大阪大学の大竹氏「医療ひっ迫の認識共有を」

テレ東BIZ
7 Aug 202123:25

Summary

TLDRこの番組では経済学者の大滝文代さんが新型コロナウイルス対策と経済社会の変化について語りました。日本の感染者数を抑えることに成功した反面、経済活動の損失が大きいというトレードオフが存在することを指摘。医療体制のボトルネックやワクチン接種率の向上、経済活動の再開に向けた具体的なアプローチについて考察。また、外部性の問題やデジタル化の進展、行動経済学の応用についても議論しました。

Takeaways

  • 😀 新型コロナウイルスの感染対策は社会経済に大きな影響を与えた。
  • 😷 感染者数や死者数は欧米に比べて低く抑えられているが、その代償として経済活動に大きな損失が生じた。
  • 🏥 日本の医療提供体制は当初非常に脆弱であり、今でも十分に柔軟に対応できていない。
  • 🔬 経済学者は外部性の観点から感染対策を行うべきであり、行動の制約が必要だと主張している。
  • 💉 ワクチン接種が進むことで社会経済活動を元に戻すことが重要だとされている。
  • 📈 コロナ禍でオンライン会議システムの普及が進み、IT化が加速した。
  • 🏠 テレワークの普及により、柔軟な働き方が進み、女性の活躍機会が増えると期待されている。
  • 🎓 大学教育でもオンライン授業が普及し、教育の分野で大きな革新が進んでいる。
  • 💬 利他的なメッセージが人々の行動変容に効果的であることが研究で示されている。
  • 🌍 日本経済の立ち直りには、ワクチン接種率の向上と柔軟な医療提供体制の構築が不可欠である。

Q & A

  • コロナ対策の評価について大竹教授はどのように考えていますか?

    -大竹教授は、日本の感染者数を低く抑えた点では成功したが、経済活動に大きな損失を与えたと評価しています。また、医療提供体制の弱さが感染拡大防止と経済活動のトレードオフを困難にしたと述べています。

  • 日本の医療提供体制の問題点は何ですか?

    -日本の医療提供体制は当初非常に弱く、コロナ専門病棟や集中治療が十分にできていないことが非効率であると指摘されています。多くの病院が少しずつ患者を受け入れる形で対応しており、効率的な対応が難しい状況です。

  • 行動経済学がコロナ対策にどのように役立ったかについて教えてください。

    -行動経済学は非金銭的インセンティブを利用し、メッセージによる行動変容を促す方法を提供しました。具体的には、利他的メッセージを用いることで人々の行動変容を促すことが効果的であるとされています。

  • 利他的メッセージと利己的メッセージの違いについて説明してください。

    -利己的メッセージは自分が感染しないために対策をすることを促すものですが、利他的メッセージは他人の命を守るために対策をすることを促すものです。研究によると、利他的メッセージの方が人々の行動変容を促す効果が高いとされています。

  • コロナ禍でITやデジタル化が加速した具体例を教えてください。

    -コロナ禍での具体例として、ビデオ会議システムの普及が挙げられます。オンライン会議が普通になり、政府の審議会でもオンラインが主流となりました。また、大学でもオンライン授業が普及し、教育分野でも大きな革新が進みました。

  • 緊急事態宣言が何度も発出される中での日本の経済への影響について教えてください。

    -緊急事態宣言が4回も発出され、社会経済に大きな損失を与えました。感染者数は低く抑えられましたが、その代償として経済活動の停止による損失が大きかったとされています。

  • なぜ若い世代の人たちが利他的メッセージに反応しにくくなったのですか?

    -高齢者のワクチン接種が進み、重症化リスクが低減したため、若い世代の人たちが守るべき対象が少なくなり、利他的メッセージが通用しにくくなったとされています。

  • デルタ株の感染力の強さについての理解が進んでいない理由は何ですか?

