日大通信Sメディア第9回目

Wakako Kobayashi
19 May 202420:21

Summary

TLDRこのビデオスクリプトでは、教育における異文化指導の重要性が議論されています。ロシアの発達心理学者であるビゴキの「プロキシマデベロプメントゾーン」(ZPD)という概念が紹介され、学習者がより高いレベルに達するためには、適切なサポートが必要なと説明されています。さらに、英語学習を通じて異文化との接触を通じてコミュニケーション能力を高める必要性が強調され、インターカルチャルコンピテンス(IC)の育成についても触れられています。教材の選択や異文化指導の実践例も紹介され、教育者がどのように異文化感能力を育成するかについて考えていく必要があると示唆しています。

Takeaways

  • 📚 この授業は英語教育法の4番目で、日本大学の総合文化研究科で行われました。講師は小林若子です。
  • 👩‍🏫 今回の授業は第9回目であり、ロシアの発達心理学者であるビゴキの理論に焦点を当てています。
  • 🔍 ビゴキは「ゾーン・プロキシマ・デベロップメント」(ZPD)という概念を提唱し、学習者が新たな知識を習得する範囲を定義しました。
  • 🌟 ZPDは学習者が独立で実行できるレベルよりも少し上を目指し、教師や上級の仲間が支援することで達成できる領域です。
  • 🛠️ スキャフォールディングという教育用語は、学習者が次のレベルに進む際に教師が提供する支援を指しています。
  • 🌐 ビゴキの社会文化理論は、人間の知性は社会や文化的背景に基づいて発達するという考え方を提供しています。
  • 🗣️ 異文化指導は英語教育においてますます重要になっており、言語と文化的背景を理解することが必要です。
  • 🌍 インターカルチュラルコンピテンス(IC)は、異なるアイデンティティや文化を持つ人々と交流するための能力であり、態度、知識、スキル、批判的意識から成り立っています。
  • 📘 新しい学習指導要領では、外国語の背景にある文化に対する理解を深めること、我が国の文化に対する関心を高めること、国際社会と向き合う際の自覚を高めることに重点が置かれています。
  • 🏫 実践例として、小学校生向けの英語教育では、学校行事に関する単語を通じて異文化への理解を促進する活動が行われています。
  • 📝 教科書からは、自文化と異文化に対する興味関心を呼び起こすような活動を計画することが推奨されており、言語や文化的要素を理解できるような活動を立案することが求められています。

Q & A

  • ビゴキのプロキシマデベロプメント(zpd)とはどのような概念ですか?

    -ビゴキのプロキシマデベロプメント(zpd)とは、個人が既に達成している能力と、他人の支援を受けることで達成できる能力との間の領域を指します。これは学習者が新しいスキルや知識を習得する際の重要な概念です。

  • スキャフォールディングとは何で、教育においてどのような役割を果たしますか?

    -スキャフォールディングは教育において、学習者が新しいレベルに進む際に教師や上級の仲間が提供する支援のことを指します。学習者が新たなスキルを習得するプロセスで、適切なタイミングで必要なサポートを提供することで学習を促進します。

  • 社会文化理論とはどのような理論で、人間の発達にどのような影響を与えますか?

    -社会文化理論は、人間の知性の発達が社会や文化的要因と密接に関連しているという考え方に基づく理論です。人間の発達は社会的な相互作用を通じて行われ、文化的な背景は学習と認知発達に重要な影響を与えると主張しています。

  • 異文化指導とはどのようなものですか?

    -異文化指導とは、学習者が異なる文化に対する理解を深め、多様な文化を持つ人々と円滑にコミュニケーションを取る能力を育む教育的な取り組みを指します。

  • インターカルチャルコンピテンス(IC)とはどのような能力ですか?

    -インターカルチャルコンピテンス(IC)とは、異なるアイデンティティや文化を持つ人々と交流する上での必要な能力を指します。これは態度、知識、スキル、そして批判的な文化に対する意識を含む多面的な能力です。

  • 英語学習において異文化指導の重要性はなぜ高まっているとされていますか?

    -英語学習において異文化指導の重要性が高まっているのは、英語を話す人々には多様な文化的背景があるためです。これにより、言語の習得と同時に他文化への理解や尊重を学ぶことが重要とされています。

  • 教材選択におけるポイントとしてどのような要素が考えられますか?

