会計学録論第二回:ストックとフローによる状態記述

代数的実物簿記の入門・理論・応用・情報処理
21 Apr 202417:51

Summary

TLDRこのビデオスクリプトでは、会計のストックとフローの概念に基づく状態とその変化を記述する方法について解説しています。複式簿記における貸借対照表や損益計算書は、ストックを表す累積された状態の変化を示し、会計期間における増減を表すフローとして捉えることができます。ウォータータンクモデルを通じて、物理的な量の変化を単純なストックフローシステムとして理解し、経済取引におけるダブルエントリーの原則を説明しています。

Takeaways

  • 📊 会計システムのストックとフロー概念に基づく状態変化の記述方法を説明。
  • 💼 バランスシートはストックを、損益計算書はフローを表す。
  • 🔄 会計期間をデルタTとし、ストックフローシステムとみなす。
  • 💡 単式簿記では離散イベントによる状態変化を記述。
  • 🚰 ウォータータンクモデルでストックフローシステムの理解を助ける。
  • 📈 ストックとフローの変化をリットル単位で具体的に説明。
  • 📝 複式簿記では交換取引の両面(現金と財)の同時変化を記述。
  • 💱 経済取引は複式簿記でペアの項目として記述される。
  • 🔀 内部取引や損失も複式簿記で記述される。
  • 📚 今後の講義では単式から複式への変化と実物計測の単位を取り入れた複式記述について説明。

Q & A

  • ストックとフローの概念とは何ですか?

    -ストックは蓄積量を指し、フローはその変化量を指します。ストックとフローのダイナミクスによりシステムの状態とその変化を記述します。

  • 複式簿記におけるバランスシートと損益計算書の役割は何ですか?

    -バランスシートは変化の累積された状態、すなわちストックを表し、損益計算書は会計期間での状態の変化の増減を表します。

  • ストックフローシステムとは何ですか?

    -ストックフローシステムとは、システムの状態とその変化をストック(蓄積量)とフロー(変化量)で表す方法です。

  • ウォータータンクモデルの基本的な考え方を説明してください。

    -ウォータータンクモデルでは、ある時点の水量(ストック)と流入する水(フロー)及び流出する水(フロー)により次の時点の水量を計算します。

  • 単式簿記と複式簿記の違いは何ですか?

    -単式簿記は単一のシステム記述で、ストックとフローの変化を単純に記録します。複式簿記は貸借対象表や損益計算書を用い、2つの勘定科目の変化を同時に記録します。

  • 複式簿記における「ダブルエントリー」とは何ですか?

    -ダブルエントリーとは、取引イベントを2つの勘定科目の変化として同時に記録する方法です。例えば、現金が減少し、リンゴが増加するという具合です。

  • 物理的な量の変化を測定するための単位の重要性を説明してください。

    -物理的な量の変化を正確に記述するためには、リットルやキログラムなどの固有の単位が重要です。これにより、実物計測が可能になります。

  • 経済取引における複式簿記のメリットは何ですか?

    -経済取引において複式簿記を用いると、2つの勘定科目の変化を同時に記録でき、取引の全体像を明確に把握することができます。

  • ウォータータンクモデルを複式簿記で記述する場合の違いは何ですか?

    -ウォータータンクモデルを複式簿記で記述する場合、物理的な変化を取引として認識し、両側に変化を記述します。これは、経済取引の記述と類似しています。

  • 次回の講義で取り上げる予定の内容は何ですか?

    -次回の講義では、単式の物理的な状態の変化から複式の状態の変化への移行について、水のウォータータンクモデルを例に詳しく説明する予定です。また、実物計測の単位を複式記述に組み込む方法についても議論します。

Outlines

00:00

📚 ストックとフロー概念の基本

第2回の講義では、ストックとフローの概念に基づくシステムの状態とその変化の記述について説明します。ストック(蓄積量)とフロー(変化量)によってシステムの状態とその変化を表現します。複式簿記では、貸借対照表がストックを、損益計算書がフローを表すものとされています。複式簿記のストック・フローシステムは、会計期間をデルタTとする1時間のシステムと見なせます。まず単式のストック・フローシステムを理解し、その後複式での記述方法についても説明します。

