2.社会科・地理歴史科、公民科の指導におけるICTの活用について
Summary
TLDRこのスクリプトでは、社会科、歴史家、公民科の指導におけるICTの活用が議論されています。ICTを活用することで、児童生徒の主体的な学習を促進し、社会的事象を調べるスキルを高めることができます。小中高それぞれの教科で、ICTを活用した学習活動の充実を図ることが求められており、様々な事例が紹介されています。例えば、小学校では見学調査でICTを活用し、中学校では地理的分野で地図の重ね合わせを通じて読み取りスキルを高める方法が提案されています。さらに、歴史の学習ではデジタルアーカイブを活用し、公民科ではSNSを活用して社会参画の意識を育成する取り組みが紹介されています。
Takeaways
- 😀 ICTの活用は、各教科の特性に応じて適切に活用し、学習活動の充実を図ることが求められている。
- 🏫 小学校から高等学校までの社会科、地理歴史科、公民科で、児童生徒の主体的な学習を重視し、社会的事象を調べてまとめる技能を育むことが重要。
- 🔍 児童生徒は問題意識を持って、必要な情報を収集・読み取り、分類整理し、まとめる学習活動を行うことが大切。
- 📚 ICTを活用して学習問題や課題について調べ、考え、表現し、発信できるように、教師は学習場面を想定してカリキュラムをデザインする必要がある。
- 🌐 社会的事象を調べる際には、コンピューターや情報通信ネットワークを活用して多様な情報を集め、デジタル化した情報を統合・編集し、グラフや地図に変換することができる。
- 👦 小学校では、見学活動や調査でICTを活用して情報を収集し、映像や音声を用いて学習活動の幅を広げることができる。
- 📈 中学校では、地理的分野でICTを活用して異なる情報を比較・関連付けて読み取り、防災や地域の理解を深める学習が行われている。
- 🗺️ 歴史の学習では、多様な資料を活用し、ICTを通じて歴史的事象の変化や背景を考察し、現代社会と関連付ける学習が求められている。
- 👩💻 高等学校では、歴史資料のデジタル化やインターネットの活用が進み、生徒が主体的に資料を活用して理解を深める学習が促されている。
- 📊 公民科では、メディアの多様化や情報技術の進展に伴い、生徒は情報活用能力を習得し、主体的に情報を収集・整理し、社会参画の意識を育むことが重要。
- 📝 ICTを活用した学習では、生徒が情報を発信し、地域社会に貢献するスキルを習得し、社会に積極的に関わる意識を高めることができる。
Q & A
ICTを活用した社会科教育の目的は何ですか?
-ICTを活用した社会科教育の目的は、児童生徒の主体的な学習を促し、社会的事象を調べてまとめる技能を育成することです。
小学校におけるICT活用の例として何が挙げられますか?
-小学校では、見学活動でタブレット型の学習者用コンピュータを使って写真や映像を記録し、情報を収集する場面が挙げられます。
ICTを活用して収集した情報をどうやって話し合うことができるでしょうか?
-収集した情報をもとに、グループで映像を見ながら話し合い、重要な内容を繰り返し再生することで情報を吟味し、深く考えることができます。
ICTを活用して学習活動の幅を広げる具体的な方法はありますか?
-ICTを活用することで、早く効果的に情報収集が可能になり、見えにくい情報を見えるようにすることができ、学習活動の幅が広がります。
中学校社会科におけるICT活用の効果的な場面とはどのようなものですか?
-中学校では、地理的技能を身につけるために、異なる情報を比較・関連付けて読み取るためにICTを活用することが効果的です。
歴史の学習でICTを活用することの重要性は何ですか?
-歴史の学習でICTを活用することは、多様な資料を活用し、事象の変化や背景を読み取り、事象の意味や意義を考察する上で重要です。
高等学校の歴史領域科目で求められる学習方法には何がありますか?
-高等学校の歴史領域科目では、書資料を活用して歴史の学び方を習得し、国民共有の財産である歴史資料の研究と保存継承の大切さを学ぶことが求められます。
公民科でICTを活用することの目的は何ですか?
