特集「こどもの日に考える。こどもの居場所支援」中室牧子×白井智子×荻上チキ×南部広美【コロナ以後、社会をどう設計していくか?】
Summary
TLDRこのスクリプトは、TBSのポッドキャスト「プジ荻上」が放送した「子供の居場所」に関する特集を要約しています。コロナ禍後の社会設計と子供の日を契機に、経済的困窮やいじめ、虐待、不登校などの問題に直面する子供たちへの支援が議論されています。慶應義塾大学の中室子教授やNPO法人新公益連盟の白井智子代表理事が、子供たちが安全に過ごせる「第3の居場所」の重要性と、フリースクールやオンライン教育の活用について語り、多様な視点から子供たちの将来を考える社会的意義を探求しています。
Takeaways
- 📢 この番組は、TBSラジオのニュース番組「プジ荻上」で放送された「コロナ以後の社会設計」に関する特集です。
- 👶 子供の日を機に、子供の居場所と支援がテーマのセッションが行われ、子供たちが安全に過ごせる環境を広げる取り組みが紹介されています。
- 🏫 子供たちの経済的困窮やいじめ、虐待、不登校など多様な問題が存在し、特に小学生に対する支援が中高生に比べて手薄だとの指摘があります。
- 🤝 この企画は、企業やNPO、行政、国際機関など国内外の様々な組織とコラボレーションして、社会課題の解決に取り組むものです。
- 👩🏫 ゲストの中室子教授は、教育経済学を専門に、子供たちの学力や認知能力、非認知能力の決定要因を研究しています。
- 📊 教育分野では、データから規則性を探る社会科学的研究が重要で、成功談に基づく偏った見方보다は具体的なデータ分析が求められています。
- 😷 コロナ禍において、学校が子供たちの状況変化を発見する機能が低下し、困難を抱える子供たちの早期発見と支援が難しくなっています。
- 🌐 SNSの普及により、子供の困難が外から見つけにくくなり、子供たちの第三の居場所の重要性が高まっています。
- 🏢 日本財団は、子供たちが安心して過ごせる第三の居場所を作る取り組みに力を入れており、地域社会やNPOとの連携が促されています。
- 🏫 フリースクールやスマイルファクトリーなどのプロジェクトは、学校に通えず、または通うのが困難な子供たちに対する支援として、地域とのつながりを強めています。
- 📚 NPO法人新公益連盟の白井智子さんは、子供の居場所作りや政策提言活動を行い、教育機会加工法の重要性とその現場への浸透を訴えています。
Q & A
このトークセッションのテーマは何ですか?
-このトークセッションのテーマは「コロナ以後の社会をどう設計していくか」に焦点を当てており、子供の日を機に子供の居場所について考える特別セッションとなっています。
なぜ子供の日を特別に子供の居場所について考えるのか?
-子供の日は子供たちの存在や役割を再確認する日であり、彼らの居場所について考えることで、社会が子供たちをどのように支援できるかを探ることができます。
子供たちが直面する困難にはどのようなものがありますか?
-経済的困窮、いじめ、虐待、不登校、ヤングケアラーなど、様々な困難に直面する子供たちがいます。
子供たちの基本的な居場所はどこですか?
-子供たちの基本的な居場所は学校と家庭ですが、これらの場所から逃げることが難しいため、第3の居場所が重要視されています。
日本財団は子供たちが安心して過ごせる環境を広げるためにどのような活動に力を入れていますか?
-日本財団は子供たちの第3の居場所を広げるための活動に力を入れています。これは、いじめやSNSの問題など、現代社会の変化に対応する取り組みです。
ゲストの中室子さんはどのような研究をされていますか?
-中室子さんは教育経済学を専門としており、子供たちの学力や認知能力、非認知能力の決定要因などの分析を行っています。
NPO法人新公益連盟の白井智子さんはどのような活動をしていますか?
-白井智子さんはNPO法人新公益連盟を代表し、子供の居場所に関する政策提言や社会課題解決に取り組む活動を行っています。
トイボックスとはどのような活動でしたか?
-トイボックスは、不登校や引きこもり、発達障害などの課題を抱える子供たちの支援を20年間続けてきた活動であり、地域のニーズに応じた多様な支援を提供してきました。
スマイルファクトリーとはどのような活動ですか?
-スマイルファクトリーは、学校に行きづらい子供たちが一日中過ごせる場所を提供し、出席日数も在籍校と同等に認められる形で、子供たちの居場所を提供する活動です。
教育機会加工法とは何ですか?
-教育機会加工法は、不登校の子供たちや多様なバックグラウンドを持つ子供たちに対して、適切な教育の機会を供給する法律であり、2016年に制定されました。
NPOが行う実証研究の目的は何ですか?
-NPOが行う実証研究の目的は、現場の取り組みをデータに基づく分析を行い、より効果的な支援方法を見つけ出し、政策立案や制度改革に繋げることです。
デジタルツールを活用した教育支援の利点は何ですか?
-デジタルツールを活用することで、人手不足の状況を緩和し、より多くの子供たちと接触し、早期に課題の発見や支援を行うことができます。
地域の公園や図書館などの施設は子供たちにとってどのような役割を果たしていますか?
-地域の公園や図書館はデータに現れにくいが、子供たちの居場所としての役割を果たしており、予防的な介入や支援の場として重要です。
予防的な介入を行うことの重要性とは何ですか?
