【ダヴィンチ①】万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ!絵画全13作品を徹底解剖【偉人伝】

中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY
6 Nov 201928:51

Summary

TLDRレオナルド・ダ・ヴィンチの万能の天才について語る動画スクリプト。レオナルドは絵だけでなく、解剖学、航空力学、天文学、建築学、軍事など多岐にわたる分野に精通し、メモに未来の発見も残した。15世紀イタリアのルネッサンス時代を代表する3大巨匠の1人として、独学で学び、完璧主義者として知られ、作品はわずか13点。その中でも「受胎告知」は新技術を取り入れた革新的作品。モナリザや「最後の晩餐」を含む彼の芸術は、彼の科学的なマインドと芸術への情熱を物語る。

Takeaways

  • 🎨 レオナルド・ダ・ヴィンチは、生前から死後まで変わらず高く評価され、全人類から認められる天才として知られています。
  • 🖌️ レオナルドの才能は絵画に限らず、解剖学、航空力学、天文学、建築学、軍事など多岐にわたる分野に精通しており、万能の天才と呼ばれています。
  • 📚 彼はメモを多く残しており、その中には後世の新発見と呼ばれるような内容も含まれていますが、発表していなかったとされています。
  • 👶 レオナルドはフィレンツェの郊外のヴィンチ村で生まれ、非嫡出子として育ちました。
  • 🔍 14歳で有名な画家ヴェロッキオの工房で修行を始め、驚異的な才能を見せるとすぐに師匠を凌駕しました。
  • 🏛️ 20歳で独立し、その後はプラトンアカデミーに参加。この時期は才能は認められていたが、金持ちの注文に絵を完成させることができず、フィーチャーされなかったとされています。
  • 🌳 レオナルドは完璧主義者であり、自分の技術を十分に表現するまで作品を出すことがなかったため、作品が少なくなりました。
  • 💡 彼の作品は、科学的なマインドと芸術の美しさを組み合わせたもので、新技術の導入や遠近法の使用、自然を真摯に描写する姿勢が特徴的です。
  • 🖼️ レオナルドの油画作品は13点のみと限定的であるため、その成り立ちや歴史が深く知られています。
  • 📚 彼は裕福になるとも本を買うことに多くのお金を使ったとされ、学びの欲求は尽きなかったとされています。
  • 👤 レオナルドの人物像は、彼の作品と同様に多面的な才能と深い学識、そして完璧主義の姿勢が際立っています。

Q & A

  • レオナルド・ダ・ヴィンチはなぜ「万能の天才」と呼ばれるのですか?

    -レオナルド・ダ・ヴィンチは絵を描くだけでなく、解剖学、航空力学、天文学、建築学、軍事など多岐にわたる分野に精通し、多才多芸な才能を持っていたためです。

  • レオナルドの「受胎告知」でどのような革新的な点がありますか?

    -「受胎告知」では、新しい油絵の具を使用し、細かいタイルの描写や天使ガブリエルの羽を鳥の羽のようにリアルに表現し、空気遠近法を用いて遠くの風景をぼやかにして描くなど、多くの革新的な技法を用いています。

  • ルネッサンス時代の文化復活とはどのようなものですか?

    -ルネッサンス時代の文化復活とは、キリスト教文化以外にもギリシャ神話などの多神教文化やその他の学問が再び注目されるようになったことを指します。

  • レオナルドのメモはなぜ後世に与える影響は大きいのですか?

    -レオナルドはメモを大量に残しており、その中には飛行機やヘリコプターなどのアイデアや医学的な発見が含まれているため、後世に多くの影響を与えました。

  • レオナルドの「モナリザ」はどのような絵で、なぜ著名なのですか?

    -「モナリザ」はレオナルドの代表作の一つであり、神秘的な微笑や革新的な絵画技法、空気遠近法の使用などによって世界中で有名です。

  • レオナルドの「最後の晩餐」は何が特長ですか?

    -「最後の晩餐」はレオナルドの他の作品と同様に空気遠近法を用い、テーブルや人物の表情を細かく描写し、物語性と深い宗教的情感を表現しています。

  • レオナルドの完璧主義は彼の絵の少ない理由として考えられる理由は何ですか?

    -レオナルドの完璧主義は、彼が自分の作品に対して非常に厳しい標準を持ち、作品を完成させるのに非常に長い時間を要したことが、彼の絵が少ない一因として考えられます。

  • レオナルドの教育背景はどのような状況でしたか?

    -レオナルドは正式な教育を受けていませんでした。彼は私生児として育ち、祖父母に育てられ、学校に通う機会も多くはありませんでした。

  • レオナルドはどのようにして才能を発揮し始めましたか?

    -レオナルドは14歳でフィレンツェの有名な画家であるヴェロッキオの工房で修行を始め、そこで彼の絵の才能が認められ、独立して作品を作り始めました。

  • レオナルドの生涯で重要な転機となった出来事は何ですか?

