サームルール発動から遠ざかりました。でも重要なのはそこではない。
Summary
TLDRこの動画では、米国の雇用統計分析が行われています。雇用者数は市場予想を上回り、政府の雇用増加が顕著ですが、実際の状況は後から修正されることがあるため、信用できるものではないと指摘。失業率は上昇し、特にアジア人の失業率が目立つ。新規参入者の増加やパートタイム就労者の増加が、労働市場の悪化を示唆。失業率の上昇が経済への影響と、FRBの政策決定に与える影響についても触れられています。
Takeaways
- 📈 チャンネルでは毎月3本のメンバーシップ限定動画を配信しており、低価格で情報を共有しています。
- 💡 S&P500の株価分析や投資方法が公開されており、1年半で資金を3.4倍にする方法が紹介されています。
- 🗓️ 7月5日に発表された雇用統計では、雇用者数が市場予想を上回る20.6人増となりました。
- 🔍 雇用統計にはダブルカウントや後からの加法修正があり、実際の労働市場の状況とは異なることが指摘されています。
- 📊 政府の雇用が7万人増加し、雇用者数の大部分を占めており、トランプ政権とバイデン政権の雇用状況に変化があることが分析されています。
- 📉 家計調査によると、雇用された修業者数が11万6000人増えた一方で、失業者の数が16万2000人増え、失業率が4.1%に上昇しました。
- 🌏 特にアジア人の失業率が1%上昇し、人種別の失業率の変化が際立っています。
- 🚀 新規参入者の失業者数が増加しており、移民の影響が大きいと分析されています。
- 📉 パートタイムの雇用が増加し、フルタイムの雇用が減少していることが、労働市場の悪化を示唆しています。
- 💹 失業率の上昇は経済の遅れ指標であるため、経済全体の悪化が進行中である可能性があることが示唆されています。
- 📉 サームルールのリセッションインジケーターが0.43xとなり、発動間近であることが示されており、経済の不安定さが高まっていることが示唆されています。
Q & A
このチャンネルで提供されている一般動画とメンバーシップ限定動画の違いは何ですか?
-一般動画はハイクオリティな内容ですが、メンバーシップ限定動画はさらに毎月3本提供され、その内容はさらに限定的で独占的です。
スクリプトで言及された「5万円以上の情報収集」とはどのような意味ですか?
-それは情報収集に毎月5万円以上の費用を費やしていることを意味しており、その情報を低価格で共有しているとされています。
スクリプトで述べられた「S&P500の株価の大底が分かるテクニカル分析」とはどのような分析手法ですか?
-それは株価の過去の動きを分析し、将来の価格変動を予測するためのテクニカル分析手法であり、スクリプトでは具体的な手法は明かされていません。
7月5日に発表された雇用統計について、市場予想と実際の結果の違いは何ですか?
-市場予想では雇用者数が19.1人増とされていたのに対して、実際の結果は20.6人増となり、市場予想を上回った結果でした。
雇用統計の「ダブルカウント」とは何を指していますか?
-「ダブルカウント」とは、同じ雇用者を複数回カウントしてしまう現象を指しており、実際の労働市場の状況とは異なる数字を示すことがあるとされています。
スクリプトで言及された「政府の雇用」が増加している理由は何だと分析されていますか?
-分析では、トランプ政権とバイデン政権の間に政府の雇用が増えていることが指摘されており、その理由については具体的な説明はされていませんが、政策の違いなどが影響している可能性があります。
失業率が上昇した背景に移民の影響が大きいとされている理由は何ですか?
-移民が労働市場に大量に参入し、供給が需要を上回ることで移民の失業者が増えると分析されています。
パートタイムの雇用が増え続ける理由は何だと言及されていますか?
-フルタイムの雇用が減少し、労働市場が悪化している証拠としてパートタイムの雇用が増え続けることが言及されています。
FRB議長のパウエルが述べた「予想外に労働市場が弱まれば利下げを行う」という発言の意図は何ですか?
-パウエルFRB議長の発言は、労働市場が弱まって失業率が上昇する場合に利下げを検討する可能性があることを示唆しています。
スクリプトで言及された「サームルール」とはどのような指標ですか?
-サームルールは失業率の3ヶ月平均が過去12ヶ月間の最低値から0.5%上昇した場合に発動する指標であり、経済の後退を示す可能性があるとされています。
スクリプトで言及された「Badニュースisgoodニュース」とはどのような市場心理ですか?
