教育相談:第10回
Summary
TLDRこのビデオスクリプトでは、発達障害に関する基礎知識を提供し、教育的なアプローチを促進しています。自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの代表的な発達障害を解説し、それぞれの特徴や対応方法を説明しています。また、保護者や教員が障害を持つ子供を効果的に支援するために必要な姿勢や方法も紹介しています。
Takeaways
- 📚 発達障害に関する基礎知識を教員が理解することは、児童生徒と適切に関わる上で非常に重要である。
- 🔍 児童生徒の現在と未来の発達段階を理解し、それに基づいて教育的なアプローチを行う必要がある。
- 🧠 発達障害は脳機能の障害によるもので、社会適応が困難な状態を指し、個人差があり、発達の遅れや偏りが特徴である。
- 🌟 自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などが代表的な発達障害である。
- 👶 子供の時期は発達的変化が急激な期間であり、大人とは異なる配慮が必要である。
- 🤔 発達障害を持つ児童生徒の教育には、経験だけでなく、科学的知識と正しい視点が重要である。
- 💡 自閉症スペクトラム症は、一連の連続体として捉えられ、症状の軽度から重度まで多様性がある。
- 👫 ASDでは対人コミュニケーションと対人的相互反応の問題、また、行動関心活動における限定的で反復的な様式が特徴である。
- 🔄 SST(ソーシャルスキルトレーニング)は、ASDの子どもたちが社会性スキルを獲得するための有効な方法である。
- 🏫 発達障害を持つ児童生徒の対応は、学校全体で共有して役割分担をし、共通の見解を持つことが求められる。
- 👨👩👧👦 保護者への対応として、障害を認めさせる姿勢と、子供が現在困っていることに対する協力的な対応が重要である。
Q & A
発達障害とはどのような状態ですか?
-発達障害とは、脳機能の障害から発達の遅れや偏りが生じ、社会適応が困難な状態を指します。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の代表的な症状は何ですか?
-ASDの代表的な症状は、対人コミュニケーションの障害、対人的相互反応の問題、行動関心活動における限定的で反復的な様式などです。
学習障害(LD)とは何ですか?
-学習障害は、特定の能力が知的能力から予測されるよりも著しく低い状態であり、中数神経系の障害によって引き起こされることが考えられます。
注意欠陥多動性障害(ADHD)の主要な症状は何ですか?
-ADHDの主要な症状は、不注意、多動性、衝動性です。これらの症状が年齢に見合った平均よりも著しく頻発することがあります。
発達障害を持つ子どもたちが教育上どのような配慮が必要ですか?
-発達障害を持つ子どもたちは、発達段階に応じた適切な教育方法、自己肯定感の向上、適切なサポートが教育上必要です。
発達障害の子どもたちが抱える可能性がある二次的障害とは何ですか?
-二次的障害とは、周囲からの理解不足によって自己評価の低下、ストレス反応、対人関係の問題、集団への適応困難などが挙げられます。
保護者が発達障害を持つ子どもたちに対して行うべき対応はどのようなものでしょうか?
-保護者は子どもの現状を認め、困っていることや対応方法について協力的な姿勢を持ち、専門家の意見を参考にすることが大切です。
教員が発達障害を持つ子どもたちと関わる際の重要なポイントは何ですか?
-教員は、子どもたちの個々の能力や特性を理解し、適切なサポートや環境の調整を行い、学校全体で役割分担を行いることが重要です。
発達障害を持つ子どもたちが教育的関わりにおいてどのようなサポートを受けるべきですか?
-彼らは、個々の能力に合わせた学習方法、適切なフィードバック、自己肯定感の向上のための褒美など、多面的サポートを受けるべきです。
発達障害を持つ子どもたちの保護者や教員が直面するストレスを軽減するために、どのような措置が講じられますか?
