人工知能はなぜ椅子に座れないのか〈人間にできて機械にできないこと〉【現代の国語・論理国語】教科書あらすじ&解説&漢字〈松田 雄馬〉

岡崎健太のOK塾
19 Nov 202212:28

Summary

TLDRこの動画では、人工知能が椅子に座ることができない理由について解説しています。コミュニケーションの3レベル(正確な情報伝達、意図の伝達、効果)を通じて、AIが人間のように椅子を認識する能力がない理由を探ります。人間は身体と環境との関係性を通じて物事を意味付けますが、AIはそのような即興的な認識能力を持たないため、椅子を座るという行為を理解することは困難です。動画は、人工知能が人間のように椅子に座れるようになれるには、それまでに大きな進歩が必要であると結論づけています。

Takeaways

  • 😀 AIは人間のように椅子に座ることができない理由についての解説を行い、コミュニケーションの3つのレベル(A: 技術的な伝達、B: 意図の伝達、C: 効果的なコミュニケーション)を紹介しています。
  • 🔍 AIが椅子を認識する上で直面する課題は、人間が椅子を座れるかどうかという身体的な経験に基づく判断をAIができないことです。
  • 🤖 AIは人間が持つ身体的経験や目的を持っていないため、人間のように場に応じて物事を即興的に判断することは困難です。
  • 🧠 人間は自分の体と環境との関係性に基づいて意味を作り出し、その意味を通じて椅子などの物体を認識します。
  • 🌐 コミュニケーションは単なる信号の伝達だけでなく、意図の正確な伝達と、受信者の行動への影響を必要とします。
  • 💡 AIが椅子に座れるようになるのは、AIが自分自身の身体を持ち、人生物語を生きるようになることでのみ可能となります。
  • 📚 この解説は、人工知能がなぜ人間のように椅子に座ることができないかを理解する上で、人間とAIの間に存在する違いを明らかにしています。
  • 📈 AIの進化は、最終的にはAIが自分自身の目的を持ち、人間のように物事を判断し、行動する能力を持つように発展する可能性があります。
  • 🌟 人間は自分の目的や状況に基づいて物体を新しい目的に適応させることができますが、AIは現在の技術レベルではそういった柔軟性を持っていません。
  • 📖 松田優真さんは、人工知能が椅子に座れるようになることについて、AIが自分自身の体と人生物語を持つことが前提になると述べています。

Q & A

  • 人工知能はなぜ椅子に座れないのでしょうか?

    -人工知能は自分自身の身体や目的を持たないため、椅子という概念を人間のように理解できません。命令があれば椅子に座れますが、自分の意思で椅子と認識して座ることはできません。

  • 人間はどのようにして椅子を椅子として認識するのでしょうか?

    -人間は自分の身体と環境との関係性を基に、目的に応じて椅子を認識します。例えば、疲れて座りたいという目的があると、岩なども椅子として見なすことができます。

  • 馬の耳に念仏ということわざが使われていますが、どういう意味ですか?

    -馬に念仏を唱えても馬には意味が伝わらないように、人工知能に言葉を伝えてもそれが単なる音信号に過ぎず、意味を理解することができないという例えです。

  • レベルA、B、Cのコミュニケーションの段階とは何ですか?

    -レベルAは、音信号が正確に伝わるかという技術的な問題。レベルBは、伝えたい意図が正確に相手に伝わるかという意味的な問題。レベルCは、相手がその意図を理解して行動に移すかという効果の問題です。

  • 人工知能が椅子に座れるようになるためには何が必要ですか?

    -人工知能が自分の身体や目的を持ち、環境と関係性を築く必要があります。そのためには、機械が自分の人生物語を持つことが求められます。

  • 機械に目的を教える際の問題点は何ですか?

    -機械に物の特徴を教える際、例外が多すぎることが問題です。例えば、椅子に関しても必ずしも4本足ではなく、3本足や足のない椅子もあるため、すべてのケースを教えることは難しいです。

  • 人間にとっての「意味」とは何ですか?

