2019.6.10「日本一まともな年金の話」大西つねきの週刊動画コラムvol.82
Summary
TLDR大西つねきの週刊動画コラムでは、6月10日のテーマとして「日本一まともな年金の話」を取り上げました。年金足りないという問題が話題になり、多くの人が軽んじている現状を指摘し、年金の仕組みや目的について真に受け入れる必要性を訴えます。お金の増減と金利の関係、さらには経済成長の限界についても触れ、年金制度の本来の考え方に戻るべきだと主張。政府が必要なだけお金を作り出すことで、高齢者に安心できる生活を提供する仕組みを提案し、現代の金融システムの限界に挑戦する視点を提供します。
Takeaways
- 📈 年金は老後のために若い時にお金を積み立て、年金運用基金が増やして給付することで、働くことができないときに安心できる仕組みです。
- 💡 年金の積立ては、お金は時間とともに増えるという前提に基づいていますが、お金自体は増える意味がなく、実態価値がある商品やサービスとバランスを保つ必要があります。
- 🌐 経済成長が止まれば、お金が増え続けるという前提は崩れ、金利が下がり、お金の価値は実態価値の増加と結びつきます。
- 📉 金利がゼロに近づくことで、お金の価値は減少し、借金でお金を発行する仕組みも限界に達しています。
- 🏦 銀行システムや保険業界は、お金を生かす仕組みが限界に達しており、新たな考え方が必要です。
- 🏛️ 政府の機能も変革が必要で、税金を集めてインフラ投資をする考え方も、民間でのより良い運用方法に変わるべきです。
- 👵 年金の問題は、金利がゼロの状態が続くことで、年金の運用が株式に依存し、リスクを負うようになっています。
- 🚫 年金は公的なお金であり、株式で運用するのは思想的に間違っています。年金運用基金が株で利益を得ると、国内の誰かが損失を被る可能性があります。
- 💼 年金の運用は、金利並みで行うべきであり、無理やり増やそうとすることで、お金の仕組みに縛られ、問題を抱えることになります。
- 🏡 年金を集める必要はなく、政府が必要なお金を作って配ればよい。老後の生活に必要な住居、衣服、食料を直接提供することが考えられます。
- 👴 年金が不足している場合、政府がお金を作り、配ることで問題を解決できる。また、若者から年金を徴収する必要はなく、老齢になったときに配るだけでよいです。
- 💰 現代の金融システムでは、お金を貯めることで生産活動が減少し、生産能力が余らせることになります。お金の発行の仕組みを変化させる必要があります。
Q & A
このビデオコラムで主にどのような問題が取り上げられていますか?
-このビデオコラムでは、日本の年金システムの問題点、特に年金が不十分である状況と、経済成長の停滞が年金システムにどのように影響しているかが主に取り上げられています。
なぜ年金制度の根本的な見直しが必要だと主張されているのですか?
-年金制度の見直しが必要とされる主な理由は、現在の金融システムと経済成長の鈍化により、従来の年金の運用方法では将来的に持続不可能であるとされているからです。
「年金が足りないから2000万ためとけ」という発言について、どのような背景があるのですか?
-この発言は、将来の年金給付だけでは生活が賄えない可能性があるため、個人が自己責任で資金を蓄える必要があるという政府の指摘に基づいています。
ビデオコラムで語られる「お金が増える」という概念について詳しく教えてください。
-お金が増えるという概念は、投資や貯蓄によって時間とともに金融資産が増加するという考え方ですが、経済成長が停滞するとこの概念は成立しづらくなり、その結果、低金利環境が続くことが説明されています。
ビデオで触れられた「金利が絶滅しようとしている」とはどういう意味ですか?
-金利が絶滅しようとしているとは、世界的に低金利が続いており、従来のように金利による収益が見込めなくなっている状況を指しています。これは金融市場における新しい課題とされています。
年金運用基金が株で運用することの問題点は何ですか?
-年金運用基金が株で運用する場合、高いリスクを伴い、損失を出す可能性があることが問題です。さらに、国内で株式を運用して利益を得た場合、その損失は他の国民が負担することになり、公平性に欠けるとされています。
政府が税金を集めて使用する現在のシステムに対して、どのような批判がありますか?
