教育相談:第6回
Summary
TLDRこのビデオ脚本では、教育相談における基本的な態度と倫理について語られています。非指示的カウンセリングの重要性と、クライエント中心のアプローチが強調されています。共感的理解和、無条件の肯定的配慮、自己一致の3つの態度がカウンセラーに求められると説明されています。また、守秘義務、感動の禁止、不当な報酬要求の禁止など、倫理的原則も紹介されています。最後に、ロジャーズの理論に基づく人格の変容に必要な6つの条件を学ぶことで、教育者と児童生徒の信頼関係を築くことが説かれています。
Takeaways
- 🧐 スクリプトは教育相談に関する内容であり、観察力を身に付ける訓練と倫理について話されています。
- 📚 教育相談では基本的な態度と倫理が重要で、教科書にはないが重要な部分を担っています。
- 🤔 カウンセリングは従来のアドバイスや忠告を主導する方式から、クライエント中心の非指示的カウンセリングへと変わっており、クライエントが主導権を握って進めることが推奨されています。
- 😌 クライエントは自分の問題を理解している場合でも、どうすれば良いのか分からず悩んでいることが多いです。
- 👂 共感的理解は教育相談において非常に重要で、クライエントの感情や思考に焦点を当てることが求められます。
- 🔑 カウンセラーは共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致の3つの態度を持ち、クライエントとの信頼関係を築きます。
- 🤝 クライエントとの間のラポール(信頼関係)を形成することで、クライエントは自分を受け入れ安心して問題を見つめることができます。
- 🤔 カウンセラーは自分自身の感情に防衛的ではなく、オープンであることが求められ、クライエントの話を真摯に聴取することが重要です。
- 🚫 カウンセラーには守秘義務、感動の禁止、不当な報酬を要求しないという倫理が課せられています。
- 🛡️ 自覚を持ってカウンセリングを行うことが必要です。得意な分野と苦手な分野を理解し、常に技術向上に努めることが必要です。
Q & A
前回の課題で何を思い出すようにと指導されていましたか?
-前回の課題では、悲しかったこと、怒りを感じたこと、楽しかったことの3つのうちのどれか1つを思い浮かべて、科学的に判断するように指導されていました。
教育相談において重要な基本的態度と倫理とは何ですか?
-教育相談において重要な基本的態度と倫理は、共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致の3つです。これらはカウンセラーに求められる態度であり、クライエントとの信頼関係を築くために必要です。
非指示的カウンセリングとはどのようなアプローチですか?
-非指示的カウンセリングは、クライエントが主導権を握って進めていくカウンセリングです。カウンセラーは指示を与えずに、クライエントの感情や問題に対する理解を助けるアプローチです。
カウンセリングにおいてはなぜ共感的理解が重要ですか?
-共感的理解は、クライエントの感情や思考に焦点を当て、その主観的世界を理解することで、より効果的な支援が可能になります。クライエントは自分自身を理解し、受け入れられる場を必要としており、共感的理解はその過程を促進するものです。
カウンセラーとして求められる倫理的原則には何がありますか?
-カウンセラーとして求められる倫理的原則には、守秘義務、感動の禁止、不当な報酬を要求しないこと、カウンセラーとしての自覚があります。これらはクライエントの信頼を得るために重要な原則です。
カウンセリングにおいての守秘義務とはどのようなものですか?
-守秘義務は、カウンセリングを通じて知ったクライエントの秘密やプライバシーを外部に漏らすことはないという原則です。ただし、命に関わる場合などには例外があり、その場合には適切な措置を取る必要があります。
カウンセラーがクライエントに対して行う無条件の肯定的配慮とは何ですか?
-無条件の肯定的配慮とは、クライエントの行動や過去に関わりなく、その存在そのものを肯定的に受け入れる姿勢です。これはクライエントが安心し、自己開放できる環境を作り出すために重要な要素です。
自己一致とはどのような態度ですか?
-自己一致とは、カウンセラーが自分の感情や考えに対して防衛的ではなく、オープンである態度です。自分の感情と表現が一致しており、クライエントとの対話において真実を表している状態です。
クライエントが悩みを抱えている際に求めるカウンセラーの特性は何ですか?