05:03

🌊 ウォータータンクモデルの導入

ウォータータンクモデルを用いて、ストック・フローシステムの基本を説明します。タンクの水量(ストック)は、流入する水量(デルタSI)と流出する水量(デルタSD)の差し引きによって変化します。例えば、ある時点での水量が10Lで、流入が1L、流出が-7Lの場合、次の時点での水量は13Lになります。これは、会計システムのキャッシュフローと類似していますが、複式簿記ではより複雑な取引の記述が求められます。

10:06

💰 経済取引と複式簿記の基本

複式簿記では、経済取引が2つの項目(勘定科目)で記述されることが重要です。例えば、500円のリンゴを購入する取引では、リンゴのストックが増え、現金のストックが減るという2つの変化が同時に起こります。このような取引のダブルエントリー(複式記述)は、1主体の側から見た場合と2主体の側から見た場合で異なる視点を持ちます。

15:08

🔄 複式簿記の物理的量の記述

ウォータータンクモデルを複式簿記の視点で記述すると、物理的な変化(ストックとフロー)は借方と貸方に分けて記述されます。取引の同時変化は片側にしか記述されず、マイナスの数で水の流出を表します。経済取引の場合、取引は2主体間で行われるため、複式の状態記述は取引がどちらの側で記述されるかが重要です。次回の講義では、物理的な状態変化から複式簿記の状態変化への移行についてさらに詳しく説明します。

Mindmap

Keywords

💡ストック

ストックとは、蓄積量や保有量を指し、ビデオの主題である簿記においては、ある時点での資産や資源の量を表します。例えば、ウォータータンクの水量はストックの具体例であり、ビデオではストックがシステムの状態を示す重要な要素として説明されています。

💡フロー

フローは、変化量や移動量を意味し、ビデオの内容では、ストックの変化を引き起こす要因として扱われます。たとえば、ウォータータンクへの水の流入や流出はフローであり、ビデオの中ではシステムの変化を記述する際に欠かせない概念です。

💡複式簿記

複式簿記は、経済取引を正確に記録するための会計手法で、ビデオでは貸借対照表や損益計算書を通じて過去の変化の蓄積と期間ごとの増減を表すことが説明されています。複式簿記は、ビデオの主題である簿記の基礎となる重要な概念です。

💡状態記述

状態記述とは、ある時点でのシステムの状態を記述する方法であり、ビデオではストックやフローを用いて行われます。ビデオでは、状態記述が極めて一般的な方法として紹介されており、簿記におけるシステムの現在を理解する上で重要な役割を果たしています。

💡ウォータータンクモデル

ウォータータンクモデルは、物理的な量の変化を説明するためのモデルであり、ビデオでは水のタンクの水量の変化を例にシステムの状態変化を説明しています。このモデルは、単純なストックフローシステムの理解に役立ち、ビデオの主題に沿った具体的な例として用いられています。

💡デルタT

デルタTは、時間の変化を表す記号であり、ビデオでは会計期間やウォータータンクモデルにおける時間間隔を指します。ビデオではデルタTを用いて、期間中のストックの変化やフローの増減を定量的に表現しています。

💡ダブルエントリー

ダブルエントリーは、複式簿記の原則の一つで、ビデオでは経済取引の同時変化を記述する際に2つの勘定科目に影響を及ぼすことを意味します。ビデオでは、ダブルエントリーが複式簿記における状態変化の記述方法を特徴づけていると説明されています。

💡勘定科目

勘定科目は、複式簿記において会計の対象となる項目を指し、ビデオでは取引イベントを記述する際に使用されます。ビデオでは、勘定科目が財務状態を表現する際に非常に複雑なものになるが、その同時変化を正確に記録する役割を果たしていると述べています。

💡物理的な量

物理的な量とは、物理学で扱われる重量、長さ、時間などの基本的な測定値であり、ビデオではウォータータンクの水量のように、物理的な変化を表すために用いられます。ビデオでは、物理的な量が簿記における実物計測の単位として取り上げられており、実際の会計との違いについても議論されています。

💡経済取引

経済取引は、ビデオの主題である簿記の核心であり、ビデオでは複式簿記で記述される現金や資産の変動を表します。ビデオでは、経済取引が2つの主体間のイベントであり、複式簿記ではその同時変化をダブルエントリーで記述することが重要であると強調されています。

