物理学第14回

山田蓮
27 Jul 202424:04

Summary

TLDRこのビデオスクリプトでは、物理学の分野におけるダークマター問題に焦点を当てた解説がされています。ダークマターとは、重力の影響が観測されるが、光や電波で見えない不思議な物質のことであり、宇宙の大部分を構成しているとされています。スクリプトでは、ダークマターの存在を示す証拠として、重力レンズ効果や渦巻銀河、銀河団の観測結果が紹介されています。また、ダークマターの質量を推定する3つの方法:天体の運動速度、ガスの温度、重力レンズ効果を利用する方法が説明されています。しかし、ダークマターの正体は未だに謎に包まれており、物理学の重要な未解決問題の一つとして位置しています。

Takeaways

  • 🌌 ダークマターは物理学の重要な問題であり、重力レンズや渦巻き銀河の観測から存在が示されています。
  • 🔍 ダークマター問題は、観測される物質の全質量(ML)と重力を及ぼす物質の全質量(MG)の不等式を表します。
  • 🌀 渦巻き銀河のMGは、その回転速度から求められ、多くの場合MLの10倍以上とされる例があります。
  • 🌌 銀河団の観測では、高温ガスの温度を通じてMGが推定され、MLの30から100倍に達することがわかっています。
  • 🔬 ダークマターの正体はまだ不明で、光を放出しない未知の素粒子から成るとされている説があります。
  • 📚 MGの求め方は、天体の運動速度、ガスの温度、重力レンズ効果など、複数の方法があります。
  • 🚀 X線観測を通じて、銀河団内部の高温ガスが存在することが判明しており、これらはMGの推定に利用されています。
  • 🌐 重力レンズ効果は、アインシュタインの一般相対性理論から予言され、1919年の太陽重力レンズ観測で確認されました。
  • 🔭 銀河団A2218の例では、重力レンズ効果によって背景の銀河の形が歪み、これから銀河団のMGが推定されます。
  • 🤔 ダークマターは物理的な粒子としてまだ検出されておらず、物理学の未解決問題の一つです。
  • 📈 ダークマターの存在は、宇宙の構造と進化を理解する上で欠かせない要素とされています。

Q & A

  • ダークマターとは何ですか?

    -ダークマターは重力を及ぼすが、光や電波では見えない未知の物質であり、宇宙のほとんどの物質を構成していると考えられています。

  • ダークマターが存在する証拠は何ですか?

    -ダークマターが存在する証拠は重力レンズ現象や渦巻銀河の回転速度などがあります。特に、mg(重力を及ぼす物質の質量)とml(光や電波で見えている物の全質量)の不均衡が重要な指標です。

  • mgとmlはどのように求められますか?

    -mgとmlは、天体の運動の速度、付随するガスの温度、重力レンズ効果を利用して求められます。

  • 渦巻銀河のMGを求めるとき、ドップラー効果とは何を意味しますか?

    -ドップラー効果は波長のずれを指しており、渦巻銀河の回転速度を測定する際に利用されます。

  • 銀河団の高温ガスがX線で観測される理由は何ですか?

    -銀河団の高温ガスは数千万から1億ケルビの高温を持っており、その熱エネルギーからX線を放出しているため観測されます。

  • 重力レンズ効果とはどのような現象ですか?

    -重力レンズ効果は、強い重力源の近くを通過する光の進路が曲がることを指し、その結果として遠くの天体が歪曲したり、明るくなったりする現象です。

  • 1919年の太陽重力レンズ効果の観測はなぜ重要ですか?

    -1919年の太陽重力レンズ効果の観測は、アインシュタインの一般相対性理論を検証する最初の観測であり、理論の正しさを実証しました。

  • ダークマターの正体は今ではどのように考えられていますか?

    -ダークマターの正体は現在も謎に包まれており、光を放出しない未知の素粒子からできているとする説がありますが、具体的な粒子はまだ発見されていません。

  • ダークマター問題はなぜ未解決の問題とされていますか?

    -ダークマター問題は未解決の問題とされているのは、ダークマターの具体的な性質や構成がまだ不明であり、観測的にも直接的な証拠が得られていないためです。

  • 銀河団全体のmgが求められると、その結果は何ですか?

