デモで知る!標的型攻撃によるパソコン乗っ取りの脅威と対策

IPA Channel
11 Jan 201607:13

Summary

TLDR近年、パソコンを標的にとしたサイバー犯罪が急増している。特に、企業や官公庁などの特定の団体や社員を狙う標的型攻撃が増加している。この動画では、標的型攻撃の仕組みとその恐ろしさをデモンストレーションし、対処法についても紹介している。攻撃者は、社員のパソコンに悪意のあるメールを送り、ウイルスに感染させる。その後、感染したパソコンを通じて内部ネットワークに入り込み、重要な情報を盗む。動画では、攻撃者が標的型攻撃メールを送り、添付ファイルを開くことでウイルスに感染し、攻撃者がパソコンのウェブカメラをコントロールし、画面をリアルタイムで見ることができる様子を示している。また、攻撃者がIDとパスワードを管理するサーバーに侵入し、機密情報を盗むプロセスも説明されている。最後に、標的型攻撃に対する注意点として、怪しいメールに注意し、ソフトウェアを最新の状態に保ち、ウイルス対策ソフトを導入することが重要であると呼び掛けている。

Takeaways

  • 🚨 ターゲット型攻撃は、特定の団体や社員を狙うサイバー攻撃の一形態です。
  • 📈 近年、パソコンを狙ったサイバー犯罪が急増しているとされています。
  • 🛡️ 攻撃者は組織内の社員のパソコンに悪意のあるメールを送り、ウイルスに感染させることで標的型攻撃を開始します。
  • 🔍 攻撃者は標的を事前に調べ、送信者名や本文を偽装して怪しまれないようにします。
  • 📂 ウイルスに感染すると、攻撃者がパソコンをリモートで操作できるようになります。
  • 👀 攻撃者はウェブカメラを操作して盗撮を行うことができます。
  • 🖥️ 標的型攻撃によって、攻撃者はリアルタイムで被害者のパソコンの画面を見ることができます。
  • 🔑 攻撃者はIDとパスワードを入手し、組織の内部に入り込むことができます。
  • 📁 重要な機密情報を盗むために、攻撃者は時間をかけて必要なファイルサーバーに侵入します。
  • ⚠️ 怪しいメールには常に注意し、最新のセキュリティ対策を講じることが重要です。
  • 🛠️ ソフトウェアを最新の状態に保ち、ウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルを常に最新に更新することが防御の鍵です。

Q & A

  • 最近のサイバー犯罪の傾向は何ですか?

    -近年、パソコンを狙ったサイバー犯罪が急増しており、特に官公庁や企業などの特定の団体や社員を標的にとる標的型攻撃が増えています。

  • 標的型攻撃とは何ですか?

    -標的型攻撃とは、特定の団体やその社員を攻撃対象としたサイバー攻撃で、通常は組織の内部ネットワークに侵入し、重要な情報を盗むことを目的としています。

  • 攻撃者が標的型攻撃で使用する手口の一つは何ですか?

    -攻撃者が使用する手口の一つは、組織内の社員に悪意のあるメールを送り、添付ファイルを開かせることでウイルスに感染させることで、通信経路を確立し、内部に侵入します。

  • 標的型攻撃メールにはどのような特徴がありますか?

    -標的型攻撃メールは、攻撃対象者について事前に情報を収集し、送信者の名前や本文を偽装して怪しまないよう送付されます。また、個人名や詳細な情報を含むことで、より説得力があります。

  • ウイルスに感染したパソコンで攻撃者が何ができますか?

    -ウイルスに感染したパソコンでは、攻撃者がファイルの閲覧やウェブカメラの制御、画面の監視、ファイルの開封などを行うことができます。

  • 攻撃者がidとパスワードを入手することで何ができますか?

    -攻撃者がidとパスワードを入手すると、サーバーに侵入し、管理されている情報を盗むことができます。これにより、機密情報を漏らすリスクが高まります。

  • 標的型攻撃に対抗するためにはどのような対策が必要ですか?