-予防的な介入は問題が発生する前に早期に特定し、支援を行うことで、本人や行政のコストを低減し、効果的な支援が実現されることを意図しています。
Outlines
📚 子供の居場所と社会支援の議論
第1段落では、荻上セッション上と南部ひろみが生放送で行う「ThePainTHETHEシリーズ」の特集メインセッションについて紹介しています。このセッションは、コロナ禍後の社会設計と子供の居場所について考えるテーマであり、企業やNPO、行政機関とコラボレーションしてお届けしています。現在、経済的困窮やいじめ、虐待、不登校、ヤングケアラーなど、さまざまな困難に直面する子供たちが多く存在すると触れています。また、子供たちの第3の居場所を提供する取り組みについても言及されています。
👨🏫 教育経済学と子供の支援
第2段落では、慶應義塾大学総合政策学部教授の中室子さんがゲストとして登場し、彼女の専門である教育経済学と、子供たちの学力や認知能力などの決定要因を分析する研究について語ります。中村さんは、教育分野でのデータ分析の重要性を強調し、コロナ禍が教育や子供たちに与える影響についても議論しています。
🏠 子供の第3の居場所の重要性
第3段落では、子供たちが安全に過ごせる環境である第3の居場所の重要性が強調されています。NPO法人新しい公益連盟代表理事の白井智子さんが、トイボックスという活動を通じて、不登校や引きこもりの子供たちへの支援について語ります。また、地域との関わりやスマイルファクトリーという新しい支援形式についても紹介されています。
🌐 オンライン教育の可能性
第4段落では、オンラインでの教育支援の取り組みが紹介されています。NPO法人語りが経済産業省の未来の教室実証事業で、オンラインを活用した不登校児童の支援に取り組む様子が語られます。オンラインを通じて、より多くの子供たちと接触し、早期の課題発見や支援が可能になるという利点について触れています。
📈 データ活用による支援の効率化
第5段落では、データの活用が教育や福祉分野での支援効率化にどのように貢献できるかが議論されています。中村さんは、行政が保有するデータを活用し、早期に特定の子供たちを支援する取り組みについて語ります。また、予防的な介入が問題解決に必要なコストを低減できると指摘しています。
🤝 地域との連携による支援の拡充
第6段落では、地域との連携が子供たちへの支援にどのように役立つかが語られます。白井智子さんは、フリースクールを通じて地域の方々と協力し、子供たちの居場所を作る取り組みについて話します。地域の方々が子供たちを支援することで、子供たちの自己肯定感が高まり、地域との絆が深まることが強調されています。
📚 教育機会加工法の重要性
第7段落では、教育機会加工法の重要性と、その法律が浸透していない現状について議論されています。白井智子さんは、不登校の子供たちや外国人の子供たちにも教育の権利があることを強調し、法律の改正と実効性の確保を訴えています。また、NPO法人新しい公益連盟が行う政策提言活動についても紹介されています。
🛡️ 孤独孤立対策への取り組み
第8段落では、孤独孤立対策が重要な課題であることが強調されています。白井智子さんは、NPOが行政や政治家に向けての情報提供の役割を果たし、政策や法律の立案に貢献する必要性を語ります。また、孤独孤立対策においては、民間と公的な機関の連携が不可欠であると指摘しています。
🌟 NPOと行政の協力による社会支援の進化
第9段落では、NPOと行政の協力が社会支援の進化にどのように貢献しているかが議論されています。白井智子さんは、NPOが行う実証研究や政策提言の重要性を強調し、孤独孤立対策や教育機会加工法の改正など、具体的な取り組みについて話します。また、予算や人手不足の課題にも触れています。
🏢 教育予算と社会支援の強化
第10段落では、教育予算の強化と社会支援の充実が求められる現状が語られます。中村さんは、教育や福祉分野の人手不足を解消するための対策の必要性を指摘し、データの活用や予防的な支援の重要性を再確認しています。また、図書館や公園など、データに現れないが子供たちにとって重要な居場所についても触れています。
Mindmap
Keywords
💡不登校
💡子供の居場所
💡支援
💡第三の場所
💡NPO
💡教育機会加工法
💡孤独孤立
💡デジタル教育
💡社会課題
💡予防
💡リモート
💡コミュニティ
Highlights
「プジ荻上」プロジェクトと「荻上セッション」で、コロナ以降の社会設計に関する議論が行われている。
子供の日を契機に、子供の居場所と支援の在り方が議論されている。
経済的困窮やいじめ、虐待、不登校、ヤングケアラーなど、子供たちが直面する様々な困難が語られている。
日本財団が、子供たちが安心して過ごせる環境を広げる取り組みが紹介されている。
学校と家庭以外で子供たちを支援する「第3の居場所」の重要性が強調されている。
慶應義塾大学の中室子教授が、教育経済学の観点から子供たちの学力や非認知能力の決定要因について話している。
教育分野でのデータ分析の重要性と、成功体験談の偏りについて触れている。
コロナ禍で学校の機能が低下し、困難を抱える子供たちの発見と支援が難しくなったと指摘されている。
NPO法人新しい公益連盟の白井智子さんが、トイボックス活動と地域との関わりについて語っている。
フリースクール「スマイルファクトリー」の取り組みが紹介されており、学校に行かずとも安心できる場所を作る活動がある。
不登校の子供たちに対する社会の偏見と、フリースクールの役割について議論されている。
教育機会加工法の重要性と、不登校の子供たちに対する多様な教育の場所の提供について触れている。
オンライン教育の活用が、地域の離れた場所でも支援の手が届く可能性を示唆している。
行政とNPOの連携が、効果的な子供支援の鍵であることが強調されている。
教育予算の不足と人手不足を解消するための対策の重要性が語られている。
データ分析を活用した早期支援の重要性と、予防的な介入のコスト効率について触れている。
図書館、児童館、公園などの施設が子供の居場所としての役割を果たしていることが示唆されている。
予防的な支援のためには、行政による外出支援主義の重要性が強調されている。
NPOの現場活動と政策提言の役割が、社会課題解決に向けた重要な視点であることが語られている。
Transcripts
TBS
Podcast発信型ニュース
プジ荻上
チキッション発信型ニュースプロジェクト
荻上セッション上と南部ひろみが生放送で
お送りしていますここからは特集メイン
セッション今日のテーマはこちらです
ThePainTHETHEシリーズ
コロナ以後社会をどう設計していくか
メインセッションディスカッション
モード子供の日に考える子供の居場所
支援コロナ以降の社会をリスナーの皆さん
ととに考えていくシリーズコロナ以後社会
をどう設計していくかこの企画はみんなが
みんなを支える社会を目指し企業やNPO
行政国際機関などとともに国内外様々な
社会課題の解決に取り組む日本財団との
コラボレーションでお送りしています今日
は子供の日ということで子供の居場所に
ついて考えます現在経済的困窮を始め
いじめ虐待不登校ヤングケアラーなど何ら
かの困難に直面する子供は学年の3人に
