思いやりの心は何がきっかけで誕生したのか?【ゆっくり解説】
Summary
TLDRこのビデオでは、チンパンジーを含む動物の道徳性について掘り下げています。特に、他者への思いやりや協力行動が人間だけに固有のものではなく、多くの動物にも見られる性質であることを示すエピソードを紹介しています。さらに、動物の道徳性がどのようにして生まれたのか、そして哺乳類や鳥類において特に顕著な道徳性の根源となっている子育て行動に焦点を当てています。科学と宗教が人間の道徳性を理解する上でどのように役立つかについても触れており、知識と実践のギャップについても考察しています。
Takeaways
- 🙊 動物にも思いやりの心があり、仲間を助ける行動が観察されている。
- 🧪 初期の研究では動物の利他的行動が見られず、動物には道徳性がないと考えられていた。しかし、実験デザインの問題点が指摘された。
- 🐵 霊長類を始め、哺乳類や鳥類に幅広く道徳性が備わっていることが近年の研究で明らかになった。
- 👶 動物の道徳性は子育てに由来する共感能力から進化したと考えられている。
- 🐍 爬虫類や魚類のように子育てをしない動物種には共感能力が低いため、道徳性も低い。
- 🐊 一部のワニ目など、子育てをする爬虫類には共感能力と道徳性が存在する可能性がある。
- 👩👦👦 メスの方がオスに比べて共感能力が高いのは、子育てを行うことが多いためである。
- ❌ 動物の利他的行動は必ずしも自分の利益を考えた下心によるものではない。
- 🧐 科学は道徳性のメカニズムを解明できるが、それ自体が人間性や生き方の指針になるわけではない。
- 🙏 宗教などの存在が、人生の問題に対する答えを提供し続ける可能性がある。
Q & A
動物にも思いやりの心があるのはなぜですか?
-動物の中には子育てをすることで共感能力が育まれ、その共感能力から思いやりの心、すなわち道徳性が生まれたと考えられています。特に哺乳類や鳥類は子育てを行う生物種であり、道徳性をもつ傾向が高いとされています。
チンパンジーは本当に利己的なのでしょうか?
-チンパンジーには当初利己的だと考えられていましたが、実験方法が複雑すぎて理解できなかった可能性があります。より簡単な実験システムでは、チンパンジーは仲間に餌を分け与えるなど思いやりのある行動を選択する傾向が確認されました。
動物の思いやりの心は、実は報復を恐れているだけではないのでしょうか?
-思いやりの心が報復を恐れての行動である可能性は低いと考えられています。地位が高く強い個体ほど気前よく仲間に報酬を分け与える傾向があり、自分に向かって威嚇や攻撃的な態度の相手には餌を分け合う確率が低下するためです。
動物の道徳性は進化でどのように生まれたのでしょうか?
-子育てをする動物は自分の子供の状態や気持ちを理解する共感能力が求められるため、それが進化の過程で発達しました。その共感能力が他者にも働くことで、思いやりの心や道徳性が生まれたと考えられています。
動物の思いやりの行動には本当に目的意識がないのでしょうか?
-動物が思いやりの行動を取る時、後々得られるかもしれない自分の利益を意識して行動を選択しているわけではありません。生まれつきの性質や本能に従って無意識的に行動しているだけで、目的意識は必ずしも伴わないと考えられています。
メスとオスで思いやりの心に違いはあるのでしょうか?
-メスの方がオスよりも相手の気持ちを推察する共感能力が高い傾向にあります。これは自然界ではメスが子育てをすることが多いことと関係があると考えられています。一方でオスは関係修復能力に優れている面もあります。
道徳性には科学だけでは限界があるのでしょうか?
-科学は道徳性のメカニズムを解明できますが、道徳観や人生の目標など、人間性に直結する問題に答えを出すことはできません。そのような問題には宗教などの指針が必要不可欠です。科学と宗教はお互いに補完し合う存在だと考えられています。
思いやりの心は人間だけが持つ特別な能力なのでしょうか?
-思いやりの心は人間に固有の能力ではありません。子育てをする多くの動物種にも確認されており、人間だけが特別に持つ能力ではないと言えます。人間と動物の違いは、道徳性をどの程度理解し実践できるかという点にあります。
道徳性のある動物とない動物の違いは何でしょうか?
