【要約】ストレス脳【アンデシュ・ハンセン】
Summary
TLDR精神科医アンデッシュ・ハンセンの書籍『ストレス脳』についての解説です。本書は、現代の豊かな生活環境にもかかわらず、多くの人々がストレスや不安を感じる理由を探ります。脳は生き延びて遺伝子を残すために進化しており、ネガティブな感情は命を守るための防衛メカニズムです。うつ病のリスクは遺伝子と環境によって決まり、長期的なストレス、孤独、運動不足、ジャンクフード、喫煙、SNSの見過ぎが影響します。幸せになるためには、自分が意義を感じられることに没頭し、他人とつながることが大切です。
Takeaways
- 😀 私たちの脳は古代から変わっていないため、現代の贅沢な生活環境に適応しきれていない。
- 😟 多くの人がストレスや不安を感じるのは、脳の防衛メカニズムが原因である。
- 😔 鬱病や不安障害は脳の病であり、環境と遺伝子の影響を受けやすい。
- 👥 孤独はタバコを1日15本吸うのと同じくらい健康に悪影響を与える。
- 🏃 運動は脳に良い影響を与え、鬱病のリスクを減らす。
- 📱 スマホやSNSの過剰な使用は精神的に悪影響を及ぼす可能性がある。
- 💤 長期的なストレスと睡眠不足は鬱病のリスクを高める。
- 👫 健康に年を重ねるためには、人間関係が重要である。
- 💪 定期的な運動は精神的健康を保つために必要である。
- 🧠 私たちの脳は常に幸せでいるようには設計されておらず、適度な不安や恐怖を感じるのは正常である。
Q & A
ストレス脳とはどのような本ですか?
-ストレス脳は、私たちが精神的に落ち込んでしまう理由を教えてくれる本です。
現代の私たちの生活は昔の人と比べてどのように異なりますか?
-現代の私たちは、クーラーや1日3食、YouTubeやNetflixなどの贅沢な暮らしをしています。しかし、多くの人がストレスや不安を感じています。
なぜ現代社会においても多くの人が精神的な不調を抱えているのでしょうか?
-私たちの脳は大昔の頃から変わっておらず、現代の豊かな環境でも生き延びるためのネガティブな感情を感じるように作られています。
脳が生き延びるために発生させるネガティブな感情とは何ですか?
-恐怖、不安、不快感、トラウマ、無気力、引きこもり、パニック障害、強迫性障害、鬱などの感情です。
うつ病になるかならないかは何で決まりますか?
-うつ病になるかならないかは遺伝子と環境の2つで決まります。
長期的なストレスがうつ病を引き起こす理由は何ですか?
-長期的なストレスや睡眠不足が続くと免疫力が下がり、感染症にかかりやすくなります。脳はこの危険を感じ取り、不安や恐怖を感じやすくします。
孤独がうつ病を引き起こす理由は何ですか?
-孤独はタバコを1日15本吸うのと同じ危険性があり、一人だと死ぬ確率が高くなるため、脳は不安や恐怖を感じるようにします。
運動がうつ病に良い影響を与える理由は何ですか?
-私たちの祖先は毎日走ったり歩いたりしていたため、運動不足だと脳が不安を感じやすくなります。運動することでこの不安を軽減できます。
SNSが精神に悪影響を与える理由は何ですか?
-SNSでは自分より優れた人々を見る機会が多く、自分に対してネガティブな感情を抱きやすくなります。また、スマホの使いすぎで他の活動や睡眠時間が削られます。
幸せを感じるためにはどうすれば良いですか?
