第二次ポエニ戦争勃発 〜ぞうさんぞうさんおやまをのぼるのね〜【42-6 COTEN RADIO ハンニバル 編6】

歴史を面白く学ぶコテンラジオ_COTEN RADIO
28 Jun 202338:55

Summary

TLDR古代ローマ時代の軍事指導者ハンニバルが、復讐のためにカルタゴからローマへと兵士を率いてアルプス山脈を越えようとした様子が描かれている。ハンニバルはアルプス越えで多くの犠牲者を出しながらも、ローマに対抗するための戦略を立てていた。ハンニバルにとってアルプス越えはローマを倒す唯一の方策であり、スーパーコスト戦略だった。

Takeaways

  • 😀 ハンニバルはローマを倒すためにアルプス越えという極めて困難な作戦を実行した
  • 😮 アルプス越えでは兵士やゾウの半数以上が死亡するなど大きな犠牲を出した
  • 😲 ハンニバルはガリアの部族と交渉して食料補給などの協力を取り付けた
  • 😃 アルプスを越えたハンニバルは兵士を鼓舞する演説を行い、目標を示した
  • 🤔 ハンニバルの戦略は情報収集と相手の政治的立場の利用が大きな要素
  • 😠 ハンニバルはアルプス越え後も圧勝を重ねてローマ同盟を揺るがす必要があった
  • 🎯 ハンニバルの目的はローマ同盟の瓦解によるローマの弱体化とカルタゴ復興
  • 👀 ハンニバルはアレキサンダー大王から影響を受けている可能性がある
  • 😖 アルプス越えは過酷を極めたが、成功すれば歴史に残る大業だった
  • 🔥 これから本格的にハンニバルとローマの死闘が始まる

Q & A

  • ハンニバルがアルプス越えを決意した最大の理由は何か?

    -ローマ同盟体制を崩し、ローマを弱体化させるため。ローマの最大の強みが同盟国からの軍事力であることを理解していた。

  • ハンニバルはどのようにアルプス越えを成功させたのか?

    -現地のガリア人と政治工作を行い協力を取り付けるなど、細心の注意を払い準備を進めた。また過酷な環境下でも兵士の士気を保つことができた。

  • アルプス越えでハンニバル軍はどの程度の損害を出したか?

    -出発時の6万人から2万人の歩兵、6000の騎兵、20頭のゾウと大きな損害を出した。但し騎兵は極力温存した。

  • なぜ騎兵部隊の温存が大切だったのか?

    -ハンニバルが圧勝に導く鍵は騎兵にあったため。歩兵よりも大事にされた。

  • ハンニバルのアルプス越えは失敗していたらどうなっていたか?

    -単なる愚かな将軍として歴史に名を残すことができなかっただろう。結果がすべてだった。

  • アルプス越え後、ハンニバルが直面した課題は何か?

    -ローマ軍に対して完全勝利を収めること。1度でも負ければ作戦は失敗だった。

  • ハンニバルの戦術の核心は何か?

    -敵の政治的立場を利用し相手を心理的に揺さぶり、錯乱させることにある。単なる攻撃力だけでない。

  • ハンニバルはなぜそこまで大胆な作戦を遂行したのか?

    -父や先人から受けたローマに対する復讐の念が強く、カルタゴ復興への思いがあったため。

  • アルプス越えがハンニバルの戦略的意義は何か?

    -ローマ軍の迎撃をかわし、奇襲に成功。ローマ同盟国の離反を誘発する効果があった。

  • ハンニバルの行動力の秘密は何だと思うか?

    -卓越した頭脳と判断力に加え、野心と愛国心という強い動機づけがあったため。

Outlines

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🏛 ハンニバルの登場とローマへの挑戦

このパラグラフでは、古代カルタゴの将軍ハンニバルが登場し、ローマに対して挑戦を開始する場面が描かれています。ハンニバルがサグンツム市に攻撃を仕掛けることで約束違反となり、ローマとの戦争が始まる前提が設定されています。ハンニバルは、ローマの弱点を分析し、いかにしてローマを倒すかについて熟考します。彼の戦略の中で最も有名なものが、アルプス山脈を越えての侵攻です。この行動は、ローマに対する直接的な挑戦として、また彼の軍事的な天才を象徴する出来事として詳細に語られています。ハンニバルがローマに挑む動機や目的も明らかにされ、ローマを滅ぼすか、少なくともローマ連合を瓦解させることを目指していることが説明されています。

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🗺 ハンニバルの戦略とアルプス越え

このセクションでは、ハンニバルがローマ連合を崩壊させるために必要な戦略の詳細が語られています。重要なポイントは、イタリア半島への攻め入りと、その過程でのローマ軍の翻弄です。ハンニバルがアルプス山脈を越える決断を下した背景には、イタリア半島での戦いを通じてローマ連合体を直接崩壊させる意図があり、これが彼の最も有名な軍事行動の一つとされています。また、アルプス越えの際の困難や、それに伴う兵士や動物たちの苦労が詳述され、ハンニバルの強い決意と計画性が強調されています。

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🏔 アルプス越えの困難とハンニバルの覚悟

ハンニバルがアルプス山脈を越える過程で直面した膨大な困難と、それを乗り越える彼の覚悟に焦点を当てたパラグラフです。アルプス越えの意義や、それを決行するに至ったハンニバルの戦略的考察が解説されています。この行動が単なる軍事行動を超え、ローマに対する心理的な打撃を意図していたこと、そしてそれが成功するためには圧倒的な勝利が必要だったことが語られます。また、アルプスを越える際の具体的な困難、特に天候や地形、兵士や動物の犠牲について詳細に描写されています。

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🐘 アルプス越えと象の役割

ハンニバルのアルプス越えにおける象の重要な役割と、その過程での兵士たちの苦労を描いたパラグラフです。アルプス山脈を越える戦略的な意味合いとともに、象がもたらす心理的、軍事的利点が語られます。また、アルプス越えの際に遭遇した自然の困難、特に厳しい天候や険しい地形を克服する過程での詳細が描写されており、ハンニバルとその軍隊の持つ強い意志と団結力が強調されています。