-道徳性のある動物とない動物の大きな違いは、子育てをするかどうかにあります。子育てをする動物は共感能力が求められるため、その能力が発達し、道徳性が備わる可能性が高くなります。一方で子育てをしない動物は共感能力を必要としないため、道徳性が発達しにくいと考えられています。
動物の思いやりの心を人間はどのように活用できるのでしょうか?
-動物の思いやりの心は、人間にとって良い手本となります。人間が生まれつき持つ思いやりの心を大切にし、動物のように無償の愛情を持ち続けることが大切です。動物から学べることは多く、人間性を養う上で動物の存在は重要だと言えるでしょう。
Outlines
🐵 チンパンジーの群れにも思いやりの心が確認される
この段落では、チンパンジーの群れにおいて傷ついた仲間を見捨てずに支え合う様子が確認されたことが述べられています。過去には実験結果から霊長類に思いやりの心がないと考えられていましたが、その後の実験で実際には仲間を助ける行動が観察されたことが説明されています。これにより、動物にも道徳性があると認識されるようになりました。
🦍 霊長類に広く道徳性が備わっている理由
この段落では、霊長類全般に道徳性があると考えられる理由が説明されています。従来の見解では霊長類は利己的であり、道徳性はないと考えられていましたが、実験条件の問題点が指摘されました。そして、新しい実験で、チンパンジーが緑の物体を選ぶことで仲間にも利益が及ぶことを示す結果が得られたことが述べられています。このことから、霊長類には本来、仲間を思いやる性質があると考えられるようになりました。
🐘 哺乳類や鳥類に道徳性が備わっている理由
この段落では、哺乳類や鳥類に道徳性が備わっている理由について説明されています。それは、子育てを行うために発達した共感能力が要因だと考えられています。子育てには子供の気持ちを理解する必要があり、その過程で共感能力が進化したと推測されます。一方で、爬虫類や魚類のように子育てを行わない生物には共感能力が発達しにくかったため、道徳性も備わっていないと考えられています。ただし、ワニなどの一部の爬虫類では子育てを行うため、共感能力と道徳性が存在する可能性があることも述べられています。
⛪ 道徳性と宗教の役割
この段落では、科学が道徳性の仕組みを解明できるものの、実践するためには別の指針が必要であることが説明されています。科学は知識をもたらすだけで、実際に優しくなるかどうかは別問題です。また、科学は人生の目標や悩みに答えを出せません。そのため、道徳性や人間性に関する問題では、宗教などが指針となる可能性が高いと述べられています。最後に、科学と宗教のバランスが重要であると結論付けられています。
Mindmap
Keywords
💡思いやり
💡道徳性
💡共感能力
💡子育て
💡利己的
💡実験
💡哺乳類
💡鳥類
💡科学
💡マナー(邪魔は成りません)
Highlights
チンパンジーは知能が低いために、実験の仕組みを理解できず、利他的な行動を取らなかった可能性がある。
チンパンジーは簡単な実験システムでは、仲間に餌を分け与えるという利他的な行動を取る傾向にあった。
霊長類のみならず、ボノボやオランウータンなど幅広い類人猿で利他的行動が報告されている。
チンパンジーは、地位が高く力が強いほど仲間に餌を分け与える傾向にあり、報復を恐れての行動ではない。
類人猿は自分の損失になっても、仲間の利益を優先する利他的行動をとることがある。
哺乳類のみならず鳥類にも、群れで助け合う利他的行動が確認されている。
子育てを行う動物種は、子供の気持ちを理解する共感能力が発達し、それが利他的行動の基盤となっている。
ワニなど一部の爬虫類でも、子育てを行うために共感能力と利他性が発達している可能性がある。
チンパンジーの場合、メスよりもオスの方が相手との関係修復能力に長けている。
動物の利他的行動は、将来的な自分の利益を考えての行動ではなく、生まれつきの道徳性が発揮されているにすぎない。
科学は物事の仕組みを解明できても、人生の目標や価値観には答えられない面がある。
優生学など、人間性に直結する問題の解決には科学以外の指針が必要である。
ただし、科学的知識を持つことと実践できることは別物である。
知識があれば優しくなれると限らず、宗教などの指針の必要性がある。
