「先端技術の活用による主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善~デジタル授業研究システム構築活用事業~」免田 久美子 安芸太田町教育委員会
Summary
TLDR安芸太田町の教育改革を紹介したスクリプトでは、先端技術を活用した授業改善が中心です。教師による協同的な授業研究が重要視され、小規模な学校でも全国の教育関係者と連携して、子どもたちが深い学びを実現するための協調学習を推進しています。具体的には、楽譜システムを活用して授業研究を行い、子どもたちの思考や対話のデータを分析し、授業内容を継続的に改善しています。これにより、教育の質を向上させるサイクルが実現され、教育関係者が子どもたちの学びを深めるための協力を通じて、教育の未来を見据えています。
Takeaways
- 📚 スクリプトは、先端技術を活用した教育の改善に焦点を当てています。
- 🔍 教育における「主体的対話的で深い学び」の重要性が強調されています。
- 🏫 安芸太田町の教育者たちは、小中学校の教育に取り組みを通じて学びの深さを追求しています。
- 👥 教育者同士の協同的な授業研究が、効果的な学びの実現に不可欠であると示唆されています。
- 🌐 小規模な学校でも、地域内や全国的な連携を通じて教育の質を向上させています。
- 📈 先端技術を活用して、授業の質を向上させる取り組みが行われています。
- 📝 授業研究を通じて、子どもたちの思考や学びのプロセスを精密に捉えています。
- 🎼 「楽譜システム」という授業研究のビッグデータ活用システムが導入され、教育の改善に貢献しています。
- 🔄 授業研究のサイクルは、実践、振り返り、改善を繰り返すことで教育の質を向上させています。
- 🤝 教育者同士の役割交代やコミュニティ全体での学びの共有が、教育の進化を促進しています。
- 🗂️ 教材や授業に関するデータの蓄積と整理が、教育者による教材の深い理解につながっています。
Q & A
安芸太田町の教育の取り組みのテーマは何ですか?
-安芸太田町の教育の取り組みのテーマは、「先端技術の活用によるスタイ的対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」です。
先端技術や教ビッグデータの活用がどのようなイメージを持っていますか?
-一般には、AIドリルやテストなどの回答分析による予測やフィードバック機能をイメージすることが多いですが、安芸太田町では単純なテストのデータだけでなく、子どもたちの理解を対象としたデータの利活用も行っています。
主体的対話的で深い学びを実現するためにはどのようなことが必要ですか?
-主体的対話的で深い学びを実現するためには、子どもたちがお互いに関わる中で一人ではできない学びをするという教育が大切で、また教師一人が一人ではなく協同的にチームで行う授業研究が必要だと考えられています。
安芸太田町の教育における課題は何ですか?
-安芸太田町の教育における課題は、小規模な学校が多く、担当教員が1教科一人で、学年ごとに1人も多く、学校間連携や教員の指導を構内だけで行うことが難しいという点です。
安芸太田町で取り組んでいる協同学習の実現に必要なマナーとは何ですか?
-安芸太田町で取り組んでいる協同学習の実現に必要なマナーは、一人ひとりが自分で考え、その考えを見直し、深めていくプロセスを含んでいるということです。
授業研究において、先生方は何を目指していますか?
-授業研究において、先生方は授業中の小さな呟きも含め、子どもの学びをもっと丁寧に看取り、授業後は看取った事実を通して子どもの学びのストーリーに迫りたいという目指しています。
楽譜システムとはどのようなシステムですか?
-楽譜システムは、授業研究のためのビッグデータ活用システムで、過去の授業資料や振り返り、メーリングリストへの投稿内容など過去の授業づくりの過程や教材修正の軌跡を閲覧検索できるシステムです。
小学校4年生の算数科の実践例では、どのような課題を扱いましたか?
-小学校4年生の算数科の実践例では、チシャ五入切り上げ切捨ての3つの考え方について、買い物でいくらあれば足りるかを考えるときにどの見積もり方法を使うか、それはなぜかという課題を扱いました。
実践後の看取りと振り返りにおいて、先生方は何を発見しましたか?