-クライエントが求めるカウンセラーの特性は、信頼できるかどうか、共感的に理解できるかどうか、無条件で肯定的に受け入れられるかどうかです。これらの特性があるカウンセラーはクライエントの悩みに対してより効果的な支援が可能です。
ロジャーズが提唱したカウンセリングにおける6つの条件とは何ですか?
-ロジャーズが提唱したカウンセリングにおける6つの条件は、1) 二人心理的な接触を持っている、2) クライエントが不安定で不安な状態にある、3) セラピストが自己一致している、4) セラピストがクライエントに対して無条件の肯定的配慮を経験している、5) セラピストがクライエントの内部称号を共感的に理解している、6) セラピストの共感的理解和無条件の肯定的配慮がクライエントに伝わっていることです。
Outlines
😢 悲しみへの科学的観察
講師は前回の課題を振り返り、生徒が悲しみを科学的に判断するよう求めたことを再確認。悲しみを30秒間思い浮かべて観察するという実践的な課題を提示し、生徒が客観的に観察する難しさを意識させることを目的としていた。また、教育相談における基本的態度と倫理について触れ、従来のアドバイス中心のカウンセリングではなく、クライアントが主導権を持つ非指示的カウンセリングが現代の主流であると説明。さらに、クライアントの感情に焦点を当て、共感的に理解を深める必要性を強調した。
🤔 カウンセリングにおける共感と自己治癒力
カウンセリングにおいては、クライアントの感情と思考に共感的に理解を示すことが重要である。クライアントは自分の問題を認識しているが、解決策を見つけられない状況に苦しむ。カウンセラーはアドバイスを与えるのではなく、クライアントが問題をどのように捉えているかを理解し、その感情に寄り添う必要がある。クライアントが自己治癒力を高める力を持っているとされ、カウンセラーはその力を引き出す支援者となる。
🤝 カウンセラーの基本的態度と倫理
カウンセラーは共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致という3つの態度を持ち、クライアントの感情と状況を理解し、受け入れることが求められる。カウンセラーはクライアントの全ての面を無条件で受け入れ、自分の感情と表現が一致する自己一致を保ち、クライアントとの信頼関係を築く。また、倫理的原則として守秘義務、感動の禁止、不当な報酬の禁止、自己の能力に対する自覚があることなどが挙げられる。
📚 教育相談における倫理と態度
教育相談においてもカウンセラー同様の倫理と態度が求められる。教員は児童生徒に対して無条件の肯定的配慮を示し、自己一致を保ち、共感的理解を示すことで信頼関係を築く必要がある。また、教員は自分の得意分野と苦手な分野を理解し、常に技術向上に努めることによって、クライアントの信頼を得ていく必要があるとされている。
🌟 パーソナリティの変化とカウンセラーの条件
ロジャーズはパーソナリティを建設的なものに変えるためにカウンセラーが必要とする態度と倫理を提唱。パーソナリティは人間の行動、思考、感情に一貫性を与えるものであり、簡単に変えられるものではない。カウンセラーが求められる6つの条件を満たすことで、クライアントは自己成長し、パーソナリティの良い方向への変化を遂げることができるとされる。
🔄 教育者と児童生徒間の信頼関係の構築
教員と児童生徒の間の信頼関係を築くためには、教員が自己一致を保ち、無条件の肯定的配慮と共感的理解を示すことが重要。教員は児童生徒の存在を認め、その感情と状況を理解し、適切な支援を提供する必要がある。これらの原則が守られることで、児童生徒は自己成長し、教育環境における人格の良い方向への変化を促することができる。
📝 授業内容のまとめと課題の説明
授業の最後に、生徒に授業内容を自己の言葉でまとめるよう求め、前回同様に要点を押さえ、要約するよう指示。また、教科書のページ142にある課題に取り組むよう促し、友人が大学をやめたいという相談を想定して、共感的理解を通じてどのような声掛けや関わりができるかを多数挙げてみることで、状況への適切な対応を学ぶよう指導している。
Mindmap
Keywords
💡観察力
💡非指示的カウンセリング
💡共感的理解
💡自己治癒力
💡無条件の肯定的配慮
💡自己一致
💡守秘義務
💡不当な報酬
💡カウンセラーの自覚