-学校側は、役割分担や共通見解の形成、支援員の導入など、発達障害者への対応を組織的に取り組むことが求められます。
Outlines
📚 基礎知識としての発達障害について
この段落では、発達障害と教育的な取り組みに関する講演の序説がされています。講演者は、発達障害を対象に教育的な働きかけや研究を行い、その経験をもとに話を進めます。また、教育者にとって児童や生徒の理解を深めるためには、発達段階やその特徴を把握することが重要であると強調しています。
🧒 子どもの発達段階と教育への応用
ここでは、子どもの発達段階を理解し、それに応じた教育方法を決定することが求められる理由について説明されています。発達障害がある子どもたちが通常のクラスで困難を示すことがあることも触れられ、発達障害の理解が教育相談にどのように必要であるかが議論されています。
🧠 発達障害の定義と種類
発達障害が脳機能の障害による発達の遅れや偏り、そして社会適応の困難を引き起こす状態であることを説明しています。発達障害は個人差があり、自閉症スペクトラム障害(ASD)、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などがあります。これらの障害の理解が、教育者や保護者にとって重要であることが強調されています。
🌟 自閉症スペクトラム障害の特徴
自閉症スペクトラム障害(ASD)の定義と特徴について詳しく説明されています。ASDは、人とのコミュニケーションや相互作用の問題、限定的な興味や反復行為、心の理論の遅れを特徴としています。これらの特徴が、子どもたちの発達や教育にどのように影響を与えるかが議論されています。
🔄 ASDの対応方法と教育的取り組み
ASDを持つ子どもたちへの対応方法が提案されています。変化に対する不安や固定行為の背景にある予測の難しさについて触れ、変化が生じる前に事前に伝えることや、行動表を使用することで効果的なサポートが可能であることが示されています。
📚 学習障害とADHDの理解
学習障害(LD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)の概念が紹介されており、これらの障害が特定の能力低下や注意や行動の問題を引き起こすことが説明されています。LDの種類やADHDの特徴、そしてこれらの障害を持つ子どもたちへの適切な教育的アプローチの重要性が強調されています。
🏫 教育環境の調整と支援
ADHDの子どもたちに対する教育環境の調整方法が議論されています。視線を引き付ける物や睡眠の不足、教員の指示の具体性など、さまざまな要素が注意の集中を妨げる可能性があると指摘されています。また、褒めることの重要性と、二次的障害の予防についても触れられています。
👨👩👧👦 保護者への対応と支援
発達障害を持つ子どもたちの保護者への対応について語られており、保護者が子供の状況に違和感に気づくことから、その後の悩むことまでがあります。教育者や学校が、障害を理解し、適切な支援を提供することで、保護者や子どもたちへの支援が行えることが強調されています。
📝 授業のまとめと発達障害児への理解の深め方
最後に、授業の内容をまとめる方法や発達障害を持つ児童生徒への理解を深めるための課題が提示されています。発達障害についての知識を活用し、具体的な状況での対応方法を考えるよう促されています。
Mindmap
Keywords
💡発達障害
💡自閉症スペクトラム障害(ASD)
💡学習障害(LD)
💡注意欠陥多動性障害(ADHD)
💡発達段階
💡反抗期
💡自我
💡社会スキルトレーニング(SST)
💡二次的障害
💡保護者
Highlights
発達障害に関する基礎知識の重要性と、教育的アプローチの必要性が強調されている。
発達段階の理解と、それに基づく教育方法の選択が重要であることが示されている。
発達障害の種類と、それらが社会適応に与える影響について説明されている。
自閉症スペクトラム障害(ASD)の特徴と、その診断基準について紹介されている。
学習障害(LD)の種類と、その影響について解説されている。
注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴と、その対処方法について説明されている。
発達障害を持つ児童の教育において、科学的な視点の重要性が強調されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的アプローチの具体例が提供されている。