    -レオナルドの生涯で重要な転機は、ロレンツォ・デ・メディチの紹介でミラノ公のもとに行くことです。そこでは技術を磨き、高い評価を受けるようになりました。

Outlines

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😲 レオナルド・ダ・ヴィンチの万能の天才について

レオナルド・ダ・ヴィンチは生前から死後も変わらず、絶対的天才と称される人物である。彼はただ絵がうまいだけでなく、解剖学、航空力学、天文学、建築学、軍事など多岐にわたる分野に精通し、万能の天才と呼ばれる。15世紀イタリアのルネッサンス時代に生き、その時代の象徴的存在となった。

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📚 レオナルドのメモとその万能性

レオナルドはメモを大量に残しており、その中には後世の新発見と呼ばれるような発見も含まれている。彼は芸術を表現するために様々な学問を学び、解剖学の知識を絵画に活かした。彼の万能性は三大巨匠の中でも特に際立っていた。

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🎨 レオナルドの独学と絵画のキャリア

レオナルドは独学で学び、14歳で有名な画家であるヴェロッキオのもとで学び始めた。その後、ヴェロッキオ工房で働いたが、独立して自らのキャリアを築いた。彼の才能は認められ、プラトンアカデミーに招かれた。

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🏛 ルネッサンス時代の文化とレオナルドの影響

ルネッサンス時代はキリスト教文化以外にも多神教やギリシャ神話を復活させ、科学が進歩した時代である。レオナルドはこの時代の象徴として、万能の天才として高く評価されるようになった。

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👨‍🎨 レオナルドの完璧主義と絵画作品の数

レオナルドは完璧主義者で、絵画作品はわずか13点しか残っていない。彼は自分の技術を十分に表現するまで作品を出さず、多くの作品を捨てたと言われている。

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🖼️ レオナルドの絵画作品「受胎告知」

レオナルドの絵画作品「受胎告知」は、新しさと完璧主義が感じられる作品である。油絵の具を使い、細かい描写や空気遠近法を駆使して描かれている。また、天使ガブリエルの羽を鳥の羽のように描いた点も新たに評価されている。

📚 レオナルドの学問愛と「モナリザ」への影響

レオナルドは裕福になりながらも、そのお金の大半を本を買うことに費やした。彼の学問への情熱は「モナリザ」などに影響し、彼の女性表現の向上につながった。

Mindmap

Keywords

💡レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチはルネッサンス期のイタリアを代表する多面的な天才アーティストであり、画家、科学者、発明家など多岐にわたる分野でその才能を発揮しました。このビデオでは、彼の万能の才能と、生前から死後まで変わらぬ高い評価、そして彼の作品に対する完璧主義者の姿勢が強調されています。

💡ルネッサンス

ルネッサンスは14世紀末から17世紀初めにかけてヨーロッパで起こった文化的な再生運動で、古代ギリシア・ローマの文化を復興し、人間の理性と美しさを称える精神が強調されました。ビデオでは、レオナルドがこの時代の象徴的存在であり、多岐にわたる分野で才能を発揮したことが触れられています。

💡完璧主義者

完璧主義者は、物事を完璧に仕上げることを追求する人のことです。ビデオでは、レオナルドの完璧主義が彼の絵画作品が非常に少なくなる要因となり、彼の作品に対する至高の追求が彼の創造性と技術の高さに寄与したと語られています。

💡モナリザ

モナリザはレオナルドの代表作の1つであり、世界で最も有名な絵画の一つです。ビデオでは、モナリザがどのようにレオナルドの技術と美意識を体現しているかが説明されており、彼の絵画に対する深い研究と完璧を追求する姿勢が反映されています。

💡受胎告知

受胎告知はキリスト教の物語であり、天使ガブリエルが処女マリアに神の子を授胎する旨を告げる場面を描いたレオナルドの絵画作品です。ビデオでは、この作品がレオナルドのデビュー作であり、新しさや技術の高さ、特に空気遠近法の使用が評価されていることが紹介されています。

💡空気遠近法

空気遠近法は絵画技法の1つで、遠くの物体をぼやけさせることで遠近感を表現する方法です。ビデオでは、レオナルドがこの技法を用いて自然な遠近感を作り出し、その革新性と技術の高さが強調されています。

💡人体解剖学

人体解剖学は、人体の構造と機能を研究する医学の分野です。ビデオでは、レオナルドの人体解剖学の研究が彼の絵画作品中に反映され、特に筋肉や骨格の正確な描写に寄与したことが触れられています。

💡ミケランジェロ

ミケランジェロはルネッサンス期の偉大なアーティストで、彫刻家、画家、建築家として知られています。ビデオでは、レオナルドと並ぶ三大巨匠の1人として触れられ、彼の才能と影響力がレオナルドの評価と比較されています。

💡プラトンアカデミー

プラトンアカデミーは、ロレンツォ・デ・メディチによって設立された学問の集まりで、哲学、科学、芸術などの分野で学問を研究し、議論する場所でした。ビデオでは、レオナルドがこのアカデミーで学び、多岐にわたる才能を磨いたことが紹介されています。

💡チェーザレ・ボルジア

チェーザレ・ボルジアは、レオナルドの生涯後半にかけて彼を支援した政治家であり、軍事的アドバイザーとして彼の側にいました。ビデオでは、レオナルドの軍事技師としての活動と、チェーザレとの関係が触れられています。

Highlights

レオナルド・ダ・ヴィンチは生前から死後も変わらず、500年間全人類から絶対的天才と称される人物である。

レオナルドの多面的な才能は絵画以外にも解剖学、航空力学、天文学、建築学、軍事に及び、全てに精通していた。

15世紀イタリアのルネッサンス時代は、キリスト教文化以外の多神教文化が復活し、科学が進歩する時代である。

レオナルドの万能の天才としての異名は、彼が多岐にわたる分野で先進的な発見を残したことによる。

レオナルドのメモは大量に残され、その中には後世の新発見と呼ばれるような発見も含まれている。

レオナルドの芸術作品は、解剖学などの知識を駆使して、よりリアルな表現を目指していた。

ルネッサンス時代の三大巨匠であるレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロの中で、レオナルドが最も年上である。

