【究極の学歴社会】不合格=死。世界一壮絶な韓国の受験戦争

朝鮮探訪録
23 Sept 202311:39

Summary

TLDR韓国の大学入試は世界で最も熾烈とされており、学生たちは幼少期から大学受験に向けた勉強を始めています。経済発展と財閥の存在が学歴重視の背景に寄与しており、難関大学への進学は就職に有利です。しかし、教育費の負担が大きく、少子化が進む要因となっています。受験戦争は若者の将来に大きな影を落とし、不正や事件も多く。政府は対策を講じているものの、根本的な問題が残されています。

Takeaways

  • 😯 2023年6月に韓国のユンソンヌル大統領は、大学入試問題を学校で学んだ範囲に限定するよう指示したという異例の事態が起きました。
  • 📚 韓国の大学入試では一般的な学校教育では回答できない「キラー問題」と呼ばれる難解な問題が出題されています。
  • 🌍 韓国は世界で最も熾烈な受験戦争があり、教育と入試の実施に最適化された特殊な社会環境が形成されています。
  • 🎓 韓国は超学歴社会であり、20歳から30歳の大卒者割合はOECD加盟国の中でトップクラスの約70%です。
  • 🏫 韓国の教育事情は李氏朝鮮時代に遡り、科挙制度が社会の階層化に寄与してきました。
  • 💼 財閥企業の存在も韓国の学歴社会形成に大きく寄与しており、財閥企業への就職は学歴を重視されています。
  • 👶 韓国では大学受験の準備は幼少期から始まり、小さな子どもたちも塾や家庭教師を利用して勉強しています。
  • 📈 韓国の教育費は膨大であり、2020年の調査では6割以上の学生が私的教育を受けており、少子化の要因となっています。
  • 🕒 高校生は学校の授業が終わった後も塾で勉強し、1日の勉強時間は10時間から18時間にも及ぶことがあります。
  • 🏆 韓国の大学入試は随時募集と提示募集に分かれており、大学就学能力試験は日本の共通テストに相当します。
  • 🎉 合格者の多くが浪人生であり、難関大学に入学しても経済不況下では人生が安泰とは限りません。

Q & A

  • 韓国の大統領ユンソンヌルは大学入試問題の範囲をどのように限定しましたか?

    -ユンソンヌル大統領は大学入試問題の範囲を学校で習った範囲に絞るように指示しました。

  • 韓国の大学入試における「キラー問題」とは何ですか?

    -「キラー問題」とは一般的な学校教育では回答できない難解な問題を指しており、韓国の大学入試で当たり前のように出題されています。

  • 韓国の教育事情はどのようにして非常に競争的なものとなっているのですか?

    -韓国の教育事情は李氏朝鮮時代の科挙制度に遡り、その後の経済発展と財閥の存在が大きな影響を与えています。

  • 韓国における大学進学率はどのくらいで、それがどのような社会現象を表しているでしょうか?

    -韓国の大学進学率は男女とも50%を超えており、これは韓国が超学歴社会であることを示しています。

  • 韓国の子供たちはどのくらいの勉強時間を確保していますか?

    -韓国の子供たちは1日の勉強時間が10時間から18時間にもなるほどの時間を確保しているとされています。

  • 韓国の大学受験生はどのようにして勉強を進めていますか?

    -韓国の大学受験生は学校の授業が終わった後も夕食をとって、午後6時から10時まで学校で勉強し、多くは学習塾にも通っています。

  • 韓国の大学入試においては、どのような入試方法が採用されていますか?

    -韓国の大学入試には随時募集と提示募集の2つの方法があり、前者は高校の生活記録や推薦状、面接などを総合評価し、後者は大学就学能力試験の点数のみで評価されます。

  • 韓国におけるSKY大学とはどのような大学のことですか?

    -SKY大学とはソウルの難関大学を指し、試験の成績上位1%に入らなければ入学できません。

  • 韓国の大学入試に合格するためにはどのような努力が必要ですか?

    -韓国の大学入試に合格するためには、幼少期から大学受験を見据えて勉強を始め、多くの場合塾に通い、非常に長い時間勉強することが求められます。

  • 韓国の大学入試は社会に対してどのような影響を与えていますか?

    -韓国の大学入試は社会に対して非常に大きな影響を与えており、試験当日には社会全体が受験生を支援する様子が見られます。

  • 韓国の教育事情における課題とは何ですか?

