試作

スタジオレモン
17 Apr 202406:47

Summary

TLDRこの動画は、アニメーターまるが、アニメーションで躍動感のある走りを実現するためのコツについて解説しています。キャラクターの感情や状況を表現するために、動きを細かく調整することが重要だと説明し、その方法を1つ1つ紹介しています。例えば、原画と動画のポージング、送り方を工夫することで印象を変えたり、3D空間を仮定してカメラを動かすイメージを持ちながらキャラクターを動かすことで、動きに変化を生むことができます。また、背景を等速で動かすことで作画の緩急を生むなど、アニメーションの面白みを引き出すための様々な手法を学ぶことができます。最後には、カット単位での作画作りがキャラクターの深みを引き出すと呼びかけています。

Takeaways

  • 🎬 アニメーターまるが、キャラクターの感情や情景を表現する走りのコツについて解説しています。
  • 🏃‍♂️ 走りはキャラクターの動きを表現する上で、説得力を持たせるために重要な要素です。
  • 🚀 躍動感のあるポージングを意識することで、画面の印象が大きく変わります。
  • 📈 1歩あたりの枚数やサイクルあたりの枚数によって、動きの速さや重さが決まります。
  • 🔄 細かいアニメーションの調整で、キャラクターの印象を大きく変えることができます。
  • 📹 3D空間を意識したカメラワークで、キャラクターの動きに変化を加えることができます。
  • 🌟 背景を等速で動かすことで、キャラクターとの緩急差を生み出すことができます。
  • 🎞️ アニメーションは原画、背景、撮影など、複数の要素から構成されています。
  • ⏱️ 1つのカットの中でも、緩急を意識して異なる動きを表現することが大切です。
  • 📊 最後の走りのシーンでは、原速をなくして等速で動かすことで、より速く走っているように見せています。
  • 💌 このチャンネルでは、アニメーション制作やアニメ業界に興味がある方の質問を受付ています。

Q & A

  • どのようなテーマでお話ししていますか?

    -躍動感のある走りのコツというテーマでお話ししています。

  • キャラクターの感情や情景を踏まえた動きが重要でなぜですか?

    -キャラクターの感情や情景を踏まえた動きにすることで、画面の説得力がグッドアップします。逆に、それが反映されていないと、不自然な動きになってしまいます。

  • 今回の動画で紹介する内容は動画全体で完結しますか?

    -いいえ、1つの動きで1本の動画に収まらないくらいの話があります。今回の動画は第1弾としていますので、続きを是非ご覧ください。

  • アニメーターが悩む走りの背景や編集のポイントは何ですか?

    -走りだけでなく、背景や編集にまで細かくこだわる必要があります。これにより、動的な映像を作り出すことができます。

  • 太地の括弧で書かれた語とは何ですか?

    -太地の括弧で書かれた語は、アニメーション業界で使われる専門的な言葉のことです。日常生活で使用される意味とは異なる場合があるため、注意が必要です。

  • アニメーション業界に興味がある方にとって、このチャンネルはどのような情報を発信していますか?

    -アニメーションを作りたいけど、どうやって作れば良いか知りたい方や、アニメーション業界に興味がある方に有益な情報を発信していきます。

  • 質問をどうやって受け付けているのですか?

    -視聴者様からの質問は受け付けており、概要欄のお題箱からどしどし質問をお願いしています。

  • 原画とは何ですか?また、今回の走りで原画に意識して使用されたのはどのようなポーズですか?

    -原画とは、アニメーションのキーフレームを意味します。今回は、腕が伸び、足が最も地面を蹴っているポーズを原画にしました。

  • 中割とは何ですか?また、今回の走りではどのように使われましたか?

    -中割とは、原画の間に入れる枚数のことを言います。今回の走りでは、1歩に5枚、1サイクルに8枚を使用し、中割を3枚としました。

  • 変速うちおとは何ですか?また、今回のアニメーションでどのように活用されましたか?

    -変速うちおとは、アニメーションの動きを等速ではなく、速さを変えて表現する方法です。今回は、4枚目と8枚目の地面を蹴って前に出る動きを1コマにして、緩急をつけています。

  • 3D空間に仮定してキャラクターの後ろにカメラを置くイメージとは何ですか?

    -それは、アニメーションの中で、カメラがキャラクターをフォローし、キャラクターが動くにつれてカメラも動くというイメージを作り出す手法です。

  • アニメーションの強読みとは何ですか?また、どのようにして印象を変えることができますか?

    -アニメーションの強読みとは、アニメーションを通じて物語を強調的に表現する方法です。印象を変えるには、原画や動画のポージング、送りを調整することで、印象を変えることができます。

  • カット単位での作画作りとは何ですか?また、どのようにキャラクターの深みを引き出せますか?

