焼津の方言「浜言葉」で聞く紙芝居「津波だ！いなむらの火を消すな」

Summary

紀州和歌山の広村では、稲刈りが終わり、村人が冬の準備に取り掛かる中、突然の地震が起こる。庄屋浜口義兵衛は津波警報を知らせ、村人たちを避難させる。津波が来襲し、村は大打撃を受けるが、義兵衛の判断と村人の協力により、津波の被害を最小限に抑える。その後、義兵衛は村の復興と津波対策のため、堤防を建設し、村を守るための努力を続ける。

Takeaways

• 🌊 津波が村に襲いかかる危険を伝えるため、浜口義兵衛は稲村に火をつけました。
• 🏞 村人たちは広八幡宮神社の方へ避難し、津波から命を守りました。
• 🔥 稲村の火が津波の危険を知らせる合図となり、村人全員が高い場所に避難しました。
• 🏯 庄屋の浜口義兵衛は村人たちに慕われており、避難を指示して彼らの命を救いました。
• 🌁 津波に襲われた村は、家や財産を失いましたが、村人たちは生き延びることができました。
• 🛠 浜口義兵衛は津波を防ぐために堤防の建設を決意し、村人たちとともに堤防を作り上げました。
• 🏗 4年の歳月をかけて完成した堤防は、昭和の南海地震の際の津波から村を守りました。
• 🌸 広川町では毎年11月に津波防災訓練が行われ、稲村の日の教訓を忘れないようにしています。
• 🕯 村人たちは稲村の日を忘れないために、堤防にお寿司を供え、故郷を守ることを誓います。
• 💪 村人たちは津波の被害を乗り越え、堤防の建設を通じて新たな生活への一歩を踏み出しました。

Q & A

この物語はいつの話ですか？

この物語は江戸時代の末期、11月の初めのある日の夕方の話です。

紀州和歌山の広村で何が起こりましたか？

紀州和歌山の広村では、秋の取り入れが終わった後、突然地震が起こり、その後津波が押し寄せたという大災害が起こりました。

村人たちは津波が来ることをどのように知りましたか？

浜口義兵衛が地震の後、津波が来るという予感を持って、村人たちに避難を促し、稲村に火をつけて合図を出しました。

義兵衛はどのようにして村人たちを避難させましたか？

義兵衛は稲村に火をつけ、火事の合図と津波の警報として使用しました。そして、村人たちを丘の上の一本松から広八幡宮神社への避難所に誘導しました。

津波が来た後、村人たちはどのようにして立ち直りましたか？

津波が来た後、村人たちは義兵衛の指導のもと、隣の群れや駅から米を借りて食事を作り、仮小屋を建設して立ち直りました。

義兵衛は津波を防ぐために何を提案しましたか？

義兵衛は浜辺に堤防を建設することで津波を防ぐ提案をし、村人たちに働き口を提供し、故郷を復興させることにしました。

堤防の建設にはどのくらいの時間がかかり、どのくらいの費用がかかりましたか？

堤防の建設には4年の歳月がかかり、多くの人々の力と大金がかかりました。具体的な費用は明記されていませんが、浜口の家は醤油作りで江戸で大きな商売をしており、その収入を使って堤防作りの資金を出しました。

堤防は津波から村を守ることができたか？

はい、堤防は昭和の南海地震の時に予想外の大きな津波に襲われても、村を守り抜くことができました。

村人は津波の記憶をどのようにして忘れずに保っていますか？

村人は毎年11月に津波マリンを開催し、堤防に寿司を運び、積み上げて祈る儀式を行っています。これにより、津波の記憶を忘れずに保っています。

この物語はどのような教訓を持っていますか？

この物語は自然灾害に対する備えと、困難に直面した際の団結と協力の重要性を教訓として持っています。また、先祖の知恵を活かし、未来の災害から守るための努力の大切さを示しています。