教育相談:第6回
Summary
TLDRこのビデオ脚本では、教育相談における基本的な態度と倫理について語られています。非指示的カウンセリングの重要性と、クライエント中心のアプローチが強調されています。共感的理解和、無条件の肯定的配慮、自己一致の3つの態度がカウンセラーに求められると説明されています。また、守秘義務、感動の禁止、不当な報酬要求の禁止など、倫理的原則も紹介されています。最後に、ロジャーズの理論に基づく人格の変容に必要な6つの条件を学ぶことで、教育者と児童生徒の信頼関係を築くことが説かれています。
Takeaways
- 🧐 スクリプトは教育相談に関する内容であり、観察力を身に付ける訓練と倫理について話されています。
- 📚 教育相談では基本的な態度と倫理が重要で、教科書にはないが重要な部分を担っています。
- 🤔 カウンセリングは従来のアドバイスや忠告を主導する方式から、クライエント中心の非指示的カウンセリングへと変わっており、クライエントが主導権を握って進めることが推奨されています。
- 😌 クライエントは自分の問題を理解している場合でも、どうすれば良いのか分からず悩んでいることが多いです。
- 👂 共感的理解は教育相談において非常に重要で、クライエントの感情や思考に焦点を当てることが求められます。
- 🔑 カウンセラーは共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致の3つの態度を持ち、クライエントとの信頼関係を築きます。
- 🤝 クライエントとの間のラポール(信頼関係)を形成することで、クライエントは自分を受け入れ安心して問題を見つめることができます。
- 🤔 カウンセラーは自分自身の感情に防衛的ではなく、オープンであることが求められ、クライエントの話を真摯に聴取することが重要です。
- 🚫 カウンセラーには守秘義務、感動の禁止、不当な報酬を要求しないという倫理が課せられています。
- 🛡️ 自覚を持ってカウンセリングを行うことが必要です。得意な分野と苦手な分野を理解し、常に技術向上に努めることが必要です。
Q & A
前回の課題で何を思い出すようにと指導されていましたか?
-前回の課題では、悲しかったこと、怒りを感じたこと、楽しかったことの3つのうちのどれか1つを思い浮かべて、科学的に判断するように指導されていました。
教育相談において重要な基本的態度と倫理とは何ですか?
-教育相談において重要な基本的態度と倫理は、共感的理解、無条件の肯定的配慮、自己一致の3つです。これらはカウンセラーに求められる態度であり、クライエントとの信頼関係を築くために必要です。
非指示的カウンセリングとはどのようなアプローチですか?
-非指示的カウンセリングは、クライエントが主導権を握って進めていくカウンセリングです。カウンセラーは指示を与えずに、クライエントの感情や問題に対する理解を助けるアプローチです。
カウンセリングにおいてはなぜ共感的理解が重要ですか?
-共感的理解は、クライエントの感情や思考に焦点を当て、その主観的世界を理解することで、より効果的な支援が可能になります。クライエントは自分自身を理解し、受け入れられる場を必要としており、共感的理解はその過程を促進するものです。
カウンセラーとして求められる倫理的原則には何がありますか?
-カウンセラーとして求められる倫理的原則には、守秘義務、感動の禁止、不当な報酬を要求しないこと、カウンセラーとしての自覚があります。これらはクライエントの信頼を得るために重要な原則です。
カウンセリングにおいての守秘義務とはどのようなものですか?
-守秘義務は、カウンセリングを通じて知ったクライエントの秘密やプライバシーを外部に漏らすことはないという原則です。ただし、命に関わる場合などには例外があり、その場合には適切な措置を取る必要があります。
カウンセラーがクライエントに対して行う無条件の肯定的配慮とは何ですか?
-無条件の肯定的配慮とは、クライエントの行動や過去に関わりなく、その存在そのものを肯定的に受け入れる姿勢です。これはクライエントが安心し、自己開放できる環境を作り出すために重要な要素です。
自己一致とはどのような態度ですか?
-自己一致とは、カウンセラーが自分の感情や考えに対して防衛的ではなく、オープンである態度です。自分の感情と表現が一致しており、クライエントとの対話において真実を表している状態です。
クライエントが悩みを抱えている際に求めるカウンセラーの特性は何ですか?
-クライエントが求めるカウンセラーの特性は、信頼できるかどうか、共感的に理解できるかどうか、無条件で肯定的に受け入れられるかどうかです。これらの特性があるカウンセラーはクライエントの悩みに対してより効果的な支援が可能です。
ロジャーズが提唱したカウンセリングにおける6つの条件とは何ですか?
-ロジャーズが提唱したカウンセリングにおける6つの条件は、1) 二人心理的な接触を持っている、2) クライエントが不安定で不安な状態にある、3) セラピストが自己一致している、4) セラピストがクライエントに対して無条件の肯定的配慮を経験している、5) セラピストがクライエントの内部称号を共感的に理解している、6) セラピストの共感的理解和無条件の肯定的配慮がクライエントに伝わっていることです。
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