【なぜ薬物は依存症になるのか】ドーパミンは快楽物質ではない【ゆっくり解説】【雑学】

【ゆっくり解説】9割が知らない雑学
2 Dec 202214:26

Summary

TLDRこの動画では、依存症のメカニズムとドーパミンの本質について解説しています。ドーパミンは快楽だけでなく、未来への期待や可能性に反応する物質であることが示されています。報酬系の発見や、ラットやサルを使った実験から、ドーパミンがどのように人間の行動を促進し、依存症に関与しているかが詳しく説明されています。特に薬物依存が強い理由や、ドーパミンが予測との誤差に反応する仕組みも解説されています。

Takeaways

  • 🧠 依存症は行動に影響を与える過剰な思考に関連しており、行動に移行できない状態を引き起こすことがある。
  • 💡 ドーパミンは快楽だけでなく、期待や可能性に対する反応でもあり、報酬予測誤差に反応する。
  • 🔬 1900年代にロンドンの科学者がドーパミンを発見し、後に報酬系として知られる脳の経路に関連する快楽物質として認識された。
  • 🐀 実験でラットが脳からの電気刺激を通じて報酬系を活性化し、報酬を追求する行動を示した。
  • 🌟 快楽物質としてのドーパミンは、食事や交尾など基本的な生存行動だけでなく、人間が未来に向かって努力する原動力となる。
  • 🤔 人間は罰から動くのか、報酬から動くのかという古典的な問題が、報酬系の発見を通じて解明された。
  • 🍽 食事や性行為などの基本的な欲求を超えた報酬を得る行為も、ドーパミンの活性化を引き起こす。
  • 💊 薬物によるドーパミンの活性化は、自然に存在するものとは異なる過剰な反応を引き起こし、依存症を形成する要因となる。
  • 🧩 快楽物質の摂取は、期待される報酬との差異に基づいてドーパミンの活性化を促進する。
  • 🎯 予想外の小さな快楽が、予想通りの大きな快楽よりも人を喜ばせる理由は、報酬予測誤差によるドーパミンの活性化の違いによる。
  • 🚫 薬物による依存症は、体内に存在する制御回路が不足しているため、自然な欲求とは異なる過剰な欲求を引き起こす。

Q & A

  • 依存症とは何ですか?

    -依存症とは、特定の物質や行動に過度に頼り、それによって日常生活に支障をきたす状態を指します。

  • ドーパミンとはどのような物質ですか?

    -ドーパミンは、脳内で発生し、快楽や報酬感を引き起こす神経伝達物質の1つです。

  • 報酬系とは何を意味していますか?

    -報酬系とは、脳内の特定の神経回路であり、報酬的な刺激に対して反応し、ドーパミンを分泌する系統のことです。

  • ラットの実験で何が発見されましたか?

    -ラットの実験で、報酬系への刺激が非常に強力であり、それによってラットは食物や性的欲求よりも報酬系の刺激を優先する様子が観察されました。

  • ドーパミンが活性化されるとどのような影響がありますか?

    -ドーパミンが活性化されると、快楽感や報酬感を引き起こし、特定の行動や物質への依存を促進する可能性があります。

  • 期待と可能性がドーパミンに与える影響は何ですか?

    -期待や可能性が高まると、報酬予測誤差が大きくなり、その差異の大きさに応じてドーパミンが反応して分泌されます。

  • 快楽物質の摂取が依存症を引き起こす理由は何ですか?

    -快楽物質の摂取は、体内に本来の制御回路がないため、ドーパミンの分泌を過剰に促進し、強い依存症を引き起こすことがあります。

  • 人間はなぜ未来への期待感で努力することができるのですか?

    -人間はドーパミンの働きによって、未来への期待感が生じ、その期待感に応じて努力を続けることができるようになっています。

  • 依存症を克服するために必要なこととは何ですか?

    -依存症を克服するためには、気合だけでなく、適切な治療やサポート、自己認識の向上が重要です。

  • このスクリプトで紹介された実験は、どのような教訓を私たちに与えていますか?