💡ラポール
Highlights
課題は感情の科学的な判断を求める内容。正解は「悲しかったこと」。
観察力の難しさを客観的に捉え、日々の訓練で観察力を身につけることが重要。
教育相談における基本的態度と倫理について話す。教科書にはない重要な内容。
従来のカウンセリングと非指示的カウンセリングの違いについて説明。
クライエントが主導権を握る非指示的カウンセリングの重要性。
相談者が自分の問題を理解しているが解決できない状況について。
個人的な経験は主観的で他者に理解されにくいこと。
共感的理解がカウンセリングにおける効果的な援助方法。
カウンセラーに求められる3つの態度:共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致。
カウンセラーがクライエントの感情を理解し、共感的に捉えることの重要性。
無条件の肯定的配慮はクライエントの全ての面を温かく受け入れる姿勢。
自己一致とはカウンセラーが自分の感情と表現が一致すること。
カウンセラーとクライエントの間のラポール(信頼関係)の形成。
カウンセラーに求められる倫理:守秘義務、感動の禁止、不当な報酬の禁止。
カウンセラーとしての自覚:得意なことと苦手なことを理解し、技術向上に努めること。
ロジャーズが提唱した建設的人格を育てる6つの条件。
教員と児童生徒の信頼関係、自己不一致、自己一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解、努力が子供に伝わる重要性。
共感と道場の違い、他者理解の誤解を避けることの重要性。
カウンセラーの態度と倫理がクライエントの人格の変化に与える影響。
授業内容の自己整理のための課題、授業で得たアイデアや考え方をまとめることの重要性。
Transcripts
皆さんこんにちはえ前回の課題
えっと
観察ですねこれれえっと2位の感情あり
ますよね悲しかったこと怒りを感じたこと
楽しかったことこの3つのうちのどれか1
つを私が思い浮かべているからどれなのか
を科学的に判断してくださいっていうやつ
ですねえ正解は悲しかったことです
悲しかった時のことを30秒間ありありと
思い浮かべていまし
たさあ皆さん
課題ちゃんと論拠も述べてえ正解していた
方もいますしもうちょっと差が分からない
というような方
もいたかと思い
ます客観的に観察するということの難しさ
これを感じてもらえたらいいなと思ってい
ますそしてこれはえ日々の訓練で観察力身
についていきますので気にかけておくと
良いかなと思い
ますはいそれでは今日の授業を進めていき
たいと思います今日は教育相談を実施する
時に求められる基本的態度と倫理について
お話していきます教科書には記載がない
内容も含まれているんですけれども教育
相談を行う上で重要な部分となり
ます
え前回もお話ししたように従来の助言や
忠告をするカウンセラー主導の
カウンセリングはクライエントの根本的な
援助とはならないという風にロジャーズ
考えていましたねそして非指示的
カウンセリングというのを提案しました
指示を与えないえクライエントが主導を権
を握って進めていくカウンセリングですね
現在のカウンセリングもこの考え方が主に
え主となっていて非指示的カウンセリング
が行われてい
ます相談をしてくる人というのは相談者は
自分の問題がどこにあるのかというのを
分かって
いるだ
けどどうしようもでき
ない自分の問題がどこにあるのかも知っ
てるしどうすればいいのかも分かってい
るっていうことが多いんです
ねそれでもどうしようもできないという
ことに悩んでい
ます例えば成績が悪いのは勉強しないから
だと分かって
いるそれが分かっていても勉強する気に
ならないということに悩んでいるこんな
具合
ですこういった人に対してもう少し勉強
する時間増やしてみたらどうかなって
アドバイスしても意味がないですよ
ね悩みは個人的な経験つまり主観的ものな
ので非論理的で根拠がないということも
多いですだから他者に理解されにくいこう
いったことが生じ
ますではえそういった時に効果的な援助
方法はあるのかと言う
とこれも前回の授業でありました重要に
なっのは共感的理解
です前回内部称号による他者理解これ共感
的理解だよっていう話をしましたの覚えて
ますか忘れちゃった人自分のノートを
見直してみてください
