【10日で心電図がよめる】1日目 ①リズム ②心拍数

Summary

このビデオスクリプトでは、心電図の基礎知識と読み方を解説しています。心電図の波形とキャリバーの関係、リズムと心拍数の正常範囲、および異常パターンの特定方法について学びます。シリーズ第1回目の内容では、同調率と異常リズムの区別、心拍数の測定方法、および様々な不整脈の種類について解説されています。スクリプトは、医療従事者にとって心電図の読み方を身に付けるための重要な情報を提供しています。

Takeaways

• 📊 心電図の読み方に関するシリーズ第1回目の内容はリズムと心拍数に焦点を当てている。
• 📝 心電図にはキャリバーがあり、これは心臓の電気の強さを1mmボルトが10mmとされていることを示す。
• 🔍 QRS波の高さから電気の強さを推定する。例えば、22mmの高さは2.2mV（ミリボルト）と換算される。
• 👀 心電図の横軸のマス目は時間を示し、1mmが40ms（ミリ秒）に相当する。
• 👁‍🗨 心電図を読む際には、キャリバーの基準に従ってQRS波の強さや時間間隔を測定する。
• 💓 リズムのタイプは同調率、感情脈動率、異常リズム（不整脈）などに分類される。
• 👆 P波の形状はリズムのタイプを判断する鍵であり、1誘導と2誘導でのP波の向きが重要な指標となる。
• 🤝 心拍数の正常範囲は50から100回で、これは大きなマス目の3から6マスに対応する。
• 🚫 左右の手の電極を逆につけると心電図の読み取りに誤差が生じる可能性がある。
• 👨‍🏫 心電図を正確に読むためには、10項目に分けて一つずつ確認し、練習を積む必要がある。

Q & A

心電図を読む際に最初に確認するべき項目は何ですか？

心電図を読む際に最初に確認すべき項目はリズムと心拍数です。リズムは同調律か同率以外のものを確認し、心拍数は50から100回が正常とされています。

キャリバーとは何を表しているのですか？

キャリバーは心電図の波形における電気的強さを示すものです。1mmボルトが10mmとされる約束があり、これに基づいてQRS波などの高さを計測します。

心電図の横軸の単位は何を表しているのですか？

心電図の横軸は時間を表しており、1mmが40msに相当します。大きなマス目にすると1マスが200ms、5マスが1秒に対応しています。

同調率と異常律率を区別するためにはどのようなポイントを意識する必要がありますか？

同調率と異常律率を区別するためには、1誘導と2誘導のP波の向きを確認する必要があります。同調率の場合は1誘導と2誘導のP波がプラスになります。

左右手の電極を逆につけた場合、心電図にどのような変化が生じますか？

左右手の電極を逆につけた場合、AVRとAVLの波形が逆転し、1誘導がマイナスになり、本来マイナスになるはずのAVRがプラスの成分を示すことになります。

心拍数が50回未満の場合、どのような不整脈と呼ばれますか？

心拍数が50回未満の場合は徐脈性不整脈と呼ばれます。これは心拍数の遅さを指す医学用語です。

心拍数が100回を超える場合、どのような不整脈と呼ばれますか？

心拍数が100回を超える場合は頻脈性不整脈と呼ばれます。これは心拍数の速さを指す医学用語です。

心電図を読む際に10項目に分けると、そのうちのいくつかは何ですか？

心電図を読む際に10項目に分けると、リズム、心拍数、P波、PQ間隔、QRS波、軸、電位、移行帯、ST変化、T波、QT間隔などが挙げられます。

心房細動の特徴は何ですか？

心房細動は頻脈性不整脈の一種で、P波が代わりにF波が見られ、RR間隔が不規則であることが特徴です。心拍数は通常100回以上あります。

VTとは何を意味していますか？

VTとは心室性頻脈と呼ばれることもありますが、これは心室からの異常な節律であり、QRS波が広い不規則な心拍を持つものです。