Highlights

会計額特論台数的実物簿記とその応用第2回はストックとフロー概念に基づく状態とその変化の記述について説明します。

ストックすなわち蓄積量とフロー変化量によってシステムの状態とその変化を表す。

ストックフローのダイナミクスは状態記述として極めて一般的な方法です。

複式簿記では貸借対象表が今までの変化の累積された状態を表すと考えられます。

損益計算書は会計期間での状態の変化の増減を表しています。

複式簿記で記述された会計システムは、会計期間をデルタTとしたストックフローシステムとみなせます。

ウォータータンクモデルで水のタンクの水量の変化を例にしてストックフローシステムを説明します。

ストックとフローでシステムの状態とその変化を表す方法は広く用いられています。

Tの時点でのタンクの水量は、入ってくる水の量と出ていく水の量で決まります。

T+1でのタンクの水量は、Tの水量プラス一定期間の増減量で決まります。

物理的な量の記述では、測定単位はそれぞれの量固有の単位を持ちいます。

現代の複式簿記は標準的に金銭評価を用いています。

ウォータータンクモデルを使って水の状態変化の数値例を説明します。

複式簿記による状態とその変化の記述では、経済交換取引が対象になります。

取引イベントは2つの勘定科目の変化を同時に記述します。

Transcripts

play00:01

会計額特論台数的実物簿記とその応用第2

play00:06

回はストックとフロー概念に基づく状態と

play00:09

その変化の記述について説明いたし

play00:15

ますストックすなわち蓄積量とフロー変化

play00:20

量によってシステムの状態とその変化を

play00:23

表すシステム記述というのはストック

play00:26

フローのダイナミクスと呼ばれて状態記述

play00:29

ととしては極めて一般的な方法

play00:33

ですこれに対して複式簿記では貸借対象表

play00:38

バランスシートが今までの変化の累積され

play00:42

た状態すなわち

play00:44

ストックを表すという風に考えられます

play00:47

そして損益引計算書は会計期間での状態の

play00:52

変化の増減を表しているという風に考え

play00:55

ますつまり複式簿記で記述された会計

play00:59

システムは

play01:00

会計期間をデルタTとした23時間の

play01:05

ストックフローシステムとみなすことが

play01:08

できるわけですしかしながら複式簿記は

play01:12

通常の高額あるいは物理学で用いられて

play01:18

いるストックフローのシステム記述と

play01:21

異なって単式のシステム記述ではありませ

play01:27

んとりあえず我々はまずまず単式の

play01:31

ストックフローシステムについてえ理解し

play01:34

たいと思いますここで対象とするのは離散

play01:38

イベントつまり離散時間でま状態変化が

play01:41

生じるいろんなイベントがあるそういう中

play01:45

でまストックフロー型の状態記述というの

play01:49

はどういう風に行われるかという話です

play01:53

ストックとフローでシステムの状態をと

play01:56

その変化を表すというのは年科学システム

play02:00

化学高額等で広く用られてますま期間T

play02:06

からT+1の間その間がデルタTですけど

play02:10

その間にま何らかの形でその量が増える

play02:14

イベント量が減るイベント等が起きて結果

play02:18

的にここでのTでの量がT+1の量に変化

play02:22

するという形の変化がまストックフロー

play02:27

システムでの記述となります

play02:30

でしばしばこのストックフローシステムの

play02:33

説明にもいられるウォータータンクモデル

play02:37

つまり水のタンクの水量の変化というもの

play02:42

を事例にとって考えたいと思います今回は

play02:46

まずそれを単式の普通のストックフロー

play02:49

システムとして理解しますそしてま後の回

play02:53

でこれを複式で書くというのはどういう

play02:56

ことかについても説明したいと思います

play03:00

さて水のタンク考えますこの水量という

play03:04

ものをまS水Tという風に書いてこれを

play03:08

ストック変数という風に呼ぶとこのある

play03:11

時間のこの水量というものはその次のま

play03:16

時間一定のデルタTという時間が過ぎて

play03:20

その次の時間までの間にですねえこの

play03:24

タンクに流入する水ですねこれをデタSI

play03:29

イクリー増え増えるということでデタ

play03:33

SIIの水そしてデルタSDの水が出て

play03:37

こうという風に考えますとこの入る方の水

play03:41

で増える出てく方の水で減るまその結果と