発達障害を持つ児童の保護者への対応と、その支援の方法について議論されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的関わり方における、学校全体の役割分担の重要性が示されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的アプローチにおける、個々の障害の理解とそれに応じた対応の重要性が強調されている。
発達障害の種類と、その特徴についての詳細な解説が提供されている。
発達障害に対する教育的アプローチにおける、環境の調整とその効果について説明されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的アプローチにおける、教員の視点とその重要性について強調されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的アプローチにおける、保護者と教員の協力の重要性が示されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的アプローチにおける、個々の障害に対する理解と対応の具体例が提供されている。
発達障害を持つ児童に対する教育的アプローチにおける、学校全体での取り組みの重要性が強調されている。
Transcripts
皆さんこんにちはえ今日は相談者を理解
するための基礎知識としてえ発達障害に
ついてお話をしていきます私は障害時を
対象にしてえ教育的働けを働きかけをして
研究をしていたというようなこともあり
ますので今回はその時の経験も踏まえてお
伝えできればなと考えていますえ教科省の
方はえ53ページからになり
ますまずえっと相談者児童生徒ですね対象
の児童生徒と関わる上で知っておくべき
こと考えておくべきことについてえお話し
したいと思い
ます相談者がサイクルのどの位置にいるの
かというのをよく理解しておく必要があり
ますえ発達
段階の
どの分にいるのかということですねそして
その発達段階ではどのような特徴を持って
いるのかこれもよく把握しておくべきこと
ですこの先どのように発達していくのか
これを見通して今の関わり方を決定して
いくということが必要になりますなのでえ
皆さん教職をえ教員になりたいといった
場合発達と学習この授業も必死になるかと
思いますが発達と学習の授業でこういった
ことを詳しく学びますそれは相手を児童
生徒を
知る関わる上で知っておくべきことだから
ですなのでその辺も踏まえてえ発達と学習
の方しっかりあの理解していって
いただければなと思い
ますえっと発達と学習の方でもちろん
詳しく学ぶはずなんですけれども今
ちょっと簡単に触れとくと人間は時間的な
連続性の中で生きていますつまり今の自分
があるのは過去の自分によるものですの
過去の自分が良かれわかれどちらにせよ今
の自分に繋がっている過去からの繋がりの
中で今というものがあって今の積み重ねで
未来というのができていきます特にえ子供
の時期うん生まれた生まれてから高校卒業
くらいまで大学卒業くらいまでは発達的
変化が急激な期間
です完成して安定ししている大人とは違う
配慮をする必要があり
ます発達段階の差というのは量的な差では
なく質的な差になり
ます経験だけで教育していくというのは
望ましくないわけです経験は自分1人だけ
の主体的な体験ですだからこれだけを元に
して教育していくというのは望ましくない
ですこれまで受け継がれてきている知識
価格的に証明されたものこういったものを
身につけて自分だけの視点では
なくより正しい視点より科学的な視点から
教育教育相談をするということが必要と
なりますそれが教員プロとしての仕事な
わけです
自分をコントロールする主体として
の自分があってそれは主体的事故つまり
自我という風になっていくわけですけれど
も意識は物を見たり話を聞いたり笑ったり
考えたり自分自身が直接的に心の現象とし
て経験していることやこれは私の経験だと
いう風に感じることができる全般を指し
ますそういったえ意識自我事故の定義は
研究によって部分によっても違うんです
けれどもえっと今から紹介するのは一般的
なものとなり
ます自分の自我を確立していくていう時期
があるんですねで自分はどうしたいのかと
いうのがはっきりしてくる時期でそういっ
た時に反抗期というのが入ってくるわけ
ですでそういった時の対応どうしたらいい