    -人間にとっての意味は、身体を持っていることや、自分の目的に基づいて周囲の物をどのように使うかに関わります。目的があって初めて、その物に意味が生まれるのです。

  • AIと人間のコミュニケーションの違いは何ですか?

    -人間同士では、意思疎通が簡単にできるのに対し、AIは言葉を単なる音信号として捉えるため、コミュニケーションが成立しにくいです。

  • AIにとっての椅子の認識はどのように違うのでしょうか?

    -AIは椅子を物理的な特徴から認識しますが、その目的や使用方法については理解しません。そのため、椅子に座るという行動も、命令がない限りできません。

  • この動画の目的は何ですか?

    -この動画は、人工知能が人間のように物を認識できない理由を説明し、それを通じて人間の知能や認識について理解を深めることを目的としています。

Outlines

00:00

🤖 AIとコミュニケーションの難しさ

この段落では、人工知能(AI)が椅子に座ることができない理由について解説しています。AIが言葉を理解するしくみと、人間が日常的にコミュニケーションを取る方法との違いを説明し、AIが言葉を意味を持つ情報としてではなく、ただの音信号として捉えてしまうことの難しさを強調しています。また、コミュニケーションの3つのレベル(A: 技術的な伝達、B: 意図の伝達、C: 効果的なコミュニケーション)について述べ、AIが椅子に座ることができない理由は、レベルBとCで問題が生じるためであると説明しています。

05:01

🪑 椅子を認識する難しさ

この段落では、椅子を認識することの難しさを説明しています。椅子の定義には例外が多く、AIが椅子の特徴を理解するのは困難であると述べています。人間は自分の体を持っているから、座れるかどうかを基準に椅子を判断できますが、AIはそのような基準を持っておらず、椅子を認識することができません。さらに、人間は目的を持って行動し、その目的に合わせて椅子を見つけ出すことができますが、機械的AIはそのような目的を持っておらず、椅子を認識する能力がないと説明しています。

10:03

🌟 人工知能が椅子に座る未来

最後の段落では、人工知能が椅子に座る未来について語っています。現在のAIは事前に命令されていれば椅子に座ることはできるが、人間のように状況に応じて椅子を発見し座ることはまだ遠い将来のことだという点に触れています。また、AIが自分自身の体を持ったり、人生物語を生きるようになった時に、初めて人間のように椅子に座ることができるようになるかもしれないと述べています。この文章を通じて、人工知能が人間のように椅子に座るには、身体的な要素だけでなく、目的や人生物語を持つことが重要であると学びます。

Mindmap

Keywords

💡人工知能 (AI)

人工知能 (AI) は機械が人間の知能を模倣する技術のことです。このビデオでは、AIがなぜ椅子に座ることができないのか、つまりAIが人間のように物事を理解し、状況に応じた行動をとることができない理由について説明されています。AIは命令に従うことはできるが、自らの意志で目的を持って行動することができないという点が強調されています。

💡椅子

椅子は、ビデオ内でコミュニケーションの例として使われています。AIが椅子を認識できない理由は、椅子をただの物理的な形としてしか理解できないためで、人間のように「座る」という行動を基に椅子を意味づけることができません。ここでは、椅子はAIと人間の知覚の違いを説明する象徴的な存在です。

💡コミュニケーション

コミュニケーションは意思疎通を指し、情報を伝える行為です。ビデオでは、AIが人間と同じようにコミュニケーションを取ることが難しい理由について解説されています。例えば、言葉が単なる音信号として伝わるだけで、AIはその意味を理解して行動を変えることができないと述べられています。

💡レベルA

レベルAは、コミュニケーションにおいて言葉や音が相手にどれだけ正確に伝わるかという物理的なレベルの問題です。例えば、人と人が近づいて言葉が聞こえる範囲に入ることや、スマホの電波が届くことなどが含まれます。このレベルは、技術的な側面を強調しています。

