【米国経済】米CPI予想を上回る!インフレ高止まりへ!ドル円が152円突破・株安
Summary
TLDR3月のアメリカの消費者物価指数は前年比3.5%で、予想を上回る結果となりました。エネルギー価格の上昇やサービス価格の高止まりが継続し、家賃も引き続き上昇傾向を示しています。これにより、FRBの金融政策に影響を与える可能性があると考えられています。市場は6月のFRBの利下げを期待していましたが、今回の結果を受けて、7月または9月に利下げが開始されるという見方が増えています。
Takeaways
- 📈 3月のアメリカの消費者物価指数は前年比3.5%で、予想の3.4%を上回りました。
- 📈 1月までの順調な減少傾向が、2月以降で改めて上昇傾向に転じています。
- 📈 エネルギーや生鮮食品の変動の激しい項目を除いた核心CPIは前年比3.8%で、予想を上回りました。
- 🛢️ エネルギー価格は前年比2.1%の上昇基調にあり、特にガソリン価格は継続して上昇しています。
- 📉 食品価格は前年比マイナスの2.2%で下落し、前月比でもマイナス成長が続いています。
- 🏠 家賃は前年比プラス5.7%で高止まりを維持し、供給の増加に伴い価格が落ち着く可能性もあります。
- 💼 労働市場は底型が示されており、賃金上昇率が強くないにも関わらず、サービス価格の高止まりに影響しています。
- 🔄 FRBの金融政策は、インフレや経済成長の見通しを考慮し、2024年の利下げ見通しは維持されています。
- 💹 株式市場はFRBの利下げ期待が弱まる中、調整する可能性があります。
- 🌐 ドル円は円安ドル高の傾向が続いており、政府や日銀の為替介入が考えられます。
- 🔮 市場の予想と実際のデータのギャップが、金融市場の動向に影響を与える可能性があります。
Q & A
3月のアメリカの消費者物価指数は前年比でどのくらいでしたか?
-3月のアメリカの消費者物価指数は前年比で3.5%増加しました。
予想外れた3月の消費者物価指数はどのような要因からでしたか?
-予想外れた3.5%の消費者物価指数は、エネルギー価格の上昇とサービス価格の高止まりが大きな要因です。
エネルギー価格の変動はどのように消費者物価指数に影響を与えましたか?
-エネルギー価格は前年比で2.1%増加し、原油価格の強い動きを受けて上昇基調になっています。ガソリン価格も引き続き上昇しました。
サービス価格の動向はどのような状況ですか?
-サービス価格は前年比で5.4%増加し、高水準を維持しています。特に、医療や教育関連のサービス価格が増加傾向にあります。
家賃の上昇は消費者物価指数にどのような影響を与えていますか?
-家賃は前年比で5.7%増加し、供給が徐々に増えていることから価格が落ち着くのを見込んでいますが、現在は引き続き高い伸びを示しています。
アメリカのFRBは今後の金融政策についてどのような見通しを示していますか?
-FRBは、インフレの見通しと経済成長率を引き上げているにもかかわらず、2024年の利下げの見通しだけは維持しています。
3月の消費者物価指数の結果を受けて、市場の反応は何ですか?
-3月の消費者物価指数の結果を受けて、市場はFRBが利下げを後押しする可能性を考慮し始め、株式市場と為替市場に影響が見られました。
ドル円のレートはこのインフレの動向によってどのように変動しましたか?
-ドル円のレートは、アメリカの金利上昇の影響を受けて、152thesを突破し、153に向かって上昇しています。
今回の消費者物価指数の結果が発表される前に、市場の予想はどのくらいでしたか?
-消費者物価指数の結果が発表される前に、市場の予想は6月には利下げが半々に期待されていました。
今回の結果が発表された後、市場の予想はどのように変わりましたか?
-今回の結果が発表された後、市場の予想は9月までには利下げが怪しくなってきていると見られています。
今後のアメリカの経済状況をどのように予測していますか?