-実践後の看取りと振り返りにおいて、先生方は子どもたちが肝心の数直線を使わずに、その存在に気づかずにただ表の穴埋めや問いの答えを考える様子が見られたという大きな発見がありました。
授業研究のサイクルがどのようにコミュニティ全体で共有されることになったのか説明してください。
-授業研究のサイクルは、実践者と参観者が役割を交代しながら取り組むことでコミュニティ全体で学びを見つめ直し、発見をみんなで共有できるサイクルが起こるようになりました。
Outlines
📈 先端技術を活用した教育改善
安芸太田町は、先端技術を活用して教育の質を向上させる取り組みを行っています。AIドリルやテストの回答分析を通じて、予測や個別の学習計画を提供するだけでなく、子どもたちの理解を対象としたデータの利活用も行っています。教育の改善は、主体的で対話的な学びを実現することに重点を置いています。また、小規模な町であることから、教育者同士の協同的な授業研究が重要視されています。
📚 協同学習の実践とデジタルツールの活用
安芸太田町では、全国の進学町教育委員会や学校との連携プロジェクトを通じて、協同学習を教室で実現する実践研究に取り組んでいます。12年間の取り組みを通じて、対話を通じて学びを深める「マナー」が重要だとわかりました。デジタルツールである「楽譜システム」を活用して、授業研究の質を向上させ、教材や振り返りを閲覧・検索できるようにしています。
🔍 授業研究の具体例とデジタル支援の効果
具体的には、小学校4年生の算数科の授業を通じて、学びの過程を看取り、分析し、授業を改善するサイクルが行われています。先生方は、過去の授業から学び、教材をアレンジし、デジタルツールを活用して学びのストーリーを捉えています。また、遠隔オンラインと対面の組み合わせで行われた協議や、自動音声認識機能を活用したモニタリングが、授業研究の質を高める上で役立っています。
🌐 ICTを活用した教育改善の未来
安芸太田町の教育改善プロジェクトでは、2700以上の教材を蓄積し、それらを概念や単元に整理し、データベース化しています。これにより、研修に活用し、教材理解を深めることで、教育の質を向上させています。さらに、ICTを活用して、先生方が子どもたちの学びの事実から学びの質を良くしていく授業研究の質を向上させる可能性を見ています。
Mindmap
Keywords
💡先端技術
💡スタイ的対話的
💡深い学び
💡協同的
💡授業研究
💡楽譜システム
💡対話の可視化
💡教材
💡单元マップ
💡ict
Highlights
先端技術の活用によるスタイ的対話的で深い学びの実現に向けた授業改善というテーマでの発表
AIドリルやテストの回答分析による予測とフィードバック機能の紹介
子どもたちの理解を対象としたデータの利活用の重要性
主体的対話的で深い学びを支えるために教師の協同的なチームでの授業研究の必要性
小規模な学校での指導や学校間連携の課題に対する取り組み
全国の市町教育委員会や学校との連携プロジェクトでの協調学習の実践研究
対話を通じて一人ひとりが考え、見直し、深めるマナーの重要性
授業中の思考や対話を看取りに取ることに基づく授業研究の取り組み
先端技術を利用して授業研究の質を向上させるアプローチ
東京大学五久保先生との共同研究での協調学習の成果の紹介
授業研究のサイクルを回すことで子どもたちが持っている力をより発揮しやすい授業をデザイン
授業中の小さな呟きを含め、子どもの学びをより丁寧に看取ることの重要性
楽譜システムオンラインオンデマンドでの授業研究の活用
小学校4年生の算数科の実践における教材のアレンジと効果的な活用
ズームでのグループ協議や授業の参観、看取りによる学びの深掘り
学びのストーリーを捉えるための授業研究の取り組み
授業研究の楽譜システムでの教材の蓄積と活用
授業研究によるコミュニティ全体での学びの見つめ直しと発見の共有
2700以上の教材を蓄積し、単元マップでの整理と活用
授業研究のサイクルを回すことで学びの質を向上させる可能性の展望
Transcripts
安芸太田町の面だと申しますの本日は小中
学校の取り組みをご報告する機会を
いただきありがとうございますテーマを
先端技術の活用によるスタイ的対話的で
深い学びの実現に向けた授業改善という
ふうにさせていただきましたあの一般に
先端技術や教ビッグデータの活用という
ふうに言いますと ai ドリルやテスト
などの回答分析による
あの予測と回リコメンド機能イメージする
ということが多いかと思いますけれども
