【星野リゾートに学ぶ③】観光の未来とステークホルダーツーリズム【星野リゾート代表・星野佳路】
Summary
TLDRこのスクリプトでは、コロナ禍後の観光産業の変化と新たな取り組みについて語られています。日本のインバウンド目標は、世界中の観光地が持続可能性と地域住民の声に耳を傾け、新たなツーリズムモデルを模索している中、時代遅れになる恐れがあると指摘。ステークホルダーツーリズムの概念を紹介し、地域経済や環境、住民の生活にプラスの影響を与える取り組みの重要性を強調。また、マイクロツーリズムや連泊の推進、環境負荷の削減など、日本が貢献できる分野についても触れています。
Takeaways
- 🎯 ステークホルダーツーリズムの概念が、観光業界の持続可能性と地域住民の生活環境を考慮した新しいモデルとして提唱されている。
- 🌐 コロナ禍により、観光客の減少が世界中で起こり、その結果として環境の改善や地域の快適さが高まったことが示唆されている。
- 🏔️ スキー場など、観光客の減少により、自然や地域の魅力がより存分に味わえるようになったという意見がある。
- 📉 2020年の観光目標は、多くの国で見直され、持続可能な観光モデルへのシフトが求められている。
- 🌍 世界中の観光市場は成長を続ける一方で、過剰な観光が地域に与える影響にも注目が集まっている。
- 🛑 一部の地域では観光客数の制限を始め、観光の質重視が進んでいる。
- 🚶♂️ 観光客の行動変容が求められており、地域住民と観光客の共存が重要視されている。
- 🏨 ホテル業界は環境に配慮した取り組みを行っており、例えはペットボトルの廃止やエコロジカルな取り組みなどがある。
- 🚗 交通の排出が大きな問題とされ、飛行機や自動車の排出削減が進められている。
- 📈 マイクロツーリズムや連泊の推進が、地域経済の安定と持続可能性に寄与するとの主張がある。
- 🌸 京都やハワイなどの有名観光地では、観光の過剰集中を避け、需要の平準化と地域の魅力を高める取り組みが行われている。
Q & A
星野リゾートの基本戦略は何ですか?
-星野リゾートの基本戦略は、地域経済への貢献や雇用の増加、外貨獲得を目指すことです。また、ステークホルダーツーリズムを推進し、持続可能な観光業の形を模索しています。
コロナ禍の3年間で観光業は何が変化しましたか?
-コロナ禍の3年間で、観光客のいないことが都市の空気の清潔さや渋滞の減少につながり、自然保護や地域の快適さが高まったことが世界中で認められるようになりました。
日本のインバウンド観光の現状はどうですか?
-日本のインバウンド観光は、2019年に3000万人を突破していたものの、コロナの影響で一時大幅に減少しました。現在は6000万人15兆円という目標を掲げて回復を目指しています。
2030年の観光市場の予想は何ですか?
-2030年に世界中の旅行市場はさらに拡大し、中間層の人々が海外旅行を楽しむようになるという予想があります。
観光客の減少により何が明らかになりましたか?
-観光客の減少により、人々は自分たちの周りがどれほど快適になるかを実感し、自然保護や地域の快適さが高まることに気づかされました。
新しいツーリズムの模索とは何を指しますか?
-新しいツーリズムの模索とは、過剰な観光客の流入を避けながら地域経済への貢献や持続可能性を重視する観光業の新しい形を指します。
ステークホルダーツーリズムとはどのような概念ですか?
-ステークホルダーツーリズムは、観光産業のステークホルダー全員が関わり、公平なリターンを得られる持続可能な観光業のモデルを目指す概念です。
観光客の数が減少したことでどのような問題が浮き彫りにされましたか?
-観光客の数が減少したことで、交通渋滞や環境汚染、地域住民の不便などの問題が浮き彫りにされ、観光業の持続可能性に関する議論が進んだことを指します。
日本における観光業の課題とは何ですか?
