【落合陽一】人類に“呪い”?進化という言葉に要注意!生物学では「進歩や発展」を意味しない!『優生学』の根源、ダーウィン進化論が競争社会と結びついた理由、人種差別の原因を調べられない「ヤバすぎる」ワケは
Summary
TLDRこのビデオスクリプトは、進化の概念とその歴史的誤解を掘り下げています。ポケモンの進化が生物学者を怒らせた理由や、進化論が社会に与えた誤解と影響について触れています。チャールズ・ダーウィンの主の期限を通じて、進化の盲目的、進歩ではない変化プロセスを解説し、ラマルクの進化説との対比を描いています。さらに、進化論が社会構造に与える影響、特に優性学と人種差別との関係を考察しています。
Takeaways
- 📚 ポケモンの進化という言葉は生物学者からすると古い進化の用法であり、現代の生物学的意味とは異なる。
- 🔍 進化という言葉は17世紀の用法で、現代では進化の意味が変わっており、生物学的に見ると異なる概念とされる。
- 🤔 進化とエボリューションという言葉には微妙な違いがあり、ポケモンの進化は遺伝子改変を意味するものとされる。
- 👴 チャールズ・ダーウィンは進化論を提唱し、生物が共通の祖先から変化してきたと主張した。
- 📖 ダーウィンの「物种起源」は進化論を確立し、自然選択を進化の主要プロセスと位置付けた。
- 🌐 進化は進歩や発展ではなく、方向性のない盲目的な変化であり、進歩主義的な解釈は誤りとされる。
- 👨🏫 ラマルクは進化を目的論的に捉え、生物が必要な性質を獲得するように変化すると主張した。
- 🚫 ダーウィンは進化に方向性を持たない考え方をしていたが、社会の進歩観念と結びつけられ、誤解を招いた。
- 🧬 優性学は進化論を誤った方向に利用し、人種差別や社会統治の根拠とされてきた。
- 🌏 人種差別は優性学と結びつき、20世紀に人種という概念が定着し、人間の価値を比較する根拠とされた。
- 🔬 現代では進化論は人種差別の根拠とはされず、生物学的に人種は存在しないとされ、文化や社会的に作られた概念と認識されている。
Q & A
ポケモンの進化と生物学における進化の違いは何ですか?
-ポケモンの進化は一瞬で外部的な刺激で進化するという点が、生物学における自然進化と異なります。生物学的進化は自然選択などのメカニズムを通じて徐々に進化を遂行するプロセスです。
進化の概念がどのように変遷してきたか説明してください。
-進化の概念は17世紀の単純な変化から、ダーウィンの時代に至るまで進歩的な方向性を持っていた考え方だったが、現代の生物学では方向性を持たず盲目的な変化であると認識されています。
ダーウィンの「物种起源」で提唱された進化の主要なプロセスは何ですか?
-ダーウィンの「物种起源」では、自然選択が進化の主要なプロセスであると提唱されました。
ラマルクの進化説とは何ですか?
-ラマルクの進化説とは、生物が目的を持って変化し、必要とされる性質が発達し、不要な性質が衰えるという考え方です。例えば、キリンの首が長いのは葉を食べるための努力からだと考えた例が有名です。
進化論と優性学の違いは何ですか?
-進化論は自然選択による生物の進化を述べる理論ですが、優性学は人為的な選択によって人間の性質を改善しようとする考え方です。進化論は自然現象を、優性学は社会政策や人種改良を対象としています。
ポケモンの進化を生物学者の立場からどう捉えればよいか説明してください。
-生物学者の立場から見ると、ポケモンの進化は生物学的な進化とは異なる概念であり、遺伝子改変のような突然の変化を意味する場合を除いて、一般的に受け入れられません。
進化と進歩の違いは何ですか?
-進化は生物が環境に適応するため変化を遂げるプロセスであり、進歩はそれらの変化がより良い方向に向かっていることを示します。しかし、現代の生物学では進化は盲目的であり、進歩的な方向性を持たないとされています。
ダーウィンの「物种起源」の出版によりどのような影響が生じましたか?
-「物种起源」の出版により、生物の進化は神による創造ではなく、自然現象として理解されるようになり、自然科学の基礎を大きく変えました。
ナチスが進化論をどのように利用したか説明してください。
-ナチスは進化論を人種優劣の根拠として利用し、優れた人種が劣った人種を排除するべきだと主張しました。これは進化論の誤解や曲解による危険な応用例です。
人種差別の起源は何ですか?
