コロナ危機、経済学者の挑戦:感染症対策と社会活動の両立をめざして #1(プレゼンテーション)【RIETI BBLウェビナー】

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3 Oct 202225:56

Summary

TLDRこのスクリプトは、東京大学の研究者が新型コロナウイルスと経済の両立に関する分析を通じて、社会に貢献しようと取り組んだ物語を語っています。彼らは過去2年間のデータをもとに、感染症対策と経済活動のバランスを定量的に分析し、その成果をメディアや政策立案にフィードバックしています。また、研究者による政策への貢献や、若手研究者のインセンティブに関する議論も展開されています。彼らの取り組みは、経済危機やパンデミックに備えるための貴重な経験として、多くの人々に伝えられることを願っています。

Takeaways

  • 😊 藤井さんと中田さんの共著の本が出版され、その紹介を兼ねた講演。
  • 📘 本のテーマはコロナと経済の両立に関する分析。
  • 📊 定量的な分析を通じて感染症対策と社会経済活動のバランスを探る。
  • 🧪 コロナの影響を定量的に分析し、緊急事態宣言の解除や東京オリンピックの開催による感染への影響を調査。
  • 💼 中田さんのFRBでの経験が生かされ、迅速で現実的な分析が可能に。
  • 📰 若手研究者や政策現場のニーズに応じた分析の提供を目指す。
  • 📖 書籍には政策決定プロセスや分析の詳細、関係者へのインタビューが含まれる。
  • 💬 政策現場との対話やメディア対応についての経験も共有。
  • 🚀 コロナに関連する政策の効果検証や今後のパンデミック対策のための基盤作りを提案。
  • 🔍 感染と経済の統合モデルの開発や効果的な政策の提供を今後も続ける意向。

Q & A

  • このスクリプトはどの大学の研究者による発表ですか?

    -このスクリプトは東京大学の研究者による発表です。

  • 発表のテーマは何ですか?

    -発表のテーマは「コロナ経済」に関する分析と、その分析を社会経済活動と感染症対策の両立に関する議論にどのように適用するかです。

  • 発表者はどのようにして研究を開始しましたか?

    -発表者は2021年1月から研究を開始し、当初はコロナ分析を行おうとしていたわけではありませんでしたが、研究者としての役に立ちたいという思いから始動しました。

  • 研究の目的は何ですか?

    -研究の目的は感染症対策と社会経済活動の両立を分析し、メディアや政策現場にどのように情報を提供するかを探求することです。

  • 研究にどのような方法を用いましたか?

    -研究では定量的な分析を用い、インタビュー形式で日本評論者からの意見をまとめました。

  • 研究チームはどのようにして組織化されましたか?

    -研究チームは多くのRAを雇って組織化され、中田泰輔さんの経験が役立ちました。彼はFRBのリスト出身で、分析のスピード感を持ったプロジェクトに直結するような経験を持っていました。

  • 東京オリンピックの開催による感染への影響はどのように分析しましたか?

    -東京オリンピックの開催による感染への影響は、緊急事態宣言の解除時期など、感染症対策と経済活動のバランスを定量的に分析しました。

  • 研究の結果はどのように社会に伝えられましたか?

    -研究の結果はメディアや政策現場に伝えられ、厚労省アドバイザリーボードや内閣官房AIシミュレーションプロジェクトなどの方々と協力して分析を活用しました。

  • 研究の中で特に重要な分析は何でしたか?

    -特に重要な分析は緊急事態宣言の解除基準や感染シミュレーション、病床見通しツールの開発などです。

  • 今後の活動や計画は何ですか?

    -今後の活動や計画は学術研究にシフトし、パンデミックにおける最適なバランスの取り方に関する知見を提供することを目指しています。

  • この研究はどのように若手研究者に影響を与えていますか?