play03:45

して次の時間T+1でのこのタンクの水量

play03:50

が決まるというそういう風にまあの計算

play03:53

するわけ

play03:55

ですでこれはデSのT

play04:00

一定期間の増減というのがこの水の増える

play04:05

方と減る方のはになりますそしてT+1の

play04:12

水の量というのはTの水の量プラスこの

play04:16

増減のを

play04:18

表すデルタS水Tというものを足したもの

play04:23

になり

play04:27

ます一般に対象となるシステムの単式の

play04:30

状態記述というのは様々な財や物理の対象

play04:34

を物理的な対象をそれぞれの時点Tの対象

play04:38

の量ストックこれをSま対象名Tという風

play04:42

に書きます先ほどはS水Tと書きましたが

play04:46

それと一定期間デルタTでのま対象の変動

play04:50

量フローデタS対照明Tで記述する方法

play04:55

ですまフローデタSTは増加量Sと減少量

play05:03

sdtの和で示されますすなわちデTのS

play05:08

のま対照明TというのはデSiのT+デS

play05:13

DのTになりますこれによってT+1での

play05:18

ま対象量ストックはSま対処名T+1はS

play05:26

対正明T+デSまTという風になるわけ

play05:32

ですで物理的な量の記述では測定単位は

play05:37

それぞれの量固有のま単位例えば水であれ

play05:41

ばリットルになるとかですねあるいは長さ

play05:44

の単位とか重さの単位とかそれぞれの単位

play05:47

を持ちいますこれをま実物計測という風に

play05:51

呼びますま現在のま複式簿記は標準的には

play05:56

金銭評価ですからま実物計測でのストック

play06:01

フローは扱っておりませんこれは後ほどま

play06:05

我々はそれを拡張することを考えるわけ

play06:07

ですかさてウォータータンクモデルでま

play06:11

この水の状態変化についてその数値例を

play06:15

ちょっと考えてみたいと思いますえST

play06:19

ここでは10Lつまり最初に水が10L

play06:22

入ってたとまこれでSかこ水閉じかこって

play06:25

いうのをまあの省略して簡単に書きますが

play06:29

ST10LであるとでデタSIまこれ1と

play06:35

書いてありますがデタSIいうのはここに

play06:39

流入するやつですねイクリー先ほどはデs

play06:43

iと書きましたがこれが重Lそして出てく

play06:47

方が-7LでなるとそうするとまデタSは

play06:51

差し引きというか両方合わせて3lま7l

play06:57

出ていって10L入ってくるのでL結果と

play07:00

して入ったことになります従ってまST+

play07:04

1ってのは10L+ま先ほどのデタSを

play07:07

足すわけですので13Lになるとですねま

play07:12

これを少しま形式を整えてベクトル形式で

play07:17

表現するとまこの赤い四角の中のように

play07:22

なりますでここは水リットルと書いてある

play07:25

のはベクトルのえ源規定ですねという風に

play07:31

考えられますで物理的な量の変化を示す

play07:34

ために水の量はリッターでま測定してるの

play07:38

でここでは単に水っていうだけではなくて

play07:42

その単位も含めてま規定として扱っており

play07:46

ますで水がま増える場合これが入ってくる

play07:52

流入するま量ですから10mLで出てく方

play07:57

は-7LですねでTの時点でのタンクの量

play08:02

は10mLそうするとまこのフローの

play08:05

差し引きがえこの場合は10mL-7mL

play08:11

で3MLになるとだからST+1は10の

play08:16

L+3MLで13mLになるという極めて

play08:20

簡単なま理解ですただこれは同じような

play08:25

考え方が簿記の中でもま現金や様々なえ

play08:30

資産の変動で用られてるっていうのは

play08:34

分かると思いますが

play08:36

ただ複式簿記で書く変化というのは水の

play08:41

ようにただ単に物理量の変化を書くだけで

play08:46

はありませ

play08:48

ん複式簿による状態とその変化の記述では

play08:53

ですね経済交換取引というものが対象に

play08:57

なりますだから購入する取引ではま例えば

play09:01

現金が出ていってリゴが入るという

play09:04

イベントが同時に生じるわけですこれは

play09:07

交換の相手にとっては現金が入るとリゴが

play09:10

出ていくっていうねえそれが同時に生じる