-人種差別の起源は20世紀初めに優性学と結びついた概念であり、生物学的に人種があるという根拠はなく、社会構造や政治的需要に基づく考え方です。
進化論が社会に与える影響として何が挙げられますか?
-進化論は科学的な理解を深める一方で、誤解や曲解により人種差別や社会达尔ウィン主義などの否定的な応用にもつながり得ます。
Outlines
😀 進化論と社会思想の葛藤
この段落では、ポケモンの進化がなぜ生物学者に怒りを買うのかが議論されています。進化論の歴史的な誤解と、ナチス思想との関連について触れています。また、進化論の現代の理解と、進化が進歩や発展を意味するものではない点について説明しています。
🤔 ラマルク主義とダーウィンの進化論の対比
ラマルク主義の目的論的な進化観と、ダーウィンの自然選択に基づく進化論が対比されています。ラマルクの進化観は目的を持っているように見えたが、ダーウィンは進化に方向性を持たないと考えていた。この違いが、進化論の理解に与える影響について述べられています。
🔬 進化論の社会的な利用と誤解
進化論が社会構造や人種差別の根拠として誤用された歴史が語られています。優性学の考え方と、進化論が権力者によってどのように利用されたかが解説されています。また、進化論の誤解が頻発する現代においても、その危険性について警告しています。
🧬 進化論と人種差別の歴史的観点
人種差別の起源と進化論との関係について深く掘り下げています。人種という概念が20世紀に形成され、優性学と結びついた経緯が追われています。また、文化人類学者と生物学者の間で起こった論争や、人種差別の社会的な根拠としての進化論の誤用が議論されています。
Mindmap
Keywords
💡進化
💡エボリューション
💡自然選択
💡適者生存
💡ラマルク主義
💡優性学
💡人種差別
💡ポケモンの進化
💡進歩
💡ダーウィン
💡ナチス
Highlights
ポケモンの進化という言葉が生物学者に怒りを買う理由は、古くからの進化の用法によるもので、現代の生物学的意味とは異なる。
進化という言葉は17世紀の言い方で、現代では異なる意味を持つ。
ナチスによる優性思想は否定されているが、復活の危険はある。
進化の考え方は、人類の歴史の中で常に変遷している。
チャールズ・ダーウィンは進化論を確立し、生物の共通祖先からの変化を提唱した。
進化は進歩や発展ではなく、方向性のない盲目的な変化である。
ダーウィンは進化の主なプロセスとして自然選択を提唱している。
進化の呪いは、進歩を意味する進化せよという誤解を指している。
エボリューションと進化は微妙に異なる言葉で、エボリューションは展開や進歩を含んでいる。
ポケモンの進化は、遺伝子改変を意味する場合があるが、これは進化とは異なる。
ラマルクの進化論は目的論的で、生物が目的を持って変化するという考え方だった。
ダーウィンは進化に方向性を持たない考え方をしていたが、後に進歩という言葉が増えた。
ゴルトンの実験はラマルクの進化論を否定し、自然選択説を支持した。
優性学は進化を人為的に操作することを目的としており、社会的な問題を引き起こした。
人種差別は優性学と結びついて、人種という概念が形成された。
文化人類学者と生物学者の間で優性学に関する論争があり、文化人類学者は負けた。
医学の発展が人間を弱くしているという優性学的な意見が存在した。
アルコールを飲めない遺伝子が広がった例が、自然選択の現象を示している。
Transcripts
ポケモンの進化って言ってあれ生物学者が
激怒するいつもいつもパターンですねいつ
もパターンなんですけどあれは古い進化の
用法でつまり17世紀の言い方ならば進化
小金和手だとかそういうレベルで使ってた
言葉だと思えばそれは進化でいいんです
けどでも現在の生物学的な意味で言うと
それは違うナスがやったことの反省から
優勢思想は強烈に否定されていますが復活
する危険はありますかえっと古い古典的な
はい優勢思想はま頻繁に復活してますねだ
から考え方と非常に古くてもう2000年
というあの歴史を持ってるわけですから
そんな簡単にナチスので終わりっていう
ことにはならないだろうと思いますまこれ
人間のなんか宿命みたいなものとして
ずっと引き継いてくると思いますあの主の
期限ってあのやばい本であまりお勧めし
