【ノーベル賞】なぜブラックホールで宇宙が破壊されないのか【ゆっくり解説】

【ゆっくり解説】9割が知らない雑学
5 May 202318:49

Summary

TLDRこのスクリプトは、数学と宇宙の深遠なつながりを探求するコンテンツです。77%の人々が数学に苦手であるにもかかわらず、宇宙の言語である数学によって記述される物理法則の存在が述べられています。特に、アインシュタインの相対性理論やブラックホール、特異点定理などについて詳しく説明しており、宇宙の神秘さと物理学の奥深さを垣間見ることができます。また、宇宙検閲官仮説という興味深い仮説も紹介されており、宇宙の物理学的法則がどのように機能しているかを考えさせます。

Takeaways

  • 📚 77%の人々は数学が得意ではありませんが、残りの33%はそうではありません。
  • 🌌 ガリレオは数学は宇宙を記述する言語だと述べ、宇宙の法則は数学で表されています。
  • 🔍 宇宙には数学で記述できる物理現象しか発生しないという理論的仮説が存在します。
  • 🕒 時間は一方方向にしか流れないし、宇宙空間は無限に膨張しています。
  • 🌠 宇宙の物理学的な都合の良さの原因は、理由ある必然か、あるいは全くの偶然かについて探求します。
  • 🔄 相対性理論を解くことは、質量が時空を歪み、重力を発生させることを意味します。
  • 💡 質量の大きさによって時空が歪むかを厳密な数式に表すアインシュタインの一般相対性理論の方程式があります。
  • 🚀 ブラックホールの中の物理学は、外部に影響を及ぼすことができないというブラックホールという概念に関連しています。
  • 🤔 特異点とは、時空の曲率が無限大になる領域であり、物理法則が成立しないと考えられている点です。
  • 🥊 特異点定理は、宇宙には特異点が普遍的に存在するという理論的証明を提供しています。
  • 🛸 宇宙検閲官仮説では、特異点をブラックホールで覆い隠すことで物理学の破綻を防ぐメカニズムが存在すると述べています。

Q & A

  • 数学が苦手な人は何パーセントで、どのように計算されましたか?

    -77%の人間は数学が苦手であり、この割合は努力しても変わらないことが示されています。

  • ガリレオは数学をどのように表現しましたか?

    -ガリレオは数学は宇宙を記述する言語だと言いました。つまり、天体の軌道や相対性理論などの物理法則は数学の数式で表現されていることです。

  • 宇宙が「都合の良いようにできている」ということはどういうことですか?

    -これは宇宙の設計が非常に精巧であり、物理法則が完璧に機能していることを意味しています。例えば、時間は一方方向にしか流れないし、宇宙空間は無限に膨張しているなどが挙げられます。

  • 宇宙の物理学的な不思議さに関する仮説は何ですか?

    -宇宙検閲官仮説とブラックホールの物理学、特異点定理がその仮説です。これらの仮説は宇宙の特異点を解释し、宇宙の物理学的な法則性について考察します。

  • 相対性理論を解くとはどういうことか?

    -相対性理論を解くとは、アインシュタインの一般相対性理論を数式に表したアインシュタイン方程式を解くことを指します。これは時空の曲率也就是重力を求めることで、物質とエネルギー分布による時空の歪みを理解することができます。

  • ブラックホールの中はどうなっているのか?

    -ブラックホールの中は外部から影響を及ぼすことができない特異点で、すべての物質と情報はそこに飲み込まれます。ブラックホール内での現象は外部に伝わらないため、物理学的に「穴」のような存在です。

  • 特異点とは何ですか?

    -特異点は時空の曲率が無限大になる地点で、物理法則が成立しないとされています。アインシュタイン方程式において、変数やパラメータに特定の値をとると、時空の曲率が無限大になる地点が生じることがあります。

  • 宇宙検閲官仮説とは何ですか?