-政府が税金を集めて使用するシステムに対しては、政府が最も効果的に資金を運用できるとは限らないという批判があります。民間が自らの資金を投資した方が、より生産的かつ効率的な場合があるとされています。
Outlines
😀 年金制度の基本と金利の変動
第1段落では、年金とは何か、そしてそれがどのように機能するかについて説明しています。年金は若い時に積み立てたお金を使って老後に安心できるようにするための制度です。また、お金がどのようにして増えるのか、つまり金利の概念と、それが現在世界中で変動している状況についても触れています。さらに、経済成長が止まった場合に起こる事象として金利が下がること、そしてそれが年金制度に与える影響についても解説されています。
😳 金利の絶滅と金融システムの限界
第2段落では、金利がゼロに近づいている現状下で、お金が増えるという前提の崩壊とそれに伴う金融システムの限界について語っています。借金によって発行されるお金とその持続可能性の問題、さらには税金や政府の役割、そして年金制度の運用方法についても議論されています。また、株式で運用することで生じる問題や、政府が直接お金を作り出すべきという意見も紹介されています。
😡 年金運用の誤りとリスク
第3段落では、年金運用の現在の方法について批判的に述べており、株で運用することがなぜ問題であるかについて説明しています。また、金利がゼロの状態で年金の運用が行われることの愚かしさと、その結果として損失が発生しているという現実についても触れています。さらに、政府が直接お金を作り出して配るべきという意見を述べており、年金を集める必要性についても議論されています。
🤔 年金の将来と経済の考え方
第4段落では、年金の将来について語り、現役世代から集めるという考え方の問題点を指摘しています。また、お金の発行方法を変える必要性や、経済全体の考え方の変革についても提案されています。さらに、政府が直接お金を作り出して配ることの重要性と、それがインフレにつながらない理由についても説明しています。最後に、年金の議論を始めに、前提条件を壊してから考え直す必要性について強調しています。
Mindmap
Keywords
💡年金
💡金利
💡経済成長
💡借金
💡金融システム
💡政府
💡実態価値
💡
💡年金不足
💡年金運用
💡現物支給
💡インフレ
Highlights
「日本一まともな年金の話」というテーマで、年金の重要性と問題点を扱っている。
年金が不足しているという現実に、人々が2000万を貯けるよう促されている。
年金の仕組みや、それが持つ本来の目的について疑問を投げかけている。
金利が下がることで、お金が増えることが難しくなっている現状を指摘。
お金そのものが意味を持つには、実態価値とバランスが必要だと述べている。
経済成長が止むと、借金を増やすことなしにはお金が増えないという理論を説明。
金利がゼロに近づくことで、年金の運用が困難になっていると分析。
年金運用基金が株式で運用し、そのリスクと無謀さを批判。
政府が高齢者に必要なだけお金を作り、配るべきだと提案。
年金を集めるプロセスが、経済の円滑な運営を妨げると主張。
年金の問題を解決するためには、根本的な考え方の見直しが必要だと結論づける。
政府が空き家を買い取って、高齢者向けの住宅を提供するアイデアを提案。
年金の問題を解決する際に、お金だけでなくサービスや商品の提供も重要だと述べている。
若者たちから年金を徴収する必要がなく、政府が直接お金を作り出す方法を提唱。
お金の発行の仕組みを変更し、実態価値に焦点を当てることの重要性を強調。
貯金を促すのは、金融システムにとって致命的であり、生産活動を減少させると警告。
最終的に、年金の見直しと経済全体の健康を保障するために、根本的な改革が求められていると結論づける。
Transcripts
皆さん、こんにちは
大西つねきの週刊動画コラム
本日6月10日の週刊動画コラムのテーマは
「日本一まともな年金の話」です
日本一と言いましたけれども もしかしたら世界一かもしれません (笑)
それはわかりませんが
とにかく例の
皆さんご存じかもしれませんが
年金足りないから2000万ためとけ みたいな話が出たことによって
本当に話題になってますね
今、その年金の問題もいいかげんにしろと まずいんじゃないかと
まあいろんなことを言ってる人がいますけれども 大抵は何を言ってるかというと
年金集めといてないとかふざけんなとか
気持ちはわかりますよ
気持ちはわかりますけども
そもそものところ
そもそもこの年金って何なのか
今の年金っていうのはどういう仕組み なのかっていうことと
そのベースにあるお金の仕組み
それから、年金制度という制度そのものの本来の目的
そういうところから 本当にゼロから全部ぶっ壊して一回考えないと