-日本における観光業の課題は、2019年の数字に戻すことよりも、新しいモデルとして復活し、ステークホルダーツーリズムを推進することです。
マイクロツーリズムとはどのような観光形態ですか?
-マイクロツーリズムは、近場をターゲットとした観光形態で、移動距離の短縮によりCO2排出の削減につながる観光業の形態です。
なぜ連泊を推進することが重要だと考えられていますか?
-連泊を推進することは、地域経済への貢献が大きく、滞在期間中の地域の文化や自然をより深く体験できるためです。また、環境負荷も減少するためです。
ワーケーションが普及することによる影響とは何ですか?
-ワーケーションが普及することにより、地方での滞在が増やされ、連泊の数が増加することが予想され、観光業に新たな活力をもたらす可能性があります。
京都のような観光地でステークホルダーツーリズムを推進するためにはどのような措置が必要ですか?
-京都のような観光地でステークホルダーツーリズムを推進するためには、連泊の推進や入場制限、需要平準化のための価格戦略の導入などが必要です。
Outlines
🌐 観光業界の変化と新たな取り組み
この段落では、日本の観光業界が直面している課題と、それに対する新たな取り組みについて語られています。コロナ禍の影響で観光客が減少したことで、環境の改善や地域住民の生活の向上が見られるようになった反面、観光業界は大きな打撃を受けています。しかし、この危機を機に新しいツーリズムの模索が始まり、地域経済や環境に配慮した持続可能な観光を目指すことが求められています。
🌳 環境保護と観光のバランス
この段落では、観光客の数を増やすことで生じる環境汚染や渋滞などの問題と、それと戦う取り組みが語されています。観光地では観光客の数を制限したり、自然環境を守る取り組みを行っています。また、観光客の質を重視し、地域の文化や環境を尊重するような観光を促進する動きもあります。これにより、観光業は環境保護と経済効果の両立を目指しています。
🏔 ステークホルダーツーリズムの概念
この段落では、ステークホルダーツーリズムという概念が紹介されており、観光業を担う人々だけでなく、地元の住民や環境も観光業のステークホルダーとして位置づけられています。観光業は、地元のコミュニティや環境を守りながら、持続可能な観光を目指すことが求められています。また、観光客の行動変容や、環境に優しい交通手段の利用など、ステークホルダー全般の取り組みが重要視されています。
🛏️ 連泊の重要性とその効果
この段落では、連泊の重要性が強調されており、日本は国内旅行における平均滞在期間が短いという問題を抱えています。連泊を促すことで、地域経済への貢献や環境負荷の軽減が期待されます。また、連泊により宿泊施設と地域の事業者との連携が深まり、地域の魅力をさらに広げることができるとされています。
🌸 京都の観光問題と解決策
最後の段落では、京都の観光問題とその解決策について議論されています。京都は多くの観光客を引きつける一方で、その数を超える観光客が地域に与える影響についても懸念されています。そこで、京都全体で連泊を推進し、需要平準化のための価格戦略の導入などが提案されています。これにより、観光客の質を高め、地域経済を持続可能に発展させることが目指されています。
Mindmap
Keywords
💡観光DX
💡ステークホルダーツーリズム
💡マイクロツーリズム
💡連泊
💡インバウンド
💡観光需給
💡環境負荷
💡SDGs
💡コミュニティ
💡アメニティ
Highlights
観光客のターゲットをありがたいと思うお客様に限定し、害虫として扱う人々は迎えないようにすることが提唱されています。
2019年を目標に数字を早く戻すことが時代遅れになる可能性があるという日本の状況についての懸念。
コロナ禍の3年間で、観光客のいない都市では空気の清潔さや渋滞の減少、自然の再発見が見られるようになった。