    -デルタ株の感染力の強さが十分に認識されていないため、感染力が高まっても重症者数が減らない、または中等症が増えることが予想されておらず、医療逼迫のリスクが理解されていないことが原因とされています。

  • 日本経済が回復するための条件について教えてください。

    -日本経済が回復するためには、ワクチン接種率を上げることと、感染拡大が生じても対応できる医療提供体制を構築することが重要とされています。これにより、安心して経済活動を行える状況が作られると考えられています。

  • 格差の問題について大竹教授はどのように考えていますか?

    -大竹教授は、実際の格差と感じる格差(不平等感)を区別することが重要であり、本当に是正すべき格差を明らかにすることが必要だと述べています。また、ワクチン接種者と未接種者の間の格差問題についても広い視野で考えるべきだとしています。

Outlines

00:00

😷 医療逼迫と経済対策の議論

第1段落では、感染拡大に伴い医療逼迫が増加し、経済対策の難しさについて議論されています。政府の対策は感染者数を抑えつつも経済活動に大きな損失をもたらしました。専門家は医療体制の強化や経済活動の再開の重要性を指摘しており、緊急事態宣言の繰り返しとその影響についても触れられています。

05:01

📈 経済学の視点からの感染対策と外部性

第2段落では、経済学の観点から感染対策における外部性の問題が分析されています。ワクチン接種や感染対策は個人の健康だけでなく、社会全体に影響を及ぼす外部性をもたらします。経済学者は、外部性による影響を最小限に抑えるための政策や規制の重要性を語り、ビデオ会議システムの普及が経済に与える長期的な影響についても触れています。

10:03

🚸 行動経済学のアプローチとメッセージの効力

第3段落では、行動経済学のアプローチが感染対策にどのように適用されるかが議論されています。メッセージの種類やデザイン、非金銭的インセンティブの使用について、行動変容を促すための戦略が探求されています。利己的メッセージと利他的メッセージのどちらが効果的であるか、また、社会規範や損失を強調したメッセージの有効性についても言及されています。

15:04

🏥 医療逼迫と高齢者のワクチン接種の進展

第4段落では、医療逼迫の現状と高齢者のワクチン接種が進展したことで若い世代の行動変容が難しくなったことについて触れられています。デルタ株の感染力についても説明されており、緊急事態宣言が医療逼迫を前提に出されることに対する人々の認識の変化が議論されています。社会規範や周囲の状況が行動に与える影響が強調されています。

20:04

🌐 経済回復と格差問題の現状

第5段落では、日本の経済回復の遅れとそれに伴う格差問題が取り上げられています。ワクチン接種率の向上と医療体制の強化が経済回復の鍵とされており、格差や不平等感の是正が求められています。経済学者は、格差や不平等感の実態を明確にし、適切な政策立案が重要であると指摘しています。

Mindmap

Keywords

💡新型コロナウイルス

新型コロナウイルスは、2019年末に中国・武漢で発生し、世界中でパンデミックとなっている病原体です。この動画では、その感染拡大を抑制しようとする日本の対策や、それが経済や社会に与える影響について議論されています。

💡緊急事態宣言

緊急事態宣言は、政府が新型コロナウイルス感染拡大に対処するために行う措置の一つで、特定の地域で外出自粛や事業者への休業要請を行うことができます。動画では、その繰り返しや期間の長さについても議論されています。

💡医療逼迫

医療逼迫とは、感染症などの急激な患者増加により、医療機関が限界状態に達することを指します。動画では、感染拡大による医療逼迫が重症者数の増加や中等症患者の増大と関連していると述べています。

💡ワクチン接種率

ワクチン接種率は、特定の人口の中でワクチン接種を受けた割合を示します。動画では、ワクチン接種率の向上が経済回復の鍵であるとされ、接種率が高まった時に社会経済活動を元に戻すことが求められています。

💡外部性

外部性とは、経済活動によって第三者に対して影響を及ぼすことを指します。動画では、感染対策やワクチン接種における外部性が議論されており、個人の行動が社会全体に影響を及ぼす例として紹介されています。

💡行動経済学

行動経済学は、経済学の一分野で、人々の行動や選択を分析し、経済的な意思決定を理解することを目的としています。動画では、行動経済学の視点から、感染対策やワクチン接種のメッセージ戦略について語られています。