    -このスクリプトで紹介された実験は、ドーパミンが快楽だけでなく、期待や可能性に対する反応でもあり、それによって人間の行動や依存症の形成について深い理解を提供しています。

Outlines

00:00

🧠 ドーパミンと依存症の関係性

この段落では、依存症とドーパミンの関係性が探求されています。テレビで見た依存症っぽい人をきっかけに、依存症の性質と、1900年代にロンドンの科学者が発見したドーパミンという物質について話されています。当初は無視されたドーパミンが、後に報酬系として知られる経路を活性化し、快楽をもたらす行動に抗えなくなる作用を持ち、人間の行動原理に大きな影響を与えることに。

05:03

🔬 ドーパミンの発見と報酬系の理解

1953年にモントリオール大学で行われた実験により、ラットの脳に電極を埋め込み、誤って報酬系に刺激を与えた結果、ラットが自らの快楽を得るために何もかもを犠牲にすることを発見しました。この発見により、ドーパミンが報酬系を活性化し、人間の行動を決定づける要素であることが明らかになりました。また、快楽物質としてのドーパミンが、依存症の原因となり、人間が未来への期待と可能性に反応する仕組みを説明しています。

10:05

💊 薬物依存とドーパミンの期待の誤差

最後の段落では、ドーパミンが期待と可能性に反応するという性質が、薬物依存の理解にどのように関与しているかについて議論されています。人間は、自然の中で得られる報酬に比べ、薬物が提供する予測以上の大きな快楽を得るため、強い依存症を形成する傾向があります。この依存は、人間が進化の中で得たドーパミンの制御回路に欠けるため、より強い快楽を求めるようになるという理論が示されています。また、人間はドーパミンによって未来への期待感で動かされ、依存症を克服するためにも、強いモチベーションを持つ必要があると結び付けています。

Mindmap

Keywords

💡依存症

依存症とは、特定の物質や行動に心理的または身体的な依存を持ち、離れることが困難な状態を指します。このビデオでは、依存症が行動に影響を与えるメカニズムを探求し、特にドーパミンの役割に焦点を当てています。例えば、脚本ではテレビで映った依存症っぽい人の話を通じて、依存症の問題提起しています。

💡ドーパミン

ドーパミンは、脳内で快楽や報酬の感覚を生み出す神経伝達物質です。ビデオでは、ドーパミンが依存症の形成に重要な役割を果たすことを説明しており、ラットの電気刺激実験を通じて報酬系の快楽回路との関係を明かしています。また、ドーパミンが期待や可能性に対する反応であるという新たな見方も紹介されています。

💡快楽物質

快楽物質とは、消費または使用することで幸福感や快楽を引き起こす物質を指します。ビデオでは、ドーパミンが快楽物質の一種として、特定の行動に抗えなくなるほどの影響力を持つと説明されています。特に、ラット実験におけるレバーを押し続ける行為が、快楽物質の影響下にあることを示しています。

💡報酬系

報酬系は、脳内で報酬や快楽に関連する刺激に反応する神経回路のことを指します。ビデオでは、報酬系がドーパミンの分泌を引き起こし、人や動物の行動をコントロールすると説明されています。報酬系の活性化は、依存症の形成につながるとも述べています。

💡期待と可能性

期待と可能性は、未来に対する希望や予感を表す心理的概念です。ビデオでは、ドーパミンが快楽それ自体だけでなく、期待や可能性に対する反応でもあると示されています。この視点から、人間の行動が報酬だけでなく、期待する未来に対する行動にも影響されると説明しています。

💡報酬予測誤差

報酬予測誤差は、期待していた報酬と実際の報酬との差を表す心理学の用語です。ビデオでは、ドーパミンがこの誤差に反応し、予想外の小さな快楽の出来事の方が人をより嬉しがらせると説明しています。ガチャや宝くじのような要素がこの概念を具体的な例として紹介されています。

💡進化

進化とは、生物が自然選択や適者生存の原則に基づいて徐々に変化し適応していくプロセスです。ビデオでは、ドーパミンが進化の過程で形成された制御回路の一部であり、生存行動を促進する役割を持っていると述べています。また、薬物使用における進化的適応の欠如が依存症の原因になるとも触れています。

💡依存症のメカニズム

依存症のメカニズムとは、特定の物質や行動に依存する心理的および生理的なプロセスを指します。ビデオでは、ドーパミンの活性化がこのメカニズムの核心に位置しており、期待と可能性に対する反応が依存症形成に寄与すると説明しています。