play09:13

イベントになってて2つの主体感の関係が

play09:16

まず取引では問題になりますでシステムの

play09:20

状態記述はまず単一主体の側からこういう

play09:23

交換のイベントを2つの変化の同時正義ま

play09:27

これをダブルエントリーこの場合は現金が

play09:30

出てくリゴが入るってやつですねとして

play09:33

記述することからスタートし

play09:37

ますまこれはまちょっとこれをま2つの

play09:42

死体の側から見ますとリゴを買うリゴを

play09:45

売るとでここではま利益のことは考えない

play09:47

ということにしますとリゴを買うわけです

play09:51

からここにリゴが入ってきますま500円

play09:53

分のリゴが入ってくるとで簿記の場合は

play09:56

金銭評価ですからリゴkgとはいう単位で

play09:59

はなくてこの場合Nという単位で考えて

play10:02

ますそうするとこの取引が行われたことに

play10:06

よるストックの変化というのはまここに

play10:10

50000円のリゴが増えてくそして

play10:13

50000円の現金が出てくという形に

play10:16

なりますそしてもう1つの死体にとっては

play10:20

今度はえここでは500円分のリンゴが出

play10:25

てってで50000円の現金が入ってくと

play10:29

まこの2つの死体でま同時に出来事が

play10:33

起きるわけなんですがそれを1つの死体の

play10:36

側から書くとその主体の複式簿記的な状態

play10:40

変化の記述になりますそしてその時に必ず

play10:45

このリゴが入って現金が出てくという風に

play10:50

ま2つの出来事が同時に起きるこれダブル

play10:53

エントリという形でまフローイベントが

play10:56

生じるとつまり取引は2体感で行われて

play10:59

複式の状態記述はまどちらの側で記述する

play11:03

かがはっきりしなきゃならないんですが

play11:05

この場合はま死体Bの側から見て見ると

play11:08

現金が減ってリゴが増えるというフローの

play11:11

イベントが生じているとこのダブル

play11:14

エントリーとして

play11:16

つまりリゴが増えると現金が減るというの

play11:20

がワンセットになってま変化が起きると

play11:23

いうのが複式簿記が対象とするようなま

play11:27

状態変化の大きな特色になるわけ

play11:33

ですで経済交換では現金が出てくとリゴが

play11:37

入るがイベントとして同時に生じとこれは

play11:40

ま先ほど言ったように交換の相手にとって

play11:42

は現金が入るとリゴが出ていくが同時に

play11:45

生じるイベントになってるわけなんです

play11:47

けれどもこれを単一し体の側からま交換の

play11:51

イベントを書いてで2つの変化の同時正規

play11:54

をダブルエントリーとして記述するという

play11:56

のが福祉簿記の基本的な考え方になります

play12:00

で経済的な取引というイベントというのは

play12:03

常にペアで2つの

play12:06

項目会計の世界ではこれは勘定科目という

play12:09

風に呼ばれますけれどもその状態の変化

play12:12

不労の発生を記述する形になるわけですま

play12:16

いわゆる仕訳というのはまそれを記述する

play12:19

やり方になりますただし2主体感で行わ

play12:23

れるだけが取引イベントの記述ではあり

play12:25

ません在野サービスの生産や損失の発生や

play12:30

振り替えのように1主体の内部での取引と

play12:33

いう形でやはり2つの勘定科目の変化が

play12:37

同時に正規するという形で生じる状態変化

play12:41

というものもたくさんありますですから

play12:44

物理的なま変化に比べてはかに複雑な実は

play12:49

変化を扱ってるんですねまこれをリンゴの

play12:52

ストックをまSASAppleでTとして

play12:57

まフローデタSAの

play12:59

単式表現を使ってこれを先ほどのま

play13:03

ベクトルのような形で表現するとですね仮

play13:07

にSAのTまリゴがこれが100円分ここ

play13:10

にストックとしてあったとでえ現金は

play13:14

2000円分ですねここにストックとして

play13:16

あったとまこれは仮のデータですけど考え

play13:19

ますとこの2つの材について先ほどは水の

play13:23

出入りだけだったんですけどもここでは

play13:26

まず少なくともこの取引においては2つの

play13:30

