対談企画 中国人の中国観【後編】(劉傑教授×柯隆特任教授)
Summary
TLDRこのスクリプトは、日中関係の歴史と現状に関する深い議論を提供しています。スピーカーは、日中交正常化50周年を振り返り、経済的依存関係の深まりと政治的対立の増加について分析します。また、若者の視点から、中国と日本の間の感情的な対立と、最近の興味の高まりを考察し、教育や文化の観点からの相互理解の重要性を強調しています。
Takeaways
- 📚 歴史学の重要性:スクリプトでは歴史学の重要性と歴史事実の学び方について話されています。
- 🤝 日中関係の50年:中国との交正常化が50年経ったことを振り返り、日中関係の現状と変化について議論しています。
- 📉 冷めた日中情緒:シンポジウムの盛り上がりに感じた寂しさと、若者層における日中関係への関心の低下について触れています。
- 🔍 歴史問題と尖閣諸島問題:過去の日中対立を振り返り、これらの問題が民衆間の感情に与えた影響について説明しています。
- 📈 日中経済依存の深まり:経済の専門家の視点から、日中間の経済依存関係が過去50年で深まっていることを指摘しています。
- 👥 世代間の見方の違い:若い世代が日本に対する見方と関心が変化し、戦後の日本の歩みに注目していることを示唆しています。
- 🌐 情報の多様性:日本の文化や文学、漫画、アニメを通じて日本を知る人が増えていることの重要性について述べています。
- 👣 価値観と生活感の変化:中国人の価値観や生活感が変わり、日本を旅行先として楽しむ人々が増えていることを示しています。
- 📉 政治的冷え込み:政治的な関係が冷え込んでおり、国民感情が悪化している現状について警告しています。
- 🌐 留学生の自由と学び方:中国の留学生が日本で学ぶことの自由と、学問への純粋なアプローチの大切さを強調しています。
Q & A
対談の中で、日中関係の変化についてどのように述べられていますか?
-対談では、日中関係は経済的に依存関係が深まっている一方で、政治的には対立が深まっている現状が指摘されています。特に若者の間で日本の文化に関心を持つ人が増えつつある一方で、政治的な感情が高まっていることも触れられています。
中国の若者たちが日本に対してどのように考えているのか、対談でどのような意見が共有されていますか?
-中国の若者たちは日本の文化やアニメ、漫画などに強い関心を持ち、日本を立体的に多面的に考えている人が増えていると共有されています。また、戦後の日本の歩みに注目し、戦前と戦後の日本を異なる形で理解しようとしていることも示されています。
日本の学生たちにどのようなアプローチを勧められていますか?
-日本の学生たちに中国のことにもっと関心を持つように勧められています。また、留学生と積極的にコミュニケーションを取り、相互に学び合う場を設けることが重要だと強調されています。
対談で言及された日本の教育と中国の教育の違いは何ですか?
-日本の教育は一緒に学ぶ姿勢を重視し、アメリカやイギリスのように課題を見つけて共に研究するスタイルを提唱しています。一方、中国の教育は教えることに重点を置いており、政治が教育の中で非常に強調される傾向があると説明されています。
留学生が日本社会に溶け込むためには、どのようなことが重要ですか?
-留学生が日本社会に溶け込むためには、日本語の教育だけでなく、積極的にコミュニケーションを取り、日本の文化や習慣を理解することが重要だと対談で指摘されています。
対談の中で、日本の外国人教育の現状についてどのような問題が指摘されていますか?
-日本の外国人教育は進歩しているものの、外国人が日本社会に溶け込まず孤立する可能性があるという問題が指摘されています。また、英語プログラムを通じて教育を受ける留学生が日本語を十分に学ばず、日本社会について理解を深められない問題も提起されています。
対談で言及されたカナダの外国人受け入れ体制について、どのようなことが述べられていますか?
-カナダは外国人に対して言語学校に申し込んだタイミングから毎月生活費を提供し、子供がいればベビーシッターや宿泊手当まで支払う体制を整えていることが述べられています。これにより外国人がカナダ社会に溶け込むことが助かると対談で示されています。
日本の教育において、学生が求められる姿勢とは何ですか?
-日本の教育では、学生が何かを確認したいという気持ちがあることが示されており、学んだ後も自分の目で確認し、理解を深めるプロセスが重要だと対談で強調されています。
対談の中で、日中関係の将来についてどのような展望がされていますか?