    -この研究は若手研究者に政策に直結する分析を行おうとするインセンティブを提供し、研究論文だけでなく社会貢献を目指す道を開いています。

Outlines

00:00

📚 新書紹介とコロナ経済分析の意義

東京大学の藤井さんが、共著した本の紹介と、コロナ禍下の経済分析の意義について話しています。本は、感染症対策と経済活動の両立をテーマに、日本評論者へのインタビューをまとめたもので、2021年1月から始まった研究の成果を示しています。藤井さんは、研究を通じて政策やメディアに情報を提供し、若手研究者にも政策に直結する分析のインセンティブを示し、次のパンデミックや経済危機に備えたいという思いを述べています。

05:02

🗣️ 実務者からのフィードバックと分析の活用

中田泰輔さんも加わって、本の概要と、彼らの分析がどのように政策やメディアで活用されたかについて説明しています。彼らは、分科会メンバーやメディア関係者、厚生労働省のアドバイザーボードのメンバーなど、実際に分析を活用してくれた方々をインタビューし、その意見を取り入れています。また、分析の背後にある苦労やモチベーション、政策現場との対話の重要性についても触れています。

10:04

🔬 経済学者の役割と分析の始まり

中田さんは、経済学者が社会に貢献する機会について語り、彼らの分析チームの始まりと、なぜコロナ分析を始めたのかについて説明しています。彼は、FRBでの経験を通じて分析のスピード感を身につけ、東京オリンピックの開催による感染拡大の影響など、様々な分析を行ってきました。また、若手研究者が政策に関わる分析を通じて社会に貢献するきっかけを示唆しています。

15:06

📈 緊急事態宣言の解除基準と分析の進展

藤井さんと中田さんの分析チームは、緊急事態宣言の解除基準や感染シミュレーションについて分析し、その成果を政策に反映させることで進展を続けています。彼らは、分析を通じて、感染と経済のバランスを測る方法を提供し、その分析が政策決定プロセスにどのように影響を与えているかについても触れています。

20:06

📊 感染シミュレーションの進化と分析の焦点の変化

分析の焦点がどのように変化し、感染シミュレーションが進化してきたかについて説明しています。2021年初めは、感染シミュレーションが政策判断に欠かせない要素だったが、2022年には、病床見通しや社会経済への影響が注目され始めました。また、分析チームは、高頻度で見通しを提供し、メディアや政策現場でその重要性が認識されるようになりました。

25:08

📘 学術研究へのシフトと将来の展望

分析チームは、現在までの経験を通じて、学術研究にシフトし、パンデミックにおける最適なバランスの取り方に関する知見を提供することを目指しています。彼らは、政策の効果検証や価格コミュニケーション、政策決定プロセスの検証など、政策現場に近い視点を学术的にまとめることで、将来のパンデミック対策に貢献を目しています。

Mindmap

Keywords

💡コロナ経済

「コロナ経済」とは、COVID-19パンデミックが引き起こした経済的な影響を指します。ビデオでは、過去2年間のコロナ経済を分析し、日本の評論者や専門家にインタビューを通じてその影響を捉えています。例えば、感染症対策と経済活動の両立が大きな課題として挙げられています。

💡経済セミナー

「経済セミナー」とは、経済に関する研究や議論を共有するイベントやシリーズです。ビデオでは、経済セミナー編集部が定期的に活動に関するインタビューを行い、その一部が経済セミナー編集部のノートに掲載されていると言及されています。

💡緊急事態宣言

「緊急事態宣言」は、政府が非常事態を宣言し、特定の地域や業種に対して制限を設けることを指します。ビデオでは、緊急事態宣言の解除基準やその影響について分析し、政策決定プロセスに関与しています。

💡感染症対策

「感染症対策」とは、感染症の発生や拡大を防止するための措置を指します。ビデオでは、感染症対策と経済活動の両立をテーマに、専門家の分析や政策の効果検証を通じてその重要性を強調しています。