    -韓国の教育事情における課題は、過酷な受験戦争、若者の高失業率、教育費の負担増、親からのプレッシャーなどがあります。

Outlines

00:00

😀 韓国の学歴社会と受験戦争

2023年に韓国のユンソンヌル大統領が大学入試の問題範囲を絞り込むよう指示したことにより、異例の問題が登場しました。韓国は世界で最も熾烈な受験戦争があり、学生教育が最適化されています。20歳から30歳の大学進学者割合はOECD加盟国でトップクラスの約70%です。また、朝鮮戦争後の貧困状態から、経済発展を遂げ教育大国へと成長しました。李氏朝鮮時代の科挙制度が現代の学歴社会につながり、財閥の存在も学歴重視の要因です。学生は幼稚園から大学受験の準備を始めて、教育費がかさみ、少子化が加速する要因となっています。

05:03

😓 韓国の大学入試と社会的な支援

韓国の大学入試は、随時募集と提示募集に分かれており、多くの学生がSKY(ソウルの難関大学)を目指しています。大学修学能力試験は、日本の共通テストにあたる重要なイベントで、試験当日には社会が一丸となって受験生を支援します。しかし、難関大学に入学しても経済不況の韓国では就職が保証されず、就職浪人が増えています。若者の失業率も高く、受験戦争が将来に大きな影を落としています。一方で、進路選択は様々で、海外留学や推薦入試を狙う学生もいます。

10:04

😔 韓国の受験戦争と社会問題

韓国の大学受験は、学生の将来を左右するため、試験の不正や事件が絶えません。政府は受験範囲の限定化など、学生の負担軽減を目的とした対策を講じていますが、企業間の待遇格差や就職難が解消されない限り、受験戦争は終息しません。また、受験プレッシャーによる家庭内での暴力事件も問題となっています。韓国の若者のメンタルケアや失業率の改善が、国の重要課題となっています。

Mindmap

Keywords

💡ユンソンヌル大統領

ユンソンヌルは韓国の元大統領で、このビデオでは大学入試の問題範囲を絞ることに言及されています。彼の指示により、学校で学んだ範囲に限定されるようになったことで、受験生の負担が変わるとされています。ビデオのテーマは韓国の教育事情とその影響に焦点を当てており、ユンソンヌル大統領の指示はその一環です。

💡キラー問題

キラー問題とは、一般的な学校教育では回答できないとされる難解な問題のことです。ビデオでは、大学入試でこのような問題が出題されることについて触れており、それが韓国の受験戦争の厳しさを象徴していると説明されています。キラー問題は韓国の教育制度における競争の激しさを示す重要な概念です。

💡学歴社会

学歴社会とは、個人の学歴が社会的地位や職業選択において重要な影響を与える社会構造です。ビデオでは、韓国が世界的に見ても特に強い学歴社会であるとされており、その背景には李氏朝鮮時代の科挙制度が影響していると説明されています。学歴社会は韓国の教育事情とその影響を理解する上で核心的な概念です。

💡財閥

財閥とは、韓国経済において非常に大きな影響力を持つ巨大な企業集団のことです。ビデオでは、財閥が韓国の経済発展に寄与し、同時に学歴を重視する企業文化を形成したとされています。財閥は韓国の教育制度と就職市場に大きな影響を与える要因として紹介されています。

💡

塾とは、韓国においては学校教育を補完するプライベートな教育機関です。ビデオでは、韓国の学生たちが塾に通い、大学入試の準備をするために多くの時間を投資していると報告されています。塾は韓国の教育事情における競争と学生の努力を象徴するキーワードです。

💡SKY

SKYとは、韓国のソウルに位置する3つの難関大学(ソウル大学、キムポ大学、延世大学)の頭文字から成る言葉で、ビデオでは多くの学生がこれらの大学を目指していると説明されています。SKYは韓国の教育制度におけるトップ層の大学を意味し、学生の進学希望とその競争の激しさを示す重要な概念です。

💡大学就学能力試験

大学就学能力試験は韓国で行われる全国統一の試験で、ビデオでは学生たちの大学進学を決定づける重要な試験として紹介されています。この試験は韓国の教育制度の核心であり、学生たちの将来に大きな影響を与えるとされています。

💡少子化

少子化とは、出生率の低下を指す社会現象です。ビデオでは、教育費の負担が重くなり、子供を持つことを諦める人々が増える要因として少子化が挙げられています。少子化は韓国の教育事情とその社会経済的背景を理解する上で重要なキーワードです。