-公民科でICTを活用することの目的は、一人ひとりの生徒が現実社会の諸事象と主体的に追求する学習過程で情報活用能力を身につけることです。
SNSを活用して社会参画の意識を涵養することの利点は何ですか?
-SNSを活用することで、生徒は地域活性化のアイディアを発信し、その反応を分析する学習を行い、社会参画の意識を涵養することができます。
ICTを活用した教育で生徒が得られるスキルには何がありますか?
-ICTを活用した教育で生徒は、情報収集、整理、比較、分析、そして情報モラルを含む多様なスキルを獲得することができます。
Outlines
📚 ICT活用による学習活動の充実
第1段落では、社会科や公民科の指導におけるICTの活用が議論されています。ICTを適切に活用することで、児童生徒の主体的な学習を促進し、社会的事象を調べるスキルを高める必要性が強調されています。小学校から高等学校まで、学習方法や調べ方を大切にし、ICTを活用して情報を収集・分析する能力を育むことが求められています。また、ICTを活用して情報を集める方法が、学習指導要領に記載され、教師による計画的な指導が重要であることが示されています。
🎥 ICTを活用した情報収集と話し合い
第2段落では、ICTを活用して収集された情報をもとに、見学調査後の話し合いやまとめの方法が説明されています。映像や音声の再生が可能で、情報を繰り返し確認し、深く考えることができ、情報交換が促進されます。さらに、タブレット型の学習者用コンピュータを用いて、地図を重ね合わせたり、地域の特色を考えたりする活動が紹介され、ICTを活用することで学習活動の幅が広がることが強調されています。
🌏 地理教育におけるICTの活用
第3段落では、中学校と高等学校の地理教育におけるICTの活用が議論されています。異なる情報を比較・関連付けるスキルを身につけるために、ICTを活用して複数の地図を重ね合わせる方法が有効であることが説明されています。また、ハザードマップの活用や、地理的な課題に対する解決策の検討、GISの有用性の理解など、ICTを活用して地理的なスキルを高める方法が紹介されています。
🏛 歴史教育と公民教育におけるICTの活用
第4段落では、歴史教育と公民教育におけるICTの活用が議論されています。歴史資料のデジタル化やインターネットを通じたアクセスが進む中、生徒が主体的に資料を活用し、歴史的経緯や現代社会の問題について考察を深める方法が示されています。また、公民科では、メディアの多様化や情報技術の進展に伴い、情報活用能力を育むことが重要であり、ICTを活用して情報を収集・整理し、社会参画の意識を高める取り組みが紹介されています。
Mindmap
Keywords
💡ICT
💡主体的な学習
💡社会科
💡地理的分野
💡歴史的分野
💡情報収集
💡デジタル化
💡グラフ
💡GIS
💡情報モラル
Highlights
ICTの活用は、各教科の特性に応じて適切に活用し、学習活動の充実を図ることが求められている。
児童生徒の主体的な学習を重視し、社会的事象を調べてまとめる技能を育むことが重要。
ICTを活用して、児童生徒が学習問題や課題について調べ、考え、表現し、発信できるようにすることが求められている。
社会科、地理、歴史、公民科において、ICTを用いた多様な学習活動の活用例が示されている。
小学校では、見学活動でICTを活用して情報を収集し、学習活動の幅を広げることができる。
収集した情報をもとにICTを活用して話し合い、情報を吟味し、深く考えることができる。
ICTを活用して特色を考え、説明することにつながる学習活動が行われている。
中学校では、地理的技能を身につけるためにICTを活用して異なる情報を比較、関連付ける。
歴史の学習では、ICTを活用して様々な資料を活用し、事象の変化や背景を考察することが求められている。
高等学校では、歴史資料のデジタル化が進むことで、インターネットを利用したアクセスが可能になった。
公民科では、ICTを活用してメディアの多様化や情報技術の進展に対応する能力を育むことが重要。
社会参画の意識を育むために、ICTを活用して地域のアイディアを発信し、反応を分析する学習が行われている。
情報モラルを理解し、SNSを活用して社会参画の意識を高める学習が行われている。
ICTの活用により、学習活動の幅が広がり、児童生徒が主体的に学び、社会に積極的に関わる意識を育むことが期待されている。
ICTを活用した学習は、児童生徒の個々の問題意識や課題意識を大切にし、探究的な学びの過程を促進する。