💡冷める

冷めるとは、人間の感情や興味が時間と共に衰える现象です。ビデオでは、ドーパミンの放出が減少することで、夢中だった恋や興味が冷める现象が説明されており、これは期待の誤差が小さくなることでドーパミンの影響力が弱まるとされています。

💡作業興奮

作業興奮は、特定の目標に対する努力や活動を通じて得られる報酬への期待感覚を指します。ビデオでは、後者の報酬を得るために行う行為でドーパミンが活性化し、人間の未来への努力を促進すると説明しています。これは、農作物を育てるなどの具体的な行為に例えられています。

Highlights

依存症は行動に影響を与えるが、実行に移すことが難しい「検討依存症」と呼ばれる状態がある。

1900年代にロンドンの科学者がドーパミンという物質を発見し、その後の研究で快楽物質として知られるようになった。

ドーパミンは報酬系と呼ばれる脳内の経路を活性化し、快楽をもたらすことがわかった。

1953年にモントリオール大学で行われた実験で、ラットが脳からの電気刺激を好むことが明らかになり、報酬系の快楽回路が発見された。

ラットの行為実験で、報酬系を活性化する刺激が非常に強力であることが示された。

人間を含む動物の脳は罰でなく報酬を優先する傾向があるという理論が主流となった。

コカイン吸引時にドーパミン報酬系が活性化し、快楽を司ることが確認された。

薬物依存の原因がドーパミンであることが発見され、依存症のメカニズムが解明された。

ラットの食事実験でドーパミンの放出量が時間とともに減少する現象が観察された。

ケ時代学のゴルフラム手術の猿実験で、期待と可能性に対するドーパミンの反応が明らかになった。

ドーパミンは快楽それ自体だけでなく、期待する報酬に対する行動促進にも関与しているという仮説が生まれた。

報酬予測誤差という概念が提案され、ドーパミンは期待する報酬からの誤差の大きさに反応することがわかった。

予想外の小さなハッピーな出来事の方が人間をより嬉しがる原因であることが示された。

ガチャや宝くじのような予測誤差が大きな行為が人を夢中にさせる理由が解明された。

薬物に慣れてくると期待する快楽の誤差が生じなくなり、より強い薬物を求める傾向があることが示された。

期待していた報酬が得られないとドーパミンは急速に活動を停止し、強い喪失感が残ることがわかった。

冷める現象はドーパミンが期待の誤差をまず放出しないことによる現象だと説明される。

ドーパミンは生物の自然な欲求を活性化し、同時にそれらの依存症を防ぐ制御回路も進化させた。

薬物は自然界にない現象であり、ドーパミンの制御回路が人間には備わっていないため依存症が生じやすい。

ドーパミンの本質は快楽ではなく、未来への期待や可能性に反応することが示された。

依存症は単に脳のシステムによるもので、気合だけでは直せないと結論づけられた。

Transcripts

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ゆっくり霊夢です

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ゆっくり魔理沙だぜ

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突然ですが皆様は

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依存症って知っていますか私も最近見た

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テレビでとある依存症っぽい人が映ってい

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たんですよねその依存症になるとどうやら

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考えすぎて一向に実行に移せないっぽい

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ですいわば検討依存症とでも言うの

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でしょうか

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それ国会中継見てただろさて時は1900

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年代のことです

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ロンドンのある科学者が

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ドーパミンという物質を見つけました

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当初このドーパミンは取るに足らない化学

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物質だと思われていましたしかし何回かの

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実験の末

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科学者たちは奇妙なことに気がつきました

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それは適切な条件が揃うと

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被験者はドーパミンを

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活性化して

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快楽をもたらす行動に一切抗えないという

play00:51

事実でした

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ほうそれは恐ろしいその後一部の科学者

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たちはこの物質に

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快楽物質の別名を与え一連のドーパミン

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生産細胞が脳内で辿る経路を報酬系と

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名付けましたそのままネーミングだな

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予想外のことが起きたのはその後でした

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一部の科学者が一連の実験を再現しようと

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した際ある事実が明らかになりましたそれ

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が快楽物質ドーパミンの終わりの始まり

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研究者たちが発見したのは

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ドンパミンの本質は快楽ではないという

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事実でした

play01:26

ドーパミンはそれよりもはるかに影響の

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大きい感情を生み出しているのです

play01:30

play01:31

ドーパミンの本質って快楽じゃないのかと

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いうわけで今回は

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ドーパミンの正体と題しまして

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依存症のメカニズムを解説します

play01:41

魔理沙がいや解説するのは確かい

play01:48

[音楽]