ないんですねあのよく進化のことについて
知りたければまずダウンの主の企業を読み
なさいって言うんですけど私絶対お勧めし
なくてえっとま理由は色々あるんですけど
1番大きな理由は
[音楽]
今日は進化について色々考えていきたいと
思いますのでそれにぴったりのゲストに来
ていただきましたえ千葉さ先生です
[拍手]
どうぞはいどうもよろしくお願いします
初めましてプロフィールからご紹介します
え東北大学東北アジアえ研究センター教授
東北大学大学院生命科学研究家教授え専門
え進化生物学遺伝学生体学などでござい
まして主な著にえダーウィンの呪いやえ片
に進化と螺旋の物語進化の軽現代のダウン
たちのの物語などがございますというわけ
でえスライドでちょっと進化にせてやって
いきたいと思いますデデンとはいえ
チャールズダーウィンは皆さん色々
ダーウィンの話あのちっちゃい頃から読ん
でるかなと思うんですが1859年に主の
期限を出版しますこれが新カロを確立し
生物がその石勢になったと教科書ではなん
かよく言われてるような気がしますねはい
生物の主は神が想像したものではなくえ
共通祖先から文化敗戦したきたもので常に
変化するえ主はえ的な実態でなくカや族
など同じえ形のギャップで指的に区分さ
れる変異グループに過ぎないとえそうした
変化を引き起こした主要なプロセスは自然
選択であるっていのがダーウィンが提唱し
たシカの中に入っていることでさあ次行っ
てみましょうはいとえでこれは3つの首相
に基づくと生物の進化は何らかの目標に
向う進歩ではなくえ方向性の内盲目的な
変化である進化は進歩でも発展でもない
進化という言葉を使った最初に使ったのは
ダーウィンではないというのがはいあの
ところでさてじゃあちょっと行ってみ
ましょう皆がかけられてる3つの呪いエえ
進化の呪いえっと進歩せよという意味の
進化せよっていう言葉だと思われているえ
闘争のれ生き残りたければ努力して戦いに
勝てと意味を意味する適者生存えっと生存
闘争という言葉ですねダーウィンの呪い
えとこれは自然の事実から導かれた人間
社会も支配する規範だから不満を言ったり
逆ったりしても無駄だということを意味
するというがそれに大臣がそう言っている
と捉えてしまうというのがま3つ呪いとし
てあの千葉先生の個ジシの中にえっと出て
くるのですがエボリューションと進化って
なんか微妙にニア違うような気がするん
ですけどどう思そうですねえっと微妙に
違いますねただエボリューション元々
えっとこういうこういう巻いてるやつを
そうエボエボルはいはいこうこうこう広げ
るってはいエボルエボルブしたなんかこ
はいエボルブのちょっとこうあのくるくる
くるって感じはいうわーっとこう巻き物を
こう広げるっていうイメージなんでまから
だからこうなんか展開していくっていうな
んですけどだからまそれを進むといえば
はいま進化という役はまあいいかもしれ
ないとは思うんですがただ元々
エボリューションていう言葉も発展だとか
それから展開進歩というプログレスと
かなり近い意味もあるので元々そういう
意味だったんですねうんで発生だとか
さっき言いましたけど発生だとか変態だと
かそういったそういったあの生物の
プロセスですねだから要するにポケモンの
進化っていう言ってあれ生物学者が激怒
するいつもはいいつものパターンですね
いつもパターンなんですけどあれは古い
進化の報ではいええっと護古典的な言い方
だから原始的原始的って言いたらおかしい
なうん祖先的な言い方なんであの間違いと
は言えないああ確かにでもなんか今最初の
定義に戻ってポケモンが進化するって言っ
たらいきなり遺伝子改変のなんかを
打ち込まれてあの1個前文化前と遺伝的
形態が異なってしまったことになってたら
それは進化ですかねいやえっと古い言い方
では進化つまり17世紀の言い方ならば
進化要するにあの金だとかそういうレベル
で使ってた言葉はいをだと思えばそれは
進化でいいんですけどでも現在の生物学的
な意味で言うとそれは違うなるほどえっと
今日はえっと進化と出来た生存はどこから
とかシカロの解釈とか変遷とか呪いを放置
する危険性とかですね幅広いえとお話をし
ていこうかなと思いますよろしくお願いし
ますはいよろしくお願いしますまずは