    -教材選択の際には、オーセンティックな文化要素が含まれているか、また複数の文化が扱われているかという2つのポイントが考えられます。これにより、学習者は異なる文化を理解し、比較することができるようになります。

  • 異文化指導の実践例としてどのようなアクティビティが行われていますか?

    -異文化指導の実践例としては、学校行事や年中行事をテーマにグループで語彙を集め、それらをもとに他国の文化を探求するアクティビティが挙げられます。これにより、学習者は異なる文化に対する興味や理解を深めることができます。

  • 言語と文化の関係について、どのようなアクティビティが提案されていますか?

    -言語と文化の関係について、借用語や相手への呼びかけ方の文化による違いを探求するアクティビティが提案されています。これにより、言語が文化を反映している点に着目し、言語学習と文化理解を深めることができます。

  • ディスカッションのポイントとしては何が提示されていますか?

    -ディスカッションのポイントとしては、教科書から選んだ単元をもとに自文化と異文化に対する興味関心を呼び起こすような活動を計画し、英語学習を通して自分たちの文化と異文化に関する興味を呼び起こすような活動を設定することが挙げられます。

Outlines

00:00

😀 ビゴキズキのZPD理論と異文化指導の重要性

小林若子が日本大学の授業で発達心理学者ビゴキズキのZPD理論を紹介し、異文化指導の重要性を探求。ZPDとは最近接発達領域を指し、学習者が新たなステップを踏む際のサポートを必要とする領域。また、社会文化理論を通じて、言語と文化的背景を理解することの重要性を強調。

05:02

📚 異文化感能力の育成と教育の取り組み

異文化感能力(IC)の育成が教育の重要な課題と位置づけられ、学習指導要領におけるその取り組みが紹介。多様な考え方への理解、自己国の文化と英語背景の文化への関心の高め方、国際理解と国際社会との向き合い方などが学びのポイントとして挙げられ、教材選択のポイントも解説されている。

10:02

🌐 異文化指導の実践例と教育の現場

Jポストの記述文を通じて、異文化指導の実践例が示され、小学校生向けの指導手順が紹介。学校行事や年中行事を通じて文化への興味を呼び起こし、言語と文化的背景の違いを理解させる取り組みが行われている。また、中高生向けには深層文化についても考える時間を設けることが提案されている。

15:03

🤔 言語と文化的背景の関係性

言語と文化的背景の関係性について、言葉に現れる文化の事例として借用語や相手への呼びかけ方の違いが取り上げられ、言語と文化の密接な関係が強調。さらに、言語を通じて文化を理解する活動の立案が促され、教育現場での取り組みが期待されている。

20:05

🙏 第9回目の授業を締めくくり、感謝の気持ちを表す

小林若子が第9回目の授業を締めくくり、受講生に感謝の気持ちを表す。この授業を通じて、異文化感能力の重要性と教育におけるその育成の取り組みが再確認され、学習者にとって新たな価値観を提供する教育のあり方が示された。

Mindmap

Keywords

💡ビゴキ

ビゴキはロシアの発達心理学者であり、教育学者でもあります。彼は「ゾーン・プロキシマ・デベロプメント」という概念を提唱し、学習者が達成できる次のステップを教師がサポートすることで学習を促進する理論を展開しました。この概念は教育において非常に重要な位置を占めており、ビデオのテーマに密接に関連しています。

💡ゾーン・プロキシマ・デベロプメント(ZPD)

ZPDは、学習者が現在達成しているレベルから少し上のレベルに到達できる範囲を指します。ビデオでは、教師が学習者に対してスキャフォールディングを提供し、ZPD内の活動を通じて学習を助ける方法が議論されています。これは教育の質向上に重要な概念です。

💡スキャフォールディング

スキャフォールディングは、学習者が新しい知識やスキルを習得する際に教師が提供する支援のことを指します。ビデオでは、スキャフォールディングがZPDの理論に関連して、学習者を次の学習段階へと導く手助けとして紹介されています。

💡異文化指導

異文化指導とは、異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーションを促進する教育的なアプローチです。ビデオでは、英語学習を通じて異文化に触れ、その重要性が強調されています。

💡インターカルチャルコンピテンス(IC)

インターカルチャルコンピテンスは、異なる文化を持つ人々と交流するための能力を指し、態度、知識、技能、批判的意識の4つの要素から成り立っています。ビデオでは、ICを育成することの重要性が言語学習と文化理解の文脈で語られています。