    -宇宙検閲官仮説は、物理学的に不都合な特異点をブラックホールの中に隠すメカニズムが存在するという仮説です。この仮説では、宇宙には特異点は存在するが、すべてブラックホールの中に隠されているため、宇宙の物理学的な法則性は維持されると考えられています。

  • 特異点定理とは何ですか?

    -特異点定理は、ロジャー・ペンローズとスティーブン・ホーキングが提唱した理論で、数学的に宇宙において特異点が普遍的に存在することを証明しています。この定理は、特異点を通すもの(例えば光)がどのように物理法則に影響するかを考慮せずに、特異点が存在することを理論的に証明しています。

  • ブラックホールの事象の地平面とは何ですか?

    -ブラックホールの事象の地平面は、ブラックホールの中心からある半径(事象の地平面の半径)以内の区域のことです。この区域内に入ると、光も脱出することができず、ブラックホールの重力から逃げることは不可能になります。事象の地平面は、情報や物質がブラックホールに飲み込まれる境界線として考えられます。

  • 物理学者たちはどのようにしてアインシュタイン方程式を解いていますか?

    -物理学者たちは、アインシュタイン方程式を解くために簡略化した仮定を設けることで解を求めています。例えば、空間に一つの星だけがある場合や、星が回転していない場合など、特定の条件を設定して方程式を解くことで、時空の曲率や重力などの物理量を求めています。

Outlines

00:00

🌌 宇宙の数学的描写と相対性理論

この段落では、宇宙が数学的に記述されることと、相対性理論の基本的な概念が説明されています。まず、宇宙の物理現象は数学的に表現されていることが述べられ、ガリレオが述べた「宇宙は数学の言語で記述される」という主張に触れています。次に、アインシュタインの一般相対性理論について説明し、質量が時空を歪曲することによって重力が生じるという理論を紹介しています。また、アインシュタイン方程式の解くことが難しい理由についても触れ、宇宙の複雑さに関連しています。

05:02

🌑 ブラックホールと特異点の物理学

この段落では、ブラックホールと特異点に関する物理学的な概念が解説されています。シュワルツシルトが導いたシュワルツシルト解と、星が潰缩してブラックホールになる過程について説明しています。また、ブラックホールの中心における時空の歪みが無限大になることから、特異点という概念が生じることについても触れています。さらに、アインシュタイン方程式において特異点が生じることと、それが物理学の法則にどのように影響するかについても考察しています。

10:05

🔍 特異点定理と宇宙の完璧さ

この段落では、特異点定理とその宇宙の完璧さに関する仮説が紹介されています。ペンローズとホーキングが提唱した特異点定理は、数学的に特異点が宇宙において普遍的に存在することを証明しています。特異点が存在しないという前提から、宇宙が有限の閉じた空間に収まるという矛盾が生じることから、宇宙には特異点が必ず存在することを導き出しています。この理論は、これまでの物理学的な仮定を覆し、宇宙のより深い理解を提供しています。

15:07

🚀 宇宙検閲官仮説と特異点の隠蔽

最後の段落では、宇宙検閲官仮説と特異点がブラックホールの中で隠蔽されるというアイデアが説明されています。この仮説は、宇宙において特異点をブラックホールに隠蔽することで、物理学の破綻を防ぐメカニズムが存在する可能性を示しています。特異点が現れることが一般的であるが、ブラックホールの中で隠蔽されているため、現在の宇宙においては問題にならないという考え方です。この仮説は、宇宙の神秘さと、物理学の法則との関係を深めるために興味深い視点を提供しています。

Mindmap

Keywords

💡数学

このキーワードは、動画の冒頭で提かれ、数学が得意な人材の割合を触れています。数学は、論理的推論と抽象的概念を扱う学問であり、物理学や工学などの自然科学に欠かせない工具です。動画では、数学が宇宙を記述する言語として重要であると強調されており、天体の軌道や相対性理論などの物理法則が数学的式で表現されていることを例に挙げています。