    -標的型攻撃に対抗するためには、怪しいメールに注意し、OSやアプリケーションを最新の状態に保ち、ウイルス対策ソフトを導入し定義ファイルを最新に更新することが重要です。

  • 攻撃者が標的型攻撃メールを送りつける際の目的は何ですか?

    -攻撃者が標的型攻撃メールを送りつける際の目的は、添付ファイルにウイルスを仕込んで開かせることで、標的のパソコンに感染させ、コマンドを送り込むことでネットワークに侵入するためです。

  • 標的型攻撃の予防策として、なぜウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルを最新に更新することが重要ですか?

    -ウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルを最新に更新することで、新しいウイルスに対しても防御が可能になり、感染リスクを下げ、標的型攻撃のリスクを減らすことができます。

  • 攻撃者が標的型攻撃を仕掛ける際に、なぜ攻撃対象者を事前に調べ上げる必要がありますか?

    -攻撃者が攻撃対象者を事前に調べ上げることで、送信者名や本文を偽装し、標的に対して怪しまれずにメールを開く可能性を高め、攻撃に成功する確率を上げることができます。

  • 標的型攻撃で、攻撃者がウェブカメラを制御して盗撮を行う可能性があることは、なぜ問題でしょうか?

    -ウェブカメラを制御して盗撮を行うことで、個人のプライバシーが侵害され、機密情報が漏洩する可能性があります。また、その盗撮された画像や動画が悪用される可能性も懸念されます。

  • 標的型攻撃において、攻撃者が内部ネットワークに侵入し、重要な情報を盗むまでのプロセスを簡潔に説明してください。

    -攻撃者はまず標的に対して悪意のあるメールを送り、添付ファイルでウイルスを感染させる。その後、感染したパソコンを通じて内部ネットワークに侵入し、コマンドを送り込み、サーバーに侵入してidとパスワードを入手。最終的に必要なファイルサーバーに入り、機密情報を盗むプロセスを踏みます。

Outlines

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🖥 ターゲット型攻撃の解説とデモンストレーション

近年、パソコンを狙ったサイバー犯罪が急増している中、特に標的型攻撃が問題となっています。この攻撃は、特定の団体や社員を狙い、悪意のあるメールを送りつけることで、ウイルスに感染させる手法が説明されています。デモンストレーションでは、攻撃者が組織内のネットワーク環境を攻撃し、社員のパソコンを感染させるプロセスが詳しく説明されています。攻撃者が感染させたパソコンからコマンドを送り、内部ネットワークに入り込む方法や、最終的に重要な情報を盗み出す典型的な攻撃パターンが紹介されています。

05:09

📧 ターゲット型攻撃の恐ろしさと対処法

標的型攻撃の恐ろしさは、攻撃者が組織の内部に入り込むことで、IDやパスワードを管理するサーバーに侵入し、機密情報を盗むことができる点にあります。この段落では、攻撃者が標的型攻撃メールを送り、添付ファイルを開くことで被害者のパソコンを操作し、ファイルの閲覧やウェブカメラの制御などを行うデモンストレーションが行われています。また、標的型攻撃に対する注意点として、怪しいメールへの注意、OSやアプリケーションのアップデート、ウイルス対策ソフトの導入などの対処法が紹介されています。

Mindmap

Keywords

💡サイバー犯罪

サイバー犯罪とは、コンピューターやインターネットを通じて行われる犯罪のことを指します。本视频中では、近年急増しているパソコンを狙ったサイバー犯罪について説明しており、特に標的型攻撃に焦点が当てられています。

💡標的型攻撃

標的型攻撃とは、特定の団体や個人を狙ったサイバー攻撃の手法です。视频中では、攻撃者が特定の社員のパソコンに悪意のあるメールを送り、ウイルスに感染させる方法が説明されています。これは、組織の内部情報を盗むために使用される典型的な攻撃パターンです。

💡ウイルス

ウイルスは、コンピューターシステムに悪影響を及ぼす可能性のある悪意のあるソフトウェアです。视频中では、攻撃者がウイルスを介して被害者のパソコンにアクセスし、コマンドを送り込むことで内部ネットワークに侵入することが可能です。