-「Badニュースisgoodニュース」とは、経済指標が悪い結果を示したときに市場がそれを利下げの兆候と見做し、上昇するという市場心理です。
Outlines
📈 米国労働市場の現状と分析
この段落では、チャンネルが提供するコンテンツと米国の労働市場の分析が紹介されています。チャンネルは毎月3本のメンバーシップ限定動画を配信しており、その中には株価のテクニカル分析や投資方法が含まれています。7月5日に発表された雇用統計について、市場予想を上回る結果となったことから、金融市場への影響が触れられています。しかし、その数字にはダブルカウントや後からの加法修正が含まれるため、実際の状況とは異なると指摘されています。事業所調査では雇用者数が増加したように見えますが、政府の雇用増加がその大部分を占めており、これは不審な点であると述べています。また、家計調査から新規参入者の失業者数が増加していること、特にアジア人の失業率が高く、移民の影響が大きいと分析しています。パートタイムの雇用が増える一方でフルタイムの雇用が減少し続けていることも、労働市場が悪化している証拠とされています。
📉 労働市場の弱体化とFRBの対応
この段落では、米国の労働市場が弱まっており、市場がその認識を始めたことについて触れられています。FRB議長パウエルの発言から、労働市場が弱まった場合に利下げを行う可能性があることが示されています。しかし、失業率は遅れて動く指標であり、経済の実際の状況とは異なることが歴史的に示されています。セントルイスFRBのサームルールのリセッションインジケーターが0.43xと発表され、景気後退の可能性が示唆されています。また、サームルールの発動基準について解説され、今回の失業率の数値がその基準を満たしていないことが指摘されています。しかし、市場参加者のマインドがネガティブなものに変わる可能性があることも述べられています。
📊 失業率の微妙な数字と市場の反応
最後の段落では、失業率の数字についてさらに詳細に触れられています。失業率の発表値が4.1%であり、実際の数字は4.05%とされています。サームルールの発動には、失業率の3ヶ月間の平均が過去12ヶ月間の最低値から0.5%上昇する必要があるとされています。今回の失業率はその基準を満たしておらず、来月からは最低値が切り上がるため、サームルールの発動は遠ざかっていると分析されています。また、失業率の微妙な数字についても触れられ、市場がその数字に反応する可能性があることが示唆されています。
Mindmap
Keywords
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Highlights
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5万円以上の情報収集と分析を通じて、低価格で知識を共有している。
S&P500の株価大底を知るテクニカル分析や投資資金の3.4倍増加方法が公開されている。
7月5日に発表された雇用統計は市場予想を上回った結果となった。
雇用者数の数字にはダブルカウントや後からの加法修正が含まれている。
政府の雇用が7万人増加し、雇用全体の13を占めていることが明らかになった。
アジア人の失業率が1%増加し、特に目立つ変化が見られた。
新規参入者の失業者数が増加し、移民の影響が大きいと考えられる。
パートタイムの仕事しか見つけられなかった人の数が10万人以上増加している。
フルタイムの雇用は減少し、パートタイムの雇用は増加している。
労働市場の悪化が進んでいることをチャートから読み取ることができる。
FRB議長パウエルは労働市場が弱まれば利下げを行う可能性があると述べている。
失業率は経済の状況よりも遅れて動くため、政策決定に遅れが生じる可能性がある。
セントルイスFRBが運営するフレッドのサイトで確認できるサームルールのリセッションインジケーターが0.43xと発動間近であることが示唆されている。
サームルールの発動は失業率の3ヶ月平均が過去12ヶ月間の最低値から0.5の上昇に達することで示される。
サームルールの発動は単なる数字であり、経済全体への影響が重要な問題である。
市場参加者のマインドがネガティブなものに変わる可能性がある。
Badニュースisgoodニュースの相場が終わりに近づく可能性がある。
最低値が切り上がることで、Badニュースisgoodニュースの相場が続く期間が伸びる可能性がある。
Transcripts
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資金を3.4倍に増やした方法などを公開
しました興あれば一般動画の視聴と合わせ
てそちらもお願いしますちょっと風邪引い
ちゃいまして鼻声でお聞き苦しいかもしれ
ませんがよろしくお願いします7月5日に