のか反抗機を通して育つ自主性とか自発性
というものもあるので反抗機を肯定的に
捉えるということが必要になっていきます
これ肯定的に捉えるというのは全てを
受け入れるというわけではなく
て大人は過剰ににこの感情的に対応するの
ではなくて発達途中の子供にとっては一時
的にこういう特徴があるんだな大人になる
上で必要なんだなそういったことを理解し
てえ教員側が気持ちの余裕を持って対応
するということになり
ますだからと言って相手の児童生徒の
思い通りにさせると言っているのではなく
て譲れないポイントここをきっちりと決め
てそこを超えさせないということが重要と
なり
ます自我が発達するということは自分で
決めて何かをしたい独立したいそういった
気持ちが発達するということ
です自分で決める機会を与えたりどう思っ
ているのかということを尋ねたりそういっ
たえっとやり取りをする必要がある時期と
なります
ま簡単にえっと自我の話反抗機の話をし
ましたがえこういったことが起きるよどう
いう特徴があるよそういったことを知った
上で余裕を持って関わっていくということ
が大事になりますので教育相談を知る上で
はきちんと知っておくということが必要に
なりますで今日のテーマのその発達障害
ですねこれも同じですどんな特徴があるの
かどんな風にえ展開していくのかそういっ
たところを知っていてその上で相談を
受けるということが大事になり
ます
えでは発達障害のお話具体的にしていき
ますね発達障害というのは脳機能の障害
からえ発達の遅れや偏り歪みが生じて社会
にに適応することが困難となっている状態
です発達は人によって異なりますしえ個人
の中でも早く発達する部分もあれば遅い
部分もあるしえ得意不得意差があります皆
さんそうですよね得意不得意ありますよ
ね
えっとそんな風にえ低い状態にある機能に
よって社会でうまくやっていくことができ
ない困ったなという風にして困難を感じる
そういった状態があったと障害です代表的
な発達障害としてえ自閉症スペクトラム
症自閉スペクトラム賞ASDと訳されます
え学習障害LDえ注意血管多動性障害えD
などがあります通常の学級においてもこう
いった発達障害と同様の困難を示す児童
生徒がえ1クラスに複数命して在籍して
いるということがえ示されています皆さん
はもしかしたらもう介護等体験などを通し
てすでに発達障害を持っている方と関わっ
たことがあるかもしれませんもしそうで
あるならばその時のことをよく思い出して
みると今日のの授業を理解しやすくなるの
ではないかなと思い
ますちなみにえっと障害の外という字です
けどもね悪い印象を与えるということで
ひらがな表記をする人増えてきていますが
専門用語としては障害という風に単語でね
えこの漢字を使っていますのでこの授業で
もそのまま感じで使っていきたいと思い
ますえっと自閉スペクトラム症のところに
自閉症高機能自閉症アスペルガー症工群と
書かれていますがこういったもの全てを
含めて今は自閉スペクトラム賞という風に
えっとなっていますでこのことについては
次のスライドで詳しく説明したいと思い
ますえ現在医学や心理学の分野で用いられ
てる精神疾患の診断等はDS5という本に
まとめられていますそこでは自閉症や高
機能自閉症アスペルガー症工群を一連の
連続体という風にして捉えて自閉
スペクトラム症としてまとめられています
えっとこんな風に一連の中にあっ
て自閉スペクトラム症のえっと特徴が強い
ものが自閉症でえ特徴あるけれども知的
発達遅れ知的な遅れがないものが高機能
自閉症やアスペルガーそしてえ特徴が弱い
ものが定型発達こんな風に一類の連続体と
して捉えているんです
ねでえっとこの部分ですねこれらを合わせ
て自閉スペクトラム症という風に今は呼ば
れていますえっと以前はこの部分合わせて
後半性発達書っていう風に呼ぶこともあり
まし
たえASDは何らかの中枢神経の機能不全
が原因だという風に考えられていますこの
症状について初めて報告したのはカナーと
いう方ですカナーはえ子供たちの観察の
結果からスライドに示されている4点
こちらですね4点の特徴を報告しました
1人でいることを好む同じであることに
こだわる決まったことを好んで入念に
繰り返すある種の能力が欠如している反面
非常に優れたいくつかの能力を持っている
場合があるこの4点ですでこういった特徴
がさっき言った強いか特徴あるけど知的
遅れがないのか特徴が弱いのかっていう風