-幸せになろうとするのではなく、自分が意義を感じられることをして誰かと繋がることが大切です。
Outlines
📚 ストレスと脳の関係
この段落では、世界的なベストセラー「スマホ脳」の著者アンデッシュハンセン氏が書いた本を紹介し、私たちが精神的に落ち込む理由を探ります。現代社会では豊かな生活を送っているにもかかわらず、多くの人がストレスや不安に悩まされています。日本の環状障害の推移グラフを見ると、精神疾患を抱える人々が増加していることがわかります。WHOによると、世界中で不安障害やうつ病に苦しむ人々がいます。この本を通じて、なぜ私たちが落ち込みやすくなっているのかを理解し、正しく対処する方法を学ぶことができます。
🧠 脳の原始性とストレス
この段落では、私たちの脳が原始的であり、現代の豊かな環境にもかかわらず、昔のサバイバル本能が残っていることを説明します。脳は、生き残りと遺伝子の残存を目的としており、その為にネガティブな感情が発生する仕組みを有しています。例えば、危険を感じると恐怖や不安が生じ、その感情が私たちを守る役割を果たします。このように、脳は私たちの安全を守るために働くが、現代社会においては、それが精神的なストレスや不調につながることもあります。
🌏 環境がうつ病の鍵
この段落では、うつ病の発生は遺伝子と環境の2つの要因によって決まるとされています。遺伝子はうつ病のリスクの約50%を占めますが、環境要因も非常に重要です。特に、長期的なストレス、睡眠不足、孤独、運動不足、ジャンクフードの摂取、喫煙、SNSの過剰使用など、これらの環境要因がうつ病のリスクを高めます。これらの要因を改善することで、うつ状態を回避することができます。
🏃♂️ 運動とSNSの影響
この段落では、運動不足やSNSの過剰使用が精神健康に与える影響について触れています。運動は脳に良い影響を与え、うつ病のリスクを減らすことがわかっています。一方で、SNSの過剰使用は自己満足や劣等感を引き起こし、うつ病のリスクを高めることがあります。SNSを見ることで、他人との比較や自己イメージの低下が生じるためです。したがって、運動を積極的に行い、SNSの使用時間を適切に管理することが重要です。
💡 幸せへの道
最後の段落では、私たちが常に幸せであるために作られているわけではないことが示されます。人間は、食べ物や物質的な所有物に対する満足感は一瞬的であり、持続しないことが自然であるとされています。そのため、恒久的な充実感を得るには、自分が得意なことや意義のあることに没頭し、他人とつながることが必要です。著者は、自分が何に熱中できるかを見つけ、それを他人や社会に貢献することで、より長い間続く充実感を得ることができるとアドバイスしています。
Mindmap
Keywords
💡ストレス脳
💡精神的な不調
💡脳の防御メカニズム
💡環境と遺伝子
💡長期的なストレス
💡孤独
💡運動不足
💡SNSの見すぎ
💡ネガティブな感情
💡充実感
Highlights
私たちが精神的に落ち込んでしまう理由を教えてくれる本だ。
大昔の人からすれば、皇族やファラオも真っ青になるような贅沢な暮らしをしている。
私たちの4人に1人はストレスや強い不安を感じ、精神的な不調を抱えている。
世界中どこでも精神疾患を抱えている人が増えてきている。
脳は命を守るために恐怖や不安といった感情を使って私たちを守る。
私たちの脳は大昔の頃から変わっていない。
うつ病は脳の病であり、脳が変化しているために起こる病気だ。
恐怖、不安、不快感、トラウマ、無気力、引きこもり、パニック障害、強迫性障害、うつはすべて脳の防御メカニズムだ。
うつ病になるかならないかは環境で決まる。
長期的なストレス、睡眠不足、孤独、運動不足、ジャンクフード、喫煙、SNSの見過ぎの環境によってうつ病になる。
長期的なストレスを避けなさい。
孤独はタバコを1日15本吸うのと同じ危険性がある。
運動は脳にとてもいい影響を与える。
SNSの使いすぎも精神に悪い影響を与える。
私たちは常に幸せな気分でいられるように作られてはいない。
充実感を得たいのであれば、幸せになろうなんてことは忘れて、自分が意義を感じられることをして誰かと繋がろう。