科学と宗教など、異なる側面から人間性を捉える必要がある。
Transcripts
厳しい自然の世界でも思いやりの心って
あるのねなんだか感動したわどうしたんだ
霊夢あ魔理沙今テレビでチンパンジーの
群れについての特集をやっていたの1匹の
チンパンジーが事故で手足が動かなくなっ
てしまったんだけど動けないチンパンジー
に変わって仲間が餌を取ってきてあげてい
たのよね傷ついた仲間を見捨てるどころか
群れ全体で支えてあげる姿に心打たれたわ
まあ道徳性は人間に固有のものではない
からな元々人望があった個体に関しては
例え弱って動けなくなったとしても群れの
仲間が救いの手を差し伸べることは珍しい
話ではない確かに動物の感動的な話って
いろんなとこで聞くもんねああれでも動物
の中には思いやりの心が備わっていない
ように思えるものもいるわよね哺乳類とか
は仲同士の助け合いをするイメージがある
けど例えば昆虫とかは同じ群れの仲間で
あっても共食いすることもある気がするん
だけど道徳性が存在する動物と道徳性が
ない動物の違いってどこにあるのかしら
なるほどいい質問だなな道徳性は一部の
動物が持つある修正がきっかけで誕生し
その修正の有によって思いやりの心が
備わっているかどかが決まっていると考え
られているなんだか面白そうな話ねもう
少し詳しく知りたいから解説してもらって
もいいかしら分かったぜというわけで今回
は動物の道徳性は何がきっかけで生まれた
のかについて解説するぜよろしくお願い
するわ現在では人間には思いやりの心が
備わっているという考えが広く浸透して
いるしかし20世紀後半になるまでは人間
の真の本性は完全に利己的であり道徳性は
その本性をかじて覆うだけの存在にすぎ
ないという考えが強かったえそうなのどう
してそのように考えられていたのかしら
この考えは当時行われていた霊長類を対象
としたいつかの実験の結果が元になって
いる1つ例を上げよう研究者はガラスの板
で仕切られた2つの部屋にそれぞれ1匹
ずつチンパンジーを配置した片方の部屋に
は2つのレバーが備えつけられておりその
部屋に配置されたチンパンジーのみが
レバーを引くことができるレバーを引くと
何が起こるのかしら片方のレバーを引くと
自分にだけ食べ物がもらえもう片方は自分
と相手の両方が食べ物をもらえるような
仕組みとなっていたそしてこの2つの
レバーを与えられたチンパンジーは両方の
レバーを特に規則性なく引き続けた働きが
異なる2つのレバーを区別することが
なかったわけねああ研究者はこの結果を
踏まえて次のように考えたもし
チンパンジーがリ的で思いやりがあるの
なら相手のチンパンジーも餌がもらえる方
のレバーを積極的に引くはずだとこういっ
た実験結果が霊長類を対象とした研究で
あついで報告されたため人間をはめとした
霊長類には本当の意味で理的な性質は
備わっていないという考え方がかつては
主流だった霊長類という人間に最も近い
動物たちが仲間が得するような行動をし
なかったなら確かに人間にも本能的には
道徳心がないと考えるのは大きく矛盾して
いる感じはしないわね確かに今の話を聞い
ただけだとそのように感じるのも無理は
ないだろうしかしこの結論には大きな問題
点があった大きな問題点こういった実験で
はチンパンジーが人間よりも知能が劣る点
を考慮しきれていない可能性が高いレバー
を引くと餌がもらえる装置は構造がかなり
複雑であり私たち人間でさえその仕組みを
理解するのが難しいものだったそのため
チンパンジーがこれらのレバーの区別が
つかなかった可能性は否定できないまた
普段は生活を共にしている群れのグループ
から引き離されいつもとは違った閉鎖空間
に閉じ込められている点などを考慮すると
チンパンたちの認知能力が本来のスペック
よりも低下していたことも考えられる
チンパンジーの知能レベルや精神状態を
考えるとレバーがある部屋にいきなり
閉じ込められてもそのレバーの規則性を
理解できなかった可能性があるわけねあ
その可能性に気づいた研究者たちはより
直感的に分かりやすいシステムでサイド
実験を行った具体的にはレバーの代わりに
赤と緑のトーク言うなれば人間でいう
ところのお金に値するものを用意した
そしてこれらのトクを研究者に渡すと赤色
のトクの場合は自分だけが餌をもらえ緑色