日本はインバウンド需要が国内に比べて小さいにもかかわらず、国内市場の規模は非常に大きい。
2030年には旅行市場が劇的に成長する見込みで、中間層の人々が海外旅行を検討するようになる。
日本は行動経済成長の段階にあり、インバウンド需要がコロナの影響で一時低下したが、6000万人15兆円の目標を目指している。
新しいツーリズムの模索が始まり、観光客の数を増やすことで生じる環境汚染や渋滞への懸念。
花嫁の観光地では観光客の数を制限し、自然が自らきれいになる時間を確保する取り組みが行われている。
ニュージーランドのDMOトップが、滞在期間を短くする観光客は断るという新しいアプローチを提唱。
観光客の行動変容を促し、地域社会に貢献するステークホルダーツーリズムの概念が重要になる。
CO2排出削減のための取り組みが進んでおり、交通移動の削減が特に重要視されている。
観光客をターゲットに限定し、ありがたいと思うお客様だけを迎える方針が世界中で進んでいる。
ハワイの住民が観光客に対して嫌なことを伝え、6つのルールを守ってほしいと要求している。
日本の観光戦略は2019年の数字に戻すことに重点を置いているが、新しいモデルとして復活することが望ましい。
マイクロツーリズムの推進や連泊の重要性が日本の観光にとっても大きな貢献になる。
ワクATION(ワーケーション)の概念がコロナ禍で生まれ、地方での仕事と滞在が増加する可能性がある。
京都のような観光地での需要平準化と環境への配慮が、ステークホルダーツーリズムの成功に欠かせない。
官公庁や業界団体が新しい観光モデルの定着に向けて積極的に取り組むべきである。
経済効果は長期的な視点から見ることが重要で、ステークホルダーツーリズムは持続可能性に繋がる。
Transcripts
自分たちにとってありがたいと思うお客
さんだけをターゲットしようありがたく
ない人はもう来ないでください
害虫で今進んでるんですよね単に2019
年を目指す戻す数字早く戻しましょう
ちょっと時代遅れになるんじゃないか
という日本の中では思ってますこれからも
僕
[音楽]
貢献できるのは実は連泊なんですよねこれ
日本が一番
遅れてると言ってもいいぐらいで
皆さんこんにちはピボットの佐々木です
今回は
星野リゾート代表の星野吉澤さんをゲスト
にお迎えしてお話を伺っていきます今回も
よろしくお願いしますよろしくお願いし
ます最初に星野リゾートの基本戦略があっ
てそしてパート2で
マーケティング論そして観光DXローン
最後に観光の未来ということではどう
変わっていくんでしょうか
そうですねなかなかあのこのコロナがです
ね私たち3年間本当に世界中の観光産業や
観光の
携わってる人たちがもう大激変が起こり
ましてそれが意外にね面白い方向に行って
るっていう今日お話をちょっとしたいと
思ったんですよねその前にちょっと日本の
そのあの観光の話をしておくとインバウン
ドっていうのは確かに伸びてきていたん
ですよねで2019年にも3000万人を
来ていてそして日本は国内は大きいんです
ですからこの3000万人が実は15%
ぐらいしかなくて日本国内の需要の方が
ですね圧倒的に大きくて21兆円ぐらい
あるんですよねで同時に日本人も含めた
世界の旅行市場っていうのはこれからも
伸びるって予想されてまして2030年に
はですね
劇的に増える予想されてこれ世界中で中間
層の人が増えてきて家でもうテレビ買って
冷蔵庫があって車があってある程度豊かに
なるとちょっと海外旅行行こうかという風
に日本もね行動経済成長の時になりました
けど同じ状態にある国が結構世界で
たくさんあるって事なんですねで日本は
ですねインバウンドもこれから一旦コロナ
で劇的に落ちましたけど
6000万人15兆円という
ですね目標を
達成しようとしてんですねこれはねある
意味なんかこう僕の中ではねコロナ前は
輝いていた目標だったんですよところがね