Transcripts
はい
望月凛です今回は
世界的ベストセラースマホ脳で有名な精神
科であるアンデッシュハンセンさんの書か
れた
ストレス脳を解説していきますこの本は
一言で言うと私たちが精神的に落ち込んで
しまう理由を教えてくれる本だ
落ち込むか
私たちは大昔の人からすれば
皇族やファラオも真っ青になるような贅沢
な暮らしをしている
クーラーは聞いているし1日3食食べ
られるし
YouTubeやtiktok
Netflixで退屈も潰せる
確かに実際に会わなくても
友達とLINEやゲームのチャットで会話
をすることもできるおまけに医療の発達に
よって
感染症や木が出産によって死亡する人が
減り日本の平均寿命は約80歳になった
確かに僕たちは
昔の王様以上の生活をしていますね
コンビニに行けば深夜でもガリガリ君とか
雪見だいふくとかハーゲンダッツが食べ
られるしこれほど豊かな現代社会を生きて
いるにも関わらず
残念なことに私たちの4人1人はストレス
や強い不安物を感じ精神的な不調を抱えて
いる人がいるのだこの図を見ろおっこれは
日本の環状障害つまり
鬱や不安を抱えている患者数の推移だ
確かに増えてるなぁこれは日本だけじゃ
ない
世界中どこでも精神疾患を抱えている人が
増えてきているのだ
WHOによると
世界で2億8400万人が不安障害を抱え
て鬱に苦しんでいるという今日の授業を
受ければなぜ私たちが落ち込みやすくなっ
ているのかを知り正しく対処することが
できるようになるだろうそれでは早速授業
を開始する
心して刮目せよよろしくお願いします一つ
目は私たちの脳は大昔の頃から変わってい
ないだな私たちがこれほど豊かな環境なの
に
落ち込んでしまう原因はこの脳みそに
あろう
落ち込むのも不安になるのもトラウマも
うつ病も全て脳が作用しているわけだから
なそもそもうつ病は
脳の病であり脳が変化しているのために
起こる病気だ
確かにそうかそこでまずは
脳を正しく知ることから始めようはい大
前提として私たちの脳は何万世代も前に
サバイバルをして生き延びた頃から変わっ
ていないんだ
iPhoneもスマホのアプリも
インターネットも食べ物も肥料もどんどん
アップデートしているがそれを使っている
肝心の私たちの脳や体は人間1.0のまま
なんだ
へー
僕たちはアップデートされていないのか
私たちの脳や体は今でも自分は修行最終便
だと信じているのだ
スマホじゃなくて
槍を持って獲物を追いかけて群れで食事を
していた時と同じ脳なんですねそうだ
そんな脳には一つ大きな目的があるそれは
生き延びて遺伝子を残すことだ
生き延びて遺伝子を残すかあーそうだ
私たちが今生きているのも元をたどれば
ご先祖様が生き延びて遺伝子を残したから
だつまり
狩猟最終便の頃から現在まで私たちの優
先順位1位は
生き延びて遺伝子を残すことなのだ
テでいい点数を取るとかいい車に乗りたい
とかは後回しだなんか急に子供を作りたく
なってきたなぁともかく大前提としてここ
では私たちの脳は大昔の頃から変わってい
ないということを理解しておいてこれ
わかりました
次は
命を守るために
ネガティブな感情が発生しているだなさて
先ほど説明した通り私たちの脳は
生き延びて遺伝子を残すという大きな目的
があるはいなぜなら昔は
飢餓や感染症
怪我や出産出血でバンバン人が死んでいた
からな大変な時代だなぁそこで脳は
身の回りのたくさんの危険から
恐怖や不安といった感情を使って私たちを
守ることにしたんだ
感情
聞いたことがあると思うが私たちが目で見
ているものは
実際は脳で見ているんだあー聞いたことは
あります
脳が働かなかったら
不安や恐怖もない
崖から下を見ても何も感じないだろうただ
それをするとすぐに死んでしまうため
脳は目を通を見たものを認識して
危険化危険じゃないかを瞬時に仕分けして
いるんだ
実際に私たちの先祖も危険をいち早く察知
して
怪我などをうまく避けてきたから今日まで
生き延びてこられたわけだしななるほど
そうやって私たちが危険なものに近づか
ないように
脳は恐怖や不安といった感情を使って
