【AI】津波の浸水を瞬時に予測! 東日本大震災の教訓生かし「南海トラフ地震」での活用に期待『every.特集』

日テレNEWS
12 Mar 202208:10

Summary

TLDRこのスクリプトは、都内のIT企業が開発した最新の津波予測システムについて説明しています。このシステムは、津波がいつどこから襲うかを瞬時に予測する能力を有しており、以前にはこの速度は達成されていませんでした。AIの使用により、以前は数秒で完成するまでかかる作業がわずか数秒で完了することができました。この技術は、大災害が予測される南海トラフや巨大地震の時、神奈川県川崎市などの地域で、予測された津波の浸水エリアをリアルタイムで確認できるようにしました。11年前の東日本大震災から始まり、このシステムは、津波の発生場所を想定し、波の高さや波長によって浸水範囲が変わることを考慮に入れて、Superコンピュータで数万通りのシミュレーションを行い、その結果をAIに学習させています。これにより、津波が襲う前に浸水範囲を予測することが可能となり、避難を促進することができます。

Takeaways

  • 🌊 新開発の津波予測システムは、実際に津波が起きてから瞬時に予測することができます。
  • 🚀 AI技術を用いて、これまでにない短時間での津波予測が可能になりました。
  • 🗺️ システムは南海トラフなど、大きな被害が想定される地域の津波浸水エリアを予測することができます。
  • ⏱️ 東日本大震災から11年が経ち、その教訓を活かした新しい予測システムが開発されました。
  • 🏞️ 津波の浸水範囲は地形、波の高さ、波長によって変わります。
  • 📈 スーパーコンピュータを用いて、数万通りのシミュレーションを行って波形を予測しています。
  • 📊 AIは津波が実際に起きた時、波形をもとに数秒で浸水範囲を高精度で予測します。
  • 🔍 システムは、東日本大震災の時のように想定外の津波に対しても有効です。
  • ⏰ 実際に津波が到達する20分前に浸水範囲の予測が可能です。
  • 📱 開発されたアプリを使用することで、津波がどこまで襲ってくるかをリアルタイムで確認できます。
  • 🔔 津波が起きた時、5分ごとにAIが予測範囲を更新し、安全な避難が促進されます。
  • 🌟 この技術は、将来的には南海トラフ巨大地震などにも適用され、多くの命を救う可能性があります。

Q & A

  • 最新の津波予測システムはどのような特徴を持っていますか?

    -最新の津波予測システムはAIを利用し、津波が実際に起きてから瞬時に予測することができるという特徴を持っています。これまでは時間がかかっていた予測が、今では数秒で行うことが可能です。

  • このシステムが開発されたきっかけは何ですか?

    -開発が始まったきっかけは11年前の東日本大震災です。その時に多くの人が津波に犠牲となり、その多くが想定外の津波による被害でした。

  • 南海トラフ巨大地震が起きた場合、どのような被害が予想されますか?

    -南海トラフ巨大地震が起きた場合、10メートルを超える津波が関東から九州の広い範囲を襲い、死者は23万1000人に上ると予想されています。

  • 津波が町を襲う前に浸水範囲を予測する仕組みはどのようになっていますか?

    -津波の波形をもとに、スーパーコンピュータで数万通りのシミュレーションを行い、その結果をAIに学習させています。実際に津波が起きた時に、AIが波形をもとに数秒で陸に到達するまでの波形と浸水範囲を計算し予測します。

  • このシステムが予測する浸水範囲はどの程度正確ですか?

    -このシステムによる予測は実際の浸水範囲とほぼ正確に一致しています。例えば、仙台平野を襲った津波のシミュレーションでは、海岸に到達した津波が勢いそのままに仙台平野を飲み込むという予測が正確でした。

  • 津波が来る20分前にどこまで津波が到達するか予測できますか?

    -はい、津波が来る20分前にどこまで津波が到達するか予測できます。沖合で津波を観測してからわずか数秒で浸水範囲を予測するため、避難を促すことが可能です。

  • このシステムを搭載したアプリはどのように利用されていますか?

    -アプリの右上のAIボタンを押すと、AIが予測した浸水エリアが瞬時に表示されます。実際に津波が起きたときに5分ごとにAIが予測範囲を更新し、より早く安全な避難が可能になります。

  • 津波ハザードマップはどのような情報を提供していますか?

    -津波ハザードマップは平面の情報しか提供していませんが、このシステムを利用することでリアルタイムでの浸水範囲の予測が可能となり、避難に貴重な情報が得られます。

  • 東日本大震災から11年後の現在、どのような防災の形が模索されていますか?

    -東日本大震災から11年後の現在、その教訓を生かし、AIを活用した津波予測システムを開発し、実際に津波が町を襲う前に浸水範囲を予測する新たな防災の形が模索されています。

  • このシステムが導入された川崎市での実証実験はどのような結果を得ていますか?

    -川崎市での実証実験では、このシステムを開発した企業と市の職員らが協力し、アプリを通じて津波がどこまで襲ってくるか確認しながら避難を行っており、その結果、より早く安全な避難が可能であることが示されています。

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