こういう目標を掲げているいた国々が今ね
目標修正していたり世界の旅行産業は
変わるんじゃないかって言い出したんです
ねでそれをちょっと今日お話したいなと
いうふうに思ってますまず
振り返りなんですけどそのコロナ禍の3
年間で何が起こったかってことんですねで
一つは
各都市で
観光客がいないことによって実は空気が
きれいになったり
渋滞がなくなったり見えなかったものは
見え始めたりコロナで観光客がいないと
自分たちの周りってこんなに快適になるん
だねということが世界中の人たちがある
意味気づいちゃったんですよねまあ人だけ
じゃなくてこれ花弁に来ている
モンクシールアザラシがですねビーチで寝
ていたなんていうことなんですよ僕ねこの
ねニュースを見た時になんか
実感するものがあって私年間70日スキー
をするんですよねであの何人に触れられた
ほとんど雪山にいるんですけど
この2年半ね実はインバウンドが来てなく
てもう
雪山最高だったんですよ
朝日岳の
ロープウェイなんか行くと
下手すると1時間待ちなんていう時あった
んですけどね今ねもう今ってかコロナの
この
2つ2回の冬はそう快適に登れましたし
それから説明もねなんかこう観光客が
多かった時にはなかなか朝も一番に行って
もねかなり
荒れたところ滑らなきゃいけなかったのが
もう
綺麗なところを滑ることができて実は最高
だったんですよね経営面では宿泊してまし
たけど実はねスキーヤーとしての私はもう
これ続いてくれないかな
観光客いないって最高って
そういうね実感を世界中の人たちが味わっ
てしまったんですよねで今コロナが
終わろうとしていてそしてあの道が対策も
終わって国と
危機が自由になった時に本当にこれハワイ
のわきビーチですけどこんな風なワイキキ
に戻りたいんですかともう美しいビーチを
2年半にさせられたハワイの人住んでる人
たちはこういう風に戻りたくないっていう
のは正直なところだしこれ京都の渡月橋
ですけど
渡月橋もこういう風に戻んですかという
ことは問題になっていて今世界中の
旅行市場はこれからまた10年間
成長しようというふうに言われてるんだ
けどその人たちが自分のところに押し寄せ
てくるってことをあんまりウェルカムして
ないんですよね
なのでどんな
観光産業って大事だなって分かっているし
地域経済にとってもプラスだし雇用にも
プラスだし外貨
獲得でも大事なんだけどだけどだからと
いってそのまた空気が
汚れたり水質が汚染されたりまた渋滞が
生じたり不便な生活になるのは嫌だよねと
いうことで新しいツーリズムの模索が
始まったっていうことなんですよねであの
先ほどの花嫁は最初の一歩を踏み出しまし
て
1日の観光客数は入る人の数をですね実は
制限し始めましたなので日帰りもオン
ラインリザベーションで最初にスマート
フォンで撮ってもらってなんと1400人
を上限にしその代わり入るフィーも
倍以上にしてですねなおかつ1週間のうち
2日をですねもう完全にブロックしてその
時にも海水が自分の力で綺麗になるような
時間をちゃんとしようというようなところ
まで行ってるんですねなので世界の
2022年の夏に私ニュージーランドで
スキーをしに行っていろんなDMOの
トップとか観光関係の人たちと話したん
ですけどみんなね2019年に戻らないっ
て言い出してまして新しいモデルを目指す
んだとそれが私がステークホルダー
ツーリズムと呼んでいるモデルに行こうと
してるって言うところなんですねで日本は
相変わらずもう日本全国の自治体さんも
日本の観光地もさんもやっぱ2019年の
数字をこう早く戻そう戻そうっていうね
ところに行ってるしそれから相変わらず
2030年6000万人っていう数字をね
インバウンドは掲げてんだけどお金なんと
なく今見ているとそこに行くのはね本当に
いいことなんだろうかっていうねことをね
各地の人たちが気づき始めてるっていう事
があると思ってます