💡就職難

就職難とは、就職を求める若者たちが適切な職を得ることが困難な状況です。ビデオでは、韓国の若者の就職率が非常に低いと報告されており、これは教育事情と経済状況の厳しさを反映しているとされています。就職難は韓国の社会問題の一つであり、ビデオのテーマに密接に関連しています。

💡教育不正

教育不正とは、大学入試などの教育過程で起こる不正行為のことを指します。ビデオでは、韓国において教育不正が問題視されており、いくつかの具体例が紹介されています。教育不正は韓国の教育制度における信頼性の問題を指し示す重要な概念です。

Highlights

2023年6月、韓国のユンソンヌル大統領が大学入試問題の範囲を絞る指示

韓国メディアが取り上げた2018年国語問題で万有引力に関する難解な問題

韓国の受験戦争が世界で最も熾烈とされており、特殊な社会環境が生まれている

日本と比較して韓国は超学歴社会で、20歳から30歳の大卒者割合が約70%

韓国の教育事情は李氏朝鮮時代に遡り、科挙制度が重要な役割を果たしていた

財閥企業の存在が韓国の学歴社会形成に大きな影響を与えた

韓国では大学受験準備は幼少期から始まり、多くの子供が塾に通う

韓国の高校生は学校の授業後も10時間以上の勉強を強いられる

韓国の塾講師は非常に高給で、教育に対する熱量が日本と異なる

韓国の大学入試は随時募集と提示募集に分かれ、厳しい競争が存在

SKYと呼ばれるソウルの難関大学に入学するには試験の成績上位1%が必要

大学修学能力試験当日、韓国社会は一丸となって受験生を支援

韓国の20代の失業率が高く、過酷な受験戦争が若者の将来に影響を与える

韓国政府は出題範囲の限定化を始め、学生の負担軽減を目的とした対策を講じている

韓国の大学受験の合否が人生を左右するため、試験の不正や事件が絶えない

韓国の若者たちが進路選択に様々あるとおり、留学や就職を避けて自らの道を模索

韓国の教育事情についての解説を通じて、日本との違いと韓国社会の現状を理解

Transcripts

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2023年6月韓国のユンソンヌル大統領

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が大学受験の入試問題に出題する範囲を

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学校で習った範囲に絞るよう指示すると

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いう

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異例の事態が発生しました韓国メディアが

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取り上げた一例がこちら2018年に出題

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された国語の問題ですが

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万有引力についての文章を読んだ上で

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正しくない選択肢を回答するという国語な

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のか物理なのかわからない問題ですこの

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ように一般的な学校教育では回答できない

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キラー問題と呼ばれる難解な問題が大学

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入試で当たり前のように出題されていまし

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た韓国の受験戦争は世界で最も熾烈と言わ

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れており学生教育や入試の実施に最適化さ

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れた特殊な社会環境が生まれています今回

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は韓国の過酷すぎる受験事情について解説

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していきます当チャンネルでは朝鮮関連の

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情報を発信していきますので

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興味のある方はぜひチャンネル登録して

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いただけると嬉しいですそれでは見ていき

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ましょう

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日本は世界的に見ると学歴社会の風潮が

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強いと言えるでしょう大手企業であるほど

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学歴を重視し

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採用時に学歴フィルターで

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海外学の出身者を排除することは珍しく

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ありません大学進学率は男女とも50%を

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超え

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就職予備校とも揶揄されるほど大卒が一般

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的な肩書きになりつつあります近年は学歴

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を重視しない傾向も出ていますね特別な

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技能やコネクションを持たない一般人が

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キャリアを築く上で高学歴者が有利である

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ことは間違いないでしょうそんな日本とは

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比較にならないほどの超学歴社会が韓国

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です20歳から30歳の大卒者割合は

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OECD加盟国中でトップクラスの約

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70%25歳から64歳までの成人で

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短大もしくは大学を卒業した人は15年間

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で倍以上に増加しています朝鮮戦争後

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しばらくは北朝鮮よりはるかに貧しい

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アジア最貧国だった韓国どん底だった時代

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から判官の奇跡と呼ばれる大幅な経済発展

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を遂げ世界有数の教育大国にまで成長した

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背景にはどのような歴史があるのでしょう

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か韓国の教育事情は

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李氏朝鮮時代の朝鮮半島に遡ります

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李氏朝鮮では現代の国家公務員にあたる

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管理を選出するため

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1392年に貨客制度が施行されました

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科挙に合格することが完了として出世する

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第一歩であり

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由緒正しさを示す要素として最重要視され

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ていたそうですまた過去の合格者を代々

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排出する家計はヤンバンという上流階級と

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して君臨しました

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科挙に合格すれば特権階級として反映でき

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下挙に合格できないもしくは受験資格すら

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持たないような人間の多くは

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農民や商人として知識人を支えていたの

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です学問を治めれば成功者になれる

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肉体労働者より知識人の方が偉いこういっ

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た風潮は現代まで色濃く受け継がれ世界

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有数の学歴社会を形成するに至りました

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もう一つ無視できない要因として

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財閥の存在もあげられるでしょうサムスン

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をはじめとした財閥が朝鮮戦争後に急速に

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成長し一時期は韓国GDPの4分の3を

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占めるまでになりました韓国の富の大部分

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が財閥に集中しており

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平均給与も中小企業の倍以上の差があり

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ますこういった企業は軒並み学歴を重視し

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ており入社条件として