えっと進化適者生存のお話多分さっきの
ダーウィンのお話がなのかなと思うんです
けれどもなんかえっと19世紀に言われて
から20世紀の社会を作ってくのにそれが
受け入れられてきた歴史ってどんなものな
んでしょうねっていうのがちょっと気に
なってるえっとダウの考え方から言うと
はいえっと進化っという考え方自体はダの
以前にもすでにある程度受け入れられてい
てはい多くのケースはあのある目的に
向かって変化していく例えば人間が発生
だったらあの大人に子供から大人に向かっ
て何かこうある方向を持って変化するよう
に見えるじゃないですかそれと同じように
生物もえっと単純なものから人間最終的に
人間になるでま人によっては神にみたいな
形で方向を持って変化するて考えてたわけ
ですねで典型的なのがラマルクでフランス
のあのえっと生物学者ですけどあの生物は
なんか合目的的に目的を持ってどんどん
変化しててあの古典的な非常に例えでま
よく昔の教科書に出てきたやつでキリの首
が長なぜ長くなったかっていうやつで首は
あの高いとこにある葉っぱをあの食べよう
と努力するからどんどん首が伸びていくん
だとでえっとその時にあの必要とされ性質
はどんどんあのあの発達していって必要の
ない性質はどんどんえ衰えていくっていう
考え方を取ってたんですけどこれラマルク
というやつなんですけどまあの19世紀の
初めにはそういうラマルクの考え方で生物
の進化を考えるっていうのもあったんです
はいでえそういうのをあの
エボリューションと呼んでる人たちもい
ましたうんでところがえっとダウは非常に
ひねくれていてそのエボリューションと
いう言葉を使わなかったんですねなるほど
自分の考えたのはエボリューションじゃな
いって思ったわけですなんていう説明して
たえっとトランスミューテーションていう
あトランスミューテーションあなるほどだ
ダビはそれはやだったのでトランス
ミューテーションていう言葉を使ってエボ
エボルブっていう動詞系であの主の期限の
1番最後のとこに使うんですけどそれ以外
一切使わなかったんですねああなるほどで
というのはダーウィンは多分違う自分の
考えてたのは違うんだと思ってたからだと
思うんですねうんうんでえっとそういう
意味ではダーウィンの考え方っていうのは
そういうえっと1方向目的を持って
どんどん変化していくっていうものではな
いっていうのが彼の最初の考え方だったん
ですなるほどで主の期限の前にあのダウン
の本って結構あの色々と読み方が難しくて
うんえっとダあのいろんな過去にいろんな
研究者が研究してるのであの主の期限って
あのやばい本であまりお勧めしないんです
ねあのよくよく進化の本を進化のことに
ついて知りたければまずダーウィンの主の
企業を読みなさいって言うんですけど私は
絶対お勧めしなくてうんあれはあのあれ
読むと進化のこと分かんなくなっちゃうっ
ていうやばい本ではいえっとま理由は色々
あるんですけど1番大きな理由はあの本で
使ってる言葉っていうのが今の言葉と違う
んでああなるほど生物学の知識のある人が
読むとなんじゃこらになっちゃうし生物学
の知識のない人が読むと全然間違った生物
の知識を得てしまうっていうので良くない
本なんですけど一周してから帰って表制が
できないと読めないってことそうですで
言葉もあのこの言葉を使ってるけどこの
言葉の意味は何だろうって1つ1つ文脈を
読んで見ながらあの解釈しないといけなく
て非常に面倒なのでだからいろんな読み方
あるんですねだから今までいろんな人たち
がその読み方をこう読むべきだこう読む
べきだって言って色々とこう議論してきて
で一応今あのスタンダードなこういう風な
読み方が妥当なんじゃないかっていうので
今大体
え受け入れられてる考え方がダーウィンは
方向性を持つような進化っていうのは考え
てなかったうんうんうん要するにあの
ランダムにえ環境に環境が変わればあの
よりあの有利な性質が変わっちゃううんだ
から絶対的に待機的に有利な性質ってのは
ないで条件によってどんどん変わるとで
そういうとにかく多様性が高まっていくっ
ていうそういう過程はあるけどその何が
優れていて何が劣っているっていうなそう
いうものではないと考えてたっていうのが
つまり進歩ではないって考えてたのが現在
の解釈ですなるほどなるほどだそれがなぜ