play02:02

では解説していこうお願いします

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古来から人が考え続けてきた古典的な問題

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があるそれは人は罰で動くのか

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報酬で動くのかというもの人は罰を恐れて

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動くのか

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報酬のために動くのかってこといわゆる

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雨とムチのどちらが強いのかという問題ね

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この哲学的な問題は1900年代に

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いろんなことから解決される

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1953年

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モントリオールでの出来事だ

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紛れ大学のオールズと見るなーという当時

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博士課程の研究員がとある実験を開始

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しようとしていたその実験とは

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ラットに麻酔をかけ脳に直接電極を

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差し込み電気刺激を与え

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反応を見るというもの

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直接脳に電極さすって普通にやばいわよね

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この時

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彼らは誤って電極を想定とは別の場所に

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挿してしまったその後にラットは大きな

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四角い箱に入れられた

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箱の中にはレバーが設されておりこの

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レバーを押すことでラットは直接脳に電気

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刺激を与えられるするとどうなったの

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結果は衝撃的なものだった

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ラットは実に1時間に7000回もの

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ペースでレバーを押し続けた

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オールズとミルナーが誤って電極を指した

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能の場所は中濃皮質変円形回路

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後に報酬系と名がつく回路だったこれが

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報酬系の快楽回路の発見の経緯だそして

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この報酬系を活性化すると得られるのが

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ドーパミンだこれ以後トルに足らないと

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思われていた化学物質ドーパミンは一躍

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有名になる

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へー報酬系って

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実は全くの偶然で見つかったのねああ

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もともと彼らは

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好奇心を司る回路を見つけたかったらしい

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しかし見つかったのはそんなちゃちな

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レベルではない脳神経だった

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次に彼らはこの報酬系への刺激がどれ

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くらい強いのかを実験したその結果

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ラットは空腹時に近くに餌がある場合でも

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発情機のメスがいる場合でもそれらに一切

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目もくれずレバーを押し続けたまた子供を

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産んだばかりのメスでも自分の赤ん坊を

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無視しレバーを押し続けたし

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レバーへ近づくために

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足に電気ショックのバチを与えても一新

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フランにレバーを押し続けたこのラット

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たちは放っておくと合資してしまう

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食べ物よりもレバーを押すことを優先して

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しまうからだ

play04:24

餓死するまで押し続けるやばいわね

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ドーパミン

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食欲とか性欲とかの生物の根源的な欲求に

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もかつぐらい強いなんてこの実験から人間

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を含めた動物の脳は罰でなく報酬を優先

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するという考え方が主流になった人間の

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行動を決めるものは

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罰でなく快楽に後押しされることが明らか

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になった

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電気ショックや菓子などのバツよりも

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報酬の方が圧倒的に強いその後の実験で

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食事や交尾などの際にもドーパミンが脳

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から分泌されることが分かったここから

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人間の行動原理が明らかになった人間は

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餓死するという罰を恐れて食事をするので

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はなく

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ドーパミンが手に入るから食事をするのだ

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と証明された

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へーだからしばしば空腹と食欲が一致し

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ないわけねお腹が空いていなくても

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美味しそうな香りを嗅ぐと食べたくなるし

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脳が行う人間の育て方は雨でなく無知だっ

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た人間は皆脳に褒めて育つタイプだったと

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分かったのねその後コカイン吸引時にも

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ドーパミン報酬系が活性化することが

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確認され

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改めてドーパミンは人の快楽を司ることが

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明確になったまた

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薬物の依存の原因がドーパミンであること

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がこの時に発見されたそれにしてもなぜ

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こんなにドーパミンて強いのかしら

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進化の過程で

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ドーパミンにもちょっと人間が抗えるよう

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になっても良かったのでは

