【ネットワーク基礎講座3】DNS / 名前解決【4:37】

CloudTech
14 Jan 202204:38

Summary

TLDRこのスクリプトはDNS(ドメインネームシステム)の基本的な仕組みと名前解決プロセスについて説明しています。DNSは、数字のIPアドレスを人間が理解しやすいドメイン名に変換する技術で、インターネットでの通信を容易にします。プロセスは、ローカルのhostsファイルの確認、resolveサーバーへの問い合わせ、ルートサーバーへのアクセス、最後に名前サーバーに到達するという階層的なもので構成されています。このプロセスは高速に行われ、キャッシュにより再解決の効率が向上します。

Takeaways

  • 🌐 DNSとは、ドメインネームシステムの略で、ドメイン名をIPアドレスに変換する技術です。
  • 💻 インターネットを使用する際、IPアドレスを意識することなく、ドメイン名でウェブサイトにアクセスできます。
  • 📖 DNSは、数字のIPアドレスを人間が理解しやすいドメイン名で管理するためのシステムです。
  • 🔍 名前解決のプロセスは、ローカルのhostsファイル、resolveサーバー、ルートサーバー、トップレベルドメインサーバー、ネームサーバーを経由します。
  • 📈 DNSの階層構造では、ルートサーバーが最上位に位置し、トップレベルドメインサーバー、ネームサーバーに至るまで情報を伝達します。
  • 🌍 世界中のDNSサーバーが連携しており、ルートサーバーは23台存在し、分散配置されています。
  • 🛠️ resolveサーバーは通常、インターネットプロバイダーが管理しており、企業では自社で管理することも。
  • 🔗 トップレベルドメインサーバーは、ドットコムやドットジュプなどのトップレベルドメインの情報を管理しています。
  • 📊 ネームサーバーは、最終的なIPアドレスを保持しており、クライアントに名前解決の結果を応答します。
  • 💡 DNSの名前解決プロセスは高速に行われ、resolveサーバーは名前解決結果をキャッシュして再利用します。
  • 📚 DNSの説明において、resolveサーバーや名前解決技術自体が時折指摘されることがあります。

Q & A

  • DNSとは何ですか?

    -DNSはドメインネームシステムの略で、ドメイン名をIPアドレスに変換する技術です。これにより、数字のIPアドレスを人間が理解しやすいドメイン名で管理することができます。

  • DNSの役割は何ですか?

    -DNSの役割は、ドメイン名をIPアドレスに変換し、インターネット上のサーバーへのアクセスを容易にすることです。これにより、ユーザーは数字のIPアドレスを覚える必要がなく、わかりやすいドメイン名でウェブサイトやサーバーにアクセスできます。

  • DNSの名前解決プロセスはどのように進みますか?

    -DNSの名前解決プロセスは、まずローカルのhostsファイルを確認し、そこに情報がなければresolveサーバーに問い合わせます。resolveサーバーが情報を持っていない場合、ルートサーバーに問い合わせ、さらにトップレベルドメインサーバーに問い合わせ、最終的にネームサーバーに問い合わせてIPアドレスを取得します。

  • resolveサーバーはどのような役割を果たしますか?

    -resolveサーバーは、ローカルネットワーク内のクライアントがDNSクエリを送信した際に最初に問い合わせるサーバーです。このサーバーは、ドメイン名をIPアドレスに変換する電話帳のような役割を果たし、必要に応じてルートサーバーやトップレベルドメインサーバーに問い合わせを行います。

  • ルートサーバーとは何ですか?

    -ルートサーバーは、DNS階層の最上位にあるサーバーであり、トップレベルドメイン(例: .com, .jp, .org)の情報を管理しています。DNS名前解決プロセスにおいて、resolveサーバーがルートサーバーに問い合わせることで、トップレベルドメインサーバーのIPアドレスを取得します。

  • トップレベルドメインサーバーとは何ですか?

    -トップレベルドメインサーバーは、特定のトップレベルドメイン(TLD)に対応するサーバーであり、そのTLDを持つドメインの情報を管理しています。例えば、ドメイン名の右側にある「.com」や「.jp」といったTLDに属するドメインの情報を提供します。

  • ネームサーバーとは何ですか?

