appleでも使われてる!鈴木祐著 本能に刺さる進化論マーケティングとは?
Summary
TLDRこの動画は、「進化論マーケティング」という新しい概念を紹介しています。この考え方は、人間の消費行動の根底にある進化心理学の観点から、消費者の本当の欲求を理解することを提唱しています。人間は長い進化の過程で獲得した8つの本能的欲求に基づいて消費行動を行うと説明し、商品やサービスがどの欲求に訴求するかを見極めることの重要性を強調しています。また、「没入アプローチ」や「共感マップ」など、消費者の視点に立った実践的な手法も紹介されています。
Takeaways
- 👩🏫 進化論マーケティングは、進化心理学をベースにした新しいマーケティング手法で、人間がなぜ物を買うのかを進化の観点から理解しようとするアプローチ。
- 🏛️ 従来のマーケティング理論は1960年代の古い理論に基づいており、エビデンスに基づいた検証が不足していた。
- 👣 人間は約100万年前から現代に至るまで、サバンナやジャングルの環境に適応するように進化してきた。そのため、現代人の消費行動もこの進化の過程と関係がある。
- 🧠 本書では、人間の8つの究極の欲求(生殖、生存、地位向上、安全性確保など)に基づいて消費行動を分析している。
- 🕵️♀️ 没入アプローチでは、ターゲット層の生活に入り込み、その人になりきることで、商品が訴求する欲求を特定することができる。
- 🗺️ 共感マップでは、ペルソナを作成し、その人物が商品を使う際の感覚をシミュレーションすることで、商品の価値を見極めることができる。
- ✨ フェイクという7つの問いを使うことで、商品に新しい価値を付与し、新たな欲求に訴求することができる。
- 🔀 これらの問いは、人類の歴史的な発明やイノベーションから導き出されたもので、既存のチェックリストとは異なる深さがある。
- 🆕 新しい方向で商品を使う、デザインや利便性を変える、異なる素材を組み合わせるなど、様々な角度から商品の価値を高めることができる。
- 📖 本書の内容を実践することで、消費者の本当の欲求に訴求し、新しい価値を付与した商品を生み出すことが期待できる。
Q & A
進化論マーケティングとは一体何ですか?
-進化論マーケティングとは、進化心理学の理論をベースに、人間がなぜ物を買うのか、お金を払うのかを理解しようとする新しいマーケティングの考え方です。人間の消費行動を進化の過程で形作られた心理的メカニズムから捉え直そうとするアプローチです。
進化論マーケティングの中心的な考え方は何ですか?
-中心的な考え方は、現代人の消費活動を理解するためには、数百万年に及ぶ人間の進化の歴史を踏まえる必要があるということです。人間の心は、ジャングルやサバンナで生き残るために適応進化してきたため、そのメンタル面での進化の過程を知ることが重要とされています。
この本では人間の欲望をどのように分類していますか?
-この本では、人間の欲望を8つに分類しています。具体的には、生殖と生存の本能、グループ内での地位を高めたい欲望、安全性の確保欲求など、誰にでもどの文化やどの年齢層にも当てはまる8つの欲望に分けられています。
自社の商品が、この8つの欲望のどれに訴えかけるものかを知るにはどうすればよいですか?
-この本では、「没入アプローチ」と呼ばれる手法が紹介されています。具体的には、ターゲット層の人物を想定し、その人となりきって生活を送ることで、その人の感情の動きを体験し、自社の商品がどの欲求に訴えかけるものかを見極めるというものです。
「共感マップ」とはどのような手法ですか?
-「共感マップ」は、スタンフォード大学でも使われているマーケティング技法の一つです。ペルソナを作成し、その人物が普段何を見聞きしているか、どんな言葉を使っているかをイメージした上で、自社の商品を使っている時の感覚をシミュレーションするというものです。
この本では新製品開発のためにどのようなフレームワークを提案していますか?
-この本では、「FAQTERION(ファクテリオン)」という7つの問いからなるフレームワークが紹介されています。これは、人類史上の発明やイノベーションを探り、そこから新しい製品アイデアを生み出すための問いの集合体です。
「FAQTERION」の中で紹介されている代表的な問いの例を教えてください。
-代表的な問いの一つとして、「既存の製品に何かを組み合わせることで新しい機能や価値が生み出せないか」というものが挙げられています。例えば、機能性食品の例では、普通のビールに食物繊維を加えるだけで健康的なビールが生まれたように、他の製品にも何かを組み合わせることで新しい価値を生み出せないかと問うています。
この本で紹介されている没入アプローチと共感マップはどのように異なりますか?