ICTを活用して、学習指導要領に記載されたスキルを計画的に指導し、発達段階や生徒の実態に応じた指導を行うことが求められている。
Transcripts
これから社会科ちー歴史家公民科の指導における ict の活用について説明したい
と思います
ict の活用については各教科等の特質に応じ
それらを適切に活用した学習活動の充実を図ることが求められています
小学校中学校社会館高等学校地理歴史科公民館においてよ
1学び方や調べ方を大切にし児童生徒の主体的な学習を疾走重視することやその際に
社会的事象等について調べまとめる技能
これは小中校の排泄に参考資料として掲載されているものですがそれを確認のうえ活用
することが大切です
では順番に見ていきましょう
一つ目の学び方や調べ方を大切にし児童生徒の主体的な学習を疾走重視することについ
てです
資料は探究的な学びの過程を模式的に表したものです
このように児童生徒一人一人が自ら問題意識
課題意識を持ち
問題解決課題解決等の見通しを立て
必要な情報を収集したり収集した情報を読み取ったり
読み取った情報を分類整理してまとめたりする学習活動を構成することが大切になり
ます
このような学習活動を実現していくためには児童生徒が学習問題学習課題について調べ
て考え表現して発信できるようにいつどの場面でどのように ict を活用するのか
教師が学習場面を想定して
単元を通して事業をデザインしていくことが必要となり
素足
次に2つ目の社会的事象等について調べまとめる技能についてです
今回焼酎の社会化や高等学校
地理歴史科公民科の学習指導要領解説に社会的事象等について調べまとめる技能と
題する
参考資料が共通に加わりました
これらは繰り返し活用しその習熟を図るように指導することで定着するものです
また学習指導要領には
コンピューターや情報通信ネットワークなどを2活用して
目的に応じてさまざまな情報を集める
8
情報機器を用いてデジタル化した情報を統合したり編集したりしてまとめる
数値情報をグラフに転換する
表などの数値で示された情報を地図等に変換するといった ict の活用に係る記載
が示されています
これらの技能について発達段階や児童生徒の実態などに言いしつつ
計画的に指導するよう授業をデザインしていくことが大切です
以下
情報収集し読み取りまとめる木の活動に即して社会科地理歴史科方民家における ict
の活用例を示したいと思います
まず小学校の ict の活用について見ていきましょう
はじめに見学活動で ict を活用し情報を収集する場面について説明いたします
例えば第3学年身近な地域や市の様子の学習などで見学調査を行う際これまではノート
に記録する
写真を撮るなどが多かった活動に
ict の活用により広がりを持たせることができます
例えば
グループごとに
タブレット型の学習者用コンピュータを持参し
それぞれの問いに合わせて減額を進めます
すると子供たちは写真機能を使って記録する
録画機能を使って映像を記録する
映像のなかに自分たちの解説を得る
レポーターをつけてレポート形式の動画を取るなどさまざまな活用が出てくることが
考えられます
またノートへの記録に追われることなく
写真を撮ったり
インタビューをしたりするなど
情報の収集に専念することができます
ict を活用することで
早く効果的に情報収集できる
見えにくい情報を見えるようにできる
など学習活動の幅が広がります
次に
収集した情報をもとに ict を活用して話し合う場面について説明いたします
見学調査後
撮影してきた映像をグループごとに見ながら
当院に対する答えや新たな発見をまとめていきます
繰り返し再生できるので大切な内容を何度も確認することができます
情報を繰り返し映像で再生し
確認したり話し合ったりできるので情報が吟味され
調べたことをもとに深く考えることにつながります
また自分たちで収集した画像や映像をもとに
分かった事をまとめたり分かりやすく伝えたりすることもできます
ict を活用することで
振り返再生できる
映像や音声で分かりやすく伝えることができる
情報交換がありやりやすく考えを広めたり不壁たりできるなど学習活動の幅が広がり
ます
最後に ict を活用して一つにまとめ
特色を考える場面について説明いたします
例えば第3学年
身近な地域足の様子の学習で
各自が土地利用交通法今日施設など
問ごとに作った地図をタブレット型の学習者用コンピュータ上で1つずつ重ねて1枚に