    -銀河団全体のmgが求められると、mgはmlの30から100倍であることがわかります。これはダークマターが存在する強い証拠となっています。

Outlines

00:00

🌌 ダークマターの存在とその問題点

物理学の講義ではダークマターについて説明しており、ダークマター問題はmg(重力を及ぼす物質の全質量)とml(光や電波で見えている物の全質量)の不等式を表す。mgがmlより大きいという事実から、宇宙には光や電波では見えない物質が存在することが示されている。この問題は渦巻銀河や銀河団を通じて観測され、特に銀河団ではmgがmlの10倍以上であることが示されている。ダークマターの正体は不明であり、未知の素粒子からできたとされる説がありますが、現在は未解決のままである。

05:02

🌀 渦巻銀河の運動とダークマターの推定

渦巻銀河の運動からダークマターの質量を推定する方法について解説されている。渦巻銀河は遠ざかる方向に運動しているが、その一部では異なる運動が観測される。これは渦巻銀河の回転運動を示しており、ドップラー効果によりその回転速度が測定できる。渦巻銀河のmgは、この回転運動による遠心力を考慮して求められる。結果、mgはmlの約10倍とされる。

10:05

🌌 銀河団と高温ガスの観測

銀河団の観測とその内部にある高温ガスについて述べており、X線で観測されたこれらのガスは数千万から1億ケルビの高温を持っており、可視光線では見えない。高温ガスの温度から、それらが煮えきらないためにはどれだけの重力が必要かが求められる。銀河団全体のmgは、これらの観測を通じてmlの30から100倍とされる。

15:06

🔍 重力レンズ効果と銀河団の観測

重力レンズ効果について説明されており、これはアインシュタインの一般相対性理論によって予言された現象である。重力源の近くを通過する光の進路が曲げられるため、遠くの天体が見え方を変えることがある。1919年の太陽重力レンズ効果の観測が初めて確認され、これにより遠くの銀河の形の歪みから銀河団の重力を推定することができる。

20:10

🚫 ダークマターの謎と未解決の問題

ダークマターの正体は不明であり、現在も謎に包まれている。物理学者たちはダークマターが未知の素粒子からできている可能性があると仮説しているが、それらの粒子が実際に存在することが実験的に確認されていない。ダークマター問題は、現在も物理学における未解決の問題の一つであると結び付けている。

Mindmap

Keywords

💡ダークマター

ダークマターとは、重力の影響が観測されるが、光や電波で見えず、従来の物質とは異なる未知の物質のことです。このビデオでは、ダークマターが存在する証拠として重力レンズや渦巻き銀河の観測結果が紹介され、宇宙の大部分を構成しているとされています。

💡重力レンズ

重力レンズは、強力な重力場を持つ天体が通過する光を曲げることにより、その背後の天体が歪曲された形で観測される現象です。ビデオでは、銀河団による重力レンズ効果が説明され、これによりダークマターの存在が示されるとされています。

💡渦巻き銀河

渦巻き銀河は、自らの重力によって星とガスが螺旋状の構造を持つ銀河のことで、M51などがビデオで取り上げられています。渦巻き銀河の回転速度からダークマターの質量を推定する手法が説明されています。

💡銀河団

銀河団は、多くの銀河が集まって形成される大きな天体群であり、ビデオではその高温ガスからダークマターの質量を推定する手法が紹介されています。また、銀河団による重力レンズ効果もダークマターの研究に利用されています。

💡mgとML

mgは重力を及ぼす物質の全質量、MLは光や電波で見えている物の全質量を指します。ビデオでは、mgがMLよりも大きい場合にダークマターが存在するとされる不等式が説明されており、これがダークマター問題の核心です。

💡ドップラー効果

ドップラー効果は、波源が観測者に対して移動する場合に波長が変化する現象です。ビデオでは、渦巻銀河の回転速度を求めるためにドップラー効果を利用する方法が紹介されています。

💡高温ガス

高温ガスとは、数千万ケルビから1億ケルビの高温を持つ气体のことを指します。ビデオでは、銀河団内部に広がる高温ガスからダークマターの質量を推定する手法が説明されています。