💡社会経済活動

「社会経済活動」とは、国民が日常生活や仕事で行う経済的な活動を指します。ビデオでは、コロナ禍下における社会経済活動の継続と感染症対策のバランスが議論されており、経済危機時の備えとしても分析されています。

💡東京オリンピック

「東京オリンピック」は、2021年に開催された国際的なスポーツイベントです。ビデオでは、東京オリンピックの開催による感染拡大への影響が分析されており、大規模イベントと感染リスクの関連性が探求されています。

💡政策コミュニケーション

「政策コミュニケーション」とは、政策決定者が政策の内容や意図を広く伝えるプロセスを指します。ビデオでは、政策コミュニケーションの重要性が強調されており、政策現場での経験や視点をもとに分析が提供されています。

💡経済学者

「経済学者」とは、経済学を研究する専門家を指します。ビデオでは、経済学者がコロナ危機下で直面した課題や、政策に直結する分析のインセンティブについて議論されています。

💡統計モデル

「統計モデル」とは、データに基づいて現象を分析・予測するための数学的モデルです。ビデオでは、感染と経済の統合モデルを使用して、感染症対策と経済のバランスを定量的に評価しています。

💡学術研究

「学術研究」とは、専門的な知識や理論を深めるために行われる研究活動です。ビデオでは、学術研究にシフトし、パンデミックにおける最適な政策のバランスに関する知見を提供することを目指しています。