💡宇宙

宇宙は地球を含むすべての星、銀河、そしてそれらが存在する空間を指す非常に広範な概念です。この動画では、宇宙が数学的に記述されることができること、そしてそれが意味する何かを探求しています。宇宙の法則性が数学的に表現されていることから、宇宙が「都合の良いようにできている」との疑問を提起し、宇宙の不思議さに迫ります。

💡相対性理論

相対性理論は、愛因斯坦が提唱した物理学の理論であり、時空の歪みによってgravityを説明する理論です。この動画では、相対性理論がブラックホールの存在を予言し、また特異点という概念につながることを説明しています。相対性理論は、宇宙の法則性とその複雑さを理解するための重要な理論的枠組みとなっています。

💡ブラックホール

ブラックホールは、gravityが非常に強く、周りの物体を飲み込む天体です。この動画では、ブラックホールが一般相対性理論から導かれる理論的な天体であり、また特異点が発生する場所として機能することを説明しています。ブラックホールは、物理学者が宇宙の構造を理解するために研究する重要な対象の一つです。

💡特異点

特異点とは、数学的または物理学的において、通常の法則が適用されない地点または領域のことを指します。この動画では、特異点が相対性理論においてgravityの極大値を意味する地点であり、物理学の法則性が崩れる可能性があることを探求しています。特異点の存在は、宇宙の根本的な性質を理解する上で重要な役割を果たしています。

💡宇宙の検閲官仮説

宇宙の検閲官仮説は、ペンローズが提唱した仮説であり、宇宙において物理法則を破綻させる特異点が生じた際に、ブラックホールによってその影響が遮断されるという理論です。この仮説は、宇宙がどのように物理法則に従っているかを理解する上で、重要な役割を果たしていると考えられています。

💡時空

時空は、時間と空間を統合した概念であり、相対性理論においては、質量のある物体が時空を歪曲することによってgravityを生じるという理論的枠組みを提供しています。動画では、時空の歪みがブラックホールや特異点の現象に関連していることを探求しています。

💡物理学

物理学は、自然界の法則を研究する科学であり、この動画では特に宇宙の法則性に焦点が当てられています。物理学は、数学的手法を用いて自然現象を解明し、宇宙の構造や運動の規則を理解しようとするものです。

💡重力

重力は、物体間の相互引力を指す現象であり、この動画では重力が時空の歪みを引き起こすことによって生じるという理論が説明されています。重力は宇宙の構造や惑星の運動に重要な役割を果たしています。

💡宇宙の不思議さ

宇宙の不思議さは、宇宙が持つ難解な性質や現象のことを指します。この動画では、宇宙が数学的に記述できることから推知される宇宙の不思議さ、そしてそれが意味する何かを探求しています。宇宙の不思議さは、私たちがまだ知らない自然の法則や現象を示している可能性があります。

💡物理学者の役割

物理学者は、自然現象の法則性を解明する専門家であり、この動画では特に宇宙の法則性に関する研究に取り組んでいます。物理学者は理論の開発や実験を通じて、宇宙の構造やブラックホール、特異点などの複雑な現象を理解し、私たちの知識の幅を広げていく役割を果たしています。