💡X線

X線は、短波長の電磁波であり、ビデオでは銀河団の高温ガスを観測するために利用されています。X線による観測からガスの温度を測定し、ダークマターの存在を示す方法が説明されています。

💡宇宙の不均衡

宇宙の不均衡とは、観測される重力と見えている物質の質量の間にある不一致を指します。ビデオでは、mgとMLの不均衡がダークマター存在の証拠として触れられています。

💡一般相対性理論

一般相対性理論は、アインシュタインが提唱した理論で、重力は物体が空間時間を曲げることで生じる現象であると説明しています。ビデオでは、重力レンズを説明する際に一般相対性理論が引用されています。

Highlights

ダークマター問題とはmgがMLより大きいという不等式を示す。

MGはある天体に含まれる重力を及ぼす物質の全質量、MLは光や電波で見えている物の全質量。

銀河や銀河団においてMGはMLの10倍以上あることが観測でわかった。

ダークマターは重力を及ぼすが光や電波では見えない物質である。

重力を及ぼす物質の質量MGは3通りの方法で求められる。

1つ目の方法は天体の運動速度からMGを求める。

渦巻銀河の回転速度からMGを求める例としてM51が紹介された。

ドップラー効果による波長のずれから渦巻銀河の回転速度がわかる。

2つ目の方法は付随するガスの温度からMGを求める。

銀河団の高温ガスがX線で観測され、その温度からMGが求められる。

3つ目の方法は重力レンズを利用してMGを求める。

重力レンズ効果はアインシュタインの一般相対性理論から予言された。

1919年の太陽による重力レンズ効果の測定が初めての観測的確認。

銀河団A2218の重力レンズ効果で背景銀河の形が歪むことが観測された。

銀河団全体のMGはMLの30から100倍にのぼせることがわかった。

ダークマターの正体は未知の素粒子からできているとする説が有力。

ダークマター問題は未解決の問題であり、その素粒子はまだ実験的に確認されていない。

Transcripts

play00:02

皆さん

play00:03

こんにちは物理学1第14回の事業を始め

play00:09

ます今回はダークマターというものについ

play00:13

て説明し

play00:15

ます今回の内容はダークマター問題と

play00:21

はダークマターが存在する

play00:25

証拠重力

play00:27

レンズダークマターの体は

play00:34

ですダークマター問題というのは1つの不

play00:38

等式で表すことができますそれ

play00:42

はmgがMLより大きいという不等式

play00:49

ですまずMGというの

play00:53

はある天体に注目した時その天体に含ま

play00:58

れる

play01:00

天体に含まれる重力を及ぼす物質の全

play01:05

質量

play01:10

です次にmlというの

play01:14

は同じ天体に含ま

play01:17

れる光や電波で見えている

play01:23

ものの全質量

play01:27

です光で見えている

play01:30

の方はいいとして電波で見えているという

play01:34

のはどういうことかという

play01:36

と電波を発していてその電波を観測する

play01:41

ことにより存在が分かるものということ

play01:45

です光や電波で見えているものとは具体的

play01:50

には星やガスのこと

play01:55

ですなお今回も単に星という場合には構成

play02:00

のことを意味するものとし

play02:05

ますmgとmlが等してれば何の問題も

play02:10

ありません

play02:11

がMGの方がMLよりも大きいのが問題な

play02:16

play02:21

ですmgがMLより大きいと言っても少し

play02:26

大きい程度であれば観測にともう誤差の

play02:30

問題であろうと片付けてしまえるかもしれ

play02:33

ませ

play02:34

んしかしそうではなく銀河や今回の真ん中

play02:40

ありで出てくる銀河団というものの

play02:45

場合MGはmlの10倍以上であることが

play02:50

観測により分かってい

play02:53

ますということ

play02:57

は宇宙にあるほとんどの物質

play03:03

は重力は及ぼす

play03:07

が光や電波では見えない

play03:14

ものすなわちダーク

play03:16

マターであることになり

play03:21

ますこのダークマターの正体は何かという

play03:25

のがダークマター問題です

play03:33

さてmgとmlのうちmlの方は見えて

play03:39

いるものなどなので見えているものなので

play03:43

いいとしてMGすなわち重力を及ぼす物質

play03:48

の質量はどのように求めるのかについて

play03:52

述べ

play03:55

ます重力を及ぼす物質の質量の求め方には