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🤝 ハンニバルとガリア人の関係

ハンニバルがアルプス越えの途中でガリア人とどのように関わり、彼らから支援を得たかについて語るパラグラフです。ハンニバルが地元のガリア人族との関係を築き、彼らの支援を受けることで食料や情報などの資源を確保した過程が説明されます。この交渉と協力の背景には、ハンニバルの政治的な巧みさと、異文化間の交流の重要性が示されています。また、アルプス越えの際に彼らが直面した自然環境の厳しさと、それに対する兵士たちの持つ覚悟と団結力が再び強調されています。

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🚀 アルプス超え後の戦略と心理戦

Mindmap

Keywords

💡アルプス山脈

ハンニバルが軍を率いて越えた難所の山脈。凍てつく寒さと断崖絶壁の連なる過酷な環境下を、負傷者や死者を出しながらも越えていった。ハンニバルにとってローマへの進軍ルートを確保するうえで、アルプス越えは死活を制する最重要課題であった。

💡圧勝

ハンニバルがローマ軍に対して見せつける必要があった、完全な勝利。ローマ同盟国の離反を誘発し、ローマの戦意を挫くうえで圧倒的勝利が欠かせなかった。

💡ローマ同盟システム

ローマが支配下におさめたイタリア半島の同盟都市国家によって構築された連合体。ハンニバルにとってこれを崩壊させることがローマ打倒の鍵となる。

💡情報収集

孫子の兵法でも強調されるように、情報は戦の半分を占める。ハンニバルも政治情報や地形情報といったデータ収集を徹底的に行い、戦術を立てている。

💡ガリア人

アルプス越えの際に現地で出会った部族。ハンニバルはガリア人との交渉を政治力で切り抜け、場合によっては味方につけることもあった。

💡騎兵

ハンニバルが圧勝に欠かせない戦力と位置づけ、アルプス越えでも減耗を極力防いだ。機動力と速度を生かした騎兵戦がハンニバル流攻勢の特徴である。

💡アレクサンドロス大王

ハンニバル以前の英雄的指導者。ハンニバルもアレクサンドロスの戦術や戦略アプローチを参考にして自身の戦いぶりを研鑽していたと考えられている。

💡ゾウ

ハンニバルがアルプス越えに連れて行った戦象。敵を威嚇する効果があったほか、現地ガリア人への牽制にも一定の意味があったという見方がある。

💡スキピオ

この時期ローマのコンスル(長官)の一人。ハンニバルをイベリア半島で迎撃しようとしたが、アルプス越えで撹乱を食らった。

💡

アルプス山脈は冬になると雪で閉ざされる。ハンニバルはこの事実を踏まえ、冬到来直前の越え時期を狙っていたと考えられている。

Highlights

ハンニバルがついに登場し、海戦をするかという点が焦点。

ハンニバルによるサグンツム攻撃が約束違反とされる。

ハンニバルがローマに勝つための方策としてアルプス越えを考案。

ローマ連合の人的資源としての強みとその動員可能数。

ハンニバルの目的がローマ連合の瓦解とカルタゴの復興にある。

ハンニバルの異例の戦略、アルプス越えの計画。

ローマの同盟システムを瓦解させるためのハンニバルの戦略。

ハンニバルがアルプス越えを決意した背景とその難易度。

ハンニバルのイタリア半島攻めの戦略と心理戦。

ハンニバルが直面したアルプス越えの物理的、心理的挑戦。

ハンニバルのアルプス越えにおける前例のない計画とその実行。

ハンニバルの軍とアルプス越えに際しての具体的な困難。

ハンニバル軍のアルプス越えにおける損失と戦略の調整。

ハンニバルがイタリア半島でローマに対して行った心理戦。

ハンニバルの戦術とローマに与えた影響の長期的視点。

Transcripts

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前回の続き

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さあということで今回はついにハンニバル

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登場しまして海戦をするのかというところ

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ですよねはいサグンツムという都市に

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ハンニバルが攻撃することによって

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約束

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違反にはなりましたよねはい何やっとん

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じゃお前にはなりますよねうんはいで一旦

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ねちょっとハンニバル目線で

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ローマってどうやったら倒せるのかって

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いうのをちょっと考えていきたいと思い

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ます考えをはいうんまず

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ローマってさ

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ゆるい連合体なわけですよね

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ローマっていう都市国家が他の都市国家を

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支配してますみたいなある人達いろんな

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部族とかが含まれている人たちをまとめて

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いると

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特徴としてはその人的資源みたいなのが

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半端ないわけだよね

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めちゃくちゃ可能動員数が多いわけじゃ

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ないですか兵士の可能動員数が多くて

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75万とかいうのが本当だとしハンニバル

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はどうやったらローマに勝てるかって

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あんまり方策ないんだよね実は

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あまり細くないんですよでこの後紹介し

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ますけど今回この回でハンニバルって

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めちゃくちゃ有名な業績があってその一つ

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がアルプス越えなんですよね

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アルプスを超えて

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ローマに攻めるっていうのがハンニバルが

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やったことのうちでまあ最も有名なことの

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一つから山を越える後で今一言でさらっと

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言ったことがどれだけやべえことかは後で

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詳しく解説していくんですけれどもなぜ彼

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がアルプスを超えないといけないと思った

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かみたいなのがあって死ぬほど考えてない

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と無理だしよほどの覚悟がないとやらない

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んですね思いつきでこのルート通って

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みようとかいうレベルじゃないんですよ

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確実に

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それがなぜかっていうところがこのローマ

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をどうやったら倒せるかっていうところに

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今実は直結してるんじゃないかなと僕は

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思ったんですよねそういう風に現象に書い

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てあるわけじゃないんだけど普通に考え

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たらそうなるわっていう感じかな普通って

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いうか論理的に何個かの説を考えるとそう

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なるなというふうに思うんだけどまず

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ハンニバルの目的としてはさまあローマに

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絶対復讐するもんだからさ

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ローマを

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究極的には

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滅ぼすかもしくはローマ連合みたいなの

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瓦解させカルテガの復興っていうのを狙

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うっていうのがやっぱり彼の目的なわけ

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ですよねで普通に戦うと相手75万の兵力

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動員数を持ってますから何個かパターンが

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ありますよねまずそのイベリア半島で戦う

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パターンシチリア島で戦うパターン

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カルタゴのそのアフリカで戦うパターンと

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イタリア半島で戦うパターンの大きく戦う

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場所で考えても4つあるわけじゃありませ

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んでここで考えて欲しいんだけど

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ローマのその本拠地であるイタリア半島

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以外で戦うパターンってもう量で押されて

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絶対負けるんですよいつか

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75万の兵員が

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徐々に徐々に来続けたらどっかで押されて

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負けるんですよね

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ローマの最大の強みがこの連合同盟

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システムですから同盟システム他の都市と

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の同盟関係の中でのこの人材調達物量の

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調達ができますからねなるほどで

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ハンニバルからすると何にもしないって

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いうのもやばくて

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仮に第二次ポエニ戦争しなかったとすると

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やはり

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ローマっていうのはその

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軍国主義的で拡大的だからどんどん

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どんどん進出してくるしどんどんどんどん

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自分たちの権利っていうものを

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抑えに来る方針でくるだろうとで一見平和

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のように見えるんだけれどもどっかの

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タイミングでほぼ確実にイベリア半島に

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進行してくるだろうなと思ってるわけです

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おそらくね自分たちが新しく作ったこの

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拠点を潰しに来るであろうと

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潰されると今度カルタゴっていうのは