私たちをコントロールしているんだな
へぇ
脳ってすごいなぁ
ネガティブな感情は
僕たちを守るためだったのかそうだもっと
言うと命をつないでいくためには
絶対に不安や恐怖を感じなければいけ
なかったということだここからわかる通り
恐怖不安不快感さらにはトラウマ無気力
引きこもりパニック障害強迫性障害
鬱
すべて危険から身を守るための
脳の防御メカニズムなんだ私たちは長く
生き延びるために不安を感じるようになっ
ているため
毎日波のように気分に浮き沈みがあるのか
正常なことなんだ
常に幸せで
ご機嫌な状態でいられるようにはできてい
ないのかそうだ今日から常にご機嫌でい
られるという演奏を捨ててみるといい
だろう
次はうつ病になるかならないかは
環境で決まるだなさてちょっとした恐怖や
不安は誰でも感じるのが普通だという話を
したはいしかし何かがきっかけでうつ状態
になると
必要以上に身の回りのこと全てに恐怖や
不安を感じるようになってしまう
身の回りのすべてが怖くなるどういうこと
ですかサバンナにいて茂みの中で
ガサガサと音がしたとしよう
恐らくは風の音だか
ライオンが潜んでいる可能性もゼロでは
ないまあゼロではないですねでも
ほぼないでしょう
普通の人であればまあ風だろうと考えて
冷静になることができるだろうしかしうつ
状態の人は
茂みからガサガサと音がするだけで
ライオンがいるんじゃないかという強い
恐怖や不安を感じて動けなくなるのだ
なるほどこんな風にうつ病を患っている人
は
電車の中や会社人との会話
満員電車などに強い恐怖や不安を感じて
動けなくなってしまう状態なのだその結果
引きこもったり
家から一歩も出られなくなってしまう
生きづらそうだなぁ
実は僕の友達も新卒で働き始めて12年で
鬱になって今苦しんでいるんですよね
うん鬱になると不眠になったり
逆に12時間寝ても疲れが取れなくなっ
たり
急に心臓がドクドクして苦しくなったり
無気力になるそして自分がお荷物にしか
思えなくなってきてああ死にたいと思う
ようになるのだ
恐ろしいそんなうつ状態にならないように
する方法はないんですかあるぞうつ病に
なる人とならない人の違いは
長年研究されてきたそこで導き出された
答えは
うつ病になるかならないかは
遺伝子と環境の2つで決まるということだ
遺伝子と環境かそうだ人が鬱になるリスク
の約50%は
遺伝子によって決まる
半分かとはいえほとんどの人はこのうつ病
になる可能性のある遺伝子を持っている
ことが多いってことは
環境が大事ってことですかそうだ
環境が原因で鬱になるのかならないのかが
決まると言っていいだろうそれってどんな
環境なんですか
うんその環境とは長期的なストレス
睡眠不足
孤独運動不足
ジャンクフード喫煙SNSの見過ぎの7つ
だこの環境を整えてあげるだけでうつ状態
にならずに済む次の項目から一つ一つ丁寧
に見ていこうはい
次は
長期的なストレスを避けなさいだなという
ことで
うつ状態になるかならないのかは長期的な
ストレス
睡眠不足
孤独運動不足
ジャンクフード喫煙SNSの見すぎその7
つの環境によって決まろう一つ一つ見て
いこうはいまず長期的なストレスだ
ストレスか
察しがつくと思うがどれだけ屈強な男性
だったとしても
休みなして1日12時間
常にとなってくる上司の下で23年働き
続ければ
ほとんどの人はグロッキーになるものだ
確かに僕の友達も
元々すごく明るいやつだったんですけど
ブラック企業に入社して2年目で体調を
崩しちゃったんですよね今では対策も
変わっちゃいましたよ
うんそれはまさに長期的なストレスが続い
たためだろうあの
長期的ってどれくらいなんですか
具体的に言うと
数日や数週間ではなく
数ヶ月
数年単位だそれだけの長期間睡眠不足が
続いたり無理をし続けて強いストレスを
受け続けると
鬱になりやすくなる
実際にこの著者は精神科医として多くの
感情を日々見ているわけなんだが
数え切れないほど多くのうつ病患者が長期
的なストレスを受けた後にうつ状態になっ
ていた
でもなんで強いストレスを長く受けると
僕たちはやみやすくなってしまうん
でしょうか