-今後のアメリカの経済状況は、インフレの高止まりが改めて認識され、FRBの金融政策が引き締まることで、経済は調整する面を迎える可能性があります。
Outlines
📈 3月アメリカ消費者物価指数の上昇
3月のアメリカの消費者物価指数は前年比で3.5%上昇し、予想の3.4%を上回った。前月の2月の消費者物価指数は3.2%で、前月の値から大幅に上昇した。2022年6月の99.1%のピーク後、指数は順調に下がってきたが、1月以降再び上昇傾向が見られる。エネルギーや生鮮食品の変動の激しい項目を除いた核心インフレーション率は前年比3.8%になり、予想の3.7%を上回った。エネルギー価格の上昇が主な要因で、ガソリン価格も引き続き上昇。また、サービス価格や家賃の上昇もインフレーションに寄与している。
💹 FRBの金融政策と市場の反応
今回の消費者物価指数の結果を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が注目される。3月のFRBの時点で、インフレと経済成長率の見通しは引き上げられていたが、2024年の利下げの見通しは維持されていた。6月のFRBの金融政策決定で利下げが行われる可能性が低くなった可能性がある。市場はこの結果を受けて、株式市場が調整する可能性があると見られる。また、アメリカの金利の上昇に伴い、ドル円は節目を突破し、円安ドル高の傾向が見られる。
Mindmap
Keywords
💡消費者物価指数
💡インフレ
💡エネルギー価格
💡家賃
💡サービス価格
💡労働市場
💡原油価格
💡金融政策
💡FRB
💡ドル円
💡経済成長率
Highlights
米国の3月消費者物価指数が前年比3.5%となり、予想の3.4%を上回った
2月の消費者物価指数が3.2%であったため、前月の数値から大きく上昇した
2022年6月に99.1%のピークをつけた後、順調に下がってきていましたが、1月以降再び上昇傾向が明確になった
エネルギーや生鮮食品などの変動の激しい項目を除いた核心消費者物価指数は前年比3.8%になり、予想の3.7%を上回った
消費者物価指数は全体でも、核心指数も共に予想を上回った
エネルギー価格が前年比2.1%となり、前月の2.3%から+1.1%に上昇した
ガソリン価格は前月が+3.8%であったが、3月は+1.7%と上げ幅を縮めたが、引き続き上昇している
原油価格の強い動きを受けて、エネルギー価格が上昇基調になってきている
サービス価格は前年比プラス5.4%で高水準を維持している
家賃は前年比プラス5.7%で、前月比0.4%の伸びを示しており、高い伸びを続けている
労働市場の強さはサービス価格の伸びに影響していると見られている
3月のFOMCの時点でFRBはインフレの見通しも経済成長率の見通しも引き上げていた
2025年以降の利下げの見通しは交代させていたのに、2024年の利下げの見通しだけは維持されていた
6月のFRB利下げの可能性が残されたが、今回の消費者物価数でインフレの高止まりが示唆された
株式市場には追い風が続くという見方が多かったが、今回の結果を受けて金融環境は引き締まり、株式市場は調整する局面を迎えることになる
Transcripts
[音楽]
はいモハピチャンネルです4月10日日本
時間の21時30分アメリカの3月の消費
者物価数が発表されましたいつも通り手近
に内容をお伝えしようと思います3月の
消費者物価数は前年費プラスの3.5に
なりまして予想のプ3.4を上回りました
2月がプ3.2%でしたので前月の数値
から大きく上れしましたこれまで2022
年6月にプラ99.1%のピークをつけた
後ずっと順調に下がってきていましたが1
月以降再び上昇傾向と言いますか
下げ止まった感が明確になってきました
エネルギーや生鮮食品などの変動の激しい
項目を除いた小足数については前年費
プラスの3.8になりまして前月のプ
3.8と同水準ですが予想はプ3.7でし
たのでコ指数についても予想を上れしてい
ますということで消費者物価数は全体でも
小指数も共に予想を上回ったということで
強めの結果だったと言えますで内訳を見
ますとまずエネルギーが前年費プラスの
2.1になりまして前月費で見ますと2月
はプラスの2.33月は+1.1とこの