💡文化感能力

文化感能力は、異なる文化に対する理解と尊重を意味し、外国語学習者にとって重要なスキルです。ビデオでは、英語学習を通じて文化感能力を高める方法が探求されています。

💡社会文化理論

社会文化理論は、人間の知性は社会や文化的相互作用を通じて発達するという考え方です。ビデオでは、この理論が学習と発達のプロセスにどのように関連しているかが説明されています。

💡グローバル化

グローバル化は、世界各国間の経済的、文化的、政治的な結びつきが強化される现象です。ビデオでは、グローバル化の進展と異文化指導の必要性との関連が議論されています。

💡民主的市民

民主的市民は、民主社会において責任感と倫理的行動をもって参画する市民を指します。ビデオでは、異文化感能力の育成が民主的市民の育成にもつながると述べられています。

💡教材選択

教材選択は、教育者が効果的な学習を促すために適切な教材を選ぶプロセスです。ビデオでは、異文化感能力を育成するための教材選択のポイントが紹介されています。

Highlights

第9回目の授業が開催された。

日本大学分離学部総合文化研究室の小林若子が講師。

ロシアの発達心理学者ビゴキの理論が紹介された。

プロキシマデベロプメント(ZPD)という概念について説明された。

ZPDは発達の再近接領域とも呼ばれる。

ビゴキの理論は教育業界で広く引用されている。

社会文化理論における「スキャフォールディング」の概念が説明された。

人間の発達は社会と文化的要因によって影響されると主張された。

英語学習は異文化への理解を促進する手段として位置づけられた。

異文化指導の重要性が現在ますます高まっていると述べられた。

インターカルチャルコンピテンス(IC)の概念が紹介された。

ICは態度、知識、技能、批判的意識の4つの要素から成り立っていると説明された。

外国語学習におけるICの育成が教育の重要な目標とされた。

教材選択におけるオーセンティックな文化要素の重要性が強調された。

多様な文化が扱われる教材の選択が推奨された。

異文化指導の実践例としてJポストの記述文が紹介された。

英語教育における異文化指導の具体例が提供された。

学習指導要領におけるインターカルチャルコンピテンスに関連する3つの観点が説明された。

グローバル化社会において民主的市民性とICの育成が重要視された。

ディスカッションポイントとして教科書から選んだ単元に基づく活動の立案が提案された。

英語学習を通じて文化に関する興味を呼び起こす活動の立案が促された。

言語と文化の関係を理解するための活動の立案が提案された。

Transcripts

play00:04

英語が教育法4番第9回目の授業になり

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ました日本大学分離学部総合文化研究室

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小林若子でございますどうぞよろしくお

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願い申し上げ

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ますえ今回第9回目のお事業でございます

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けれども

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え先にもあの少し触れさせていただきまし

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たけれどもロシアのあの発達心理学者教育

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学者のビゴキの発達再近接領域ですね

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ペットzpdと言いますけれどもゾの

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プロキシマデベロプメントについてえご

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説明させていただきたいと思いますそして

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後半はですねえ異文化指導ということに

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ついて触れさせていただきたいと存じ

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ますえまず

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でレブビゴツキというお名前ですけども

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どんな人って思われる方も多いと思います

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けれども簡単にご紹介させていただきたい

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と思いますロシア生まれのあの研究者学者

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でございまして心理学会のモーツアルトと

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呼ばれてえ37歳の若さで亡くなりました

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けれどもその亡くなるまでにですね非常に

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重要なえ論文を

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えま数と言いますかねえっとまいくつか

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あの出版しておりましてえ後にえ様々な

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業界でえっと引用されて研究されており

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ますえっとそれでは次に像のプロキシマ

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デベロプメントという最近接発達領域と

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呼ばれるものなんですけどもえっとzpd

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もしくはペッドと呼ばれますけれどもで何

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なんでしょうと思われる方もいらっしゃる

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かと思い

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ほとんどの方がそうだと思いますけれども

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直訳風の分かりやす分かりにくい訳語の

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ために発達の再近接領域と呼ぶ専門家の方

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もいらっしゃいますえっと左側見て

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いただけますか

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オリジナルバイ

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ミクQと書いてありますけども

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え1人でできるICanDoBy

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Myselfというのがえっとこちらの

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左側のですね矢印のところですけどもで

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えっとソネプラスゾーペとゾーンですね

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ここがゾーンえ最近節の発達領域という

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ことでま少しあのヘルプを受ければ教えて

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もらわなくてもえっとみんなとお友達人

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だったらばヘルプがあればできるというの

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がここのゾーペットのえ領域となるわけな

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んですね

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えそれではですね美越金の社会文化理論と

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は具体的にどのようなものなのかえっと

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元々のあの論文は非常にあの抽象的で難解

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なものなので簡単にご説明をさせて

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いただきたいと思いますゾノプロキシマ

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デベロップメント再近接発達領域という

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ものが中心的な概念になりますけども他者

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え仲間ですねはですねその関係において

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あることができるもしくは分かるという

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行為の水準もしくは領域のことをえっとZ

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ペッzpdと呼んでいるわけなんですね

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先ほどのえっと1枚前のスライドでえお

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見せした左側の図のところでありますから

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スキャフォールディングというえまよく

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知られております教育業界でですね

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え概念がございますけども日本語で言う

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ところの足かけと言いますけども学習者が

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もうワンステップ上のレベルに行こうと

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する時に1つの学習を積もうとする時に