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ジリ貧になっていってどんどんちっちゃく

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なっていつか消滅してしまうか負けて

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しまうという状態じゃないですか

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攻めないといけないわけでも戦争しないと

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いけないわけでね戦場で選ぶとすると迎撃

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するっていうのはやっぱりさっき言った数

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の論理でどんどんどんどんされて

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負けていくっていうのがまあ想像できます

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とそうすると

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唯一取れる柵っていうのがハンニバルがね

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ひとつしかなくて

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ローマに

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追従してる他の都市を

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批判させるなんですよそれなるほど

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ローマの強さの要はこのローマの同盟

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システムなんですよだからもう直でこれを

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作ろうとしたんですねこの同盟システムを

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瓦解させ

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ローマを1年レベルまで

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落とした上で色々動くとそうかそうかはい

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でそのために何をしないといけないかって

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いうことをおそらく

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めちゃくちゃずっと考えてきたんだと思う

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んですよね

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なるほどお父さんと一緒にとあの義兄の

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ハスドルバルと一緒に考えてきたと思うん

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だけど

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想像ですよこういう記述がないからわかん

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ないんですけど後の行動から考えると最初

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らへんの戦争とかは相当もう場所とかも

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結構決めてたんじゃないかなっていう気が

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するで

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途中から戦況を見ながら場所決めてるとは

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思うんですけれども相当

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翻弄されてるローマ軍が

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でさっき言ったにローマ連合体を崩すため

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に必要なのっていうのは

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ローマのイタリア半島本拠地まで

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攻め入ることがまず必要ですよねその

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攻め入る時に

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途中で迎撃されちゃ絶対ダメなんですよ

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イベリア半島っていうめっちゃ遠いところ

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も2000キロぐらいありますから

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イタリアまでスペインのらへんからそこ

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から進んでいったら当然途中で見つかり

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当然途中で待ち伏せされイタリア本国じゃ

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ないところで戦争することになりますよね

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そうすると数でどんどんどんどんされ

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ちゃうとだけど

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ルビコン川を渡ってイタリア半島のその

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本拠地で戦うと

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ローマ全体に強硬的な

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恐怖が芽生えるわけじゃないですかでそこ

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で何度かの勝利を重ねることによって相手

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を精神的にある意味なんて言うかな

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サプライズさせてバッドなサプライズをさ

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せてそれでメンタル的に崩そうとするって

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いうのが実はハンニバルのね戦略の一つな

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んですよね

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それをやろうとするとさっき言ったみたい

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にイベリア半島とか今のフランスの南端の

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方で

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待ち伏せされるって事が簡単に

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想像がつくんだけどそれを絶対にされては

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いけないんですということはわけわかん

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ないルートで通って相手がまさかここ来る

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わけないじゃんみたいなルートで来て

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イタリア本島に到達することが非常に重要

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なんですよなるほどさらにその時々の戦闘

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でローマに

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めっちゃ勝ってそのローマの同盟諸国が

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カーニバルは勝ち馬かもしれないっていう

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風に認識させることが大事だったんですね

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しかもその勝ち方が中途半端な勝ち方じゃ

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ダメで基本的に勝つ時に

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圧勝である必要があるんですよそうね離反

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させるためにはね

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違反させるためにはこれはローマについて

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いったらやばいぞって思わせるような

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圧勝をするという必要があるんですよだ

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からめっちゃむずいですよね

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イタリア半島に気づかれずに攻め込む

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2000キロも

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大群ででそこで75万の平均動員数がある

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人たちを相手に何度か

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圧倒的な勝利を収めないといけないとこれ

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ができれば

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ローマ連合が

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瓦解する可能性がある

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ローマ連合さえ瓦解すればローマの力の

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源泉っていうのは同盟関係から来ている

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からそれが瓦解すれば一気に弱くなるそう

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すればカルタゴの復興は可能になるんだっ

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ていうそういう論理だったんじゃないかな

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となるほど分かってきたぞうんそれで

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アルプスがあるわけやそれでアルプスが

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あるわけですねなるほどはいでこの

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アルプスを超えるっていう事に関しては

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さらにいくつかの考えないといけないこと

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が出てくるよねうんまず一つはアルプスを

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超えるって一言で言っても

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バチクソやばい話なんで

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300ですよね

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富士山級かそれ以上の山を連続で超え続け

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るっていうやつですそれを何万の兵士を

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しかもですね

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象さんと

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軽も連れてってるんですよ同部隊と騎兵

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部隊も連れてってるんで

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象さんに

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富士山を

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登らせますか

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無理でしょ思いつかないしやっちゃダメ

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でしょそれかわいそう