-没入アプローチは実際にターゲット層の人物になりすまして生活を体験するのに対し、共感マップはペルソナを作成し、その人物の生活をイメージしながら商品の使用感をシミュレーションするという違いがあります。没入アプローチの方がより深く体験できる分、精度は高くなりますが、共感マップの方が手間がかからない分実用的です。
今回の本の内容は、従来のマーケティング理論とどのように異なりますか?
-従来のマーケティング理論は、1960年代ごろの古典的な人間行動モデルに依拠しているところが多かったのに対し、この本では進化心理学の知見を取り入れることで、より根源的な人間の欲求や行動原理に基づいたマーケティングを提唱しています。ビッグデータ分析などの手法と組み合わせることで、より深い消費者理解が可能になるとしています。
この本が提唱するマーケティング手法の限界や課題はありますか?
-本書でも言及されているように、人間の欲望を8つに分類したことで網羅できていない部分があるかもしれません。また、進化心理学自体が完全に人間の心理を説明できるわけではありません。そのため、この手法を使う際には、常に実証的なデータに基づきながら、他の理論や手法とも組み合わせていく必要があるでしょう。
Outlines
🔍 進化論マーケティングの概要
この動画は、進化論マーケティングの考え方を紹介している。進化論と心理学をベースにし、なぜ人が物を買うのかを理解しやすくするアプローチである。人間は長い進化の過程で獲得した本能に基づいて行動するため、その本能に訴求する商品開発やマーケティングが重要だと説明している。そして、人間の8つの基本的欲求を挙げ、自社の商品がどの欲求に訴えかけるものかを見極めることの必要性を強調している。
🧭 進化論マーケティングの実践方法
進化論マーケティングを実践するための2つの手法が紹介されている。1つは「没入アプローチ」で、ターゲット顧客の生活を実際に体験することで、その人の感情の動きを理解するものである。もう1つは「共感マップ」で、ペルソナを作成し、そのペルソナが自社の商品を使う際の感覚をシミュレーションするアプローチである。また、商品の新しい価値を見出すための7つの問いのフレームワークも紹介されており、既存の商品に新機能を付加したり、新しい使い方を提案したりすることで、新たな顧客ニーズに応えられると説明している。
Mindmap
Keywords
💡進化論マーケティング
💡人間の8つの本能的欲求
💡没入アプローチ
💡共感マップ
💡フェイクテープ7つの問い
💡人間の欲望研究
💡ビッグデータ中心のマーケティング
💡消費者の没入体験
💡長期的視点
Highlights
進化論マーケティングは、進化心理学をベースにして、人がなぜ物を買うのか、どういったものにお金を払うのかを理解しやすくする考え方です。
人間は自分の歴史の90%以上をジャングルやサバンナで暮らしてきたため、その環境に適応するように進化してきました。
人体の肉体的な進化だけでなく、人間のメンタル・心の動きもサバンナとジャングルの暮らしに適応するように進化してきたと考えられます。
現代人の消費活動を本当に理解するには、数百万年に及ぶ人間の進化の歴史を踏まえる必要があります。
この本では、生物の生存と生殖に関わる8つの究極本能を分類しており、これらは誰にでも、どの文化や年齢層にも当てはまるものです。
商品がこの8つの本能のどれに訴えかけるものなのかを見極めることが重要です。
没入アプローチでは、想定する消費者の生活をまんま送ることで、その人の感情の動きを理解することができます。
共感マップでは、ペルソナを作り、その人が普段何を見聞きしているかを想像し、自分の商品を使用する際の感覚をシミュレーションします。
この本では、1960年代からの人間の欲望研究をおさらいし、データに裏付けられた8つの本能を抽出しています。
フェイクの7つの問いは、200万年の人類史から抽出された発明やイノベーションに関わる問いで、新しい価値を生み出すのに役立ちます。
マジックテープの発明は、「何かをくっつけられるものはないか」という問いから生まれた有名な例です。
機能性食品は、「ただの食品に何かを組み合わせて、新しい欲望に訴えかけられないか」という問いの一例です。
フェイクの問いは、新しい用途や方向、デザイン、利便性などの観点から、商品に新しい価値を見出すのに役立ちます。
本書は、進化論的観点から消費者行動を理解するためのフレームワークと具体的な手法を提供しています。
著者は、本書の内容を実践することで、より深い消費者理解と革新的な商品開発ができると主張しています。