play04:00

次の3通りの方法があり

play04:04

ます丸

play04:06

1天体の運動の速度から

play04:12

求める丸2付随するガスの温度から

play04:18

求める丸3重力レンズを利用して

play04:24

求める以下ではそれぞれの方法について例

play04:28

を上げて説明ししていき

play04:33

ますまず1番目

play04:36

の天体の運動の速度から求めるという方法

play04:41

について渦巻き銀河のMGを求める渦巻き

play04:46

銀河のMGを求める場合を例にとって説明

play04:50

play04:53

ますここでM51という渦巻き銀河の写真

play04:57

をお見せしているのは渦巻銀河がどういう

play05:01

ものかを思い出していただくためであって

play05:05

それより深い意味はありませ

play05:10

んほとんどの渦巻銀河は我々から遠ざかる

play05:16

向きに運動してい

play05:17

ますそれは渦巻銀河から渦巻銀河からの光

play05:23

のスペクトルを取ると波長が長い方にずれ

play05:27

ていることからわかります

play05:30

しかしそれはその渦巻き銀河全体からの光

play05:35

のスペクトルを取った場合

play05:39

です渦巻き銀河をいくつかの部分に分け各

play05:44

部分からの光のスペクトルを取ると全体と

play05:48

して遠ざかっているのとは別の運動が

play05:51

分かり

play05:52

ますそれは渦巻銀河が回転運動をしている

play05:57

ということです

play06:00

それと共にどれくらいの速度で回転して

play06:03

いるのかということもわかり

play06:15

ます回転速度が分かる

play06:19

と回転運動による延伸力が求められ

play06:26

ます渦巻き銀河では

play06:30

重力

play06:31

と回転運動による遠心力

play06:35

がつり合っています

play06:40

から遠心力が分かると重力が分かり

play06:47

ます重力が分かる

play06:52

とそれだけの重力を及ぼすのにどれぐらい

play06:56

の質量が必要かが分かり

play07:01

ますすなわち渦巻銀河のmgが求められ

play07:13

ます以上述べた

play07:16

通りドップラー効果による波長のずれ

play07:20

から渦巻銀河の回転速度が

play07:28

わかり回転速度

play07:30

から銀河のmgが分かり

play07:37

ますその結果MGはmlの約10倍である

play07:43

ことが分かってい

play07:49

ます次にこのスライドで2番目に上げ

play07:55

た付随するガスの温度から求める

play08:01

という方法について説明し

play08:05

ますそのためにまず銀河の集団について

play08:09

述べ

play08:13

ます銀河の中には集団を形成しているもの

play08:18

もあり

play08:21

ます銀河の集団の

play08:24

うち比較的小さなもの

play08:31

含まれる銀河の個数が数個数10個程度

play08:37

以下

play08:39

を銀河

play08:44

群比較的大きな

play08:49

もの含まれる銀河の個数が数10個程度

play08:55

以上

play08:57

を銀河弾と言い

play09:01

ます数10個程度以下とか数十個程度以上

play09:06

という曖昧な表現でわかるよう

play09:10

に銀河軍と銀河

play09:15

団因果軍と銀河団との間に明確な教会が

play09:21

あるわけではなく銀河軍と呼んでも銀河団

play09:26

と呼んでもどちらでもいいような銀河の

play09:28

集団も存在し

play09:32

ます以下では銀河軍ではなく銀河団の方が

play09:39

テーマになり

play09:43

ます銀河団は宇宙に存在する最大の天体と

play09:49

言え

play09:51

ますその大きさは数百万高年程度です

play09:59

銀河団は宇宙全体の性質を調べるのに重要

play10:04

な手がかりになってい

play10:12

ますこれは我々から約3億高年離れた

play10:18

ところにある上の毛座銀河団の写真

play10:24

ですすなわち普通に貸光線で見るとこの

play10:29

ように見えるということ

play10:31

です白く光って見えているものはほとんど

play10:35

この銀河団に属する銀河だと思って

play10:41

ください

play10:43

一方これ

play10:47

は同じ髪の毛座銀河団

play10:52

をX線で見るとこのように見えるという図

play10:58

です