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アフリカのそうだようまピーもそうですよ

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馬ちゃんもね

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馬に

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登らせますかと

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富士山をみたいな話と全く一緒でしかも

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それが連続してあるんで1個じゃないんで

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1回じゃなくて何個もばばばばって重なっ

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てるのがアルプス山脈もっと言うとその

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手前にピレネー山脈もあるからねピレネー

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超えてアルプス越えてやっと

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ローマの

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領域に入っていけるみたいな話なんで

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それを超えようとするとまずその

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めっちゃくちゃ辛いはずなんで

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傭兵部隊であるその部下の心みたいなの

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めちゃくちゃグリップしないといけない

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ですよ

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傭兵なのに

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愛国心でまとめられない人たちを

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めちゃくちゃグリップするっていうのが

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まず前提条件として発生するわけですあと

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は後でその

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圧勝する要っていうの実は騎兵隊に置い

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てるんですよねハンニバルは

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騎兵を使うことによって圧勝に導くという

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戦略を作るんだけどということはよ

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アルプスを超えて

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馬を失っちゃダメなんだよ絶対そうよ

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それもダメないえーちょっと待って無理や

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なやめよう

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なるじゃないですか

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ギャラもらってる人たちが命をかけて何度

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も山を越えて実際に

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ちなみに結論から言うと半分死ぬんですよ

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兵士たち半分死にながらそれでもついて

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いくんですハンニバルにそこでついて来

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させるためにはどうするか

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馬を運ぶためにはどうするか

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ゾウを運ぶためにはどうするかそしてつい

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た先でそこからやっと戦争がわけでしょ

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スタートラインで何回か圧勝しないといけ

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ないわけこの

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圧勝するためにはどうするかっていうのを

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多分ずっと考えてたんじゃないかなと

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アルプスのどの

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ルートを通るかどのルートなら現実的に

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ゾウとウマが渡りえるかみたいなことを

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おそらくかなり調査したんじゃないかなと

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出たとこ勝負でできることじゃないんです

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よね

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ただ単にアルプスはハンニバルのやった

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ことの中ではもうすごい偉大なことすごい

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よねっていう話で終わることが多いんです

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けれども実際

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我々が勉強した限りではこれっても圧倒的

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な事前準備とかそういう工夫がないと

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成功できないんですよね

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成功できないしそうそう強い意志がないと

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ねだから情報収集もそうだし現地調査も

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そうだしおそらくやっただろうしあと原住

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民の工作ですよね

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原住民が行ったところの先の原住民がさ

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自分たちに歯向かってきたからさもうそれ

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は大変なことになるじゃないですかそれを

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何とかそのパートナーシップを結んだりと

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あと辞任とか物資の準備だったりとか

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シュミレーション段取り計画とかさそう

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めっちゃ考えるわけめっちゃ考えると思う

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あとは合意形成ですよねもうこんな辛い

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ことが俺たちは今からやろうとしている

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なぜかもしれんけどみんなで頑張ろうねっ

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ていうビジョンとかもう目標の合意形成と

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丁寧なコミュニケーションがおそらくあっ

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たんじゃないかなと思うんですよねじゃ

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ないとできない普通に考えたらみんな

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変えるかそうやらないっていうか

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違反して殺すか

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みたいになるんで実際ハンニバルもその

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暗殺されるのすごい怖がってるんですけど

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されかねないと思ってるからけど結果的に

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はされずに普通に到達して

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ローマをボコボコにしますからねこの後

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成功するんです

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ねっていうでしかも行く道中味方じゃない

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んですよ道中にいる人たちいろんな人たち

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がいるんです

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よその人たちから攻撃されながら行くん

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ですよで着いた先に75万人がい

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るっていう

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恐ろしい

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恐ろしい決意なんですよこれ

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ちょっとにわかには考えられない絶対やん

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ないだろうみたいなことやってるんだから

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その

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なんか間違ったんかな

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だから絶対ローマ倒すもんだから

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復讐なんだからですよねだからもう命かけ

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て死んでもいいからこれだったら

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ローマを

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倒せるって思ってやってるんだと思います

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よどこで死んでても実際におかしくなかっ

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たと思いますし彼は

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という戦略のもとアルプスを超えることに

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するんですよねだから彼にとってローマを

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唯一倒す策っていうのがアルプスを超え

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るっていうスーパーコースト戦略なんです

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犠牲にすることがわかってるわけでもその

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あらゆるものを犠牲にした先にある

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圧勝が欲しかったんですよ彼は

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それこそがローマ連邦を瓦解させ

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ローマを孤立させることにつながると信じ

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てそこに向かっていくわけですね

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[音楽]