💡レベルB

レベルBは、音信号が相手に正確に意図を伝えられるかという意味的な問題です。例えば、「椅子に座る」という言葉は単なる音信号ではなく、意味を持った情報であり、それが正確に相手に伝わることが重要だと述べられています。AIがこのレベルで困難を抱えていることがビデオの主題の一部です。

💡レベルC

レベルCは、受け取った意図が相手の行動にどれだけ影響を与えるかという効果の問題です。例えば、「椅子に座ってください」と伝えても、相手が無反応であればコミュニケーションが成立したとは言えません。AIが人間のように行動を変える能力を持たないことが、このレベルでの課題として挙げられています。

💡意味

意味とは、物や行動に対して私たちが見出す概念のことです。ビデオでは、意味は私たちが持つ身体と環境の間で即興的に作り出されるものだと説明されています。AIはこのような意味を自らの身体を通じて作り出すことができず、そのため椅子が何であるかを理解できません。

💡意図

意図とは、自分の目的を指します。ビデオでは、AIは自分自身の目的を持つことができないため、椅子に座るという行動を取れないとされています。人間は自分の身体と人生の物語を通じて意図を持つことができ、それがAIとの大きな違いであると述べられています。

💡身体

身体は、意味や意図を持つために必要な要素として説明されています。人間は自分の身体を持っているからこそ、椅子に座るという行動を理解し、その場で適切な行動を取ることができます。AIにはこの身体がないため、椅子を認識して座るという行動ができないという点が強調されています。

💡物語

物語は、人間が自分の人生における出来事を理解するための枠組みです。ビデオでは、AIが自分自身の物語を生きていないために、状況に応じた行動や目的を持つことができないとされています。人間は物語を通じて自分の目的を作り出し、椅子に座るという行為もその一部です。

