【2024年6月7日】米5月雇用統計 トリセツ このところ発表された雇用関連指標は軒並み鈍化から悪化へ 重要イベントを前にプレビューをまとめておきます
Summary
TLDRこの動画では、世界経済の動向と米国の雇用状況について分析しています。ECBが市場予想通りに利下げを実施し、英国、米国も利下げに入ると予想されています。特に米国では雇用関連指標が鈍化しており、ジョル求人件数がピークから大幅に減少しています。5月の雇用統計発表が注目されており、景気の地行指標として重要な役割を果たしています。金利の変動は為替市場に大きな影響を与えるため、今回の統計結果は特に注目されるべきです。
Takeaways
- 🌐 竹内さんが述べたように、ECBが市場予想通りに利下げを行い、主要国がほぼ全て利下げに転じた。
- 📉 米国の経済指標が鈍化し、特に雇用関連指標が減速していることが目立つ。
- 📈 ジョル求人件数がピーク時の1200万件から800万件ちょっとまで減少し、回復の可能性は低い。
- 💼 今週発表される5月の雇用統計が重要で、労働市場の状況が景気の末期を示す可能性がある。
- 🇺🇸 米国は今年利下げに転じる可能性が高いが、具体的な時期は年末まで見極めが難しい。
- 📊 米国の政策金利は4%前後になる見込みで、経済は静かに減速していく可能性がある。
- 💵 ドル高は始まっており、収束する時期は経済指標の展開により分かれる。
- 🌀 政府・日銀が円外介入を行い、ドル円の動向に注目が集まる。
- 📈 ニュージーランドは利上げの余地を残しており、他の国と政策の格差が広がっている。
- 🏦 ECBは通過高通過で利下げに転じたが、今後の見通しを引き上げている。
- 📅 今後のFOMCの結果に注目し、6月の利下げはほぼ0%の可能性となっている。
Q & A
昨日のECBの利下げについて説明してください。
-昨日、ECBは市場予想通りに利下げを行いました。これにより、スイス、スウェーデン、カナダ、そしてECBが利下げに転じたことになります。
米国の経済指標の現状について教えてください。
-米国の経済指標は鈍化しており、特に雇用関連指標が減速しています。ジョル求人件数はピークの1200万件から800万件ちょっとまで減少しました。
今年から来年末にかけて米国の利下げの見通しはどうなっていますか?
-今年から来年末までに約5回の利下げが織り込まれており、政策金利は4%前後になると予測されています。
利下げがドル高に与える影響について教えてください。
-22年から始まったドル高は、利下げが進むことで収束する可能性が高いと予測されています。
雇用統計が重要視される理由は何ですか?
-雇用統計は景気の地行指標であり、景気の動向を把握するための重要な指標です。また、金融政策の行方を直接左右します。
最近の日本政府と日銀の円外介入について説明してください。
-最近、日本政府と日銀は円外介入を行い、その額は約9.8兆円に達しました。これは22年の3回の介入額を超えていますが、その効果は一巡しています。
ニュージーランドの利上げの現状について教えてください。
-ニュージーランドは利上げの余地を残しており、突出しています。これにより、ニュージーランド円は4月29日の高値を超えました。
ドルインデックスの動向について教えてください。
-ドルインデックスはユーロ相場の代理変数であり、22年の8月にピークを迎えたドルは現在静かに売られている状態です。
最近発表された雇用統計の結果について説明してください。
-4月の雇用統計では失業率が3.9%に悪化し、非農業門雇用者数の増加幅は17.5万人、平均時給の前年伸び率は3.9%でした。
労働市場の現状と今後の見通しについて教えてください。
-労働市場は鈍化を示しており、景気の地行指標として弱化が見られます。今後も静かに減速することが予測されます。
Outlines
🌐 世界経済の利下げ波と米国雇用指標の鈍化
この段落では、世界経済における利下げの動きと米国の雇用指標の鈍化が焦点となっています。ECBが市場予想通りに利下げを実施し、他の主要国もそれに追随している状況が説明されています。特に米国の経済指標に注目し、雇用関連の指標が減速していることを指摘しています。ジョル求人件数がピーク時の1200万件から233万件減少し、雇用主と労働者の関係が変化していることが示唆されています。また、米国の利下げの可能性と、政策金利が4%前後になる見通し、それに伴う経済の減速が議論されています。