残念ながらこの問題の出口っていうのは 見つからないと思います
ですから、そういったまともな議論をしてる人が
残念ながら本当に
僕が知る限り一人もいないです
本質的に理解してないんでしょうね
その上に乗っかっていくら議論したところで
もう本当、堂々巡りでしかないです
そもそも年金は何なのかっていう そっからスタートしますね
年金って何かっていうと
老後のために若いうちにお金を積み立てて
それを年金運用基金が増やして
老後にそれを給付することによって
老後働けなくなっても
働かなくなっても安心して暮らせるっていう そのためのものですよね
その前提条件にあるのは
何でそうやって若いうちから年金を積み立てて ためていくのかというと
そうやって若いうちから時間をかけて 積み立てていくと
お金は時間とともに増えるもんだという
そういう前提があります
その前提があるから若いうちから積み立てていくと
それが育っていくわけですね お金が増えてくっていう
それには老後直前になってというよりも
若い頃から積み立てたほうがいいということで やってきたんですけど
そもそもお金って何で増えるのか (笑)
お金って別に置いとくだけで
そこに置くだけで お金が勝手に増えるわけじゃないですよね
お金っていうのは それを借りて
金利ぶんのお金をつけて返す人がいて 初めて増えます。
それからもう一つ
お金って何なのかという その本質のところから考えると
お金っていうのはお金自体に全く意味ないですね はっきり言って
もう現物だってお札でしかないし
今、ほとんどのお金は数字でしかありません
全く実は意味がないものなんですね
それで交換できる実態価値があって初めて お金っていうのは意味があります
だからお金だけ増えたって全く意味がなくて
増えるお金にしたがって実態価値のほう
それで交換できるサービスとか商品とか
そういったものがどんどん増えて初めて 増えるお金とバランスして
このお金が意味を持つっていうことになります
ていうことは
お金が増え続けるっていう前提は どういうことかというと
こっちの実態価値が増え続ける っていうことになるんですけど
この実態価値が増え続けられるかというと 増え続けられるはずがないんですよ
もう地球1個しかないですし
どんどんどんどん増やし続けるなんてことは あり得るはずがなくて
必ず止まります
経済成長が止まれば
その国ではやっぱり財とかサービスの生産っていうのも もちろん鈍化するわけですね
日本の場合 戦後復興が終わって、高度経済成長が終わって
もうそれを増やし続けても
ものが充足して そんなみんな欲しくないですから
もう作り続けて売り続けるのが難しくなって もう多分20年
下手すると30年たってるわけですね バブル崩壊以降
その中で、お金だけ増やし続ける なんていうことが可能かというと
可能なはずがないです
経済成長が止まれば
当然お金を増やすためには
それを借りて金利ぶんつけて返してくれる人が 増え続けないといけないわけですね
お金が増え続けるっていうことは
要するに借りなきゃいけない
増やさなきゃいけないお金が 増え続けるってことですから
これが無限に増え続けるってことはあり得ない話で
もうとっくの昔に止まってるってことです
だから結局何が起きてるかというと
それができないもんですから
金利がどんどんどんどん下がってるわけですね
お金をそんだけ増やせないから 金利がどんどん下がるわけです
要するにそれで借りてくれる人がいないわけですから
結局、今、これ日本だけの話じゃなくて 世界的にもう低金利になっていて
今何が起きてるかというと
本当に根本的にですよ
お金が時間とともに増える金利という概念が
もう全世界的に絶滅しようとしてるんです
もう本当に、今 金利という概念が臨終を迎えようとしてます
だから、お金が増えるということを
そして、それを前提にしたすべてのシステムを 作り替えなきゃいけない時期にきてるんですね
それは今のお金の発行の仕組みもそうです
借金でお金を発行するという仕組み
お金と借金を増やし続けなきゃいけないっていう 仕組みはもちろん絶滅を迎えようとしてますし
年金だけじゃなくて銀行システム それから生命保険、損害保険
集めたお金を増やしていかないと立ち行かない仕組みは 全部限界を迎えてます
もう全部崩壊せざるを得ないんですね
その前提が壊れてますから
それから
例えば
政府機能っていうものも
政府が税金を集めてそれを政府が使ってっていう
その考え方も、多分 僕、もう終わりに近づいてると思うんですよ
結局、税金を集めて何かをする 富の再配分は置いといたとして
例えば政府が税金を集めてそれを何かに インフラに投資するとか何とかっていうことは
要するにみんながそれを