Highlights

東京大学の藤井さんと中田泰輔さんの共著本が出版され、コロナ経済の分析を紹介

2年間のコロナ経済分析を日本評論者へのインタビュー形式でまとめ

感染症対策と社会経済活動両立の分析をメディアや政策現場に伝える方法を探求

2021年1月から始まった研究は当初、定量的分析が日本で少なく、不確実性にも関わらず始まった

緊急事態宣言の解除時期や東京オリンピック開催の感染影響分析を開始

RAを雇って大規模チームを率いた経験、中田さんのFRB経験が分析に寄与

若手研究者への政策分析インセンティブの不足と研究論文とのミスマッチ

次のパンデミックや経済危機時の備えとして、研究者チームの作成と分析提供の重要性

本書はインタビューまとめで、経済セミナー編集部に掲載された分析も含む

11人の政策関係者からのインタビューを含む、政策決定プロセスの分析

研究者が政策現場と対話する際の経験と気をつけるべきこと

2020年末に分析を開始し、感染と経済のバランスの分析を提供

藤井さんはFRBの数理モデルチーム出身で、経済学者が行うべき分析の提供

2021年初めからメディア対応が忙しく、緊急事態宣言の解除基準分析が政策単位で高評価

感染シミュレーションの必要性と、厚労省アドバイザリーボードでの発表

2022年に重症化率や致死率の分析、病床見通しツールの開発

自殺率への影響分析と、社会経済への被害に注目が集まった理由

学術研究へのシフトと、パンデミックにおける最適なバランスの取り方に関する知見提供

政策の効果検証や価格コミュニケーションの重要性と、政策決定プロセスの検証

書籍出版や研究会開催、大学での教育を通じて、パンデミック対策の基盤を強化

Transcripts

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ありがとうございます本日はこのような

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貴重な機会を頂戴して誠にありがとう

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ございます

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石蔵さんまた小林先生もお忙しい中

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ありがとうございます

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東京大学の藤井ですで私とですねあの東京

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大学の同僚の中田泰輔さんとの共著の本が

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先週出版されまして今日はその

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紹介を兼ねた講演をさせていただこうと

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いうふうに思いますでこの

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本ではですね我々あの

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ずっとコロナ

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経済っていうテーマで

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過去2年弱分析をしてきましてそれを日本

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評論者の方にインタビュー形式でまとめて

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いただきました

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我々は主に感染症対策と社会経済活動の

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両立というテーマで分析を行ってまたそれ

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をメディアとかですね政策現場にどのよう

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に届けるべきかみたいな

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様々な描い経験をさせていただきまして

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それをまとめていただきました2021

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の1月からですねこの

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研究をスタートしまして

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中田さんと私は東大の経済学部で同じ

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フロアでしてよく

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話をしててで

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最初このコロナの分析ってやるつもりは

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なかったですねで命の問題もありますし

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非常に強い抵抗もあったんですけど

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研究者として段落お役に立ちたいという

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思いがあってでまだ

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当時はですね定量的な分析が日本でかなり

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少ない印象がありましたでコロナと

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経済の両立っていうテーマはいろんな

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ところで話はされていたんですけれども

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なかなかこう

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議論の叩き台になるような

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定量的な分析当然不確実性も大きいんです

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けれどもそういうものがあまりなかったの

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で何かやろうということで最初の方は

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緊急事態宣言をいつ解除すべきかみたいな

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分析からスタートしましてで

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東京オリンピック

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開催による感染への影響とかですね

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福山やってきましたでコロナの性質上です

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スピード感を持ったさらにこう現実的な

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分析をしなきゃいけないということで

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普段の研究とはこう全く違う

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経験をさせていただきましたで

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多くのRAを雇ってですねチームを率いる

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というような経験もですねこれも中田さん

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が修行してくださって中田さんの前職が

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FRBのこのリストでしたのでやっぱり

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こういう制作に直結するようなものとか

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ですね

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スピード感を持った分析みたいなことが

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こう中田さんの経験が非常にこう行きまし

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てで

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様々

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景気をやることができましたで

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本当にこういろんな経験をさせていただい

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てこれを

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ぜひ多くの人に伝えたいという思いがあり

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ますで

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[音楽]

