても触れられています。
👨🏫👩🏫 教員による個別指導の充実
最後の段落では、教員による個別指導の充実について語られています。教員が生徒一人ひとりの状況を把握し、必要に応じた指導を提供する仕組みが構築されています。学習データの可視化や、心の天気や出欠情報などの生徒の状況を捉えるシステムが活用され、教員が効果的な指導を行えるようになっています。また、個別の指導計画や支援計画のデジタル化、教員間の情報共有の重要性についても強調されています。
Mindmap
Keywords
💡次世代支援モデル実証事業
💡データ活用
💡学習指導
💡学校運営
💡児童生徒データ
💡情報セキュリティ
💡学級ボード
💡個別指導
💡デジタルツール
💡心の天気
💡個別教育計画
Highlights
大阪市教育における次世代支援モデル実証事業の取り組みについて紹介。
小中学校410校、児童生徒約16万6千人、教員約1万2000人の規模。
文部科学省主導での情報連携により学習の可視化とデータ活用のあり方を探求。
教員による学習指導や生活指導の質の向上を目指す実証事業の開始。
学校運営の改善と学校教育の質の向上を図る具体的な取り組みの紹介。
学校教育におけるデータの活用と情報セキュリティの重要性。
学校の期待や要望をもとに47回のヒアリングを行い、ニーズを分類。
学習型データなど8つのデータを連携させ、ダッシュボードとして提供。
教員や養護教諭が日常的に入力するデータと連携データの活用方法。
児童生徒1000名のデータを提供する児童生徒ボードの紹介。
学級ボードによる学級の状況一覧化とリアルタイムの可視化。
学習型アラートの仕組みと効果的なフィードバックの提供。
心の天気機能で子どもたちの感情を把握し、教員が適切な対応を行う仕組み。
個別教育計画や指導計画のデジタル化と教員による個別支援の強化。
データの活用による教員の指導法の伝承と効果的な教育提供。
実証校の教員が一日の活動を通じてデータの活用の様子を紹介。
システム導入により教員の肌感覚の変化と子どもとの関わりの重要性の再認識。
データ活用による学習指導の充実と保護者への情報提供の充実。
個別最適な学びの提供を目指す大阪市の取り組みの総括。
Transcripts
大阪市教育に体でございますそれ本日は
あの
次世代だご支援モデル実証事業につきまし
て
大阪市 no 取り組みについて号哭を
申し上げます
まずは大阪市の概要でございますけれども
小中学校はこの形で410論語児童生徒は
約16万6千に教員は約12万が
1万2000 new 国へおります
で今回7文部科学省は平成29年から3
カ年
防具の情報と学習記録データと有効に
つなげ
学びを可視化することを通じて学校におけ
るデータ活用のあり方や学習記録のデータ
化の方法情報プレイセキュリティの担保す
前提とする連携方等の実証検証を行い
教員による学習指導や生活指導等の質の
向上や学級等学校運営の改善と学校教育の
質の向上を図る
を投手とした次世代がご支援モデル実証
事業スタートいたしましああああああああ
本誌の会実証事業の目的りとしまして有益
なデータ
エビデンスの可視化を実現し管理職や教委
の学校運命学級経営に位置することとし
ました
計画策定に当たりましては学校に47回
野間ヒアリングを行い結構長教務所に教員
養護教諭などからデータ活用に対する期待
や要望をお聞きしましたいただきました
要望を111戸実勢に惜しいこれらを描く
るー6体力向上
安心安全な学校学校運営の充実の3つの円
テーマとダーク秀麗理解度昔日酔い生活
状況の把握など12のニーズに仕分け分類
をしました
カチュアデータは平成26年度から日々
積み上げられている本家でた大
今後新たに取得する学習型データなど8つ
のデータを連携させ
ダッシュボードんとして児童生徒情報集約
化しかし学校に提供致しました
また連携データーは提供するだけではなく
学校運営や脱臼経営
児童生徒指導や役所指導などでどのような
で大活用に豪華感
a
あるの顔も仮説現象を致しました
自称高は以後こう
児童生徒1000名のデータを提供した
児童生徒ボードでございますこの画面は
先輩のと帽子キーで教員の意見を聞き
ながら8型の画面実装を行いました
な本事業では実証に c 予算で例は2年
9月から昨年ですが全小中学校に児童生徒
のデータを提供しています
校長は校長室から