-日中関係の将来については、政治的な対立が深まる一方で、経済的な依存関係が逆に下がっていく可能性があるという懸念が示されています。また、優秀な人材が日本に残って日本で生活するようにするための教育プログラムの重要性が語られています。
対談で言及された日本の留学生増加の背景には、どのような要因がありますか?
-日本の留学生増加の背景には、日本の子供の減少による大学の存続問題や、外国人の定住者の増加などが挙げられています。また、日本が外国人に対して受け入れ体制を強化する必要があるという点も対談で触れられています。
Outlines
😀 日中関係の現状と展望
第1段落では、日中関係の現状と過去50年間の変化について語られています。スピーカーは、日中交正常化50周年を記念するシンポジウムに参加し、当時の感情と現在の日中関係の温度差に言及しています。また、経済的な依存関係が深まっているにもかかわらず、政治的な対立が続く現状を指摘し、特に若い層の視点からの変化に注目しています。
🌏 中国の変化と日中間の相互理解
第2段落では、中国の近代化と改革解放時代の影響から、現代の中国人がどのように日本を認識し、学びを取り入れるかが議論されています。スピーカーは、中国人の価値観や生活感の変化、特に旅行や生活体験を通じて日本を理解する若者の増加について触れています。政治的な問題とは別に、民間レベルでの日中間の理解が改善されている可能性があるという見方です。
📚 教育と自由のバランス
第3段落では、中国と日本の教育システム、特に政治教育の強調と個人の自由のバランスについて語られています。スピーカーは、中国での政治学習の経験と日本での自由を感じる生活の差を比較し、教育における独立思考の重要性を強調しています。また、留学生が日本社会に溶け込むためには、日本の文化と言語の理解が必要であると指摘しています。
🤔 留学生の視点と教育の課題
第4段落では、留学生が日本社会にどのように学びを取り入れ、その経験を通じて成長するかが議論されています。スピーカーは、留学生が持つ自由な考え方と、日本での学問への純粋なアプローチの貴重さを強調しています。また、日本の学生と留学生の間の交流の重要性と、教育者がそれを受け入れる体制を整える課題についても触れています。
📈 データと人間関係のバランス
第5段落では、ビッグデータ時代における知識や情報の深みについて語られています。スピーカーは、データの重要性を認めつつも、人間関係や直接の交流が理解を深める上で欠かせない要素であると主張しています。教育のあり方や、学生が情報を深く理解するためのアプローチに焦点を当てています。
🌐 日本語教育の課題と留学生の受け入れ
第6段落では、日本語教育の現状と留学生の受け入れ方針についての議論がされています。スピーカーは、日本語の教育体制の強化と、留学生が日本社会に溶け込むためのサポート体制の重要性を指摘しています。また、外国人労働者の受け入れ方針や、日本が他の国と人材を争う時代に備える必要性についても言及しています。
🏛️ 日本の教育と社会の受け入れ体制
第7段落では、日本の教育システムと外国人の受け入れ体制が焦点に当てられており、議論は日本の社会全体の受け入れ能力についての懸念に終始しています。スピーカーは、教育プログラムの充実と、留学生が日本社会に溶け込むためのサポート体制の整備が、優秀な人材を日本に残すための鍵であると述べています。
Mindmap
Keywords
💡日中関係
💡総合依存関係
💡留学生
💡歴史問題
💡文化理解
💡経済協力
💡政治的距離
💡教育プログラム
💡社会不安
💡国際派
Highlights
対談の前半で歴史学の勉強方法について龍先生に伺った。
日中関係の50年を振り返り、シンポジウムでの経験とその盛り上がりのなさを指摘。
若者の間で日中関係に対する感情の変化と、最近の興味の高まり。
戦後日本の歩みに対する関心と、戦前と戦後の日本を異なる視点で捉えるようになった。
日本文化への興味が高まり、若い人たちが日本の文学、漫画、アニメを通じて日本を知りたいと感じている。
中国人の価値観と生活感の変化、近代化を目指す中国から豊かな生活を楽しむ中国への変化。
日中関係における政治的対立と民間レベルでの理解のギャップ。
総合依存関係が深まるにも関わらず、日中関係が良好でない現状について。