単純なテストのまず罰のようなデータ
ばかりではなくその背後にある子どもたち
の理解を対象としたデータの利活用もある
かと思いています本日のテーマはその後車
を目指した取り組みでございますどうぞ
よろしくお願い致します
さて主体的対話的で深い学びという
たような子どもたちがお互いに関わる中で
一人ではできない学びをするということが
学校教育にはとても大事だという風に考え
ています
この中による様々な状況の中で一層その
ことを強く感じています
しかし同時にこの対話的で深い学びの実現
はなかなか難しいということも分かって
まいりましただからその学びを支えるため
に私たち大人も主体的対話的で深い学び
つまり教師一人が一人ではなく協同的に
チームで行う授業研究がやっぱり必要だと
いう風に考えました
私たち秋を登頂ですけれども人口約
6000人小中学校合わせて6校の小さな
町でございます
小規模の学校も多く担当教員が1教科一人
一学年1人も多いために分けて教員の指導
を構内だけで行うことが難しい
また移動館終えると学校間連携にも時間的
負荷が大きいという状況もをございます
本町ではそれらの課題を解決し先生方が
育つ街っとなることを願いまして12年
ほど前から
これ付のご支援ご指導のもと
全国のし町教育委員会や学校との連携
プロジェクトで子どもたちが自分で考え
対話を通じて理解を深めるという協調学習
を教室で実現する実践研究に取り組んで
まいりましたこの12年間でわかってきた
ことは対話を通じて一人ひとりが自分で
考えその考えを見直し深めていくマナー日
は私たちがもうよりも随分たような
プロセスを含んでいるということです
大人が子供ってこういうふうに学ぶだろう
っていうふうに思っていても容易にも含め
て想定を裏切る姿がたくさんありました
そこで私たちは授業中の思考や対話を丁寧
に看取りに取ったことに基づく事業研究に
力を注ぎたい
先端技術の力も借りてその質を一層向上さ
せたいと考えて取り組みを進めております
実はあの昨年のシンポジウムこの
シンポジウムでも東京大学五久保先生とご
一緒にこの中での授業研究についてご報告
をさせていただきました
知識構成がたジグソー法活用した協調学習
についてはその中でもお話をさせて頂き
ましたので今回は割愛をさせていただき
ます
もしよろしければ昨年度の資料もご参照
いただければありがたく存じます
さてその私たちの授業研究では子どもたち
がどういうふうに学んでいくのかどういう
ふうに学んでほしいのかという仮説を持っ
て授業をデザインし実戦では学びの過程を
丁寧に看取り
看取ったことをもとに架設さのものを
作り直し子供たちが持っている力をより
発揮しやすい授業をデザインしていくと
いうこのサイクルを回していくことが
とても大事だという風に考えています
そのように取り組んでいきますと
授業中の小さな呟きも含めもっと丁寧に
子どもの学びを看取りたい
授業後は看取った事実の競技を通して
もっと子どもの学びのなぜやストーリーに
迫りたい
それらをふまえたとき授業づくりにかこの
教材はもっと参照しつつ
校内外の先生や研究者と議論がしたいと
いうニーズが生まれてきました
それに応えるために活用する技術が対話の
可視化を可能とする楽譜システムオン
ラインオンデマンドでへの授業研究
楽譜システムという授業研究ビッグデータ
活用システムでございます
授業研究の一連の流れを具体的な事例でご
紹介を致します
小学校4年生
a 先生の算数科の実践です
もしよろしければ小学校の時のあの概数の
学習を思い起こして頂ければと思いますが
チシャ五入切り上げ切捨ての3つの考え方
の4ある特定の場面
例えば買い物でいくらあれば足りるパを
考えるときに
との見積もり方法を使うかそれはなぜかを
考えるという数え課題でございます
まず実践前のデザイン作りの場面です
a 先生はシステムに蓄積されている教材
をベースとして
メーリングリストによりプロジェクトに
参加する町内会の先生方と本ライン上での
検討を行いましたその健闘を通じて
今回ベースにした核の実戦では音だった
学びを引き起こすことができなかったこと
しかしその後の授業で数直線の活用が効果
的だったことなど過去の振り返りが共有さ
れ先生は資料に数直線を組み込むアレンジ
を行うことにしました
この楽譜というシステムは過去の開発教材
や振り返りを閲覧検索できるほか
先ほど示ししたようなメーリングリストへ
の投稿内容など過去の授業づくりの過程や
教材修正の軌跡を食べることができます