民間がそのお金を自分で使って 投資して何かを作り出すよりも
より多くのもの
よりよい運用の仕方を政府がわかってないと それをやる意味がないんですね
民間に、じゃあ税金取らないで 任しといたほうがいいって話になっちゃいますから
その考え方も既にもう恐らく限界を迎えていて
これは基本的に国家が若いうちは政府が税金を集める
それから、みんなから年金をちょっとずつ集めて それを運用したほうが
より国家そのものの全体の生産性を上げた時期って 多分、昔はあったんですよ
国家が若いとき、そういう大規模投資 例えばインフラを造る、鉄道を造るだったりとか
それから港湾、港を造ったりとか
空港を造ったりとか いろんなインフラを造ることによって
橋を造ったりとか道路を造ったりとか
そういうのが民間の生産性を劇的に上げて
要するにそれが何を作り出すかというと
お金を作り出すかんじゃなくて たくさんのサービスとか商品とか
そういう財を作り出すことによって お金もそれにつれて増えてったっていう
そういう時期があって
ただそれが もちろん国家が成熟すると
もうそんな大規模投資で生産性を劇的に上げる投資先 なんて基本的にないわけですね
そのときにもうそもそも税金を集めるとか
それから、年金を集めて運用するみたいな
その考え方がもう多分立ち行かなくなってるっていう そういう状況があって
だから、そもそも今の年金運用のシステムが 何でこの状態になってるかというと
お金が時間とともに増えるという その概念そのものがもう壊れてるんだという
そこをしっかりと認識したうえで
全く新しい仕組みを考えてく必要があるんですね
あと、ちまたで話題になってる
年金運用を株で運用して大損こいたみたいな話ね (笑)
もちろん年金を株で運用するなんてことは あってはならないです
もうあり得ない話です
僕はこれやるって言ったときから 多分、言ってると思うんですけど
何がいけないか
それは株で損したら大変だからとか そういう話じゃないんですよ
利益を挙げたとしてもやっちゃいけないです
何でかっていうと年金っていうのは公的なものですね
みんなの、要するに利益に資するもんじゃなきゃ いけないんですね、基本的に
もし年金運用基金が株でもうけたら何が起きるか
仮に国内だけで株式の売買を行ったとしましょう 基本的にね
そうすると 年金運用基金が株式のもうけでもうけるってことは
そのぶんの損は 国内のやっぱり誰かが負うことになるんですね
基本的に株式の売買っていうのは
必ず売り手と買い手がいて 同じ値段で売り買いしてるから
国家として見れば何も起きてないのと一緒なんですよ
所有権とお金を交換してるだけの話で
仮に年金運用基金が株でもうけたとしても
国内でほかの誰かが損するようでは
公的なお金の運用の仕方として 思想的に間違ってるんですよ
もちろん相手が外国人投資家もいるので
年金運用基金がもうけたその損を外国人投資家が 負ってくれれば国家としてはプラスですよ
でも大体において逆の場合が多いわけですね
連中のほうがはるかにトレーディングはうまいので
外国人投資家がもうけて年金運用基金が損する みたいなことが多分起きてるんですね
だから、もちろんそういった問題もあるんですけども
もともとの年金の運用の仕方の思想として
株式なんかで運用してはいけないってことです
仮にもうけたとしても 国内の誰かが損してるというふうに
外国人投資家がいるったって まだ日本人投資家もいるわけですから
やっぱり運用の仕方として間違ってると
実際、多分、僕が危惧したように
外国人投資家がもうけて年金運用基金が大損こいて
われわれの資産が持ってかれてしまってるってことが 起きてるんだと思うんですけども
そもそも リスキーだからいけないっていうんじゃなくて
その考え方そのものが間違ってるということですね
結局何でそういうことをやりだしたかというと
これもやっぱり金利がゼロの状態がずっと続いていて
金利で増やせないからですね
本来はやっぱり年金の運用っていうのは 金利並みであるべきなんですね
金利っていうのは何かというと
経済全体の成長率とほぼ並行して 上がってくもんですから
要するに、みんなと同じように年金のお金も
普通の人が、みんなが増やすように 同じように増やしていくっていうのが
多分、それがフェアな年金の運用の仕方の 考え方だと思うんですけど
それがゼロの状態になって
このままだったら年金の設計どおりにいかなくて 足りなくなるから
もうとにかく無理やりでもこれを増やそうと思って そういうことをやったんでしょうけど
残念ながらすべてお金の仕組みの中にはまったまま
もうお金お金お金で考えた
とても悲しい愚かな結果だと思います
じゃあどうしたらいいのか
もう年金ってそもそも若い頃から集めて
それをあとで配るみたいな考え方は