Highlights

人工知能はなぜ椅子に座れないのかについて、馬の耳に念仏ということわざを通じて説明。

情報とは何か、その理解においてコミュニケーションの重要性を強調。

コミュニケーションの3つのレベル、A: 記号の正確な伝達、B: 意図の伝達、C: 相手の行動への影響を説明。

人工知能は、音信号としての言葉を受け取るが、その背後にある意図や意味を理解できないことを指摘。

椅子の定義や特徴を説明する際に、例外(足の本数や形状など)に関する問題を挙げる。

機械が意味を理解するためには、身体性と目的が欠けていると述べる。

人間は自分の身体を基準にして椅子を判断できるが、AIはそれができない。

人間の目的や意図は、自分の身体と人生経験に基づいて形成されることを強調。

人工知能は自分で目的を設定することができず、そのため椅子を認識することができない。

人間の意味の理解は身体と環境の相互作用から生まれることを説明。

赤ちゃんが自分の身体と周囲の環境を認識していくプロセスが紹介される。

意味を理解するためには、自己認識と場の認識が同時に起こる必要があると強調。

AIは人生の物語を生きていないため、人間のように物語に基づいて椅子を認識できない。

AIが自分自身の人生を持ち、物語の中で物事を認識できるのはまだ先のことと述べる。

今回の授業では、AIを通じて人間の特性をより深く理解することができると結論付ける。

Transcripts

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こんにちは岡崎ですOK先生です今回は

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国語教科書人工知能はなぜ椅子に座れない

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のかの解説をやっていきたいと思います

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人工知能

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AIについては伊勢のどがこちらで解説し

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てきました今回の動画では人工知能はなぜ

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椅子に座れないのかこういった問題視点

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解説していきたいと思います最後まで聞い

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ていってくださいこのチャンネルでは中学

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生と高校生の国語教科書の解説動画を配信

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していますこの動画の最後に今回の文章が

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載っている教科書の再生リストが出てき

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ますその中には他の文章の解説動画も

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たくさん入っていますので

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チャンネル登録してお見逃しがないように

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してくださいそれではやっていきましょう

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馬の耳に念仏といったことわざがあるけど

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確かに

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馬にありがたい

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念仏を唱えたって馬にはそういう意味が

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分かるわけはないもちろん馬の耳には念仏

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の音は伝わっているだろうでもそれは

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あくまでただの音信号として伝わっていて

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念仏の内容については伝わらないその音が

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何を伝えようとしていてこの言葉を聞いた

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後にどのような行を起こすことが期待され

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ているのかそういった情報を馬が得ること

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はできないそう馬にとって念仏というのは

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意味がある情報とは言えないわけ

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みんなの身の回りにはスマホやテレビ

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あるいは他の人から聞く情報などで溢れて

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いるけどじゃあそもそも情報とは一体どう

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いうことなのかこの情報を理解する上で鍵

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となるのがコミュニケーション

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コミュニケーションを意思疎通というのは

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誰かが言葉を発して

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相手に対して何かの情報を伝えようとする

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ことでこのことはみんな毎日何気なくやっ

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ていることだけど

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機会に同じようなことをやらせようとして

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もなかなかうまくいかないそれは馬と

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なかなかコミュニケーションがうまく取る

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ことができないように

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機械人工知能に対して何か言葉を発したと

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してもその言葉というのが意味を持つ情報

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としてではなく

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馬の耳に念仏のような状態になってしまう

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つまり言葉が意味を持たない単なる

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オート信号になってしまうっていうこと

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そう人間同士では簡単に取ることができる

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コミュニケーションでもサイトでは

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なかなかうまく取ることができないでは

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コミュニケーションが成立するためには

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どういったことが必要なんだろうか次の3

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つのレベルで考えてみようまずレベルA

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最初のレベル

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通信において言葉などを交わすときに記号

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つまり

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オト信号などがどれぐらい正確に相手に

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伝えることができるのかということこれは

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一つ人が近づいて言葉が届くような距離に

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なるとか

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スマホだったら電波がきっちりと入るよう

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な状態になるとかそういった技術的な問題

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だと考えることができるそして

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レベルB

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次の段階は送信された記号というものが

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相手に伝わる音信号というものがどれ

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ぐらい正確に

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元々その人が持っていた意図を伝えること

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ができるのかという問題これは意味的な

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問題ということができる

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例えば

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椅子に座ってこういう言葉を

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発した時にこれらの言葉はもともとただの

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音なんだけどそれぞれ

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椅子とか

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座ってとか言った

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意味を持っているよねだからこれは希望と

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考えることができるんだけどそういった

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自分が持っている意図というものをどれ

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くらい相手に伝えることができるのかと

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いう問題これは日本語を理解できる人じゃ

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ないと伝わらないだろうし最低限

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椅子とか座るといった意味を理解しないと

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わからないことだよねで最後にレベルC

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受信された意図というものがどれぐらい

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その人の行為に影響するのかということ

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つまりこれは効果の問題ということが

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できるそうだよねコミュニケーションを

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取っていて相手がちゃんと意味を分かって

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くれたとしてもそれに対して相手が無反応

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ならばコミュニケーションがうまく取れた

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とは言えないこちらが