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例えばですね

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若手研究者に関してもなかなかこう

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政策に

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直結する分析をやるインセンティブとか

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あんまりなくて

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結構皆さん研究

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論文がいいジャーナルに乗るっていうのが

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目標ですのでそこで

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ミスマッチとかですね制作現場からの要望

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と研究者側からのこう供給みたいなものの

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ミスマッチですよねでいろんなこう機動的

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な動きとかですね

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そういうものをいろんな見えてきた課題と

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かも含めてこの本では紹介をさせて

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いただいてで次のパンデミックとかですね

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いろんな経済危機が起きた時の備えとして

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そういった時にこうサッと軌道的なこう

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いう研究者のチームを作ってですね何らか

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こう社会のお役に立てるような分析を

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提供できればなというふうに思っており

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ますで

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内容については今から中田さんに

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色々と詳しくお話をしていただきますはい

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では私の方からは以上です

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東京大学の中田です

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本日はこのような機会をいただきどうも

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ありがとうございます

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一部

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藤井さんが

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研究してくれたところもすぐにあるんです

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けれどもまずは今回あの出版させて

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いただいたあの

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書籍コロナ危機経済学者の挑戦の概要と

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いうところででその後に

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藤井仲田チームがこれまでどういった分析

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をしたかっていうところをもう少し詳しく

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お話しさせていただいてでその最後にです

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ねあの現在我々がどういったことをして

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いるのかそして今後といった活動をして

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いくのかということに関してお話しさせて

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いただきます

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であのまあこの書籍はあの

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インタビューのまとめということで

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2021年の3月から2020年2年の4

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月まで

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経済セミナー編集部の方に定期的にあの

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我々の活動に関してインタビューをして

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いただいておりましたそしてその一部は

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経済セミナー編集部のノートに掲載されて

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いるということでおそらく

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9チャプターあるうちの3チャプター

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ぐらいはそこに

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収録されてここで

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読むことができると思います

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であので今回

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自分たちのインタビューをまとめるだけで

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こう見えないところもあるのではないかと

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いうことであの実際に我々の分析を活用し

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てくださった方々を中心に11年の

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方々に

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インタビューをお願いしてそれをまあ

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関連の深い

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賞末に

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掲載させていただくとそういった試みも

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行っております

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で具体的には分科会メンバーでもある大竹

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さんそして

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内閣官房

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AIシミュレーションプロジェクト座長で

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ある北野さんそして日経

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新聞共同新聞テレビ朝日等のあの

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記者の方々

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そしてまあ

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厚労省アドバイスサリーボードの

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雑長である

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脇田先生そしてあのま当時ですけれども

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和田先生あとはコリン

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組織委員会事務局のトップであった中村

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さんまあこういった方々のインタビューも

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掲載させていただいております

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であの先ほど

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藤井さんが話してくれた

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あの

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今いろいろな

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テーマに触れて5分の間に触れてくれたん

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ですけれどもあのまあテーマごとにですね

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あのまあこのプロジェクトがどのように

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スタートしたのか

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短期間で大きなチームを作り上げたんです

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けれどもまあそれはどういったそこに伴う

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苦労話とか

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でまあ

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我々の

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昨年のオリンピック分析は

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注目の集めた分析の一つですけれどもまあ

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どういった経緯でどういった

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モチベーションでそういった分析を行った

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のかと

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そしてそうですねあのまあ

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研究者の中でこう

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研究論文を書く以上の形でまあこう社会に

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貢献したいっていう思いを持ってる方々が

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経済学の分野では我々の世代をおそらく

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中心に増えてきてると思うんですけれども

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実際には

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政策現場と対話するときにこう気をつけて

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我々の経験をもとにこういったことに気を

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つけた方がいいのではないかとか

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メディアの人に

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研究の成果を発表するときにまあこういっ

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たことを

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想定しておくと良いのではないかみたいな

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そういったお話もしているということです

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想定読者としましてはまあ本当にいろいろ

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な方々に読んでいただきたいんですけれど

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もまずは研究者と協力をすることに興味の

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ある政策現場の方々そして制作現場一般の

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人々に分析を届けることに興味のある研究

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者の方々

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そして研究者による分析を報道することに