な一連のえっと連続体で考えるということ
になっています
その後まとめられたASDの特徴として2
点対人コミュニケーションと対人的相互
反応のえ助と2つ目行動関心え活動におけ
る限定的で反復的な様式この2つがまとめ
られました1つ目の対人
コミュニケーションと対人的相互反応の
問題ですけれども簡単に言うと対人関係や
社会性の問題となります共感性や感情の
表出が乏しいということですそれを示す
具体的なものとしてえ共同的注意とかえ
社会的参照の遅れ心の理論の発達この遅れ
が見られます
共同注意というのは注意を共有するという
ことです子供がお母さんやお父さんに
向かって見てみてと指差しをして見て
欲しいもの
を共有しますねこれ共同注意です社会的
参照というのは親の表情を子供が読み取る
ということです親が心配そうだとその行動
をやめる
親が穏やかな表情をしていると子供はその
行動を続けるこれが社会的参照です共同
注意とか社会的参照はえ定型発達の場合
一歳前後で現れてくる行動
ですですがASDだとえ一歳前後でこの
行動が見られ
ないえっとこんな風にASDではこういっ
た非言語的ションが遅れて出現してえ頻度
も少ないこういったことが特徴となります
でこの心の理論ですねこちらは相手の立場
で物事を考えることができる能力のこと
です心の理論に関するえ課題としてはアン
とサリー課題というのが大変有名
ですえっとこちらスライドにえ有名なと
サリカ台をえ載せましたこれま漫画みたい
になっています
が1番上見てきましょうねこっちがサリー
ですこっちがアンでえサリーがボールをか
に入れてここを去っていきまし
たアンはボールをかから箱に移しました
戻ってきたサリボール探すんですけど
どっちを探すかなそういった課題
ですさあどっちを探します
かサリー
はアンがボールを籠から箱へ移動させたの
を見ていないのでサリーの立場に立って
考えることができれば答えはは加護になり
ますです
がこの話を全て知っている自分の立場から
しか考えることができなければボールは箱
の中にあるから箱と答えてしまい
ますASDのお子さんたち
はこんな風にサリーの立場に至って考える
というのが難しいんですねだから自分は
全部知っているボールは過じゃなくて箱の
中にあるよそう答えてしまうという課題
です4歳ぐらいになるとこの課題ができる
子が増え始めます5歳になるとほとんどの
子ができるようになると言われています
最近だとえっと相手の立場に立って考える
これ1歳半でもできるそういった研究も
あります
が書のお子さんはこれが
難しいえこういった特徴への対応としては
他者の心の
働き理由これを一緒に考えて理解していく
ということになります相手に対する言い方
を練習するということも必要になると思い
ます周囲の人間はできるだけ具体的に話す
これが有効になりますあの抽象的な表現だ
と伝わらないっていうことが頻繁に起き
ますえっとサリとアの課題についてはえ
教科書59ページ図の5の2の方にも
えっと実際の人形をね使ってやるやり方
載ってますので目を通しておくといいかな
と思い
ます2つ目の特徴え行動関心活動における
限定的で反復的なよ式これは簡単に言うと
こだわりです関心のあるものが
ピンポイントだったりえ固執したり
繰り返しの行動が見られますえっと私
えっとさっき言った発達障害の子さんに
教育的働きかけをして研究してたよって
いう話しましたがいろんなお子さん担当し
ていたんですけれどもその中でえSDのお
子さん軽度のえSのお子さんですねそのお
子さんは常に左右に体を揺らしていました
ゆらゆらゆらゆらいたり来たりこれ大好き
でし
たあとはえ黄色がお大好きでいつも黄色を
身につけています服のどこかは
黄色靴も黄色みたいに黄色が大好きなん
ですねであとはくるくると回るものも
大好きで夏場は扇風機の前からなかなか
離れられない風車を見つけるとずっと見
続けてるみたいにくるくる回すの大好きで
風船遊びもをしていた時も風船をくるくる
回してそのくるくる回るのが面白くなって
しまって風船でこうキャッチボールする
みたいな遊びではなくなってしまうそんな
ことよくありまし
たあとは保育園での様子を学した時にはえ
いつもと違う教室でご飯を食べるっていう
ことになった時にパニックを起こしてい
まし
たこういったえ背景には見通しを立てたり
次にどうなるのか予測をしたりするそれが
弱いということがあげられます
先ほどお話ししたえっと私が担当していた
自閉書の子さんの話ですけれどもその子が