play11:01

X線で見るというのはこの銀河団にはX線

play11:06

を発するものが付随してい

play11:09

てそのX線を検出して観測するということ

play11:15

ですX線

play11:18

は待機に吸収されて地上に届かないので

play11:23

このような観測は観測ロケットや人工衛星

play11:28

play11:29

観測ロケットや人工衛星に検出機を搭載し

play11:34

て行い

play11:37

ます左の写真と比べるとX線を発している

play11:42

ものは可視光線では全く見えていないこと

play11:46

がわかり

play11:47

ますこのX線を発しているものの正体は

play11:53

温度が数千万ルビから1億ケルビの高温

play11:59

ガスであることが分かってい

play12:07

ます先ほど述べたよう

play12:10

に銀河段の内部には温度が数千万ケルビ

play12:16

から1億ケルビの高温ガスが広がっていて

play12:21

X線を走ってい

play12:25

ますX線での観測によりこの高温ガスの

play12:29

温度を知ることができ

play12:35

ますその温度

play12:39

から高温ガスが煮えていかないために必要

play12:46

な重力の大きさを求めることができ

play12:52

ますそのような重力を及ぼすためには質量

play12:57

がどれくらいなければならないが分かり

play13:00

ますすなわち

play13:04

銀河段全体のmgが分かるの

play13:12

です最後にこのスライドで3番目に上げ

play13:19

た重力レンズを利用して

play13:23

求めるという方法について説明します

play13:30

これはA

play13:32

2218という番号が付けられた銀河団の

play13:36

写真

play13:39

ですこの写真に写っている白く光っている

play13:43

ものはほとんどほとんどがこの銀河団に属

play13:47

する銀河

play13:50

ですしかしよく見る

play13:54

play13:57

エコつまり円の

play14:00

一部のような白い

play14:06

筋エコのような白い筋がいくつか映って

play14:10

いるのがわかり

play14:12

ますこれらはこの銀河団に属する天体では

play14:17

なくこの銀河団と方向は同じであるが

play14:22

ずっと東北にある銀河

play14:24

が銀河団による重力レンズという効果に

play14:28

より

play14:29

歪んで見えているものなの

play14:38

です重力レンズはアインシュタインの一般

play14:43

相対性

play14:50

理論これは第6回に出てきましたが一般

play14:55

相対性理論から予言された

play15:05

です重力源のそばを通る光の進路が曲げ

play15:11

られることに

play15:13

より高原となる天体の見かけの位置が

play15:17

変わって見えたり見かけの明るさが変わっ

play15:21

て見えたり見かけの形が変わって見えたり

play15:25

します

play15:32

観測的に初めて重力レンズが確かめられた

play15:36

play15:39

は太陽による重力レンズ効果太陽による

play15:44

重力レンズの測定で1919年のことでし

play15:50

たこれについては2つ後のスライドで説明

play15:55

します

play16:07

この図で左端にあるのが高原となる

play16:14

天体右端にいるのが観測車

play16:18

です高原と観測車との中間的な位置

play16:23

に強い重力源となる

play16:27

天体すなわち

play16:29

質量の大きい天体があるとし

play16:33

ますこれをレンズ天体と呼び

play16:38

ます光原から出た光

play16:41

はレンズ天体のそばを通る時に進路が曲げ

play16:46

られて観測者に届き

play16:50

ますすると観測者に

play16:54

はあかも像とある場所から光がやってくる

play17:02

ように見えるの

play17:06

ですゾと書いてある場所から光がやって

play17:10

くるように見えるわけ

play17:12

ですこのように見かけの位置が変わって

play17:16

見えるだけで

play17:17

なく見かけの明るさが変わって見えたり

play17:21

見かけの形が変わって見えたりするのが

play17:24

重力レンズです

play17:31

1919年に測定された太陽による重力

play17:35

レンズについて説明し

play17:40

ます星A

play17:43

や星B

play17:47

が観測者から見

play17:50

て太陽の背後にあるものとし

