【スカッとする話】母の誕生日に予約した高級寿司屋に行くと、私家族になりすました義家族が「美味しかった!プレゼントもありがとうw」父「...帰るぞ」母「うん」→最強夫婦を敵に回した結果w【修羅場】
Summary
TLDRこのスクリプトは、32歳の兼業主婦である佐和子とその夫和弘の物語です。佐和子は将来自分の会社を立ち上げたい夢を持っており、夫もその夢を応援しています。しかし、佐和子の姑(はる)は孫を望んでおり、頻繁に催促しています。佐和子は仕事と家庭の両方で努力し、姑からのストレスと対立の中でも夢を追い続けます。ある日、義両親が近所に引っ越してきてから、佐和子家の中が荒らされ、貴重なアクセサリーやお酒が消える不審な事件が発生します。事件の真相は、姑が勝手に家に侵入して物品を盗んだことが発覚します。この問題を解決するために、夫婦俩は親戚の助けを求め、最終的には姑と義両親の離婚劇に発展します。物語は、夫婦俩が新しい生活を始め、将来の家族との幸せを願う姿で締めくくられます。
Takeaways
- 👩 佐和子は32歳で、夫の和弘と2人暮らしを楽しむ兼業主婦です。
- 💼 将来的には自分が会社を立ち上げたいと夢を持っており、夫もその夢を応援しています。
- 🏢 佐和子は大手広告代理店に勤務しており、独立開業を目指す支援体制があるため、ここで働いています。
- 👵 佐和子は姑から頻繁に孫を催促され、近所の友人や親戚も子供を自慢するようになっています。
- 😣 姑は佐和子の仕事に対して不満があり、「32歳でまだ子を持ちたい」と強く主張しています。
- 🏠 義両親が近所に引っ越してきて、佐和子はそのおかげで少し安心感を得ています。
- 🕵️♀️ 姑は無断で佐和子宅に入り、家事をチェックするようになり、生活環境を批判しています。
- 💎 佐和子家のアクセサリーボックスが荒らされ、高級なアクセサリーやお酒が失窃されました。
- 🚨 警察への通報を考えましたが、夫と共に姑の法的責任を追及することをためらっています。
- 🎉 佐和子は自分の会社を立ち上げ、初めて収入を得たときに母へのプレゼントをしたいと考えています。
- 🍣 誕生会の日に夫の両親が現れ、佐和子が用意したプレゼントが姑に巻かれていたことが発覚しました。
- 💔 事件の結果、義両親は離婚し、夫婦関係も修復の糸口がつかめず、親戚に仲介を申し立てました。
Q & A
佐和子は何歳ですか?
-佐和子は32歳です。
佐和子と和弘はどのように知り合ったのですか?
-佐和子と和弘は大学時代の友人の紹介で知り合いました。
佐和子にはどのような夢がありますか?
-佐和子には将来自分で会社を立ち上げたいという夢があります。
和弘は佐和子の夢に対してどのような態度を持っていますか?
-和弘は佐和子の夢を応援しており、彼女が起業できると言っています。
佐和子はどの会社に勤務していますか?
-佐和子は大手広告代理店に勤務しています。
佐和子が勤務する会社の目標は何ですか?
-会社の目標は、広告会社やホームページ制作会社などの独立開業を応援し、経営者同士が支え合ってビジネスを発展させることです。
佐和子はなぜその会社に入社しましたか?
-佐和子は、いつか自分の会社を起業したいという夢をできるだけ実現に近づけたいと思ったため、その会社に入社しました。
姑からの何に関する催促が佐和子にかかっていますか?
-姑からの孫に関する催促が佐和子にかかっています。
佐和子はなぜ姑からの孫の催促に疲れ果てていますか?
-佐和子は姑からの孫の催促が頻繁で、ストレスがたまっているため、疲れ果てています。
義両親が引っ越してきた理由は何ですか?
-義両親は物騒だし、息子夫婦が近所にいると安心できるから、近くに引っ越してきました。
姑が佐和子家に勝手に入るためにどうしましたか?
-姑は佐和子家の合鍵を無断で作って勝手に家に上がり込んでいました。
佐和子が起業して初めて収入が入った時の感想はどうでしたか?