ね相談者の感情に焦点を当ててどのように
考えているのか感じているのかこれを共感
的に理解していききます
つまりそこで起きている
事実より
もそのことを相談者の人がどんな風に捉え
ているのかこれを理解することが重要と
なり
ます先ほどの成績が悪いのは勉強しない
からだと分かっているけれども勉強する気
にならない
いった例だと相談者の人が勉強について
どう考えているのかこれを理解しなければ
いけないということ
ですテストの成績が悪いという事実につい
て価値的基準でいい悪いこれを指導するの
ではなくてテストの成績が悪いっていう
ことをどう受け止めているのかどうしたい
のかなぜ勉強する気にならないのかこの
理由を話の中でえ教育相談面談を行って
いく中で探っていくということになり
ます相談者はありのままの自分を理解して
受け入れて
くれる相手がいるこれだけで安心して自分
自身を見つめなすことができようになって
いき
ますこの考え方は前回の人は本来成長
しようとする存在である自ら解決する能力
を持った存在であるこういった人間感に
基づいてい
ます共感的理解というのは自己治癒力自分
で自分を直していくってことですね自己
治癒力を高める力を持っているそんな風に
考えられてい
ます
え相談を受けるプロのカウンセラー教員も
教育相談を受けるわけですからその
カウンセラーの考え方が大変参考になる
わけでこの授業ではたくさんカウンセラー
の話出てきてますよ
ねカウンセラーつまり相談を受ける
人こういった人に求められる態度というの
があり
ますそれ
は先ほどから何度もできてきている前回の
授業でもたくさん出てきた共感的
理解そして無条件の肯定的配慮自己一致
この3つがまずは上げられます
共感的理解これはえ前回も説明しています
しさっきも説明して何度も出てきているの
で大丈夫だと思いますが相談を受ける上
ですごく重要ってことですよ
ねえっとカウンセラーなので相手は
クライエントなわけですけどもその
クライエントがその問題をどのように捉え
ているのかというのを理解するのが今日観
的理解です事実は重要ではないという
ことクライエントの主観的世界をあたかも
自分自身のものであるかのように感じ取っ
てクライエントの感情をよく理解すること
クライエントの表現の意味するところに
疑いを挟ま
ないクライエントの気分と真意を正確に
感知
するクライエントの声の調子があ
カウンセラーの声の調子がクライエントと
感情を分かち合っているこういったことを
伝えれる関係であるこれが共感的理解と
なり
ます2つ目の無条件の肯定的配慮え
クライエントの全ての面をありのままに
条件なく温かく受け入れるということに
なり
ますもしクライエントの人が犯罪者であっ
たりカウンセラーにとって受け入れること
ができない行動や考えを表明したらどう
対処するのかと言う
とその人の過去とか追いたちそういった
行為に走らざるを得なかった状況や感情
これを需要していきますここで注意したい
のは犯罪行為や反社会的行為自体が無条件
にえ受け入れられると言った意味ではない
ということです反社会的な行動や犯罪行為
とは関係なく相手の存在そのものを肯定的
に受け入れるという姿勢を取り
ます3つ目の自己一致これは真実性とか
純粋性とも呼ばれますがカウンセ
カウンセラーがその時その時の自分の感情
や考えに対して防衛的にならずにオープン
である態度これを自己一致と言います
クライエントの話を聞きながらびっっくり
した時にはびっくりする驚くし悲しい時に
はその悲しみをありのままに受け入れ
ます役割行動をしたりカウンセラーだから
っていう風な役割をね演じ
たりそういった役割行動をしたり防衛的
態度をたりせずに自分自身の感情とその
表現が一致しているというのが自己一致
ですカウンセラーにはこういった態度が
求められますそれをしていくこと
でカウンセラーとクライエントの間
にラポールが形成されていき
ますカウンセラーがクライエントを
受け入れるという需要的な態度をこの3つ
示していますよねありの
ままそういった態度を示していくことで
カウンセラーとクライエントの間には
ラポールラポートと言いますが形成されて
いきますこれは親密なこの信頼関係のこと
を指し
ますでは
カウンセラー必要とされる倫理もあり
ます悩みを持っている人こういった人
は安心して本当のことを言える相手として