レオナルドの教育は独学で行われ、彼はフィレンツェのヴェロッキオ工房で実力を養った。

レオナルドの作品『受胎告知』は、新技法である油絵を使用し、自然現象を細かく描写する新基準を設定した。

『受胎告知』では、天使ガブリエルの羽を虹色ではなく鳥の羽として描き、科学的なアプローチを試みた。

レオナルドは完璧主義者で、自分の技術を厳しく評価し、多くの作品を未完成のまま捨て去ったと言われている。

レオナルドの生涯で完成した油画作品はわずか13点と伝えられ、そのほとんどはルネッサンス時代のイノベーションを体現している。

『Pen BOOKS』によると、レオナルドの作品は彼の完璧主義と多岐にわたる知識の証明であり、見る者の心を捉える力がある。

レオナルドの作品は、彼の科学的なマインドと芸術的な感性が融合し、独特のスタイルを形成している。

ルネッサンス時代の文化の中心地であるプラトンアカデミーには、ミケランジェロも在籍し、レオナルドと交流があった可能性がある。

レオナルドの作品は、彼の完璧主義と多岐にわたる知識の証明であり、見る者の心を捉える力がある。

レオナルドの生涯は、独学による才能の開花と、完璧主義者としての苦闘の歴史であり、それが彼の13点の作品に込められている。

レオナルドの作品は、彼の科学的なマインドと芸術的な感性が融合し、独特のスタイルを形成している。

Transcripts

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予想以上にすごい人です ただ絵が上手い人ではない

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生きてる時から

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死んでそれからもずーっと

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間違いない天才と言われているのが このレオナルド・ダ・ヴィンチなんですよ

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13点しかないわけですから 全部 知ってるよ

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レオナルドについてだったら もうお任せくださいと いう風に言えるように今日なります!

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どうも! 中田敦彦です! さあ今日も早速参りましょう

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エクストリーム偉人伝! レオナルド・ダ・ヴィンチ編

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万能の天才!

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ありがとうございます

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さあ やって参りました レオナルド・ダ・ヴィンチ

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その名を知らない人はいない 偉人でございますよね

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ダ・ビンチ映画にもなりましたよね 『ダ・ヴィンチコード』とか言ってね

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レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば

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『モナ・リザ』ね それは知ってますよ

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でも どういう人? 何がすごかったの?

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モナリザ? えっ うん

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ルーブル......美術 か......ん

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「いつか見たいですね」  で終わってると思うんですよ

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でもね めっちゃくちゃ 面白い人なんで すよ この人

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本当にね あの色んな偉人がいますよ 歴史上ね

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偉人が居ます!でもね

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存命中から死後 ずーーっとね

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その評価が変わらない

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ずっと高い評価っていう人って 珍しいんですって

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生前は高い評価だったけれども

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死んだ後では あいつ本当は酷い奴でさー

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っていう暴君というね 風に歴史に名を残す人もいるし

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逆に 生前は認められなかったけども 死後 ようやく見つけられる天才とかね

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あの人 本当はすごかったとかね

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そういう人も 居るわけじゃないですか

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そんな 中で 古今東西

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生きてる時から 死んでそれからもずーっと

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長らく

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500年くらいですね

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変わらず 全人類 から

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間違いない天才! と言われてるのがこのレオナルド・ダ・ヴィンチなんですよ

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誰もが認める

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絶対的 天才!

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なんでそうなの?

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そこをね  紐解いて行きたいなと思います

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予想以上にすごい人です

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ただ絵がうまい人 ではない!

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時代はいつごろか?

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15世紀のイタリア ルネッサンス 時代と

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まっ なんかよく聞いたことありますよね ルネサンス 時代

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世界史の授業でも 何度もやりました ね

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結構 ある時期の教科書でいうと あの文芸復興ってね

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訳されたりしてるんですけれども

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文芸復興という言い方は 今はしないらしいです

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なんでかと言うと けっこう意訳で

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この時期のルネッサンスって文芸復興っだったよね っていうことで

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日本の歴史の教科書では 結構 そういう風に 書かれてたんだけど

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それ以外の

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文芸以外も 色々復興していたから いまはね こう言われてる

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『再生』とか『復活』っていう意味で 言われてるんですって

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じゃあ 何から再生して 何を復活したのか

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ここですよね

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ルネッサンスですよね

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それは何でかって言うと キリスト教文化一色 に一度なるわけですよ

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ヨーロッパ って

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ローマ帝国で 国境化されて キリスト教 一色になる その 広がりは すごかった

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イギリスの歴史でも

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もう ローマから キリスト教が広がったら もうあっという間に

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民族の垣根を越えてる もう全部キリスト教になってしまうんですね

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そういう時代があって

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ギリシャ神話の時も話しましたよね

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ギリシャ神話は かつては ものすごい親しま れていたんだ けど

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キリスト教が バァーッと 拡まって以降 一気にね

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異教として

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異端の教えとして その物語は忘れられてた

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復活したのがいつ頃か というと 実は ルネッサンスだったという話しをしましたね

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ギリシャ神話って面白い話しあったんだ

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つまりキリスト教の文化以外にも 色んな文化があるよねってこと

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何でそういう風に 目が行くようになったかって言うと

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ひとつには

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大航海時代!

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始まってるってことなんですよ

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大航海時代が始まったり

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科学が進歩した!