    -ネームサーバーは、特定のドメイン名に対応するIPアドレスを保持するサーバーです。DNS名前解決プロセスにおいて、トップレベルドメインサーバーからネームサーバーのIPアドレスを取得し、最終的に実際のウェブサイトやサーバーへのアクセスに必要なIPアドレスを取得します。

  • DNSキャッシュとは何ですか?

    -DNSキャッシュは、以前のDNSクエリの結果を一時的に保存しておく仕組みです。これにより、同じドメイン名に対するクエリが再度行われた際には、即座にIPアドレスを提供できるようになり、名前解決の速度を向上させます。

  • DNSが失敗した場合、どうなりますか?

    -DNSが失敗した場合、ドメイン名をIPアドレスに変換することができず、ウェブサイトやサーバーにアクセスすることができません。ユーザーには「ページが見つかりません」などのエラーメッセージが表示され、接続できない状態になります。

  • DNSSECはどのような技術ですか?

    -DNSSECは、DNSのセキュリティを向上させるために開発された技術です。DNSSECは、DNSの応答が改ざんされていないことを確認するために使用されるデジタル署名を含んでおり、DNSの信頼性を高めるために使われます。

  • DNSの種類にはどのようなものがありますか?

    -DNSには、ublic DNS、プライベートDNS、リバースDNSなどがあります。ublic DNSはインターネット全体で利用できるDNSサーバーです。プライベートDNSは、企業やサービス提供者が独自に管理するDNSサーバーであり、内部ドメイン名の解決に使用されます。リバースDNSは、IPアドレスをドメイン名に逆引き変換することを可能にします。

Outlines

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🌐 DNSとは何か?

DNS(ドメインネームシステム)は、機器間通信に必要なIPアドレスを管理するシステムです。インターネットを日常的に使用する際、IPアドレスは意識しなくてもよいのに、大量のサーバーを数字で管理するのは困難です。DNSは、ドメイン名(例:awsクラウドテック.com)をIPアドレスに変換する技術で、ブラウザのURL欄にドメイン名を入力すると、自動的にIPアドレスに変換してアクセスすることができます。

Mindmap

Keywords

💡DNS

DNSは「ドメインネームシステム」の略で、インターネット上で使用されるドメイン名をIPアドレスに変換する技術です。このシステムにより、ユーザーは数字のIPアドレスを覚える必要なく、わかりやすいドメイン名でウェブサイトやサーバーにアクセスできます。例えば、awsクラウドテック.comというドメイン名がDNSを通じて、そのIPアドレスに変換され、ウェブブラウザでアクセスされることになります。

💡IPアドレス

IPアドレスは、インターネット上で機器を識別するための一意の番号です。DNSは、人間が理解しやすいドメイン名をIPアドレスに変換する役割を持ち、これによりユーザーはIPアドレスを直接覚える必要がなくなります。例えば、11.20.30.40という数字列が、特定のウェブサイトに関連づけられたIPアドレスの例です。

💡ドメイン名

ドメイン名は、インターネット上にあるウェブサイトやサーバーを識別するための名前です。DNSシステムを通じて、ドメイン名は数字のIPアドレスに変換され、ウェブブラウザやその他のアプリケーションがそのドメイン名を用いて対象サーバーにアクセスします。例えば、awsクラウドテック.comはドメイン名の一例です。

💡名前解決

名前解決は、DNSが行うプロセスで、ドメイン名をIPアドレスに変換することです。これにより、ユーザーがブラウザのURL欄にドメイン名を入力すると、DNSはそのドメイン名に対応するIPアドレスを提供し、ウェブサイトへのアクセスが可能になります。

💡resolveサーバー

resolveサーバーは、DNS名前解決プロセスの最初に関与するサーバーで、ローカルネットワーク内のクライアントがドメイン名をIPアドレスに変換する際に使用されます。通常、インターネットサービスプロバイダーが提供するresolveサーバーが、ユーザーのDNS問い合わせに応答します。

