【報ステ】各地で“大量発生”深海にも異変…温暖化が『ブランド魚』にも影響か(2023年3月17日)

ANNnewsCH
17 Mar 202305:38

Summary

TLDR日本の水産資源は異変に直面しています。大分県の関サバは釣れる時期にも少なく、富山県のブリは小型化を経験しています。岩手県の鮭漁業は過去の比に厳しい状況にあります。原因は海洋環境の変化、特に温暖化による海水温の上昇と見られています。駿河湾の深海でアジが通常の棲み場所から外れた深さで見つかり、漁師や専門家もこの現象を理解していません。これにより、食文化に大きな影響が及ぶ可能性があります。

Takeaways

  • 🐟 大分県の関サバの漁獲量が激減しており、漁期に釣れる時期でも多く上がってこない状況が続いている。
  • 🐠 富山県の特産品であるブリは近年小型化しており、日本海の特定地域で取れるブリのサイズが小さくなっている。
  • 📉 岩手県の鮭漁業は厳しい状況にあり、今年の漁獲量は過去の17,500トンに比べて約445トンと大幅に減少している。
  • 🌡️ 海洋環境の変化、特に温暖化が水産資源に影響を与えている可能性がある。去年の日本近海の海面温度は過去115年間の2番目に高い水温だった。
  • 🦐 駿河湾の深海で見かけることが少ないアジが、近年250m深くまで移動している可能性があるという現象が報告されている。
  • 🦀 深海生物の分布が変化すると、食卓への影響が大きく、例えば味や利用のしやすさに変化が生じる可能性がある。
  • 🔍 駿河湾の深海でアジが見つかる現象は、漁師や専門家にも理解されていない謎であり、その原因はまだ解明されていない。
  • 🌊 深海生物の移動は、表層海域の温度上昇による影響かもしれないが、これは否定できない。
  • 🧐 深海生物の分布が変動することは、食文化に大きな影響を与える可能性があり、例えば手軽に食べられる魚の種類が変わるかもしれない。
  • 📺 この問題はテレビ朝日夜のニュース番組で取り上げられており、スマホやTVerで生配信されている。

Q & A

  • 大分県の関サバの漁況はどうなっていますか?

    -大分県の名産関サバは、3月までは釣れる時期ですが、現在は日に何本かしか上がってこないという厳しい状況が続いています。

  • 富山県のブリはなぜ小型化していると言われていますか?

    -近年、富山県の日本海で取れるブリは小型化していると言われており、これは海洋環境の変化などが原因と考えられています。

  • 岩手県の鮭漁業はどのような状況ですか?

    -岩手県の鮭漁業は、今年1月末現在で約445トンと、平成26年比で大幅に減少しており、非常に厳しい状況となっております。

  • 海洋環境の変化による影響はどのようなものでしょうか?

    -海洋環境の変化、特に温暖化が海の生物に影響を与えており、海水温の上昇が魚類の生息域や漁況に大きな影響を及ぼしている可能性があります。

  • 駿河湾の深海で何が見つかりましたか?

    -駿河湾の深海では、通常は70m程度しかいないアジが200mの場所で網引かれたという異変が見つかりました。

  • 深海生物の異変はなぜ起こっていると考えられますか?

    -深海生物の異変は、海水温の上昇による生息域の変化や、表層集が熱いから下層に移動している可能性がありますが、漁師や専門家も詳しい原因はわからないとのことです。

  • 深海生物の分布が変わるとどのような影響が予想されますか?

    -深海生物の分布が変わると、例えば味や量に大きな影響があり、手軽に食べられるような魚がなくなる可能性があると予想されます。

  • 深海魚の漁業はどのように行われていますか?

    -深海魚の漁業は、底引き網漁という専門の方法で行われ、水深約250mの地点で深海生物を狙ってゆっくりと網を引いています。

  • 赤座海老はどのような種類の魚で、どのような価格帯に属していますか?

    -赤座海老是深海で最も高価な魚の1種であり、1キロあたり1万円ほどの高価な魚です。

  • 海洋環境の変化が食文化にどのような影響を与える可能性がありますか?