📉 米国雇用統計の結果と為替市場への影響
この段落では、米国の雇用統計結果が為替市場に与える影響が分析されています。4月の雇用統計が発表され、失業率や非農業門雇用者数の増加幅、平均時給の前年比伸び率が予想を下回ったことが強調されています。これらの結果が、労働市場の弱さと景気の末期を示唆していると読み替えられています。また、為替市場におけるドルの動向と、雇用統計結果がどのように市場に影響を与えるかが解説されています。
📊 米国労働市場の現状とリスクシナリオの分析
最後の段落では、米国労働市場の現状とそれに伴うリスクシナリオが詳述されています。5月の雇用統計の予想値が提示され、失業率やNFP、平均給与の前年比伸び率について前月の結果と比較して分析されています。労働市場の鈍化が景気の地行指標となっており、雇用関連の指標が全体的に減速傾向にあることが指摘されています。また、季節的なアノマリーやADP雇用報告の結果も考慮に入れて、リスクシナリオが45%に上がることが示唆されています。
Mindmap
Keywords
💡利下げ
💡雇用統計
💡ジョル求人件数
💡ドル高
💡FOMC
💡失業率
💡非農業門雇用者数
💡平均時給
💡景気の地行指標
💡ドルインデックス
Highlights
ECBが市場予想通りに利下げを実施しました。
今年に入り、主要国で準不動のままで、スイス、スウェーデン、カナダ、ECBまでが利下げに転じ。
英国と米国もまもなく利下げに入ることが予想されています。
米国の経済指標が鈍化し、特に雇用関連指標が減速しています。
ジョル求人件数がピーク時から233万件減少し、回復の可能性が低くなった。
雇用主と労働者の関係が変化し、高賃金での奪い合いは過去のものになりつつある。
5月の雇用統計発表が今夜行われ、その結果が重要視される。
米国の利下げは今年の半ばまでに5回程度が予想されており、政策金利は4%前後になる。
景気は静かに減速していくが、その度合は不明。
公金利はボディブローのように見られ、原則が強められることが予想される。
ドル高は収束する可能性があり、経済指標の展開により影響される。
政府日銀が円外介入を行い、その額は過去3回の円外会議を超えている。
ニュージーランドが利上げの余地を残しており、他の国とは異なる立場にある。
ECBは通過高通過で利下げに転じ、今後の見通しを引き上げている。
FOMCの6月の利下げの可能性はほぼゼロと見なされており、7月に焦点が移動。
雇用指標は景気の地行指標として重要であり、金融政策の行方に影響を与える。
ドルインデックスはユーロの比率が57.6%を占めており、ドル売りが進んでいる。
4月の雇用統計は予想を下回り、労働力の需要が伸び悩みていることが示唆されている。
ジョル求人件数が前年比で減少しており、雇用市場の鈍化が進んでいる。
新規失業保険申請件数が上昇しており、雇用市場の弱体化が示唆されている。
5月の雇用統計予想では失業率やNFP、平均時給の伸び率が前回とほとんど変わらない。
ADP雇用報告は市場予想を下回る結果となり、雇用市場の弱体化が進んでいる可能性がある。
Transcripts
はい竹内ですこんにちはまさに利下げ元年
にふさわしい展開になってきました昨日は
ECBが市場予想通り利下げをしました
そして今年に入りましてここまで主要国で
見てみますと準不動ですけれどもスイス
スウェーデンそしてカナダECBまでが
利下げに転じましておそらく英国そして
米国もまもなく利下げに入ることは明らか
でしょうそんな中でここに来まして米国の
経済指標ですけども鈍化するもの減速する
ものが非常に目立ってきました特に雇用
関連指標ですけれども今週発表されてい
ますジョル求人件数ですけども800万件
ちょっとまで原速をしてきましたですから
これピークの1200万件から比べますと
もうすでに233になったということです
のでおそらくこれがもう1000万件を
回復するような展開というのはもう読みに
くなってきましたでこぼこの道をたどり
ながらおそらく静かに減少していくこと
でしょうそうするとかつての1人の労働者
を雇用主が高い賃金を払って奪い合ってい
た構図は実はもうすでに過去のものになり
つつあるわけですけれどもこうした中で
今週は5月の雇用統計の発表を今晩に控え
ますけもどのように考えていけば良いの
でしょうか先ほど米国が今年利下げにに
転じる可能性が高いということをお話をし