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科学が進歩することによって 世界の成り立ちっていうのが

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神話の中の世界だけじゃないってことを 人間が知り始めたわけじゃないですか

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つまり キリスト教で行われている その カルチャー

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キリスト教で言われている ストーリーは

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あくまでも物語なのかもしれない

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地球は丸いかもしれないし

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太陽の周りを動いているのかもしれない

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そういう風に考えると キリスト教も一個のカルチャー

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他のカルチャーも

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また

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スポットライトを浴びだすという そういうお話なわけですよ

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キリスト教一教から化学が

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ぶぁーっと 芽吹いて来て

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色んな文化に目が向いてきた そんな時代

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人間らしい生き方って

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キリスト教のお話しだけじゃないですよね

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そうなってきた中で

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その ルネッサンスの象徴といえるのが

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万能の天才 というですね

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私先ほど叫びましたけども

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異名を持つ

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レオナルド・ダ・ヴィンチなんですね

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ダ・ヴィンチはなんで 万能の天才と言われているかって言うと

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絵が上手いだけじゃなかったんですよ 有名ですけども

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解剖学 航空力学 天文学 建築学 軍事

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軍事までやってるんですよ!

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プロとしてやってたりするんですよ

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全部に精通していた

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なんとですね そのことが分かったのは

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実はですね

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ものすごい活躍はしてたんですけど

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その当時も 死後も

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あっ! やっぱり本当にすごかったんだ と思ったのが

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こういうですね メモを大量に残してるんですよ

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メモ魔なんですよ

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レオナルド・ダ・ヴィンチって

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メモをめっちゃ取るんですけど そのメモの中にですね 実は後世

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まだ 後世になってようやく新発見って言われるような発見がメモの中に入ってるんですよ

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新発見を色んなジャンルでしてたんですよ

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でも 発表していなかったの

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すごいよね

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万能でなければ 芸術じゃない!

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この全てはですね

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芸術を表現するために 学んだとも言われているんですね

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つまり その 解剖学で人間の筋肉は こうなんて

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骨はこう動くから こんな形の

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絵の構図はあり得ないとか

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そういうことをしっかりやれた

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日本で言うと あの 手塚治虫先生とかね

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医者でありながら 漫画家になったことで

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かなりね こう

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新しい表現をすることになりますけど

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それも遥か前にですね それのもう親玉みたいな状態ですよね

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いろんな知識があると

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この万能の天才 ルネッサンスの象徴ですけれども

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それ以外に言われているのが 三大巨匠と言われてる

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ミケランジェロ とかラファエロ

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これも聴いたことありますよね

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ミケランジェロとかラファエロって 天才もいるんですが

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そのミケランジェロよりも20こぐらい上

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だから結構 年上なんですよ

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この三大巨匠の中では 一番先輩

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にして一番有名!

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これがレオナルド・ダ・ヴィンチなんですね

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じゃあ それぐらいね 天才 天才!

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ルネッサンス時代かぁ

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さぞ貴族のご子息だったんでしょうね と

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すごい教育を受けたんでしょうねと

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そうじゃないんですよ! このダ・ヴィンチがすごいのは この全てを

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独学で学んだということです

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なんとこのダ・ヴィンチはですね

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まともな教育を受けてないんですって

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すごいでしょ? これは何故か

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実はね

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1450年 生まれに関わるんですよ

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ヴィン チ村っていうね フィレンツェの郊外 イタリア フィレンツェという大きい都市がありまして

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その郊外にフレン あっ ダ・ヴィンチ村

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あっ ヴィンチ村ってのがあるんですね

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あれ? ヴィンチ? ヴィンチ そうなんですよ!

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これ実はですね レオナルド・ダ・ヴィンチの ダ・ヴィンチってね

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名字じゃないんです!

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ヴィンチ生まれのってことなんです

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だから 僕らが ダ・ヴィンチ ダ・ヴィンチ って言うでしょ?

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あれは村の名前なんですよ

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ダヴィンチ村生まれの ダ・ヴィンチ村生まれの アイツ?ってなっちゃってんだけど

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だから いまその正式なね 学問の世界では

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レオナルドって呼ぼう っていう風になっているらしい

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レオナルド レオナルドって 呼んだ方が通ですよ

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みなさん この動画を観た後にですね

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ダ・ヴィンチの話しをしようよってなった時に

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あっ ちょっと待って待って! それは村の名前だから レオナルドで行かない?

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ってこういうね ことを言うと

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非常に嫌われます

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良い感じになると思いますね

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空気が良い感じになると思います でもマウントは取れますからね はい!

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レオナルドがっていうことなんですね

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だから この授業もこれから

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レオナルドで私 なるべく行きたいと思いますね

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癖でダ・ヴィンチって なっちゃんですけどね

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雑誌で『ダ・ヴィンチ』とかってのも ありますからね

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それぐらい ダ・ヴィンチ! って言ったらね

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やっぱり彼のイメージですよ

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レオナルドって言われるとね んん?て なり ますもんね

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でも レオナルドなんですね

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このヴィンチ村で生まれたんですが 実はですね

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まあ そのお父さん の浮気相手との 子供だったわけですね

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なので まともに育ててもらえてなかったんです

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私生児 非嫡出子(ヒチャクシュツシ) としてですね

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両親の愛を知らず 両親に育てられず 祖父母にひっそりと育てられた子供だった

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だから まともにですね 学校とかも 行かせて貰えていなかったんですって