-佐和子は起業して初めて収入が入った時、会社員時代に味わうことのなかった感動を覚えました。
Outlines
👩💼 夢を追う兼業主婦とその家族の物語
佐和子は32歳の兼業主婦で、将来的には自分の会社を立ち上げたいという夢を持っています。彼女は大学時代の友人の紹介で夫の和弘と出会い、彼は彼女の夢を応援してくれています。しかし、姑から孫を求められることでストレスを感じており、彼女は仕事と家事を両立しながら、将来の夢を実現するために努力しています。
😰 姑からの孫の催促と家事のチェック
佐和子は姑からの孫の催促に悩まされており、姑は頻繁に電話をかけ、孫を見せたいと強く要求しています。さらに、姑は佐和子の仕事に対して不満があり、生活環境を点検するように家に突入してきました。佐和子は姑の行動に驚きと恐怖を感じており、何らかの対処を考えています。
😤 家に荒らされた真相と姑の行為
佐和子が家に帰ると、家中が荒らされていたことを発見しました。アクセサリーボックスが開いており、ダイヤやルビーが失窃されています。警察に被害届を出したが、その真相は姑が勝手に家に入り、物品を持ち出したことでしたことが明らかになりました。夫はこの行為に怒り、姑に対して厳しい態度をとります。
😔 義両親の離婚劇と新たな决断
姑の私物持ち出し事件が義両親の離婚劇に発展し、夫婦関係が恶化してしまいました。姑は警察の聴取を受けましたが、反省の色は見せず、持ち出した物を弁償することを拒否しました。結果、夫は姑と親子の縁を切ることを決め、新たな决断をしました。
Mindmap
Keywords
💡佐和子
💡起業
💡和弘
💡姑
💡ストレス
💡子育て
💡共働き
💡独立開業
💡孫の催促
💡家庭と仕事のバランス
💡親孝行
Highlights
佐和子は32歳で、将来的には自分の会社を立ち上げたいという夢を持っています。
佐和子は大学時代の友人の紹介で夫の和弘と知り合い、現在は兼業主婦として生活しています。
和弘は佐和子が社会人になると同時に出会い、現在も彼女の夢を応援しています。
佐和子は大手広告代理店に勤務しており、独立開業を応援する環境が整っています。
佐和子は仕事と家事を両立し、毎日を過ごしており、将来の起業や子育てに備えて夫と共に努力しています。
佐和子は姑から頻繁に孫を催促されるようになり、その理由は親戚や近所の人々が出産ラッシュをしているからです。
姑は佐和子の仕事に対して不満があり、「32歳でしょ、本当にのんきね」と言われます。
義両親が佐和子家の近所に引っ越してきて、姑は急に優しくなり始めます。
姑は佐和子が外出した際に勝手に家に上がり込んで、家事をチェックするようになります。
佐和子は姑の行動にストレスを感じ、姑からの孫の催促に疲れ果てています。
佐和子が家に帰ると、家の中が荒らされていて、アクセサリーボックスが開いており、高級なアクセサリーが失窃されています。
夫の蜂須賀は高級なウイスキーが失窃され、姑のイニシャルが入ったハンカチが残されています。
佐和子と夫は姑の行動について話し合い、直接問いただすことを決めます。
姑は警察の事情聴取を受けたが、犯罪には当たらないと主張し、反省の色がない様子です。
舅は姑が夫婦の家に勝手に上がり込んでいたことを知らず、姑は夫婦の物を持ち出していたことが発覚します。
夫は姑に対して最後通牒を突きつけ、今後一切会う気はないと宣言します。
佐和子は在宅ワークでの仕事が順調に進み、妊活もうまく進んでいます。
夫は両親との縁を切ることを決め、姑が孫を欲しがっているとしても教えてやらないと言います。
佐和子と夫は親戚に仲介を申し立て、姑の悪行と舅の噂が広がり、義両親は離婚を諦めることにします。
佐和子は姑の襲来が終わった後、解任し、3人でしっかりと生きていくことを決意します。
Transcripts
私の名前は佐和子32歳
夫の和弘と2人暮らしの兼業主婦だ
夫とは私が社会人になってすぐ大学時代の
友人の紹介で知り合った
私には将来
自分で会社を立ち上げたいという夢があっ
た
[音楽]
夫は出会った時から今もずっと私の夢を
応援してくれている
[音楽]
君が起業できるよ
俺も一生懸命頑張るよ
二人で開業資金を貯めて夢を実現させよう
ありがとう今は将来の起業や子育てに備え
て
二人で頑張っていけたら嬉しいな