続いて実践の場面です
コロナウイルス感染症対策のために子供
たちはスクール形式に座りズームの
ブレーカーとセッション機能を使って
グループ協議を行いました
参観者はズーム上で音声映像オフで黒子の
ように忍び込んで授業を参観いたしました
子どもたちの多くのグループが正しい
見積もりの方法を選ぶことができていまし
たが
授業し事業者は想定していた理由について
十分な説明ができる子どもは少ないという
状況でございました
ズームを使ったグループ活動の様子を一部
ご紹介をさせていただきます
ハミがあったまだドリューとかーまあ説明
とか末はできていないけどずっと支社支社
母乳へ
と切り上げ月んしてはできて8
まあハリアースポットはえっとチア四捨
五入は200になってきれいにこんな風に
して子供たちはズームの画面上の画面仮面
共有の機能使いまして書き込みながら説明
をしておりました
続いて看取りと振り返りの場面事後競技の
様子でございます
この授業には現地での参加のほか町内別の
学校や他県の研究者の先生方の参加があり
対面と遠隔オンラインを組み合わせて行い
ました協議は参観者がズーム上で看取った
子どもたちのつぶやきや対話の具体的な
事実を基に行いますこの日の大きな発見は
子どもたちが肝心の数直線を使わずに
その存在に気づかずにただ表の穴埋めや
問いの答えを考える様子が見られたという
ことです
またこの日は授業配信と並行して音声を
記録し学館システムという授業
モニタリングシステムの自動音声認識機能
を使って子供の髪はも直しました
5競技の後これを活用して子どもの会話を
もう一度見直してみるという試みを行うと
先生方はどこで話し合いが転換したのか
など対話のデータ全体を行き来しながら
議論をしていました
こうした学びの3撮り直しが授業研究に
組み込まれてくるとあナビの事実をより
俯瞰的にかつ確からしく捉えることその
事実を時系列でつないで一つストーリーと
して捉えるといった緑が充実できるのでは
ないかという風に考えています
こういった授業研究良く大変でしょうって
いうふうに言われることもあるんです
けれども実はとても楽しいです
子どもたちの思考
丁寧に看取りプロセスが見えてくる例えば
あーこの高ここでこんな風に考えたんだと
かこのこの子のつぶやきであーここで議論
がグッと高まったんだねって言うのが測り
ますともうそれが嬉しくてだから夢中で
授業研究を続けてきたように思います
さて先ほどの授業研究にはアクションに
あたる後日談がございます
協議に参加していた別の学校の b 先生
が協議での気づきを踏まえて a 先生の
プランにアレンジを加えて実践をしました
その結果全てのグループでそれぞれの
見積もりの方法の特性に注目し
説明をすることができました
この実践結果も先ほど紹介した殻付
システム
メーリングリスト上でフィードバックされ
て皆で共有することができました
a 先生の授業を b 先生がアレンジし
それと逆のことが起こったりと近年
本町では実践者と参観者が役割を交代し
ながら取り組むことでコミュニティ全体で
学びを見つめ直し発見をみんなで共有でき
たといったサイクルがいくつも起こってい
ますこれまで取り組んできた授業研究の
システム町内外の人のつながりのベースの
上に ict による支援が機能すること
で先生方が子どもたちの学びの事実から
学び次の学びの質を良くしていく授業研究
の質を向上させる可能性が見えてきたと
いうふうに思っています
現在私たちのプロジェクトでは2700
以上の教材を蓄積しておりますこの1つ一
つが授業に関するデータなのですけれども
爆年と概念で単元を整理しそこに教材を
リンクし
クリックを致します
すると
楽譜システムの開発教材のページに飛んで
実際の教材を見ることができますこれを
単元マップという風に呼んでおります
この一つ一つに今回お見せした授業研究の
サイクルが見込まれております
今このデータベースに学習指導要領行動
紐付けするなどして研修に活用4もっと
深い教材理解につなげられないかという
ふうに思っております
こうしたデータの利活用もしながら重要
建機のサイクルを回したような子どもの
学びについてたような大人がチームで
学び合うことで人が育つそんな街にしたい
と思い取り組みを続けております以上で
あっ清田町からの報告を終わりますご静聴
ありがとうございました
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