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非常に不遇なんですよ そんな中

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14歳 若いですよ 14歳にしてですね

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絵が上手いんじゃないか? ということで フィレンツェのヴェロッキオというその当時一流の

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画家であり彫刻家でもあった ヴェロッキオさんのところの工房に行くんですね

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ここから伝説の始まりなんですよ

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ヴェロッキオ工房へ行きまして 上手いわけですよ

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「上手いなぁ」ってね

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ある時ね そのヴェロッキオ 師匠

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師匠と共作で絵を描くってね ことがあるんですね

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これは『キリストの洗礼』って言うね

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でっまあ 絵がありまして それをね 左下の方

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「これをお前が担当しろよ」 「ねっ レオナルド」と

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「はい! わかりました 師匠」 ということでですね

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で一緒に描くぞ!て パァーッと描いて 「俺はこっち描く お前そっち描けっ」て言ってね

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まあ よくあるじゃないですか  漫画家さんでもアシスタントが背景を描くとかね

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えぇ まっ主要な人物 その時はキリストは 師匠が描きますけれども

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サイドのね サイドのキャストは 描きますよ こっちがっていうね

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そういうまあ 漫画家さんいるわけですよね

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そういう感じでアシスタントが描くわけです

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そしたらですね アシスタントが上手いんですよ

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あれ?

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ちょっと待て! ちょっと待てよ

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ヤッテラレッカァァァ!!! っつってですね

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あの ヴェロッキオがそれ以降

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私は絵を描かないって

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筆を折ったという伝説を生んでるんですよ

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すごいですよね この若さにして

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あぁ コイツは本物になるかもしれない そういうことで

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二十歳で親方 マスター資格を貰いましてですね

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もう 独立しなさい! ということなんです ね

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そっからヴェロッキオの工房でも 働いてはいたんですが

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なかなかね ええ そこだけでは ちょっと

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まあ とどまらない人材ということで

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そこで 目を付けられるんですね

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ロレンツォ・デ・ メディチ の プラトンアカデミー というのが あるんですよね

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あれ? ってね

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プラトンってギリシャですよね

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そうなんですよ!哲学の授業でやりました

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ソクラテスという もうホントに

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もう 無知の知を説いてね

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ギリシャでもう ものすごいこう

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まあ 元祖と呼ばれるような哲学者 そのソクラテスはすごかったんだぞ!ということで

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プラトンというね 若い弟子が学校を開いて

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それが『アカデメイア』 というとこ ろなんですね

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その プラトンの『アカデメイヤ』というものがあって

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その ソクラテスの教えを教えて そこから あのアリストテレスが

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生徒として入って来て そのアリストテレスが後に

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あの アレクサンドロス大王の 家庭教師になるというね

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ものすごい壮大なお話しがあるんですけども

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それはギリシャ文化なわけですよ そのギリシャ文化を模した名前の学校ができる

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えっ? どういうこと? 学校というか

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因みにね私塾みたいなもんですよね

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まあ 松下村塾とかね

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今だったらオンラインサロン みたいなもんかもしれないですね

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プラトンアカデミーというのが できてたらしいんですよ

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これを作ったのが ロレンツォ・デ・ メディチ

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これは ただ者じゃないですよ

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メディチ家というのは  その当時で 言うならフィレンツェを もう

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とてつもなく支配していた 大貴族なんですよ

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後に国の王にもなるくらいのですね メディチ家という

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そのメディチのですね もっとも良い時期

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最盛期の君主  党首がロレンツォ・デ・ メディチ

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その名を異名は『豪華王』ですよ

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ゴージャスキング ロレンツォ・デ・ メディチがですね

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いやぁ 素晴らしいじゃないか!と

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プラトンってのはすごいな と

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そのお爺さんもね すごい人で ロレンツォ・デ・ メディチのお爺さんが

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まつ かなり学に明るい人で ギリシャのことをやろうと

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プラトンアカデミーやろう みたいな

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そこからですね 孫の ロレンツォ・デ・ メディチがものすごい優秀でですね

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後に豪華王と呼ばれるんですけど

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これ素晴らしいじゃないか!ということで ロレンツォ・デ・ メディチが力を入れてたんですね

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プラトンアカデミーにね

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そこに優秀な人たちをいっぱい集めてたんですよ

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頭の良い人たちとか

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才能のある人たちとか

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いっぱい集まってくるわけですね

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その中 例えば ミケランジェロも そこに来ていたんですよ

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後にですね もう三大巨匠となる そのミケランジェロがですね

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彫刻したものを見て 「なんだ君は!彼はすごい」と

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「うちに呼べ」と プラトンアカデミーに呼んだりとか

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ここでやってることっていうのは ギリシャ文化のね そのソクラテスとかの哲学

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もう もう一度光を当 てて考えてみよう と

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プラトンの化学とかを考えてみよう ということをやって行くという

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正にルネッサンスの中心地ですよね

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それをやり始めてたわけですね

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あの『ヴィーナス誕生』ってね

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ボッティチェリという画家が描いた 『 ヴィーナス 誕生』てのは正に この

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プラトンアカデミーで醸成された文化の中で 生み出された絵画だったんですよ

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ヴィーナスっていうのは ギリシャ神話の中の女神ですから ね

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つまり それ以前のキリスト教の

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キリスト教のための絵画っていうものからは 外れてるんですよ

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あり得ないモチーフなんですよ

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ヴィーナスを描くっていうのは

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正にルネッサンス! そういうことだったんですね

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キリスト教の絵を描くっていう風に なってったのは なぜかって言うと

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大航海時代と言えば

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カトリックを布教師に行こう という時代でもありましたよね

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カトリックを布教師に行く その手前からですね

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カトリックは布教のために 文字が読めない人にも

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そのキリスト教のストーリーを伝えようとしていた

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そんな中

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文字が読めないのに どうやって伝える?