ました要は時期の問題だとは思いますけど
も今大体来年末までもう今年の半ばに来
ましたので今年何回というよりも来年の末
までというところに視野を置いてく必要が
ありますけども大体5階強ぐらい利下げを
織り込んでいますですから5回強という
ことになりますと来年の末ですけども大体
政策金利が4%前後ぐらいになることまで
織り込んでいるわけですけれどもこの先
おそらく景気ですけども静かに減速をして
くることでしょうただその原速の度合は
分かりませんただいずれにしましても公
金利というのはボディブローのように聞き
まして原則を強めてくることは確か
でしょうそうすると来年まで仮に今の地点
から10回とかの利下げを折り込んでき
ますとこうなるとやはり22年から始まっ
たドル高ですけどもおそらく収束をする
ことでしょうただそこまでいつ折り込むか
経済指標がどのように展開するかこれは
分かりませんけどもただ道として道筋とし
てはそういうところに落ち着くんではない
でしょうか今日は5月の雇用統計控えてい
ますので取説やっておきましょういつも
こちらのチャンネルお越しくださいまして
ありがとうございます今日も是非最後まで
楽しんでいっていただきましょうそして
しっかりと事前準備をしていってください
初めての方いらっしゃったらチャンネル
登録だけお願いしておきますこの1ヶ月の
景色の変化をちょっと振り返って見
ましょうか色々ありましたねまず政府日銀
が円外介入をしましたその額が先月の末
発表されていますけども約9.8兆比較し
ます22年の3回の円外会議の額を超えて
きましたですから随分多額をつぎ込んだな
という気はしますけもただその効果です
けれども一巡しましてドル円とクロス円が
戻りを試す動き全社が一時157円台を
回復する場面がありましたけども今は2円
ぐらい安いとこですねニュージーランドが
利上げの余地を残しましたということで
アウトパフォーム基本的には利下げ元年の
中でこの利上げの余地を残したわけですの
で突出しています移植ですですから
ニュージーランド円救援が4月29日の
介入前の高値を超えてきましたこの辺が
やっぱりもう今政策の格差が大きく開いて
いるところですね3月のスイスに続きまし
て今週はか昨日はECBまでが利下げに
転じましたしかしECB利下げに転じまし
たけども通過高ですこれはなぜかもう
100%折り込んでいたということと
さらにこの先の見通しを引き上げたから
来週はFOMCありますけれども6月の
利下げの可能性はほぼ0でしょうそして
その次の月7月の利下げのカードを切るの
であれば6月のFOMCでの告知が必要
さてということだったんですがですから
今日の雇用統計の結果が重要ということで
緊張感を持っていきますけれどもなぜ雇用
指標というのを重視するんでしょうかまず
景気の地行指標ですので景気の動向を把握
できますですから最後にこの雇用指標が
どか悪化してくることになりますと景気
拡大も末期やっぱり利下げが必要になって
くるような状態ですけも加熱悪化が金融
政策の行方を直接しますそうすると金融
政策の変化は金利の変動になりますので
大きく影響します金利の変動がかなりの
程度為替市場の動きを左右するいつもやっ
てる通りですねドルインデックスで20年
から動きを見てみましょうか基本的には
いつもやってますよねユーロの比率が
57.6%ですのでドルインデックスと
いうのはユロ相場の代理変数ですですから
22年の8月にこのピークををつけたドル
つまりここでユロがそこが入ったという
ことですけども今また静かにドル売りに
なってきているような状態ですけども4月
後雇用統計が5月に発表されていますけど
もどんな結果だったか一旦振り返っておき
ましょう失業率は予想3.8の予想に対し
まして
3.9への
悪化nfp非農業門雇用者数の増加幅は
予想24.3
人を下回ります17.5万人平均時給の
前年延び率は予想4%に対しまして
3.9全てのところで原則が鮮明になった
のが4月の雇用統計の結果でしたこれが
総評ですけれどもやはり労働力の需要が
伸び悩みつつある予想外のなかという言葉
がここに入っていますけどもただあくまで
単月のですので今月の結果を待ちたい
ところですけど通常ここまで弱くなります
と場合によっては今月に反動が出る可能性
もありますけど仮に今月も弱かった場合
米国の労働市場本当に弱いんじゃないのと
いうことになりますので余計今月の結果に