💡デジタル化

デジタル化は、情報やサービスをデジタル形式に変換し、デジタル技術を活用して提供することを指します。動画では、新型コロナウイルスの影響でビデオ会議システムの普及やオンラインでの政府審議会、テレワークの普及などがデジタル化の進歩として挙げられています。

💡格差

格差とは、社会において所得や地位、機会などの不平等を指します。動画では、新型コロナウイルス禍がもたらした経済的格差の広がりと、それが社会問題として認識される必要があることが議論されています。

💡社会規範

社会規範とは、社会の中で共有される行動の基準や価値観の体系です。動画では、感染拡大防止のために求められる行動制限や自粛が、社会規範として定着し、人々が自らの行動を制限するよう促していることが示されています。

💡デホ

デホとは、経済学用語で、市場における行為を規制するための協力金や罰金などの経済的なインセンティブを指します。動画では、デホを通じて外部性の問題を解決し、適切な行動を促すことが議論されています。

Highlights

観戦力が高まると准将者数が減らない、どういうふうに医療が大変になっていくのか

若い世代の人たちとは元々そういう人たちを守るために行動変容をしていた

利他的メッセージではなかなか通用しない

経済に大きな損失が出たが、日本は感染者数を低く抑えることには成功した

医療提供体制にボトルネックがある

緊急事態宣言を長く続けるか、何度も繰り返すかの選択肢が議論された

医療提供体制が柔軟に対応できれば経済をもう少し活性化できた

ビデオ会議システムの普及がITの加速化をもたらした

テレワークの普及が女性の活躍機会を増やす

オンライン教育の普及が教育分野での革新を進める

非金銭的インセンティブを使う行動経済学の重要性

利己的メッセージと利他的メッセージの効果の違い

損失を強調するメッセージが効果的である

ワクチン接種率を上げることが経済回復の鍵

経済活動を元に戻すためには医療提供体制の強化が必要

Transcripts

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観戦力が高まると

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准将者数が減らないどういうふうに医療が大変になっていくのか

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なっているのかいう情報提供の仕方をうまくしていた

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若い世代の人たちとは元々そういう人たちを守るために行動変容をしていた高齢生の

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悪神選手や進んで今までの利他的メッセージではなかなか通用しない

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本当に格差があってそれはで制するべき

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解決すべき問題なのかということを明らかにしていく

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[音楽]

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俺ございます

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日経日曜サロンですこの番組は日本経済新聞のすり替えよう1論説ペローが単刀直入に

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ゲストに今聴きたいことを聞いていく番組です

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今日のゲストは経済学者で大阪大が特任教授の大滝文代さんです

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コロナ家と政治経済を考えるシリーズ2回目で今回はこの中と経済ですをたくさんは

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ですね政府の頃大作も議会の良いを務めておりますこんなたようにですねこうやって来

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ておられます

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この1名半を振り返りましてですねご専門の行動経済学のですねをたちはからですね

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以前の問題点をですね笑だしていただくと共にですねこれからた与作ですね

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7についてですねお話をしてみたいと思っております

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[音楽]

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大竹先生どうぞよろしくお願い致します宜しくお願いします

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今日は研究室からという事ですよね

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あの後ろに見えるお人形ぬいぐるみは何ですか

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これは大阪大学のマスコットではに博士って言うんです

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はいはリアのキャンパスから8巨大なワニの化石が出てきて

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マチカネワニって言うんですけれどもそれを基にあのマスコットが作られています

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ですかあの大学のじゃあマスコットキャラクターとして愛されている理由なんですね

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そうですね

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あの大竹彗星にはまず頃の対策の評価と経済社会の変化についてお伺いしていきたいん

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ですけれども

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新型コロナの問題が出て1年半になりました

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あの織田家先生は政府の頃な対策の有識者の会議

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そして分科会のメンバーとして関わってこられました

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この官能対策をどのように評価していらっしゃいますか

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はい

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の研究事態宣言が4回も発出されて社会経済に大きな損失を与えたということは事実だ

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と思います

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一方で感染者数や死者数で見ると欧米と日比べて低く抑えられていることも事実