💡ファイアウォール

ファイアウォールは、ネットワーク境界で外部からの不正アクセスを防ぐためのセキュリティシステムです。视频中の組織のネットワーク環境では、ファイアウォールが設置されており、正面からの攻撃を防ぐ役割を果たしています。

💡悪意のあるメール

悪意のあるメールとは、ウイルスや悪意のあるコードを含むメールのことを指します。视频中では、攻撃者が社員に送りつけるメールに添付ファイルとしてウイルスを含ませ、感染させる手法が説明されています。

💡通信経路

通信経路とは、情報伝達の経路を指し、攻撃者がウイルスに感染させたパソコンを通じて外部からの命令を受け入れることを意味します。视频中では、攻撃者が通信経路を確立することで、被害者のパソコンを制御し、内部ネットワークに侵入できるようになります。

💡機密情報

機密情報とは、組織にとって重要で非公開でなければならない情報が含まれていることを指します。视频中では、攻撃者が標的型攻撃を通じて組織の内部に入り込み、個人情報や取引情報などの機密情報を盗むことができる可能性があると説明されています。

💡ウイルス対策ソフト

ウイルス対策ソフトとは、コンピューターからウイルスを検出、排除するソフトウェアです。视频中では、ウイルス対策ソフトを導入し、定義ファイルを常に最新の状態に保つことが、ウイルス感染リスクを下げることと共に、標的型攻撃への対策として重要だと強調されています。

💡ソフトウェアの更新

ソフトウェアの更新とは、アプリケーションやオペレーティングシステムに含まれるバグやセキュリティホールを修正するために行われるアップデートのことを指します。视频中では、ソフトウェアを最新の状態に保つことが、ウイルス感染リスクを下げることと共に、サイバー攻撃から守るための基本的な対策の一つとされています。

💡IDとパスワード

IDとパスワードとは、システムやネットワークにアクセスするために必要な認証情報を指します。视频中では、攻撃者がIDとパスワードを管理するサーバーに侵入し、重要な情報を盗むために必要な認証情報を入手することが可能です。

💡自覚

自覚とは、自分自身が攻撃の標的になる可能性があるという認識を指します。视频中では、私たちも攻撃者の標的になる可能性があるという自覚を持つことが、標的型攻撃への予防措置として重要だと述べています。

Highlights

近年パソコンを狙ったサイバー犯罪が急増している

特に官公庁や企業などの特定の団体を狙った標的型攻撃の被害が増えている

標的型攻撃のデモンストレーションと対処法を紹介する予定

攻撃者は組織内の社員のパソコンに悪意のあるメールを送りつける手法について解説

ウイルスに感染させることで外部の攻撃者からの命令を受け入れる通信経路を確立する

感染したパソコンから内部に入り込み、重要な情報を盗む攻撃パターン

攻撃者が標的型攻撃メールを送りつける際には標的を調べ上げ、偽装を行う

添付ファイルの開封がウイルス感染を意味するシナリオ

攻撃者のパソコンから感染したパソコンのウェブカメラをコントロールするデモンストレーション

リアルタイムで被害者のパソコン画面を監視することができる

攻撃者が被害者のパソコンを操作し、重要な情報にアクセスするデモンストレーション

標的型攻撃によって組織の内部に入り込む方法と、IDとパスワードを入手するプロセス

機密情報を盗むために必要なファイルサーバーへのアクセスを取得する攻撃方法

標的型攻撃の開始は、怪しいメールの添付ファイルを開く行為から始まる

怪しいメールには常に注意を払う必要性

OSやアプリケーションを最新の状態に保つことの重要性

ウイルス対策ソフトの導入と定義ファイルの最新状態の維持

攻撃者への自覚と個人が標的可能であるという意識を持ち続けることが求められる

Transcripts

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みなさんこんにちは

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近年パソコンを狙ったサイバー犯罪が急増しています

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なかでも不特定多数ではなく官公庁や企業などある特定の団体又はそこに属する社員を

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狙った標的型といわれる攻撃による被害が増えているのです

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そこで今日は標的型攻撃とはどのようなものなのかをデモンストレーションで紹介し