1人とされてい
ます子供の居場所は基本的にには学校と
家庭が主でなかなかそこから逃げたり困難
だと声をあげることは難しくまた特に6歳
から12歳程度の小学生の支援が中高生
などに比べて手薄だとの指摘があります
そこで日本財団は子供たちが安心して
過ごせる環境である子供の第3の居場所を
広げるための活動に力を入れています現在
はロナやスマホなどSNSによる
コミュニケーションも多く外から子供の
困難が見つけにくいとの指摘がある中子供
たちの第3の居場所をどう作ればいいのか
今日は子供の日に子供の居場所について
考え
ますではゲストをご紹介しましょう
リモートでご出演いただきます慶王技術
大学総合政策学部教授の中室子さんです
よろしくお願いしますよろしくお願い
いたしますはいお願いしますさて中村さん
普段はどういった研究をされてるんですか
はいあの私の専門は教育経済学と言いまし
てあのま主に修学期の子供たちのあの
データを使ってあの経済学の理論や方法を
使いながら子供たちのその学力の決定要因
だったりとかあるいは認知能力という風に
言われるあのま自精神とかやりにく力とか
金蓮性とかですねまそういったはい非認知
能力のあの決定要因みたいなことを分析し
ていますうんまあのこの教育という分野は
本当にいろんな方がいろんな意見を述べる
わけですけれどもそれのうち何がどう聞く
のかどう聞かないのかそうしたものを
データで見ていくというのは中村さん
とても大事ですよねそうですねあのま皆
さんですねよくそのあの非常に成功された
方の体験談っていうの信じてしまう傾向が
あって例えば東大にお子さんを入れたとか
ですね自分の子供はいま慶に入れたって
いうようなエピソードがですね語られる
ことがあるんですけれどまそういうこう
極めて優れた人のま成功担っていうのはま
再現性が低いということもあって私たち
社会科学の研究者はですねやはりその規模
の大きな代表性のあるデータの中からま
どういう規則性があるのかっていうことを
ま見出そうとしていましてまそういうもの
を近年ではエビデンスなどという風に言っ
たりするんですよねはい根拠論といった
意味ですねはいはいあのそうした中そのそ
このコロナの影響というのは教育や子供
テーマにまいろんなところで研究されてる
と思いますけれども特に中村さんが注目を
してるような影響などはありますかそう
ですねさっきあの南部さんからも話があっ
たんですけれどもま13ぐらいの子供が何
らかの困難を抱えるという風に言われて
いるで学校っていうのはこれを発見する
非常に重要な機能を果たしていたと思うん
ですよね子供たちが普段と様子が違うとか
席してしまってるうん
にしているとかまそういうことを発見する
ために重要な能を果たしてきたんです
けれどもまこの中でですね臨時急行がつい
だり分散登校になったり家庭学習をする
ことになったりま色々その状況の変化が
あってですね困難を抱えてる子供たちを
こうスピード感を持って発見をして支援に
つげていくっていうことがやはりどうして
も難しくなってしまった側面があるかなと
いう風に思いますでその意味では今日お
うんにあるようなこう居場所ってすごいね
大切なことだなと思ってるんですよねええ
まこれまではその教育であるとか成長の
主な場はま学校それから家庭などが割と
注目されてきたわけですけれどもあの3番
目の場所や関係性というものがより注目さ
れるようになってきた昨今ですこういった
ような傾向については中村さんどう感じに
なりますかそうですね私はこれは非常に
重要なことだという風に思っていまして
これも先ほどご紹介があったようにですね
問題が学校にあったりとか学校における
こううんだっったり人間関係の問題にあっ
たりあるいはその家庭における貧困だっ
たりですねまご両親のその病気とか
あるいはまネグレクト虐待みたいなことに
あった場合その他に助けを求めるところが
どこかっていうことがやっぱり子供たちに
は分からないと思うんですよねでそういう
時にその駆け込み寺的にですねあのま支援
を求めることができるっていう場所がま
身近にあるっていうことはとても重要な
ことだという風に思いますうんその場所は
ま例えば学童であったりフリースクールで
あったりあるいはまままた別の友人関係は
オンライン上かもしれないいろんな関係性
というのはこれ人によって違いそうですが
中村さんは最近の議論の中でどんな関係性
に特に注目をしてるなどはありますかそう
ですねやはりですねその子供たちがその
信頼関係を気づきながら相談でき
るっていうことがま非常に重要なのかなと
いう風に思ってるんですねでまあの
いろんな取り組みが行われてるんです
けれどもやはりこの教育とか福祉の業界で
も人手不足って長であいあましてなかなか
その手が届かないいうところがある対面で
ですね信頼関係を気づくのがなかなかこう
難しくなってくる特にコロナではですね
対面で合うって難しくなってますのでま
そんな中ですねいろんなNPOが例えば
オンラインであのまシェア型でその教育や
福祉に携わる人たちを派遣するっていう
ような動きをしているところもあってあの
私はこういうのは非常にあの着目をして
注目をして見ているところですうんが民間
ベースでも行われてるという指摘もあり
ましたではここでですねえNPO法人新
公益連盟代表理事の白井智子さんにえ先日
インタビューを行いましてその模様をこれ
からお聞いただきたいと思いますえ白井
さんは以前はトイボックスという子供の居
場所を作る活動されていて今はまた別の
代表として子供の居場所に緩和するような
政策提言も行っていますえその活動内容に
ついて伺いましたトイボックスの活動は
どういったものだったんでしょうかはいま
そちらはえ主にですねあの不登校とか
引きこもりとか発達障害とかまいろんな
課題を抱えていてなかなか学校に通い
づらいというようなお子さんたちの支援を
もうずっと20年ぐらいそちらのトイ
ボックスというところでえ続けていました
ま当時は不登校ってこの国でいないことに
なってたんですね完全に無視をされていた
という状況の中でえ例えば大阪府のうん
らしだったりとかあのそういう市長さんが
ですねまこのままではいけないということ
で例えば廃校を使ってえフリースクールま
あの関西一円から学校にえ行きづらい子供
たちが通ってきてそこでだったらま楽しく
学べるということでえいわゆるスクール
スクーリング活動をやっていたりとか
あるいはえお隣の箕面市というところでは
放課後の居場所ですねえ子供たちが放課後
に集まってきてえそこであのはいあの活動
していたりとかあるいはえっと地さんにも
お世話になったんですけれどもあの
いわゆる東北の震災後の福島県南相馬市
っていうところでもはいいわゆる放課後の
やっぱり子供たちま特に色々課題を抱えて
いてなかなか他では居場所ができづらいと
いう子供たちの居場所を作って活動してい
たりとかそういうようなはいまいわゆる
本当に課題と戦う子供たちのための居場所
を作るとまそれが子供たちていうところ
どんどん広がっていって子供から大人まで
というところの居場所作りになっていっ
たりとかあるいはま不登校というところ
から始まって色々えあの発達障害とか
あるいは貧困だったりとかあるいは虐待を
受けていたりとかまいろんなあの課題を