    -カット単位での作画作りとは、1つのカットを構成するアニメーションの作り方を指します。キャラクターの深みを引き出すには、緩急を1つの動き単位ではなく、カット単位で行うことで、より豊かな表現が可能になります。

Outlines

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🏃‍♂️ 躍動感のある走りのコツ

アニメーターまるが、キャラクターの感情や情景を表現するために重要な走りのアニメーションのコツについて解説します。走りはアニメーターにとっても難しいですが、その表現力を活用することで画面の説得力が向上します。また、背景や編集の工夫も紹介し、アニメーションの魅力を伝えます。

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🎬 アニメーションのカット単位での表現

アニメーションのカット単位での表現について語ります。走りは序盤と最後の動きで構成されており、姿勢の変化や速度感を通じてキャラクターの深みを引き出します。原速と加速を用いた走りと、原速をなくした等速の動きを組み合わせることで、より速く走っているように見える効果を出すことができます。

Mindmap

Keywords

💡躍動感

躍動感とは、キャラクターの動きに活力や勢いを表現することです。この動画では、キャラクターが走る際の動きに躍動感を加える方法が紹介されており、その場でほとんど動かずに目標物に向かって走っているという構図で躍動感を表現しています。

💡アニメーター

アニメーターとは、アニメーション作品を作成するプロフェッショナルです。この動画の主題はアニメーターが躍動感のある走りを描くコツについて話すことです。アニメーターはキャラクターの感情や情景を描写し、画面の説得力を高める役割を果たします。

💡走り

走りは、アニメーションの中でよく見られる動作の一つで、キャラクターが走る様子を表現します。この動画では、走りのアニメーションに躍動感を加えるための様々な手法が解説されています。

💡原画

原画とは、アニメーション制作において、キャラクターの動きを決める主要な絵のことです。この動画では、原画を通じて躍動感のあるポージングを意識しています。原画の間に入れる枚数(中割れ)によって、動きの速さやゆっくりとした感覚が表現されます。

💡細打ち

細打ちとは、アニメーションの間を滑らかにつなぐ作業です。この動画では、細打ちを通じて緩急をつけることで、ジョギングのような印象を与えるように調整しています。細打ちの調整によって、アニメーションの印象が大きく変わることがあります。

💡3D空間

3D空間とは、三次元的な空間のことです。この動画では、キャラクターが3D空間を走るような動きを表現するために、カメラをキャラクターの後ろに置いてフォローするという手法が説明されています。

💡背景

背景とは、アニメーションの中でキャラクターがいる場所を描いた絵のことです。この動画では、背景を等速で動かすことで、作画との緩急を生む方法が紹介されています。背景の動きは、アニメーションの演出において重要な要素の一つです。

💡編集

編集とは、アニメーションの映像を構成し、流れを整える作業です。この動画では、編集にまで突っ込むことで、走りの動感をより良く表現する方法が解説されています。編集はアニメーションの最終的な質に大きく影響を与えます。

💡緩急

緩急とは、動きの速さや遅さを変えることです。この動画では、緩急をつけることで、キャラクターの動きに変化を生む方法が紹介されています。緩急を1つの動き単位ではなく、カット単位で行うことで、より自然な動きを実現できます。

💡カット

カットとは、映画やアニメーションで、連続した一つのシーンを指します。この動画では、カット全体を通じて緩急を表現し、最初の走りと最後の走りで異なる動きを表現することで、キャラクターの深みを引き出す方法が解説されています。

💡アニメーション業界

アニメーション業界とは、アニメーション作品の制作や販売にかかわるビジネスの世界です。この動画では、アニメーション業界に興味がある方に向けて、有益な情報を発信することが目的となっています。また、視聴者からの質問を動画として回答することで、業界への理解を深める手助けをしています。