[音楽]
夫婦でそう話し合い
共働きを続けている
私は大手広告代理店に勤務していた
そこは
広告会社やホームページ制作会社などを
独立開業するための
手厚いサポートを行っている
独立開業を応援し
経営者同士支え合ってビジネスを発展させ
ていくことが会社の目標だ
私が今の会社へ入社したのはいつか自分の
会社を起業したいという夢をできるだけ
実現に近づけたいと思ったから
私の仕事に理解がある夫と共に
仕事や家事に明け暮れる毎日だった
そんなある日
姑から電話がかかってきた
もしもし
昨日何度電話をかけても出ないからどうし
てるのかと思って心配してたのよ
すみません
夜遅くまで残業が入っていたんです
私がそう伝えると
姑は深いため息をついた
[音楽]
仕事ってあなたもう32歳でしょ
仕事なんてそこそこにして
孫の顔を見せてほしいわ
最近
姑から頻繁に孫を催促する電話がかかって
くるようになった
姑の話では
親戚や近所の人
姑の友人知人の子に出産ラッシュが来た
らしい
[音楽]
3件隣の娘さんなんて
双子出産したのよであなたはいつ孫の顔を
見せてくれるわけ
[音楽]
姑は今にも電話から飛び出してきそうな
勢いでまくし立てる
[音楽]
和広さんとはお互い仕事を優先しようと
話し合っているんです
子供のことも夫婦で話し合って決めること
にしているので
私がそう伝えると
姑は不満そうに
32歳のくせに
本当にのんきね
」と言い電話を切ってしまった
近所のお友達に
孫の誕生が相次ぎ
姑は我慢が鳴らなかったようだ
確かに
ご近所さんから毎日孫自慢をされたら
嫌気がさすだろう
だからといって
ストレスを私にぶつけてくるのだけはやめ
てほしい
私は正直
姑からの孫の催促に疲れ果てていた
そんなことを漫然と考えていたある日
義両親が我が家の近所に引っ越してきたの
だ
何かと物騒だし
息子夫婦が近所にいると安心できるからな
舅は嬉しそうに笑った
澤子さん
せっかく私たちが近くに越してきたんだ
から
困ったこととかあったら何でも頼ってね
姑はこれまで見たこともないような優しい
笑みで私に話してきた
夫も
父さんたちが近くにいると安心だよまた
今度はみんなで食事でもしよう
と楽しそうにしている
私はなぜか姑の笑顔を見た途端背筋が凍っ
たような気がして何も言葉が出てこなかっ
た
義両親が近所に引っ越してきてから1週間
後私の嫌な予感は的中した
姑は
数日おきに我が家に来ては私の家事を
抜き打ちでチェックするようになった
孫ができないのは
生活環境が悪いせいじゃない
家の中を色々点検させてもらうわ
姑はそう言い
台所のゴミ箱を開いた
何よこれ
姑は強烈な悲鳴をあげて
使用済みのラップを指でつまんだ
ラップだなんて
ダイオキシンが出るのよ
使用や
廃棄方法を間違えなければ
ラップは何ら問題はない
うちは無添加のラップを使っているし
ダイオキシンはラップを燃やした場合のみ
発生するんじゃないですか
そんな私の反論は
姑の陣地の地雷を間違いなく踏んだ
まぁ
スーパーの惣菜なんて買ってるの
添加物が入ってて体に悪いのよそんなんだ
から孫が生まれないの
私への文句をマシンガンのように
まくし立てる姑に返す言葉はなかった
やっとのことで姑を見送り私はソファーに
身を横たえた
[音楽]
ギリオ神が近所に越してからというもの
こんなことがずっと続いていた
[音楽]
気苦労が絶えず何もする気が起きない今日
夫は接待ゴルフで帰りが遅くなると話して
いた
ならば
誰にも邪魔されずゆっくり休みたい
ラップやスーパーのお惣菜よりお姑さんの
怒鳴り声がよっぽど体に悪いわよ
そんな独り言をつぶやいた時
急に背後から姑の声がした
何を根っころがってるの
本当にのんきでグッズな嫁ね
私は慌てて飛び起きた
えお母さんさっきお帰りになりましたよね
姑の亡霊のような立ち回りに私は驚きと
恐怖を隠せなかった
忘れ物をしたのそれよりあなた
寝っ転がってないでさっさと夕飯を作り
なさいよ
姑の土星に私は思わず「はいと王子その
まま
台所に飛んでいった
でも冷静に考えるとおかしなことだらけな
のだ
姑がこの家から帰る際私は確かに玄関の鍵
を閉めた
一旦外に出た姑がなぜ鍵の閉まった我が家
に入ることができたのか
私は
解明できない疑問を抱えたまま
夕飯の支度に取り掛かった
