医院の賃金アップをベースアップ評価料のエクセルでざっくり計算しよう

Wevery!チャンネル 河村伸哉
25 Feb 202410:21

Summary

TLDRこの動画のスクリプトは、2024年の診療報酬改定で導入されるベースアップ評価量について解説しています。看護師などの給与引き上げのための特別な評価点数で、具体的な計算方法と点数の取り方を厚生労働省が提供するExcelツールを使って説明しています。医療機関がこの点数を算定することで職員の給与引き上げ原資を確保できることを、数値例を交えて分かりやすく示しています。

Takeaways

  • 😊 2024年の診療報酬改定で決まった賃金アップのための加算点数
  • 👍 看護師や薬剤師などに2.5%と2.0%のベアアップ
  • 💡 外来在宅ベースアップ評価量という点数が新設
  • 📈 厚生労働省が計算できるExcelを用意
  • 📊 Excelに1ヶ月分の給与総額を入力するだけで簡単に試算できる
  • 🔢 初診回数と再診回数も入力する
  • 🤔 事務作業だけの職員は対象外だが、含みを持たせている
  • 📉 点数を取るには施設基準がある
  • 💰 1月あたりの収入増を試算できる
  • 🙇‍♂️ 情報提供できるように努力したい

Q & A

  • ベースアップ評価量とは何ですか?

    -2024年の診療報酬改定で決まった、賃金アップのための特別な点数です。

  • ベースアップ評価量の算定対象となる職員は?

    -看護師や薬剤師、医療クラークなどの医療に従事する職員です。事務のみの職員は対象外です。

  • ベースアップ評価量の点数によって収入がどれくらい増えるか計算できますか?

    -はい。厚生労働省が提供しているExcelの計算ツールを使用することで、およその収入増を算出することができます。

  • 計算ツールで入力する「対象職員の給料」とは?

    -ベースアップの対象となる職員の1ヶ月あたりの給与総額の平均値です。全職員の1年間分を入力するのは大変なので、1ヶ月分を入力します。

  • 計算ツールでは初診と再診の回数も入力する必要がありますか?

    -はい。過去3ヶ月間の初診と再診の回数を入力します。これによって算定できる点数が決まります。

  • 無床診療所では評価量1と2の両方を算定できますか?

    -診療報酬点数によって決まりますが、回数を調整することで両方算定できるケースもあります。

  • 事務職員もベースアップの対象になりますか?

    -基本的には対象外ですが、「その他医療に従事する職員」に含まれる可能性があるので、解釈によるところが大きいです。

  • 計算ツールで入力する回数は実際の数値が必要ですか?

    -いいえ、およその数値で構いません。シミュレーションを行うことが目的なので、現実的な数値を入力することをおすすめします。

  • 6月からの算定点数を把握するには?

    -計算ツールで入力する回数などを調整し、試行錯誤しながらざっくりと把握できます。正確に知りたい場合は1年間分のデータが必要です。

  • 解釈指針等の追加情報はどこで入手できますか?

    -診療報酬改定の内容がより明確になるにつれて、このYouTubeチャンネルでできるだけ早く情報を提供していく予定です。

Outlines

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😊ベースアップ評価量の計算方法

<paragraph1>では、2024年度の診療報酬改定で導入されたベースアップ評価量について、看護師などの医療従事者の賃金引き上げを目的とした新增の評価点数であること、具体的なベアップの割合や評価額の説明がされています。さらに、評価量の算定条件としての施設基準も示されています。

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😊Excelツールを使った試算

<paragraph2>では、厚生労働省が提供しているExcelの支援ツールを使用して、ベースアップ評価量の試算を行っています。看護師2人のケースと事務職員を含む4人のケースの2通りで計算しており、評価量や収入増を確認しています。