中国人の若者たちが日本に関心を持つ一方で、日本人の対中国感情が悪化している現状。
日中関係における政治的対立が経済的依存関係に与える影響と、デカップリングの可能性。
中国人留学生が日本社会に溶け込むことの重要性と、日本語教育の課題。
留学生が日本社会に残ることを促すための教育プログラムの在り方。
日本語教育の進歩と、日本人と留学生の間のコミュニケーションの重要性。
英語教育プログラムの拡大と、日本語の学びの重要性。
留学生の受け入れ体制と、日本社会への溶け込み方に対する課題。
若者たちが読書をしない傾向と、深い学びの必要性。
教育における「教える」から「一緒に学ぶ」への姿勢の変化の重要性。
留学生が日本で学び、社会に貢献するための教育の在り方についての考察。
Transcripts
一言で申し上げるとえ良かったっていうの
は自分でえま目で見てそして実際に体験し
て後半あの対談続けたいという風に思い
ますはいえ皆様あの前半はですね終わりに
あ龍先生にその歴史学それから歴史えの実
をですね事実をどのように勉強すればいい
かってお伺いえしたわけですけれどもえ実
はその話は私ものすごく興味あのあの持っ
てるものですけれどももっとも続けたいん
ですがえ1回の対談であのそのままあ行っ
てしまうともったいないのであのこっから
ですね少しその日中関係あもについて
ちょっと我々あの2人のですね考ええ
ちょっと話し合ってみたいとえいう風にえ
思っております
あの日中国交正常化してからもう50年
経ちましたで昨年あのちょうどり先生と
あるあのえ東京でですねあるシンポジウム
呼ばれて我々少しあのスピーチをしたん
ですけれどもり先生あの当時どう感じられ
たかあのあのあのシンポジウムてのは
まさに日中高校生長が50周年こう記念
するシンポジウムでしたけれどもただ私が
遠慮なく申し上げるとややあのお寂しいと
いうか思ったより盛り上がらなかったなっ
ていうのをえありまして30年30何年も
前私が日本に来た時あの当時の日本人って
いうのはものすごく熱心に中国とあの
付き合うええ中国に協力するという最近が
冷めためで見てるうんあ会場に来てくれた
人はものすご高齢者が多くてですね若者が
やや少なかったような感じはしましたが
あのまえこの50年間ま先生が色々歴史の
研究をなさってきたわけですけれども最近
のこの日中関係えり先生どのようにご覧に
なってらっしゃいますかはいえこれはあの
非常にまあの今本当は50年ですね時間
経ちまして総合理解が深められて特に経済
的な先生は経済の専門でございますけれど
も総合依存関係はまあ50年前と比較した
場合にですねもちろんこれは比較できない
ほど深まっているわけでありますがま
しかし現状はあの決してえま良くないと
いう風に思うんですがあのただですね私が
思うにはですねあの例えば30年前40年
前日中関係が例えばは歴史の問題で
あるいはその後ま尖閣の問題でですねあの
色々こう対立が発生した時にえこれはあの
民間レベルでもかなり強い半日感情が
高まっていたということがあると思うん
ですがしかし最近は若干様子が違うように
思いますそれが違うのはですねあの政治的
な関係は非常にえまあの好ましくないと
言いますかねあのいい状態とは言えないで
はあるんだけれどもあのしかしですねこの
日本に対して強い関心を持っている若い人
たちが私は増加してるように思います
つまりえ古いええあの日本に対する味方っ
というのはだいぶ修正されましてむしろ
戦後日本の歩みに関心を持つ人があのして
いるのではないかなという風にえ思います
でつまり戦前と戦後の日本をこれはあのえ
全く同じような形で理解するのではなくて
そこにえ戦後の日本の変化というところに
も注目して日本を見つめている人そういう
人々が増えているのではないかなという風
に思いますでこれにはいくつかの理由が
あると思うんですがまず1つはやはり日本
の情報はえこれはあの先ほども言いたよう
にかなり日本中国に広がっているという
ことがあるそれから翻訳された日本の文学
の作品であるとかあるいは漫画アニメなど
とかですねそれを通して日本を知るという
人が非常に増えていますので非常に日本を
立体的に多面的にですねえ考える人が増え
ているように思いますこれが1つですがで
もう1つはですねこの中国人のこの価値観
と言いますか生活感そのものも変化してる
ように思いますであのえっと中国は一生