のトークを渡した場合は自分と相手の両方
に餌がもらえることをチンパンジーに時間
をかけて学習させたその結果相方となる
チンパンジーとの関係性によって多少の差
はあれド全体的に見ると緑色のトークンを
渡すというリタ的な行動を選択する傾向が
高いという結果になった自分だけが得する
ような選択は避けたわけねその通りつまり
レバーを使った実験ではその実験システム
の難解差が障害になりリ的な行動を適に
選択できなかっただけでありチンパンジー
は本来仲間思いの行動を取る可能性が高い
と考えられる以前蝶の縄張り争いの動画で
解説してくれた例と同じように人間として
の目線が抜け切れていない形で実験や考察
が行われてしまった結果チンパンジーは
仲間思いの行動を選択しないという誤った
結論に至ってしまったわけねそういうこと
だそしてこういった理的な振る舞いは
チンパンジーだけにとまらない時代が進む
につれお巻き猿やボノボなどの幅広い霊長
類で他者のことを思いやるような行動が
続々と報告されるようになったまた
そもそもチンパンジーは他の類人園や猿と
比べて凶暴で独善的な側面が強いとされて
いることを踏まえると霊長類には広く理的
な側面が備わっていると考えて良いだろう
確かに今までの話を聞く限り霊長類には
他者の利益を尊重する性質がある感じが
するわねでも1つ疑問なんだけど理た的な
行動をしているのは実は仲間からの報復を
恐れているだけていう可能性はないかしら
自分だけ良い思いをしているところを仲間
に見られたら嫉妬されて攻撃を受ける可能
性だってあるわよねだからもし自分の保信
のために仲間にとっても都合が良い行動を
取るなら道徳性が原因の行動とは言えない
気がするんだけどいや恐怖心故の行動で
ある可能性は低いぜなぜなら地位が高くて
力も強いさるほど気前よく仲間に報酬を
分け与える傾向にあるためだ当然だが強い
個体ほど報復を恐れる必要が薄くなるその
ためもし恐怖心が言動力の行動なら強い
個体ほど富を分け合う傾向が強いのは辻妻
が合わないはずだまた自分に向かって威嚇
をしてきたり攻撃的な態度をしてきた相手
に対しては餌を分け合う確率が低下すると
いう報告も上がっている立場が上で気前が
良かったり相手に対して敵体心を抱いてい
ない場合の方が餌を分け合う確率が高く
なるなら確かに恐怖心を言動力とした行動
とは考えにくいわねそういうことだまた
類人園では自らが損することになっても理
的な行動を取ることが確認されている
例えば餌場へ入るためのドアが閉まって
いる場合自発的にそのドアを開けて仲間も
食料にありつけるようにするといった行動
は珍しくない餌の量は限りがあるから自分
の利益だけを考えると餌を1人占めした方
が良いはずだけど実際は自分の取り分が
減ることになっても仲間の利益を確保する
ような行動をするわけねあそしてこういっ
たリ的行動が見られるのは霊長類だけに
限った話ではない犬科の動物や像月子類
などを中心に哺乳類に幅広く道徳性が
備わっていることを示唆する研究が近年に
なってその数を増やしている動物の感動的
な逸っていろんな哺乳類で効くもんね以前
の動物に心があるのか解説してくれた動画
でも餌を分け合うネズミの話をしてくれた
しそうだなちなみになんだけど道徳性を
持つのは哺乳類だけなのかしらいや哺乳類
の他だと鳥類も思いやりの心を持つとされ
ている有名なのはカラスだろう喧嘩に負け
たカラスは仲が良いカラスに優しく気づい
をしてもらったり身の回りの世話を
しばらくしてもらう様子が確認されている
また群れを作て飛ぶ渡り取りでは戦闘の
最も疲れる場所で飛ぶ個体を
ローテーションさせ助け合って長い旅を
乗り越えることが知られている鳥類にも
思いやりの心があるのねでもどうして哺乳
類や鳥類には道徳性が存在するのかしら
思いやりの心って全ての動物が持っている
わけではないと思うんだけど哺乳類や鳥類
と道徳性のない動物の違いはどこにあるの
かしら一言で言うと子育てをするという点
が他の生物とは異なる道徳性には相手の
気持ちを感じ取る能力つまり共感能力が深
決だそして共感能力はおそらく子育てにタ
を発している哺乳類と鳥類はどちらも
子育てをする生物種だ具体的には哺乳類は
母乳を与えて我が子を育て鳥類はひの元に
餌を接せと運んでくるそして我が子を