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書いてあったんだけれどももしかして

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ハンニバルが目指したのはそのローマの

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壊滅というよりもなんかの勢力均衡状態を

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何か作ろうとしたんじゃないかなっていう

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説もありますよねなんかそのまあ弱体化

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とりあえずそのローマをいきなり攻め滅ぼ

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すっていうことはできないからまずはその

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ローマの同盟システムを

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瓦解させてローマを弱体化させて

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勢力均衡の状態を作り出すというのがもし

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かして犯人バローが目指したんじゃないか

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なというふうなことを言ってる学者さん

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じゃないんですけれども

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ローマを攻め滅ぼしきるのが難しいから

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なんつーかね秩序を作り出してカルタゴの

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安全保障を担保するっていう目的ももしか

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してあったかもしれない

play13:54

[音楽]

play13:55

でついに

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紀元前218年ですねはいハンニバルって

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いうのが調整を始めますね長い旅を始める

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ことになりますはいこれカルトがのばって

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いうところから始まってるんだけどどう

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やらその北イタリアに到達するまでに

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1620kmあったらしいその途中

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ピレネー山脈とアルプス山脈があって

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みたいな道中を行ったみたいですよ

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ちなみに言うとおそらく

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福岡東京間が1000キロぐらいだから

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はいなんか1000台ぐらいまでじゃない

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ですか

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途中になんかめっちゃすげえ山脈が2つ

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あるん

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でしょっていう状態で歩兵6万人

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騎兵1万1000人を用意していたと言わ

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れています

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ゾウも何十頭みたいな後でまた言います

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けど

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でまずは

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瞬く間にスピン北東部を抑えていって

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春に出たんですけれども

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夏にはピレネー山脈を超えていたそうです

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これはもうもうだからルートとか全部調査

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してんだろうねなるほどねでまあこうやっ

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ていきながら

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途中兵士をなんか故郷に帰らせたりとかも

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してんだよね

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なんかこうグリップした兵士をそれぞれの

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故郷に返して真カルタみたいなのを

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たくさん残すみたいな意味もあったらしい

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しあとその

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遠征に参加した兵は帰れることもあるん

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だって思わせるとかもあったらしい人身

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傷薬

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本当に死ぬわけじゃないんだみたいな

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新しくてちょっとよくわかんねばそれも

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想像だと思いますけどまあこうやって返し

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たりもしつつ現在のアビニョン近郊ローム

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カハン今のフランスらへんなんですけど

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この時の勢力がさっきあの歩兵6万って

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言ったのが歩兵3万8000の経営が

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1万1000って言ったのが8000で

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あと象さんが37とだいぶ減ったはい

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ピレネーを超える前と超えた後でだいぶ

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減ってますね

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途中その戦いでなくなった人とかもいると

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思いますしさっき言ったみたいに返した人

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とかもいるんでまあなんかいろいろあった

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んだと思うんですけどすでに3万8000

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と8000と37兆とかなんですよ

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相手75万じゃないですか

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なんか気が遠くなるよね

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嘘やろこれまだアルプス行ってないです

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からね75万が誇張だとしても数十万の

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動員兵力あったと思うんですよねそうする

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とやっぱりかなり足りないよね数で行くと

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ねでこのハンニバルはさっきもピレネを

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超えた話をしましたけどまさに超えようと

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してた頃にローマにはすでに施設が来て

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ハンニバルがなんか

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軍隊を動員してきたぞってことは伝わって

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たみたいですあそうなんやそこまで

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ローマも応戦の準備を始めますすぐにねで

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この時2人のコンスルがいたんですけど

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この2人のコンスルの名前を今後コンスル

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の名前めっちゃ出てくるんで

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覚えなくてもいいけどいちいち言うねうん

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うん1人目のコンスルがスキピオ

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この人は有名なスキピオさんのお父さんに

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なります

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名前一緒なんで

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もう一つが

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センプロニウス」っていう

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スキピオトセンプロニュースってトップ2

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だったわけだねその時のローマはこの2人

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のするがですねイベリア半島に派遣される

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ことが決定されるんですよつまり

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応戦するってことだよねピレネー山脈を

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超えたあたりのハンニバル群っていうのを

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イベリア半島で迎え撃ってそこで決戦

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しようとするわけだよねローマはイベリア

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半島はハンニバル勢力の

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拠点みたいなもんだしやっぱ補給基地だっ

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たわけですよねもう武器とか食料とかお金

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とかあと鉱山とかもありましたからねそこ

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をまず突こうという風にローマは考えたい

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と思いますそのままぶっ潰してやろうと

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思ってたってことになるよね

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ちょうどその時に実はモアの邪魔が入り

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まして北イタリアにですね

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VEっていう人がいるんですよ全然覚え

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なくていいんですけどこのボイイ族が放棄

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してスキピオがですねイベリア半島に行く

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のがワンテンポ遅れるんですよこれで

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スキピオに対して

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攻撃を

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ローマに対して