Transcripts
最近出てきたのが進化論マーケティングっ
て考え方ですタイトルとでは進化論と
マーケティング組み合わせた本なんです
けどもただAppleなんかの新幹線の方
に歌い始めているし人体の肉体とかもそう
ですよね
走りやすくなったりであるとか
熱くなったら汗かくであるとか同じように
人間のメンタルここの動きなんかもこの本
ではタイトルにもある通り
8つに分類したんですね
誰にでもどの文化にもどの年齢層に
当てはまるものって考えたらこの8つに
なったって感じなんですね
今回紹介する本はこちらそれでは本編へ
どうぞアニョスライターの鈴木勇と申し
ます
本の態度が進化論マーケティングという
ものでしてタイトル通りは進化論と
マーケティングを組み合わせた本なんです
けども
元々今のマーケティングのホームって
例えばビッグデータ中心であるとかまあ
そういったものは結構多いと思うんですが
その根っこにあるフレームワークですよね
そのビッグデータをどうやって生かして
いくかって考え方が今一つ科学で詰められ
ていなくてこれはマーケターの間でも割と
議論になるとこだと思います例えば
マズローの5段階欲求説であるとか人間の
焼酎に分けられるであるとか
視覚良い聴覚有利であるとかそういった
1960年代ぐらいの理論をもとに
構築されている部分が多くてさらにそれを
ちゃんとエビデンスごとに検証された実績
ないんですね実はねここら辺の問題
意識から最近出てきたのが進化論
マーケティングで考え方です要するに進化
心理学ってのもベースにあってそれを使え
ば人がなぜ物を買うのかであるとかどう
いったものにお金を
払うのであるかとそういったことを理解し
やすくなるんじゃないのかなと提唱したの
は割と始まりでただAppleなんかの新
幹線で使い始めているし
都営の有名どころの企業を使っ始めたって
いうところがありますね人間が現代の
暮らしにつながる例えば農業であるとか
ちゃんとした定住生活であるとかそういっ
たものを始めたのはおよそ1万円ぐらい前
なんですねそう考えると人間っていうのは
もう自分でした90%以上をジャングルだ
とかサバンナで暮らしてきたとその
ジャングルとサバンナの暮らしに適応する
ために人類も進化してきただろうと
考えをですねそれは当然人体の肉体とかも
そうですよね
走りやすくなったりやるとか
熱くなったら汗かくであるとかそういった
瞬間はもちろんあるんだけども同じように
人間のメンタル心の動きなんかもサバンナ
とジャンルの暮らしに適用するように進化
してきたであろうという
自然に成り立つんですよね
ジャングル時代にこう出来なかった人間の
ところの仕組みが現代でも同じように働い
ているはずだからおそらく現代人が高級品
買うであるとか最新の会社と買うであると
かそういったとこだけ見ててもなかなか
本当の消費活動と見えてこないだろうと
本当の消費活動を見るためにはその数百万
年に及ぶ人間の進化の歴史を踏まえた上で
メンタルが進化してきたのがどういう問題
を解決するために心が適応してきたので
あるかっていうそういうところを抑える
ことによってそれが現代の消費活動にも
結びついているだろうって考え方ですよね
この本ではタイトルにもある通り
8つに分類したんですね
生物の生存するためには生殖と生存が
20円の
究極本能みたいのがあってそこからまあ他
にもグループ内での地位を高めたいである
とか
猛獣から襲われる時と安全性を確保したい
であるとかそういった
様々な欲望に分岐するっていう考え方を
取ってるんですねそれを誰にでもどの文化
にもどの年齢層に当てはまるものって考え
たらこの8つになったって感じなんですね
その具体的な内容は本を読んでいただき
たいんですがまずやるべきことというのを
自分が例えば商品があったとしてこの商品
がその8つの本能のどれに訴えかけるもの
なのかを見極めるってことですよねそれは
果たしてその人の
体力にこう刺さっているのか
安全役に刺さっているのか権力力に刺さっ
ているのかまあ色々パターンがあると思う
商品によって同じように見える商品でも
そのジャンで全然違うと思うんですよ
例えば高級品取っても機能性が高いから買
うって人もいれば安全見た目かっこいい
から買う言ってる人もいるだろうし
安全性が高いからかっていう人もいる
だろうからそれはもう全然違うと思うん
ですよねだからそれ1つの商品でなかなか
見極めづらいと思うのでまずはそれを明確
にしてもらうとやっぱり自分の
ターゲットですよね
想定する消費者の心の中には脳の中に入っ
