日本語の動詞活用の起源【概論】#ずんだもん解説
Summary
TLDRこのビデオスクリプトでは、日本語の古典文法の複雑性とその単純化の歴史について詳しく説明されています。古代から現代にかけて、言語がどのように発展し、単純化されたかを分析し、特にラ行変革活用や余談活用の変化を探求しています。また、日本語の方言や親戚言語との比較を通じて、言語の変化とその背景を考察しています。スクリプトは、言語学者や日本語に興味のある人々にとって興味深い情報を提供し、言語の進化とその多様性に焦点を当てています。
Takeaways
- 📚 古典文法は現代文法よりも複雑で、言語は時代が下がるにつれて単純化する傾向にある。
- 🌐 帝国の拡大に伴い、言語が標準化される過程で簡略化が進むという現象はラテン語でも見られる。
- 🗣️ 日本語も元々特定地域の言語だったが、拡大する過程で他言語との接触により単純化が進んだ。
- 🔍 言語は母話者の中では単純から徐々に複雑になる傾向にあるとされる。
- 👣 未来の日本語は再び複雑になる可能性があると示唆されている。
- 📖 平安時代の歌集から、現代とは異なる活用形が存在していたことがわかる。
- 🔬 奈良時代の文書から、特殊な活用形が存在していたことが推測される。
- 🌐 比較言語学を用いて、記録がない時代の言語の姿を推測することができる。
- 🏝️ 琉球語の記録から、日本古語における活用形の異なる形態が見られる。
- 🌱 古代東日本の方言から、日本語の本来の活用形の姿を推測することができる。
- 📝 否定文における特殊な形態が、古代日本語と現代日本語との間に存在していることが示されている。
Q & A
古典文法の動詞の活用は現代文法よりも複雑な理由は何ですか?
-古典文法の動詞の活用は、時代が進むにつれて言語が単純化する現象の一環として、元々は複雑であったためです。これはラテン語など他の言語にも見られる現象で、領土の拡大や他の方言や言語との接触により単純化が進みました。
現代日本語では「行く」という言葉がどう変化していますか?
-現代日本語では「行く」と「行く」という発音が混在して使われています。これは義務的に混在してくるもので、未来の日本語では再び複雑になっている可能性があります。
下一段活用の動詞「蹴る」が特殊な形を持つ理由は何ですか?
-下一段活用の動詞「蹴る」が特殊な形を持つ理由は、平安時代の流行歌や奈良時代の記録からもわかるように、元々は「蹴る」が「食える」と言われていたことに由来します。
ラ行変格活用と余談活用の違いは何ですか?
-ラ行変格活用は「アリ・オリ・ハリ・イカ」という風に存在を意味する動詞にしか使わず、特殊な形を持つことが特徴です。一方、余談活用はそのような制限がなく、文末でも文中でも使われます。
琉球方言の記録からわかる日本語の特徴は何ですか?
-琉球方言の記録からわかる日本語の特徴は、文末に収支系が使われるのではなく連用系で文が終わる可能性があったことです。また、存在動詞に「オ」がくっついていることも確認されます。
古代東日本の方言(長大投獄語)の特徴は何ですか?
-古代東日本の方言(長大投獄語)は、連用系で文が終わる特徴があり、例えば「行先」が「行先」になっているなどの特殊な形が見られます。
古典文法における否定文の作り方はどのように変化しましたか?
-古典文法における否定文の作り方は、奈良時代には「兄」が否定を意味し、古代八条後では「2」が否定を表しました。この変化によって現代の否定形が形成されました。
日本語の未然形と命令形の変化の由来は何ですか?
-日本語の未然形と命令形の変化の由来には諸説あり、奈良時代には発音が違い、命令形は養子酔いがくっついて形となった可能性があります。
八条語における連用系の役割は何ですか?
-八条語における連用系は文末で使われ、否定形を形成する際には「リュウアロ」のように合人で変化する形が見られます。
動画のテーマである日本語の動詞活用の期限について、主なポイントは何ですか?