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相手に椅子に座ってこういうふうにお願い

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したら

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ちゃんと相手が椅子に座ってくれて

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あるいは椅子に座れない座りたくない事情

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というものをちゃんとこちら側に説明して

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くれたりしてようやくそこで

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コミュニケーションが取れた成立したこう

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いうふうに言うことができるわけじゃあ

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このレベルABCの中でBとCに注目して

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考えていこう

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相手に自分自分の気持ち糸を伝えて

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相手の振る舞いを変化させるとはどういっ

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たことなのかこの問題を考える上で

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意味とは何なのかこのことについて

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考えなくならないこの問題はAIの問題

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機械が人間のような知能を持つことが

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できるのかという問題とつながってくる

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そもそもね先ほどの椅子に座って

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子育て

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椅子というものが何かということがわから

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ないとそのコミュニケーションは成立し

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ないよねじゃあ人工知能にとって

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椅子とは一体何なんだろうかもちろん

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イストは何かということについて人間は

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人工知能に対してその形を説明することで

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椅子の特徴を説明することで教えることが

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できる

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例えば椅子とは4つの足を持っていて

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背もたれがあって

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座る部分がある形をしたものこういうふう

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に教えることができるけどこういったその

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ものの特徴を教えるということには

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問題点があるそれはそこには

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必ず例外があるということ

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例えば椅子というのは必ずしも4脚とは

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限らないよね3本足や1本足の椅子だって

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あるし

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足のない椅子だってあるでもねだからと

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いって椅子の足が4脚でなくてもいいこう

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いうふうに教えちゃうと今度は椅子では

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ないものまで椅子に含まれることになって

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機械は無限にその方法を増やし続けること

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だろうつまりね私たちが当たり前のに使っ

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ている椅子という概念であったとしても

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それを理解するためのメカニズムというの

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は謎に包まれているというわけじゃあ何で

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この機会にそのものの特徴を伝えるこの

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やり方がうまくい

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かれるとそれはそこに

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重大な視点が欠けているからそれは

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実は椅子というものが座れなければ椅子で

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はないということ

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えそれどういうことみんなこういうふうに

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思うかもしれないけど

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みんなそのものをイスかどうかと判断する

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ときに

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自分がそこに座れるかどうかそういうこと

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を基準にしてないかなで人間がそういった

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ことを基準にできるのは人間が自分の身体

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を持っているからこそで人工知能は人間の

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ような身体を持っていないから

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自分の身体と関係性をもたしながらそれが

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イスかどうかということを判断できないっ

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ていうわけそして先ほど座れなければイス

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出ないこういうふうに言ったけどその椅子

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は座ることができるのかできないのかそう

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いったそのものに対する目的を人間は作り

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出すという人間は自分の体を持っている

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から今ちょっと疲れたから座りたいなとか

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あなんか作業するときに椅子が必要だとか

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誰かとここで一緒に座って話したいなこう

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いうふうに考えるからそういうふうな目的

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を果たすことができる

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ぴったりな椅子というものを自分の

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周りから見つけ出すっていうわけでも機械

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というのは基本的にこういった目的を持っ

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ていないよね

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機械というのは命令されたことはしっかり

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とやるけど自分で何かをしたいと思って

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新しい目的を自分で作って

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自分から行動していくということはないだ

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から人間がちょっと疲れたな座りたいな

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こういうふうに思った時

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目の前に手頃な岩があったとき人は自分が

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持っている目的を果たすためにその岩を

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椅子と考えることができるでも機械はそう

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いった目的を持っていないからその岩には

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座ることができるこういうふうに前もって

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教えない限りその岩を椅子とみなすことは

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ないだろうねそう私たちにとっての意味と

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は好意の意味

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自分たちが何かを行いたいからそこに

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何かの意味を作り出すでその意味を

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作り出す時には自分自身の身体というもの

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が不可欠だっていうことそうつまり意味と

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いうものは私たちが持つ身体とその前に

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広がる環境を状況との間に

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即興的にその場その場で作り出されるもの

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だったんだねでここまで意味について説明

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したらようやく意図をについても理解する

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ことができるようになる

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意図っていうのは自分自身の目的のような

