【米金利とドル円の展望】円高進行の3つの理由／米金利と円相場の関係／リセッションは深刻化しない／大幅利下げ期待は過剰／1ドル160円へ／AIバブルのリスク／大統領選の影響【ストラテジスト佐々木融】

PIVOT 公式チャンネル

21 Sept 202429:55

Summary

TLDRピボットの佐々木が、福岡フィナンシャルグループチーフの佐々木徹さんをゲストに迎え、FOMCの決定と円ドルレートの動向を分析。米中の金利差縮小、ポジションアンワインド、ボラティリティの高まりが円高の要因。FOMCは0.5％利下げを決定、市場予想を上回ったが、経済指標が良くなると利下げは控える見通し。円安ドル高の流れが再開される可能性を示唆。

Takeaways

😀 ピボットの佐々木が、FOMCと円ドルレートの展望について話す。
🌏 円が大幅に変動し、市場予想外の動きを示した。
📉 日米金利差が縮小し、円売りポジションが減少した。
🔍 ポジションのアンワインドとボラティリティの高まりが円高の要因。
💹 アメリカの経済は強いが、市場が過剰に利下げを織り込んでおり、反発の可能性がある。
📈 非農業部門雇用者数は減少していない、経済はまだ強いと見られている。
🔮 市場が今後のFOMCの利下げ予想を大幅に織り込んでおり、実際の結果が近い場合、市場は変動する可能性がある。
🌐 アメリカ経済が強いと予想され、円安ドル高のシナリオが示されている。
💭 政治的なイベントが経済や為替レートに与える影響は不明確で、注意が必要。
📉 円が一時的に高値に達したが、構造的な要因から円安に戻る可能性が高い。

Q & A

ピボットマネーの今回のテーマは何ですか？
-FOMCと円ドルレートの展望についてです。
円が予想外の方向へ動いた理由は何ですか？
-日米金利差の縮小、ポジションのアンワインド、ボラティリティの上昇が要因です。
日米金利差が縮小した背景は何ですか？
-アメリカのCPIが予想を上回ったことや、日銀の金融政策決定における利上げ、パウエル議長の発言などが背景にあります。
ポジションのアンワインドとは何を指しますか？
-エンキャリートレードの巻き戻しを指しており、円売りポジションが減少し、円高圧力が高まったことを意味します。
ボラティリティが上昇した理由は何ですか？
-中東情勢の緊張化などが原因で、リスクオフの流れが強まったためです。
FOMCの結果が予想外と思われる理由は何ですか？
-市場が大幅な利下げを織り込んでいたにもかかわらず、アメリカ経済は強いと見なされているためです。
今後の円ドルレートへの展望はどのようになりますか？
-円がロングポジションにあることや、日米金利差が依然として大きいことから、円安ドル高方向に戻る可能性が高いと見ています。
AIバブル崩壊が起こると、経済にどのような影響を与えると予想されますか？
-AI関連企業を中心に株価が下落する可能性があり、IT投資が減少するリスクがあります。
大統領選が経済に与える影響はどのように考えられますか？
-トランプ氏が当選すれば株価にポジティブ、ハリス氏が当選すればネガティブとされていますが、具体的な影響は不透明です。
円キャリートレードの影響が予想以上だった理由は何ですか？
-市場が急激に動いたため、実需の円売りフローが出なかったり、ポジション調整が難しくなったりするなどの理由が考えられます。