懸命にですね近代化を目指していたあ頃
いわゆる改革解放の時代ですねでその時代
においては中国の人々はとにかく中国は
どういう風に強くなるのかと一生懸命に
頑張るあるいは日本に学ぼうという風にえ
考える人が多かったんですがま最近はです
ねあのむしろ例えば日本に来てえ旅行
するっていうのはこれはその日本に何かを
学ぶというよりも自分の生活を楽しむう
自分の生活をより豊かにするための一環と
して日本に来ているということであります
ねそういう意味ではあのま非常に日本の
いいところこれを見る人が多くなってきて
て日本に行きたたらばあの必ず日本から
あの新しいあま昔は意識的に学ぼうとした
んですけど今は体験で日本の良さを覚えて
いくということでえ本当は体で日本のいい
ところを感じるようになったまそういう人
が増えているような感じはしますねそう
いう意味ではまあ日中関係はえ政治的には
悪いけれどもむしろ民間と言いますかあの
総合理解は中国人の対日本理解は以前
比べると少し改善されてるようにそういう
風に私は思いますあのありがとうござい1
点だけちょっと確認させていただいてから
ちょっと先生にご質問いただきたいんだ
けれどもあの我々ま漠然としたあの概念で
こう考えてええ想像するのがうん総合依存
関係深まれば深まるほどあの両国の関係が
良くなると一般的にそういう仮説が多分
立つと思いますだけどこの日のうんの50
年来のその歴史を振り替えた場合え後半配
て総合依存関係が深まったにも関わらず
日中関係かなり悪かったんですよでそれで
もあの先生ね最後今のこのえ中国ではです
若者たちが日本に関心を持つようになった
んだけれどもでも逆に日本人のその対中国
の国民感情がものすごく今悪くなっている
んですね必ずしも先ほどのそのえうん説が
ですね成り立ってなくてむしろ崩れつつ
あっていってそ依存関は確かに高いんだ
けれどもえ関係がですね良くなっていない
でこの関係がね悪化すればするほどこの先
のこと展望すればむしろ総合依存関係が逆
に下がっていく我々経済勉強する人間から
すると例のそのデカップリングがえ逆に
その背中押されてどんどんどんどん離れて
いくじゃないかというような心配うんもあ
あるわけでそうするとねこの中国の若者の
一部が日本に来られる情報ちゃんと勉強し
てですねあのあこれ日本が好きだとえ日本
の文化色々味わいたい経験したいそういう
人はいいんだけれども全般的に日本知ら
ない人たちだとやっぱあの日本に関心が
それほどなくてちょっとしたことあると
その半日感情が全面的出てきてご存知の
通り最近中国国内でもあの着物来たうん
若い女性がですね突然連されたりする
つまらんこと起きてるわけだけれどもでも
一方日本では半日
感情半中感情が高まって僕テレビ時々出る
もんだからそういうテレビ出るとむしろ
中国を批判するようなコメントをした方が
あの視聴率上がるんですよただ僕自身に
とってはあのあの危険性が高まるだけで
あってあの僕は警語しない人間な全然で
うんメしているんだけれどもこういう
ねじれているというか歪んでるその日中
関係先生から見るどういう風にそのその
その見てらっしゃるんでしょうかはいあの
今非常に面白い指摘だと思うんですがあの
例えば日本の着物を着て歩いた女の子が
連行されたとかですねあるいは例えば日本
のものあるいは日本のことを褒めたりとか
すると必ず攻撃されたりとかする現象は
あるんだけれどもただむしろ逆にですね
あの木を来て外を歩いている人が出てき
たていうところを私は見ているわけでして
あのつまり中国は両極端にむしろ分裂して
いるという現象がえ非常に深刻になって
いるという風に思いますつまり私の理解で
はいわゆる国際派的なあ人たちえ国際協力
とか持ち通りのですね総合依存ということ
をあのしっかりと認識してこれを実践する
人々があのいる一方でその逆の方向に動い
てる人ももちろんいるわけでありましてで
かつての中国はこのえ分断された状態と
いうのはあまり明確に出ていなかったわけ
ですからほぼ同じようにま1つの漠然とし
たイメージの中にはあったんだけれども今
の中国はこの2つの流れが分断されている
よように思いますですからその非常にこう
冷静にですねえいわゆる国際派知識人で
あるとかえ国際派若者たちがですねこれが
あの非常にこう増加していることを私は
むしろ注目していてもちろん先生が指摘さ