10:04

😊次回のお知らせ

<paragraph3>には次回の動画についての断りの一文のみが記載されており、内容はありません。

Mindmap

Keywords

💡診療報酬改定

2024年度の診療報酬改定で、医療従事者の賃金引き上げのために新設された temporaryな評価点数。ベースアップ評価点数と呼ばれる。

💡ベースアップ

医療従事者の賃金引き上げ。今回の改定では令和6年度が2.5%、令和7年度が2.0%のベースアップが決まった。

💡評価点数

診療報酬制度で医療行為1つにつき算定できる点数。今回、ベースアップのための特例評価点数が新設された。

💡対象職員

主として医療に従事する職員で、事務作業のみを行う職員は含まれない。医療クラーク等も対象となる。

💡初診

新たに医療機関を受診する患者数。この数に応じて評価点数の算定回数が決まる。

💡再診

過去に受診歴がある患者の受診回数。この数に応じて評価点数の算定回数が決まる。

💡算定回数

1か月あたりに算定できる評価点数の回数。初再診の患者数によって決まる。

💡算定付加

複数の評価点数を算定できる場合の付加的な評価点数。ここでは外来・在宅ベースアップ評価量1と2が該当。

💡評価量

1回あたりの評価点数。外来・在宅ベースアップ評価量1は6点、2は2点。

💡原資

ベースアップ評価点数によって1か月当たりに得られる収入のこと。給与総額に算定点数を掛けることで求められる。

Highlights

2024年の診療報酬改定で決まったベースアップのためのま点数について解説

看護職員などに対して、令和6年度に月額2.5%、令和7年度に月額2.0%のベアアップが決定

ベースアップ評価量の点数により、月額9万円、翌年7万2千円のアップが見込まれる

外来在宅ベースアップ評価量という新設された点数でベースアップ原資を確保

点数の算定条件として、医療に従事する職員が要件だが、事務作業補助者も含まれる

厚労省がExcelベースの計算支援ツールを提供しており、概算を算出できる

対象職員の平均月額給与と初再診の回数を入力することで、得られる点数と追加収入が計算される

条件によっては、評価量1ではなく2が適用され、より多くの点数が得られるケースもある

実際の職員構成と診療実績に基づいて試算することで、概ねの影響を把握できる

ジムスタッフを含めることで対象職員が増え、算定可能な点数と追加収入も増加する

ギギ解釈などにより今後も計算方法がより明確になる見込みだが、現時点での概算の参考になる

6月からの算定点数や、2年間での総収入増を概ね把握できるツールとして有効

今後も詳細情報をできるだけ早くチャンネルで提供していく方針

算定できる点数により収入増が見込めるため、チャンネル登録を推奨

Transcripts

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医療機関のお役立ち情報をお伝えするウリ

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チャンネルようこそこんにちは川村新也

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です今日はですねベースアップ評価量を

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まずはざっくり計算してみようという動画

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になりますこのベースアップ評価量どんな

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ものかと言いますと2024年の診療報酬

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改定で決まりましたま賃金アップのための

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ま点数ということになるんですけれども

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こちら見ていただいてるのがですねえ昨年

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12月に出た改定率の資料になあるんです

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けれどもこの中でここですねうち看護職員

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病院薬剤士その他医療関係職種について令

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和6年度にベア2.5令和7年度にベア

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2.0を実施していくための特例的な対応

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ということが書いてありますこれについて

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はプラスで0.6150m

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にですよ令和6年度に2.5月30万給料

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もらってる人であれば毎月ですね

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7500円アップ年額にして9万円ほど

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アップで翌年にですね2.0ということは

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ま翌年になんですけど月30万の人は

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6000円アップ年間7万2アップという

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ところがま決まったということなんですね

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でこれをどのようにするかということで

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先日ですね投信があったわけなんです

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けれどもそこでですねまちに向けた評価の

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新設ということで点数がつきましたそれが

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ですねこの外来在宅ベースアップ評価量

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この他にもベースアップの原始になる点数

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はあるんですけれども今日はま代表的な

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こちらでご案内をしようと思うんです

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けれどもえこちらですね初心の方には6点

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最新の方には2点あとは訪問診療の時など

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にこう点数がこうついている形になります

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こちらなんですけれども1位だけじゃなく

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て2っていうのもありまして1にプラスし

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てそれでも足りない時は2も算定できます

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よっていうのがあってその算定する場合は

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この計算式を元にですねさらにこの次に表

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があるんですけれどもそれでどれが取れる

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かが分かりますみたいなえ形になってです

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ねま実際何点打ち取れるのかっていうのが

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ちょっと分かりにくいというえことなん

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ですねただこれま分かりにくいのは承知の

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上で厚労省がですねこれの計算ができる

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Excelを用意してくれています

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Googleでですね例えばベースアップ

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評価量計算支援ツールとかで検索すると

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厚労省の出してるExcelのところに

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たどり着きますここからExelが

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ダウンロードできますでそのExcelが

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今ご覧いただいているものなんですけれど

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もここにですねま計算式などをこう入れて

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いくような形で計算ができますでちょっと

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今日はですねまざっくりどれくらいって

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いうのを知るのにも使えますのでその

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ざっくり知るやり方でちょっとやって

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みようかなと思いますでステップ1位の

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ところで対象職員の給料を入れましょうと

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いうシートが出てきていますでここに

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2023年の3月から2024年の2月

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までの給料をこうドンとこう入れるような

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形にはなっているんですがこれ全部入れる

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と調べるのが結構大変なのでこれ実はです

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ね1月のところに111001万10万の

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ような形で入れていくとまこの1月あたり

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給与総額のまこれ平均値がこの緑色のとこ

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に出るんですけれどもえここに入りますの

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でまずはこう1ヶ月分だけざっくりこう

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入れていくというところでいいと思います

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でこの対象職員っていうのがどういう人か

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と言うとですねこの点数を取るためのま

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施設基準というのがあるんですけれども

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ここに記載がありまして主として医療に

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充実する職員意思仕返しを除くが勤務して

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いることでこの対象職員は別表1に示す

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職員でありもっぱら事務作業を行うものは

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含まれない要するにここだけを見ると事務

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だけの人は対象になってないということな

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んですがこの別表1っていうのを見ると

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ですねこれが別表1なんですけれどもま

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薬剤士保健士助産師看護師ま色々ですね

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理学療法士とかですね歯科衛生士とか栄養

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師とか社会福祉士とかたくさんいる中でま

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ここに石事務作業補助者というところで出

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ていますので医療クラークのような方は

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この対象になるということですねさらに1

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個だけですね次のページに身その他医療に

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従事する職員って書いてあってここに

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ちょっと含みを持たせてますなので最終的