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難関大学の肩書きは必要不可欠です日本で

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は戦後にGHQによって財閥が解体された

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ため韓国ほどの企業格差は生じていません

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が韓国では財閥企業に入社できるか否かで

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今後の人生がほぼ決まってしまいます

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韓国では大学受験の準備は幼稚園から

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すでに始まっています英語数学ピアノの塾

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を複数掛け持ちして通ったり同級生で

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グループを作って

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定期的に家庭教師を頼んだりするようです

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小学生でも

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寡黙によっては毎日一度に3時間ずつ塾の

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授業を受け中学生の範囲を学び始める子供

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は珍しくありません韓国では一部の私立や

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特殊な学校を除いて高校受験が存在せず

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基本的には中学校の内申点によって高校が

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決定されるため

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幼少期から大学受験を見据えて勉強を始め

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なければ間に合わないのですこの水準の

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教育をどの過程も当然のように実施して

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いるため当然

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教育費がかさみます2020年の調査では

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どの世代の学生も6割以上が市教育を受け

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ており

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教育費を払えないという理由で子供を

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諦める人々が増え

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少子化が加速する要因の一つとなっている

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ようです大学受験が近い高校生は学校の

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授業が終わったらすぐに夕食をとって

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午後6時から10時まで学校で勉強します

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それに加えてほとんどの学生が学習塾に

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通っておりたくさんの学習塾が立ち並ぶ街

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では

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夕方になるとバスや保護者の車から大勢の

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子供が降りてくる光景が見られるそうです

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1日の勉強時間は10時間から多いと18

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時間にもなり夜中の12時でも塾帰りの

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学生が街中を出歩いています

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特徴的なのは

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街の至る所に

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塾講師のポスターが貼られていることです

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韓国において学校教師や塾講師の待遇は

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非常に手厚く日本円で数十億の年収を稼ぐ

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講師もいるとのこと最も学習に対する熱量

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が日本とは雲泥の差であるため教師陣に

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求められる教育の質問並大抵ではありませ

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ん日本では部活に精を出す高校生も多い

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ですね韓国では部活という概念こそある

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ものの勉強で忙殺されるため実質的には

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ないに等しいそうです

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例外として

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幼少時にスポーツのが見出された子供など

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はアスリート候補として練習に専念でき

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ますがもし怪我などの原因で引退せざるを

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得なくなった場合社会復帰ができなくなる

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という大きなデメリットがあります何を

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するにも勉強優先これが大多数の学生の

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生活スタイルです韓国の大学入試は随時

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募集と提示募集に分かれています

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随時募集は高校の生活記録や内申点先生

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からの推薦状

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面接などを総合して評価される

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推薦入試に近い入試方法ですその基準を

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満たせなかった学生が挑むのが提示募集で

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毎年11月中旬に全国統一で実施される

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大学就学能力試験日本の共通テストに

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あたる試験の点数のみによって公費が

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決まります多くの学生が目指すのは通称

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SKYと呼ばれるソウルの難関大学です

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試験の成績上位1%に入らなければ入学

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できませんが

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就職に有利となるため毎年応募が殺到し

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2020年の入手は

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合格者の約30%が浪人生でした朝8時

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40分から夕方の5時過ぎまで行われる

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この試験は学生の将来が1日でほぼ決定し

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てしまう韓国社会においても極めて重要な

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イベントですそのため大学修学能力試験の

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当日になると社会が一丸となって受験生を

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支援します

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混雑を緩和させるために

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官公庁や一部企業が通勤時間を遅らせる

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受験会場に遅刻しそうな学生を白バイや

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パトカーが送り届ける英語のリスニングが

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聞き取りやすいよう

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航空機の離着陸が制限される周辺の小中

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学校の登校時間が調整される受験会場に