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聖書を読めばストーリーは わかるけれども

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文字が読めないんだったら 伝わらないじゃないか ということで

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絵をモチーフにしだしたんですね 絵を用いだした

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本当はダメなんですよ

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なんでかって言うと

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キリスト教とユダヤ教と 元を元に同じにする一神教で

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あのね! 石板で偶像崇拝禁止!ってね 掲げられてるわけですよ

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だから いの一番にですね そういう神聖なものを絵とかに描いたり

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銅像にしたりして拝んではいけないと

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これ 元々は あの多神教時代のね エジプトとかあちらの方の 中東とかの方で

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多神教が流行ってましたから それを違うよって言ってね

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銅像をたくさん並べて

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エジプトとかすごいでしょ? 銅像とか色々あるでしょ

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なんかそんなクフ王とか なんとかなんとか神みたいなね トト神みたいなね

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あーいうの止めよう!

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神っていうのは見えるもんじゃないよ

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どこか

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一つだけあるものだ

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ありがたいもんだ

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んん 見たり描いたり拝んだり それ良くないよ それは

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違うものになっちゃうから っていうことをやってたのに

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だけど

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布教のためには ということで

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緩やかに

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それで まあ 絵を描き始めたことで

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本当にそれで良いの? キリスト教からブレてない?ってなった後にね

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宗教改革とか生んで行くんですけれども

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絵をキリスト教で布教していた そんな中で

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ボッティチェッリ ヴィーナス誕生とかを描き始めた

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だからすごい斬新なんですよね

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かなりこう攻めてるっていうか 尖ってるわけですよ

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えっ! そんな絵あり?とか

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だからまあ 映画とか 漫画とかでも

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いまの文化で言ったら過激だよねっていうのって その時代 その時代あるじゃないですか

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そういうのを創ってる集団なわけですよね

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俺たちは イケてるんだぜ! っていうことですよね

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そこに入ったんですが

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なかなかね そこでは稼げないんですよ

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なんでか  実は

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レオナルド・ダ・ヴィンチは 独学によって成し遂げられた

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万能の天才という個性の他に もうひとつ

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すごい個性がありまして それが 完璧主義者なんですよ!

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むちゃくちゃ完璧主義!

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だからメモを ぐぁぁぁぁぁぁ!! 書いてですね 勉強して

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で自分の中で こんな骨格あり得ないとか こんなのはあり得ない

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正しいことを知りたいんだ!

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科学のマインドのある人ですから かなり近代的な人なので

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化学に基づかないこととか 怪しいことを絵に描くのはイヤだ......し

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自分の技術とか それをしっかり表現するまでは中途半端な状況で出したくない

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っていう かなり我が儘でもあるわけですよ

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この当時ね 絵描きってなんでこんなに お金持ちに取り入れられたかっていうと

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お金持ってるわけじゃないですかっ

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教会や貴族が その権威を

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やっぱり こうピーアールしたいがために すごい美しい絵を描かせる

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要するに その オーダーを受けるってことですよね

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スポンサーから

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なのにも関わらず

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私は中途半端なものは出したくない! これは面倒くさいタレントなんですよ

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ちょっ 監督!みたいなね

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この状態のシーンだと この繋がり悪いっすよ みたいな

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あの この役者 こんなこと言わないんで ちょっと 台詞変えて貰っていいっすか

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みたいな そういう感じ?

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ちょっとダメだ! ちょっとクランプアップできない みたいなね

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ちょっと 雨が降らないとこのシーン ちょっと 全然納得いかないから

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ちょっと 待ってください! みたいな感じなんですよ

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だから 待ってくださいなんですよね 全然描くの遅いんですよ

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自分が納得するまで 本当に上手いんだけども

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全然描いてこないなと

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もうオーダーしてから1年 2年 描いてこないぞ アイツってなってですね

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なかなかね この

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プラトンアカデミーの時はですね そんなにね こうフィーチャーされなかったらしいんですね

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才能はあるのにアイツ 金持ちの いい様に絵をパパッと仕上げれねえよなぁ

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そういう風になってたらしいですね そんな中

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転機が訪れるんですね そのロレンツォ・デ・ メディチの紹介で

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素晴らしい最良の画家であることは 間違い ありません ということで

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推薦状を貰ってですね ミラノに行く フィレンツェからね

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まあ 心機 一転

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もうちょっと稼げるようになりたいな と思いながらですね ミラノに行く

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イル モーロというあだ名のですね ミラノの まあ いまトップですね

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王様のところに行くんですね

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えぇ ミラノ公がパトロンについてから

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一気に花開きます

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そのミラノ公にですね 見出されるわけですよ 技術もかなり上がって来てるんですね

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短い人生の中ですけども もう最初から上手いんですけども

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更に上手くなっていくんですよ

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ぐあぁぁぁぁぁぁ!!となって

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この良い時期にミラノに行くんですよ ここから ここまではですね

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正直ほとんど食えてなかったらしいです

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だからその イケてるアカデミーのね サークルにはね

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サロンにはね 出入りしてるんですけども

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なん かこうね ちょっとフィーチャーされなかった ね

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ところが 場所を移して 機は熟した!