れたむしろ総合依存すればするほどですね
対立も深まるというそしてあの自刻中心の
考え方がさらに強くなるという現象もまだ
一方で中国ではあ強くなっているとこの
分断された状態はあの悲しも健全な状態で
はないと思うんですけれどもしかしあの
ある意味ではですね今の中国の現状かなと
いう風に思いますむしろあのこの中国の
変化にえ国政社会がどう対応するのか
あるいは今の中国をどう認識するのかあの
これは外から中国を見る場合の1つの
大きな課題だと私は思思いますけどね
なるほど
はいまそういう意味でこのま経済の総合
依存が確かにえ中国とアメリカもそうです
し日本ともそうですヨーロッパともそうな
んですが深まってえきたけれどもここに来
てですね政治的な対立が深まっていると
いうことがあると思うんですけどもでま
そこをあの経済と政治のこの一種のま非常
にこのバランスの悪い状態
をま狩先生から見ますとこれどういう風に
え簡単に言うと説明したらいいのかあの
ですね龍先生と私は日本で生活していて
あの龍先生も感じられると思うんだけれど
も我あの日本にいる皆さんこう誠実の距離
がものすごく遠いんですそうですねあの僕
中国24歳まであのいたのでうんもうしち
政治学習毎週1回2回必ず政治学習参加し
なきゃいけないもちろんうんあの好きで
参加するわけじゃないあのいつもあの仮眠
しながらえ政治学習してでもああ時々
見つかるとまた怒られるわけだからあの
頑張って色々参加するんだけれどもだから
嫌なしに政治の要素が生活に入り込んで
くるわけですけれどもそこはねものすごく
ストレス感じる部分が私自身がありまし
たうんうんで一日本に来てあのさっきね
ホームシック感じなかったていうのがう1
つ多分ね重要なポイントがやっぱあの政治
のエレメント要素が全くないがためにある
種のうんうん自由を感じるで自由ってどう
定義するか人にえやってそれぞれ違うと
思うんだけれども私が仮に聞かれて自由
って何と聞かれたら私はに自由ってのは
自分のやりたいこと自分の運命自分で決め
られるいうのはねうんあの大学に入って何
を勉強するか先ほどり先生に質問されたん
だけれどもうんまあの例え間違ってても
経済医学学ぶってのは自分で選んだって
いう意味では私がねえとても良かったん
ですこれねあのえ卒業してどこに就職する
かえ我々当時中国の時はね自分で選べない
んです学校から言われてどこそこ行き
なさいと言われるもんもうやと言えない
ぐらいだけど日本での大学大学院出て最後
大学の自分の首都教官からその恩師から
その君が博士家庭に入るかって聞かれて
いや俺あのシンクタンクに入りたいとこれ
全部自分で決めるっていううんそう
いわゆる自由っていうのをあの感じるわけ
ですけれどもただあのとはいえあの今あの
ご質問経とあの成人のバランスなんだけど
僕はねあの実際この仕事していながうん
日頃やっぱりね政治の距離遠いんだけれど
もやっぱりず関心を持たなきゃいけないと
いうところあ僕は重要だと思いますいやあ
関係ない俺政治な全く関心がない関心が
なくても政治っていうのはその国の体系を
作るあのま必要なものだからやっぱ関心を
持たなきゃいけないそうじゃないと自分が
置いていかれる可能性だってあるわけです
からその辺はですねうん与えられた
バランスじゃなくて自分が内面からあの
自分の生活経済それから政治のその自分が
バランスを作っていかなきゃいけないと
いうのは私自身がですよ毎日あの心がけて
気をつけているところですああなるほどね
はいですから中国のあの若い人たちは今の
留学生たちは多分あの中国のあの学校教育
の中では政治が非常に強調されてえいる
わけですからあのこちらに来てむしろそう
そうじゃなくてあのま専門分野のことを
本当に純粋に学問としてどう学ぶのかと
いうことを考えるようになりますけれども
そういう意味では非常に貴重な機会であり
ますのでむしろ彼らに日本のことを
たくさん学んで欲しいというあの希望は
ですねずっと持っているわけでしてそでは
日本の学生たちと一緒に学ぶ時にやはり
あの日本人の学生にえ少し中国のことに
もっと関心を持つようにそしてま中国の
留学生にま日本のことに関心を持つように
とまいう風にあのお互いに学び合うという
そういう場でありますので是非そういう風
にやってほしいなという風にずっとあの
学生たちに言っているんですけども