説明しようまずストレスや睡眠不足が続く
と私たちの免疫力は下がってしまうんだ
免疫力が下がるということは
感染症にかかりやすくなってしまうつまり
死ぬ確率が上がるということだもうそうか
だから脳は強いストレスが続くとこの世界
は危険だやばい
引きこもらないといけないと感じて
身の回りの支えなことにも強に恐怖や不安
を感じるようにしてくるなるほど僕たちが
引きこもって休めるようにあえて不安や
恐怖を感じやすくしてくれているのかそう
だここでおとなしく引きこもってくれれば
なんとか回復できるんだがそれでも無理を
し続けると23年後ついに脳が疲れ果てて
うつ病になってしまうというわけだな
なるほどなぁだからうつ状態になりたく
なければ
長期的にストレスを感じる環境からは
逃げることだ
次は
孤独を避けなさいだな長期的なストレスの
次にうつ病になりやすいのが
孤独だ
孤独か
孤独はタバコを1日15本吸うのと同じ
危険性があるとされているそんなにか
実際に長く孤独でいると
睡眠も途切れがちになり眠りも浅くなる
にもかかわらず3人に1人以上がこの孤独
な状態になっているのだ3人に1人が孤独
か
俺も同じようなものだなぁ
毎日vtuberの配信を見て
孤独を癒してもらってるしなあ
著者の元にも話を教えてもらいたかったり
もしくは孤立しているという感覚を減らし
たくてやってくる患者が多いそうだまあ命
の電話とかもそうですけど
辛い時って自分の話を誰かに聞いて
もらえるだけで
心が軽くなりますもんねはぁそれはまさに
孤独が解消されるからだろうなるほど
実際にオーストラリアで
約5000人を調査したところ鬱の兆候が
あったとしてもグループに参加すると
鬱から回復できる確率が上がっていた
やっぱり人との関りって大事ですねでも
なんで孤独だと強い不安になったり鬱に
なりやすいんですかね
ナイス質問だそれは一人だと
死ぬ確率が高いからだ
ほら最初に私たちの脳は
手動採集の頃から何ら変わっていないと
言っただろうそうでしたね大昔は周りに
猛獣や飢餓などたくさんの危険があった
現代ではイオンもドンキホーテもあるから
一人で生きることは余裕だがその時代は
自分一人で生きていくなんて絶対に無理
だったはいだから私たちの祖先は
生き延びて遺伝子を残すために何があって
も他人と一緒にいたわけだなるほどそして
その感覚は私たちの遺伝子に深く刻まれて
いるつまり私たちが孤独によって感じる
不快感は
脳が誰かと繋がるために
授けてくれたものだったのだ
面白いな
次は
健康に年を重ねるための鍵となるのは人間
関係だなこの本では孤独に関してかなりの
ページ数を割いているそれだけ心の健康の
ためには
誰かと一緒にいるということが重要なのだ
ちなみにあんまり親しくない知人と一緒に
いるよりも
親しい人と一緒にいる方がいいことも
分かっている
確かに同窓会に行ってあんまり仲が良く
ない人に囲まれていても逆に孤独を感じ
たりしますもんねそうだな1930年代に
ハーバード大学の研究者たちが人生に幸せ
をもたらすものは何かを調べたすると
ほとんどの人にとって重要だったのはお金
でもステータスでも有名になることでも
なく
家族や友人
同僚との有効な人間関係だったんだこの
実験になった精神科医のジョージバイダン
と先生は健康に年を重ねるための鍵となる
のは1に人間関係2に人間関係3に人間
関係だと言っている
確かに何でも話せるくらい仲のいい人と
いると本当に幸せですよね年を重ねるごと
に人間関係って本当に大切だなって思い
ますよどれだけお金があっても何でも
気兼ねなく話せる友人というのは作れる
ものではないからなそういった繋がりを
増やすためにも自分から親に電話をしたり
自分から誰かを食事に誘ってみるといいか
もしれないなよしリンさん今度一緒に
サイゼリア行きましょう
断る
次は
運動不足を避けなさいだな運動は脳に
とてもいい影響を与えることがわかって
いる
確かに筋肉モリモリの人がくよくよ
落ち込んでいる姿ってあんまり想像でき
ませんもんねそうだろう
著者が多くの感情を見ていて2010年頃
に気づいたのが
鬱の患者で運動をしている人たちは