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教師だとか少し上級の仲間が手助けですね

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スキャフォールディング手助けをあのする

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ことをスキャフォールディングと呼んで

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おりますあここでちょっと

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スキャフォールディングが必要ですねとか

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そういったような形で使います足かけ

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ちょっとこう端に登るようなあの

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ニュアンスでござい

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ます人間の発達において学習を社会的過程

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として描写してるんですね社会との関わり

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において人間が発達するんだということ

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です人間の知性の元は社会もしくは文化に

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あると主張しましたえっと皆さん覚え

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てらっしゃるでしょうかコグニティスト

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ですとかネイティヴトはえっと人間の頭の

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中にあのの認知機能もしくはネイティヴト

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ですからえっと自分の中ですね直接法って

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言いますけども自分の頭の中にこそその

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認知の元があると言ったのに対して社会

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文化主義はえっと人間の知性の元々ベース

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はえっと外側にあるんだ社会にあるんだ

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文化にあるんだそれがとの

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インタラクションによってこう人間の知性

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認知が発達していくんだってことを言った

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わけなんです

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ね社会とのインタアクションが認知発達の

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重要な役割を果たすと述べました

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えっとそれでは皆様にですねえっと

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GoogleClassroomの方に私

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こちらのえ文献というにはちょっと短い

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ですけれどもちょっとした英文が書かれて

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ますビゴキズソシカルチャルセオリーと

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書いてありますけどもこちらですけれども

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え美己キに関する英文を読んでいただいて

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理解を深めようということですねお時間を

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差し上げますのでえっとま是非ゆっくり

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ですね10分15分かけて読んでいただき

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たいと思いますそれと共に

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ディスカッションクエスチョン

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リフレクションクエスチョンを差し上げ

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ますのでノートに考えをまとめていただき

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たいと思いますそれはですねスティーブン

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クラッシェン先生のi+1の理論と

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えゾーノプロキシマデベロプメントの

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えっと訴訟カルチャルセオリーが似ている

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とおっしゃる方がま研究者の中にいるん

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ですけどもですけども多少違うと私は思う

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んですねでどこが似ていてどこが違うのか

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えちょっと考えてみていただきたいと思い

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ますよろしくお願いいたし

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ますえっとそれではですねえっと後半に

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入りたいと思います異文化指導についてえ

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ざっあの見ていきたいと思いますえっと

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言葉というのは文化の一部であってえっと

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言葉と文化を言語と文化ですね切り離す

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ことはできないと思いますけど皆さんは

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いかがお考えですかえっと学習者は英語

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学習を通してそこに内在化されている異

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文化に触れることがま多いと思いますま

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英語学習をする外国語学習をするという

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ことはそこで話されている内在化されて

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いる異なる文化ですねに触れるということ

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だと思い

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ます英語を運用して円滑な

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コミュニケーションを行うというには社会

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的文脈ですとか相手の文化的背景を考慮

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することが不可欠であり

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ましょうえっとさらに英語使用者の文化的

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背景は多様化しております昨今ですね

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えっと従いまして英語教育における異文化

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指導の重要性はますます増しているのでは

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ないかと思われますけれども皆様はいかが

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お考えででしょ

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かえインターカルチュラルコンピテンス異

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文化感能力というのはICと略されます

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けれどもインターカルチャルコンピテンス

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と呼ばれているものでありますえ外国語で

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コミュニケーションを取る場合は言語能力

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や社会言語能力談話能力の他に文化感能力

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ですねインターカルチャルコンピテンスを

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持つことが必要だとあの主張されており

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ます方が主張してる研究者がいらっしゃい

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ますコミュニカティブコンピテンスに

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付け加えたいとことですねインター