あのと戦う子供たちへの活動っていう形で
広がっていったっていう20年間でした
うんなるほどさはあの元々の活動の中でも
あのうちはこれをやりますみたいなものを
決めるのではなくてんはいたとか地域の
ニーズを組みとってじゃあそれもやり
ましょうあれもやりましょうとあのかなり
こう手を広げながら模索しながら活動され
ていらっしゃいますよねはい今日は
とりわけその子供たちの居場所についての
話伺いたいんですがあの特にその先ほど出
てきた池田市との関わりではそのスマイル
ファクトリーという活動をされて
いらっしゃいますこのスマイル
ファクトリー一体どういった活動なん
でしょうかはいはいあそうですねまこれは
あのいわゆる本当に学校に行きづらい子供
たちがあの
ま学校に行かないでま例えば家にずっとい
ましたというようなお子さんも
いらっしゃればあま行けなくなっちゃった
まいろんな事情があってね例えばいじめ
られたっていう子もいますし学校と
トラブルがあったっていう子もいますし
あるいはあのま色々それこそいわゆる発達
障害とかいういうものを持っていて学校の
勉強にまどう頑張ってもついていきづらい
とかあるいは集団の中でえ合わせて生活を
していくっていうことは不得意だとま自分
合わせて生活をしていくってことは不得意
だとかいうようなお子さんたちがですね
あのま1日その学校の代わりにそこで
過ごしてでま今はもうそこでの出席って
いうのもいわゆる在籍校での出席と同等に
認められるようになりましたというところ
でそこで1日過ごしてでえっとまそこから
またあのはい機構とまいわゆるダブル
スクールというか両方に席を置いてると
いう形になりますのでえスマイル
ファクトリーに通って元気になってでもう
1回学校に戻っていくっていうようなお子
さんもいらっしゃればまそのままずっと
スマイルファクトリーに通い続けてまた次
の新学先を見つけるとかっていうようなお
子さんもいらっしゃいますねも本当にあの
それぞれの使い方ずっと通い続けるという
こともできるしま学校とこうあのダブル
スクールで両方活用してっていうような形
もできるしはい
の特徴なうそういったあ何人ものおさん
たちがそこを通過して羽ていったっていう
ような感じですねうんあの私の子供も今は
フリースクールに通ってますけれどもそう
なんですねはいあのこれまで色々こうま
思考錯誤とか模作をする中でやっぱその
光栄のものだったりするとあのえ学校復帰
支援みたいなものがまメインとなって様々
な活動されていらっしゃるでフリー
スクールはフリースクールでがやってる
ところがほとんどなのであの例えば財政内
に苦しんだりあれいは非常にこうカラフル
なというか個性的な試みをしたりしてるん
ですがこのスマイルファクトリーの場合だ
と高折で民営なんですかそうなんですはい
まそれのなんか走りみたいな感じですね
はいあのいわゆる
えっとま行政池田市っていうところがまあ
当時本当に今でこそ教育機械加工法という
法律ができてそういう学校に行っていない
はい子供たちのこともちゃんと自治体も国
も支援をしなきゃいけないっていう法律が
できたんですがその当時っって本当に放置
状態だったんですね全く不こっっていない
ことになっていたという状況の中でえま
2003年ですかもう今から20年前です
よねその当時の市長さんがまこれではいけ
ないっていうことで本当にあの先進的な形
でま池出しではあのそれこそ廃校あの使わ
なくなった公共施設を提供してんえそう
いうフリースクールをやりますとそこに
市街の方にも受け入れますとまそこは
ちょっとあの市内の方と違って費用は
かかってしまうんですが多種の方でも
受けれますという形ででま
あの赤字ではありますけども一応
あのいわゆるお金も市の方からはいあの
一定程度は出してというような形で20年
前から運営してたとま本当に高説見え型の
という形であの活動はいしていた走りと
いう形になりますうんあの今赤字ではある
けれどもという話ありましたがでもそ公設
の場合ですとその建物であるとか土地
つまり家賃があの補助がつくというような
格好に近い運営ということになるのでそれ
もあのフリースクールにとってはだいぶ
経営面ではあのありがたいところではあり
そうですねいですはいあのそういった意味
でのあのま目に見えない補助というのも
ありますしあとはやっぱり大とのこうあの
しはいしっかりした連携があるという
ところでま例えば市の教育委員会の方から
臨床心理資産を派遣していただいたりとか
ですねあるいは学校の先生ともすごく連携
がしやすくてまその分だけ学校に復帰し
たいという願いを持っているお子さんたち
にとってはあの学校に戻りやすい環境を
作りやすかったりとかいうようなことで
やっぱりあの本当に20年前からそうやっ
て大と連携ができたっていうのは非常に
あのありがたいことだったなという風に
思っていますうんはいまたあの学校ま元々
学校だった施設を使うというのは何
でしょうねこう学校に通ったという記憶の
あるまはい通学してる子供たちとあしこう
風景の共有をするような場面もあって思わ
ぬ何でしょうねこう効果もありそうですね
面白かったですねあの実はね最初はそれ
こそえっと今はねあの旧不大小学校って
本当に廃校になった学校でやってるんです
がその前は池田市立山の家ってもう今
なくなっちゃったんですけどまいわゆる
はいあのみんなえボイスカウトとかが
キャンプするような社会教育施設で始めた
んですねでそこの場合は本当にねあの山の
家だったのでま学校に対して拒否感を持っ
てしまったお子さんもそこに来るとあ学校
とは違う場所っていうのがもう本当に一目
で分かるというところですごく入り
やすかったっていうのがあってですねでも
そこが老朽化したのとあもうキャパが足り
なくなっちゃってうんうんこれではえっと
あの全員をこう受け入れきれないという
ところでそれで廃校ができた時にじゃそこ
に映るってなった時に本当にねえっと1番
は教育委員会の方々がすごく心配して
くださったんですよね大丈夫でしょう
かってみんなそのいわゆる学校っていう
ところに今度通うことになるんだけれども
あのそれでも大丈夫でしょうかっていう風
に心配してくださったんですが蓋を開けて
みたら誰もそれで拒否感持つこいなくて
ですねま結局建物じゃないんだなっていう
ことがすごくよくわかったとまそれよりも
うんもやっぱりあのそのスマイルファクト
リーっていうところであればま先生方が
自分の見方だしであの仲間たちもいると
生徒たちもあのちゃんと自分たちの仲間
だっていうところでま仲間と一緒にこう
そういうあの学校っていう施設に移るんで
あれば全然問題ないよとまもっと言うとま
例えば他人の先生とかもすごく訪問して
いいんですかみたいな私嫌われてません
でしょうかみたいな感じで皆さん結構遠慮
されるはいことが多いんですけどあの自分
がまそうやって安心安全だって思える居
場所であれば全然ウェルカムなんですよね
に面白いもんでその生徒たち同士であ
オタクの先生はよく来てくれるねみたいな
うちなんか全然来ないんだけどなんか
ほったらかしなんだけどみたいなそういう
会話してるぐらいではいあの自分の安心
安全な場所ってのは逆にそうやって繋がっ
てる先生には見てほしい自分が案内するよ