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その恐ろしさとともに対処法号についてもご紹介していきたいとおもいます

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まずは簡単に標的型攻撃の手口をご紹介します

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ご覧の頭はある組織のネットワーク環境を示した図でライブはネットワークが組まれて

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おり外部からファイアウォールで守られています

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内部のネットワークの中には個々の社員のパソコンがあったり

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id やパスワードを一元管理するサーバーレア

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個人情報や取引情報など重要な機密情報などが収められた

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ファイルサーバーなどがあります

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セキュリティがしっかりしている会社ならば正面からの攻撃は防げます

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そこで攻撃者は組織の中の社員のパソコンに向けて悪意のあるメールを送りつけます

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そしてその添付ファイルを開かせることでウイルスに感染させます

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次に感染させたウイルスにより外部の攻撃者からの命令を受け入れるための通信経路を

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確立します

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感染したパソコンに攻撃者は命令を出してさらに次々と攻撃して内部に入り込みます

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最終的に重要な情報を盗み出すのが

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標的型攻撃の典型的なパターンなのです

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どのような中で攻撃が行われるのかでもをご覧いただきましょう

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まずは私が攻撃者になり

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被害者役の彼女のパソコンに標的型攻撃メールを

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送付します

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メールが送られてきました

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ipa からのメールで私個人の名前も書いてあり文章的にも疑わしいところをなさ

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そうですね

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ここが標的型攻撃メールの恐ろしいところです

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攻撃者はこのメールを送付するにあたって

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攻撃対象者のことを調べ上げてきます

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そして攻撃相手に怪しいと思われないよう

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送信者の名前本文などを巧妙に偽装して標的型攻撃メールを送りつけてくるのです

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添付ファイルを開いてください

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はい

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教育用プレゼン資料と書かれたワードの添付ファイルを開きます

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添付ファイルが開きました

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内容もう

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問題なさそうですね

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実は添付ファイルを開いた時点で

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彼女のパソコンはすでにウイルスに感染しているのですねそうなんですか

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でもばそこには何の変化もありませんでは

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攻撃者役の私のパソコンをご覧下さい

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ここに現れたのが彼女のパソコンです

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文字化けしているのは海外で作られた攻撃用のソフトパターンです

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このウイルスに感染させると何ができるのかをお見せしましょう

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このようにパソコンの中のファイルを見ることができます

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ちょっとこっちの画面を見てみてください

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私の顔が映ってます

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これは彼女のパソコンのウェブカメラをこちらからコントロールしているのです

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つまり

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盗撮ですね

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怖いですねだって取られてるって分からないんですよ

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今度は

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添付の wordファイルをスクロールしてみてください

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はいスクロールします

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このように彼女のパソコンの画面をリアルタイムで見ることができます

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本当ですねキビが悪いですね

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では触らないでくださいはいっ

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今度は私が彼女のパソコンを操作します

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このように

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彼女のパソコンの中を覗き見してファイルを開けて

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重要な情報を見ることができます

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標的型攻撃って

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恐ろしいですね

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標的型攻撃の恐ろしさはこれだけではありません

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攻撃者さんに組織の内部に入り込むために入っ

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被害者のパソコンコマンドを送り込みます

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そして相手側に全く気付かれないままに id とパスワードを管理するサーバーに

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侵入し

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id とパスワードを入手します

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ここまでくればあとは盗んだ id とパスワードを使って必要なファイルサーバーに

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入っ

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機密情報を盗み取ることができるようになるんです

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実際には時間をかけて重要な情報を探し出し

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目的を遂行するのです

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そのすべての始まりは私に送られてきたメールの添付ファイルを開いたことからですね

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そのとおりです

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最後に標的型攻撃に対する注意点をまとめましょ

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怪しいメールではないか常に注意すること

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os やアプリケーションなどのソフトウェアを最新の状態にすること

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最新の状態にすればウイルスの感染リスクを下げることができます

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そして基本的なことですがウイルス対策ソフトを導入し

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定義ファイルも常に最新の状態にすることです

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攻撃車常に狙いを定めています

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私たちもそのうちの一人であるとの自覚が

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大切です

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