することができます
出来上がったしの地図を基に
氏の様子について話し合う活動では
地図は彼となっているので例えば市の地形と土地利用の様子を関連付けたり
土地利用と交通を関連付けたりして家の様子を考えるなど地蔵は事実と事実を関連付け
て
地の様子を語っていくことができます
ict を活用することですぐに組み合わせることができたり組み合わせを変えること
ができたりするなど事実と事実を関連付けて考えることができるので
で子供が販連付けて特色を考え
説明することにつながるなど学習活動の幅が広がります
ん
次は中学校社会科地理的分野での ict の活用について見ていきましょう
地理的技能の一つとして同一地域の異なる情報を比較
関連付けて読み取る技能があります
こうした技能を身につける上で複数の地図の重ね合わせが容易に行える
ict の活用は非常に有効です
ここでは身近な地域の防災に関する学習で浸水想定区域
自宅や学校の一の地図などを重ね合わせ
それぞれの情報を関連付けてグループで話し合う活動が考えられます
基盤となる地図に浸水想定区域などのレイヤーを重ね合わせて読み取ることなどは国土
交通省のハザードマップ某たるサイトにある
重ねるハザードマップで容易に体験することができます
この資料は新聞に掲載された個別の地図をパソコンの画面上で
重ね合わせて見ることで液状化の要因について考察させるものです
明治18年測量の傷と
液状化が発生した地点の分布図を重ね合わせることで地形と地震災害との関連に気づか
せ
地形についての関心を高めることが期待できます
こちらは自分たちの住む地域に津波が来たらどうすればよいだろうという課題について
追及する過程で作成されたものです
古地図やハザードマップ航空写真
標高メッシュデータなどを重ね合わせたりして地域の津波
安心安全マップを作ります
こうした活動を通して意見交換をしながら防災意識を高め地域のあり方についての考え
を深めていくことが期待できます
この問題は頭から社会的条件と自然的条件を読み取り
工業立地に関する知識と結びつけて電気機械工場などの工業団地を作る場所として適切
な場所を考える問題です
異なる地図から情報を読み取りそれぞれの情報を関連付けて
場所の特徴を捉えることは地理の学習を通して身につけたい力の一つです
こうした力はこれまで見てきたような地図を重ね合わせて考察する活動の積み重ねに
よって身につけられると考えます
続いて中学校と高等学校の地理の学習での ict の活用について見ていきましょう
読み手にとってわかりやすい地図を作ることは地理的技能の中でも特に大切な技能の一
つです
ict を活用することで主題図の作成をより容易に行うことができます
授業0 a 左側の図1は国別の老年人口という絶対的な数値を示していますがこの
地図では中国やインドで特に高齢化が進んでいるような誤った印象を与えることになり
ます
一方右側の図には国別の老年人口率という
相対的な数値を示していますが高齢化に関する地域の特色がはっきりとわかります
授業0 b 右側の図4は
設定した階級幅の関係で格差が捉えにくく
不適切と言えるかもしれません
ただし飛びの偏りを強調する資料として考えるのであれば適切とも言えます
どういった統計データを使えばより効果的な子大豆ができるのか
データにあった適切な地図の表現方法は何か
階級の幅をどのようにすれば伝えたい情報が伝わるのかなど
た意見を元に方法を理解し適切に市塚する力を高めることができます
次に加工データの合成です
例えばコンビニエンスストアの立地にはどのような条件が必要かという問いを立てて
学習を通して身につけたとし
村落や商業に関する知識を踏まえつつ自分の生活圏を調査し問題解決に向け
追求する活動が考えられます
正活絹の調査や国土増の探求などの場面では内閣官房
まちひとしごと創生本部事務局および経済産業省の地域経済分析システム
リーサスや総務省統計局の政府統計の総合窓口 e stat
の地理情報など
さまざまなデータをもとに地域活性化のための有効な取り組みについて協議するなどの
活動が考えられます
こちらは国土交通省の地理院地図の基本的な機能を体験させるものです
3 d 地図を表示して学校周辺の自然環境を概観した利益と
学校の間の距離を計測したり断面図を作成したりする活動を比較的早い時期に行うこと
でその後の学習に生かすとともに防災意識を高めるなどの効果が期待できます
これは生活圏の地理的な課題をどのように把握すればいうのだろうかという問いを立て