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カルチュラルコンピテンスも必要なんでは

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ないかとことですねこちらもセファール

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から派生した概念でありますそのインター

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カルチュラルコンピテンスICとは自分と

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異なるアイデンティティや文化を持つ人々

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と交流する上で必要な能力でありますよて

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いうことですねバイラムという人が997

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年にえ発表した説によりますとインター

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カルチャルコンピテンスの構成要素は以下

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の4つから成り立っておりますまず態度

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アティチュードです

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ね2番目がえっと知識ノレッジですねから

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3番目えスキル技能です

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ねそれから4番目が批判的な文化に対する

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知識

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意識ですねごめんなさい失礼いたしました

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批判的な文化に対する意識です

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ねコンシャスネスです

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ねはい異文化感能力の育成の意義はどの

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ようなところにあるのでしょうか皆様と

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一緒に考えてまりたいと存じます上から見

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ていきましょうか2017年の新学習指導

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要領においても外国語の背景にある文化に

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対する理解を深め聞き手読み手書き手

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話し手に配慮しながら主体的に外国語を

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用いてコミュニケーションを図ろうとする

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態度を養うとあります指導要領において

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ですねそう書いてありますしかしながら異

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文化を理解するとは具体的にどのような

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状態なのでしょうかま非常にま難しいわけ

play10:23

です

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ねそれは異なる言語や文化を持った人々と

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適切なコミションを取りながら想像的な

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価値を生み強制するための能力を身に

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つつけることでありましょうま一言に強制

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と言いましてもなかなか今あの難しい時代

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になってまいりました皆様いかがお考え

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でしょうかセファールの提唱する

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グローバル化の進化するもでの民主的市民

play10:52

デモクラティックシティズンシップ民主的

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市民性ということですねの育成にもつがる

play11:00

と考えられており

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ますえ異文化感能力ICですねインター

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カルチュラルコンピテンス育成のための

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教材の選択というのがえま

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あの迫られることが教師の立場としては

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あるかと思いますICですねインター

play11:25

カルチャルコンピテンス育成を意図とした

play11:28

教材があればはま現在増えてきてはおり

play11:31

ますけども多くの教員にとって導入し

play11:34

やすいものとなっております私も学会なの

play11:38

でえっと文教大学のあの高一先生という

play11:42

非常に有名な先生がいらっしゃいますけど

play11:44

もインターカルチャルコンピテンスの研究

play11:47

もなさっておりましてあの先生のお弟子

play11:49

さんたちがえそちらの教材のえ研究ですね

play11:54

どのような場面で愛し育成のま意図として

play11:59

あのテキストが組まれているかというなの

play12:02

をあの研究分析した発表高等発表ですねを

play12:06

あの国際学会で聞いたことがあります

play12:09

えっとしかし扱われてるトピックが表層

play12:13

文化中心で深層文化の存在に気づきを促す

play12:17

可能性のあるテキストや活動は限定的で

play12:20

あるという結果が出ておりますま限定的と

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いうのは非常に限られていると言いますか

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もうちょっと平たい言葉で言うと数が

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少ないとということですねえっとそれでも

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自文化とは異なる視点や目に見える文化の

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背後にある真相文化への気づきを促す一般

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的テキストの仕様も奨励されており

play12:44

ますそんな時は教材選択のポイントはまず

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1つ目としてオーセンティックな文化要素

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が含まれているの

play12:54

かから2つ目複数の文化が扱われているの

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か例えばアメリカ文化だけではなくて

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イギリス文化カナダの文化オーストラリア

play13:03

の文化シンガポールの文化中国の文化韓国

play13:06

の文化というようにえっと複数の文化が

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扱われてるのかどうかというこの2点が

play13:12

考えられると思い

play13:16

ますはい異文化指導学習指導要領ではどの

play13:21

ように扱われているでしょうかインター

play13:24

カルチャルコンピテンスに関わる3つの

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観点中学校の最新の学学指導要領から

play13:30

取り上げさせていただきましたまず1番目

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多様な考え方に対する理解を深めさせ公正

play13:38

な判断力を養い豊かな心情を育てるのに

play13:42

役立つ

play13:46

ことそうですねから2番目がえ我が国の

play13:51

文化や英語の背景にある文化に対する関心

play13:55

を高めようとする態度を養うのに役立つと

play13:58

いうこと

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そして3番目が広いシアから国際理解を

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深め国際社会と向き合うことを我が国の

play14:12

一員としての自覚を高めるとともに国際

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教長の精神を養うのに役立つという

play14:20

ことこのように学習指導要領では書かれて

play14:24

おります中学校ですね

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ま国際社会と向き合ってということですね

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で向き合いつつ我が国の一員としての自覚

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を高めるということですねそして協調です

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ね国際協調の精神を養うのに役立つという

play14:45

ことです

play14:46

ねはい異文化指導の実践例といたしまして

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えっとJポストのの記述文を中心にえっと

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こちらの行動思考の英語化教育の基礎と

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実験実践の方のテキストの158ページ