Highlights

現役アニメーターが走りのアニメーションの躍動感を強調する方法を解説

走る動きに感情や情景描写を踏まえることで画面の説得力を上げる技術

動画制作の第1弾として、基本的な走りのコツを詳細に説明

背景や編集にも焦点を当て、総合的なアニメーション技術を提供

原画と動画の枚数について具体的な解説を提供

走りアニメーションにおいて、キャラクターのポージングとタイミングの重要性を強調

変速アニメーション技術を使い、リアルな動きを再現する方法

動画の中で速度感を出すための具体的なテクニックと例示

画面を3D空間に見立て、キャラクターの動きとカメラワークの関連性を解説

アニメーション制作での細かい調整が視聴者の印象に与える影響について

シーンごとの緩急を利用した表現方法とその効果

最後の動きにおいて、速度の違いを如実に示すアニメーション技術

アニメーション業界に興味がある方への具体的なアドバイスとサポート

視聴者からの質問を受け付け、インタラクティブなコミュニティ構築に努める

アニメーション技術の教育的価値を強調し、初心者にも理解しやすい内容を提供

Transcripts

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皆さんこんにちは現役アニメーターまる

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チャンネルです今回は躍動感のある走りの

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コツというテーマでお話ししていきたいと

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思います現役アニメーターでも難しい動き

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トップ後に入る走りですがキャラクターの

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感情や情景描写を踏まえた動きにできると

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画面の説得力がグッドアップします逆に

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言うとそういった両者が動きに反映されて

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いないと途端にあけない動きになって

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しまうのも走りのと言えます1つの動きで

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も1本の動画に収まらないくらいお話し

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することが多いため今回の動画は第1弾と

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してご視聴いただければ幸いですさらに

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今回は動きだけでなく背景や編集にまで

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突っ込んだお話をしていきますので走り2

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動感を載せるコツを知りたい方動きに感情

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が乗らなくて悩んでいるという方は是非

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最後までご覧

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ください太地の括弧で書かれた語は業界で

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使れることがある言葉です専門的な言葉の

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ため日常生活で使用される意味とは異なる

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場合があるのでご注意

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くださいこのチャンネルではこれから

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アニメーションを作ってみたいけどどう

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やって作れば良いのか知りたい方や将来的

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にアニメーション業界に興味がある方に

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有益な情報を発信していきますのでよかっ

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たらチャンネル登録と有益な動画を

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いち早くお届けするために通知設定をお

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願いしますまた視聴者様からの質問も

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受け付けているのでお大箱からどしどし

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質問をお願いしますということで今回は

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そんないろんな表現がある走りの第1段と

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して特に躍動感未商店を当ててお話しして

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いき

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ましょう初めにこちらの走りをご覧

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ください今回の走りではキャラクターが

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その場でほとんど動かず目標物に向かって

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走っているという構図となっています

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こちらの動きに使われている手法を1つ1

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つ解説していきます

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まず枚数ですが1歩に5枚1サイクルに8

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枚使っていますキーとなるつまり原画です

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が基本的には出した足が着地するところを

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原画にすることが多いですですが今回は

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躍動感のあるポージングを意識して腕が

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伸び足が最も地面を蹴っているポーズを

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原画にしましたこの2つの原画の間をつぐ

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へつまり動画を3枚入れたのが今回の走り

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ですちなみに原画の間に入れる枚数のこと

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を中ままと言ったりしますこの枚数が

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多ければ動きはゆっくりになり少なければ

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早くなるという仕組みです今回で言うと中

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3枚ですねさらに細打ちでも工夫している

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点があります通常走りのアニメーションで

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は2コボに等感覚で配置することが多い

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ですが今回は変速うちお使用してあえて

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等速ではない動きにしています4枚目8枚

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目の地面を蹴って前に出る動きを1コマに

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して緩急をつけています少しの違いですが

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2コマと感覚にしたものを見ると

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ジョギングのような少しゆったりした印象

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になっていると思いますあくまで原画や

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動画のポージングや送りがしっかりできて

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いること前提ですがこうした細打ちを調整

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して印象が変わるのもアニメーションの

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面白いところ

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ですその2は画面を3D空間に仮定し

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キャラの後ろにカメラを置くイメージでお

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話ししますまずキャラクターをカメラが

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後ろからフォローしていますがその再

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カメラがキャラクターについていっている

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からといって体をその場に置いてしまうと

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動きが単調になりがちですしかし

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キャラクターが足を着地させる際に一旦

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スピードを落としたイメージでカメラに

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キャラクターが近づきさらにその後グイッ

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と伸ばして前に押し出すことで動きに変化

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が生まれ単調査がなくなりますただここで

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注意点ですがフォローしているカメラを

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動かしてしまうイメージをすると背景まで

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変速的に動いてしまい画面がみづくなって

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しまうためあくまでカメラは動かず

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キャラクターが大きく動いているという

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イメージですここは演出にも近い話ですが

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背景をあえて等速で動かすことで作画との

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緩急が生まれやすくなります作画は

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あくまで画面を作る要素の1つであり背景

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や撮影など複数の要素で構成されている

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ことを考える必要があります実際一歩の

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走りの中に速度差が生まれるとカクカクと

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した動きになりますがカットの中で何を

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見せたいのかを考え動きを調することが

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できるのもアニメーションの強読み

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です今回最後のコツですが動画所番の動き

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と最後の動きに違いがあることに気づいて

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いただけたでしょうかカット全体としては

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序盤の走りと最後の走りの2種類で構成し

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ています最初の走りはある程度姿勢を正し

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た状態で躍動感を表現しましたが最後は

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前傾姿勢にし減速してカメラに近づくと

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いうのなくし等速で動かしていますこれは

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緩急を1つの動き単位ではなくカット単位

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で行っています最初の動きは原速と加速を

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用いて前へ前へと進む動き最後は原速を

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なくして等速で前鏡な動きこの2つを

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組み合わせることで最後の等速の動きが

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より早く走っているように見せています

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試しに最後の動きだけで見た場合と両方

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合わせてみた場合で視聴いただけると

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合わせてみた場合の方が細胞の動きが早く

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見えるかと思いますこういったカット単位

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での作画作りがキャラクターの深みをぐっ

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引き出してくれるので是非真似してみて

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くださいということで今回は躍動感のある

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走りのコツというテーマでお話しさせて

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いただきましたこちらの動画が少しでも

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参考になれば幸い

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ですここで大切なお知らせこちらの

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チャンネルではアニメーション制作や

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アニメ業界に興味がある方の質問を

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受け付けています採用させていただいた

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質問は動画として発信していきますので

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概要欄のお題箱からどしどし質問をお願い

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しますそれではまた次回次回の動画でお

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会いしましょうバイ

play06:28

バイDET

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