どのような人を求めていると思います
か皆さんならどんなカウンセラーを求めて
いますかさあ1回動画を止めて皆さん
どんなカウンセラーを求めるか書いてみ
ましょうどんな人だっ
たら自分の悩みを相談できるのか
カウンセラーで考えると分からない人は
自分が相談する相手として例えば友達だっ
たり両親だったり兄弟だったり色々いると
思うんだけどその人たってどんな特徴が
あるのかなどうしてその人たちには相談
できて相談できない相手っていうのもいる
のかなそういったところを書き出してみて
ください分けました
かきっと皆さんが書き出した内容に共通
するもの
は信頼できるかどうかという点だと思い
ますカウンセラーはクライエントの人の
信頼を獲得するため
に守らなければならない倫理というのが
あるわけです
ね1つ
目守秘
義務これはカウンセリングを通して知った
ことを外で話してはいけないということ
です例えば皆さん想像してみてください
自分がすごく悩んでいてえ友達に相談し
たそしたら次の日違う友達からえこんな
ことに悩んでるんだって大丈夫と話しかけ
られた自分
は1人の友達にしか話してないのに別の
友達がその内容を知っていたどう思います
か嫌ですよ
ねどうして話してしまったんだろうって
思いますよ
ねそうならないように守秘義務というのが
ありますカウンセリングで知えた内容を外
で話してはいけないカウンセラーの
人仕事が終わって家に帰って家族に今日
仕事でこんなことがあってこんな悩みの人
がいたんだよねそんなことを話す
してはいけませ
んイニシャルで相手が分からないならいい
のかそれもダメ
です誰なのかが分からないように話すと
いうのも認められてはいませ
ん例外として認められているのは命に
関わるという場合
ですもしかしたら
自殺してしまうかもしれないもしかしたら
人を殺してしまうかもしれないそういった
ような命に関わる場合がえ予測される
時この時に
は例えば学校
に報告する相談
する役所に伝えるそういったことを認め
られています
昔関西の方であった事件で
えっと中学生の女の子だったかな中学生の
女の子が友達を自宅に連れてきて
えバラバラに殺してしまったっていうよう
な事件あったの覚えてますかねお風呂場で
バラバラにしちゃったんですねでその子
小さい頃からカウンセリング通っていまし
たでカウンセラーの人
はそれを良きしてたんでしょうねちゃんと
自動相談所とかに
えっともしかしたらそういった可能性があ
るっていうのを報告していたっていうよう
なことありましたそんな風に命に関わる
場合は例外師としてえ守秘義務認めあの
話すこと認められていますがそれ以外の
場合は守秘義務がありますので話すという
ことはしてはいけないとなってい
ます2つ目講師感動の禁止これは
カウンセラーとクライエント以外の関係を
持ってはいけないということ
ですカウンセラーから何かえ買うとか
クライエントの人から何か買うとか売ると
かそういったのももちろんダメです
3つ
目不当な報酬を要求しない当たり前ですよ
ねカウンセラーの人もえっと研究をして
いるということたくさんありますでその
自分の研究のために必要
な検査を必要ない相手に実施してそれ
を
そのお金を請求するなんてことは絶対にし
てはいけないそういった意味ですね不当な
報酬を要求しないえスクールカウンセラー
の場合は皆さんカウンセリング無料で
受けることができますよね学校学校では
大学にもスクールカウンセラーの先生たち
いますが大学からお給料が出ていますので
そこで例えばえ今日は30分
カウンセリングをしたからえ5000円ね
みたいに補修を要求したりってことはあり
ませんので何かあれば安心してえ
相談に行ったらいいかなと思い
ます4つ目カウンセラーとしての自覚これ
は何が自分が得意で何は苦手なのかという
ことをカウンセラー本人がよく分かって
おくといった意味があり
ます
例えばえっと
軽度の
躁鬱は自分は見ることができるけども自殺
燃料の強い人
は自分では見ることができないと
かそういった自殺燃料の強い
人のカウンセリングそういった人たちの
自殺をギリギリのところで食い止めるって
いうところが得意なカウンセラーの方もい
ますがその人がじゃあえ軽度のもの得意な
のかって言ったらそうではないって言った
こともありますカウンセラーは自分が