ぐらいの感じであの喜んで待って
るっていう感じがですねまほうん本当に
やっぱり大事なのは自分が自分でいていい
自分が自分のままでちゃんと承認され認め
られるっていう場所そういうものがあるて
いうことがすごく子供たちにとっては大事
なことなんだなっていうことを本当に子供
たちから教えてもらった感じでしたうん
はいはいえ白井智子さんにトイボックスの
活動の内容などについてお話を伺いました
あのフリースクールを作ると言ってもあの
様様々な居場所を作ることにも当然つがる
が同時にそのえ民間とそれから公的な施設
などがま共同して行うこともできるのだと
またあのフリースクールはフリースクール
学校は学校と分けるのはなくてダブル
スクールという形で両方に所属をできると
いう形を作るのも大事だったという話もさ
れましたそうしたフリースクールが今度は
地域とどういった関わりがあるのか白井
さんが語っていますフリースクールなどま
スマイルファクトリーなどの経験を通じて
ま子供たちの居場所の課題と加えて地域で
の課題というものはどういう風に繋がっ
たりどういったものがあると感じですか
本当にそういう意味でもその山の家って
いうところから廃校がある不台っていう
地域に移った時にですねま本当にその地域
との繋がりっていうのは初めて意識し
たっていうところが正直ありましたあの
それまではやっぱりそれこそその法律でも
もう不登校の子達て認められてなくてま
あの本当にあり手に言うと差別を受けてい
たんですねあのすごくそのただ学校に行か
ないってことだけで否定されてあの学校に
行くべきだろうというようなところであの
すごくあのそういうことを言われ辛い思い
をしたりとかていうこと子供たちが多かっ
たので正直そのね山の家ってちょっとそれ
こそ山の中腹にあるようなちょっと人と
離れたところだったんでまそれもちょっと
活用してっていうような形であんまりあの
下界との繋がりって作ってなかったんです
ねま例えば地域の方々がボランティアをし
たいとかって言ってもちょっと私たちも
怖くて合わせられなかったっていうところ
がありましたでそこそれがあのそれこそま
え法律ができるのと前後してその廃ができ
たからま初めてまそれまでフリースクール
作るって言ったらも反対運動しか受けた
ことなかったんですけど初めてその不大
っていう地域の方々から勇知を受けたん
ですもう学校が空いたからとっても寂しい
からどうしても来てほしいとで自分たちは
そうやって傷ついた子供たちを受け入れる
町になるから福祉の町になるからどうして
も来てくれっていうことでそれこそその
地域の長老の方々10人ぐらいに私囲まれ
ましてはいはいあの自分たちが責任取る
からっていうことで来てあの来てく
れっていうこと
供えるん
だあできることないかもう本当に気づけば
あの毎日どなたかその町の長老の方が
なんか庭を掃除しに来てくれたりとか
いろんな形でなんか関わりたいってこと
やってくださったんでじゃああの1学期に
1回交流会をしましょうとでま皆さんその
街の方々がまその校舎ってそれこそご自分
たちのお子さんやお孫さんを通わせた校舎
なんですよねはいすごく大事に思ってらっ
るってことでじゃそれを子供たと街の方と
一緒に掃除をしてでそれであの子供たちが
焼いたクッキーあの掃除した後に食べ
ながら交流しましょうってことでやり出し
たらもうすっごいその地域の方々が喜んで
くださって子供たちがお礼状出すともそれ
をずっと胸ポケットにねしまったままお
じいさんあの歩いててでそれをなんか時々
取り出して涙ぐんでらっしゃるぐらいもう
本当にその孫ぐらいの感じでうんうんさん
その地域の方が可愛がってくださってでも
そうするとやっぱ子供たちとしても自分
たちはこの地域に受け入れられて
るっていうすごくその自己肯定感が上がる
体験になるんですよねそういう意味であの
本当にその理解をしていただいた上でま1
個だけご理解をいただいたのはあの必ず
その交流会の前に5分だけ時間くださいっ
て言ってやっぱり子供たちが大丈夫そうに
見えてても傷ついてる子供たちなのでって
いうことで色々そのあの何かトラブルが
あった時の対応だったりとかていうのは
スタフにうん任せてくださいねっっていう
ようなお話毎回同じ話ですけどって言って
ま5分いただいてあのそういうはい前提を
共有した上であの子供たちと接して
いただいたんですけれどもそういった形で
あの本当に地域と支えさせられるっていう
ようなあのそういうような活動に広がって
いくんだなっていうことをその不大地域の
皆さんと一緒にこう感じさせていただい
たって本当に一緒に作ってきた活動になり
ましたうんうん
うんはいえ白井智子さんのフリースクール
を作るその実践の話伺っています中村さん
この白井さんのお話どういう風にお感じに
なりましたかそうですねあの白井さんが
ですねそのまフリースクールを作る
ファーストランナーとしてま様々な
取り組みをやってこられたまそのお話を私
も改めてお聞きしてあの非常にあの情熱的
な取り組みであるし地域へのインパクトも
大きいなという風に感じましたねうんまた
このフリースクールこの法律を議論する
まではどれだけ日本にフリースクールが
あるのかなどデータも色々不足していたと
いう実態もあると思いますそこは中村さん
いかがでしょうかそうですねあのまずです
ねその今不登校というのはま増え続けて
いるわけです年間数万人のレベルで増えて
いるで直近はま20万人ぐらいという風に
言われていますけれども90日以下の長期
欠席の子たちも含めればま30万人ぐらい
はいるという風に言われているわけですよ
ねでそもそもその原因がはっきりとしない
ということうんがあります現その文科省が
発表している不校の理由のアンケートでも
その行政学校の回答と本人やその家庭の
回答は全く違うものになっているという
わけですですのでその子供たちがどんな
ことをその必要としてるのかっていうこと
はあまりそのよく分かっていないという中
だったんだと思うんですねしかもその学校
設置基準等々の様々なま規制もあってその
フリースクールを作るのはま容易ではない
いう中そうです
ね後伺っていき
[音楽]
ます上セッション今日のメインセッション
はコロナ後社会をどう設計していくか子供
の日に考える子供の居場所支援をテーマに
お送りしていますリモートでごいいている
のは慶技術大学総合政策学部教授の中村子
さんよろしくお願いいたしますよろしくお
願いしますよろしくお願いしますそして
事前インタビューでNPO法人新公益連盟
代表理事の白井智子さんのお話をお伝えし
ていますはいさて中村さんに先ほどあの
日本の不登校に関する国のデータという
ものがまだ脆弱だという話もありましたま
この不登校の調査というのは文科省が取っ
ている児童生徒の問題行動調査というのが
ありましてまこれでいじめに関する調査も
これで取ってるんですけどいじめ研究と
いう観点から見てもとてもデータが貧しく
てほとんど役に立たないという状況もあり
ます中村さんから見てこの教育に関する
データの取り方とりわけ子供の居場所に
関するデータの取り方についてはどう感じ
になってますかそうですねこれ実はですね
その子供がま不登校になることで保護者の
就労環境が変わってしまうご家庭もま
たくさんあるということですのでまあの