うんうんあの留学生できた人たちはだいぶ
今は先生がおっしゃったようにかなりあの
なんか自分の意思をですですねあの持って
留学に来ている人も多くなっているわけ
ですね我々の時と比べるとある意味では
自由にえなっているような部分はあったか
と思いますがただあのえなんて言いますか
ね考え方の自由と言いますかそういうもの
をどういう風にですねこの留学の中でえ
こうあの作っていくのかということが大事
かなと思いますねうんうんありがとう
ございますあの先生とねこの話を続けたい
んだけれどもただ最後どうしても1つあの
えちょっとえ伺いしてですね
ディスカッションを深めていきたいえ
トピックがあるんだけれどもというのは
うんあの先先ほど
えその今のその中国人はね留学生は中心に
日本に来ていって彼らがですねもうああり
あれた情報の中で生活しているわけだ
けれどもあのただ私はそれ伺って思ったの
が
うんってなんでかというとインターネット
いうも出てきてからその情報はですね上す
的に増えていくわけですから人間がそれを
え日頃処理できないぐらいなわけですから
それぞれの人その情報をどう判断する
かっていうその判断の能力が問われてるま
またそのAIの時代に入ってでこのこの
本当の人間が発信してる情報のAのうん
発信してる情報はさっぱり分からなくなっ
てくるわけですからそれでね要するにこの
知識や情報これから我々どう深みしていく
かというのが実は中国人の留学生もそうだ
けれども日本人の学生さんも同じですでも
残念ながらあの今の若者たちがうんえ読書
をあまりしない深読みしないっていうのも
ありましてえこの点についてちょっと先生
に伺っていきたいと思いますけれども去年
あの東大のあるセミナー夜私え申し込んで
聞きに行ったんですけれども中国関連の
シンポジウムでしたが正直にびっくりし
ましたうんあの来場者たくさんいたんだ
けれどもよくよく見たら9割以上は我が
中国の留学生なんですあのえこんなに夜は
みんなアルバイドもしないでここでこの
あのセミナーに来てるなというのがやっぱ
あの30年前30何年も前うんあの我々
大学で学んだ時では考えにくい現象景色が
ですね自分が見えちゃったもんですからで
一方あの私これ静岡にいるのであの静岡で
こう夜仮にセミナーやるとですね学生さん
ほとんどこ来ないと思うんですあのうんえ
そのえ日本人とか中国人とか問わず今の
学生たちにその的な好奇心をどのように
喚起すればいいと思いますかうんはいあの
そうですねあの確かに今情報が非常にあの
手に入りやすくなってきているわけです
から彼らの関心を引くようなテーマと言い
ますかあそれを持ってですね抗議をしたり
とかあ教えたりとかするのは非常に難しく
なってきてるわけですね今まではあの教室
で知識として覚えていたものは彼ま簡単に
もうあのええパソコンを使ってばすぐ調べ
てばすぐ出てくるわけであります場合には
た先生いらないじゃないのみたいなそう
いうところもあるかもしれないですがそう
いう意味ではこの物の考え方を教えると
いうことですねこれはむしろ非常にとても
大事になってきたなという風に思います今
あのデータとか非常に大事にされています
あのビッグデータの蓄積でいろんなものを
判断したりとか推測したりとかすることが
とても大事なんですけどもでも結局はその
データを扱うのは人間であるということを
ですねここはやはり根本的なところは
変わらないと私は思いますでまあの
とにかくその1つの国全く違う国のですね
え人々を理解するというのはデータを読ん
でま理解するというやり方とあのやはり
人間と接してですねその交流の中で理解
するというものはやはり全然違うという風
に思いますで多分あの学生たちがたくさん
が集まって知的な関心を持ってあのある
例えばあの講座であるとかですねイベント
にみんな参加するというのはその人に接し
てみたいという気持ちがあってきた来た人
たちじゃないかなという風に思います
やはりあのデータでえ読み取るものだけで
はなくてですねあの人間と人間が直接接し
てその人のあのその講師のですね生の声を
聞いてそこで何かを感じた
という気持ちが多分あると思いますそう
いうような関心を持たせるようなあのそう
いうようなまあの問題提起するということ
がとても大事だという風に思いますけどね
あの先生ねあの僕は日本の教育と中国の