play17:56

ます星Aから出た光

play18:00

は太陽のそばを通る時に進路が曲げられ

play18:06

ますする

play18:07

と観測者にとっては見かけ上Aダッシュに

play18:14

あるように見え

play18:18

ます星Bもそれから出た光が太陽のそばを

play18:25

通る時に進路が曲げられるので進路が曲げ

play18:30

られるので見かけ上Bダッシュにあるよう

play18:35

に見え

play18:38

ますしかし通常はこのようなものを見る

play18:42

ことはできませ

play18:43

んそもそも太陽が出ているということは

play18:47

昼間です昼間ですから星を見ることなど

play18:51

できないわけ

play18:54

ですしかし稀に太陽の背後にある星でも

play18:59

見ることができる場合があり

play19:03

ますそれが海気日食の時

play19:07

です怪奇日食の時には太陽と観測者との間

play19:15

に太陽と観測者との間

play19:20

に月が入って太陽がすっ太陽がすっぽり

play19:27

覆いとくされますから空は暗く

play19:32

なりAダッシュ

play19:35

やBダッシュの位置を測定することが

play19:39

できるわけ

play19:42

ですそして例えば半年後になる

play19:47

と星Aや星Bは夜に出てくるようになり

play19:51

ます

play19:54

からそれらの芯の位置がわかります

play19:59

従って太陽による重力レンズがどの程度で

play20:03

あったかがわかり

play20:10

ます銀河団の中にはこのスライドのA

play20:15

2218のよう

play20:19

により遠くに

play20:22

ある背景の銀河の形が歪んで見えている

play20:26

ものがあります

play20:31

より遠くにある背景の銀河の形が歪んで

play20:34

見えているものがあり

play20:36

ますこれは銀河団による重力レンズのため

play20:42

であり

play20:49

ます銀河の形の歪み具合

play20:54

から銀河段の重力が銀河弾のの重力がどの

play21:00

くらいなければならないかが

play21:02

分かりそれに

play21:05

より銀河全体

play21:08

の重力を及ぼす物質の質量すなわちmgが

play21:14

わかり

play21:19

ますこのスライドで2番目に上げ

play21:24

た付随するガスの温度から求める

play21:28

という方法

play21:30

や3番目に上げた重力レンズを利用して

play21:36

求めるという方法に

play21:39

より銀河団全体のmgが求められまし

play21:49

たその結果MGは

play21:55

ml銀河団の場合のmlとは

play22:00

銀河団に含まれるココの銀河の光って見え

play22:05

ている質量の

play22:07

はということになります

play22:11

がMGはml

play22:15

の30から100倍であることがわかり

play22:20

まし

play22:24

た以上渦巻銀河や銀河団にいてmgがML

play22:31

よりはるかに大きい例について述べてき

play22:33

まし

play22:35

たこれらはダークマターが存在する証拠で

play22:39

あると言え

play22:42

ますそれで

play22:44

はダークマターの正体は何かということに

play22:48

なるわけです

play22:49

がこれについては分かっていませ

play22:55

んあえて一言述べるとすれば

play23:00

決して光を放出することのない未知の素

play23:04

粒子からできているという説が有力

play23:09

ですしかしそのような素粒子は理論的には

play23:14

存在するかもしれないということになって

play23:17

います

play23:19

が実験的に存在が確かめられたことはあり

play23:23

ませ

play23:25

んしって結局も分かっていないのと同じと

play23:30

いうこと

play23:32

ですダークマター問題は未解決の問題なの

play23:39

です今回の内容

play23:41

はダークマター問題と

play23:45

はダークマターが存在する

play23:50

証拠重力

play23:53

レンズダークマターの正体はでした

play23:58

それではこれで今回の事業を終わります

Rate This

5.0 / 5 (0 votes)

Étiquettes Connexes
ダークマター物理学宇宙重力レンズ渦巻銀河銀河団暗黒物質科学探求宇宙観測理論物理宇宙構造
Besoin d'un résumé en anglais ?