二度と病院に戻ってこないということだっ
た
鬱が治ったのかそうだあちなみにどんな
運動すればいいんですか
うん2019年に精神科医の雑誌で発表さ
れた結論によると15分ジョギングする
だけで
鬱になるリスクが26%も減ることが
分かっている
ジョギングかまあちなみに1時間散歩して
もほぼ同じ結果が得られたつまり
精神を健康に保つには
毎日15分走るかもしくは1時間歩くのが
いいということだな
個数で言うと1日最低8000歩できれば
12000歩あればベストだ1万歩って
結構辛いんだよなぁまぁな現代人である
私たちはパソコンやスマホを見て椅子に座
りっぱなしだし
家でぼーっとしていればUberの配達員
が食べ物を届けてくれたり
荷物は黒猫ヤマトが届けてくれるそのため
1日の歩数が4000歩とか5000歩の
人が多いこれだと
運動不足だななるほど
ちなみに
自転車の方が好きなんですけど
自転車を漕ぐのはどうなんですか
うん
自転車でもいいぞ大事なのは
心拍数をてあげることだ心拍数が上がる
運動であれば
自転車でも散歩でも水泳でも心にいい影響
を与えられる
実際に打つのリスクが高い遺伝子を持って
いる人を集めて
調査を進めると
運動していた人が鬱になる霊はあまり見
られなかったやっぱり運動ってすごいなぁ
でもなんでこれほど運動が心にいいん
でしょうこれも原理は同じなんだが私たち
の祖先は食べるために毎日とにかく
走ったり歩いたりしていたわけだ寝たきり
の状態だとすぐに死ぬからなまそうかその
歩数は1日1万5000歩以上だったとさ
れている
結構歩いてるんだなぁだから運動不足だと
脳が不安を感じやすくなるのは当たり前な
のだ
次は
SNSを避けなさいだなスマホの使いすぎ
もまた
精神に悪い影響を与える
人によってバラバラだが
スマホを使う時間は1日に平均23時間が
最も多いもちろん10代の学生ならライン
をしたり動画を見たりSNSをチェックし
ているはずだからもっと多んだろうそう
ですね
僕の周りにも平気で1日4時間スマホを
使っている人がいますよ
うんだがそうなると1日24時間しかない
わけだから
実際に人と会ったり
運動したり睡眠をしっかり取るということ
に使う時間が削られることになろうまず
これが良くないんだななるほど
確かにスマホゲームをやりすぎてついつい
夜更かししてしまうことがありますねまた
この本では特に危険なのは
劣等感を抱きやすいSNSだと書かれて
いるぞ
SNSかというのは
SNSは1分ごとに自分より綺麗な人や
賢い人お金持ちな人や人気のある人を見る
ことになる
確かに
SNSを見ていると
自分よりすごい人ばっかりでなんか疲れ
ちゃいますよね
うん
実際に2019年に
Facebookの研究者たちが
インスタグラムによって10代の女子の3
分の1が自分の顔や体に対してネガティブ
な感情になっているという警告を発した
修正された完璧に見える写真ばかり見て
いると
自分がしょぼい存在だと感じやすいの
だろうそしてそんなしょぼい自分とは誰も
付き合ってくれないしいつか孤独になって
しまうのではないかという不安が生まれる
なるほどなーなんか
可愛くないなら死にたいみたいなことを
言う女子がたまにいるじゃないですか
食事中もずっとマスクで顔を隠したりとか
たまにいるなそれってこういうSNSの見
過ぎで自分の養子をネガティブに感じて
しまっているのが原因なのかもしれません
ねそれはあるかもしれないなとはいえ
SNSはすぐにやめられるものではない
だろうそうですね
すぐにはやめられませんなのでこの本では
SNSは1日1時間以内にするというのが
具体的なアドバイスになっているまとめだ
が
うつ病にならないためにも
長期的なストレス
睡眠不足
孤独運動不足
ジャンクフード喫煙
SNSの見すぎの7つを避けることを意識
するといいだろう
わかりました最後は私たちは常に幸せな
気分でいられるように作られてはいないだ
な最後に
幸という壮大なテーマにメスを入れて
いこう今まで説明してきたように私たちの
脳がちょっとした不安や恐怖を感じるのは
命を守るための防衛本能であり正常なこと