ていかなきゃいけないのでこの本の中では
没入アプローチというのが紹介してます
どういうものかというと
すごいシンプルなやり方でまさにその特定
の人を想定してその人の生活をまんま送
るっていうやり方ですサラリーマンで
自分が用意してるような人で健康志向が
あってみたいな人だったらちゃんと朝
早起きしてちゃんとちょっと軽く
ジョギングしてみてでその人と同じように
仕事を割り振りしてみてそういった生活を
ちゃんと送ってみるわけですよその人に
なりきってその過程で自分の感情の動きが
絶対出てくるので例えばジムに行った時に
自分は今こう健康になりたい健康になり
たいのは安全性を確保したいからっても
あるけど
体型を改善することによって他人にも
アピールしたいんだなっていうのが分かっ
てきたりするんですよねそういった感情の
動きをちゃんと記述していってそれによっ
て
自分の商品特性を見極めてそこからさらに
その人に向けてもっと別の男に突き刺さる
ものはないかというところは探っていくっ
ていうことをお勧めしてますね
共感マップというやり方があってこれは
スタンフォードなんかでも使われてる
マーケティング技法の一つなんですが
ペルソナ作っていただいて
実際のサラリーマンでもなんでもいいん
ですけどその人が何を普段見ているか何を
聞いているのかで普段どんなことを言って
いるのかそのクラフトの中でですね
多分自分の商品があると思うんでその商品
を使ってる時にどんな感覚を持っているの
かみたいなことを脳内でシミュレーション
していって書き出していくっていうやり方
ですね
実際に暮らさない分だけ
別にアプローチよりどうしても精度が低く
なるんですけどただ人間の教科力ってそこ
までお会いにできないもというか
法の人はこういう人だろうなと思って共感
していくと
割と
当たるんですよねそれは人間の共感力って
磨き上げられてきたものなんで100万年
の歴史の中でなのでこれでもそれなりに
制度の高い結論は導き出せると思います
これが全て人間の
欲望を網羅したとはさすがに言わないです
がこのリスト作るためにも1960年代
からの人間の欲望研究が全部ほぼおさらい
してそこからピックアップしてってより
分けてって寄り分けてってで
データの裏付けがあると思うんだけど残し
てっていって作業をしてたら残ったりそう
なので
個人的な制度高いなと思ってるんですけど
ねそれを使っていただけると非常にわかり
やすいかなと思いますでこの人の中では
自分の商品に新しい価値をつけて加えると
いう段階の時に使うために
フェイクって
7つの
使ってるんですねこれどういうものかと
いうと大相撲のチェックリストであるとか
そういった有名な問いがあると思うんです
よこれを組み合わせられないかとかただ
そういったものと何が違うかといえば
200万年の人類史を探っていて例えば
発明であるとかあとまあ料理の発明である
とかあとゼロの概念の始めだとかそういっ
たもうかなりもう古代からの
イノベーションを集めてってさらに今最近
だと思うU2の解決法入ってたんですけど
そういったものまで入っていてでそれに
つながるそれを生むためにみんながどう
いう問いを使ってきたのかっていうことを
抽出してならずにまとめたっていうところ
がおそらく既存の
チェックリストみたいなことは違うところ
かなと思っていてその深さが違う分だけ
本当に
取り組めばかなりいいことが出るんじゃ
ないかなと思ってこれを紹介してるんです
ねマジックテープを発明した人がお好み見
てあれこれってなんだんくっつくから
色々自由に貼り付けられるものになるなと
マジックテープを踏み出したみたいのが
有名な話ですけどそういうことですねこれ
もまあ代表的な問いの一つで一番増やすの
は最近で言うなら機能性食品とかね何らか
のただのビールでしかなかったものに食物
繊維入れただけでこう健康的なビールに
なるであるとかそういった考え方ですよね
割とこれ簡単にできることではあるので
新しいなんかこのものを組み合わせてる
ことはできないかでそれによって新たな人
の欲望に指すものはできないかって考える
のがこの問いのポイントですかねこの問題
は他にも例えば新しい方向で使うことでき
ないかなーであるとかデザインとか利便で
考えられないかなであるとかそういった
質問を紹介していてそれぞれにこういった
商品の例がありますみたいな全部紹介し
てるのでこれはぜひ本を読んでいただき
たいなと思います
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