-動画のテーマである日本語の動詞活用の期限について、主なポイントは、古典文法の動詞の複雑な活用が時代を下るにつれて単純化し、連用系が文末で使われるようになったことです。また、特定の時代や地域の記録からその変化の過程が明らかにされています。
Outlines
📚 古典文法の活用と言語の単純化
第1段落では、古典文法の活用が現代語よりも難しく、時代が下がるにつれて言語が単純化するという観点が説明されています。ラテン語や日本語の歴史的な変化を通じて、言語が接触や領土拡大の過程で単純化し、自然な家庭では徐々に複雑になる傾向があることが述べられています。また、現代語での活用の変化や、古代日本語の文法の簡略化についても触れられています。
🌐 親戚言語の比較と日本語の歴史的活用
第2段落では、比較言語学を通じて日本語の歴史的な活用を探求しています。琉球語の活用や、東日本方言の特性を通じて、日本語の古典文法の変化を解明しています。特に、ラ行変革活用や余談活用、否定文の形態について詳しく説明し、古代日本語の文法構造を復元しています。また、八条島語の研究結果に基づいて、日本語の本来の形態についても述べられています。
🔍 一段活用の歴史的変化と現代の言語
第3段落では、一段活用の歴史的変化と現代の言語との関係が焦点です。八条後の未前傾の活用を通じて、古代日本語の文法構造を再評価し、奈良時代の東日本記録に基づいて、コナギという植物についての表現を例に活用の変化を示しています。また、室町時代以降の変化や、現代語に残る古語の活用についても触れ、言語の変化とその歴史的背景を詳細に解説しています。
Mindmap
Keywords
💡古典文法
💡単純化
💡方言
💡活用
💡文法の変化
💡ラテン語
💡方言の拡大
💡変格活用
💡歴史的な言語
💡言語の接触
Highlights
古典文法は現代語より難しく、時代が下がるほど単純になるという特殊な状況を指摘。
ラテン語における帝国の拡大と言語の単純化の関係を説明。
日本語はもともと瀬戸内海や近畿地方の言語で、拡大過程で単純化したと述べる。
言語は自然家庭で育てば単純から複雑になるべきだと主張。
現代語における「行く行く」の発音混在を例に、言語の複雑化の兆しを示す。
未来人の日本語は再び複雑になる可能性があるという仮説を提案。
日本語の単純化は古代より現代にかけての変化プロセスを解説。
下一段活用が存在しなかったこと、特殊な活用形が化石のように残っていると説明。
平安時代の歌谣から、活用形の変化と貴族言葉の残りを見出す。
奈良時代の文書から特殊な下一団活用が一般的だったことを指摘。
余談活用とら両変格活用の区別がなかった可能性について触れる。
ラ行変革は特定の動詞にしか使われず、その意味を解説。
比較言語学を用いて、言語の変化と共通祖先言語の姿を探求する。
東日本方言の研究から日本語の本来の連体系の姿を示唆。
古代日本語の否定文における特殊な形の使用を解説。
八条島語の研究結果を通じて、日本語の活用形の起源について述べる。
奈良時代の東日本記録をもとに、古典文法の変化を分析。
戦士時代の活用形はどのように変化したかについての推測を示す。
一段活用の同士のほとんどが発音変化し、その傾向を解説。
室町時代からの変化と現代に残る言葉遣いの変化を紹介。
今回の動画の内容を概説し、今後のアップロード予定について触れる。
Transcripts
学校で習うように古典文法の同士には
たくさんの活用があって現代簿より難しく
見えるのだこの2つだけ見ると文法は
どんどん簡単になっていくように見えるの
だ戦士時代はもっと複雑で未来はもっと
単純なのだ古代の方が複雑で違が下るほど
簡単になるというのはラテン語でも生じた
現象なのだだけどそれは帝国が領土を
広げるにつれて千住民が言語をのりえて
いく過程で片言が標準もとして定着したと
いうことなのだ日本語も元々は瀬戸内会や
近畿地方の言語であったものが拡大して
いく過程で他の方言や言語と接触する時期
に単純化していったのだ時代が下がるほど