Highlights

録音の開始と話題の設定

数学に関する興味深い質問

数学に対する人間の一般的な態度

数学の重要性と宇宙の理解への役割

宇宙の規則性と数学的原則の関係

宇宙の構造と物理法則の理解を求める質問

宇宙検閲官仮説とブラックホールの物理学特異点定理の紹介

アインシュタインの理論の基本的な理解

宇宙の重力の基本的な概念

アインシュタイン方程式を解く過程の重要性

ブラックホールの神秘性と物理学的興味深さ

ブラックホールの性質と物理学的意味の理解

物理学的なモデルと現実の複雑性

特異点の存在と普遍性に関する物理学的な証明

宇宙の物理学的法則性維持に関する仮説

Transcripts

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ゆっくり霊夢です

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ゆっくり魔理沙だぜ

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突然ですが皆様は数学が得意でしょうか

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77%の人間は本質的に数学が苦手です彼

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らがどれだけ努力しようが

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賢人である私たちのような残りの33%に

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はかなわないでしょういや

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霊夢も77%

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側じゃねえか

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余分の10%は消費税かかのガリレオ

play00:26

ガリレイは数学は宇宙を記述する言語で

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あると言いました確かに天体の軌道も相対

play00:32

性理論も数学という数式で記述されてい

play00:35

ます物理法則自体が数学で表されている

play00:39

からなしかしよく考えてみてください数学

play00:43

で宇宙を記述できるということは

play00:45

言い換えれば

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宇宙には数学で記述できる物理現象しか

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発生しないことを意味していますこれは実

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におかしな話広大な年月と膨大な広さの

play00:57

宇宙で今までただの一つも物理を破綻さ

play01:00

せるような

play01:01

例外となる現象が発生していないのです

play01:04

ふむ言われてみれば

play01:06

宇宙は随分都合の良いようにできているな

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時間は一方方向にしか流れないし

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星々の重力で潰れないように宇宙空間に

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果てはなく無限に膨張している

play01:18

果たしてこの宇宙の物理に対する都合のよ

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さの原因は一体何なのでしょうか

play01:24

理由ある必然か全くの偶然か今回はそんな

play01:28

宇宙の不思議さに関する仮説

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宇宙検閲官仮説とブラックホールの物理学

play01:33

特異点定理を解説していきます

play01:39

魔理沙がいや解説するのは

play01:41

[音楽]

play01:51

[音楽]