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興味がある方々そういった方々が

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念頭に置かれるかと思いますまあただそれ

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以上にもっと

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広くコロナというところに関わらず研究

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政策報道の世界に興味のある一般の方々

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そして若い人々に

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本を読んでいただけるとありがたいのかな

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と考えておりますそしてコロナという点に

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関して

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この中では様々な

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政策が

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打たれていてその

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効果検証とか

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事前にもしくは効果検証が不可能な時でも

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事前にこういったことが起きるんではない

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かこういった政策を取ったらこういった

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効果を

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期待できるんではないかとかそういった

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ことを

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考えながら

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政策現場の方々はやってきたわけです

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けれども

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そこに

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様々な分析が提供されたんですけれども

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そのそういった分析を提供して

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きたそしてアドバイザーリーボート分解の

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方々を含めあの様々な

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政策に関わる人々に直接分析を提供してき

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たものとして

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見えてきたところもあるので

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そういったこの中における政策決定

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プロセスに

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関する

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なかなかこう

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普通にこうテレビや新聞読んでいただける

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ではわからないまあそういった姿という

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ものを伝えられるのかなと考えていてそう

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いった

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景色を届けることができるのかとも考えて

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おりますそしてあと私の目からするとこの

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価格コミュニケーションという点に関し

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政策コミュニケーションというところに

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関して

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非常にこうあの考えさせられることが

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多かったまあそういった

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2年半だったと思うんですけれどもまあ

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そういったところに関してまあ

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考えたい方々

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新しい知見を得たい方々まあそういった

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方々にも興味を持ってもらえるのかと考え

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ております

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ということでこれが

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本の概要ということになりますであの

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まあこのオーディエンスの方

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々の中にはまあ

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藤井な形チームがどういった分析をしてき

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たのかっていうことをあの

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ご存知のない方も多いかもしれないので

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ちょっとこれまでどういった分析をしてき

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たかということをお話しさせていただいて

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その後に

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現在どういったことをしてるのかそして

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今後どういったことをしていく予定なの

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かっていうお話をさせていただきます

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そうですねまあ

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富士山と私は

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同じ大学でフロア

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オフィスのフロアが同じということもあっ

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てまあ2020年に入ってまあ時より

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植物食事をしたいコーヒー一緒に飲んだり

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というそういった交流をしていたんです

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けれども2020年の12月ですね

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そのあたりになってくると私も

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元々はコロナ分析というものはしたくなく

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てなぜかっていうとまあそれがいつまで

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続くかわからなくてしかもまあ

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海外では

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相当あの経済学者がコロナ

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危機に関する論文というものを発表してい

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てその研究者という視点でこう緊急業績を

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最大化するという視点からはこれはもう

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明らかにこう

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関わらない方がいいあのトピックなのでで

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私は特にこう2020年の4月から

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アメリカから日本に引っ越してきてま生活

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の立ち上げとかそういったこともあったの

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コロナ分析はする

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予定は全くなかったんですねまあしかし

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ながらこう2020年の末になってこう

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第3波というものが徐々に増えてきて

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交通トラベルが中心になってそしてもう

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一度また研究した1000円を出さなくて

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はいけないのではないかそういった議論に

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なった時に

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今後の見通しというものがどこからも提示

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されてないっていうことに非常に違和感を

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覚えて

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で私はFRBの数理モデルチームマクロ

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モデルチームでまあ見通しを停止したり

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まあ

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リスク評価をしたり

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戦略まあこういった戦略を取ると

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経済はこうなるのではないかみたいなま

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そういった分析をしていったんですけれど

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もで

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実際にこうFRBの

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元同僚たちはマクロモデルに

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飛躍のモデルをくっつけて同時に分析する

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まあそういったフレームワークを

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作るそういった分そういった作業もして

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たりしてそういった

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何かしらのこう

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モデルを使って

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こういった政策を打つと

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感染はこれくらい抑えることができるので

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はないかしかしながら経済にはこれくらい

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ダメージがあるのではないかみたいなそう

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いったものを眺めつつ議論をしていくって

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いうのがまあ当たり前だと思ってたんです

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ねしかしながらそういった情報というもの