単純になるというのはむしろ特殊な状況な
のだ母話者だけの中で言語が育っていく
自然な家庭ではもも単純で徐々に複雑に
なるはずなの
だまず複雑化する未来について実例を見て
いくのだ現代の言葉では行く行くという
発音が混ざって使われているのだ理由で
あれば義務的に混在してくるのだ
おっしゃるは完全に不規則な活用なのだ
ありえるリウルは混在して使われるし遠に
も特殊な形があるのだこもとと同じ
パターンなのだ作業変革活用の一部も複雑
になっているのだ多分未来人の日本語は
再び複雑になっているの
だここまでは視聴者がとっつきやすい話題
を提供するための前置きだったのだ今度は
単純化していく過去に目を向けて日本ぼの
同志活用の期限を解き明かそうというのが
今回の動画のテーマなの
だまず注目するのは下一団同士テルなのだ
高校で習うことを思い出して欲しいんだ
けど下一団活用する同士はたった1つ蹴る
だけなのだ連用系が蹴りではなく手になる
んだけど実はこの形は天台部の中にも化石
のように生き残っているのだ蹴り飛ばすと
も言うけど蹴飛ばすの方が古風な言い方な
の
だ問題はどうしてこんな変な活用が生じた
かなんだけどその答えははっきり解明され
ているのだ実は元々下一段活用なんて存在
しなかったの
だこの歌を見てほしいのだこれは平安時代
の流行家で片に対して前前と歌っているの
だその名残りで今もカツのことをままと
呼ぶのだそれはさて置き注目すべきは食え
させ点と書いてあるところなのだ平安時代
の貴族言葉ではない今ではテルのことを
食えると言っていたの
だそしてこれは奈良時代に書かれた日本
初期なのだ看聞訓読する時ケラスと読み
たくなるところクエパララカスと読み
なさいと注釈してあるの
だというわけで特殊な下一団活用は奈良
時代まで遡るとありふれた下団活用だった
の
だ最古の記録まで遡るだけで1つ減って
単純化したのだでは記録が始まるより前の
日本語の文法
は校主は自分の考えを持っているんだけど
それを説明する前にの研究からすでに
分かっていることをざっくり解説していく
の
だまず余談活用とら両変格活用の区別が
なかった可能性が高いと思われているのだ
高校で習うことを思い出して欲しいんだ
けど画業変革活用は収支系が特殊なのだ
あるではなくありになるのだここ以外は
余談活用と同じなのだ意義あり問題ありの
ように現代にも化石化した言い回しとし
ていき残っているのだラ行変革はアリオリ
ハリイカという風に存在を意味する動詞に
しか使わないのだなぜこんな仕組みになっ
たの
だ記録より古い言語の姿を知るには親戚
言語を見比べればよいというのが比較言語
学の考え方なのだ記録が存在しない共通
祖先日祖母の姿を再現できるの
だとりあえず奈良時代の近畿のの記録を見
てみるのだフルフルカカのように文末以外
でも収支刑が使われて状態を意味している
ことに注目するのだ収支刑だから必ず文末
というわけでもないのだ平安時代以降も
引き継がれてなくなく帰ってきたのように
現代でも決まった言い回しに生き残って
いるの
だ一方で連用系が文末に来る場合もあるの
だ文末は収支系文中は連用系固定観念を
まず捨てるの
だ親戚言語を見ていくの
だこれはによってハングルで記録さ
れた16世紀初頭の琉球の話言葉の記録な
のだ酒あり虎行変革活用は見慣れた収支刑
になっているけど雪降りという風に他の
同士もこの形で文がわっているの
だ現代の琉球南部の言語を見てみると
やっぱりこの形でが終わるのだつまり元々
日本簿に収支系なんて存在しなくて連用系
で文が終わった可能性が出てくるのだ
チャー州死刑はどこから湧いて出てきたの
だ今度は琉球北部の言語を見てみるのだ
存在同士オがくっついているのだ今まで出
てきた情報を見比べるとこんなことが想像
されるの
だまず元々やい時代頃の日本ぼはこんな風
に話していてラ行変革活用と余談活用に
区別がなかったのだここに状態を表すため
檻をつつけるようになってそれが収支刑に
変化して文末で使われるようになったの