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放棄をしたのをスキピオ軍が

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先に抑えに行ったんですよねイベリアに

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行く前に来たイタリアのボイイ族を抑えに

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行ってからイベリアに行こうってなった

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セロニュースはシチリア島に行ったんです

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よシチリアで応戦する構えだってどっから

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何が来るかわかんないじゃんカルタゴ本国

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からも敵が来るかもしれないからそしたら

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シチリア島から来るかもしれないんで

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シチリア島を抑えられないようにシチリア

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島にセプロニュースは上陸するなるほどで

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スキピオはイベリア半島に行こうとするん

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だが途中で放棄が起きたので北イタリアで

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一旦足止めになるという現象が

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起こりますはいでちなみにねこの時さっき

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ぞうさんを連れて行ってるって話をしたん

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だけれどもちょっとあの余談なんだけれど

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もこのゾウさんは何でいるのかと

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なぜアルプス山脈に

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ゾウさんを連れて行くのかと

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馬の方はさっき言ったじゃん

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騎兵の方はさ

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圧勝するために実は戦略的要として必要な

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んです

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象さんはなぜかっていうのはいろんな言い

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方ができちゃうところなんだけれども一つ

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は見た目が怖えらしいです

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匂いなんかすごいらしくてビビるらしい

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です相手

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側の馬とかもビビるらしい

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られるのはどうだみたいになってるとで

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この

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象さんを連れて行くのは何個か多分理由が

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あってそのシンプルにローマ兵をビビらす

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とかもあると思うんだけど一つはその道中

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のガリア人がちょっかいを出してこない

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ようにビビラスってのもあったなるほど

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つまりビビらせて無駄な戦闘を

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減らすみたいなのはやっぱりあったじゃ

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ないかとでこの

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象さんなんですけど何像なのかと今絶滅し

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た種のそうだしですアフリカの森林像だ

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そうでそんなに今の増産よりは大きく

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大きく増産よりはちっちゃい一回り

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ちっちゃいらしいですそれでもやっぱ

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うまくよりだいぶでかいですからねそう

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ですからね一応

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馬のことうまくいって言ってる僕今まで

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突っ込まなかったですけど気になってる人

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いると思うんではい

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そういう風な意味で使われてるしまあ驚か

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せる要因でいるみたいなあと第一次ポエニ

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戦争の時に活躍したってのもあるよね

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さらに

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古く言うとこの時から100年以上前に

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ちょうどアレクサンドロス大王が活躍して

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た時なんですよねでその時に

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アレクサンドロス大王のマケドニア軍と

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対抗したのが実はインドのポロス王なん

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ですよね多分だから

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戦いがお互い認め合ったやつらねその

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軍勢の中にあの心臓部隊がいたんですよね

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戦う像先頭部隊がいてこれをにおそらく

play21:00

よほど衝撃を受けたのがまあよほど

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マケドニア軍が衝撃を受けたのがまあこれ

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以降アレクサンドロスのその後継者の将軍

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たちは自分たちもなんていうか象の舞台を

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持ちたいという風に考えたっていう風な

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歴史がありますねこの頃すでにでも時代

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遅れだとか言われてるような時になったん

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ですけどあえてそのゾウさんを使いに持っ

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ていくっていうねこのやっぱ象さんを連れ

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て行ったこともすごく有名なんだよね

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スキピアワンテンポ遅れてる間に

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フランススイスに流れているローヌ川って

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いう

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川があるんですけれどもここをですね

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ハンニバルは北上していってまあその

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イゼルの谷っていうとこも全然覚えなくて

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いいんですけど地図もちょっと正直頭に

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思い浮かばないと思うんだけどそこは要は

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アルプス山脈に

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達する入り口みたいなところなんですよで

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このアルプス山脈を超えると今のトリノっ

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ていう年があるところらへんに降りていく

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ことができてそこがまだまだ

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ローマの範疇って感覚じゃないんだけど

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だいぶもうローマに近づいてきたなって

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思えるところなんですねでイベリア半島

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からイタリアにかけてっていうのはさっき

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言ったピレネー山脈とかアルプス山脈とか

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があって基本的に軍隊が通れる道って海岸

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線しかないんだわこの

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海外戦を通っていくしかないのでそこで

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しか戦闘が行われないというのがまあ

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当たり前の常識なんですよね

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待ち構えるのも通るのもそこでしかないん

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ですけれどもここの意表をついてアルプス

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を超えることによってスキピオ軍がですね

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この後そのボイ族の反乱を何とかした後に

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海岸線でこう

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待ち受けるというか

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迎撃しようとしてくるわけですよ南という

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かそれをハンニバルは北上して北の方に

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逃げていって南の海岸線地下来ねえだろう

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と思ってる人が海岸のところをいたら全然

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違う山の方に行ってまさかの山越えをして

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きて

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完全にスキピオスルーされ

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るっていうそういう構図ですねすごいねー

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気づいたらいるみたいなそっから来たって

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そういう話になりますよね

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だからこれねGPSがないからこういう

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ことになるよな

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[笑い]