💡ルートサーバー

ルートサーバーは、DNS階層の最上位にあるサーバーで、トップレベルドメイン(例: .com, .org, .jp)の情報を管理します。ルートサーバーは、特定のドメイン名に対する名前解決要求を受け取り、適切なトップレベルドメインサーバーへのリダイレクトを行います。

💡トップレベルドメインサーバー

トップレベルドメインサーバーは、特定のトップレベルドメイン(TLD)の情報を管理するDNSサーバーです。これには、ドットコムやドットオルグなどの一般的なドメインが含まれます。TLDサーバーは、特定のドメイン名に対する名前解決要求を受け取り、最終的なIPアドレスを解決するプロセスの一部です。

💡キャッシュ

キャッシュは、DNSサーバーが先前的名前解決結果を一時的に保存する仕組みです。これにより、同じドメイン名に対する再びの問い合わせが発生した場合には、サーバーが即座に応答できるようになり、名前解決の速度が向上します。

💡hostsファイル

hostsファイルは、コンピューターのローカルシステムにあるテキストファイルで、特定のドメイン名をIPアドレスに直接マッピングします。このファイルは、DNSサーバーに問い合わせる前に最初に確認され、存在する場合はそのマッピングを使用して名前解決が行われます。

💡階層構造

階層構造は、DNSシステムが持つ特徴で、ドメイン名が階層的に整理されています。これは、ドメイン名の右側から左側へと分解され、トップレベルドメイン、セカンドレベルドメイン、サブドメインの順に構成されています。この構造により、DNSサーバーは適切な情報を検索し、名前解決を行うことができます。

💡ネームサーバー

ネームサーバーは、特定のドメイン名に対応するIPアドレスを保持するDNSサーバーです。トップレベルドメインサーバーから情報を受信し、最終的なドメイン名に対するIPアドレスを解決する役割を果たします。