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まあ総合的に判断すると日本は感染者数抑えることにはある程度成功しましたけれども

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そのコストとして世界経済活動における損失が多かった組だ

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いうふうに言える思います当初からですねあのまあ社会経済と感染対策の

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あのトレードとかあるいは両立っていう議論があったと思うんですね

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しかしその日本の場合完全茶を受け入れる医療体制っていうのは当初は非常にデー弱

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でした

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まあその後拡大されてきたんですけれども

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今でもコロナ専門病棟とか病院で集中的に患者受ける

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ベルっていうことが十分にできていないんですね

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多くの病院が少しずつ受け入れるということで以上に非効率になっている

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ですからそのまあ医療提供体制にボトルネックがあるということで感染拡大をある程度

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認めて各経済を活性化するあるいは a 感性が増える代わり

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に経済を止めるかって言う

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トレイ豆腐の船舶子っていうのはなかったっていうのが実態で感染を拡大させないって

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いう選択肢しかなかったん

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まあそのため経済に損失が大きく出たということなんですね

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まあその何がそれでは選択肢としてあったかっていうと緊急事態宣言を何回も繰り返す

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か十分3長く続けて感染を減らしてその回数は少なくして期間を長くするかというのは

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大きな議論になりました

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まあこれについては

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亜実はそのマーカー

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研究自体制限長くして感染を少なくしたほうがいいんだっていうのが東京大学の富士山

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と中田さんのシミュレーションで芸大学者のシミュレーションで出てきて結果的には

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そのあまり選択肢がなかったというのが入っ

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たりなんですねそのためまあワクチン接種が始まる前の段階だと緊急事態宣言で完全

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対策に協力してもらう

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結局休業を養成するっていうものだけだったんですね

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が今から考えても今現在もそうですけれども

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医療提供体制がもっと柔軟に対応できるような仕組みができていたらあっあっと

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トレイルま経済をもう少し活性化するということもできたんではないか

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いうふうに思ってます

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あの好ま一音葉をですねまぁフリックありますとね色んな変化がですねよなく起こった

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と思うんですね

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実はの全開ですねこの番組にあので出ていただきましたですね

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あの東京大学の元総長の佐々木さ先生ですね

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の話はですねまぁその政治の世界なんですけども

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そこではですねありその g

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を制約するということがね政治の世界でも最大のテーマになっているということを

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おっしゃっておりましてですね

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まあそういうことまあ踏まえましてですねその経済ですねもちろん竹にあったらと思い

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ますが気が社会においてはですねどこにポイントがあるというふうに効果が他業種ん

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でしょうかこいつめ1年半振り変えましてですねまぁ私はまあ今の自由を制約

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するっていう論点も経済でも大きな論点だと思いますあのまあ感染症あるいはワクチン

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接種っていうことについては実は外部性をもたらすんですね感染対策というのは自分の

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健康

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その維持するって言うだけではなくって自分が完成しないことで人の健康も良くする

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いう形に人に感染させない逆に言うと今が感染対策をしないことを言っていうのはヒト

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にも感染させてしまって社会に悪影響は抱いてしまう

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マークちん摂取はその逆でして自分があの摂取するっていうことは自分の健康にも

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プラスなんですけれども人の健康にもプランだということなんですねこういうのは系

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大学で二の外部性あるいは生の外部せっていうんですけれどもだいぶ性を持っている

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ものについては何も魂

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行動を過小にしてしまうということが言われています

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そうするとその外部性をできるだけ少なくするためにはどうしたらいいのかというと

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まあ権利を制限するという考え方がまさに一つ

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あの中にすると結局人に与える影響社会に与える影響過小評価するの

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a それだ悪影響を与えてしまっちょうど

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まあ公害を出す企業っていうのに罰則付きであの公害を出さないように規制するって

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いうのは正当化されるのはそういう風の外部性があるから社会的には企業の中な活動を

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規制したほうがいい

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外部不経済

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やつですね表でだからまあそれと同じことがそのまあ間船長の問題にもあります

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デホの時にマーケット中な行動ができるんだっていうことをどんな時でも銃弾

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な行動ができるんだっていうことをすればそれを規制するためにはお金を

