【ニフコ熊本(1)】プラスチックファスナーのパイオニア ニフコを支える熊本企業
Summary
TLDR株式会社ニフコ熊本は、国内5社あるニフコの製造子会社のうちで2番目に大きな規模を誇る自動車部品メーカーです。800種類以上の自動車関連部品を製造し、国内シェアNo.1を獲得しているプラスチックファスナーをはじめ、内蔵部品や外装品など多岐にわたる製品ラインナップを展開しています。独自の強みは、金型制作から射出成形、組み立てまでを一貫体制で行うことです。これにより、車メーカー様から1社で製造工程を終えられるため、監査や工場見学に来るお客様にとっては、製造プロセスの見やすい利点があります。また、売上の約15%を担い、1台あたり700点以上の部品を提供している実績があります。
Takeaways
- 🏭 株式会社ニフコ熊本は、国内で5社あるニフコの製造子会社のうち、2番目に大きな規模を誇る企業です。
- 🚗 会社の製品は、自動車関連部品に特化しており、800種類以上のアイテムを展開しています。
- 🔍 製品は目に見えない内蔵部品から、カップホルダーやカメラカバーなど目に付くものまで幅広く扱っています。
- 📈 国内シェアNo.1を誇るプラスチックファスナーが、会社のベーシックな製品ラインナップの一部です。
- 🛠️ 金型作りから射出成形まで、1社で全ての製造プロセスをカバーすることが会社の強みです。
- 🤝 主要なお客様は自動車メーカーで、親会社であるニフコから受注したオーダーに応えています。
- 🏗️ 一貫体制で製造することで、お客様はモノ作りのプロセス全体を見ることができます。
- 💼 経営者には、30年間で技術を磨き上げ、50億規模の企業を成長させた経歴があります。
- 🌟 経営スタイルはオープン経営で、経営数値を社員に公開し、社員育成にも力を入れています。
- 🏡 自動車以外の分野でも製品を展開しており、住宅関連でTOTOさんの水回りの部品を供給しています。
- 📦 製品カテゴリーは、ベーシックファスナー、パワートレイン、内装品、外装品など、大きく4種類に分類されます。
Q & A
株式会社ニフコ熊本はどのような企業ですか?
-株式会社ニフコ熊本は、自動車関連部品を約800種類制作している国内5社ある中での2番目に大きな規模を誇る製造子会社です。
ニフコ熊本さんの製品はどのような分野で使用されていますか?
-ニフコ熊本さんの製品は、主に自動車分野で99%の製品が使用されており、内装品、外装品、エンジン周辺の部品など幅広い分野で活躍しています。
ニフコ熊本さんの強みは何ですか?
-ニフコ熊本さんの強みは、金型制作から射出成形、組み立てまで一貫体制で行うことができることです。これは他社になかなか見られない強みであり、お客様にとっては製造プロセスを見られるメリットがあります。
ニフコ熊本さんの国内シェアNo.1を誇る製品は何ですか?
-ニフコ熊本さんが国内シェアNo.1を誇る製品はプラスチックファスナーです。これは車内の様々な部品を締結する重要な役割を担っており、消費者には目立つイメージですが、非常に重要な部品です。
ニフコ熊本さんの製造工程はどのように進めていますか?
-ニフコ熊本さんは1社で製造工程を終えられるため、お客様は製造プロセスを最初から最後まで見ることができます。これは他社と比べて有利な点であり、お客様にとっては安心感を与えています。
ニフコ熊本さんの親会社であるニフコさんはどのような企業ですか?
-ニフコさんはグローバル企業で、自動車1台あたり700点以上の部品を提供しています。国内には5社の製造子会社があり、そのうちの1社がニフコ熊本です。
ニフコ熊本さんの経営者は何人の社員を育成しましたか?
-経営者は元々JTからタバコ作りから転籍し、0から30年間かけて技術を磨き上げ、現在は50億規模の会社の経営者として、多くの社員を育成してきました。
ニフコ熊本さんの製品はどのようにして製造されますか?
-ニフコ熊本さんの製品は、金型を使ってプラスチックを溶かして流し込む射出成形によって製造されます。これはコア技術であり、製品の質と製造効率を確保する鍵です。
ニフコ熊本さんはどのような経営理念を持っていますか?
-ニフコ熊本さんはオープン経営を推進しており、経営数値を社員に公開することで、社員のモチベーションを高めています。また、社員育成にも力を入れており、独自の教育プログラムを導入しています。
ニフコ熊本さんの製品は他業界でも使用されていますか?