どんな症状の人だったら対応できるのか
どういったものは不得意なのかそういった
ことを自分で理解していなくてはいけない
そして常に技術向上するっていうことに
努めていなければいけないこれが
カウンセラーとしての自覚になりますこう
いったこと
を守っていくことによってカウンセラーの
人はクライエントの人の信頼というのを
獲得していくわけです
ねここまでカウンセラーに求められる態度
と必要とされる倫理について説明してき
ましたがこれは教科書の144ページに
記されている
えパーソナリティを建設的なものに変えて
いく条件ロジャースが示したものですね
これと同じになり
ますロジャーズ
はパーソナリティを建設的なものに変えて
いく条件として今のえカウンセラーに求め
られる態度や倫理これをあげていたんです
けれどもそもそも
パーソナリティパーソナリティの語言は
ラテン語でペルソナと言って劇で使用さ
れる仮面を意味していますパーソナリティ
どんな風に定義できるかと言
と人の広い意味での
行動この行動というのは具体的な振る舞い
とか言語表出思考活動認知判断え感情表出
嫌悪判断いろんなものを含みますけれども
そういったものに時間的空間的一貫性を
与えているものがパーソナリティです時間
的空間的一貫性というのは多少の変化や
変動違いこういったものはあっても時間の
経過によって変化したりある場面や状況で
変化することが少ないいつも共通した特徴
が認められるといったもの
です教科書のえ144ページには
パーソナリティは一般に人の行動様式認知
思考感情の一定の傾向という風に記されて
い
ますこれらの定義からも分かるように
パーソナリティを変えるということは簡単
なことではありませんですがえ
カウンセラーに求められる態度が取られ
必要とされる倫理が守られた状況
でラポールこれが形成されていくことで
クライエントは自ら良い方向へと変化して
いくという風にロジャースは述べてい
ますえっとパーソナリティでえ日本語では
人格という風に訳されますよね皆さんが
思い描くのって性格だと思うんですけれど
もえっと性格はパーソナリティじゃなくて
英語だとキャラクターっていう風な違う
単語になります
え今はあまり使い分けられてることが
ほとんど
ない状況で皆さんもパーソナリティは人格
性格そんな風に理解しておいていただいて
結構
ですえロジャースが
あげ
た6つの
条件これ教教科書に書かれていますのでえ
ちょっと見ていきましょうねえ1つ目
144ページです見てください1つ目2人
の人2人の人が心理的な接触を持っている
こと2つ目第1の人クライエントと呼ぶ
ことにするは不イッチの状態にあるあり
傷つきやすく不安な状態にあること3第2
の人セラピストと呼ぶことにすはその関係
の中で一致していて統合していることかこ
純粋性自己一致4セラピストは
クライエントに対して無条件の肯定的配慮
を経験していることかこ無条件の肯定的
配慮5セラピストはクライエントの内部
称号を共感的に理解しておりこの経験を
クライエントに整えようと務めている
ことかこ共感的理解6セラピストの共感的
理解と無条件の肯定的配慮が最低限え
クライエントに伝わっている
ことこんな風に6つの条件が書かれてい
ますこの6つの
条件相談においてえこのの条件
を満たす時おのずと建設的な方向へ
パーソナリティを変更していくとそんな風
にロジャーズは言ったわけですねじゃあ
この6つこれをえ児童生徒と教員の関係に
え書き換えて考えて置き換えて考えてみ
ますでちょっとスライドに書いた6つ
まとめてみました
1つ目ラポールこれは信頼関係ということ
です
ねまずは教員と児童生徒との間
に信頼関係があるという
こと親密
な心の温まるような心理的な温かい関係
っていう風に許可書では書かれてますね
そういったものがあるというのが条件に
なり
ます2つ
目子供が自己不一致の状態であること自分
の意識と共同経験がずれている状態という
ことですそれに対して教員が自己一致して
いる
こと自分の意識と同経験があまりずれてい
ないということが重要になります自己一致
はえっと驚いたら驚くっていう話をしまし
たよね悲しかったら悲しくする役割を演じ
たりえ防衛的な態度を取ったりするのでは
ないという話をしまし
たえ教科書にも書かれてるようにえ相談に
乗る
教員子供に誹謗中傷されたすごく悲しい