play01:53

では解説していこうポイントは3点だ1

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相対性理論を解くとはどういう意味かに

play02:00

ブラックホールの中の物理学はどうなって

play02:03

いるのか3相対性理論を破綻させる特異点

play02:07

がなぜ相対性理論から生じるのかお願いし

play02:10

ますではポイント1相対性理論を解くとは

play02:14

どういう意味かを解説しよう

play02:16

アインシュタインの相対性理論ねでも得

play02:20

ってどういうことそもそも特養なものなの

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順に説明しよう関係するのは

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アインシュタインの一般相対性理論だこれ

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は簡単に言えば

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質量のある物体は周囲の時空を歪ませ重力

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を発生させるという内容だ物体の質量が時

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空間を凹ませそのへこみに頼む物体が落ち

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ていく力が重力であることに気がついたん

play02:44

だへー時空間の凹みに他の物体が落ちて

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いくからあたかも物体同士が引き合って

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いるように見えるのねさて

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の功績は

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質量の大きさによってどのように時空が

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歪むかを厳密な数式に表したことにある

play03:00

どのように時空が歪むかそんなの式で

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表せるのこのような値は軽量テンソルと

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言われ方程式内ではguvで表されている

play03:10

全く聞いたことない変数名だわまあ名前は

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どうだっていいアインシュタインは質量と

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この空間の歪み具合の関係を表した一連の

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式について

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計10個の微分方程式を導いているこれら

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をまとめてアインシュタイン方程式という

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じゃあアインシュタイン方程式や一般相対

play03:30

性理論を解くというのは時空の曲がり具合

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の値を求めることなのねその通り一般相対

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性理論が発表されてから学者たちはこぞっ

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てこのアインシュタイン方程式を解き時空

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の曲がり具合の値を求めようとしたでも

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そもそも時空の曲がり具合って何なの

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要するに重力の強さだな重の正体は時空の

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歪みだから時空の曲率はその星の重力は

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どのように働くかを表しているしかしこの

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方程式を解くのは非常に難しく多くの学者

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が敗北した発案者のアインシュタインで

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すら

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完璧な会話得られていないなんでそんなに

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難しいのそれは

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式に関係する変数が多すぎるからだ何しろ

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10個の指揮を全て解かないといけない

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からな10個の連立方程式ですら

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解くのは非常に面倒だしかもさらに今回は

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微分方程式だからなアインシュタイン方程

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式の難しさは言い換えればこの宇宙が非常

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に複雑であるとも言えるなるほどねじゃあ

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誰も解けてないってこといや物理学者たち

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は何かしらの家庭をおいて

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士気を簡略化して変数を減らして解いて

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いる

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解いた人によって家庭とその買いが違って

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くるため会にはすべて何々の会と回答者の

play04:50

名前がついている

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仮定して解く