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にジムの人が入るのか入らないのかって

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いうところはですねちょっと義解釈的な

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ところに任されるんじゃないかなという

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感じはいたしますので今日はちょっと

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二通りやっていこうと思いますまずジム

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さんを除いて看護師さんが2人いてその方

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の給料がま40万ずつだった場合ですね

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そうするとま月の急予想額っていうのが

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80万なのでま80万と入れますで1月

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あたりの急予想額80万ということなので

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まこれを元に次のステップに行きます次の

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ステップは何かと言いますと初心何回算定

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したか最新何回算定したかというところを

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ま3ヶ月間分入れるんですけれどもこれも

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1ヶ月だけまざっくり入れればいいと思い

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ますうち初心月50人来るな最新の方

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600人ぐらい来るな回と言った方が

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600回と言った方がいいかもしれません

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がというところを入れますそれで次の

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ステップに行きますで無償診療所なので

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無償診療所にチェックを入れるとこれ算定

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付加っていうのが出てきてますこれは何か

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というと先ほど言った外来在宅ベース

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アップ評価量1とそれに満たない場合は2

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を算定することができるで2が算定できる

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のかどうかというと算定負荷ですよという

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ところにえなってえいますのでこの場合は

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1しか取れないというえところですねじゃ

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どうやったら2取れるのって言うとここら

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辺を少なくすると2取れるんですけれども

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初心が20人ま20回来てえ最新が例えば

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400回算定したとなると算定可能とえ

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なるわけです看護師2人でえ初心20人

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最新400人の医療機関があればえ2がえ

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算定可能になってえ2の分は評価量1と

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いう2の中でも1番安いものがえつけ

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られるというえ形の計算が出てきますで

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その結果ま最終ステップに行くとどれ

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くらい上げられますよみたいなのが出てき

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てですねベースアップ評価量による1月

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あたりの収入はえこの場合1万

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4800にえなりますのでえこれを原始に

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えあげてくださいねということなんです

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けれどもここま80万とえしています

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80万ま1人あたり毎月40万のえ方です

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けれどもこれ40万の方を2人ベース

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アップさせようと思うとですね月2万必要

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になります2.5上げようと思うと月2万

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必要になりますのでこれちょっと足らんよ

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ねみたいなところもあるんですけれどもま

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それは私がこの点数を決

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ことではないのでちょっとさておきですね

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まこんな風に計算しますということなん

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ですねちょっと最初に戻ってですねこれが

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ジムの人も先ほどの別表の中の身で算定

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できそうだとなった場合ですねえジムの方

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4人30万の方が4人いますとなるとこれ

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が全部で200万になります200万の

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場合えどうなるかこの初心20回最新

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400回っていうのそのままにしますと

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ベースアップ評価は3になりまして初心が

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ですね外来在宅ベース発表から2も取れ

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まして24点がえ算定できるというえ形に

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なりますその結果ですね原子がま

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2万6000円この点数を取ったことに

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よってま増えますよということがこの計算

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式で出てくるような形になりますただま

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実際常勤の方4人看護師2人で初心20回

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最新400回ってことはなさそうなのでま

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例えばですよ現実的なところで言うと新

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60最新700まちょっとこれくらいにし

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てみましょうそうするとベースアップ評価

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量ま1番低いところがえ取れますねという

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ところでその原子は2万9000円です

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ねっていうのが出てきますまここら辺は

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ちょっとポチポチですね変えながらこう

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やっていくといいのかなという風に思い

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ますちょっと看護師1人減ったから11

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10000000万10万100万

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160万にしますねそうするとどうかなお

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これも算定可能だとかですねまそんな形で

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でこのツールをこう見ていく形になります

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はいいかがだったでしょうかま本来は1

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年間分を入れたりですね3ヶ月分のですね

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ま初心最新の方の回数をこう入れたりする

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必要がありますのでもうちょっと正置に

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やらなきゃいけないんですけれどもま令和

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6年度に2.5上げよう令和7年度に

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2.0上げようその原子がどれくらい

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果たしてあるのかなっていうのをざっくり

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計算あとは6月から初心の点数がうちは何

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点で算定できるのかなというところををま

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ざっくり把握するためのツールとしては

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非常にえ有効かなと思いますので是非えご

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活用いただければという風に思いますえ

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これからですねギギ解釈等も出まして診療

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報酬改定はま解像度がよりクリアにこう

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なってくるわけなんですけれどもま

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なかなかこれどうやってやるのとかですね

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これ算定できるのできないのみたいな

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ところで私たちからまご提供できる情報が

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あればですねできるだけ早くですねえこの

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チャンネルを使ってご提供したいなと思い

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ますので引き続きですね情報ウチしたいな

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と思われた方はですねチャンネル登録とし

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ていただいて応援していただけると幸い

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ですそれではまた

play10:20

次回

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