Improving the Odds Immersion and Direct to Chip Cooling Presented by Shell Lubricants

Open Compute Project

22 Oct 202415:40

Summary

TLDRシェルの技術マネージャー、プニットによるプレゼンテーションでは、データセンターにおける浸漬冷却技術の重要性とその導入が紹介されました。ビッグデータの需要増加に伴い、電力消費とCO2排出が課題となる中、シェルはエネルギー効率を高めるための技術革新を進めています。浸漬冷却により、エネルギー消費を30%削減し、計算能力を向上させることを目指しています。今後はインドのバンガロールでも新たなデータセンターを展開予定で、さまざまなステークホルダーとの協力を強化しています。

Takeaways

🌍 シェルはデータセンター業界における浸漬冷却技術のリーダーである。
⚡ データセンターは全電力消費の約1%を占め、その運用から年間約100万トンのCO2が排出されている。
💧 従来のデータセンターは水冷が主流であったが、シェルは新しい冷却技術の導入を進めている。
🏭 シェルはアメリカ・ヒューストンにあるSkyboxデータセンターで浸漬冷却技術を実施している。
📈 浸漬冷却技術により、エネルギー消費を30%削減し、より多くの計算処理が可能になる。
🔄 シェルの浸漬冷却の初期プロジェクトはオランダのアムステルダムで実施された。
💻 シェルはAI向けのデータセンターをバンガロールに新設する計画を進めている。
🔬 浸漬冷却技術は、最大700ワットのTDPに対応しており、今後は1200ワット以上を目指す。
🤝 シェルはチップメーカーやサーバーメーカーとの協力を強化し、業界全体の連携を推進している。
🔧 シェルは水冷冷却剤の開発にも取り組んでおり、顧客に多様な選択肢を提供することを目指している。

Q & A

プレゼンテーションの主なテーマは何ですか？
-プレゼンテーションの主なテーマは、Shellが取り組んでいる浸漬冷却技術とその課題、そしてその解決策です。
Shellのデータセンターでのエネルギー消費はどのくらいですか？
-データセンター全体で、エネルギー消費は約1%の全電力生産量を占めています。
浸漬冷却技術を導入することで得られる利点は何ですか？
-浸漬冷却技術を導入することで、エネルギー消費を30%削減し、より高い計算能力を実現できます。
Shellのデータセンターでの最初の浸漬冷却プロジェクトはどこで行われましたか？
-最初の浸漬冷却プロジェクトは、アムステルダムのデータセンターで行われました。
Shellが使用している冷却液の特徴は何ですか？
-Shellが使用している冷却液は、ガス液体ベースで、特に優れた熱伝導特性を持っています。
データセンターにおける冷却技術の進化についての経緯はどうですか？
-データセンターでは、空冷からダイレクトチップ冷却、そして浸漬冷却へと技術が進化しており、エネルギー効率を向上させています。
Shellのデータセンターはどの地域にありますか？
-Shellのデータセンターは、主にヒューストン、アムステルダム、そして新たにバンガロールにあります。
浸漬冷却の導入における課題は何ですか？
-浸漬冷却の導入には、既存のインフラの変更や技術の理解が必要であり、これらが課題となります。
Shellの浸漬冷却技術はどのように顧客に提供されていますか？
-Shellは、自社のデータセンターを通じて浸漬冷却技術を実証し、顧客に対してその効果を示すことで提供しています。
今後の浸漬冷却技術の展望はどうですか？
-今後はAIの需要が高まる中で、より高いTDP（熱設計電力）を持つシステムへの対応が進む見込みです。