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ご覧いただけますでしょう

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か皆様テキストお持ちのことと思います

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けれども

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があることに気づくということですねで

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対象は小学校となっており

play15:35

ます指導手順の方を見ていただけますか

play15:40

学校行事や年中行事ですね例えば

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クリスマスなどをグループごとに1つ選ん

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でそこから連想する単語をあげていく

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例えばクリスマスだったらプレゼント交換

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ですとかえクリスマスツリーだったりだと

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か年末だったりだとか緑色や赤だたり

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サンタクロースだったりクリスマスの歌

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だったりなんか色々そういった単語が出て

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くると思いますで2番目といたしましては

play16:08

調査結果をグループごとに画用心に

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まとめるま対象が小学生なのでね他の

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グループはそれらの単語が元は何の行事

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だったのかを当てるということです

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[音楽]

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ねから3番目発表後自分たちの世代の持つ

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イメージとの共通点と総意点をグループ

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ごとに話し合うということです

play16:35

ねまそしてえっとテキストの159ページ

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にはワンポイントというところでえっと

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このような記述がございますえ検定教科書

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には各国の習慣や行事等についてか多く

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扱われておりますということですねそこで

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中高生を対象に行う場合にはまずブレイン

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ストーミングですねあの脳の活性化ですね

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として生徒自身がそれぞれの行事に対して

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どのようなイメージを持っているかを上げ

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させてそれをもにえそれが教科書で扱われ

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てる事例とどう共通するか異なるかを考え

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させることができますさらに中高生を対象

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に行う場合は単に表層的な違いにとまらず

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その背後にある深層文化についても共通点

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や総意点を考えさせる時間を取ると良い

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でしょうということですねこのように同じ

play17:34

行事でも人により連想するものが異なると

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いうことに気がつくことは人が

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ステレオタイプを持ちがちなことに気づく

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きかきっかけとなる可能性がありますと

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いうことですね

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[音楽]

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えっとそれではディスカッションポインツ

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にえ参りたいと思いますえまず1つ目検定

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教科書の中から皆様先生方お持ちだと思い

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ますけれども1単元を選んでいただいて自

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文化と異文化に対する興味関心を

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呼び起こすような活動を計画してみては

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いかがでしょうかノートにまとめて

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いただけますでしょう

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かそしてえっと2つ目といたしまして

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えっと英語学習を通して自分たちの文化と

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異文化に関する興味監視を呼び起こすよう

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な活動を設定できるということでえっと

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こちらは

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えっと教科書の159ページの課題の2番

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のところから私は選ばさせていただきまし

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たので

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え是非ノートに30分40分使って

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くださって構いませんのでえ書き起こして

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いただければと思いますその上の方も

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面白いのでちょっと見ていただけますか

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159ページの1番ですけども言葉に

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現れる文化の事例として本文では借用語

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例えばカタカナと言語この場合英語との

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関係ですとかえっと相手への呼びかけ方の

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文化による違いなどについて取り上げまし

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たということですねそれ以外に言葉に

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現れる文化にはどのようなものがあると

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思いますかグループで話し合ってみみ

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ましょうということなんですけども

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ちょっと話し合いができませんので皆様の

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頭の中に浮かんだことをえノートにあの

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書き記してくださって結構ですこちらは

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ですねcanリストで申しますと言語や

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文化の関わりを理解できるような活動を

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立案ですね自分で作る立案することができ

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ますかということでできますよという風に

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していただきたいと思います

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よろしいでしょう

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かえっとそれでは第9回目のえお事業を

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閉じさせていただきますありがとうござい

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ました

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