って何を言ってるかっていうとその例えば
旅行エージェントさんとかそれからホテル
の投資家とかそれから
バス会社さんとかねビジネスやってる人
っていうのはもちろん
観光産業のステークホルダーの大事な部分
なんだけどそれ以外にその地元の
コミュニティ住んでるはずがあったとか
また環境とかですね場合によってはこの
ビジターつまり
旅行者ですよねでこういった人たちも
観光産業の中のステークホルダーに
取り込んででみんながフェアなリターンが
この作業から得られるようにしていこうと
つまり
過剰な
渋滞を起こして住んでる人たちに不便を
かけたり住んでる人たちの周りのその自然
環境はですね必要以上に汚染されたりと
いうことはやっぱりサステナブルじゃない
よねってことが気づき始めていてどうし
たらこのステークホルダートゥーリスも
達成できるかという動きを取っていこうと
いう風に変わり始めたんですね例えば
前々からこれ課題だったその
CO2の排出ですよね
温暖化ガスを削減しようというところなん
ですけど私たちホテルやとして一生懸命
頑張ってますけど地熱の
暖房をやったりとかですね
灯油の購入ゼロにしたいなんて軽井沢も
やってるんですが実は
業界全体としてみるとこの交通の移動が
なんと全体の半分を占めてるんですよね
ですから交通の移動を
減らさない限り私たちは世界が求めている
そのレベルには行かないですよねで
エアフランスは飛行機の2時間半鉄道2
時間半で行けるとこ飛行機とかやめようと
いう風に踏み切ってますしオーストリアも
同じようなルールをですね決めてますなの
で2時半いいじゃないかとそんなところ
1時間半にするために飛行機飛ばす必要
ないでしょうというところにですねもう
なり始めてるんですねでもさんがやっ
てらっしゃるユーグレナのような会社は
これ日本世界で最初から世界で最初に
ミドリムシで旅客機を飛ばすから乗りに来
てくれって言われて僕言った時には
ちょっと怖かったですけど
こういう風にバイオ燃料で飛行機を
飛ばそうなんてことも起こっていたりそれ
は心臓とも3カ所を運営している
八重山諸島ですね石垣島からの離島
竹富島小浜島への
フェリーなんかではもう使い始めているん
ですよねこういった動きもすごく
ステークホルダートゥーリスの中には
すごく重要な活動ですよねってことは一つ
もう一つはやっぱりこの
観光客をここに取り込んでるって事は
すごく大事なポイントなんですね今まで
なかったんですよね
観光客は数が多ければ多いほど
ですが昨年5万人来てたら今年はもうなん
とか5万5000人来てもらおうみたいな
数だけを追っていたんですけど今ですね
世界でアフターコロナで
発送し始めてるのは自分たちにとって
ありがたいと思うお客さんだけを
ターゲットしようとありがたくない人は
もう来ないでくださいと言い始めたんです
ね
クイーンズタウンっていう
ニュージーランドのDMOのトップに
2020年の8月に私お会いしていろいろ
話ししてきたんですけど彼はね1泊の客は
断るっていうますバスで来て1泊しか
止まらなくてその人はホテルの中で食事を
してそして次の日自然豊かなところに行っ
て写真撮ってそれで次の場所行っちゃうと
そうするとね地元の人たちは
渋滞にはなるしそれからホテルのは儲かる
んだけど地元の人たちは何だお金落として
もらえないし
であの自分の人たち話を聞けば周り文化に
敬意を持ってる
観光客に来てほしいという人もすごく多い
んですよねですから周りの博物館とか
工芸品とかいっぱいあるんですけどそう
いったところにも興味を持つ人に同じ
例えば10万人来るならそういう人の
10万人にしてもう1泊で
守りと興味なくて単に
景色だけ見て帰る人はもういらないんじゃ
ないかっていうところに行き始めたんです
ね逆にこういうニュースもどんどん出始め
てるんです
旅行者が行動を変えてくれとですから良い