今そういう風に進歩に捉えられてかそれが
競争社会と結びついたかていうと当時の
イギリスのやはりあの社会があのそういう
もの好む社会だったというのが非常にき
要するにプロテスタントのあそうそう考え
方にガチしてたとでかつ産業革命とかが
あったりするとえっと投資を入れて投資の
利潤をあのなんだ投資家の方に返す理由が
うまく必要ことですよねはいそうですで
それにダーウィンをあの逆にダーウィンが
またそれを利用したんですねあやっぱり
ダーウィンは人間なので自分の方が売売れ
てほしいし自分の考え方がやはりみんなに
広まってほしいなるうんだからあの社会に
警語したところがあるという風に考えられ
てますだからダウのあの主の期限は反を
重ねていくんですけどもそのたびに
どんどん内容が変わっていってはいで
だんだん進歩ということプログレスという
言葉が増えてくるんですねま最初の方には
もちろんプログレスという言葉何度か出て
きてはい言はいるんですがその言葉が
どんどん増えていってでさらにあの
ラマルクの考え方をさらに最初にもあの
気配はあるんですねよ不要なんて言葉を
使ってるんであるんですけどもその頻がど
高くなっていて最終的にはほとんどラ
マルキズの指示者になるんですけどえっと
パン説って言ってラマルキズの考え方を
思いきり提唱するようなるんですけども
はいところがあのゴルトンフランシス
ゴルトンっていうあの従子がいてでこれ
この糸がダーウィンを進数してたので私が
やりますつって実験しますつって
ダーウィンと相談してウサギ捕まえてきて
実際にあのジェミールっていうやつは血液
の中身通ってるわけだからそれ移せばある
個体から別の例えば黒いウサギから白いウ
に映せば白いウサギの子供は黒くなるはず
だって言って実験したんですねそしたら
あの全然白いウサギの子供は白くてその
ダウの考え方は否定されちゃったんですね
でゴルトンが調子に乗ってそれを
ネーチャーにあのダウの考え間違ってまし
たって論文書いたらダウが激怒してほんで
ほんでそんなそのあのこの実験でそんな
ことはわかんねえとか言ってあの激怒した
のでゴルトンはあのすいませんつって謝っ
てあのもうそれ以降あのそれには触れ
なかったんですけどしかしゴルトンはもう
その時点であのラマルキズは間違いだって
ことは分かったんですねうんで自然選択で
生物は進化していくんだっていう風に理解
したのでさらに彼は自然選択によって
起きる進化が進歩ではないって分かってた
んですねうん進化は進歩ではないラ
マルキズなら進歩になりうるはいしかし
ラマキズムが間違っている以上進歩には
ならないということは放置しとくともしか
すると条件によっては人間はダメにな
るって考えたんですねうんつまり常に人間
は自然選択をかけてはい好ましい性質をえ
維持しておかないと子孫がどんどん
どんどんダメになるって考えたんですはい
そこで彼が到達したのが優性学ですああ
つまり優性学ってあのえっとよく進化は
進歩だと考えると優性学に繋がりがちだて
いう風に思いがち思うんですけどそう全然
違うパスできてるんですねそうです違うん
ですねなるほどね実際当時のイギリスでは
あのまイギリスは今ま今は違いますけども
当時は非常非常にあの厳しい階級社会で
いわゆる中産階級が出てきてで一方あの
労働者階級があってで労働者階級がしかも
子供の数が多いんですよはいであの中産
階級は子供の数が少ないんですねそうする
とこのままだと労働者階級ばっかりになっ
てあの中産階級がいなくなって集団と全体
としてあの性質が劣れるってあの心配した
わけですはいだからあのえ労働者階級の
子供作らせないようにとかそれから
あのなんか試験をやってはいそうで試験で
高得点のや同士をあの結婚させるとか
なんかそういったいわゆる優性学的なこと
を考えてで自然選択っていうか人選択です
けどそれをかけて人間のあの性質を向上さ
せようという風に思っちゃったとこれが
あの優性学の根源ですなるほどなるほどね
なんかそれが進化って説明をしたりすると
なんか都合のいい言葉に聞こえるので
なんか社会の統治機構として権力者がよく
使うっていうフェーズにおそらくその19
世紀後半から20世紀ずっと使ってきたん
だと思うんですがなんかそれはなんかまあ