雇用統計が発表されましたまず雇用者数は
市場予想19.1人増に対して結果
20.6人増と無難な結果となりました
これに関しては以前からお伝えしてますが
ダブルカウントも含みますし結局後から
加法修正されてるので米国の労働市場の
実態とは掛け離れてるという認識でいいと
思いますかと言ってこれはヘッドラインで
代々的に報じられる数字なので金融市場の
反応はある程度この数字に依存します最新
のデータを見ると直近2ヶ月分の合計で
11万人ほど加法修正されてますし
2023年以降で見ると17ヶ月中14
ヶ月は加法修正されてるので毎回のように
後から本当はもっと低い数字でしたよと
訂正されているということですBLSの生
のデータから重要な部分だけ確認していき
ます見やすくするためにページ全体を日本
語に変換していますまず事業所調査では
雇用者数が2万6000円ぞと数字だけ
見れば健聴な結果ですが先ほど解説した
ようにその中身はダブルカウントだったり
後から加法修正されていたりあまり信用
できるものではないですでよく見ると政府
の雇用が今回7万人も増えておりトータル
20万人増のうち13以上が政府の雇用だ
ということが分かりましたつまり実際に
増えてる部分でもその中身は政府が雇用を
喪失しているということですね僕は毎回
中身を確認してるんですがトランプ政権の
時はそんなに政府の雇用ってなかった気が
したんですよねで調べてみると2019年
トランプ政権の時の政府の雇用は平均で
2万人にも満たないことが分かりました
ですがバイデン政権になってからは政府の
雇用が平均で5万人増とかですねその
くらいで多い時は今回みたいに7万人増と
いう数字が出てきてるのでこの辺は正直
かなり違和感がありますまアンチから陰謀
論と言われてしまうのでこれ以上は
突っ込みません次に家計調査の方の結果を
見ると今回は雇用された修業者数が11万
6000人増で失業者の数が16万2人増
なので差し引でマイナス約5万人となり
失業率は4.1へと上昇しています中身を
見ると特にアジア人の失業率が今回1%も
上昇しておりかなり際立ってます1%も
失業率が上昇していたら大騒ぎになる
レベルの話ですが人種別に見るとそういう
変化が起きてるのはになりますよね失業者
の内分の部分も見ていくとこの新規参入者
の項目が今回最も増えており直近数ヶ月で
見ても最もハイペースに増えてることが
分かります新規参入者っていうのは初めて
就職活動をする人や新卒の人の失業者数が
増えてるということですねこれには
いろんな要素が考えられますが個人的には
移民の影響が大きいと思ってます大量の
移民が労働市場に参入したことで供給が
需要を上回れば移民の失業者が増えますよ
ねそれが新規参入者の項目の失業者が増え
てる背景にあるんだと分析しています確か
欧州の難民危機の時もこういう現象が起き
てましたのでそこまでの規模ではないに
せよ似たようなものかなと思っています
まあ移民だけが問題ではないですけどね
あとはですねパートタイムの仕事しか
見つけられなかった人の数が10万人以上
も増えてることがわかります前回久々に
減少したと思いきゃやっぱり今回この項目
が増えてるのは着実に労働市場が悪化して
きてる証拠だと思います今回もフルタイム
の雇用は少し減少してパートタイムの雇用
は少し増加しており前年費で表示すると
明らかにパートが増え続けてる中でフル
タイムは減少し続けていますつまり米国
労働市場の数ではなくての方が低下し続け
ているということをチャートから読み取る
ことができます以上のことから掃除て言え
ばやはり米国の労働市場は強いとは言え
ません最近になってから急に労働市場が
やばいと言い始めてる人が増えてきてます
が前から出ていた兆候に多くの人が気づき
始めたという方が正しいかと思います
パウエルFRB議長は最近繰り返しこの
ように述べています予想外に労働市場が弱
まれば利下げを行うこの労働市場というの
は失業率を意味する旨の発言を以前に行っ
ており問題はここなんですよね失業率って
地行指数なので実際の経済の状況よりも
遅れて動きます遅れて動くものがすでに
悪化し始めてから利下げをしても間に合わ
なかったということは歴史が物語ってい
ますそのことは政策金利と失業率の
チャートを重ね合わせ合わせれば分かる
ことですもちろん今回は違うということも
ありえますが今回は違うというのは
あくまで確率の低い方のシナリオであり今
市場はその確率の低い方のシナリオを
折り込んで進んでいるという認識は必要だ
と思いますセントルイスレギンが運営する
フレッドというサイトでサームルールの
リセッションインジケーターを確認すると
最新の数値で0.43x
発動間近まで来ていることが分かります
過去の景気交代局面では
0.43xにさてのインタビューにて景気
交代は避けられるのかという質問にこの