教育ある意味で1つのことについて共通し
てえちょっと困ってることがあるんだ
けれどもというのはあの日中のその教育
ってのはまさにこの名前の通り教育なわけ
だから教えるだけど僕はあのアメリカ
イギリスの大学行ってみて思ったのがいや
教えてあげるじゃなくて一緒に勉強しよう
とあのある課題を見つけて我々みんなで
あの調べるそうですねデータあるいは実験
あるいはあの歴史の実事実ね調べるという
のだから教えるというような考えを
そもそももうもう古いからやめようとそれ
でうん先生だろうが学生だろうが一緒に
勉強する一緒に学ぶ一緒に調べ
るっていうのそのスタンス姿勢を変え
なきゃいけないどうですかあそこも大事だ
と思いますけれどもねあのもちろんこれは
あの私もそれを日頃の教育の中で全くそれ
を実感しています先ほど言ったようにあの
今あの少しだけえパソコンを使えば
いろんな情報は全部学生たちは自分で獲得
することができるようになってえいますえ
でまそういう意味ではあの一緒に学ぶと
いうことがとても大事だという風にま思い
ますけどもでえ1つはやはりあのこの一緒
に学ぶ中でですねでま学生の立場の人たち
はですねやはり何かを確認したいという
気持ちはどっかにあるという風に思います
で学んだ後にこれは本当にそうなのかどう
か自分の目で確認をしてみたいでその確認
のプロセスというのは学生と教師が一緒に
どういう風にやっていくかということが
大事だという風に思いますね
そのあの先ほどたくさんの学生が集まって
講座を聞くとまさに彼らは確認に来たと私
は思いますで自分たちが日頃考えている
ことをですね例えばある有名な先生が来て
このことについて喋るとで自分が考えてる
ことは本当にその通りかどうかということ
でまあ1人のまいろんな研究をの実績の
ある先生の話を聞いて確認するその
プロセスを踏んでやってるように思います
そういう意味ではどう確認していくのは
これは人間同士が直接こう
コミュニケーションを取りながらやって
いくということが大事だという風に思い
ますねはいオッケーあのでま最後の少し
時間残ってるの残してるのがえどうしても
ちょっとお伺いしたいなと思うのが1つ
ありましてこれから日本がねん子化で子供
が減ってきてそれ大学のその存続も問わ
れるような事態になっていってでそうする
とどんどんどんどん外国のま中国も含めて
いろんな国の留学生が入ってくるわけです
けれどもあのそのうちかなりの人は日本に
定住していくっていうのもあるしいやあの
大学に入らなくても移住してくる人も
いっぱいいてうんそれでね私が1つ心配し
てるのが日本のま日本人いうか外国人に
日本語教える能力の低さあのでそうすると
こう受け入れるのがいいんだけれども
きちんと教えてあげないとこの外国人が
日本の社会に入っていって溶け込んでいけ
なくなった場合孤立しちゃう可能性が高い
と思うのでえせっかくだから先生が元々
中国で日本語学んででうんもう日本人の何
の違和感もない全く同じ日本語話されるの
で私なんか全然あの生のルやあれだけど
そうするとですねあの例えば日本のその
外国人にその日本の言葉文化習慣など
教える体制について何かこう指摘えできる
点があれば教えて欲しいんですはいあの
これはでもあの以前と比べるとあのだいぶ
あの日本の外国こ外国人に対する日本語
教育というものはあだいぶ進歩したように
思いますけれどもうんあの例えばいろんな
大学では大学院はあの日本語教育の専門
大学院があったりしてだいぶそのあの前進
したという風に思いますけどもでやはり
基本はですねあの日本語を非常に流暢に
使って日本人と交流できて日本で仕事が
できる人たちの共通の特徴はは何なのかと
いうとやはり日本人の中に入っていて彼ら
とコミュニケーションを積極的に取って
いくというそういう姿勢がとても大事だと
いう風に思いますどっちの姿勢であの留学
まず留学生の姿勢がねで留学生が積極的に
入っていくのとまた逆にですね日本人の
もう1つの大きなまこれは皆さんのあの
あの生活の習慣の中でできたことだと思う
んですけどもであのなかなかですねこう
外国のの留学生たちとコミュニケーション
を
取るこちらの方から日本人の学生の方から
留学生とコミュニケーションを取るという
人が非常に少ない積極的にですねうんで
これをどういう風にえまこのたくさん留学