旅行者になるための行動とかそれから逆に
このハワイの記事ですけどねハワイのその
レジデンス住んでらっしゃる人たちが
普段から観光客に対して嫌だと思うことを
堂々とも伝えてですねなんで6つのことを
守ってくださいというようなことをこう
言っているつまりこれ逆に言うと
観光客に注文をつけている
=
観光客の方の行動変容を要求していてそれ
は
観光客の方々もこのステークホルダー
トゥースの中の一部ですよねっていう風に
私たちはやっぱり取り込む動きが世界中で
今進んでるんですよねこういう考え方は
もう日本の地方もしなきゃいけないし日本
政府もしなきゃいけないし私はもう
ステークホルダートゥーリズムの方に世界
へ行こうとしてる時に
犯人2019年を
目指す戻す数字を早く戻しましょうみたい
なことがやっぱり
ちょっと時代遅れになるんじゃないかって
いう日本の中では思ってます日本では全く
聞かないですねこの言葉そうですね
世界の記事を探すときにはレスポンシブル
チューリズムとかっていう風なことで
調べるとちょっと出てきたりしますけども
成功
率っていうのはもうこれから出てくると僕
は思ってるんですよね実はコロナが前から
やってたんです
消費者の行動変容ですねペットボトルって
のは前から問題で
プラスチックボトルを世界的に減らそうっ
ていう動きはあるし私たちの医療の手島の
ようなところはペットボトルを買ってきて
ゴミになったらまた島から持って出なきゃ
いけないんですよねですからもうペット
ボトルを部屋から完全に廃止しようなんて
ことでこれウォーターディスペンサーを
ファブリックに置いてでピッチャーを部屋
に置いといて取りに来てもらうとかですね
それから
プラスチック関係のものをもうどんどん
減らしていこうなんてことでいろんな活動
してたんですよね私も
歯ブラシをなくしたいと思ってて将来は
まだ踏み切れないんですけど
調査ではですね
歯ブラシを今持参してる人がなんと43%
もいますなので残り57%の人に行動変容
してもらえればこの人たちに自分の歯
ブラシ持ってきてくれませんかって言った
時にどういう風に態度が変わるかなんて
こともちょっと調査して
いますこれ見ていただくと実は
施設に対してなんかいい
印象を持ってくれるようになる人も多いん
ですけどまだですね施設を選ばなくなる
なんていう風におっしゃる方も25%も
いるしただイメージだけ聞くとイメージは
ですねとっても良くなるですよねなので
業界全体としてこれ
歯ブラシ置いてあるホテルですよなんて
こと差別化してもしょうがないから
業界全体として日本のホテル業界全体で
もう歯ブラシを置くのやめようとでお客様
に持ってきてもらうようにしようまたは
普通の歯ブラシをちゃんとコンビニストア
のような話をちゃんと売るとかですねいう
風にいけないかなっても大量のゴミになっ
てるものをなくす活動っていうのはすごく
大事だよねなんてことをですね私たちは
ステークオタトゥイズの中の活動として
大事だと思っていてやっていきたいこれ
からもやっていこうと思ってますもう一つ
は日本が貢献できる分野ってねやっぱり
マイクロトリズムなんですよねこの中で
需要を獲得するための策として私一生懸命
取り組みましたけど
あのこれ結構ねその
移動の距離が減るんで
CO2の削減に劇的に効くんですよねなの
で同じ
旅なんだけれども近い場所に行くことで
同じぐらい
楽しい旅を提供できるんであればわざわざ
遠くに行かなくてもいいじゃないかって
いうようなこの
需要を増やしていく活動も地域にとっては
すごく安定します
需要が安定してマイクロツーリズム市場の
方が実はこの中において僕ら発見したら
リピート率高いんですよねよく考えてみる
とニューヨークから
日本の
草津温泉に1年3回来ることないじゃない
ですかだけど
群馬県の前橋からは3回も4回も5回も
あり得るんですよねなので
Microsoft証券っていうのは