育てるためには我が子が何を必要として
いるかその状態や心情に共感し理解する
ことが求められる確かに子供の状態を把握
しないと親として何をしてあげるべきか
分からないから子育てには共感能力が必要
な感じがするわねあそのため哺乳と鳥類は
子育ての制度を上げるために共感能力が
進化しその共感能力が我が子だけではなく
他者に幅広く働くことにより道徳性が
生まれたと考えられる共感能力っていわば
相手の立場へと同調する能力だから相手と
自分の境目が薄くなった結果まるで自分の
ことのように相手のことを助けるように
なったわけねそういうことだ一方哺乳類や
鳥類とは異なり爬虫類や魚類などは基本的
には子育てを行わないこれらの生物種も
一見すると我が子のためを思って慈愛に
満ちた行動を取っているように見えること
もあるただこれは実際のところ脳に
プログラミングされた命令に従って無気質
に行動しているにすぎない例えばウガの
産卵の場合万潮時にわが子が溺れないよう
に塩が満ちても海水面よりも上の高さと
なる場所に時間をかけて穴を掘って卵を
産み落とし後ろのヒレで砂をかけ蓋を
しっかり閉めた後その場を立ち去るしかし
これは単にそういう行動をするという修正
を持っているだけであり我が子のことを
思いやっているわけではと考えられている
ペットのメダカが自分が産み落とした卵を
食べちゃったみたいな話はよく聞くし子供
のことを思いやるどころか認知さえでき
ないとしか考えられないような行動は爬虫
類や魚類では珍しくない気がするもんね
哺乳類の間で行われる助け合いと爬虫類
などで見られる助け合いは表面上では同じ
ようなものに思えるけど実際は共感能力や
道徳性が伴っているかという点で大きく
違っているわけねそういうことだこのよう
に爬虫類や魚類などは基本的にこそ育てを
行わない形で子孫を残してきたそのため
子孫繁栄を達成する上で共感能力は必要が
ないことが多く進化の家庭で発達してこ
なかった場合がほとんどだと考えられて
いるしかしこれは裏を返すと子育てを行う
爬虫類には共感能力が存在する可能性が
高い具体的にはワ目の生物などで共感能力
が存在する可能性が指摘されている一部の
ワは子供を優しく口で加えたりその大きな
背中に乗せることで運んだり口に加えた
肉片を子供へと分け与えることが確認され
ているまた天敵から我が子を身を呈して
守ろうとする行動も度々確認されている
例えばアリゲーターの赤ちゃんは身の危険
を感じると喉の奥から絞り出すような声を
発するそしてこの声を聞きつけた母親は
すぐにその場に駆けつけ我が子を守ろうと
するこういった我が子に対して愛着を持つ
動物はその生物種に関わらず共感能力や
それに伴う道徳性を持つ可能性が高いと
考えられているあくまで子育てをするか
どうかが肝となるわけねその通り実際
子育てが道徳性の源泉とも言える共感能力
と深く関係することは性別によって相手の
気持ちを察する力に違いがあることからも
読み取れる分かりやすいのはチンパンジー
の行動だろう例えばメスのチンパンジーが
2匹のオスが争っている様子を目撃したと
するこの場合メスは両方のオスの手から
武器を取り上げた後両者を引っ張っていっ
て近づけ仲直りをさせるといった行動は
度々見られるこういった喧嘩の仲裁を行う
のはオよりもメスの個体であることが多い
ままた人間においても女性は男性よりも
共感を重んじる傾向にあることは広く知れ
渡っているさらに生まれてまもない赤ん坊
の時代でも女の子の方が他者の顔を眺めて
その感情を推察しようとし思いやりに満ち
た行動を取る傾向にある自然界ではメスが
子育てをすることが多いからメスの共感
能力が高いのは子育てと関係していると
推測できるわけねああだがもちろんメスの
方が集団行動に必ずしも優れているわけで
はない例えばチンパンジーの場合オス同士
でのイはメスよりも頻繁に発生するしかし
オスの場合例え競争相手であっても喧嘩後
に長時間グルーミングを行いうまく緊張を
和らげることが可能だこのような関係の
修復能力はオスの方が優れている傾向に
ありオスは過去のことを根に持たずに水に
流す能力が高いと言える強調性において
オスにはオスの良さがあるわけねそういう
ことださてここまで見てきたように教官
能力は子育てをする動物で広く確認されて
いるそしてこれは味方を変えるとリタ的な