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衛星とかがないから

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戦術は人のね敵の騙すことがまず基本です

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からね

play23:23

すごいねこのハンニバルがねアルプスの

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どこを超えたのかとどのルートなのかって

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いうのはね長年の間いろんな人がいろんな

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憶測を投げてたんだけどなんか最近僕

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Web記事で見ましたけどハンニバルの

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盗聴ルートが分かったらしいね

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馬のがめちゃくちゃ落ちてる場所があっ

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たらしくそれが

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ちょうどその馬のがその時代の馬のだ

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ということが判明してこれがハンニバルの

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登頂ルートなんじゃねみたいな感じで

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だいぶ分かったらしいですよ

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めちゃくちゃ暑いですね結構最近ほんと

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はいでこの山を越え

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るってばちでやばいんですけど

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寒いとかね呼吸ができないとか地面が凍っ

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てるとか道ないからねちなみに当たり前だ

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けど

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しない

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断崖絶壁とかを象でどうやって渡るかとか

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そういうレベルの話になっていくから意味

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不明なんだけどそれをやろうとした時にね

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そのもう一つ実はね

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困難があるんですけどこの周辺にガリア人

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がまあまあ住んでるんですよその人たちが

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まあ普通に妨害してきます

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何俺らの土地通ってんのみたいな感じでも

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あるしここで止めればローマになんか褒め

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てもらえるかも色んな思惑が多分あると

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思うんですけどもそのもちろんローマと

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敵対するガリア人もいればその真ローマ的

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ガリア人もいていろんな人たちがバラバラ

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にガリア人っているのでひとまとまりじゃ

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ないんですよねガリア人っていうのははい

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この時ハンニバルがですねアロブローゲス

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族っていうガリア人の土地を通り抜けた

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そうですアロプロゲス族ここにたまたま

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トイ族の施設が来ていたとかねもう全員

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どうせ誰かわからない人たちが

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ポイントはねここら辺の人たちをうまく

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使って情報収集したりだとかうまく味方に

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つけたりだとかまあ敵になった人もうまく

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こう切り抜けていったりだとかしていくん

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ですよね例えばアロプロゲス族とかだと

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兄弟でなんか覇権争いしてたんだってそこ

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にハンニバルが仲裁をして

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滞りなくこうどっちがきついかみたいな

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決めてあげたことによってアロプロゲス族

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はハンニバルに協力せざるを得なくなって

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結構その食料の補給とかねそういうのを

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結構やってもらうみたいな可能になる

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みたいなそういう地道なことをずっとやっ

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てるんですよ

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戦いじゃなくて現場で細かな

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政治力を発揮して現地住民たちと関係を

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結んでいくっていうこれ前回でも言いまし

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たよねだから現地の住民といかに関係を

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結ぶかっていうのも死活問題なんですよ

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すごいなぁなんか勇者がたまたまね

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寄った城で王様の願い解決して

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仲間になるみたいなそんなことやってん

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ですよあとなんか標準の意を示す

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反抗してくる

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ケルトロネス族とかがいたりとかね

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とにかくいろんな人がいろんな人と

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いちいちそういうコミュニケーション取り

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ながらやっていくんですけどアルプス山脈

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は一番最初はね1000から1500m級

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の山がまず来るみたいですそれを超えて

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いくと3000から4500m級になって

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くるらしい

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富士山以上だよね

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だんだんないのが上がってくるの

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やっと超えるとイタリアの国境みたいな

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感じになってくるとでやっぱり夜の

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冷え込みとか当たり前だけど半端じゃなく

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て寝たら死ぬみたいな

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環境だったらしいですね

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[音楽]

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ヒートテックは根性ですよ

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馬もゾウもつまずくからどんどん崖から

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落ちて死ぬ馬と像がたくさん出てきた

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そりゃそうよね向いてないんやもんだって

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山にでねこれねやっぱり超えるのに2週間

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ぐらいかかったんだってうわぁだから2

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週間ずっと

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富士山の上とかで暮らしてるみたいな感覚

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ですね

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笑っちゃったんだけど

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アルプスに入って9日目についにその一番

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高い頂上に達したんだってでもうすでに雪

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積もってるんですけど下を見るとイタリア

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の平原っていうのが見えるんだってもう

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すでに山頂だからねもうあそこがゴール

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だってなもう見えるわけですよねその

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見えるゴールを指差してねあれに見えるの

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はイタリアだあと一挙に下ればすぐローマ

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の城門に至ると

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ローマ軍を一周してローマ連合体を解体し

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即刻公開をして我々は真のイタリアの主人

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になろうみたいな

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ことを言って

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兵士たちは

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疲労を忘れたって書いてあるけど

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多分ねここで言いたかったのはこういう

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ことだろうなっていう解釈想像力を巡らし

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たのはそのやっぱりその

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報酬なんだよねすごいその外資系みたいな

play28:26

感じなんだよね

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きついけど報酬すごいみたいな一般的外資

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系のイメージと一緒だと思うんですけど

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[音楽]