教員は食塩室の候補支援パソコンから二校
の全児童生徒のデータにアクセスできるに
しておりますエイ
児童生徒ボードの鐘連携データーでござい
ます
青色
いやの右の方の画面ですよ青色が今計の
データ赤色が学習型のデータでございます
左から重症だ緊急連絡先
食物アレルギーなどあ
基本場や越境は共有配慮事項
仲程
は出欠情報
奈良法華質量記録
心の天気などの生活の様子で右足ですがは
デジタルドリルなどの学習の様子を表示し
ております
青色の子向けデーターは教員や養護教諭が
日常的に入力する出欠情報や誤検出量気力
と連携しているため新たに教員が入力する
という作業は生じません
で学習データなどさまざまな情報を連携主
やったしております
実証校の校長や教委の要望から誕生した
学級の状況一覧化して見ることができる
学級ボードでございます学級ボードはタイ
語ないんだよまっクラスの様子生活の様子
学習の様子で構成されておりますタイム
ラインでは各情報における新着情報や各が
号があらかじめ設定した
式うちに基づきアラート情報を守護いたし
ますん
アラート情報
設定でございます
よし出欠情報
ただ心の天地を計数法4記録などにおいて
例えば心の定義の入力状況においてついて
あの50日間のうち腫れが50%以下で
あること
3日続けて学校で休んでいることあるいは
決まった曜日におっ掲出を表している
などしきい値として設定していると学級
神戸自動制度ボードにアラートでその子と
セットの名前が出力されますアラートが出
ている名前をクリックすると先ほどの児童
生徒ボードに画面遷移たします
次に学習型アラートは実証では定期テスト
単元テストなどで前回と帰宅して個人の
得点率と100年後へい券特典列の値を
比較し
差が大きい
上位と下位のグループを10%表示する
などの仕組みを提供致しましたああああ
ああああ
児童生徒は入力する心の天気の場面で
ございますつ
エギがスクールの人1台端末からアプリを
クリックするとこの画面
日記があります子どもたちばその日の自分
の気持ちに近い電気を孫自答します
まあこのような気持ちは屋根雨ですといっ
た基準は設定したいため
a 子どもたちが自由に自分の心の様子を
入れますその中で読み取れる心の変容を
教員がどのように築いていくのかという
仕組みでございます
経済は m ナビの天気として事業5に
子供たちが転居に入力そう仕組みも提供し
ております
右側がクラスの天気な乳卵となっており
ます
青色が多いクラスは無理が多いクラスで雨
が続いての地蔵生徒などがわかるように
なっています
教員は児童生徒の様子や日々の変化を
みとり a 声掛けのきっかけとして活用
します
治療の左下は1 day のタブレットを
共有して入力する金でございまして他の
児童生徒が何を入力しているかを見ること
ができません
最後に個別教育個別の影響いく支援計画
個別の指導計画でございます
支援が必要な児童生徒日本語指導が必要な
児童生徒および不登校の児童生徒について
それぞれ必要事項への入力と官僚を行い
ます海火子にはペーパーレスでだ命を確変
しながら
回避を務めることができます
日常的に情報を共有することですべての
教員が強いが必要な児童生徒の支援計画を
教育し
個に応じた指導につなげますこのデータは
を
小学校から中学校に資することも終えでき
ます
本事業についてはて教育再生実行会議初等
中等教育ワーキンググループでも取り上げ
られ
a 逆修理できましたに6と大活用した
個別最適な学びの10%家の実践例として
紹介いただきました
このシステムま学習履歴でのしたりログは
もちろん生活利益であるライフロブ
地図を利益であるアッシュとログについて
もエビデンスデータとして落胆に包丁が
活用できる考えております次にはデータに
データを活用する驚異の1日について山本
納付等説明申し上げます
た
本実証事業を担当しておりました山本です
データを活用するが構造をイメージして
いただけるよう実証校の教員の1日や各
会議大イベントにおける活用の様子を
まとめました
カブシート右上にデータ入力データが後に
データからの指導として活用場面を表示し
ています
出勤後の興味がキーボードを確認 c 着
情報へアラート表示を確認して学級の様子
や声掛けが必要な子ども確認しています
職員室の朝
保護者からの欠席連絡の電話では児童生徒