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それで バーン!! と大 ヒットし て

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ものすごい高額稼ぐ 超有名人にここから成っていきます

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はい そこからですね ただね この時期ってのはその

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ヨーロッパが争いに争っている時期です あのイギリスのね あの

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イギリス紙でも ちょっとやりましたけども

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フランスだ イタリアだ イギリスだ で もう色々揉めてましたよね あーいう時期ですから

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そのね ミラノ公もフランスに攻められて

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パトロンがですね 失脚したことで色々転々とし

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その後ですね フィレンツェに戻って チェーザレ・ボルジア

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これもですね すごい奴です

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チェーザレ・ボルジアね 漫画にもなってます 『チェーザレ』という漫画になっていますよね

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ものすごい大貴族についてですね 今度は軍事技師になるってね

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絵を描いてない みたいなね

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絵をあんまり描かないんですよ

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実は 絵を描く以上に この晩年はですね

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もうその 国家顧問とか 相談役とか

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軍事顧問とか 建築とか お芝居の監督とか いろいろやります

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色んなことをやります

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絵はあんまり描いてないです その上で

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また 転々としてですね チェーザレの元を離れて

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晩年はフランスの王様に気に入られて お屋敷を与えられて

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そこでですね

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惜しまれながらフランスにて死去すると いうことらしいんですね

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さっ いま言いました 絵をあんまり描いていないですね

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これどれくらい描いてないか なんと!

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たった13点しか描いてないんです

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語弊があります

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13点しか残ってないんです

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実はですね

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完璧主義者すぎてですね 結構捨ててるって話しらしいんですよ

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こんなのは ダメだっつって 結構捨てちゃう人

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商売っ気がないでしょ?

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ピカソと全然違うんです 逆ピカソ

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ピカソってのはすごいですよ!

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今までの芸術家の中で もっとも絵を描いてる画家ですからね

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もう描く時期に流行作家のように 描いて描いて描きまくって

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ものすごい数を

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ものすごい資産をね アートとね ビジネスを

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もう直結させて 何もかもをお金に変えていった大天才がピカソですが

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真逆です

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こんなのダメだ こんなのダメだ って ボロボロにしたり 未完の状態のものがあったり

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本当に遅筆

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だから 遅いから全然残ってない

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正確には

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これも ダ・ヴィンチじゃないか って論争があるものとか

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ふわふわしてるものが 数点あります

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5 6点あります  なので15点だって言う人がいれば

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17点だという人もいます

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ですが 今回 資料にさせていただきました この『Pen BOOKS』

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はい ダ・ヴィンチ この『Pen BOOKS』僕好きなんですよね

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非常にビジュアルが多くて見やすいです 美しい お洒落!

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これも読みやすい この『Pen BOOKS』ね

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よると

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13点!

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今回 その13点

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しかないわけですから これね

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ダ・ヴィンチの部屋を 全部知ることができるんですよ みなさん

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私ダ・ヴィンチの絵なら全部知ってるよ

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あっ ごめんなさい レオナルドでしたね

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戻ってしまうというね ダヴィンチ村なんですよぉ

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っていうね 視聴者のコメントが大変なんですけど

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13点しかないわけですから全部知ってるよ

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その成り立ちとか歴史知ってるよ

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レオナルドについてだったら もうお任せくださいと

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いう風に言えるように 今日なります!

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有名な絵 モナリザしか知らないんだぁ

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あっ 『最後の晩餐』は知ってるんだぁ いやいや 私 全部知ってるよ こうなるわけですよ

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今日の動画お任せください!

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これ見て下さい たった13点なんですが

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その成長の歴史と苦闘の歴史

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もう観ることができるんですよ もう面白いですよ

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是非みていただきたい!

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さあ まずはですね1点目『受胎告知』

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これがですね あのキリスト教で私が何度も 何度も言った

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ガブリエルが出てくるシーンなんですよ

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もうね あの ユダヤ教  キリスト教

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イスラム教を 一本通して

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全編に出てくるのが このガブリエルなんですよね

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これね あの動画を観ていただきたいなぁ と思うんですけども

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マリアがいるわけですね マリアのもとにですね

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処女なんですよ

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まだね その男性とそういうことをね したことはないんですけれども

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天使がいきなり現れてですね こういうポーズですね

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「あなた 妊娠しますよ」というね

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いうわけで「えぇぇっ!!」ってね

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「わ 私何もしてませんけども」 って言ったら

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「いやいやいや 生まれます」ってね

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「な なんですかっ!」

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「神の子だからです」

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「あぁ そうなんですか!」って これが『受胎告知』というシーンでね

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それはドラマックなシーンなんですけれども

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ここをですね描いた絵が実質的な デビュー作と

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言われてるわけですね

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まあ つまりですね 絵画作品っていう風に限ったのは

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メモは大量にあるんですよ

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だから ダ・ヴィンチの落書きみたいなものって たくさん みなさん見てると思います

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それこそ あの 航空力学の下のなった

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ヘリコプターの下になるものを考えてたよ みたいなメモとか

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自画像のようなメモとか

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あの医学会でね

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よく あの このあの丸いところに裸の人が なんかこんなんなってるやつね

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あの人体解剖図みたいなね

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えぇ そういうやつ あれ全部メモなんですよ

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油絵で描かれた 絵画作品

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ね そう言われるものが 13点

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なんせ『受胎告知』は 新しかったところがたくさんあるんですって

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美しいだけじゃないんですよ

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まず 油絵の具で描くこと自体が 新しかったんですって

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その当時 オランダで開発された

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油絵具という新しい その素材を

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いち早く導入して その中で作られたっていうことも

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えぇ 美術市場新しい絵らしいんですね

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あっそうなんだと

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なんか油絵がいつから作られたとかって 考えなかったですよね?