play28:33

頑張ったらすごい

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報酬があるとその報酬を求めるもののみ来

play28:38

てるんでしょうねそうですね

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野心的なこれを超えればここを下れば

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ボーナスがもらえるあの略奪できるみたい

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なそういったことを

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想像させたかもしれないですね

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下る時が一番しんどかったんだって

play28:53

しんどかったらしい

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めちゃくちゃ人が谷底に消えていった

play28:58

らしいです

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友達

play29:01

が出てくるんでしょうそう

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凍った道でバンバンバンバン落ちて死んで

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いくっていういや

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怖すぎるなマジで多分ご飯とかもちゃんと

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なかったと思うんですよ

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ゾウがいるじゃん

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象さんが通れない道ばっかじゃん無理

play29:17

だろう絶対

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象さんが通れる道を作るとかをしないと

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いけないんですよ

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厳しいよこれ大変だよね

play29:27

でそれでゾウさんが通っていくみたいなね

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これさあの結果論だけどハンニバルが一応

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ローマにさああとこの後さボロ勝ちするや

play29:38

んもしさボロ勝ちしなかったら単なる愚か

play29:42

な将軍だよね

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それは負けるでしょって言われるやつだよ

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ねいや本当だこれ俺の反応も180度

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変わるわそうだよねだから結果が全てだよ

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ねここら辺はねこれでさあまあ14日とか

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15日間用意したと言われるそのアルプス

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声がね一応完了するんですけれどもこの

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アルプスを超えた後にですねハンニバルに

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残ってた歩兵の数が2万

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騎兵が6000

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象さんが20頭なんですよだいぶ減ったよ

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これだいぶ減ったよね出発の時6万とか

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5万とか言ってたんだよねちょっと記述に

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よってちょっとブレがあるんだけど僕たち

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は6万円のやつ採用うん6万チチだよね

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1/3だしアルプスに入る前のピレネー

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直後だと38000かなんとかだったよね

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だから1万8000人がここでまず山の中

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でなくなっちゃってるんです

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騎兵もさ出発時1万1000でピレネー

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山脈は当たった後が8000ぐらいだった

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でしょだから2000頭ぐらいのうまぴー

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崖に落ちていってるんですよちょっと

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2000頭ってやばいよマジか

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ゾウさんも半分になってね37頭から20

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頭だからさなるほどねこの損失って

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ハンニバルは織り込み済みなのか俺はそう

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思うこれはねなるけど行くってやってんだ

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と思う

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なるほどねしかもねこの

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騎兵を絶対残すっていう戦略なんですよ

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多分この

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騎兵を一番大事にして歩兵が結構死んでる

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んですよね

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なるほどね

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これねまた恐ろしいことにねハンニバルは

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ねこの期間で渡れることも多分生産済みな

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んだよねなぜかというと

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春に出発して

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冬になる前に

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渡らないといけないでしょアルプス山脈

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絶対に絶対そうよじゃない限りもうどうに

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もなんないですよ完全失敗になるんですね

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でこの人のすごいのは

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渡ったのは

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冬になる直前の秋ぐらいなんですで

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秋に渡ると何が起こるかっていうと今度は

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アルプス山脈が

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雪で閉ざされるじゃないですか完全にそう

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すると後ろから誰もせめて来れなくなるん

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ですこれもおそらく計算済みだって言われ

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てるんですよね本当

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すげえだから

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渡るタイミング

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渡る時のコストでどれぐらい半減するか

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そして指揮をどうやって上げるかあと補給

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をどうするか全部考えてあ

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るっぽいんだよねやすねじゃない限りは

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めちゃくちゃ運のいい人

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ものすごく運の人のどっちか

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完全なる馬鹿

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その可能性もゼロではないけど

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相当すごいなあなるほどでもこれがさ

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ものすごくつらいことじゃんその体力的に

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も精神的にもこれを乗り越えて

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るっていうのを考えると運じゃないだろう

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なとは思うんですよ

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やっぱ考えて

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覚悟して言ってる人間が乗り越えてやっ

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てるやろうなっていう風に見えるんですよ

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凄まじいのはちょっとこれを成功させると

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かかなんかもうやばいよねすごいなで本人

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死んだらいけないですか

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これ仕事でこれやってくださいって言われ

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たらちょっと本当に無理だよね

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6万の歩兵と

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象さん40頭とうまく1万ぐらいで

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アルプス山脈とピレネー山脈超えて

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冬までに渡りきってください」って言われ

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たら

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その後75万来るかもしれないですけど

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みんなで頑張ろうね

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途中多分傭兵なんで

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離反しようとするんですけど

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メンタルでグリップしてくださいみたいな

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いやいやいや無理でしょってなるじゃない

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ですか

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やってるっていうのは

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歴史に残るますよね残りますよやっぱり

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これ面白いこの間だから兵士たちと一緒に

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寝てるからねこの人同じ生活してますから

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で励ましながらね言ってるわけですよね

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でついに

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渡りきっちゃいますはい

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渡りきってですね今の通りのっていう

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ところがあるところの近くまで来てですね

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当時ガリアの人たちがそこにたくさんいた

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んですけれどもここから先まだ彼はこの

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ものすごく

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軍勢で

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ローマ軍に何回か圧勝するという戦略を

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立ててるわけだよねこれ

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圧勝して

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ローマの同盟システムを揺らすこれさでも

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日露戦争の時もそうだったじゃん

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絶対に負けられない戦いだったじゃんそう

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やった1回でも負けちゃダメで相手を殲滅

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しないといけなかったじゃんやっぱあれに

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似てるよね

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確かにあれに似ててここもそれなんですよ

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ね1回負けたらもう終わりなんですよ

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全部発症しないといけないですよ基本殲滅

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しないといけないんですよその次がないん

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殲滅しないと

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後の戦争でも出てきますけどハンニバルの

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凄さは情報

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収集力この後恐ろしいことに

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政治的情報を収集した相手を心理的に

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揺らすとか動かすとかいうこともやってき

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ますハンニバルそういうタイプなのよその

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タイプです

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それで相手を

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焦らせて

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飛び込ませて殲滅するとかなんです彼の

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戦略うわちょっと

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滑る恐ろしいな恐ろしいですよそれが相手

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の政治的立場を利用したりするんですこれ

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孫子の標本に書いてあることだからね

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めっちゃ褒められるよ

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めっちゃ褒められると思う

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ただ単に単純に

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攻撃力を上げてこうぶつけていくわけじゃ

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ないんですよねすごいよね脳みそも使って

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なんか今みたいにさこう勉強できる環境が

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あってこうなってたんだろうまだわかる

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けどさそういうのがない時代の人ですから

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ねそうね学ぶのが難しい時代だもんのこの

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スーパー超難易度の戦争をここからなので

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始めていくとちょっとこれ楽しみやなぁ

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スキピオはちなみにスルーされてあれって

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なってます

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なんで誰もおらんのってなってます

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可哀想

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コンスルスキピオあと1000プロはこの

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慌てて本土に戻ります

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よっていうのが次回ですかねすごいいやー

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なんかこう

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影響を受けそうやわ

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受けた人たくさんいてナポレオンとかも

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受けてるしやっぱりハンニバルすげーって

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なってるアレクサンドロスとハンニバルは

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やっぱりこの当時この

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古代

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ローマとか古代ギリシャ世界の中での本当

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の英雄中の英雄ってやつですね後の回でも

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少し話しますけど実際その文献には残って

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ないんだろうけれどもハンニバルも

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おそらくハンニバル以外のその軍人さん

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たちもにとってやはり一つのロールモデ

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ルっていうのがやっぱアレクサンドロス

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大王だったんですよねやっぱ彼の戦術とか

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あとはアレクサンドロスの関節アプローチ

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戦略みたいなのがやっぱりもしかしたら

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やはりハンニバルも結構この

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アレクサンドロスから勉強してる可能性が

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あるんですよね

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一緒だったんで結構やってることが

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なるほどね今んとこ全部すげーないや普通

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にずっと全部すげーですこの人

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情報もねそうらしい頭も良くて行動力あっ

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て気合もあって人望もあってみたいなだ

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けど演説聞くとんってなりますけどこれで

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ついていくかなーってなるけどまあ当時の

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当時の傭兵はこれついていくって感じなん

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でしょうねなるほどなまああとその演説が

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記述できているかっていうのもあります

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もんねまあでも一応従軍した人に話を聞い

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た体になってるっぽいですけどねその

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従軍した人のトーク力みたいのがあるじゃ

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ないですか

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記憶力とトーク力と

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盛り度合いとかありますよ例えばじゃあね

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深井さんどんな話してたったらあなんか

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すげーガッとこうアルプスを超えてって

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言ってたよ

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それが伝わってる可能性あります

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けどということでまだまだですからねだ

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からということではい次回ついにその

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ローマ対ハンニバルが始ま

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るっていうこれ切ったということでいいん

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ですかね今日は

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ということでさあまだまだね長いですから

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ここから

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軍団は半分になりましたけどねはい長い

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ですからここから先どうなるのかまた聞い

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ていきたいと思いますはいありがとう

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ございましたありがとうございます

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