意図的に戦略的にちゃんと私たちが
マーケティングできるような体制を整え
るって事大事に市場は違ったニーズを持っ
てるし
違った
価格
帯に反応しますなのでそういう仕組みを
ですね今DXの中で取り組んでいくなんて
ことを一生懸命やってますしこれからも
やっていかなきゃいけないと思ってますね
でもう一つ日本全体で取り組むべきことで
なおかつこれからの
ステイコルダーツーリズム
すごく貢献できるのは実は連泊なんですよ
ねこれ日本が一番
遅れてると言ってもいいぐらいで日本は
国内旅行に行く時の平均拍数は2泊行って
ないんです1点通販で終わっちゃってるん
ですよねところがどうですか10泊年間
10泊旅行国内旅行する人が10回行っ
たり来たりする時の交通にかけているその
環境負荷でもこうさっきの49%ってのは
ここから来てるし日本はもしかすると
もっと多いかもしれないですね49%以上
なのでなんとか年間10泊同じするんで
あれば5回の行き来で200ずつして
もらうとか3拍ずつしてもらうとかって
いうことにつなげられないだろうかと思っ
てまして私たちは連泊をですね強烈に
意図的に進めたいと思ってます短期的に
これあの
利益にプラスかとか
採算が丘とかっていう議論はあるんです
けどただステークホルダーツーリズムと
いう長期的なサステナビリティを考えた時
には私は日本の国内旅行も連泊滞在の推進
っていうのはすごく大事だと思いますねな
ので
滞在の魅力をすごく頑張っていこうとか
ですね地域の方々と連泊すると中日ができ
ますからカビの
楽しみをですね地域の方と考えていこうと
かそれから
ワーケーションですねこれもコロナで
生まれた新しいワードで
地方で
滞在しながら仕事ができるオンライン会議
で参加するだけでちゃんと出勤したと認め
てもらえるそういう世界が生むことは
できればかなり連泊が増えると思うんです
よ
っていうようなことをですね一生懸命今
やっていて
ステークホルダーツーリズムを
促進することが何ですか日本のその
観光の新しい私はねそのテーマにしていか
ないとちょっと時代からまた少し置いてか
れる可能性があると思っているんですよね
なんでここにアメニティ変革とかマイクロ
ツーリズムの進化とか連泊許可でもっと
あるはずなんです
ねっていう
概念を
理解してもらってじゃあここに近づくため
には我々観光産業それぞれの地域で変えて
いかなきゃいけないよねっていう意識を
持ってもらうだけで私は日本の観光って
いうのはすごく同じなんて言うんですか
単に6000万人にしようとかそれから
人数を増やそうとかっていう
概念とは違った新しいその強さが生まれて
くるんじゃないかなと思ってますこういう
方向を打ち出すために何か司令塔になる
のってなんか日本の場合観光庁とかなんか
業界団体とかですかもちろん星野さん
みたいな方がもうこうやって
掲げるっての一番強いかもしれませんけど
僕みたいな考えでもだからあんまり強く
ないんですけど強くないんですけど本当
やっぱり官公庁観光地なんですねせっかく
観光地を作ったわけだから
官公庁がもっともっとそのこういうことに
対して大きく
踏み出していくっていうのはですね環境省
も大事ですね
環境省さんはやはりその
CO2の問題それから国立公園を抱えて
ますから国立公園っていうのは日本の自然
観光のその大きな
柱の一つなんですよねなのでそういう意味
では
の環境省
官公庁ここら辺がタッグを組んでですね
あと森を思ってるのは林野帳だったりし
ますねこういうところはタッグを組んで
ステークホルダーに向かっていく
ことに対して
政策的に取り組んでもらえるとすごくいい
と私は思いますねそれじゃ掲げていたその
経済効果のところはあんまりもう気にし
なくていいってところなんですかねまあ僕
は結果的にこれが最終的には経済効果に
つながっていくと思ってるんですよ
やはり今までのその
人数を売っていくもう平準化もなく