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ものなんでみんなが目的を持つことが

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できるのかというとそれはみんなが自分

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自身の人生物語を生きているからだから

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みんなはあるときあ疲れたなこういうふう

play08:05

に思ったりなんか作業をしたいこういう

play08:08

ふうに思ったり

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ゆっくり誰かと話したいこういった気持ち

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になるっていうわけでその時その時の物語

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に対応して

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椅子に対する目的を作り出していくでそう

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いった目的こそが一斉に対する意図じゃあ

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ここにあるこのものを今回はこういった

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使い方をしようそういうふうにそこにある

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ものをインストール見立ててそこに能動的

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にに働きかけていくことで

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自分自身の物語をさらに発展させようとし

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ていく

play08:34

自分はそこの場所に座った後でこんなこと

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をしていこうそういうふうに物語を発展さ

play08:39

せていくっていうわけつまり私たちがそう

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いった目的を持つ前はこの世界の形は

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定まったものではない

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みんな目の前にあるものはすべてはっきり

play08:48

と目的が決まっているものでそれは誰が見

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ても同じ景色に見えるに違いないこういう

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ふうに考えているかもしれないけど

play08:55

実はそうではない

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みんなの身の回りにあるものは

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みんなのその時の気分とか人によって

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あるいは時代とか文化によって

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変化していくものを変幻自在の空間なんだ

play09:07

play09:08

例えばみんなは自分が持つ目的によって目

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の前にある一層机として使うこともできる

play09:13

そこの上で何かを書いたりものを置くこと

play09:16

だってできるそういうふうな事実と変化

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する無限定空間の中でみんなは生きてい

play09:22

るっていうわけ

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例えば赤ちゃんはこの世に生まれてきた時

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に手足をバタつかせながら

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自分の周りに何があるのか

play09:29

自分自身の体はどのようなものであるのか

play09:31

ということを認識していく私たちはこの

play09:34

世界で周囲の環境という場と自分自身の

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身体を基準とする事故というものを

play09:40

ゆっくりと理解していくっていうわけその

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時に重要なことは

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場には自分自身が含まれるっていうこと

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周りのものはそのものだけで独立して存在

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するものではなく

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自分もそこに関わっていっている

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逆に自分という存在自己だってその環境に

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置かれて初めて認識できるものだっていう

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ことこういうふうに世界を知ること

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場の認識と

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自分自身を知ること

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自己の認識は

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同時に起こることでどちらかだけが起こる

play10:09

ことではないっていうわけそう私たちは

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一層認識する以前にまずは自分自身の身体

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を持っていて

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自分自身の人生という物語の中を生きて

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いるそのことを抜きにして椅子を認識する

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ことはできないだから機械には椅子を認識

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することができないっていうわけ

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プログラムだけの人工知能自分の身体を

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持っていないし

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例え人間のような体を持った人工知能を

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搭載しているタイプのロボットでも

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現状では自分自身の人生物語の中を生きて

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いるわけではない人間だったら歩き続けて

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クタクタになったら座って休みたいと思う

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そういった物語の中に自分を位置づける

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から一つの岩を見た時にそれを椅子と

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みなしてそこに腰をかけるこれがその人の

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物語の中にそこの岩が一層居続けられた

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瞬間こういうふうに椅子を認識するという

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のは物語の中にそのものとの関係が

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作り出されるっていうことこれが意味を

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見いだすことを作り出すことなんだね

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じゃあ1対人工知能がいつ自分の意志で

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椅子に座るようになるのかこれはまだまだ

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先のことと言わざるを得ない

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現状ではそういったことができるのは人間

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や他の生物だけいつの日か機械が見つから

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の身体を持ち

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自分の人生という物語を生きるようになっ

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た時そしてその中で自分自身の置かれた場

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といろんなことを想像することができる

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ようになって

play11:32

初めて本当に機会は人間のように椅子に

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座ることができるこういうふうに筆者の

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松田優真さんは考えているんだねどうです

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か今回の授業はわかりましたか人工知能が

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なぜ椅子に座ることができないのか

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もちろん事前に命令されていればそこの

play11:48

椅子に座ることはできるだろうけど人間の

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ように任期応変にそこにあるものを椅子と

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みなしてそこに座ることができるように

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なるのは

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ずっと先のことなんだこういう言葉は

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分かったんではないでしょうかまだまだ

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私たち人間と人工知能の間には大きな開き

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があるんだね今回は人工知能を知ることで

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人間を知ることにつながるそういったこと

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がわかる文章でしたそれでは今回の授業

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これで終わりにしたいと思いますいつも

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いいねコメントありがとうございますこれ

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からも頑張って

play12:17

自動動画を出していきたいと思いますので

play12:19

応援のチャンネル登録よろしくお願い

play12:21

いたしますそれではまた次の授業でお会い

play12:24

いたしましょうさよなら

play12:26

[音楽]

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人工知能椅子コミュニケーション国語教科書意味意図知識人間と機械物語身体
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