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依存症とかも怖いし最もな疑問だなまさか

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薬物でハイになるために進化したわけが

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ないからなその理由を探るために科学者が

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言ったもう一つの実験を紹介しようもう一

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つの実験あーというのもドーパミンや報酬

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系が発見されてから

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学者たちの関心はもっぱら何がトリガーと

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なってドーパミンが放出されるのかだった

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えさっき魔理沙が自分で言っていたじゃ

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ない

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快楽を感じた時でしょ

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実は一概にそうとも言えない研究結果が

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報告され出したんだそれは

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ラットの食事とドーパミンとの関係を

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調べる実験の最中だった

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ラットが餌を食べる時にドーパミンが放出

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されはするものの日にちが経つにつれその

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ドーパミンの放出量が減っていたんだ

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ラットが餌に飽きてしまったとかしかし

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実験中のラットの様子は餌に飽きたように

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は思えなかった

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毎日変わらない熱心さで餌を貪っている

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ように見えたにも関わらずドーパミンの量

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だけが減り次第にドーパミンは活性化し

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なくなったそれは不思議ね一体なぜなの

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かしらその答えはケ時代学のゴルフラム

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手術の猿を使った実験によって明らかに

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なったどういう実験なのこの実験でまず

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手術は猿の脳の報酬系に電極を埋め込み

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ドーパミンの放出のタイミングを図れる

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ようにした

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次にAとBの箱を用意しそれぞれの箱の上

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に電球を取り付けた

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手術はABどちらかの箱にランダムな

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タイミングで餌を入れ

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餌を入れると箱の上の電球が点灯する

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仕組みの装置を作った

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猿は箱を開けて餌を食べることができるで

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はここで霊夢に問題だこの猿のドーパミン

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放出のタイミングはいつだったと思う

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そりゃあ箱を開けて餌を食べている時

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でしょうそれか

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箱を開けて餌を見つけた時とか

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霊夢の予想通り

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当初サルは電球のルールを知らないため

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ランダムに箱を開け

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餌を見つけて食べた時にドーパミンは放出

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されたしかししばらくすると猿は電球の

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ルールを理解し次第に電球が点灯した箱を

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開けるようになった

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猿は賢いわねえさすが人間の進化前だけ

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あるわなんなら人間でも大学生あたりで猿

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に退化する人もいるみたいだし

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研究者たちの想定外の出来事が起きたのは

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猿がこの電球のルールを理解した時だった

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この時

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ドーパミンの放出のタイミングが

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餌を見つけたしから

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電球が点灯した時に変わったんだ

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猿が電球が点灯した箱の中に餌があること

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を理解した時に

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ドーパミンのタイミングが変わった

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電球が点灯しただけで

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ドーパミンが放出されるようになったのね

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実際に食べた時からもうすぐ食べれるで

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あろうときにドーパミンのタイミングが

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変わったということそうだそしてここから

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ドーパミンは

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快楽に反応するのではなく

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正確には

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可能性と期待に対する反応であるという

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仮説が生まれた

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ドーパミンは快楽それ自体だけでなく

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快楽を得るための行動をもう促しているの

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ではないかと考えられるようになった

play09:01

可能性と期待どういうこと

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要はドーパミンの本質は

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未来への期待なんだこのような期待から

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くるサプライズを

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報酬予測誤差という

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ドーパミンは

play09:13

報酬自体の大きさでなく期待する報酬から

play09:17

の誤差の大きさに反応する

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予想通りの大きなハッピーな出来事よりも

play09:22

予想外の小さなハッピーな出来事の方が

play09:25

人間は嬉しがるということね

play09:27

確かに

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9時で偶然あたりを引いた字や授業の突然

play09:31

の急行とかはかなり嬉しいものね

play09:34

ドーパミンはこの

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誤差に最も反応するだから百発百中で

play09:39

当たるよりも100発1中のガチャの方が

play09:41

人を夢中にさせる

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ドーパミンを刺激し予測との誤差を表示さ

play09:46

せるからな

play09:47