勘定科目ですねリゴと現金があるわけでで

play13:35

会計の場合はこの勘定科目がものすごく

play13:38

たくさん存在して非常に複雑なまあの財務

play13:43

状態を表現することができるってのが

play13:45

大きな特色なんですがまずここではリゴの

play13:49

ストックSATが1000リゴ円であると

play13:52

そしてSAのiま増えてくやつが500ご

play13:56

円であるとで減ってく分はここではないと

play13:59

で従ってえSAのですねデルタSAという

play14:02

のは500円であってSAのT+1は

play14:06

1000L5円+500輪5円で1500

play14:09

輪5円に

play14:11

なるでこれに対して現金の方はS

play14:15

キャッシュがま2000現金円であってで

play14:18

デタSAI現金が入ってくる方はなしで出

play14:22

てく方が-500現金円であるとで従って

play14:26

デSAはま-500現金NとなりSAのあ

play14:31

SAじゃないですねこれSCですねこれ

play14:35

キャッシュです間違えてますねSCのT+

play14:38

1は2000現金円となりまあ2000

play14:42

現金円-500現金円となり15500

play14:45

現金円となるとこれが単式の記述でま

play14:49

マイナスの数が入ってるわけですそして

play14:52

このそれぞれのま勘定科目項目がバラバラ

play14:56

にそのフローが計算される形になります

play15:00

これが短式の表現でま短式の表現ですと

play15:03

従ってま系統的なですねその財の変化と

play15:08

いうものがま書けないというので複式の

play15:10

簿記というものが発明されたわけなんです

play15:14

で水の物理的な量の変化を表すウォーター

play15:17

タンクモデルこれを複式簿記の表現意識で

play15:20

仮に表現するとまこんな感じになりますで

play15:24

これ物理的な変化としての水の量水の状態

play15:27

ストックやの変化は増える時は表の借り方

play15:34

減る時は貸方に記述されますで取引による

play15:38

同時変化の記述がされないので単式表の

play15:42

片側の記述にしかなっておりませんさらに

play15:46

マイナスの数で水の流出を表す方代わりに

play15:49

貸方の記実で減少を表してるということに

play15:53

なりますま今あのリゴと現金の取引を単式

play15:57

で表したんですがこっちでは無くその水の

play16:01

えウォータータンクモデルを複式で表そう

play16:04

としてもまつまりマイナスの数なしで

play16:07

表そうとしたとしても両側に出てくると

play16:11

いう形の記述になってませんでさらにま水

play16:14

の場合は金額評価ではなくてリットルと

play16:17

いう物理的な変化で状態記述をしてますで

play16:21

この取引は2主体感で行われるんですが

play16:24

複式のま状態記述ではどちらの側で記述

play16:27

するかはっきりさせているって形になって

play16:30

ますが水の場合はこれは取引としてこれを

play16:33

認識してるのではなくて単なる物理的な

play16:37

変化として記してますもしこの水を

play16:41

ウォータービジネスとして買うとか売ると

play16:45

いう話になった時に初めてこの水の

play16:49

ウォータータンクモデルが複式簿記の意味

play16:52

での取引の記述という風になりますえ次回

play16:58

以降の講義の中ではこれをま水の

play17:02

ウォータータンクモデルも例にしながらこ

play17:06

ここで示したような短式の物理的な状態の

play17:09

変化からま複式のえ状態の変化へどういう

play17:14

風にそこで何が明らかになるのかというの

play17:17

を示していきたいと思いますまた同時に

play17:21

ですねそのウォータータンクモデルでは

play17:23

リッターという形で物理的な単位が持ち

play17:27

られてますで実際の今の財務会計では現金

play17:32

金額評価が用られてますこのギャップを

play17:36

埋めて逆に複式記述の中にま実物計測の

play17:41

単位を持ち込むということについてもお

play17:44

話ししたいと思いますそれでは今日はここ

play17:48

までです

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複式簿記ストックフロー経済取引物理量ウォータータンク状態変化システム記述財務会計イベントフローイベントダブルエントリー
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