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はとりあえずその一人々には全く届いてい

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ないとで

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2020年を通してまあそういった分析は

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世の中に出てこないけれども誰かがやって

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いるだろうと思っていたんですよねまあ

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ただ

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様子を見てみるとどうも

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誰もやってないのではないかということを

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薄々感じてでその

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当時は何ですけれども

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私これ今日小林先生がいらっしゃってるん

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ですけどあの小林先生

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テレビで色々発信されてる時にこう

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経済の側から何かしらの資産は出せないん

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ですかみたいなそういったことを

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周りの人にこう言われてるのとかをテレビ

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で見てる見た覚えがあるんですよねでそう

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いった状況を見てあのちょっと自分たち

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もしかしたらあのそういった分析がされて

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なくて自分たちで何かやったら貢献できる

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のではないかまそういった思いでちょっと

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2020年の12月に

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何かしらできたらいいなと考えてで私は

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まあ理論が応用理論をやる人なので

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実際にこうデータを扱ってっていうところ

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に関しては苦手ということもあって1人で

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は絶対やれないということはわかってたん

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ですけれどもでたまたまこの話を藤井さん

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に12月の15日ぐらいだったと思うん

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ですけれどもまあランチをしながらした時

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にその話が広がってお

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互いにこう分析をやろうと思います

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そのように合意して今に至るというわけ

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ですはいで

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ですね

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で12月15日に分析を始めてで分析自体

play15:31

はすごいシンプルなのでもう1週間

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以内にこうある程度分析が

play15:38

終わってそれでまあそれを東京大学の

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セミナーで発表してでそれを

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その情報が

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大竹さんのところに12月23日からもう

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すぐに届いて12月23日から12月24

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日の大滝さんが主催していた日経が外の

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コロナワーキンググループというところで

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発表させていただきそして1月に入ると

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竹内さんから直接

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緊急事態宣言の解除基準に関して何かしら

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分析できないかっていうお願いをしてその

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依頼にまあこれは

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中央銀行では当たり前のケースですけれど

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もまあもうすぐに対応すると23日で対応

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してそれがある程度

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政策単位が高くて

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文化会等のメンバーに

play16:32

共有しても良いだろうということで分科会

play16:34

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メンバー勉強会に発表させていただいたり

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とまあそういった感じでもう2021年2

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月あたりからあのエクスポジャーが増えて

play16:43

きたとまあそういった感じですでもともと

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は感染と経済の統合モデルを使って感染症

play16:49

対策と経済のバランス両立をどう測るかと

play16:52

いうことに関しての地形を

play16:55

提供していこうそこを調べていこうという

play16:57

ことだったんですけれども

play17:00

蓋を開けてみると

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様々な分析

play17:07

感染のシミュレーションのみの分析も含め

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様々な分析をこの1年

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9ヶ月ぐらいで行ってきたという状況です

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でそうですねあのまあ分析を始めて2ヶ月

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以内の2月の

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前半にコロナ文化会で

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発表させていただいたりで2月3月は

play17:30

とにかく

play17:33

メディア対応が忙しかったんですけれども

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第2回緊急事態宣言が

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終わった3月の23日ですかねその

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タイミングで

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本当にピタッとメディアからの連絡が一時

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的なんですけれども止まってしかしながら

play17:48

こう政策現場の方々から

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直接連絡をいただいて直接分析を依頼を

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いただくということが2021年の真っ白

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で3月の

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後半あたりから

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増えてきたまあそういった状況ですね

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はい

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でこういった大きな研究チームを

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立ち上げるときに今資金というものがまあ

play18:15

不可欠なんですけれどもまあそこに関して

play18:17

はあの

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内閣官房AIシミュレーション

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プロジェクトさんをはじめ

play18:23

様々なところにお世話になるなんており

play18:26

ます

play18:29

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研究者としては珍しく

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本当に様々なところで分析を報道して

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いただいたということですで2本メディア

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だけではなくて

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海外メディアからも

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色々とお

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問い合わせがありました

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でちょっと振り返ってみるとですね

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2021年は感染と経済の統合モデル

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の感染に関するシミュレーション

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管に

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感染に関するシミュレーションのみを求め

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られることが非常に多かったというところ

play19:01

が印象的ですでこれはあの

play19:06

振り返ってみると

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2021年前半においては

play19:11

毎週データを取り入れて今後の感染見通し

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を提示する今後の病床見通しを提示すると

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いうことを実践したのは

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藤井な形のみであったそういった事実を

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反映していると思いますで

play19:26

あの

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2021年2月後半3月には

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内閣官房やシミュレーションプロジェクト

play19:33

のいくつかのチームが

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比較的高頻度で見通しを提示していたん

play19:39

ですけれどもまあそれも一時的で4月6月

play19:42

には月1回とかそういった頻度になってで

play19:47

2021年の7月になってようやく内閣

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官房屋シミュレーションプロジェクトの

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チームが

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ほぼ毎

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感染シミュレーションを提示するように

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なっていたのでまあしたがって我々が分析

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こう毎週見通しというものをし始めた

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2021年の1月

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後半というものはまあそういったものは