完全に、僕、やめたほうがいいと思います
もう年金必要だったら政府がお金を作って ご高齢者に必要なだけ配ればいいんです
これも例えば単に配ればいいという
今の状況ではそうなんですけど
将来的に言うと
年金も本来の考え方をすると
お金が大事なんじゃなくて
老後も安心して働かずに暮らせるっていう その状態が大事なわけですね
そう考えると、暮らすのに必要な住居だったりとか
それから衣服とか食料ですね
例えば住居だったら別に現物支給でいいんですね
これから空き家がどんどん増えてくんであれば そういうのをちゃんとリニューアルして
ご高齢者用の住宅、ただで入れる住宅ね
介護とか医療とかもつけた住宅を これも結局、無料で提供すればいいんですよ
土地なんかは政府が空き家とか 買い取るなり何なりして
何でかっていうと、お金を例えば年金で配って
それでそれを その人たちが家賃を例えば払うなんてことになると
今度、結局家賃はどこに行くかっていうと
もともとそういう土地とか不動産を持ってる人のとこに 不労所得として行くんですね
その人たちを別にもうけさせる必要ないんですよ 年金、そこの部分で
だから、それはもう買い取って 現物支給でもいいですし
そもそも、だから
今すぐにそれはできないんで
年金の給付が遅れたり減るっていう部分 どうしたらいいかというと
政府がお金を作って配ればいいんです
全然問題ないです
そもそもあらかじめためる必要が全然ないんですね
お金を配ってインフレにならないか何とかっていうふううに言う人いますけど
インフレなんかならないです
結局、今の日本の現状って何が根本の問題なのかと
お金が足んないんですよ
生産力は十分すぎるほど、余りあるほどあるんですね
要するに、生産力をマキシマイズ、最大化する
生産能力を最大限発揮するだけの 実はお金がない状態で
お金はばんばん作って配っていいです
だから、ご高齢者の年金がた足んないんであれば 今までどおり55歳から
僕ってそういえば55歳で もう年金もらえたらうれしいな (笑)
まあそれはいいんですけど
60歳でも65歳でも、その年齢は決めるとしても
もう配り始めていいと思います、政府がお金を作って
若者たちから年金を取るのはやめましょう
もうそれ徴収する必要ないです
その人たちが要するに老齢になったときに お金を作って配ればいいだけの話で
そもそも年金を運用してやると思って お金を集めること
特に現役世代から集めることっていうのが
いかにこれが破壊的というか お金の回るスピードを落とすか
それはその人たちに今必要なお金を 使わせないってことになるんですよ
別にそんなことする必要はなくて
単純にお金は作って配ればいいだけの話で
例えばこないだ言われたように 1人2000万ためろみたいな
本当にみんなが2000万ためたら えらいことになりますよ
何でかっていうと お金をそんだけ動かさなくなっちゃうんですよ
これ、今の金融システムでは本当に致命的なんですね
年金もそうなんですけど
何かっていうと
今のお金っていうのはほぼすべてが 誰かの借金の裏返しとして生まれていて
その借金を払うために、お金をどんどん動かして
借金を払うための 生産活動をしていかなきゃいけないのに
お金をためる、それから年金を払うために
要するに消費が減るっていうことは 何が起きるかというと
その財が、サービスとか商品が 十分生産されないことになっちゃうんですね
あり余る生産能力をさらに余らせることになるんで
本当にもう年金のために年金を集めるとか
それから、年金がなくなったから
今度は1人2000万ためなきゃいけないから 貯金をするなんてことをしたら
本当に今の金融システムでは 逆に自分たちの首を絞めることになります
もちろんお金の発行の仕組みを変えたりとか
本当に順々にわれわれの思い込みから
本当どうしようもなくなった仕組みを 変えてく必要があるんですが
今日17分しゃべりましたが 全部しゃべりきることができないし
かなりまとまりもつかないことも あったと思うんですけど
そもそも年金の前提となってる 考え方そのものが壊れてるってことを
まず認識する必要があるっていうこと
そっから議論を始める
今日はその議論のところは 深くまではいきませんでしたけど
そこに一旦立ってこの話を始めないと 残念ながらまともな年金の議論にはなりません
ということで、「日本一まともな年金の話」
本当さわりだけになっちゃいますけど
そもそもが
みんなが当たり前と思ってることを一回全部壊して そっからスタートしましょうっていう意味で言うと
ほかの人が誰もそれをやってないので
私がそれをここでやろうと思って 今日は話をしました
ということで、来週もお楽しみに
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