行動にはは自分の利益を考える下心が必ず
しも存在しないと言えるそれってどういう
ことかしらなんでこの話が下心と関係する
のかしら順を追って説明するぜ人間以外の
動物の間でも理た的な行動は見られる生物
学者が理た的な行動が発生する理由につい
て考える時例えばその恩返しとして自分が
助けてもらえることを期待しているといっ
た具合に理的な行動が回り回って自分の
利益になるためと結論付けることが度々
あるところがこの理論が成立するにには
自分の行いによって未来がどのように変化
するかを推測するという将来の展望を
考える能力が求められるしかしこういった
計画性には非常に高い知能を必要とする
計画性と知能の関係性はカラスの動画でも
解説してくれたわねあ道徳性は霊長類の
ような大きな脳を持つ動物に限らず脳が
小さくそれに伴って知性も低いとされて
いる動物でも確認できるそのため動物が理
た的な行動を行うのは自分の利益を踏まえ
てのものではなく正徳的に備わった道徳性
が発揮されているにすぎないと考えられる
わけだ少なくとも計画性を持たないとされ
ている動物の間では後々得られるかもしれ
ない自分の利益を意識して行動を選択して
いるわけではないということね例えば動物
は酸素を取り込むために呼吸を行うけど
動物たちが酸素という物質を認識してい
ないにも関わらず生まれつきの性質に従っ
て呼吸をするのと同じように動物の行動に
目的意識は必ずしも伴わないわけねそう
いうことだこれってすごく希望が持てる話
ね人の親切心には必ず下心があるっていう
考えがあるけど人間にも子育てを行う動物
として生まれつき純度100%の優しさが
ある場合もありそうでなんだか少し安心
できるわねそうだなとまあ今回はこんな
ところかなありがとう魔理沙道徳性と
子育ての関係性について知らない話を色々
と聞けて楽しかったわそれは良かったぜ
科学という学問は物事の仕組みを明らかに
してくれるそのため道徳性がどのように
機能するかは科学によって解明可能と言っ
て差してえないだろうだが科学はあくまで
メカニズムに関する知識をもたらすだけに
すぎない例えば公明な美術評論家や料理
評論家が必ずしも素晴らしい絵画をかけ
たり料理の腕が立つとは限らないように
知識を持っていることとそれを実践できる
ことの間には非常に大きな壁がある心の
仕組みを知っているからと言って必ずしも
優しくなれるとは限らないわけねあまた
科学という学問は他者とどのような関係性
を築いていくべきかという悩みや人生に
行き詰まった時に何を目標に生きていけば
良いのかといった問いに答えてくれるわけ
ではないそれどころか遺伝という
生まれつきの性質に注目して人類のいわば
選別を行ってきた優性学などの足学問は
間違いなく科学によってもたらされたもの
だそのため人間性に直結する問題に直面し
た際に救いの手を差し伸べてくれるのは
科学という学問ではなく宗教などがこれ
からも指針として存在し続けていく可能性
が高いだろう科学的に考えることは重要だ
けど的にだけしか考えられずに宗教などを
むやみに批判したりするのはあまりお勧め
しないわけねそういうことださて今回は
こんなところで終わろうと思うぜ最後まで
の視聴お疲れ様だこんな感じで科学の面白
そうな話を解説しているからよければまた
遊びに来てくれチャンネル登録高評価して
くれると励みになるわそれではご視聴
ありがとうございまし
た
DET
Посмотреть больше похожих видео
Mary Evelyn Tucker 0101 - To See The Universe Not Just As A Place, But As A Story
科学的に正しい子育ての新常識 うちの子このままで大丈夫?がスーっと消える 優しい子に育てる方法
Why do we lie? - CrowdScience podcast, BBC World Service
Born good? Babies help unlock the origins of morality
【何をしても認めようとしない人の心理・特徴】自分の利益だけ追及するタイプに注意しよう
【なぜ薬物は依存症になるのか】ドーパミンは快楽物質ではない【ゆっくり解説】【雑学】
5.0 / 5 (0 votes)