それが貧困など他の課題につながるケース
もたくさんありますうんはいま不登校に
ついては文科省という風に言われてはい
ますけれども厚労省やま計算省の方でも
あの見ていかなきゃいけないテーマがある
そうなんですけどこの3章にまたがって
バラバラに取り組んできて例えば実証研究
のその結果であったりとか取得したデータ
なんかを共有されていないというような
問題があるんですねですのでデータを取る
のもそうだしその結果を共有して課題系
解決に向けてその共同したりするっていう
こともその担当省庁でしっかりとを共同し
てやっていただきたいなという風に私とし
ては思っていますそうですねまデータを
取って政策に生かしていくという動きも
そうですし一方で現場はデータを取る以前
のま必要だから何か場所を作るというよな
活動も続けていくわけですねその白井智子
さんの話先ほどからお伝えしています
けれどもフリースクールにはとあの昔は
反対運動があったんだという話もありまし
たそこについてもさらに詳しく伺ってい
ますお聞きくださいフリースクールを
作ろうとすると昔は反対運動があったん
ですかありましたうんはい私も住民住民
投票までやっていただいたことありますよ
へえはい半フリースクール反対って反対決
があって追い出されましたされる沖縄県の
とある町でははいもうそれは
19908年とかのことなんでもう前の
はい20世紀の話になりますけどはいま
ギリ20世紀ですけどその反対フリー
スクール反対運動の反対理由というのは
主にどんなものがあったんですかはい
えっとね1番はそれはえっと最初に私が
沖縄にフリースクール作った時はですね
あのま全国からその不登校の子供たちがま
量も作ったんで引っ越してくるとでもう
その当時は不登校イコール不良っていう
レッテルを払れてですねはい不良が退去し
て沖縄に押し寄せてくるっていうんででま
すごくやっぱりショックだったのはえその
反対運動の中心にいらしたのが学校の先生
方っていうところでしたねうんはい不良が
やってくると地にはい影響があるからって
いうことでそれで反対をされてっていう
もう本当にちょっとやっぱり不登校って
いうだけでもまさに人権認められてない
みたいなそういう世界がはいもう20世紀
にはありましたうんはいま当然それは1つ
のまバイアスというか偏見でもあったしで
も仮に例えば飛行にあの触れているような
あの子供たちであれば教育しなくていいの
だっていうような考え方もそれも非常に
こう差別的な考えですよねはいそうですね
本当にあの実際にその1999年に最初の
フリースクールを開校してまそれこそ
えっとま不良の子もやってきましたとうん
まあの本当にえっとずっと引きこもってい
てあの地域では居場所がない子たちもやっ
てきましたとでもそこであの本当にそのま
私は一切前歴も効かないまそれこそ不登校
してましたかとか少年院に行ってました
かって聞かれて気持ちいい子って1人もい
ないんでねんうんにはれまもう回人
リセットていうとでその子のまあ強みだっ
たりとかいいところを見つけて伸ばすとま
そういうところでこう役割をあの見つけて
もらうっていうような活動をしてたら
まあまあ本当に全員あのすごく成長したと
いうかやっぱり
あのよくなくなりよくなりたくないこて
1人もいないんだなっていうことを子供
たちに教えてもらいましたまただ自がない
からうんその自分なんかほっといてくれと
か関係ねえだろうとかっていうようなその
反発の言葉をま吐いてしまうだけでですね
本当はあのちゃんと自分が信頼してもらっ
てまっすぐに自分のいいところを見つけて
もらってであの本当にまとにかく全肯定し
たっていうことですねま色々その行動の上
であそれは修正しなきゃいけないよって
あのあなた人として素晴らしいけどその
行動はちょっとやめなきゃいけないよって
ことはもちろん言いますけうんうんうん
ただ人としてあのどういうことをしようが
私はあなたの見方だしまあの100%何を
しようがあの絶対に味方でい続けますと
あなたのことを愛し続けますというような
あのそういう関係性を作るとま必ず答えて
くれるものだなっていうのは本当にあの
教えてもらいましたま今ここからもう何年
経つんだ10年近ですよねはいそうもう今
えっとその当時の子供たちがみんな今私の
あのスタッフをしてくれていたりとかはい
あるいはま自分の経験を生かして教育委員
会教育委員会とかであのすごく活躍をして
いたりとかあのま自分の経験を生かして
いわゆる教育とかえ福祉の世界で活躍し
てる子供たちが多いですね本当にあの
ちゃんと機会さえあればそれから自分が
安心安全に育てる場所さえあればもう必ず
あの子供たちは打てば響くんだなっていう
のもうん信じてますはいはいえ白井智子
さんのお話を聞いていただきましたえ
フリースクールを作ろうとすると反対運動
というものが各地であったのだという証言
もいただきました中村さんこういった歴史
合改めてフリースクールの役割なとどう
いう風な感じになりますかそうですねあの
やっぱり日本は学校に行かなければあの
選択肢がないっていうのは本当に良くない
と思うんですよね海外ですと例えばはい
ホームスクーリングであるとか
オルタナティブスクールと言って学校が
うまくいかなかったら他に選択肢がある
わけですよねはいだからやっぱり他に選択
肢を作ってくっていうことをもっと積極的
にやらなきゃいけない白井さんのお話を
聞いてて改めて思いましたねうんそうし
たら場所支援のあり方なんですけれども今
はあの地域の行政などもま様々な支援の形
を模索したり行ってるような自治体もあり
ますこういった動きについては中村さん
いかがですかそうですね私がよく象徴して
いるのだと埼玉県の戸田市がはい
ワーニングforオールというNPO団体
にあの委託をしてまハイリスク過程への
アウトリーチをしてでそしてその支援拠点
への誘導っていうのをしてるんですよねな
ので私はこうやって行政がですねその専門
家を抱えているNPOと一緒に連携をして
そのアウトリーチをすべきその対象者と
いうのをデータできちんと特定をしながら
必要に応じた支援をやってくっていうそう
いうちょっと近代的なですねうんデタを
生かしたその近代的な支援のあり方って
いうのをもう少し広げていく必要があるん
じゃないかなと思っていますうん先ほども
あの中村さんが学校は教育だけの場じゃ
なくて各家庭や各子供たちのま課題発見や
え新しい何か支援につなげていく場所でも
あるという指摘ありましたがそれを
いわゆる第3の場所となるまフリー
スクールやいろんなNPOが担う事例も
あるということですかおっしゃる通りです
ねあのそういうところは最近あのたくさん
出てきています自治体の方はやはり
人手不足でですねはいなかなかあの
ちゃんと人を出せない児童相談所なんかも
あの人手不足であるということが言われて
いますがあの民間のNPOには専門家を
抱えているところもたくさんありますし
経験あるところもたくさんありますまこう
いう風にですね制作のそのまセカンド
トラックというかあのNPOに委託して
くっていう形をですねもう少しあの広げて
いければいいんではないでしょうかうんま
セカンドトラック要はこの道しかないと
いうか一本道ではなくて2つ目3つ目のま