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だして協力金という形で行動をあのやめてくださいって頼むという形になります

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まあそもそもそのまあ外部経済を出してはいけないんだっていう価値観のもとだと郊外

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の時と同じようにそれをあの守らない人に罰金を科する

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いう形になるので経済学の考え方からすればまあ自然なんですねあのねっ

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それがまあ1点なんてもう一つ私はまあこのなぁで

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経済に最も長期的に大きな影響を与えたものは今ここで使っているビデオ会議システム

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だと思います

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あのまあこの普及を通じて it が加速化したと思います

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このようにオンライン会議が普通になって政府の審議会でもをかなり多くがオンライン

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に移行しましたし

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まあ

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今まで事実的には可能だったものがですね強制的に多くの人が経験するということで

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一気にオンラインかあるいは仕事のデジタル化が進みました

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日本では不可能だと思われていたテレワークも普及したわけです

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ビジネスのための通勤や出張の需要っていうのを声は恒久的に引き下げることになると

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思います

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一方そのまあ自宅で仕事できる

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出張しなくてもできるという形になると柔軟が仕事の仕方が進むということで女性の

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貨客機会も増えると思います

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さらにはですねこれ大学でもオンライン事業が一気に普通になりましたから

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教育の分野でも月革新が大きく進むこれはまあ日本社会に大きな影響を与えるんじゃ

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ないかなというふうに思ってます

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このな感染拡大防止のためにあの新しい生活様式としてさまざまな行動制限行動併用が

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求められてきました

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あのまさに行動経済学の出番だったと思うんですけれどもいかがでしょうか

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治療法やワクチンがないよう体では感染対策っていうのは実は行動

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神様しかないんですね

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しかも日本の場合罰則や罰金という形で強制力を伴った行動制限っていうのは緊急事態

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宣言の下でも駅ない

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自粛や協力要請しかできないということになりますつまり

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メッセージによる行動変容をしか方法がなかった金銭的インセンティブが使えないわけ

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ですから

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伝統的系大学の手法は使えない

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からまあ非金銭的インセンティブを使う行動系大学の出番になったっていうことなん

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ですねまぁその際に

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例えばどんなメッセージビタ的メッセージを使うのか利己的メッセージを使うのか

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あるいは1こう強調するのか損失を

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強調するのかとか目は繰り返し用いても効果があるのはどんなメッセージやデザインな

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のかいうのが

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まあ行動系大学のあの重要なトピックスだったんですけどまさにそれを擁する

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ば永富なことだったと思いますがね

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ki どういうのがあるんでしょうかそれをちょっとご紹介からティ

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たんですけどえっと感染対策をしてくださいという時に自分が感染しないように感染

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対策をしてくださいっていうのは利己的メッセージですね

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それから人の命をタン守るために感染対策をしてくださいっていうのは利他的メッセー

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なわけです

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直感的には何か自分が感染しないように行ったほうが人は行動するように思えるんです

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けれども実はえーっと多くの研究私自身が行った研究もそうなんですけれども

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いた的メッセージであの呼びかける方が人は行動変容してくれるっていう事が

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買っていますなぜかっていうのはいろいろあると思うんですけれどもまあ人は利他的

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だって言うのもあれば社会規範を強調するっていう感じになるのかもしれません

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それからまりみ公的メッセージだと自分は大丈夫だっていうを持っている人たちには

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効果がないのであの自分は大丈夫だけど人は違うかもしれないっていうふうに思っても

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らうっていうふうなことが大事かもしれません

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この実あの作目ん第1回目の緊急事態線

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現在に専門会議口から人との接触を減らす10のポイント

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いうの滝たんだよね

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まあその時に実は何時をだいぶ使いました

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利他的メッセージも使ったんですけれども

play13:43

例えばその流行語にもなったそのビデオ通話でオンライン黄瀬いうメッセージを作った

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んですけれどもこの元の案はですね規制を控えてビデオ通話でいうものだったんです

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まあ何何を控えてっていう風に言うと私たち

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はそれをもともとしたかったんですね

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その行動あの意識させると実はその後の

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えっとメッセージっていうのは損失を強調する形になります本当はしたかったことが