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どういうこと

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有名なものはドイツの天文学者である

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カールシュワルツシルトが解いた

play04:59

シュワルツシルト会だそのシュワルツシル

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トって人はどんな家庭を設定したの

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シュワルツシルトは空間に星が一つだけ

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ありその星は回転しておらず電荷も0と

play05:11

仮定しその星の空間の歪み具合重力を計算

play05:14

したずいぶん簡略化したわねでもそこまで

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簡単にしちゃったら役に立たないんじゃ

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ないのそうでもないこのシュワルツシルと

play05:24

会話

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太陽や地球など

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十分に次点の遅い構成や惑星が外部の真空

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空間に及ぼす重力を禁じ的に表していると

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言えるああ星1つの重力を近似するのに

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使えるのねその他にも電荷を持ち

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各運動量を持たない星と仮定した

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ライスナーノルドシュトロム会や

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殿下を持たず

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各運動量を持つ星と仮定したカー界などが

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導出されているへーみんな設定を自分で

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勝手に仮定して解いているのね

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ではポイントにブラックホールの中の物理

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学はどうなっているのかを説明しようあれ

play06:00

なんでここでブラックホールが出てくるの

play06:03

シュワルツシルトが空間の曲がり具合を

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計算した際

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星が重力によって潰れてある半径よりも

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小さくなった際に重力による収縮速度が

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光速を超えることが分かったつまり光すら

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脱出できない星が出来上がるわけだ当時

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シュワルツシルトはこの計算結果の意味に

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ついて理解していなかったが後にこれは

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ブラックホールを表すことが判明している

play06:27

へーブラックホールの存在を予言していた

play06:30

のね一般相対性理論ってブラックホールっ

play06:34

て一般相対性理論から生まれた理論上の

play06:37

天体だったのね

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星はこのブラックホールになる境目の半径

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を超えても重力によりさらに小さくなり

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続けるだから星の中心に近づくほど重力に

play06:48

よる空間の収縮速度は速くなる一般には

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高速より収縮速度が早くなる半径より内側

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の領域をブラックホールというこの半径は

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別名事象の地平面と言われる事象の地平面

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名前かっこよあこの半径の内側に一度入れ

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ば光さえも脱出できないからつまりこの

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ブラックホールの中の現象は外部に一切

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影響を及ぼすことができないあらゆる事象

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はこの地平面を境に断絶されているそう

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考えるとブラックホールってまるで宇宙に

play07:21

開いた穴みたいねそうだな実際ブラック

play07:25

ホールはただの極小の星だが物理学者は

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よく

play07:29

収縮によって重力で切り離された領域が

play07:32

できると表現している入ることはできるの

play07:35

にブラックホール内の出来事の情報が

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たとえ光に乗せたとしてもこの宇宙に一切

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伝わらないという点で確かに宇宙の穴とも

play07:44

言えるアインシュタイン方程式を解くと

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ブラックホールが出てくるとは驚きね

play07:49

しかしこの話はまだ続きがあるというのも

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物理学がアインシュタイン方程式を解いて