あったり腹が立ったりそういった経験をし
た時に自分は教員なんだから子供に何を
言われても傷つかないという風に無理に
意識するこれは自己不一致になってしまい
ますそうでは
なく悲しいと思ったら悲しいという風に
自覚するということですねそこが自己一致
ですで4つ目
行為に関係なく相手の存在を
認める無条件の肯定的配慮
です児童生徒に対して条件をつけずに温か
な関心を持つそんな風に教科書では記され
ています
ね犯罪や反社会的行為そのものを
受け入れると言っているのではないです
そこと切り離し
て児童生徒のその存在そのものを無条件に
受け入れるということ
です5つ目共感的理解を
示すこれはえ子供の内部称号枠から理解
しようという風にするってこですねその
が重要なのではなくてその子供がどんな風
に感じているのかどんな風に考えているの
かその子供の視点児童生徒の視点で理解し
ていくように務めるということ
ですえー最後6つ目そういった努力がある
程度子供に
伝わるこれってどういうこととかというと
無条件の公的的配慮とか共感的理解そう
いったものただえ相談を受けた教員
がそうできるようにともちろん努力する
わけですけれどもただ努力すればいいと
いうわけじゃなくて努力しているという
ことがその対象の児童生徒に伝わっている
ということが大切
です相談してきた子供にあ先生はこうやっ
て自分のことを理解しようとしてくれてる
んだな受け入れてくれているんだなこれが
伝わる伝わらなければ子供の
パーソナリティの変化というのは起きない
ということになり
ます今えっと教員と子供の話で書きました
がえ保護者と教えっと教育相談面談を行う
時にも同じです
この6つを心がけていくこと
で好転していくということが期待できる
わけなんです
ねで何度も何度も出てきている共感的理解
共感これとえ感動しやすいのが道場だと
思い
ます相談を受けている時に共感と道場を
勘違いしないようにしないなければいけ
ませ
んロジャーズはそういった意味でもあかも
何何かのようにと言った点を強調してい
ますこのあたかもというのがなくなって
しまう
とどうなるかというと自分と相手が同じ
気持ちだという風に思ってしまうことが
生じますこれが道場です
共感的理解は相手の主観的世界をあたかも
自分自身のものであるかのように感じ取っ
て相手の感情をよく理解するということ
ですポイントとなるのはあくまで推測した
気持ちなのであって相手の気持ちそのもの
ではないということです相手の気持ちその
ものであると思ってしまうのが道場という
ことになります
道場の状態では相手の援助を行っても根本
的な手助けにはなりませ
ん自分と相手は異なる人間です相手の
気持ちに近づくことはできても近づく努力
をして相手の気持ちに相手の立場に立って
理解するというような努力はできる近づく
こともできるだけれども相手の気持ちを
完全に理解するということは決してでき
ないんですねそのことを常に忘れずに意識
しているということがえ正確な他者理解に
つがっていきますそして適切に援助を行う
ことにも繋がっていくということになり
ますはいえ今日はここまでとなり
ますでは
課題の説明ですえいつもと同じように授業
内容を自分の言葉でまとめ直してみて
ください前回もお伝えしましたがこれは
自分の頭を整理するためのものです完結に
要約してくださいという課題ではありませ
んので注意してください授業の中で考えた
ことや感じたことひらめいたことこれも
一緒にメモをしておくというのがポイント
になりますえこれができましたら次教科書
142ページの考えてみようこれにを実施
していくんですが
えっと友達から大学が面白くないのでやめ
たいという相談を受けたとで内部称号枠
から友人を理解値としようとするとどんな
声がけや関わりを考えることができるか
たくさんあげてみますましと教科書には
書かれていますでえポイントになるのは
その辞めたいといった友人のを共感的理解
することでどんな声がけや関わりができる
のか考えて思いつく限りたくさんあげて
みるこの時に自分自身の直接的な経験や
友達いろんなものを見たり聞いたりして
ますよねそれを元にそこにある背景につい
ても一緒にまとめてみて
くださいはいでは以上になります
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