ボード保健室利用記録などを確認しながら
昨日は某から保健室利用でしたねお大事に
してくださいという舞台を保護者の評判も
良く丁寧で芸名細かな対応ができています
露出の朝の様子
額は今後支援システムの黒フィアで職員
勝利を短縮またはなくしています教員は
教室に向かい朝の会では子どもたちの心の
天気を晴れ曇り姉か見られから選択し先生
の傍らでちょっとした歌謡しながら登録し
ます毎朝一人一人の顔を見ながら会話する
だ味の時間となっています
先生あのねちょっとした変化も見逃さない
ようになってきました
担任が毎朝クラスの児童生徒と話す機会が
できています朝学習
位は端末でデジタル取りずを活用中塾どこ
に合わせて出題される問題で舌トレ主体的
に取り組む気を室先生は個別指導が必要な
児童への支援に力を注いでいます
地形学
児童生徒はベース樽ドルで大変の仕上げ
問題に取ります教員はつまずいている
子どものそばに行き指導します it と
驚異の個別指導を組み合わせて個別最適化
に向けておりボーフムだしていますねこれ
らの学習データも先ほどの児童生徒ボード
で確認ができます
教員指導学級ボードにおける楽器の状況が
児童生徒ボードにおける一人ひとりの
子どもたちの状況
若手教員とベテラン教員が共に各に分析を
します子供の心の天気や出欠情報保健室
利用などから子どもへの声掛けや保護者部
の連携などを相談します蓄積されるデータ
が可視化されることでベテラン教員の経験
試験を書く用紙
詳細な状況把握や緑を深めることができ
ます
これにより次案の早期発見や適切な対処に
ついての指導法の伝承は可能となり包丁は
教員指導支援に活用しています
生徒一度制度理解児童生徒理解特別支援
研修会生活指導部会など多面的に子ども
たちを理解し指導の方向を決める会議が
増えています
自動調整とボードは顔写真まり必要な児童
が全て集約化され一人ひとりの子ども
折り返し3塗料中することに役立ってい
ます
また先輩教員の指導記録も記載されるため
同様の事案が消費設備の西方になります
店主釣りを
不調の応対をオウンとなる原因がつかめ
ない全身倦怠での保健室量があります
授業離脱しが姿勢は子どもたちの状況や
対応について包丁担任呼ぶ距離で共有し氏
の絵地図曲げることができます
僕者説明会懇談会で終えもすれば金なんか
前の限られた時期の情報が中心となること
がありましたがシステム導入口は学年当初
書当初からの子どもの変化や政治について
語ることができるようになりました
学校ヒアリングに入った際にベテラン校長
に驚異の肌感覚が鈍ってきたらとの表現が
ありました
大阪市では採用後10年マンの教員が
50%を超えました
包丁の話では若い時に専売教員から徹底し
て子どもとの関わりは指摘されていた
昨日と同じ服きてるなぁ
古いに入ってるかな朝ごはんを食べてきた
のかなと子供からの3位5雌花見逃さない
ことを厳しくまあ指導されてきたこれが
若手に十分に電鉄便座つができていない
大阪市の一つの課題でありこのことでした
じど政党による剃ることにこのボードは一
つのツールとして有効に活用ができるとの
お言葉をいただいています
新たなシステムを導入は教員の多忙化を
懸念しますけれどもこんな待ってたんやと
いう校長の雇用いただいています
データを活用することで得られる効果は
学習の指導の充実生徒指導の充実
保護者への情報提供
学校運営の充実でありましたた打球が環境
も活用しながらさらに個別最適たされた
学びを提供していきたいとおもいます大阪
市からは以上ですありがとうございますた
浏览更多相关视频
特別支援教育の基礎・基本
新学習指導要領に対応した学習評価(小・中学校編)(講師: 文部科学省初等中等教育局主任視学官 長尾篤志):新学習指導要領編 (校内研修シリーズ)No33
Meeting 20240528 034029 Meeting Recording
子供を性犯罪・性暴力の加害者・被害者・傍観者にしないための「生命(いのち)の安全教育」について(文部科学省 総合教育政策局 森本晋也):校内研修シリーズ No118
まなキキ・ラジオ(第一部・無印) 第2回 Bパート:「Learning Crisisとは何か」後編(1)解説
【聞いて覚える教採対策】生徒指導提要(令和4年12月) 第2章 第3章の重要項目
5.0 / 5 (0 votes)