play07:55

いる最中に初期値によっては重力が無限

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つまり時空の曲率が無限大になってしまう

play08:01

パターンがあったからだ時空の曲率が無限

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ってどういうこと例えば

play08:07

星の質量や半径がある値になるとその星の

play08:10

時空が無限に歪むんだ時空が無限に歪む

play08:13

なんでそんなことになるの簡単だその値だ

play08:18

と曲率を求める計算式中の分母が0になっ

play08:21

てしまうからだしかしご存知の通り数学で

play08:25

は例で割ることを禁じているこのような

play08:28

計算できないような値が生じる点を特異点

play08:30

というへーそんな点があるのね数学には

play08:34

しばしば特異点が出てくる例えば

play08:38

反比例のグラフのX=0の部分なんかだな

play08:40

まあ今回の点は実際に宇宙に存在している

play08:44

がなへーじゃあ基本的にはこの

play08:47

アインシュタイン方程式を解いて宇宙中の

play08:50

星の重力の強さを求められるけどところど

play08:53

むしろ時空の歪みが無限になる領域特異点

play08:56

が現れるのね相対性理論って

play09:00

値によってはバグるのねアインシュタイン

play09:02

方程式に照らし合わせるとそうなるしかし

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これは大問題だ一般相対理論では特異点で

play09:09

は無限に時空が歪んでおりその領域では

play09:12

物理法則は

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成立していないと考えられている物理法則

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の基準となる時間と空間が破綻している

play09:19

からだそれは理解したけどそれの何が問題

play09:23

なの

play09:24

完璧に見える一般相対性理論にも

play09:27

例外があったってことじゃないのそんな

play09:30

単純な話ではない例えばその特異点に光が

play09:34

侵入したことを考えようこの場合特異点内

play09:37

では時空が無限に歪んでいるため特異点を

play09:40

通過した光は

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我々が知っている物理法則とは異なる法則

play09:44

が適用された別物の光になって出てくる

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可能性がある

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異なる物理法則の光

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あにしろ無限にしゃがんだ空間と時間内で

play09:54

光がどのように振る舞うかは既存の物理

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法則では全く予想がついてない

play10:00

極論言えば

play10:01

既存の高速の値よりもさらに速い光が出て

play10:04

きたり曲がりくねった光などが宇宙に

play10:07

生じるかもしれないそうなると宇宙全体で

play10:10

高速度は一定であるという高速度不変の

play10:13

原理などの物理法則は前提から全て破綻

play10:16

することになるなるほど

play10:18

宇宙にたとえ特異点が一つでもあればその

play10:21

特異点を通過した光だったり惑星だったり

play10:24

の物理法則が変化するから

play10:27

宇宙全体で同じ物理法則が適用されると

play10:30

いう物理の大原則が崩れてしまうのねそう

play10:33

だひとたび特異点が生じれば

play10:36

宇宙の物理法則に干渉してしまうわけだ

play10:39

じゃあやばいじゃんではポイントさん相対

play10:42

性理論を破綻させる特異点がなぜ相対性

play10:45

理論から生じるのかを説明しよう大昔の

play10:49

天動説が間違っていたみたいに一般相対の

play10:53

理論が間違っているんじゃないの時空の

play10:55

曲率の分母に例が生じて特異点ができ

play10:58

ちゃう可能性のある理論なんておかしい

play11:00

もの人類が見つけていないだけで一般相対

play11:04

性理論を超える分母に例が生じず特異点が

play11:08

ない

play11:08

完璧な理論が本当はあるんじゃないの

play11:11

鋭いな間違いとまでは言わないまでも一般

play11:14

相対性理論では足りないのではないかと

play11:17

考える物理学者もいるしなしかし特異点が

play11:20

生じる理由として多くの物理学者が予測し

play11:23

ていた別の原因があるそれは方程式を解い

play11:27

た際の家庭が原因ではないかという説だ

play11:32

あーなるほどね確かに前提として

play11:36

随分宇宙を簡略化していたものね実際の

play11:39

宇宙とは設定が違うものね実際は無数の星

play11:42

が影響を及ぼし合っているものねだから

play11:45

実際の宇宙では特異点は生じないのでは

play11:48

ないかというのが1960年代前半までの

play11:52

物理学会のの考え方だった

play11:55

簡略化するための過程をなくし相対性理論

play11:58

を完璧に解ければ特異点は生じないのでは

play12:00

ないかと思われていたんだ事実これまでに

play12:04

物理法則が破綻したことはないしなじゃあ

play12:07

安心ね物理学が破綻することなんて現実的

play12:10

にはありえないのねしかしこの論争に終止

play12:14

符を打った物理学者が現れたロジャーペン

play12:17

ローズとスティーブンホーキングという

play12:19

2人が提唱した特異点定理という理論だ後

play12:23

にペンローズはこの鉱石でノーベル物理学

play12:26

賞を受賞している特異点定理一体どんな

play12:30

定理なのかしら簡単に言えば2人は特異点

play12:33

は普遍的に存在すると数学的に証明した

play12:37

証明した

play12:39

観測で確かめたとかではなくて

play12:41

理論的に証明したのあでは特異点定理の

play12:45

アイデアをざっくりと説明しよう

play12:48

証明には入り方を使用しているまず照明の

play12:51

前提として2人は

play12:52

宇宙は特異点など存在しないと仮定し推論

play12:56

を始めている一般相対性理論によると重力

play12:59

は時空を歪めるもし特異点という穴が存在

play13:03

しないのであれば

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宇宙空間が何次元かは分からないが連続し

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た時空間ではあるのでいずれは有限の閉じ

play13:10

た空間にまるまるはずだまあ確かにそうね

play13:14

星々の重力でいずれ宇宙はまるまるわね

play13:16

さて現代物理学では

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宇宙は無限の空間だとされているそして

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数学では無限に広がる空間が有限の閉じた