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内閣官房やシミュレーションプロジェクト

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からはなかったということですねでさらに

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はこういった感染シミュレーションって

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感染症の専門家がやるのが当然ではないか

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と私は思うし皆さんもそう思われると思う

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んですけれどもそこに関しても

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厚労省アドバイザリーボードの過去の資料

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play20:33

振り返ってみると

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定期的に見通しを提示するということが

play20:39

始まったのは

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2021年の2月3月そういった

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タイミングであるということです

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しかしながらこういった

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シミュレーションはですねあの

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まあかなり機械的な

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すごいシンプルなシミュレーションでまあ

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これまでの実効再生算数が

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続くとしたら今後感染の見通しはこうなる

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みたいなそういったタイプの見通しで

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2021年

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においてこう政策判断をするために必要な

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要素ですねワクチン接種とか変異株とか

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人流とか緊急事態宣言そういった要素が

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もう

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全く入っていないまあそういったものが

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ようやく登場したのが2021年の2月3

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そういった状況であってで

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有名な

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8割削減とかそういったような分析という

play21:38

ものが

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時折ですね半年に1回ぐらい掲示される

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みたいなそういった状況だったので

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2021年前半においては

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我々の

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毎週データを取り入れて

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見通しを提示していくというものはもう

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日本に一つだけであったとそういった状況

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です

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で2022年になるとですねあの

play22:04

感染のシミュレーションの注目は

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下がって病床見通すと社会経済への被害に

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関する分析そこに注目が

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集まりました

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具体的には

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第6波第7波における重症化率致死率もい

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たリングそして

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病床見通しツールというものを47

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都道府県

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それぞれに関して見通しを提出できるそう

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いったツールを開発して5月の

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厚労省アドバイザリーボードで発表させて

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いただいて

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実際現場の人のためのズーム説明会とか

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もし公式でやったりしたんですけれども

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そういった

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分析そして

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これはメディアでも今年になってから

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度々紹介されたんですけれども

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婚姻趣旨を自殺とこの中でこういった

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フェンスがどのような影響を受けたかそう

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いったところに関する資産というものに

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注目が集まったで

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誠2021年と2022年の

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注目度合いの違いというところに関しては

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やはり2022年はコロナコロナとの共存

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を求める声が増加したということを反映し

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ているかと思いますそしてストレート同時

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第6回以降は

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名古屋工業大学の平田さんの研究室そして

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クイックキャッツといった他のチームも高

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頻度で完成予測を提供するということを

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始めたっていうところが

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重要だったのかなと考えております

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で現在まあちょっとこの現在っていうもの

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のスライドを書いたのが34週間前だった

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のでちょっとアウトデイズなんですけれど

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play23:45

第7波においてはこれまでと同様に高頻度

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で今後の見通しとのレポートを提供して

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第7波が始まってからおそらくもう30分

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ぐらいレポート書いてると思うんです

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けれどもまあこういったコーヒーとか分析

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をまだ続いているけているというところ

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ですまあそれと同時に

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徐々に学術研究にシフトしており

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現在ではこれまでのレポートするという

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作業をいくつかやって

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そういった作業を続けるとそしてまあ徐々

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に学術研究にシフトしていくとまあそう

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いった状況ですでありがたいことに可変核

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兵器の基盤Sというものを取れたことも

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あってある程度資金があるということで

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周期的に今後34年間ですけれども

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感染と経済の統合モデルを

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利用してパンデミックにおける最適な

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バランスの取り方

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みたいなところに関して知見を提供できれ

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ばと考えていますそしてあのまあこの中に

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おける政策の効果検証

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価格コミュニケーション政策決定プロセス

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の検証というところも

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そうですね実際にこう政策現場と相当近い

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ところに行ったものでしかできないそう

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いった視点があると思っていてそれを

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学術レベルで

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まとめていければと考えております

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そしてその他今回のように書籍を出したり

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あの

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定期的な研究会を開催したりまた大学で

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パンデミック対策に関する

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授業を

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したりとまあそういったところで

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次にパンデミックが

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起きた場合にこうより多くの人々が納得

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できる形でこう感染症対策と社会経済活動

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両方とも大事にして

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政策を打っていくそういった

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[音楽]

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基盤となるような分析を今後

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していければと考えておりますはい私の方

play25:53

からは以上です

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