グループごとに様々な web サイトにアクセスして比較検討し共有する活動です
正活絹の調査での資料収集の見通しを持たせるとともに
gis の有用性の実感につながると考えます
次に中学校と高等学校の学習での ict の活用について見ていきましょう
歴史の学習では様々な資料を活用し
事象の変化の様子を読み取りその変化の背景などについて考察したり
紀州の事象と関連させながら事象の意味や意義を考察したりすることが求められます
そのような学習の場面に ict を効果的に活用することが考えられます
高等学校新学習指導要領の歴史領域科目では
書資料を活用し歴史の学び方を習得することが求められていますさらに日本史探求では
多様な歴史資料その者が現代
および未来についての多くの示唆にあふれた
国民共有の財産であることをに研究し保存継承の大切さについて学ぶことも示されてい
ます
それらの学習について従来学習指導要領では図書館博物館資料館などの活用が示されて
おりますが
近年これらの施設で資料のデジタル化が進められるとともに多様な歴史資料が公開され
インターネットを利用したアクセスが可能になりました
スライドは国立公文書間デジタルアーカイブにある
大日本帝国憲法ご署名原本を活用した学習事例です
生徒が大日本帝国憲法の原文を直接読み取り
相互に検討することでその内容やシュシュについて具体性を持っ
理解することができますまた将来にわたって学び続ける機械や方法についての認識や
姿勢を育み
生涯学習会と発見させていくことも期待できます
次の事例は歴史と現代社会の関わりを考える学習の事例です
データベースを活用し取り上げる現代の課題と類似の歴史の事象などを検索収集し歴史
的経緯を踏まえて現代の社会問題について考察を深めていく事例です
いずれの事例も ict を活用することで生徒がより主体的に資料を活用し理解や
短期を深めることの大切さを示しています
次に
中学校公民的分野高等学校公民科の事例です
メディアの多様化ビッグデータや人工知能を活用した情報配信など情報技術の加速度的
な進展により
必要に応じてコンピュータ等の情報手段を適切に用いて情報を得たり
情報整理比較したりするなどの情報活用能力が
主権者として的確な判断を行うために一層求められるようになっています
中学校公民的分野及び高等学校公民科では
現実社会の諸事象と主体的に追求する学習過程において
一人ひとりの生徒が
課題解決のために必要な情報を収集するなどの経験を通して
情報活用能力を身につけていくことが極めて重要であると考えております
例えば1人1台の情報端末を用いることにより
データの裏付けを取ったり
異なる立場の意見を調べたりすることが
必要なときにいつでも可能となります
また教師の指導と評価を得ながら
情報の収集を繰り返すことによって
課題解決に資する信頼性の高い情報を収集する技能の習熟が大いに期待できます
よりよい社会の形成に向けて社会参画の意識を涵養することも
公民的分野や公民科では大変期待されているところです
例えば自分たちが暮らす自治体の市長模擬選挙における公約を作るという学習において
web アンケート制作ツールなどを用いれば
自分たちが好走した公約を
保護者や地域の方に評価してもらったり
意見をもらったりすることができます
こうした取り組みにより
妥当性
効果
実現可能性などの視点から自らの構想について検証する際に有益な情報を入手すること
ができますし
自分たちの抗争した公約に叩い評価が得られれば
生徒にとって大きな自信に繋がり
社会へ積極的に関わろうとする意識を寛容できると考えます
また sns を効果的に活用して社会参画の意識を涵養することも考えられます
例えば函館西高校の事例では
生徒が sns を活用して地域活性化のアイディアを発信し
その反応を分析する学習を行っています
なおその際
必要となるのが情報の発信者としての情報モラルです
生徒は sns を日常的に活用していますが
自らの発信する情報の影響力については無自覚であることが多いのも現実です
そこで高等学校では
情報科と連携するとともに
このような取り組みを通して
情報の与える影響力を理解するなど
情報モラルについても実戦を通して学習することが可能となります
以上で社会科
地理歴史科公民科の指導における ict の活用についての説明を終わります
ご清聴いただきありがとうございました
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