play13:25

空間になることはありえないとされている

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従ってこの推論は矛盾しており前提の特異

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点が存在しないという過程が間違っており

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宇宙には必ず特異点は存在しないといけ

play13:38

ないことが証明できる

play13:40

ちなみにこのような空間を扱う数学の学問

play13:43

をトポロジーという要するに特異点が存在

play13:46

しないことと

play13:48

宇宙が無限の空間であることが数学的に

play13:51

矛盾してしまうってこと

play13:53

そういうことだなこの特異点定理の凄さは

play13:56

特異点があるという内容の証明に

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アインシュタイン方程式を利用するが

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仮定して解いたりはしないことだっただ

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から特異点が存在する理由は方程式を解く

play14:08

のに利用した

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過程にあるというこれまでの定説を

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ひっくり返し物理学会に衝撃を与えた

play14:15

じゃあ結論家庭なしで相対性論を解いても

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特異点はあるって事

play14:21

困るじゃん特異点が一つでも宇宙にあっ

play14:23

たら物理法則が破綻するんでしょ

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困るなというか最も困ったのは証明した

play14:29

ペンローズ自身だったしかし同時にペン

play14:32

ローズはこの宇宙の中で特異点が存在して

play14:36

も困らない場所があることにも気がついた

play14:38

えそんな場所あるのあるそれはブラック

play14:42

ホールの中だブラックホールの中ブラック

play14:46

ホール内だとなんで困らないの特異点が

play14:49

困るのは特異点から出てきた光などが

play14:52

既存の物理法に従わない可能性があるから

play14:55

だしかしブラックホールからは何者も脱出

play14:58

できないしたがってブラックホール内に

play15:01

特異点があれば特異点を通過した光は

play15:04

ブラックホールから脱出できないため外側

play15:07

である私たちの宇宙には何の影響も及ぼさ

play15:10

ないあれブラックホールと特異点って別物

play15:13

なの

play15:15

厳密には違うな特異点は時空間の歪みが

play15:18

無限である領域のことを指しており

play15:20

ブラックホールは重力時空の収縮速度が光

play15:23

よりも速い領域のことだへーなるほどね

play15:27

ただしブラックホールの本体である中心で

play15:30

無限に収縮し続ける極小の星自体は特異点

play15:34

だしかし特異点が必ずブラックホールと

play15:37

いうわけではない空間がどれだけ歪んで

play15:39

いようともその収縮速度が遅ければ光は

play15:43

脱出可能だからなじゃあブラックホールの

play15:45

外にある特異点もあるかもしれないのある

play15:48

かもしれない特異点定理では特異点がある

play15:51

ことしか証明していないからだそれがどの

play15:54

ような特異点なのかどこにあるのかは全く

play15:58

わからないからなこのようなブラック

play16:00

ホールの外にあるむき出しの特異点を

play16:03

裸の特異点という

play16:05

裸の特異点が宇宙のどこかで生じたら物理

play16:08

学は破綻するわねしかし今のところこの

play16:11

広大な宇宙のどこにもそのような裸の特異

play16:15

点は存在していないだからペンローズは

play16:18

裸の特異点を検閲している何かが存在し

play16:21

もし特異点が生じた場合にはブラック

play16:24

ホールで覆い隠して物理学の破綻を防ぐ

play16:27

メカニズムがあるのではないかと考えた

play16:29

この仮説を

play16:31

宇宙検閲官仮説という

play16:34

宇宙検閲官って

play16:35

随分と都合がいいように思えるわね物理に

play16:38

不都合な特異点をブラックホールという

play16:40

ゴミ箱に自動で入れてくれているなんて

play16:42

まあそうだなしかし

play16:45

ちらほら反論はあるものの

play16:47

宇宙検閲官仮説は物理的直感的には正しい

play16:51

とされている実際世の物理学者たちは宇宙

play16:55

検閲官仮説についてこの理論の最大の根拠

play16:58

は最高の理論物理学者であるペンローズが

play17:01

半生で来ていないことにあると冗談めかし

play17:05

て語っている小さい頃なぜ一つも例外なく

play17:08

この世のすべてが物理法則に従うんだろう

play17:11

と思ったことがあったけどもしかすると

play17:14

宇宙検閲官がいるからかもしれないのね

play17:16

一般相対性理論は物理学を破綻させる特異

play17:21

点を特異点定理によって

play17:23

導いている一般相対性理論は自分自身で

play17:27

自分自身を破綻させる特異点を内包して

play17:30

いる

play17:30

摩訶不思議な定理だこれが相対性理論が不

play17:34

完全だから特異点が現れてしまうのかそれ

play17:37

とも相対性理論は正しく

play17:40

宇宙に特異点が生じることは正常なのか

play17:42

それこそ神である検閲官のみが知るのかも

play17:45

play17:48

というわけで解説はここまでだまとめると

play17:51

物理学を破綻させるような特異点は宇宙に

play17:54

一般的に存在するしかしそうならないよう

play17:58

にブラックホールの中に特異点を隠すよう

play18:00

な検閲官が

play18:02

宇宙にはいるかもしれないということね

play18:05

宇宙検閲官というとあまりにフィクション

play18:07

ぽいが要は特異点が生じると必ずブラック

play18:11

ホールも生じるメカニズムが存在するので

play18:13

はないかということだぜ文学者バーナード

play18:16

上は言いました

play18:18

検閲の極端な形態は暗殺であると文学を

play18:22

検閲することは作家の暗殺に等しいからな

play18:25

YouTube君今の聞いてましたか動画

play18:29

を検閲するのはいいけどどうか細々と生き

play18:32

ているゆっくりを狩らないでくださいます

play18:34

ようお願いしますどうせ狩るなら

play18:37

リアルでも充実しててネットでも人気な

play18:39

カップルYouTuberとかを買って

play18:41

ください

play18:43

敬具ご視聴ありがとうございました高評価

play18:46

もよろしく

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