ZBrush2023 + 2024の新機能まとめ
Summary
TLDR今回紹介するのは、ZBrush 2023と2024の新機能の概要です。2023では、レンダリングエンジン「Redshift」の活用やApple Siliconのネイティブ対応が行われ、パフォーマンスが向上しました。また、スカルプト機能の強化として、スライムブリッジやダイナミックシンメトリ、自動マスク塗りつぶしなどの機能が追加されました。2024年版では、アンカーブラシの強化やノイズパターンの追加、ナイフブラシの改善など、さらに詳細なカスタマイズが可能です。これらの新機能により、ユーザーはより創造的な3Dスカルプトが行えるようになりました。
Takeaways
- 🎨 ZBrush 2023と2024の新機能が紹介されており、細かいバグFIXについては省略されていますが、詳細は公式ページで確認できます。
- 🌟 レンダリングエンジン「Redshift」が利用可能になり、Appleシリコンのネイティブ対応によりパフォーマンスが向上しました。
- 🔗 スカルプト機能が強化され、有機的なブリッジを描く「Slime Bridge」やポリゴン密度を調整する「Picker」機能が追加されました。
- ⚙️ ダイナミックシンメトリーやマスク機能の向上、最後の操作をサブツールに反映する機能など、操作性の向上が目玉の機能です。
- 📦 Redshiftを利用することで、金属や液体、透明などの高度な表現が可能になり、リアルタイムレンダリングもサポートされています。
- 🔄 スライムブリッジ機能を使って、マスクを描いた部位を有機的につなげることができます。
- 🖌️ スカルプトのピッカー機能で、ブラシストロークに応じてポリゴンの密度を調整し、詳細な調整が容易になりました。
- 🔲 ダイナミックシメトリー機能で、ワールド座標から離れた部位の調整が簡単になり、シンメトリーの精度が向上しました。
- 🎭 マスク領域機能を使うと、手動での塗り潰しが不要になり、自動的にマスクを塗りつぶしてくれます。
- 🔄 最後の操作を全てのサブツールに適用する機能や、ジリメッシーの再試行機能が追加され、作業の流れがスムーズになりました。
- 📌 UVアンラップにクリースエッジ機能が追加され、UVシームの配置が容易になりました。
Q & A
ZBrush 2023と2024の新機能の中で、レンダリングエンジンとしてどのようなものが利用可能となりましたか?
-ZBrush 2023と2024の新機能の中で、マクソンが開発しているGPUベースのレンダリングエンジンであるレッシフトが利用可能になりました。これにより、ハイポリゴンモデルでも高速にレンダリングが可能となり、金属表現や液体表現、透明表現などの高度な表現が可能になりました。
Appleシリコンのネイティブ対応により、ZBrushのパフォーマンスはどのように変わりましたか?
-Appleシリコンのネイティブ対応により、2023以降のZBrushではパフォーマンスが大幅に向上し、計算時間が大幅に短縮されることが期待できます。これは、特にMacユーザーにとって大きな利点となります。
スカルプト機能の新しい機能として、スライムブリッジとは何ですか?
-スライムブリッジは、1つまたは2つのマスクを描いた部位を有機的につなげる機能です。コンセプトアートやクリーチャーデザイン、燃えるような液体やスライム血管などの表現に使えます。パラメーターを変化させることで、様々な表現が可能になります。
ダイナミックシンメトリー機能はどのようにしてワールド座標から離れた小さな物体を調整するのですか?
-ダイナミックシンメトリー機能は、ギズを中心としたシンメトリーに切り替えることができます。これにより、ワールド座標から離れた小さな物体を調整する際に、より正確かつ効率的にシンメトリーを適用することが可能です。
ZBrushのマスク機能が自動的に塗りつぶすようになったのは、どのような場面で活用できますか?
-ZBrushのマスク機能が自動的に塗りつぶすようになったことで、手動での塗り潰しが不要となり、作業が効率化されます。これは、細かいマスクをつける必要のあるシーンや、複雑なロゴの塗りつぶしなど、様々な場面で活用できます。
ZBrush 2023.1で追加されたプロクシポーズ機能とは何ですか?
-プロクシポーズ機能は、一時的に低下されたメッシュを作成し、そこへの変更内容を元メッシュに反映するというものです。これは、サブディビジョンレベルのないハイポリゴンなモデルや3Dスキャンデータなどにポージングのような大きな変更を加える際に非常に役立ちます。
ZBrush 2023.2で実装されたアンカーブラシとは何ですか?
-アンカーブラシは、2つのコントロールポイントを使用してメッシュを変形できる機能です。移動、回転、スケールなどの基本操作から、ツイストなどの操作も行えるようになりました。2024年ではアンカーズクラシックという名称で強化され、より使いやすくなりました。
コンタクトシステムとは何ですか?
-コンタクトシステムは、トランスポートアクションラインの視点と終点で指定し、サブツール同士をくっつけることができる機能です。これは、例えば球体にリポタを接触させたい場合などに活用され、サブツール間の接合を容易に行うことができます。
ZBrush 2024で追加された新機能のひとつであるサーフェスノイズとは何ですか?
-サーフェスノイズは、シネマ4Dなどで実装されているノイズパターンをZBrushに追加した機能です。これにより、モデルの表面に自然なノイズを加え、よりリアルなテクスチャを作り出すことができます。
ZBrushのマスク機能の拡張と全体縮小とは何ですか?
-マスク機能の拡張と全体縮小は、ジオメトリーが分かれた場合に、一部でもマスクがかかっている場合には全て拡張を押すことで、そのジオメトリ全てをマスクで追いつくすことができます。逆に全体縮小は、100%のマスキングが適用されている部分のみを選択するようにしてくれます。これらの機能は、細かい部位の選択やグループ分け、変更が容易になるため、非常に役立ちます。
ZBrushの更新で追加された機能を利用する際には、どのような点に注意が必要ですか?
-ZBrushの更新で追加された機能を利用する際には、まず各機能のパラメーターと効果を理解し、自分の作品に合った使用方法を見つけることが重要です。また、新しい機能を既存のZBrushの機能と組み合わせることで、より高度な表現が可能になるため、様々な組み合わせを試してみることがおすすめです。
Outlines
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