-はい、ニフコ熊本さんの製品は自動車以外の分野でも使用されています。例えば、住宅関連でTOTOさんの水回りの部品などがあります。
ニフコ熊本さんの製品カテゴリーはいくつありますか?
-ニフコ熊本さんの製品カテゴリーは大きく4つあります。それは、ベーシックファスナー、パワートレイン関係のエンジン周辺の部品、内装品、外装品です。
ニフコ熊本さんの製造プロセスを1カ月でどれだけの製品種類を提供できますか?
-ニフコ熊本さんは1カ月で約850種類の製品を提供できます。これは工場内で細かく分類されたバリエーションが多数存在するためです。
Outlines
🏭 ニフコ熊本の企業紹介と製品ライン
この段落では、株式会社ニフコ熊本という企業が紹介されています。それは国内で5社あるニフコの製造子会社のうち、2番目に大きな規模を誇る会社であり、自動車関連部品を800種類以上製造しています。企業はオープン経営と社員育成に力を入れており、創業者は元々タバコ製造から転籍し、30年間で技術を磨き上げてきた経営者です。企業は50億規模に成長し、自動車のカップホルダーやプラスチック部品、カメラカバーなど、目に見えるものか目に見えないものが含まれる幅広い部品を製造しています。また、国内シェアNo.1を誇るプラスチックファスナーという独自の強力な製品も扱っており、コア技術は金型作りと射出成形から始まります。
🔩 製造プロセスと企業の強み
第2段落では、ニフコ熊本の製造プロセスと企業の強みが焦点です。企業は金型作りから成形、組み立てまでを一貫体制で行うことができます。これは他社に比べて珍しい強みであり、お客様にとっては製造プロセスの最初から最後までを見ることができる利点です。ニフコ熊本は自動車メーカーの主要な部品サプライヤーであり、1台の車に700点以上の部品を提供しています。また、企業は自動車以外の分野でも製品を展開しており、住宅関連の部品を製造しています。製品カテゴリーは大きく分けて4つあり、カップホルダー系を含む800種類のバリエーションを1つの工場で作ることが可能です。
Mindmap
Keywords
💡株式会社ニフコ熊本
💡金型
💡射出成形
💡プラスチックファスナー
💡オープン経営
💡社員育成
💡内蔵部品
💡ドリンクホルダー
💡製造子会社
💡車メーカー
💡製品バリエーション
Highlights
株式会社ニフコ熊本は、国内5社ある中での2番目に大きな規模を誇る自動車部品メーカーです。
800種類以上の自動車関連部品を製造しており、国内シェアNo.1を保持しています。
企業の取り組みはユニークで、経営数値を社員にオープンにし、オープン経営と社員育成に力を入れています。
経営者の経歴は、30年間で技術を磨き上げ、50億規模の企業に成長させた経験があります。
会社は、金型から製品まで一貫体制で製造することができ、これは他社にはない強みです。
主要なお客様は自動車メーカーで、全ての製造工程を1社で終えることができます。
製品ラインナップは幅広く、ベーシックファスナーからパワートレイン、内装品、外装品まで扱っており、4つの大きなカテゴリーに分類されます。
プラスチックファスナーという独自の強力な製品があり、その技術は会社のコアコンテクストです。
金型作りから射出成形までを行っており、そのプロセスが会社の競争優位性の一つです。
自動車1台あたりに700点以上の部品を提供しており、その多くはニフコ熊本さんが製造しています。
見やすいカップホルダーや内蔵部品など、目に見えない部分にも製品が使われています。
自動車以外の分野でも製品を展開しており、住宅関連の部品も製造しています。
TOTOさんの水回りの部品など、大手住宅メーカーの一部部品にも貢献しています。
1工場で800種類の製品を製造し、バリエーションが非常に豊かに繰り広げています。
企業は、製造から販売までのプロセスを通じて、お客様にとってのメリットを提供しています。
社員教育に力を入れ、経営者自身が元々JTからタバコ作りから転籍し、技術を磨き上げてきた経験があります。
企業はグローバル企業であるニフコさんの製造子会社であり、国内の5社中でも重要な役割を果たしています。
Transcripts
今日はあるメーカーさんをお訪ねしている
皆さんは気づかない内にこちらの会社の 製品を見たり、触れたりしている
例えば、自動車の中のカップホルダー プラスチック部品であったり
また我々が普段目にすることが無い 内蔵されている部品も作っており