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できない損失を非常に嫌うというのがえっ行動

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経済学に知られていますので変える必要が例えばその実際用いたビデオ通話でオン

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ライン規制という表現にすると暗黙の比較対象っていうのは規制も電話もしないという

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最悪のものになるんですねそれよりはビデオ通話でオンライン規制ができるって言うの

play14:39

play14:40

いておくだ

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いう形になって人々の行動変容を促しやすい

play14:47

いう形になってますまあそういう風非常に細かいところであるのね

play14:52

汝が使われる

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まあ8月8日にはですねまぁオリンピックがまああの閉幕します

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7月23日からですねやってきましたけれども残念ながらですね

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まああの人理由がですねあんまり減らない6都府県ですか

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ではですね8月2日からですねまぁ4回目ですね4度目のですね研究者宣言ところなっ

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てきておりました

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ねそのこのなっちがですねあまり聞かなくなってんじゃないかと

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なかなかですねそういうのがもう聞かないようなねなんかみんな意識の中でですねそれ

play15:23

に対してですね

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それをすっと受け入れられないような状況になってるんじゃないかという気がします

play15:27

その点いかがでしょうか

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南里が効かなくなってきたっていうのはまあ繰り返しあのメッセー同じ女正義を使う

play15:34

効かなくなるという特性もあるんですけれども私はまぁ今回の場合は少し違うと思うん

play15:40

ですねあの

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利他的なメッセージが今まで聴いてたわけです

play15:46

ところが高齢生のアクチン摂取が進んで重症化リスクが高い層が激減した理由ですね

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そうすると若い世代の人たちはもともとそういう人たちを守るために行動変容していた

play16:00

わけですね

play16:02

ええとこ

play16:02

ロがその守られるべき人が大丈夫っていう風になってきたらですね

play16:09

いた的メッセージ今までの利他的メッセージではなかなか通用しないと

play16:15

それからもう一つありましてデルタ株のあの感染力が強いということがまだあまり

play16:22

理解されていない

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ですから今までよりも10%超かリスクが下がったと言ってもそれ以上に観戦力が

play16:30

高まると重症者数が減らない

play16:33

あるいは中等症が増えるその結果医療が逼迫するっていうところまで

play16:39

想像しないといけないわけですよねそれからもう一つ

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緊急事態宣言そのものが医療逼迫が将来起こるって言うことを前提に早めに出されてい

play16:49

ます

play16:50

そうするとまだ校

play16:54

医療が大変だっていう状況が報道される前に行動変容してください言われてもなかなか

play17:02

ほどね人はその直感的には理解できない

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どういうふうに医療が大変になっていくのか

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なっているのかいう情報提供の仕方ををなくしていくことがいい

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真の地雷の今の時期のなっち何が出てくると思いますね

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一番アっ子として聞くのは社会規範になんでみんながどうしているっていう状況が一番

play17:24

効くんですね

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で社会規範になるかどうかっていうことが多くの人が予想するだけでそれが変わる

play17:34

ですねだからまあみんな医療が大変だって認識したらこれは大変だってみんなが思って

play17:40

あの

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行動変容するだろう

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観戦記をつけるだろうっていうふうに思った途端にそっから外れるのは非常につらい

play17:49

ことになるんですね

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そこまでどう思っていくかっていうのが今一番大きくなっ子だと思います

play17:58

これからの日本経済についてお聞かせください

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あの頃なでいた爪つけられた日本経済は中国ですとか欧米の諸国に比べて回復が遅れて

play18:07

います

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あの大拓先生の目から見て日本経済の立ち直りの条件ってなんでしょうか

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あのワクチン接種率を上げることしかないと思います

play18:18

あのまあワクチン接種率が高まった状態で少し高くなった段階でアクチン接種者を中心

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に社会経済活動を元に戻していくということが一番だと思います

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その次にあの感染拡大が生じても対応できるような医療

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影響体制を早く構築することだと思います

play18:42

今後もですね

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流行の波っていうのが起こってきますからその時にあのすぐに経済をあの抑えるという