注目が集まりますけどもこの時は米国祭
ですけども急進しまして金利急低下となり
ましたそして動きが典型的だったのは
ポンドなんですがポンドが求心つまりドル
売りだったんですがただその上げ幅という
のを全て埋めてしまいました当時と比較し
ますと
1.27ですのでドル売りが進んでること
になりますね失業率ですけも
3.9水準までわずかに上昇していきまし
たがただ以前としましてもう半世紀ぶりの
低水準であることには変わりはない
でしょう一時期言われていたのはもう
インフレが加速した時に失業率を上げげ
ないとインフレが鈍化しないなんてこと
まで言われていましたけれどもそこまでし
ないでもインフレ落ち着いてきましたです
からソフトランディングのような兆候です
けれどもnfpですけれもすでに発表分の
2月と3月分が加法修正されましたこれも
少し弱い要因ですけも平均時給の前年費
のび率もコロナの21年以降では初めて
4%割れてきましたそうしますとここに
移動兵器なんかを引いてみますとおそらく
もう鈍化してくることは間違いない
でしょう労働参加率ですけども62台
あまりこれは変わらないですねジョルが
今週発表されていますけどジョルはジョブ
オープニングレーバーターンオーバー
サーベイ要は求人数なんですがジョルの
場合気がつけなければいけないのはこれは
1月前の結果つまり4月分が遅れて発表さ
れているということに注意してください
その結果は800万人ちょっとですけども
やっぱりピークからしますともう23に
なってるような状態ですね前年の高い
ところから比較をしていますのでより今の
数字が小さく見えてしまうような状態です
けども前年比変化率を見てみるとこんな
ような状態ですねこれ今週もやりました
けども前年比変化率がマイナスに転じた
前後で景気交代リセッションに陥っている
ということを今週の動画でやりましたので
復習をしておいてくださいそして新規失業
保険申請件数ですが昨日発表されています
けどわずかに上昇していますただ統計の
問題が色々ありまして例えば宿実が重なっ
ていた時にはどうしても小さくなったり
するという弊害がありますので基本的には
4周移動平均ぐらいで見ていけばいいわけ
ですがただその動きですけどそこが入って
いるような状態ですねですから静かに原速
の波が押し寄せてきていることはこれは
明らかでしょう5月の雇用統計の予想です
けれども失業率は前回3.9に対しまして
変わらない
3.9nfpは前回17.5万人増に対し
まして若干反動ですかね18.5万人増
平均受給の前年広美率も前回3.9と
変わらない
3.9なんですがただ今週すでに発表済み
のADP雇用報告ですけど下振れしてい
ますそして全般的な労働市場ですけど何か
を示しているということで少しこの辺の
数字を下回ってくることにちょっと今回の
場合は警戒をしたいと思いますあくまで
全頭なメインシナリオをまとめてみました
けれども今発表の5月の雇用統計に特に
季節的なアノマリーは存在はいたしません
雇用統計は経済活動の実績地ですのでこれ
はハードデータですハードデータというの
は景気の末期になってきてよほど悪化し
ないとこの数字ですけども悪化してこない
わけですがただこのとこの労働市場です
けども鈍化を示しています景気の地行指標
でして3月のジョルは今週発表されてい
ますけど加法修正されています4月の
ジョル先ほどやりましたけど800万人
近くまで大幅減少4月のADP今週発表さ
れていますが市場予想を下回っています
ただし市場予想通りの公結果がハード
データですのであくまでメイシナリただし
この数字を下げました55
このところの雇用関連指標は野並原速から
鈍化全般悪化となるリスクを加しまして
こちらがリスクシナリオ45%特に今回
こっちを注意したいところですねこちらが
ニで今日のメインシナリオです今日は米国
の5月の雇用統計取説こちらをやっておき
ましたこの下の概要欄ですけども僕がやっ
ています無料メルマガのご案内をしており
ますこちらは無料ということで情報提供を
中心に進めております頻度は不定期です
けど今朝配信をしております情報不足にお
悩みの方登録してご利用ください今日の
動画お役に立てましたら是非高評価
よろしくお願いいたしますチャンネル登録
も引き続きましてお待ちしております竹内
でした
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