アイテム数でいうと800種類もの 自動車関連部品を作っている会社
社名「株式会社ニフコ熊本」
親会社がニフコさんという グローバル企業だが
ニフコ熊本さんは ニフコさんの製造子会社として
国内5社ある内の 2番目に大きな規模を誇っている会社
ニフコ熊本さんの取り組みが 非常にユニークで
経営数値を社員さんにオープンにする オープン経営や社員育成
何よりも今日ご紹介する経営者の方が
もともとニフコ熊本さんの 前身の会社である
JTさんとニフコさんの 合弁会社で設立された会社だが
もともとJTの方にいて タバコづくりから転籍されて
0から30年かけて 技術を磨き上げてこられた経営者
今では50億規模の会社まで 成長してこられており
今日は経営観とか、社員育成の考え方 自社の取り組みについて詳しく伺いたい
千代島)株式会社ニフコ熊本さんは 設立から33年目を迎えられると
自動車部品を主に作るメーカーだと まず、事業概要から
どういった商品をどういうお客様に 届けている会社なのか伺いたい
ニフコ熊本は車の部品メーカー
99%は車関係の製品
一般的に一番多いのはベーシックファスナー
物と物を留める「留め具」だったり
皆さんの目に付く内装関係だと 「ドリンクホルダー」
プラスチックですね
今で言うと、カメラが車に搭載されて 安全の機能を持っているが
「カメラカバー」が 一番目に付く所にある製品
千代島)車の中の部品で目に付く プラスチックの部品は
ニフコ熊本さんが作っている プラスチック部品が多く使われていると
千代島)プラスチックファスナーという製品が 独自の強い製品?
基本的にはニフコの 一番のベーシックな部分で持っている
それを基軸に車の中でも色んな分野の 製品を作ってきたのが今のニフコだと
千代島)いち消費者ではプラスチックファスナーの イメージが付きづらい
部品と部品を繋ぐ役割を担う部品だと
ニフコ熊本さんはその国内シェアNo.1を 持っていらっしゃると
千代島)コア技術は どこに特化している?
コアな技術というと、ニフコ熊本は 金型を作るところから始めて
その金型を使って射出成形
プラスチックを溶かして金型に流し込んで それを製品にする技術が一番
千代島)お客様は主要な自動車メーカーで そこに全て納めていると
そこからオーダーに 金型から応えていくことができると
千代島)成形もやって、組み立ても
金型・成形・組み立ての3部門を 1社でできるのも強み?
他の企業さんにはなかなか少ない ニフコ熊本の強みかなと
千代島)一般的だと分業制が多いと
金型は金型
成形と組み立てをやっている所は ある程度いるが
金型から作っている所は少ないと
千代島)一貫体制によるお客様にとってのメリットは どういうことが実現している?
ウチのお客様は全て親会社のニフコ
その先の車メーカー様からすると (ニフコ熊本は)1社で製造工程を終えられる
色んな会社さんが 監査や工場見学に来るが
ものづくりの最初から終わりまで 見ることができる
そういう面では有利かなと
今、ニフコさんのお話が少し出たが
ニフコ熊本さんは、親会社のニフコさんの 製造子会社の1社で
国内に5社あるが 規模的には2番目に大きいと
全体で言うと 売上の約15%を担っている
(自動車)1台あたり700点以上の部品を ニフコさんで担っているところを
ニフコ熊本さんでも作っていると
相当な数
1カ月に製品の種類でいくと 850種類ぐらい納めている
千代島)カップホルダーとかは 目に付きやすくて分かりやすいが
目に見えない内蔵の部分だったりとかに ニフコ熊本さんの製品が使われている
千代島)9割以上は自動車部品だと
それ以外の業界で どういった少数の製品がある?
住宅関連で福岡の方に TOTOさんの水回りの部品もある
千代島)住宅関連というのは、大手住宅メーカーの 一部部品などにも使われている
千代島)大きなカテゴリーとしては 何種類の製品を御社で持っている?
大きく言うと、べーシックファスナーという 小さい製品から
パワートレイン関係といって エンジン周りの部品であったり
あと、内装品
外装品といって 部品と部品を締結する部品もある
大きく言うと4種類
メインで組み立てがやっている カップホルダー系
千代島)そこからまた細かく分けると 800種類の製品をいち工場で作ると
千代島)かなりのバリエーションですね
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