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うん 作られたらしいんですね

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非常に細かいです 完璧主義者ですから

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マリアがいるんですよ 「えぇ?」なんて言ってね

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「そうなの?」なんて言ってるマリアがですね んん 立ってるタイル

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タイルに注目するとですね

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タイルを タイルって焼きものですから 焼く時にですね まあ

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ピシッとやってるんですけど 細かくですね 空気穴が

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ツツツツツッと空いてるらしんですよ

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そういうタイル そういうタイプのタイル

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そこまで 全部細かく描いてる

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細かーいんですよ 美しーん ですよ すーごく綺麗 上ー手い!

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更にですね

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すごく新しかったのが ルネッサンスらしいんですよ

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ガーブリエルという 天使を描いていますよね

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要するにキリスト教の絵なわけですよ

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だからまあ 昔ながらの

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まあ 親しま れてる モチーフでは あるんですが

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新しかったところが1点ありまして

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その当時ね 天使の絵を描く時って

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天使さまはすごすぎるものだからっていうことで

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翼を虹色に描いてたんですって

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レインボーですよ 赤 黄 青みたいなね 緑とか

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ふぁーって もうギラギラなんですよ

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だけど 嫌いなんですよ

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そういう非科学的なことはね

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天使自体がまあ ちょっと非科学的なんじゃないか というツッコミは あれですけど

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部分的にですね 科学的なマインドを 取り入れようとしてきたんですよ

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つまり ここからもキリスト教モチーフ たくさん出てきます ほぼそうです

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ですがそこに 何とか科学のマインドとか

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リアリティを持ち込もうとした人でもあるんですよ

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そこを高く解くと面白いですね

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どうしたかっていうと 飛ぶんだよね

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ガブリエルって飛ぶんでしょ? 天使だから

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虹色の羽を僕は見たことがないんだと

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でも鳥の羽なら見たことある

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鳥は飛べるよね

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あの羽で良いだろう っていうことで 虹色じゃない鳥の羽を描いたのが

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新しい発明だったんですって

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いま虹色の羽のイメージ ないでしょ?

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鳥の羽でしょ? ああいうシンプルな

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あれにしたのが ダ・ヴィンチなんですよ!

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いぃぃや!レオナルドなんですよ

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もう怖いですね 習慣っていうのは怖いですけども

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レオナルドがそうしたんだと

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だから斬新だったらしいですね

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しかもですね 空気遠近法っということで

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これ ちょっともう難しいんです 遠近法ってね 遠くのものが小さくなって

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近くのものはね 大きく見えるという だけではなくてですね

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空気遠近法ということで 遠くにある モノって

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遠くの景色って こうぼんやりしたり モヤがかかったりっていうね

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ようなことがよく あるじゃないですか

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こういうのをね 東洋の湿度の高い場所では

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水墨画とかでは 自然と描いてたんですって

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普通に絵を描いてたら まあ風景遠くの方はボケてるから

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まあ ボヤかして描く そういうことで

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絵の中でもまあ かなり遠近感 立体感が出ると

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いうことが 自然と水墨画とかで なされてたらしいんですけども

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ヨーロッパは結構 乾燥してるところが多いので 普通にくっきり見えてたの

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くっきり見えるとですね くっきり描いちゃうわけですよ

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くっきり描いちゃうと絵の中ではですね

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あっ なんだか こう平面な感じするなと なってたらしいんですね

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ところが ここをですね 上手く発明してですね

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遠くを少しぼやかして描く

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ということに力を入れた人でもある

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それの何が新しいの? 違うんっすよ 実はですね

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実はですね キリスト教の文化一色の時代というのは

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その神々しいものを描くことに 集中すれば良いのであって

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風景なんていうものに 力を入れて描く必要はないっていう

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文化だったんですよ

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自然とか風景を しっかり描こうとしたこと自体が

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新しいんですって

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あぁ 面白いですよね

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なんでそんなに風景に力入れてんの

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ガブリエルとそのマリアに 力入れれば良いじゃん!! いや違う

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私は

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見たことのないモノは描けない

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見たことのあるモノを真剣に描きたい と

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だから鳥の羽を描くし

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タイルを描くし

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風景をぼやかして描いた と

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ここにですね 科学マインドが入っていると いうことなんですね

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化学の時代の大芸術家というものの闘いが

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もうこの1点目から表れていると 面白いですよ

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ガブリエルね すごい良い構図ですからね はい

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ところがね この『Pen BOOKS』でも 指摘されてるんですけど

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その時のマリアのね 表情が 若干硬いなとか

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柔らかさがまだ足りない と言われてるんですよ

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なぜかというと その後 爆発的に

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女性を描くことが上手くなっていくからなんですよね

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ここですよ

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最高傑作 モナリザに到達するまでの

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その激動の歴史 その最初のマリアは まだ少し硬い感じだったと言われています

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狂気的なまでに完璧主義者なんですよ まぁだだなぁぁぁとか言いながら

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ぼかして ぼかして10年間柔らかくしてって指で

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それが モナリザなんですよ

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この『最後の晩餐』辺りからは ものすごい裕福になるんですけども

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そのお金の大半を何に使ってたかっていうと

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本を買うことに使ってたんですって

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