人間の人間社会にとってえっと少数の権力
構造を維持するのに都合良かったからかな
のかそのその辺をもっと深ぼって今話し
たいなと思うんですけど
えっとダウンのダーウィニズムの考え方を
権力者が利用する場合っていうのはもう1
つ別のあのパターンがあってはいそれは何
かていうと要するに権力者にとって重要な
のは国家の維持であって秩序の維持なん
ですけどその場合国家同士の競争でよりえ
強力な国家があの進化していくとで戦争
やって滅びる国ってのはどうせそのあの
弱い国であの自然の
えまあの生物に置き換えるならばそういう
生物は過去どんどん絶滅していったわけだ
からそれでいいんだだから国は要するに
強化しないといけないなるほどでえ帝国
主義にの政党官に使うわけですはいえっと
ナチスがやったことの反省から優勢思想は
強烈に否定されていますが復活する危険は
ありますかえっと古い古典的なはい優勢
思想はま頻繁に復活してますねあのまあの
あれあのイスラエルのケースを見てると
あのま真逆なんですけどはい話は真逆なに
も関わらず出てますよね非常によく似た
考え方が出てますよねそれからまこれとは
言いませんけどもどころポツポツ出てきて
ますよねはいあだからああの考え方って
いうのは元々そもそも古い考え方で
そもそも進化の考え方が出る以前から優性
学というのはあって優性学の思想はあって
もうギリシャ時代からあってプラトンが
もうすでに
あのやってるわけでやってるってかあの
こうすべきだって言ってほぼ似たような
ことを主張してるわけでうんで当時から
すでにあの馬の掛け合わせ後輩してであの
優れたやつを選ぶというそういう育はやっ
てたわけでそれを人間に置き換えようって
いう考え方はあったんですねはいはいだ
から考え方と非常に古くてもう2000年
というあの歴史を持ってるわけですから
そんな簡単にナチスので終わりっていう
ことにはならないだろうと思いますまこれ
人間のなんか宿命みたいなものとして
ずっと引き継いてくると思いますま確かに
人種差別は何で起こるんでしょうって
なんかすごいあの根源的な質問が根源的
ですねそもそも人種っていうのはないので
はいで人種っていうのは20世紀初めに
いやもっと前かかなり古く古い概念です
けどはいそれが20世紀初めに優性学と
結びついて
で人種っていうものを主と捉えるように
なったんですねアメリカであアメリカでで
アメリカですねアメリカですねその主と
いう生物の首と同じようなものだと捉え
ようになったんですけどそれはま間違い
聞いてみたいな確かにそうですねで文化
人類学者特に人類学者文化人類学者とそれ
からその当時のあの生物学者のあで大論争
があって
はいで文化人類学者負けちゃうんですけど
はいでまナスの後あのまそのとにかくあの
フランツボアズっていうあの文化人会社
頑張ってとにかくあの優性学に戦うぞって
ってやってたんですけどはいなかなか
うまくいかなかったんですけどねあで
そもそもなぜ人種差別があるのかっていう
のは難しい問題ですもしかすると
はいそれをちゃんと調べた人はいないと
思うんですけどやばやばすぎるのでちょ
ちょっと調べないと思うんですけどもしか
すると過去にピアソンっていうのがいて
医学が病人を直すその結果逆に人間は
どんどんどんどん弱くなっちゃ本来だっ
たら生き残れないやつが生き残るように
なっちゃっただから医学の発展は人間を
弱くしてるって言ってで逆にむしろ弱い
やつは殺すべきだっていう非常に乱暴な
乱暴ですね意見をあの出したんですよね
それでまこれも優性学ですけど僕はお酒
全然飲めないんですけどはいこれはあの
3000年前だったかな中国の子のあたり
ではい実現したお酒を飲めない
アセトアルデヒドの分解できないっていう
遺伝子ではいそいつが期限でそれが広がっ
て集団の中で比率が増えてでそれがその
連中が日本に移ってきてで僕に繋がってい
るっていうことで3000年だから何世代
だろう80世代とこそのぐらいでもうあの
0からはい日本人の結構の割合いてお酒
飲めない人たちいますそういうレベルまで
広がったそれすごいですね1番最初にでき
たのは1人ですはいそれが頻度を増して
いったっていうああなんかあったんですか
ねそのなんかいろんなこれも仮説が出てい
てあの
[音楽]
5.0 / 5 (0 votes)