    -海洋環境の変化は、魚の味や量、そして一般的に食べられる種類に影響を与え、食文化そのものが徐々に変わっていく可能性があります。

Outlines

00:00

🐟 水産資源異変と海洋環境の変化

日本各地の水産資源において異変が報告されています。大分県の関サバは3月までが釣れる時期ですが、釣れる量が激減しています。富山県では日本海で取れるブリが小型化しているとされ、岩手県の鮭漁業は過去最低の水準に落ち込んでいると報告されています。これらの現象は、海洋環境の変化、特に温暖化による海水温の上昇が原因と考えられています。去年の日本近海の海面温度は過去115年間の2番目に高く、水温の上昇が生物に影響を与えている可能性があります。駿河湾の深海でアジが見つかり、通常は70m程度で見られる魚が200mの深さで捕まったことから、深海生物の生息域が変動していることが示唆されています。

05:00

🌡 海水温上昇による食文化への影響

海水温の上昇が魚の生息域に影響を与えており、これは食文化にも大きな影響を及ぼしている可能性があります。魚が250m程度の深さで生息するようになると、量が減少し、手軽に食べられるような魚が少なくなることが予想されます。これにより、食文化が変化し、魚の種類やその調理方法、そして味わいにも変化が生じる可能性があります。この変化は、漁師や専門家も理解しきれていない新しい現象であり、海洋環境の変化に対する理解を深める必要があることを示しています。

Mindmap

Keywords

💡異変

異変とは、通常とは異なる現象や変化を指します。このビデオでは、水産資源において起こっている不思議な変化を指しており、特に大分県の関サバの漁獲量の減少や、富山県のブリの小型化などがその例として挙げられています。

💡関サバ

関サバとは、大分県で名産とされる高級な魚のことで、漁獲量が減少し、その数が非常に少なくなっていることがビデオの主な話題の一つです。これは、水産資源の変動や環境変化の影響を象徴するキーワードです。

💡小型化

小型化とは、生物が通常よりも小さくなっている現象です。ビデオでは、富山県のブリが近年小型化していると報告されており、これは環境変化が水産資源に与える影響の一形態を示しています。

💡海水温の上昇

海水温の上昇は、地球温暖化の影響で海の温度が上昇する現象です。ビデオでは、これは水産資源の異変の原因の1つとして考えられており、特に去年の日本近海の海面温度が過去115年で2番目に高い温度に達したことが触れられています。

💡深海魚

深海魚とは、海の深層水域に生息する魚のことで、ビデオでは駿河湾の深海に存在する希少な深海魚や生物が特集されています。特に、赤座海老など、その高価さと深海からの漁獲がビデオの核心的なトピックです。

💡深海底引き網漁

深海底引き網漁とは、海の深層水域で行われる漁業方法です。ビデオでは、250mの深さで行われ、深海生物を対象とした漁業が紹介されています。これは、深海環境とその生物の理解に役立つ重要な概念です。

💡アジ

アジとは、一般に浅い海域で生息する魚のことで、ビデオでは異変として、通常は70m程度の浅い場所にいるアジが200mの深い場所で漁獲されるという現象が報告されています。これは、海洋環境の変化が魚類の生息域に与える影響を示す例です。

💡駿河湾

駿河湾は、日本の静岡県に位置する大きな湾で、ビデオではその深海に希少な深海生物が生息していることが紹介されています。特に、アジの異変が駿河湾の深海に関連していることが示唆されています。

💡地球温暖化

地球温暖化は、地球全体の気温が上昇する現象で、ビデオでは水産資源の異変と関連している要因として触れられています。特に、海水温の上昇がその影響を直接示していると言えます。

💡魚の分布

魚の分布とは、特定の魚種が生息する範囲や水域を指します。ビデオでは、アジの分布が深海に移動している可能性があるという異変が報告されており、これは海洋環境の変化による影響を示しています。

💡文化の変化

文化の変化とは、社会や生活様式の変遷を指します。ビデオでは、魚の分布や漁獲量の変化が食文化に影響を与えるとされており、特に魚の味や利用のしやすさに着目して議論されています。

Highlights

日本各地水産資源に異変が起きている。

大分県の関サバが釣れる時期でも数が激減している。

富山県のブリが近年小型化しているという報告。

岩手県の鮭漁業で今年の漁獲量が大幅に減少している。

海洋環境の変化が原因と思われる。

温暖化が海面温度の上昇に寄与している可能性。

去年日本近海の海面温度が過去115年で2番目に高い。

海水温の上昇が海の生物に影響を与えている可能性。

駿河湾の深海で異変が確認されている。

駿河湾戸田沖で深海魚が網引きで捕獲される。

赤座海老が高価な深海生物として登場。

アジが通常の生息域から外れた深さで捕獲される。

深海生物の分布が変化しているという報告。

漁師や専門家がこの現象を理解していない。

海洋研究開発機構の三宅教授が深海生物の異変を分析。

魚の分布が変わると食卓への影響が大きい。

文化が変化し続けるとの見方。

テレビ朝日夜のニュース番組がスマホでも生配信されている。

Transcripts

play00:01

今日本が誇る水産資源に

play00:05

各地で異変が起きています

play00:08

[音楽]