Highlights

DNS(ドメインネームシステム)は、ネットワーク通信においてIPアドレスを管理する重要な技術です。

インターネット使用時にIPアドレスを意識することはありませんが、DNSにより域名で管理できます。

DNSは、域名(例:awsクラウドテック.com)をIPアドレスに変換する技術です。

ローカルのhostsファイルやresolverサーバー、ルートサーバーを通じてDNSは名前解決を行います。

家庭ユーザーは通常、resolverサーバーの存在に気づかれませんが、企業は自社のresolverサーバーを管理することもあります。

ルートサーバーはDNSシステムの核心で、世界中に23台存在し、地域や国によって管理されています。

ルートサーバーはトップレベルドメイン(TLD)のサーバーIPアドレスを管理しています。

トップレベルドメインサーバーは特定のドメインのIPアドレスを管理し、最終的なIPアドレスを提供します。

DNSの名前解決プロセスは非常に高速で、ほぼ即時に完了します。

Resolverサーバーは名前解決の結果を一時的にキャッシュとして保存し、素早く応答します。

DNSという言葉は、resolverサーバーや名前解決技術を指すことがあり、文脈によって意味が異なります。

Transcripts

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今回の講座では dns 名前解決につい

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て学んでいきます

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さて dns とは何でしょうか

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機器同士が通信するためには ip

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アドレスが必要でしたが普段

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インターネットをしている時には ip

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アドレスなんて意識しませんよね大量の

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サーバを ip アドレスという数字で

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管理しようとするととてもやりずらいもの

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です webサーバから web サーバー

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という名前に向けて通信をしたいといった

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要望がありますと数字ではなく名前で管理

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したいそこで dns という仕組みが

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誕生しました dns とはドメイン

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ネームシステムの略でドメイン名例えば

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aws クラウドテック. com と

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いうサイトを示す名前この名前のことを

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ドメインと言うんですけれどものこの

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ドメインを ip アドレスに変換して

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くれる技術これが dns です

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この技術のおかげでブラウザの url 欄

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に aws クラウドテック. com の

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ように打ち込むとゲイナーベースクラウド

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テック. com の ip アドレス

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例えばですけれども11点20点30点

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40に変換してくれますなのでdns は

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よくドメイン名と ip アドレスを紐

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付ける電話帳と幽霊で例えられますなお

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このドメインをですね ip アドレスに

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変換することですね名前解決と呼びます

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名前解決流れについてもう少し詳細に見て

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いきましょう

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例えばお手元の pc でですねブラウザ

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の url 欄に aws クラウド

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テック. com と入力するとまず pc

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の中にある干す2ファイルを見に行きます

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ここに aws クラウドテック. com

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はこの ip アドレスだよとこの対応表

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ですね対応表が書かれていればですね

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あなたの pc はその ip アドレス

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に対して通信を飛ばしていきます

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フォースファイルの場所なんですけれども

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mac の場合ですとこちら

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windows の場合ですとこちらに

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配置されていますコースファイルに情報が

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なければ最初は resolve サーバ

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と呼ばれるサーバーに問い合わせを行い

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ます dissolve サーバそんなの

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知らないよどこに行って誰が管理している

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のと思う方がいるかもしれませんけれども

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ご家庭のインターネットの場合ですね大抵

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契約しているインターネットの

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プロバイダーが resolve サーバー

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を管理しているので普段あまり意識する

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ことはないと思いますけれども企業の

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システムとかですと自社できずルーブ

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サーバーを管理しているケースもあります

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resolve サーバーは自分の持って

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いる電話帳を検索してドメインベータ

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ベースクラウドテック. com がある

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かなと確認をしますと見つからなければ

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resolve サーバーはルート

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サーバーに aws クラウドテック.

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com の ip は何かお問い合わせに

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行きます

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このルートサーバーですけれども dns

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の仕組みや世界中の dns サーバ投資

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が連携して成り立っている階層上の

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システムなりますとルートサーバーとは

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この dns の仕組みの根幹このある最

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上位のサーバーのことですこれがダウンし

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ますと世界中をシステムで名前解決ができ

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なくなる大変重要なサーバーで世界23台

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冗長化された上ですね分散されて配置され

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ており世界各国12の地域とか国家とか

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研究機関によって管理されていますルート

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サーバーは. com や. jp など

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のトップレベルドメインを管理する

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サーバーの ip アドレスの情報があり

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ますので resolve サーバーに

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トップ0ビルドメインを管理するサーバー

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の ip アドレスを応募します

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トップレベルドメインとはドットコムとか

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トップ jp .ワークのようなドメイン

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の右側のことを指します

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トップレベルドメイン tdl サーバと

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書いてますけれどもこのサーバーは.

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com . jp .ワークなどに所属

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するドメインのトップレベルドメインの

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情報を管理しています

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理由room サーバーはトップレベル

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ドメインサーバーから最終的に ip

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アドレスを知っているこのネームサーバー

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ですねネームサーバの ip アドレスを

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因習できましたのでリズムサーバーは

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ネームサーバーへ ad ベース蔵を

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tech . com の ipo

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ウイルスは何ですかと webサーバへ

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問い合わせを行いますとip アドレス

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11点20点30点40という情報を入手

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してクライアントに名前解決の結果を応答

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する以上は dns の名前解決の流れ

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ですインターネットのブロガーではこれを

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一瞬で行っています次回以降ですね

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resolve サーバーは同様の

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問い合わせがあった場合ですね前回の名前

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解決の結果を一時でに保存しているので

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その結果を応答します

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また一からルートサーバに問い合わせると

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いうのを避けてですね素早く名前解決が

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行えるというわけです

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なおこの一時的に保存している情報を

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キャッシュと呼びます経験上なんです

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けれどもこの dns というようですね

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会話の流れの中でそのときど場合によって

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何を指すかが結構入れていきますと

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resolve サーバのこと自体を刺し

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たりまた名前解決のこの技術自体を刺し

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たりそれほどまあ困る場面はないでしょう

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けれども人によってまた文脈によってです

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ね dns という表記またへ言葉ですね

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多少をニュアンスが入れることがあります

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今回の講座は以上になります

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