だということがよくわかったと思うそう
ですねということは私たちは常に
幸せな気分でいられるように作られてはい
ないということになる
例えば木に登ってバナナを何本か手に入れ
たとしようそしてバナナを食べてから
しばらくの間は満足するだろうしかし24
時間後もその満足感が続くかどうかという
と
残念ながらそういうわけにはいかないお腹
が空いてきますもんねそうだもし仮に24
時間後も満足感が続くのなら
新しい食べ物を探すモチベーションや行動
力が湧いてこなくなり最終的には餓死する
可能性がある
脳はそうなる前にお腹が空いた時に不快な
感情を感じられるようにしているという
わけだなるほど
ちなみにこれは
食べ物に限った話ではないぞんあの仕事に
付きさえすれば
新しい車や最新のiPhoneを手に入れ
ていればロレックスのデイトナを買えば
人生に満足ができるはずだとみんなが思う
しかしそれを実現したとしてもすぐにあれ
が足りないもっとこうだったらいいのにと
いう不満が生まれてくるものなのだ
確かにこの前買ったiPhoneには今は
喜びを感じないなぁ何かを手に入れること
は一瞬の幸せは感じられるけど
すぐに飽きて
満足感がなくなってしまうのか
バナナと一緒だ
残念ながら何かを手に入れる幸せは
長くは続かない
うーんそれは分かったんですけど
毎日楽しそうに生きている人もいますよ
確かにいるなどうすればそういった人の
ように長い間充実感を持って生きることが
できるんでしょうかそれに対して著者は
最後にこう語りかけている
幸せになろうだなんてことは忘れてただ
自分が異議を感じられることをして誰かと
繋がろう
難しいなどういうこと
簡単に言うと自分が何が得意でそれを
どんな風に他人や自分ののために使えるの
かを理解して行動しなさい」と言っている
んだな
ふーんもし自分が
プログラミングが得意なのであればそれで
他人を喜ばせたり料理が得意なのであれば
料理で他人を喜ばせたりまたは勉強を
教えることが得意なのであれば教えること
で他人を喜ばせることだ
実際にお前の身の回りで毎日
充実感を持って生きている人は
自分が意義を感じられることに没頭して
いる人のはずだあー確かにでもなんでそれ
で大きな充実感が得られるんでしょうなぜ
なら私たちの祖先も
狩りなのか
木の実を集めることなのか
家を作ることなのかは知らんが自分に
できることを精一杯やって誰かと協力して
生き延びてきたからだそして自分が得意な
ことを誰かのために使えばついでに孤独も
解消されるそういったことに充実感が得
られるように私たちは作られているのだ
まとめだが
幸せになりたいと考えるとついついいい車
に乗ることやいい腕時計を買うことといっ
た一瞬だけ幸せになれることばかりに目を
奪われてしまうそうですねしかし本当の
意味で幸せになりたければ
幸せになりたいなんて忘れて自分が異議を
感じられることに没頭して
他人とつながろうとすることだまとめだな
私たちの脳は大昔の頃から変わっていない
脳の目的は
生き延びて遺伝子を残すこと
命を守るために
ネガティブな感情が発生している
不安や恐怖を感じるのは正常なこと
うつ病になるかならないかは
環境によって決まる
鬱にならないように
長期的なストレスを避けること
鬱にならないように
孤独を避けること
鬱にならないように
運動をすること
鬱にならないように
SNSをやりすぎないこと
充実感を得たいのであれば
幸せになろうとなんてことは忘れて
自分が異議を感じられることをして誰かと
繋がろうだな少し長かったがこの本の
ポテンシャルを全て出し切って説明した
つもりだ今回もすごく勉強になりました
それにしても
僕たちの脳は
生き延びて遺伝子を残すためにずっと働い
てなんですねああそうだそう考えると
ちょっと結婚して
子供が欲しくなってきましたよまあそれは
あるかもしれないな
子供がいればある意味
孤独からも解消されるしなですねよし結婚
しよう
健闘を祈るそれでは今日の授業は終わりだ
ありがとうございました
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