play00:10

大分県の名産関サバは

play00:14

3月までは

play00:17

釣れる時期なんですけどもそれがもう日に

play00:19

何本かしか上がってこないという状況は

play00:22

もう続いてますね

play00:24

日々の寒ブリが特産の

play00:27

富山県では

play00:29

近年その日本海の例えば富山とか新潟と

play00:32

かってそこら辺で取れるブリっていうのは

play00:34

近年小型化してるという風に言われており

play00:37

ます

play00:38

[音楽]

play00:40

腹巻酒で有名な

play00:42

岩手県の鮭漁業

play00:44

今年1月

play00:47

末現在でですね

play00:48

約445トン直近で平成26年で

play00:54

17,500トンに比べますとですねまあ

play00:58

非常にあの厳しい状況となってございます

play01:01

[音楽]

play01:02

ではその

play01:04

原因は

play01:06

最近はやはり海洋環境の変化ということで

play01:09

考えられるとすれば

play01:12

温暖化

play01:13

上昇っていうのが

play01:15

原因の一つなのではないかなと

play01:19

去年日本近海の海面の温度は

play01:22

過去115年間で2番目に高く平年より

play01:26

およそ

play01:27

0.6度高くなりました

play01:29

[音楽]

play01:33

やはり海水温の上昇が海の生物に

play01:37

影響を与えているのでしょうか

play01:40

[音楽]

play01:45

その一つのヒントが

play01:50

駿河湾の深海にありました

play01:54

[音楽]

play01:55

向かったのは

play01:57

静岡県沼津市

play01:59

戸田沖およそ10キロのポイント

play02:02

[音楽]

play02:04

情報をくれた深海魚や海の希少生物に

play02:08

詳しい石垣さん

play02:11

です

play02:12

ね2500mと日本で一番深い湾ですこの

play02:16

一番深い湾でどんな量をするんですかそこ

play02:20

見極め料って言って心配に網を落として

play02:23

それで1時間ぐらい引いて深海生物を取る

play02:26

専門の量です

play02:28

深海

play02:31

底引き網漁

play02:35

場水深およそ250m地点に生息する深海

play02:39

生物を狙い

play02:41

ゆっくりと網を引いていきます

play02:44

[音楽]

play02:51

深海から網が上がってきました

play02:59

その中には

play03:04

これがねあの赤座海老ってやつですね今

play03:07

おそらく深海の中で最も高価ですね1キロ

play03:11

1万円ぐらいですね

play03:14

可愛いのがいいでしょこれですね

play03:20

[音楽]

play03:23

次々に確認される深海の生物たち

play03:27

[音楽]

play03:29

そしてその中に

play03:33

見てくださいこれを

play03:35

マジですよ

play03:37

普段は深くても30mが70mぐらいしか

play03:39

いないんだけど今これ網引いたの200m

play03:42

ですからね深海にこのアジがいたってこと

play03:44

です

play03:47

一般に海の競争域を中心に生息するアジ

play03:51

ですが

play03:52

[音楽]

play03:54

ここ

play03:55

駿河湾戸田沖では深海250m付近に

play04:00

移動している可能性があるのだというの

play04:02

です

play04:03

[拍手]

play04:09

よね多いのはね

play04:12

今年ぐらいからかかり始めたね

play04:16

さらに

play04:18

見てこれこれ前橋ですよこれだって20m

play04:23

30m泳ぐようなやつが今200m上がっ

play04:26

てきてるこれはちょっと

play04:29

わかんないですねなんでこうなってるのか

play04:34

漁師も専門家もわからないというこの現象

play04:40

かつて海洋研究開発機構でも深海生物を

play04:45

研究してきた三宅教授は

play04:50

魚が入

play04:51

るっていうのはなかなかないので違う

play04:54

違ってるっていうのは明らかですねこれは

play04:56

ねまあ途中で引っかかってきた可能性も

play05:00

ありますけども表層集が

play05:02

熱いから下に行ってるっていうのはえっと

play05:06

否定はできないし

play05:07

その上で

play05:10

分布が変わっちゃうといっぱい食卓への

play05:14

影響は大きくて例えば味が本当に250m

play05:16

とか行っちゃうと

play05:18

量が大変なのでおそらく手軽に食べられる

play05:21

ような魚雷はならないと思うんですよね

play05:24

文化もどんどん変わってしまう

play05:28

テレビ朝日夜のニュース番組をスマホでも

play05:31

TVerで生配信しています

Rate This

5.0 / 5 (0 votes)

Related Tags
水産資源異変海洋環境温暖化深海関サバ寒ブリ鮭漁駿河湾海産物影響
Do you need a summary in English?