当たらないと思っていてガチャに当たる方

play09:49

が脳的には嬉しいのねより強い薬物を

play09:53

求めるのだって

play09:54

ドーパミンが予測報酬の

play09:56

誤差を求めているからだ

play09:58

薬物に慣れてくると

play10:00

期待する快楽のを差が生じなくなるから

play10:02

より大きな誤差を求めて

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強い薬物を求めてしまうと

play10:07

逆に期待していた報酬が得られないと

play10:10

ドーパミンは急速に活動を停止し強い喪失

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感が残る明日休みだったはずなのに

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いきなり出勤しろと言われた時の絶望感の

play10:19

正体はマイナスの誤差だったのねさてこの

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ドーパミンの正体が

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未来への期待であるという考え方は人間の

play10:27

ある2つの性質をうまく説明できる一つは

play10:31

冷めるという現象これはどれだけ夢中に

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なったものでも

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慣れが

play10:36

予想外の出来事という未来への期待の誤差

play10:39

をまず

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ドーパミンが放出されないことによる現象

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だと説明できるどれだけ夢中な恋だって

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いずれ覚めてしまうものねぇ

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活動休止したカップルYouTuberの

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どれだけ多いことかもう一つは異常なまで

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のドーパミンの影響力の強さそもそも人間

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の快楽は2種類に分類できる

play10:59

生物的な快楽と最終的な快楽だ

play11:02

前者は食事や交尾後者は農作物を育てたり

play11:06

受験勉強などでいられる報酬などだこの時

play11:10

後者の報酬を得るための過程の行為にも

play11:13

ドーパミンは活性化する

play11:14

作業興奮と言われる現象だなぜなら

play11:18

後者の快楽に対し多くドーパミンを活性化

play11:20

させる方が生存に有利だからだじゃないと

play11:24

半年後の米の収穫のために今努力して米を

play11:27

育てるなんてマネができなくなってしまう

play11:30

報酬を得た時でなく

play11:31

報酬を得ようとする際にもドーパミンを

play11:33

出してやることで人間を未来に向かって

play11:36

努力させているなるほどね人間が未来を

play11:40

見越して努力するためにドーパミンはここ

play11:42

まで強いのね

play11:43

快楽時ではなく

play11:45

未来へ期待した時にもドーパミンが分泌さ

play11:47

れるおかげで私たちは目の前の欲望に負け

play11:51

ず未来への期待感で努力できるわけね

play11:53

ドーパミンは

play11:54

生物を未来に向かって動かすためのただ一

play11:57

つのメインエンジンなんだでも

play12:00

ドーパミンて食事た時にも活性化するのよ

play12:02

play12:03

薬物にあれだけ依存症が多いのなら食事

play12:06

依存症過食症にならないのはなぜなの

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つまりなぜ薬物だけが依存症になりやすい

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のかということか

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結論から言うと

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薬物によるドーパミン活性という行為が

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自然界にない現象だからだまあ確かに薬物

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を決めているのは人間しかいないけどそれ

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が関係あるの

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先ほども言ったように

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ドーパミンは生物に生存行動を取らせる

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ために進化してきただから食事や交尾など

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の生存や種の繁栄行動の際に活性化するし

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長期的に大きな生存に有利になる報酬を得

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られるようその過程の努力時にも活性化さ

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せる世話やきっぷりだ

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ふんふんと同時にそれらの依存症になら

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ないようにそれらのドーパミンを抑制する

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回路も同時に進化した

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例えば食事であれば

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食事後には満腹中枢がオンになり

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食事をやめるつまりこれら生物の自然な

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欲求は

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ドーパの制御回路が生物内にあるわけだ

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確かに

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抑制回路がないと一生食べ続けてを腹爆発

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して死んでしまいものねしかし人間が地球

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生物詩的に見れば

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ごくごく最近使い出しだした

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薬物系のドーパミンの制御回路が人間に

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備わっているはずがないとなれば

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薬物接種時に脳が返す答えは一つしかない

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もっと強くもっと多くだ

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というわけで解説はここまでだまとめると

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ドーパミンの本質は快楽でなく

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期待や可能性また

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薬物などは体内に本来あるはずの制御回路

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がないことが強い依存症を生んでいる

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依存症に人の石などは関係ない

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単に脳がそういうシステムになっている

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だけだ

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気合で依存症は直せない小説か

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ウィリアムSバローズは言いました

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逆方向への強いモチベーションがないから

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麻薬中毒者になるのだ

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デフォルトでは

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薬の価値だ

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動物は皆

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ドーパミンの奴隷なんだ人間の行動原理は

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無知でなく雨

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ドーパミンは常に期待との誤差を求め続け

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て反応しますだから予測より大きな誤差を

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生じさせるためにより強い快楽を探し

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続けるのです

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ドーパミンのモットーはもっとだったと

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いうことで今回のお話はおしまいです

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ご視聴ありがとうございました高評価も

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よろしく

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脳科学依存症ドーパミン快楽回路期待感報酬予測薬物依存行動原理進化論心理学科学実験
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