ように答えてました今のところは順調だ
FRBがインフレを抑制する過程で景気
交代に陥る可能性は残っている難しい問題
だが去年を思い出せば希望が見えてくる
2023年のアメリカ経済こそインフレの
原則に景気交代は必要ない証明となった
からだとのことでしたまサーム氏が楽観的
だからサームルールが発動しても問題ない
というわけではないですしサーム氏がこう
言ってるから米国の労働市場は大丈夫と
いう話ではないですがルールを考案したご
本人はこういう認識だということを共有し
ておきますちなみにサームルールがすでに
発動したと言ってる人とまだ発動してい
ないと言ってる人がいるそうでその件に
関してメンバーさんから質問をいいてたり
Twitterの方のDMで質問が来たり
してるので解説しておくと現状先ほどお
伝えしたように
0.43xビデオのご紹介です現在は
22兆円規模ですが2030年には
300兆円規模になると予測されており
100年に1度と言われるメガトレンドを
教えてくれる特別ビデオを無料で視聴する
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おり中には僕も投資してる銘柄も含まれて
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サームルールは失業率の3ヶ月平均が過去
12ヶ月間の最低値から0.5の上昇で
ルールが発動します例えば今回失業率が
4.1だったので直近3ヶ月の平均が
4.1+4.0+3.9÷3で平均が4%
ということになります過去12ヶ月の最低
値は2023年7月の3.5なので
差し引きすると0.5でもうサームルール
発動してるやんと思いますよねですが
そもそも質業率って何かと言うと失業者の
総数を労働力人口で割りその結果を100
分立で示したものですですので普通は綺麗
に割り切れません代々的に報道されてる
数字は少数点第1位までですが少数点第2
位まで計算するとそこそこ結果が変わって
きますウォールスリートジャーナルの期者
で有名なニックティミラオスもいつも少数
点第2位まで言及してますよね例えば今回
の失業率は4.1と発表されてますがこれ
は死者入されてるので実際は4.05%
です少数点第5位まで抽出したExel
データを共有しますと今回が4.05%
前回が3.96mm
平均が3.95%となります過去12ヶ月
間の最低値が2023年7月の
3.5350の3.66%が最低値となり
ますそうすると計算すれば分かりますが
次回発表の失業率が4.47%以上で
サームルールが発動するということになり
ます今回が4.05%だったのであと
0.4200m
ルールが発動しなかったことによって来月
からは最低値の方が切り上がりますから
サームルールの発動からむしろ遠ざかった
という方が正しいかもしれませんま細かい
数字にこだわる必要もないですし僕もここ
まで言及するつもりはなかったんですが
これが一応フレッドでも公開されてる
サームルールのリセッション
インジケーターの計算方法で解説を求め
られたので言及しましたもっと重要な考え
方をお伝えしておくとサームルールの発動
そのものには意味はないですあくまでただ
の数字ですからねルールなんて極論どうで
も良くて失業者が増えることで全体的に
見れば国民の収入が減少しその影響で消費
が控えられて企業の利益が低下し経済への
不審感が広がりさらに消費が抑えられると
いう負のスパイラルに入ってしまうことが
問題なわけですそしてその兆候を早めに
掴むことが大切ですですのでサーム氏が
こう言ってるからこういう議論は間違いと
かそういう話ではないですただしサーム
ルールが発動することで多くの市場参加者
のマインドがそろそろ本格的にやばいかも
と利下げしても間に合わないかもという
ネガティブなものに変わる1つのきっかけ
にはなる可能性がありますつまりサーム
ルールが発動することで現在のBad
ニュースisgoodニュース悪い
ニュースはいいニュースという
いいとこ取りの相場が終わりに近づく可能
性は高まるかと思いますそういう意味で
次回最低値が切り上がることで実質的には
サームルールの発動から遠ざかったことで
Badニュスisgoodニュースのいい
とりの相場が続く期間が伸びることに
つがるかもしれないそういうイメージです
かね最低値が切り上がっていくというのは
おそらく多くの解説者が見落としてる部分
でそのルールの意味はあくまで短期間で
失業率が上昇しているという部分に焦点を
当てたルールなんだと思います相場の動き
はそんな簡単なものではないですがあえて
単純化して説明するとそんな感じです本日
の動画は以上となりますこの動画が
まあまあええやんと思っていただけたら
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