それから数日後
仕事から我が家に帰ると
家の中がめちゃくちゃに荒らされていた
[音楽]
タンスや
台所の食器棚が空きっぱなしで私の
アクセサリーボックスが蓋を開けたまま
放置されている
[音楽]
ハンナのこれ
イミテーションはあるのに
本物のダイヤやルビーがない
目を皿にして探したがどうしても見つから
ない
空き巣を疑って警察への通報も考えただが
それにしてもおかしい
私が家に帰ってきた時
玄関の扉はきちんと鍵がかかっていた
それにここはマンションの7階だ
窓から侵入者が入ることなど考えられない
もしかして
私は数日前の姑の姿を思い出した
姑は
忘れ物を取りに戻ってきたのに何を忘れた
のかすら話さなかったしかも
黙って家に上がり込んで
私は我が家がいつも玄関のシューズ
ボックスの上に置いている鍵を見てハッと
した
まさか
合鍵を作ったとか
そんなことを考えながら
玄関先でへたりこんでいると
夫が仕事から帰ってきた
どうしたんだ
私の異様な姿に驚く夫に事情を説明する
仕事から帰ったら
タンスや食器棚が開いてて私のダイヤや
ルビーがなくなってたの
は
蜂須賀
被害を点検していた夫が顔面蒼白で声を
上げた
おい
結婚記念にもらったウイスキーがない
[音楽]
そう
金婚式を迎えたら一緒に飲もうと約束して
いた年代ものの一品だった
それだけではない
洗面所を見ると私の高級化粧水がなくなり
そこに
姑のイニシャルが入ったハンカチが残され
ていた
おそらく手をぬぐった姑がそのまま忘れた
のだろう
これって
全部母さんの仕業っていうことなのか
夫はそのハンカチを握りしめてブルブル
震えていた
姑の心境を察するに
隣近所に散々孫自慢をされストレスが
溜まっているに違いないだからといって
私たちの家から勝手に私物を持ち出す
なんてありえない
私の両親に相談すべきだろうか
そう思ったのは私の父が警察官で
母は弁護士事務所で働いているからだ
でも
姑を法的に追求するのは気が引ける
それは夫も同じ気持ちのようで複雑な顔を
してうなだれていた
取り急ぎ
姑に直接問いただすことにした
夫が電話をかけるもなかなか繋がらない
1週間ほど連絡を続けたが
姑が電話に出ることも
我が家を訪ねてくることもなかった
あんな姑もさすがに自分が悪いことをした
と気づいて反省してくれたのかもしれない
そう思い直して
様子を見ることにした
[音楽]
しばらくして私はついにホームページ
制作会社を立ち上げた
これまでの会社から離れ
初めて自分一人の力でお金を稼いだときは
会社員時代に味わうことのなかった感動を
覚えた
起業して初めて収入が入ったし私の母に
プレゼントしたいと思ってるの
[音楽]
母の誕生日が間近に迫っていた
いいじゃん
長らく会ってないしサプライズでお祝いし
てやろう
夫のお許しを得て私の実家近くの高級
寿司店を予約した
プレゼントは
ブランドもののスカーフを用意した
誕生会のことを母に電話で伝えた
あら
誕生日を祝ってもらえるなんて久しぶりね
嬉しいわ
起業して経営も安定してきたし
親孝行がしたいと思って
[音楽]
ありがとうじゃあ当日楽しみにしてるわね
誕生会は私たち夫婦と両親の4人のはず
だった
誕生日当日私たち夫婦は新幹線で5時間
ほどかかる実家に向かったのだが
前日まで仕事が立て込み
母に渡すはずのプレゼントをクローゼット
の中に忘れてしまった
ごめんねプレゼント忘れちゃって
後で郵送するね
じゃあプレゼントは後のお楽しみってこと
で今日は高級寿司を存分に味わわせて
もらうわ
母は笑顔で受け流してくれた
予約した寿司屋に行くと
初老の男女が私たちの予約席に陣取り
笑顔で騒ぎまくっていた
[音楽]
誰だろう
不思議に思ってよく見るとなんと夫の両親
だった
お寿司おいしかったよ
私たちに気づいた2人が
ビールジョッキを私たちに向けて掲げた
どうして母さんたちがここにいるんだ
驚きまくる夫に私の父が申し訳なさそうな
顔で言った
1週間ほど前
ご両親から
君たち夫婦の近所に引っ越したって電話を
もらったんだその時今日の誕生会のことを
話すと知らなかったみたいで
ご両親も参加するってことになって
まずかったがな
父の話が終わるや否や
夫は自分の母親に近寄りそして首根っこを
つかんだ
なんで母さんがこのスカーフを持ってんだ
よ