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ことをしなくてもやっていけるような医療提供体制を築く

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それがまあ一番安心して経済活動を行っていける状況になっていく

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うんに思います実はのもうこれ15年ぐらい前だと思いますけれども

play19:10

この先生のが気になってですね日本の不平等というね私は2本僕の口からですねこれを

play19:15

引っ張り出してたんですけども非常に感銘を受けましてですね当時ですねまぁあの子に

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件数がね

play19:21

拡大しましてねこれがその1

play19:24

格差がですね広がっている理由がですねその4先生のこの分析ではですね

play19:30

そのまあ世帯の構成の変化とか高齢化とかねそういうことによるものだというなのだと

play19:35

思います目から鱗だったんですけども

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将来的にはですねやはりこの格差の問題っていうのがねこれ将来将来的にはそういう

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ことがやっぱりかなりへの

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まあ可能性

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としてでありますよっておく文化の書いてあったりしましてですね

play19:48

今その子の現時点でみますとですね今の政治的にも経済的にもですねこの格差の問題

play19:54

この不平等の問題というのがね以上に大きな問題じゃないか言ってたと思うんですよ

play19:58

その点通りにお考えになってますでしょうか

play20:00

あのまぁ実際の格差と格差をどう感じるか

play20:04

不平等感っていうことを区別していくっていうことが大事だと思うんですね

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であのまあ各さあねあの起こっている

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いうことっていうのが例えば今まででもあの深刻な格差があったのがあまり表に出てこ

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なかったところとかまあそういうのがいろいろあるわけですねで本当に格差がある

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ところは是正していくっていうことが必要ですしあの一方で不平等感等気があって実態

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大したことがないということもあるんですねそこに資源を導入しすぎると結果的には

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良くないことになると思いますからこれは例えばですねあの

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ワクチン接種者の話でも見てるんですねワクチン接種者の行動制限を解除すると

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バック

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チン犠牲4社との間で格差を拡大する

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差別だという議論があります

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コレは確かにその両者だけを見てたら格差拡大するように見えるんですけれども

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もう少し視野を広げると例えば今まで飲食店イベント業旅行業のように感染拡大のため

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に営業が停止されてたあるいはすごく大きなマイナスの影響を受けていた人達ばかりで

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まあワクチン接種者がえっ活動できるようにすればあれらの所得も増えていく

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いう形になるわけですねですからもう少し視野を広げて本当の格差っていうのを

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しっかりと明らかにしていくっていうことが

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コロナ対策でも大事ですしあの今後

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音様々な格差問題っていうのが起こってくると思いますけれどもそれはあの表現の仕方

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上穂が足りないから

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脳も格差感が強調されているのか本当に角サラダ a ね

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それは是正するべき解決すべき問題なのかということを明らかにしていくっていうのが

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経済学者の役割でもあると思うんですけれどもそれによってえっと政策も変わってくる

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う料理政策になる思います渡部先生ありがとうございました

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どうしどうもありがとうございました

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[音楽]

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大竹さんのお話いかがでしたでしょうかあのこの先ですねどうしていくかということは

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非常に難しいところなんですけどもまぁそういう中でですねやはりもう少しですねまぁ

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こんばんはいきますとね医療でですね逼迫してくるということをですね

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もう少しこの強調してですね強く言って普通に共通認識をですね

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まああの世の中ですね皆さんも

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ことによってですねまあ社会規範といいかとしておられましたけれども

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そしてみんなの行動を制限していくということがですね必要じゃないかなということを

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おっしゃったんだと思います

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来週は再放送です8月22日のゲストは

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日本維新の会幹事長の馬場伸幸さんです

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もう10月11日にはですね衆議院議員の任期満了を迎えるわけですけどもまもなく2

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ヶ月ということですねまぁそういう中でですね婆さんにはですね日本維新の会としまし

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てですね

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衆議院選

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ゲイ向けたまま準備状況あの制作ですねどういうことを訴えていかれるのか

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そしても選挙の先をにらんだですね対応策などについてですね

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お花紹介してみたいと思っています

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日経日曜サロンでした次回もお楽しみに

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