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後輩や家族が集まって楽器で応援すると

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いった光景は冬の風物詩として当たり前の

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ものです会場の外で保護者が子供の合格を

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祈って

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祈祷をする姿も珍しくありません試験が

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終わっても一定期間はカフェレストラン

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美容院といった様々な店舗で試験票を

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見せると割引となるサービスが続きます

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合格すれば晴れて大卒の肩書きを得られる

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わけですが

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経済不況にある近年の韓国では

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難関大学に入学しても決して人生安泰では

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ありません韓国にとって良い会社の筆頭で

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ある財閥企業に入社できるのは

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難関大学であるスカイの学生でもごく

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わずか子供は親の期待を裏切れず親も高額

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な教育費をかけた手前

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待遇の悪い中小企業への入社を認めたく

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ないこのような心情が働いてアルバイトを

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しながら就職浪人を選ぶケースも多いです

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こういった事情が影響しているのか韓国の

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20代までの若者は失業率が約9%と非常

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に高く

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就職浪人者などを含めると20%以上と

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いうデータもあります

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過酷な受験戦争が若者の将来に大きな影を

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落としているのです

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もちろん韓国の若者すべてがこのような

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状況下にあるわけではありません青春を

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犠牲にして有名大学を出ても将来の見通し

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が立たない現実に直面しいい学校や就職先

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がすべてではないと考える学生も増えてい

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ます

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企業と提携して就職先を斡旋する高校に

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入学し大学受験を避けて就職したりあえて

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高校のランクを落として目指せる範囲で

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推薦入試を狙ったりあるいは20代で

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フライドチキン店を開業するなど進路選択

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は様々です近年は最初から韓国で進学する

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ことを考えずアメリカや日本に留学して

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そのまま現地で就職する学生もいます韓国

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よりも好待遇の企業に就職しやすく

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海外で勉強する学生向けの塾で対策が

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できるため

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留学が学生にとって魅力的な選択肢となっ

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ているようです

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大学受験の合否が人生を左右することから

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試験の不正や事件が絶えないことも韓国

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ならではの特徴です例えば韓国初の女性

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大統領であるパククネ大統領の親友の娘が

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特待生として大学に不正入学した疑惑や

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ムンジェイン大統領の側近だった大臣の妻

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娘の入試で提出した表彰状などを偽造して

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有罪判決を受けた事件が有名ですまた

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2004年には7人の受験生が携帯電話の

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メールを利用し試験問題を外部に集まった

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約40人の優秀な仲間に送って

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政党を伝えてもらうという大規模な

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カンニング事件が発生しています結果とし

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て300人余りの試験が無効にされ事件

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以降は試験会場に全ての電子機器の

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持ち込みが禁止されましたさらに2011

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年には受験のプレッシャーから18歳学生

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の息子が母親を手にかける殺人事件が発生

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息子は母親から全国トップの成績を取る

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よう常に圧力をかけられ10時間にわたっ

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説教や体罰を受けておりその恐怖から模擬

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試験の結果を偽装するも発覚を恐れて就寝

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中の母親を襲ったそうです

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過酷な受験勉強や親からのプレッシャーに

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耐えかねて入試の不正や殺人に手を染める

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学生の存在は若者のメンタルケアや失業率

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の改善なども合わせて韓国の重要課題と

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なっています韓国政府は

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冒頭で述べた出題範囲の限定化を始め学生

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の負担軽減を目的とした対策を講じてい

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ますしかし大手企業と中小企業の待遇格差

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や就職難といった根本的な問題が解消され

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ない限り

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熾烈な受験戦争が終わりを告げることは

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ないでしょう高校生が放課後に青春を満喫

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できる日本に生まれた幸運を噛みしめる

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ばかりです当チャンネルでは今後も朝鮮

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関連の情報を解説しますので動画を楽しん

play11:15

でいただけたら高評価とチャンネル登録を

play11:17

お願いしますそれではまた別の動画でお

play11:20

会いしましょう

play11:25

[音楽]

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