いつもと違う教室でご飯を食べることに
なった時にパニックを起こしたこれも次に
どうなるかっていうのが想像できないそれ
が不安になるで不安でパニックを起こす
そういった繋がりになってるわけですね
こういうような特徴への対応としては何か
がいつもと変わる時には事前に伝えると
いうことが有効ですまた
えなんですかね行動表みたいにし
て時間割りみたいな感じですねあの表にし
てこういう順番でやるよ今日はここが
変わったよっていうのが分かるように資格
的にもえ確認できるように貼っておいて
あげるっていうのも大変有効な方法になり
ます
あとは適用的なこだわりていのを増やす
ことで異常なこだわりを減らすということ
も可能ですその他え直覚カビが特徴として
あるの
で環境を調整してあげたり嫌だということ
が言えるように配慮していくということが
必要となり
ますえっとASDの
子供たちはここに示す2つの特徴から
えっと1人で痛いと思われがちですし1人
でいる時間も必要なんですけれど
もだからと言って友達が欲しくないわけ
じゃないですね仲間に入りたい仲良くなり
たいそういっ
た気持ちも持っているそんな風に考えられ
ています
に入るための練習としてはSSTという
方法が有効なのでちょっと紹介しておき
ますSSTというのはソーシャルスキル
トレーニングの頭文字をとってえっと
SSTと呼ばれるんです
がまずソーシャルスキルトレーニングの
必要性重要性こういったものを話していき
ますそして社会的スキルの概念とか意義を
理解させるための今なぜこういうことを
するのかという教示をし
ます今から何をするのかっていうことです
ねそしてその後ここですねモデリング適切
な社会スキルをの使い方を見せ
ますでえ教員と一緒
に実際に繰り返し練習する
これリハーサル行動リハーサルですそして
今やったことのどこが良かったかどこを
改善するともっと良くなるのか
フィードバックし
ますたくさん
褒めるそして現実場面でやってみるそんな
風な流れになり
ます
えっとやる時には例えばえっとモデ
見せる見本を見せることになるんですが
その時にはあの名札とかでその対処時の
名前を貼っておくやる人がですね教員が
貼っておくなんていう風にしてこんな風に
やるんだよっで分かるようにえ見せて
あげると効果的だっ
た効果的でし
たあとあのASDの特徴からいじめに合う
ていうこともとっても多いんですねで
いじめに合うと対人関係に被害的な意意味
付けをしてしまうので小学生の頃はえ保護
するということが基本となります中学生
くらいになると能動的に他者に目を向ける
ということができるようになってくるん
ですねSDの子供たちもなので社会性の
発達がそこその辺りから中学生あたりから
始まっていくという風に考えられているん
ですけれどもなので中学生になったらその
社会線の発達を支援していくという風な
ことでいじめの対応をしていきますで今
紹介したこのSSTは社会性を獲得するて
言った時にもその支援方法としても有効に
なりますのでいろんな場面で
使える練習方法かと思いますあの何が困っ
た時時には是非実践してみたらいいなと
思い
ます
えっと次学習障害ですね学習障害というの
は読んだり書いたり計算したりそういった
特定の能力が全般的な知的能力から予測さ
れるよりも著しく低いその問題が中数神経
系の障害によって引き起こされていると
考えられる場合に診断されますあDSM5
では極限性学習症えスペシフィック
ラーニングディダと呼ばれていますなので
SLDっていう風にえDSM5の方では略
されますでですがあのLDという風にえも
一般的にはね呼ばれていますなのでこちら
ではLDという風にしてお話ししていき
たいと思います
え具体的な障害の種類として独自
障害
算数計算障害所持表出障害聞く話すに特定
の問題を持つ障害など色々あるんです
けれども独自障害というのは知能は平均的
と認められるのですが文字を読むという
ことがすごく難しい1文字1文字広い読み
でしか読めないといった特徴ですえっと
算数計算障害紙に書いても暗算でも計算
するというのが難しい
です所持表出障害これは書くという作業が
できないそういったものがあります聞くと
いうことが難しい話すが難しいそういった
ものもありますえこういったLDの児童
生徒に対応
するためにはまずはどんな能力に偏りが
あるのかその情報を収集することが必要
ですその上でその児童生徒にあった学習
方法を用いてきます例えば読むことはでき