忙しい日にやたら渋滞が生まれそして
昨年より何人を増やしたかで単価を下げて
いく場合によってはねそういう観光って
いうのは結果的に投資家にも良くないし
結果的に持続可能でもないしで一方であの
sdgsどうするんだなんてことをね別枠
でやるんじゃなくて元々この
観光には一旦コロナで
縮んだわけだからそれを戻していくときに
違った姿で復活してくるって言うんですか
それが今一番やりやすい時なので私は
こちらの方が長期的な
競争力になるしそれは世界の投資家は私は
理解すると思いますね
企業で言っていたずらに売上高を売るんで
はなく利益ですとか生産性とかそっちの
生産性そして
環境への適用度今
投資家もそっちに行ってるじゃないですか
環境っていうのは一つの環境適用度が
投資するかどうかの一つの系要素として
判断材料になってますよね
なので日本の
観光の成長ってことを考えた時には私必ず
総番そこは課題になってくるしそれがね一
歩海外がねこのステークホルダーにも
踏み出しちゃってるんでそこはすごく
気になってるところ出遅れずに2019年
に戻ろうではなくてちょっと
違った新しいモデルとして復活しようよと
いうことを目指してほしいなと思います
この概念を例えば
京都に当てはめるとどんな感じになるん
ですか
京都もこれからが桜の季節でとんでもなく
人が来るんですけど
桜なんていうのはやっぱり宣伝しちゃいけ
ないってことでしょ宣伝しちゃダメです
たくさんいらしていただいてるわけだから
京都は京都で平準化分かってなきゃいけ
ないですよねそれからやはり前泊を
推進しなきゃいけないですね
星野リゾートの西表島ホテルは私たち1泊
の予約が取らないです
もう全部2泊365日200以上の滞在
しか予約取ってないんですよねそれは
すごくいろんな意味で聞いてきます生産性
も
上がるし連泊するからホテル内だけでは
なくて外の地域の事業者さんと連携するし
魅力アクティビティをやってる
業者さんにもお金が回るし地域全体の
ステークホルダーにとってプラスになって
いくんですね
観光客にとっても私たちのその雇用満足の
調査によると1×2泊の人の方が結果的に
満足高まりますなので
環境面だけではなくてステイホルダー全体
にとって連発っていうのはものすごく
プラスなんですよねですから
京都の問題を解決するためには
京都全体で連泊推進をするって
ものすごく大事だしそれが
効用とか桜とかっていう時にはもう十分人
はいらっしゃってるんでそこはもう
渋滞にならないようにいかにボリュームを
下げていくか例えば花嫁の事例のように
ですね1日
清水寺の1日の入場制限をするとかですね
それを事前に日帰りのお客様であっても
オンラインで予約を取るとかですねこう
いう事例から学ぶことによって予約は取れ
た日に行きますからそうすると自由は分散
してくるなんてことも起こると思いますよ
ねもっと
参拝する方々の入館料とかですね入場料も
上げてもいいかもしれないですね上げて
平準化する日によって価格を変えるそれは
目的としては
利益を最大化するためじゃなくて
需要平準化するためにそういう仕組みを
導入していくこれもすごくプラスになると
思います
京都なんてsdgs都市っていうことで
言ってますね一番いいかもしれませんね
そうですねこういうにいや
ステークホルダートゥースでも目指そう
よっていう風に思っただけでやはりやる
べきことが浮かんできたりやることは
変わってきたりするなのでこういう概念を
すごく早く日本で定着させるって事は私は
すごく大事だと思って今あちこちでご紹介
してますぜひこういう言葉が広がっていけ
ばいいなというふうに思います福島さん3
回に渡って
じっくりと深い話ありがとうございました
こちらこそありがとうございました
[音楽]
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