え
っ見ると私が母にプレゼントするはずだっ
たスカーフが
彼女の首に巻かれている
私は声が出なかった
すると姑は慌てて立ち上がり
自分の息子である夫に何か耳打ちすると
夫の顔がどんどん青ざめていった
夫は私と私の両親を店の外に連れ出し
事の真相を話してくれた
姑は私の父との電話で誕生会のことを知り
自分たち夫婦も同席することを決めた
自分の夫には
息子がボーナスが出たので
寿司でも食いに行こうと誘われたと嘘を
ついてここに連れてきたのだというのだ
でもどうしてお母さんがあのスカーフを
巻いてるわけ
私がそう尋ねると
夫は言いにくそうに小さくこう言った
昨日
俺たちが留守の時間に家に侵入して見つけ
たらしい
自分へのプレゼントだと思ったなんて言っ
てるけど
[音楽]
嘘でしょ
補習止めさん最近電話もかけてこなかった
から
うっかり油断してたわ
しばらく沈黙が続き
父が深くため息をついた
呆れたな
私の両親はこの時初めて姑の本性を知った
のだ
私たちと共に帰宅した父は
君のお母さんのことを警察に知らせても
いいか
彼女の行為は紛れもなく犯罪だし私は職業
として見過ごすわけにはいかないんだ
と夫に尋ねた
夫は苦渋の表情で頷いた
関係先に連絡する父の背中から
強い怒りが感じられた
私も被害届を出した
誕生会の日からしばらくして
姑は警察の事情聴取を受けた
姑の主張は
身内の問題だから
犯罪には当たらないと思っていたという
ものだった
[音楽]
舅は
姑が私たちの家の合鍵を無断で作って勝手
に上がり込んでいたことも
家からいろんなものを持ち出していたこと
も全く知らなかった
もう
身内のことだし
持ち去ったものを返してもらえば被害届は
取り下げるよでもその後は親子の縁を切ら
せてもらうからな
夫は血のつながった同士の恩情と言わん
ばかりに
姑に最後通帳を突きつけた
だが姑は
警察に逮捕されなかったことを
無罪方面と勘違いしたのかなんら反省の色
もなく
持ち出したものってアクセサリーとお酒
でしょもう売っちゃったわよ
と
平然と言ってのけたのだ
ふったあれいくらすると思ってるんだよ
アクセサリーと酒を合わせて80万はする
んださっさと弁償しろよ
夫の厳しい追求に舅の方が白旗を上げ
弁償を受け入れることになったが
姑は終始不満顔だった
舅は自分のお金も
姑の贅沢癖でほとんどそこをついていると
いい
俺の貯金を使うだけならまだしも
息子夫婦のものを勝手に持ち帰るなんて
お前とはもう離婚だ
と
離婚届を突きつけた
しかし
姑も負けてはいない
あなただって
相当パチンコにつぎ込んだじゃないそのお
金をいくらかでも私に回してくれたら
息子たちのものなんて狙わなかったわよ
[音楽]
姑の私物持ち出し事件はとうとう義両親の
泥沼の離婚劇に変貌した
時をかけてこじれた夫婦関係はなかなか
解決の糸口がつかめず
連日の喧嘩に疲れ果てた2人が親戚に仲介
を申し立てたことで
姑の悪行と
舅の低たらくの噂はあっという間に広がっ
た
[音楽]
孫が欲しいからってお嫁さんのところに何
度も押しかけてその果てに金目のものに目
がくらんだんですって
自分の嫁が息子夫婦の家で悪さをすれば
旦那は気づくだろう
家でのんきに寝てたのか
[音楽]
親戚中からソース感を食らった義両親への
救いの手は誰からもなかった
行く当てをなくした義両親はとうとう離婚
を諦め
親戚や近所の人から隠れるように自分の家
に引きこもったのだ
家の中の二人の生活がどうなっているのか
想像するだけでおぞましい
姑の襲来が終わりを告げると私はすぐ解任
した
仕事は在宅ワークでこなせるので
順調に売り上げを伸ばしている
やはり
姑のストレスだったのだろう
仕事も妊活も全てうまく進んだ
子供が生まれてもあんな底意地の悪い
母さんやいい加減な父さんには決して
合わせてやらない
[音楽]
夫はそう言い今や完全に両親との縁を切っ
ている
あれだけ孫の顔が見たいと言っていた姑
孫ができたと伝えれば一目散に駆けつけて
きそうな気がするので教えてやらない
しかも
姑には今後一切会う気はない
嫌いな人たちと無理して付き合うことは
自分の命を削る元凶であることを知った
この教訓をしっかり胸に留め
夫と子供と3人でしっかり生きていこうと
思うのだ
[音楽]
5.0 / 5 (0 votes)