ないけど聞き取る能力に優れているんだっ
たらその優れてる部分を生かす指導
方法これを工夫することが考えられ
ますできないことをできるようにしたいと
いう風に教員や親はえ考えがちになるん
ですけれど
ももちろんそれも大事です大事ですけれど
もえ優れてる部分を生かして自己肯定感を
高めて
いくそして上手にサポートしていくそう
いったことの方がええうまく日常生活が
送っていけるという
ことになりますのでそちらに目を向けて
いくと良いかと思い
ますえ次ADHDですね
え注意血管多動性障害というのは不注意
多動性衝動性こういったものがその年齢の
平均よりも著しい頻度で見られる子供に
使用される新断名ですえ幼い子供は多動性
小動性不注意こういった特徴を全般に持っ
てますだけどこれは年齢と共に少しずつ
コントロールができるようになっていき
ますたくさんある刺激の中から自分に必要
な刺激にだけ注意を向けてそれ以外には
監視を向けないそういった抑制する力が
育っていくからできるようになるんですね
だけどえ注意血管多動性障が
ADHDの方はそこが問題なんですね不
注意多動性衝動性これが常にどこでも生じ
てしまうそのことで本人が持ってる能力を
発揮しづらくなっているという状態
です男の子は多動と衝動性が多い女の子は
不注意が多いということが知られてい
ますあとLHDは9歳前後になってくると
改善していくというような症例が多く報告
されているのも特徴
ですあの先ほどのLDとADHDを
合わせ持つ子供も大変多いことでもあの
知られてい
ますえそれぞれ具体的な具体的に不注意と
いうのは周囲の様々なことに気を取られて
しまって自分が目的としていることに関心
を持ち続けるということが難しい状態です
例えば教室の
窓際そうなる
と外が気になって授業に集中できないこう
いうような状態です
ね多動性は落ち着きがなくて動き続ける
状態です自分の意思で動きをコントロール
するというのは難しくてじっとしてられ
ないんですえ授業中立ち歩きてしまったり
教室から飛び出してしまったりというのが
具体的な例になりますえ3つ目は衝動性
行動の抑制が難しいという状態です言葉
よりも先に手が出て
しまう例えば非常ベルを押してしまった
っていうこともよくあります何のボタン
だろうて興味を持った瞬間に押してしまっ
てい
ますだからえっと後から考えたら押したら
ダメなんだって分かるんです
けどそこに至らずに行動してしまうんです
ね注意が向いたのと同時に行動をして
しまうというのが衝動性です
ADHDの子供たちにはどのように関わっ
たら良いかと言うとえ対処方法として対応
方法として薬物療法と環境の調整これが
基本となります
え環境の調整例えばさっき言ったあの窓際
の席じゃない方がいいよとかっていうこと
ですが後ろの席とか友達の近くまた動物の
近くそういったものも
注意がそちらに向いてしまいますなので
先生の目の前に座らせるそういう風にする
ことで対象の児童生徒は注意3万になる
ことが少なくなりますできるだけ
え入ってくる情報を減らすんですね後ろの
方の席だとたくさんの子供たちが見えます
ので情報が多くなっ
ちゃうだから前の方に座らせて先生の近く
の方が
比較的いいという風に考えられますあとは
睡眠不足になると注意が次々と映って
しまうというようなことが起きますなので
十分に睡眠を取るということも重要になり
ます教員が出す指示これは1回につき1つ
にしましょうそしてその1つも具体的な
ものにするとうまくいきます
えっと先ほど救済前後から改善するって
いう報告があるよって話しましたけどもな
ので高学年になって状態が落ち着くまでは
落ち着いてくる子も増えるのでそこまでは
とにかく
褒めるこれが効果的ですえ対象の児童生徒
を立ててく褒めて褒めて褒め倒すそんな風
にして二次的障害の発生を防ぐということ
をしていくと良いかと思います二次的障害
とは何かと言う
と二次的障害とか二次障害とかってどちら
も言うんですけれども周囲から理解され
ないことによって自己評価の
低下ストレス反応対人関係の問題や集団へ
の適応が困難になったりするこれを言ます
発達障害への対応が適切でない時に過剰な
負担や周囲とうまくやっていきたいことに
よって本来の発達障害にプラスしてさらに
問題が生じるということになりますこう
ならないように褒めて自己肯定感を上げ
させたりするここが大切になってくるわけ
ですこの2次障害はあと発達障害の種類に
関わらずどの発達障害であっても生じうる