道などこう作っていく大事さということ
ですかねおっしゃる通りですねうんこの
セカンドトラック要はその2つ目以上のま
2つ以上の道を作る際に最近だつとあの
デジタルとかオンラインが着目されること
多くありますこちらについては中村さん
いかがですかそうですねこれは私が承知し
ている取り組みですとですねNPO法人
語りさんが今その経済産業省の未来の教室
という実証事業の中でまオンラインを用い
たあの不登校児童の支援というのをやって
いますで先ほどもちょっとお話したんです
けど自治体の方がやはりうん人手不足で
ですね対面で子供たちを支援しようと思う
とま例えば1日で車でえ5つの学校を回っ
たらそれで終わりという風になってしまう
ところがオンラインですとですね1人の
支援員でま例えば1日に20個の学校と
繋ぐことができるというような形でですね
より多くの子供たちとコンタクトを取れる
とでそういう風にコンタクトの回数をこう
増やしていくことで信頼関係を築いてで
その課題の発見っていうのをま早期にま行
ていくというまそういうシェア型のオン
ライン教育支援センター事業っていうの
語りさんがやっておられるわけですけれど
も私これやはりあの非常に期待をしてい
ます特に地方ですとですねやっぱり参観
地域にあるとかですね学校と学校の距離が
離れているっていうことになりますとあの
なかなか支援の手が届きにくいという
ところもありますですのでこういった動き
に非常に期待してるところですねうんうん
うんそうした様々なNPOが今努力あれ模
をしているという中で先ほどからお話を
伺って井さんはえ以前はあの様々な現場で
フリースクールの活動されていらっしゃっ
たわけですけれどもさらにそういったえ
スマイルファクトリーなどの現場から今度
離れてさらにNP法人新攻撃連盟という
ところの代表理事になっていますでこの新
公益連盟というのは社会課題解決を行う
120団体ありが仮名して政策提言とか
社会にこうなってほしいと発信を行ってる
んですねどういった活動なのかさらに白井
さんに伺いました今特にどういった政策提
ななっているんですかそうですねまあの
それこそ子供関連で言うとま教育機会加工
法っていうあのそれまでねえ不登校って
無視されてたんですけどちゃんとそういう
不登校の子供たちのことも支えなきゃいけ
ないし逆に国とか自治体が多様な子供たち
に対して多様な教育の場所っていうのを
作らなきゃいけないっていう法律がま
やっと2016年にできたんですね
うんうんなんですけど残念ながらあの全然
これが浸透してないんですよはい現場に
あのいや放置国家ですよねっていうぐらい
に未だにその法律があることを学校の先生
も教育委員会も知らないっていう方が圧倒
的に多くてですねで未だにあのお前ら学校
行かないともう将来ないぞとか内神展に
響くぞとかま全くその行きたくても行け
ない子に対してまん全く意味のない脅しを
かけてますます信頼関係が崩れて学校に
行けなくなるっていう無限ループが未だに
発生してるんですねうんなんでやっぱり
そういうあのいわゆるえっと法律だったり
とかっていうのもまあのちょっと詳しい
こと言うとやっぱり理念法なので浸透し
ないんだなっていうことがよくわかりまし
た全く予算がついてなくてただなんとかす
べきだっていう努力義務しか書いてないの
でまそうするとやっぱり放置されてしまう
とその法律うんなんでちゃんと予算を
つつけるとまちゃんとそれを予算消化どこ
の地方でもしなきゃいけないっていうこと
で色々制度が動き出すんですけれどまそう
いった意味でちゃんと制度があの実効性が
あるものちゃんと動くようなものにし
なきゃいけないというようなところでじゃ
その教育機械確方法もちゃんとえ修正して
改正して
えしっかりま実質的な法律にしていか
なきゃいけないっていう活動をしていたい
とかですねま色々もうあの例えば民預金と
いうような制度も動き出してまいわゆる
その銀行で眠っていたお金っていうのを
社会的な活動に今使えるようになったので
それが本当にあの有効に使われるように
ちゃんとチェックをしていくっていう形
だったりとかあの本当にま滝に渡るところ
でま特にえ大とやっぱり民間とが本当にえ
連携をしてうん特にえ弱い立場にある方々
を支えていくというようなこができるよう
にていうことがあのはい中心になりますね
うん特にあの教育機会確法に関してはま
議論されてるさ中でま色々右曲節があって
今の形になったわけですけれども元々は
あのフリースクールも義務教育として
認めようとかまいろんな論点がこう
たくさん盛り込まれていたんですが結構
こうコンパクトになった面がありますよね
はいはいすごいあのいい言葉をおっしゃい
ますねありがとうございますあの特に私も
本当にそのホを作るにはまあのロビングと
言ってあの議員さんの間をですね国会議員
会館回って色々ご説明させていただいてで
やっぱりま当時は本当にフリースクールと
言ってもあの玉石今光というかうん
クリティにもかなりばらつきがあったので
ま最初はあのフリースクール自体に席を
移してまそうすると当然予算ってつくので
ねその子の教育費っていうのはちゃんと
その子の元に行くって形ができるので当は
そういううんを目指してたんですけれども
まやっぱりあのいわゆるカルト団体が
フリースクール称して子供たちを囲い込む
というような事例もあったりとかいう
ところでまだそれは時期上層だということ
になってまそういう実質的な部分っていう
のはま枝を削ぎ落とすことでなんとか成立
させることができたっていう形だったん
ですね本当にま枝を削ぎ落とした結果が
もう本当に理念だけになってしまってあの
私もそうやってロビングしながらもう最後
なんかえこれって法律として成立させる
意味ってあるんだろうかぐらいまで思う
ようになっちゃったんですけどまただ
やっぱりえっと成立してみたらですね理念
法とはいえぱ法律ってメッセージだなって
いうのもすごく思いましたそれまでま特に
そのスマイルファクトリーに通っているお
子さんたちだったりとか親子さんたちだっ
たりとか本当にそのあのどうしてもその
社会的なこう目っていうのが気になると
いうところですごくその自己肯定感が低い
状態だっったのがはいあやっと国がま
要するに多様な子供たちに対して適し教育
をあの供給できてなかったんだってことま
国が認めたっていうことですよねいう
ところですごくもう目に見えて子供も親も
元気になったんですよね堂々とあのする
ようになったっていうところでまやっぱり
すごく法律ってメッセージだなって思い
ましたしま同時にまだからこそ本当にあの
またそれをやってみてまたあの実際そう
やって法律ができた結果やっぱりフリー
スクールのあの質も非常に向上したという
のもありますし学校との連携っていうのも
進んだっっていうのがもこのあの5年余り
の間にもうかなり実績は出てますのでで
あればまちゃんと実質にあった形にまた
法律を変えていくっていうようなことて
いうのが必要なんだろうと思っています
うん特にま不登校の子供たちあるいはそれ
までその未修学だったま外国人の子供たち
にも当然教育の権利があるだはいと強くっ
た理念法というのはま日本の法大の中では
とても新しいというか重要なものだったの
でまそうしたようなその様々な制度も現場
