審美眼を高めるために～川田拓矢語録～知識によって鍛錬をうけると本当に美しいものは何かを識別できなくなっちゃう。

Summary

このトランスクリプトは、審美眼を鍛えるプロセスと個人の感動の重要性について述べています。話者は、外部の評価に頼ることなく、自分自身の感動を基準にして美しさを見極めるべきだと強調しています。具体的な作品や詩人に触れながら、真の美しさを感じるためには何度も繰り返し感動する体験が必要であることを説いています。また、世間の評価に流されず、独自の審美眼を持つことの重要性についても触れています。

Takeaways

• 💡 芸術作品や美しさは自分自身の感動を基準に評価するべきだ。
• 🎨 美しさや審美眼は、知識や他者の評価に左右されず、個人の感動体験に基づくもの。
• 📚 中学校時代、中原中也の詩集との出会いが大きな影響を与えた。
• 🤔 西洋のバイロンやムーアといった作家たちよりも、個人的には日本の作家に強い感動を覚えた。
• ✍️ 小説や俳句、短歌など、日本の文学作品における美の感覚に深く感動した。
• 😲 美しいと感じる瞬間は、人を震わせるような深い感動が伴うこと。
• 🔍 審美眼を鍛えるには、感動した体験を積み重ねることが大切。
• ⚖️ 知識や外部評価によって美を感じると、真の美しさを見失う危険がある。
• 🌀 世間で評価されていない作品でも、自分が感動したらそれが美しいと断固として信じるべき。
• 🌟 審美眼は、他人の基準ではなく、自己の感動に基づくものであるべき。

Q & A

第られる作品にあるとか、時代が続いたとありますが、この点についてどのように理解すべきですか？

ここで言われているのは、時代を超えて高く評価され続ける作品についてです。つまり、長い間人々に愛され、価値が認められている作品が存在するということです。

美しいものとは何かという基準を持つことの重要性について述べられていますが、どのような基準が推奨されていますか？

美しいものとは、自分が本当に感動できるものを基準にするべきだと言われています。世間の評価ではなく、自分自身の感覚を信じて鍛錬を重ねることが大切だと強調されています。

美しいものを感じるためにはどのような体験が必要とされていますか？

震えるような感動を何度も経験することが必要だと言われています。これにより、審美眼が鍛えられ、美しいものを見分ける力が養われるとされています。

中学校時代の体験がどのように影響を与えたかについて説明してください。

中学校3年生の時に詩集を読み、その深さに感動した体験が語られています。この体験が、その後の美意識形成に大きな影響を与えたとされています。

『知識によって美しさを感じる』という部分の意味を教えてください。

知識を基に美しいものを判断するのではなく、個人的な感動体験を通じて美しさを感じることが重要であるという意味です。知識によって美しさを判別することは、真の美しさを見失う可能性があると指摘されています。

世間の評価を気にしない美の追求について、なぜこれが重要とされていますか？

世間の評価に左右されることなく、自分自身の感動を基準に美しさを追求することが、真の審美眼を養うために重要だとされています。自分の感覚を信じることが審美眼の基礎です。

「震える時」とはどのような状況を指していますか？

心が深く感動し、体が震えるほどの衝撃を受ける瞬間を指しています。このような体験を通じて、美しさを感じ取ることができるとされています。

『感動の体験の右側から見定めた鍛錬の賜物』という部分の意味を詳しく説明してください。

これは、感動の体験を繰り返し積み重ねることで、審美眼が鍛えられ、美しさを正しく判断できるようになるという意味です。審美眼は訓練の結果得られるものだと述べられています。

無名の人の作品を評価することの重要性は何ですか？

世間に知られていない無名の人の作品であっても、自分が感動するものであればそれを評価し、広めることが重要だとされています。これが個人的な美の基準の確立につながります。

源氏物語や紫式部に対して述べられている点について解説してください。

源氏物語のように評価されている作品でも、自分が感動できなければ、それを良いとは言えないという主張です。これは、他人の評価ではなく、自分の感覚を基に判断すべきだという考え方を強調しています。