だところが存在同士にも折をつけようと
するとありおりとなってしまって意味が
ダブってしまうから許容されないのだこう
して存在同士だけに本来の余談活用が保存
されているの
だ今度は琉から東日本に目を移してさらに
日本語の歴史を探るのだ古代に記録された
東日本の方言を長大投獄語というのだ
例えばこんな感じなのださっき論じたよう
な連用系で終わる分が出てくるのだそれは
さておき注目して欲しいのはこっちなのだ
行先が行先になっていて連体系が変な形な
のだ長大日本語の末裔は現代の八条島に
生き残っていて八条後と呼ばれているのだ
様々な研究によってこれこそが日本語本来
の連体系の姿だと考えられているの
だ次に否定文に注目するのだこれは常代
東国語じゃない近畿の記録だけど白にと
いう特殊な形が使われていたのだローマ字
表記したら分かるように兄がくっついて
いるの
だ否定を意味する兄は古代にはこんな風に
前につつけることもできたの
ださて再び現代の八条島の言語八条語を見
てみるのだたまりんじゃらというのが
たまらないという意味なの
だたまりんじゃらというのはたまりに
リアロは合人で変化したものと分析されて
いるのだ近畿地方の古代日本ぼでは兄が否
を意味したけど古代八条後では2が否定を
表したのだたまりの部分が前系ではなく
連用系であることについては後で補足説明
するの
だ以上説明したことから見慣れた古典文法
の余談活用はこんな姿に遡るの
ださらに厳密に言うと依然系と命令系は
奈良時代には発音が違うのでこんな発音に
遡るの
だ命令系の由来には諸説あって養子酔いが
くっついて形かもしれないの
だというわけで収支系は連用系と同じ命令
系は連用系の派生なので消してしまうと
こうなるのだだいぶ単純になってきたの
ださらに言うと否定分には朝鮮もと共通の
案が含まれていて連用系の一部はいし犬の
ようにいで始まる言葉がくっついている
だけと分析されているのだというわけで
日本語の活用はほとんど
されてしまって活用という現象の正体が
見えてくるの
ださてここまで論じてきたのは主に余談
活用する動詞なのだ他の活用については
どうなの
だ奈良時代の東日本の記録を見てみるのだ
今見せている例ではコナギという植物に
ついて沼に植えたコナギのことを沼に植え
こなぎと書いてあるのだ連用経緯が
くっついているのだ
次にこちらの例では思いいずることを思い
ドと書いているのだこの歌は従来解読され
ていないんだけど投稿主が初めて解読し
ちゃったので過去に投稿した動画を参照し
て欲しいのだ新たに投稿主の分析では思い
ドは連用系思い出にオの連帯系がくっつい
たものと見なせるの
だここで今回の動画の新規性を示すのだ
登校主の考えでは未前傾について活用の
混乱と再整理を想定しているの
だすなわち具体的にはこんな変化があった
と考えているの
だこれによって八条後の未前傾を説明
できるようになるの
だ以上説明をまとめると2段活用はかつて
こんな感じだったと考えるの
だ日祖母の発音はこうなるの
だ見ての通り全然活用していないの
だなおその他の活用については午後に
さらに古い文法が化石化していることが
知られているの
だ以上から想像される戦士時代の活用は
こう一段活用については
こうちなみに一段活用の同士のほとんどは
発音本にたし時ケアになることが知られて
いるのだ多分見るというのは目を同視化し
た言葉なの
だ室町時代ボロから始まった女性の
言葉遣いで言葉を全部言わずに頭だけ言
要望言葉というのがあるのだほとんどは廃
れてしまったけどシ文字ひ文字の2つは
現代まで生き残っているのだ一段同志ご感
は切で説明できないのでこれに似た由来
じゃないかと個人的には想像するの
だ動画のまとめなのだ今回はかなり濃い
内容を説明したのだ説明しきれていない
部分があるので今回の動画を概論として
適宜補足していくのだまた気が向いたら
続きをアップしていくのだ
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