生を受け入れる中でですねあの教育を一緒
にやるのかっていうことが課題だという風
に思いますでご承知の通り今いろんな大学
で英語プログラムを立ち上げていますその
英語プログラムの中で留学生たちは英語で
えんえ入学し卒業することができ
るっていうのこれは素晴らしいことなん
ですけどもその1つの問題はですね結局は
英語の中で生活しえその留学の間も日本語
の英語で学び英語で考えそして英語を話す
友達と付き合うということで4年間卒業し
ましたけれども結局日本の社会について
あんまり理解できてないでそのままむしろ
優秀な人はまた4年うんにですねまた日本
を出てあのオーストラリアに行ったり
アメリカに行ったりそういうことになって
しまいますですから優秀な人材がですね
日本に残って日本で生活するようにする
ためにはこの教育プログラムというものも
やはり考えていかなければならないという
風に思います日本語の教育もえ英語教育と
同じようにですねあの両方の教育が
しっかりとやってえ日本語もその4年間の
間にしっかりと覚えてもらってそして日本
の社会にも溶け込めるようなそういう教育
システムを作った方がいいと思いますね
あのなぜこの質問申し上げたかというと
例えばあのイギリスという国の英語の
GDPがですね会話とか事象だと色々ある
んだけど英語のGDPがねイギリスの農業
のGDPより大きいんですあはいた
YouTubeで見るとA会話のあの
いろんな動画があるわけですよ山ほどあて
日本語はねわずかうんないわけですけれど
もでしかも今先生おっしゃる日本国内で
こういう教育もあの昔に比べれば多少まし
になってるかもしれませんが今朝うちの家
の万前のうちがその外壁のですね塗装も
工事入っててそのえ労働者というかその
職人技術者がですねほぼ全員うん
ベトナム人なんですベトナム人はそれ別に
問題ないんだけどただ彼らが日本語
ほとんど喋ってねないわけですけれども
そういうのをやると彼らがぽつんと日本の
社会孤立してしまってですね将来的に社会
不安治安が悪化させられるというのが色々
出てくるわけですからだからほとんどの方
この辺のことについてまあのなんて言うの
問題視してなくてだからそうすると改善
しようともしてないしあの国会でも議論
なさらないんでこれ1つだけ最後申し上げ
たいのが調べてみたら例えばカナダという
国があのうんしてくる外国人に対してA
会話のスクールに申し込んだその
タイミングから1ヶ月うんうんあの毎月な
んだけどその卒業するまでま1ヶ月
800ドルのあの生活費を渡すわけです
10万円以上で赤ちゃん子供がいた場合
ベビシッターを宿手当てもあの払うわけ
ですだから月々20何万年ももらえて卒業
するまでもらえるわけですからそうすると
やっぱ彼らが英語きちんとうん
してそれであのカナダ社会に溶け込んで
いけるわけなので日本はそういう受け入れ
体制が私がね残念ながら非常に脆弱のよう
な気がする大学のはまだまかもしれません
けれども社会全体で見た場合はやっぱり
弱いような気がするんですそうですねあの
新聞見てたらあの韓国は今あの外国人の
労働者を積極的に受け入れてあの韓国社会
に営できるようにですね体制を整えている
ように報道されていますけども今度は日本
と韓国が人材争いえそういう時代に入る
可能性がありますのでえきちんとしたそこ
の制度を整備しないと優秀な人材はですね
日本は日本に行かないでま周辺のね国々に
また人材必要なところに流れていくという
可能性もありますのでそういう意味では
あのこれはあのま非常にま重要な課題とし
て取り組まなければならないなという私
思いますねはいありがとうございますあの
今日あのり先生え貴重なお時間え取って
いただいてあのじっくりとこう対談をして
いただいたんですけれどもあの実は話題が
たくさんあってあの1つの話題とっても
ですね1時間ぐらいあの続けたいぐらい
ですけれども今日2回目でございまして
また皆様のそのえフィードバックを見て
ですねいやもうあのいいって言われるのか
あ是非またあの聞きたいなといういうよう
なご要望が出ればあのまたあの第3回え第
4回までやっていきたいという風に思い
ます恐竜先生本当にありがとうございます
ちらこそありがとうございまし
たJA
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