の声を組み上げながらこれからまどうすれ
ば改正になるのかということも進めていき
たいわけですねおっしゃる通りですでま
あの今まではやっぱりNPOがえまそう
いう自分たちの実績っていうのをこう法律
にしてほしいとかシステムに生かしてほし
いっていうのをずっと言っていった立場
だったんですけれどもちょっと今また風が
うん変わってきていてですねま例えば前の
菅内閣で孤独孤立対策っていうのが重要
ですというようなことになりましたとあの
ま特にコロナでですねやっぱり孤独孤立の
状態になってしまう人が増えてきていてと
いうところでまそのための法律を作ったり
とかあるいはえ大臣もまあの孤独孤立担当
大臣というようなものをポストを作って
そういう政策をこう推進してきますという
ようなことをあの打ち立てたという時に
ですねうんま例えば僚の方々もちょっと
孤独孤立って言われても本当に何をどうし
たらいいのかわからないというところで逆
にそのえ官僚の方行政の方だったりとか
あと政治家の方々もあの今までその孤独
孤立対策っていうのをま意識せずともやっ
てきたというNPOに対してですねあの話
を聞かせてほしいとあの実際その最前線で
人々を支えてきた方々にあのどうしたら
そうそういう対策できるのかっていうこと
を教えてほしいていうことで本当に来て
くださるようになってですねま本当にその
あの今までえ公民連携と言っていても
やっぱりどうしても民間ってその行政の
下受けみたいなそういう位置づけっていう
のがま長いことあったんですけれどもはい
今やっと本当にそこが一緒になって政策を
考えていくとかあの法律を作っていくとか
いうようなことが本当に大事ですねって
いうことおそらく大の側でもの側でもあの
すごく意識をし始めているタイミングか
なっていうことを感じていますはいうん
そうです
ねはいえ白井智子さんのお話聞いて
いただきましたまあの色々NPOの現場で
活動するだけではなくてま社会の方を買い
ないといけないよねっていう面もたくさん
あるからそういた政策提言をしてるという
話でしたで中村さんあのこうしたその
NPOの活動の背景にもそしてえ公的な
活動背景にも先ほどからあのずた中さんが
いや東京期間は人手が少なくてっていう
こと繰り返されるんですけどこれ人手を
つつける予算がないというか教育予算の
少なさもあると思うんですがそこはどう
感じですかそうですねま根本的にきちんと
その教育や福祉にもっとお金を張って
もらいたいっていう気持ちはあるんです
けれどもあの労働年齢人口があの減って
いる我が国ではですね人手不足っってのは
もう教育福祉の分野によらずもあちこちで
起こってるわけですよね介護だったりま
医療もそうですしまいろんなところで起っ
てるはいでそういう風に考えると私は
やっぱりもう少しその人手不足を解消
できるような支援の必を上げていくための
対策ってのも必要だなと思うんですよね
はい例えばですけれどももっとしっかり
データを使ってですね一体誰がその支援
から取りこぼされてるのかとかどこに
リソースが足りていないのかっていうこと
をきちんとその特定をしてから支援を
するっていうようなことをしないといけ
ないわけですけれども今まだそのデうんが
ないのでそういうこともわからないでなの
でNPOがですねあのま様々な実証研究と
いうなのもでいろんな取り組みをやって
るっていうわけですけれどもまこれからは
そうしたその実証の結果っていうのをです
ね不省を超えてきちっと共有をしてま課題
解決に向けてあのやっていかないといけ
ないんじゃないかなという風に思います
うんまた色々な現場とそれからあの研究者
の方が共同してま実証をしようという風に
言った時にどんなデータを取ればより
進めるのかとかどこにどういった予算が
必要なのかということをどう計算すれば
いいのかこれも課題になりそうですが中村
さんいかがでしょうかそうですね今私あの
デジタル長の方で昨年の9月からデジタル
エデュケーション統括という仕事をやって
ましてそこではですねその行政が持ってる
データっていうのを教育や福祉に関する
データっていうのを連携してそういう子供
たちをですねあの早期に特定しようという
実証事業自治体さんと一緒にやってますま
例えばなんですけれども経済困窮世帯の子
うんたちがですねあの同時に不登校の課題
を抱えてるとかあるいは発達障害の課題を
抱えてるっていうようなことはあのよく見
られていることなのであの例えば経済困窮
と不登校みたいな感じでフラグがピンピ
ンって立ったらですね正にソーシャル
ワーカーの人が行ってその様子をお伺いし
に行くだったりとかあるいはそのあの他の
NPOの支援につぐっていうようなことが
早期にできればあの問題の解決もあの早く
できるんじゃないかなという風に考えて
そうしたそのデータをフ活用したその教育
やその福祉の支援っていうのをまやって
るっていうところなんですよねうんそう
するとそうしたデータとかいろんな状態を
見極める力がま行政に出てくると窓口申請
主義ではなくてあるその出張支援主義のの
ことも可能にはなってくるということなん
ですかおっしゃる通りですこういうので
プッシュ型の支援とかアウトリーチなどと
いう風に言っていてその支援をしてほしい
という声を待つのではなくてうんの側から
その支援をしていくっていうそういうこと
がやっぱり大事なんですよねま数学期の
子供や特に修学前の子供がですね自分が
支援が必要だということを理解してそれを
言語化して誰か他の人に伝えるなんてこと
できるわけありませんからやはりその
こちらからその困難の人たちをですね問題
が起きる前に早期に捕まえに行って予防を
するっていうことはこれから先その人手が
足りない教育福祉の世界で非常に重要に
なってくるとうん
はいまたあの他にも例えば図書館児童館
公園とか学童保育などなかなかデータに
現れにくいけど居場所として機能してる
場所おめぐる議論などについては中村さん
今後どう注目されてますかそうですね公民
館とかですねそういうのもまあのフル活用
していくようにあのできればいいんじゃ
ないかなという風に思いますねうんうんま
そうした役割あのデータが取れてないから
語れないことだけではなくて今ある現場の
ニーズに対してま声を聞いていくことこう
いったことは変わらず必要とななっていく
わけですかはいおっしゃる通りだと思い
ますなのでま声なき声をどうやって拾う
かっていうこれが実はこのあの子供の支援
の中で非常に重要なことなんだと思うん
ですよねで先ほどもちょっと言ったんです
けどもう1つ非常に重要な考え方はやはり
予防ということだと思います問題が起こっ
てから介入するよりも予防的な介入の方が
本人にとっても行政にとってもコストが
低くなるっていうそういう研究成果があり
ます
防的会をかけてくっていうこういう
取り組みが大事だと思いますうんうんま
そのためには繋がりとそしていろんな証言
も必要となってきますね今日は事前
インタビューでNPO法人新益連盟代表
理事の白井智子さんそしてリモートで慶塾
大学総合政策学部教授の中子さんにお話を
伺いましたありがとうございましたり
ありがとうございまし
た
上
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