ことなので該当あとその対象の児童生徒を
よく観察して関わり方を工夫していくと
いうことが必要になっていき
ますえここまで紹介した3つの障害と併発
しやすいものとしてえ知的能力障害と実
障害群を紹介しておきます知的能力障害と
わいうのはあいわゆる精神地帯とも言わ
れる知的発達の障害
です血の指数IQですねが65から75
ぐらいの値を示して社会適用に問題が生じ
ているといった状態になりますIQの70
IQ70未満は人口の3%ぐらいいると
言われてます感情の発達は定型発達のの
子供たちと同じというのがえここでの特徴
になるかなと思いますえ地区障害群ですね
は思わず起こってしまう素早い体の動きと
か発生これが症状となります瞬きとか
咳払いこういった運動のチックあは
え花を
すするというあ音のチックですねこういっ
たものが一時的に現れるということは多く
の子供にあり
ます大体そのまま良くなっていくという
パターンが多いですなんですけど症状が
収まったチックがまた出現したり強まっ
たりより複雑な動きとか発生が見られたり
そういうことを繰り返しながらえ運動
チック音声チックが1年以上にわたって
強く持続して日常生活に支障をきたすと
いうこともありますそうなるとえっとチク
症外軍じゃなくてトゥレット症という風に
呼ばれるようになります
え今紹介したこの知的能力障害と地障害群
これはASDやADHDLDの併発とよく
あるものなのでこういったものもあるんだ
ということを知っておきましょう
え最後になりますがえ保護者の人たちへの
対応ですね発達障害児の保護者は子供が
小さい時から違和感に気づいてるパターン
もあれば育てやすいなという風に感じてる
パターンも逆にあります私が担当していた
中での柔道のASDのお子さんのお母様は
小さい頃は大人しくてすごく育てやすかっ
たそんな風に感じていたとおっしゃってい
まし
たそれが次第
に周りは言葉が出てるのに言葉が出ないな
同年齢の他のことはちょっと違うなそう
いった様子が明確になっていってえ集団に
参加できない参加しようとするとパニック
を起こすそういうことが見られるように
なっていったそうです自分の育て方が
悪かったのかと大変悩まれた時期もあり
まし
たえ障害についてよく知らない人は親の
育て方が悪いしつけができていないそう
いったように考えてしまう人もいるんです
ね実際たくさんい
ますなので保護者の方自身も子供たちと
同様に自己肯定感が低かったりしますそう
いった保護者の方への支援としてはこれ
までの努力工夫
頑張りこれを認めること今まで大変だった
こと辛かったことこれに共感することから
始めますそしてえこういった障害なんだ
よっていうその障害を認めさせるような
関わり方ではなくて子供が今何に困って
いるのかどう対応したらいいのかこれを
協力していくという姿勢を取り
ますで学校として教員として考えると大切
なのは担任1人で対応するのではなくて
学校全体で共有して役割分担をする共通
見解を作るということです支援員の方の
導入も
活用する必要があります学校全体
で取り組んでいくということが発達障害者
の対応は望まれます1人での対応は無理だ
という風に考えた方が良いと私は思い
ますと実際に1人で対応するとなると担任
自身教員自身が負荷が高すぎてえっと心身
ともに健康でいられなくなってしまうと
いうパターンも発生しますのでみんなで
取り組んでいくという姿勢を取るようにし
ましょう今日の授業お伝えしたい内容は
以上になり
ます
え課題いつものように授業内容を自分の
言葉でまとめ直してみてくださいまとめ
ノートを作るというような感覚でやると
いいかなと思います今日を感じたこと今
までえー触れ合ったことのある発達障害の
ある方を思い出していたらその子その方の
事例でそういう時に自分がどう対応したの
かどう思ったのか
そして知識を得た上でだったらどう対応し
たら良かったのかそういった問も色々
踏まえて書いていけるといいかなと思い
ますそれができましたら教科書72ページ
の考えてみようこれを実施してくださいえ
トラブルが絶えないえ発達障害を持てる
児童生徒ですねこの行動について理解して
もらうためにその対象の児童生徒がASD
であるということをクラスの保護者や他の
子供たちに伝えることこのメリットと
デメリット何があるか考えてまとめてみて
くださいでは以上になり
ますDET
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