ところのの原油価格の強い動きを受けて
上昇基調になってきていますガソリンは2
月が+3.8になってましたが3月はプ
1.7と上げ幅を縮めたものの引き続き
上昇しました昨年末まで原油価格が下落
基調になっていましたが2月以降は上昇に
転じてきたことでエネルギー価格が上昇
基調になってきています中古車は前年費
マイナの2.2と下落しました前月で見て
もマイナスの1.1と大きく下落してい
ます1月に前月費-3.4と大きく
マイナスになった反動で2月は前月費で
プラスになっていましたがまた大きく
マイナスになってきました中古車の価格は
昨年からずっと何千な推移になっています
で注目のサービスは前年費プラスの5.4
になりまして高水準を維持しています前月
費で見ると+0.5となっていまして前の
月の+0.5と同水準今年に入ってから1
月が+0.52月が+0.73月が+
0.5と前月費で高水準の伸びが続いてい
ましてサービス価格の高止まりが鮮明に
なってきています先週発表されました雇用
統計では賃金上昇率はそこまで強い結果で
はなかったものの労働市場の底型さが示さ
れててこうした労働市場の強さがサービス
の価格の伸びに影響していると見られてい
ますそして家賃についても前年費がプラス
の5.7で前月費ではプ0.4と2月のプ
0.4と同水準で前月費でも引き続き高い
伸びを示しています家賃はアパートの供給
が徐々に増えるといった見方もありまして
徐々に今年後半に向けて価格が落ち着いて
くるという方も多いんですがまだそうした
状況はデータでは確認できていない状況
ですでまとめますと昨年の後半あたりから
サービスや家賃の前月費での伸びが目立ち
始めて消費者物価数全体の数値も今年に
入ってから高止まりを示唆していましたが
今回3月の結果は予想上回りインフレの
高止まりが改めて認識させられる結果と
なりました特に今回はサービスや家賃の
価格が前月費で高い伸びを継続している
ことに加えてエネルギーの価格の上昇も
全体を押し上げました中東不安の影響で
原油価格の上昇傾向が続く中でしばらく
インフレの鎮西化は預けになりそうです
この結果ですとFRBとしても利下げ時期
を後れさせるしかないのではないかと見
られます3月のFOMCの後動画を作って
解説しましたがこの時点でFRBはかなり
利下げに前向きと言いますか利下げした
そうな雰囲気でしたというのはこの3月の
FOMCの時点でFRBはインフレの
見通しも経済成長率の見通しも引き上げて
いましたで2025年以降の利下げの
見通しは交代させていたのに2024年の
利下げの見通しだけは維持としていました
ただ実際利下げについては引き続きデータ
次第だとしながらも6月利下げの可能性を
残したかったように見受けられましたです
が3月の雇用も強かったですし今回消費者
物価数でインフレの高止まりが示唆され
ましたデータ次第と散々言ってきてこれ
だけ高いデータが出てくるとなると6月に
利下げを行うことはもう難しくなると見
られます市場の期待としては今回の消費者
物価数が発表される前の時点で6月利下げ
は半々ぐらいそして7月か9月までに
利下げが開始されるというような
マーケットの織り込み状況でしたが今回の
結果を受けまして9月利下げも怪しくなっ
てくるかもしれませんそうなるとこの
ところ経済がそこまで弱くない中でFRB
が利下げに前のめりになっていましたので
リスク資産に対しては追い風のマーケット
になると株式市場なんかには追い風が続く
という見方が多かったですが今回の結果を
受けて金融環境は引き締まり株式市場
なんかはちょっと調整する局面を迎える
ことになりそうですそしてアメリカの金利
上昇を受けましてドル円は節目と見られて
いた152thesを突破してきています
一気に153000を超えて円安ドル高に
スピード感を持って上昇すれば政府日銀が
為替介入を実施することになるかもしれ
ませんということで簡単でしたが3月の
消費者物価数の結果と今後のFRBの金融
政策マーケットの方向性などについてお
話しました今後ともどうぞよろしくお願い
いたし
ますDET
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