猿に貨幣社会を導入するトンデモない実験をした結果【岡田斗司夫 / サイコパスおじさん / 人生相談 / 切り抜き】

Summary

この動画は、2つの面白い実験について紹介しています。1つ目は、エモリー大学で行われたサル社会に貨幣を導入した実験で、サルたちが意外な行動を示したことが分かります。2つ目は、1968年から行われた「ユニバース25」と呼ばれるネズミの実験で、理想的な環境に置かれたネズミの社会が崩壊していく様子が克明に描かれています。これらの実験を通して、人間社会の本質や課題についても考えさせられる内容となっています。

Takeaways

• 😲 ユニバース25の実験は、食料と水が豊富で病気もない理想的な環境下でネズミの社会がどのように形成されるかを研究したものです。
• 🐁 ネズミの社会には、最初は繁栄期(A)があり、その後停滞期(B)、減少期(C)、そして絶滅期(D)が続きました。
• 🏠 減少期(C)では、ネズミは特定の場所に集中し、上流階級と下流階級に分かれていきました。
• 👩‍👩‍👧‍👦 上流階級のオスは優秀なメスだけと交尾し、下流階級のオスは凶暴化して他のネズミを攻撃するようになりました。
• 👶 メスはオスから守られなくなり、オス化して育児を放棄するようになりました。
• 💇‍♀️ 最終的には、「美しいネズミ」と呼ばれる社会性を失ったネズミだけが残りました。
• 🌎 この実験は、都市化や人口増加による社会の変化を示唆しています。
• 👥 「みんな」という概念を理解することで、人間は群れを超えた大きな社会を形成できました。
• 🧭 しかし、その代償として平均との比較による不安や苦しみも生じました。
• 🌱 子育てでは、この実験を過度に当てはめるのではなく、自分と向き合う一助として活用することが重要です。

Q & A

猿の実験の目的は何でしたか?

猿に貨幣を与え、貨幣の概念や価値をどのように理解するかを研究することでした。研究者は猿が自発的に売春などのビジネスを始めるかどうかを観察しました。

猿にとって「トークン」とは何でしたか?

「トークン」は実験で猿に与えられた貨幣のことで、アルミ製の銀色の板に穴が開いた形状をしていました。猿はトークンを使って餌や物資と交換することができました。

猿の社会にどのような階層が生まれましたか?

実験が進むにつれ、猿の社会に「巣に住める上流猿」と「フロアで寝る下層猿(ホームレス猿)」という2つの階層が生まれました。

上流猿と下層猿にはどのような違いがありましたか?

上流猿は集団を形成し、アルファオスが存在していました。一方下層猿は孤立し、コミュニケーションがなく繁殖もできなくなりました。上流猿は暴力的で、下層猿は受動的でレイプされる存在となりました。

最終的に猿たちはどうなりましたか?

最終的には「美しい猿」と呼ばれる猿が生まれました。美しい猿は繁殖やコミュニケーションをせず、ただ毛づくろいをして餌を食べるだけの存在となり、絶滅に至りました。

人間社会との類似点は何でしたか?

猿の社会に上流階級と下層階級が生まれ、差別や搾取が生じたことが人間社会に似ていました。また、貨幣の概念が猿の社会を崩壊させたように、人間社会でも同様の危険性があると示唆されています。

「ノーフェア実験」とは何でしたか?

おまけ猿を2匹1組のペアにし、1匹にはブドウ、もう1匹にはキュウリを与える実験です。不平等な扱いに猿がどう反応するかを観察し、猿にも公平性の概念があることが分かりました。

猿と人間の違いは何でしたか?

2つの違いがあります。1つは猿は目の前の結果だけで感情を持つが、人間は抽象概念の「みんな」と自分を比較することができる点です。2つ目は、猿は自分が不利益を被っても、加害者が罰せられるまで感情は持続しない点です。

この実験から何を学ぶべきでしょうか?

簡単には答えられませんが、この実験から人間社会における格差や差別の問題、貨幣経済の影響など、様々なことを考える機会を得られます。ただし過剰に一般化するのは避けるべきだと助言されています。

「ユニバース25」とはどのような実験でしたか?

「ユニバース25」は、1968年から1972年にかけてアメリカの動物行動学者ジョン・B・カルフーンが行った実験です。ネズミに十分な食料と生活空間を与え、どのような社会を形成するかを研究しました。この実験は25回繰り返されました。