道垣内弘人「民法における縺れと改正」ー公開講座「縺れ」2018
Summary
TLDRこの講演では、法学における3つの「もつれ」について詳しく説明されています。1つ目は伝統的な社会と近代法との間のもつれ。婚姻届の習慣や夫婦別姓制度などがその例です。2つ目は、現実の取引と抽象化された概念との間のもつれで、債権や相殺など概念上の問題点が指摘されています。3つ目は日本に輸入された外国法とのもつれで、民法と民事訴訟法の制度の齟齬が取り上げられています。講師は法制度の改正における困難さと重要性を力説しています。
Takeaways
- 👉 日本民法はフランス民法を翻訳、導入したことから始まり、その後ドイツ法の影響も受けた。
- 👉 民法には単なる技術的ルールだけでなく、社会の構造原理が含まれている。
- 👉 伝統と近代法との間の齟齬から、婚姻届の制度が導入されたが、実態とずれが生じた。
- 👉 債権の概念を抽象化しすぎたため、現実との齟齬が生じた。2020年の改正でこれを解消しようとした。
- 👉 外国法の導入により、債権者代位権と債権差押え制度の並立など、新たな問題が生じた。
- 👉 法改正の際は、習俗や社会通念との齟齬に注意を払う必要がある。
- 👉 夫婦別姓制の導入は、習俗の変化に合わせた対応が求められる。
- 👉 キャッシュレス化など、各国の価値観の違いを踏まえた慎重な検討が必要。
- 👉 法制度の近代化と伝統文化の調和は、常に課題となる。
- 💡 時代の変化に応じて、法制度を柔軟に見直していく姿勢が重要である。
Q & A
講演者は誰の出身なのか分かりますか?
-講演者は出身地などが明確に分からない状況で、詳しいことは話せないと述べています。親族の恋愛問題を経て、本来の出身地が異なったと言っています。
この講演の目的は何でしょうか?
-講演の目的は、社会の伝統と近代法との間のもつれ、現実と概念との間のもつれ、そして日本に輸入された外国法とのもつれについて扱うことだと述べられています。
日本の民法はどのように作られたのでしょうか?
-明治時代に、フランス民法を翻訳することから始まり、後にフランス人のボアソナードによって起草されました。しかし、政治的な動きにより施行は延期されました。その後、フランスとドイツの民法の影響を受けながら修正が行われて成立しました。
婚姻に関する伝統と近代法の間のもつれとは何でしょうか?
-伝統的には婚姻届を出すタイミングが一定ではありませんでしたが、近代法では届出が必要とされました。しかし、届出が根付かないと、法が現状を追認することになり、理念と現実のズレが生じるというもつれが起こりました。
債権の概念を抽象化し過ぎたことによるもつれとは何ですか?
-債権の概念を抽象化し過ぎたため、債務不履行責任の要件として故意・過失が必要とされるようになりました。しかし、現実の取引関係とは離れた概念となり、もつれが生じました。この問題を解決するため、民法が改正されました。
債権者代位権と債権差押の関係でのもつれとは何でしょうか?
-債権者代位権はフランス法から、債権差押はドイツ法から導入されたため、両者が並立することになりました。この外国法の経緯からのもつれを解消するため、民法改正で調整が図られました。
講演者は夫婦別姓制度についてどのように考えていますか?
-講演者は、夫婦別姓制度を選択制とすることで良いと考えています。理由は、夫婦同姓は習俗として十分に根付いているが、通称名での使用も増えているためです。
外国法を取り入れる際の注意点は何でしょうか?
-外国法を取り入れる際には、各国の文化的背景や意識の違いに留意する必要があります。例えば、プライバシーの範囲や女性の権利に関する考え方が国によって異なるため、慎重な検討が求められます。
講演全体を通してどのようなメッセージを伝えようとしていますか?
-近代法の導入により、伝統と現実の間にもつれが生じることがあります。しかし、概念を過度に抽象化したり、外国法を機械的に取り入れたりすると、更なるもつれが発生する可能性があります。このようなもつれを解消するためには、現実や習俗を考慮し、慎重な検討が必要不可欠であるというメッセージが伝えられています。
Outlines
🙋♂️自己紹介と民法の話の前置き
講演者は法学政治学研究機関の動画家であり、日本民法の成り立ちと重要性について述べる。明治時代に生まれた民法は、フランス法を参考に作られたが、ドイツ法の影響も受けた。外国法を取り入れながら日本の習慣にあわせる必要があった。講演では、伝統社会と近代社会、取引社会と法的概念、外国法と日本法の間にあるもつれについて話す。
🧑❤️💋🧑伝統的な婚姻観と近代法のもつれ
伝統的には結婚式後に婚姻届を出す習慣がなかった。しかし近代法では婚姻成立には届出が必要とされた。この伝統と近代法の考え方のずれから、内縁関係をどう扱うかという問題が生じた。最終的には事実婚を法的に保護する方向に収束したが、習慣優先と理念優先のどちらを取るかという議論があった。
👰夫婦の氏と子どもの養育に関するもつれ
民法は徹底した男女平等を唱えたが、実態は夫の氏を称する習慣が９割以上で変わらなかった。また、子の養育に関する夫婦の意見が分かれた場合の規定もなく、現在選択的夫婦別姓制度の導入が議論されている。理念を先行させすぎると習俗との乖離が生じ、現状維持に終わる恐れがある。
🧾債権の概念と習俗の間のもつれ
債権という抽象的な概念が生まれるには長い年月を要した。債務不履行責任の根拠について、不法行為と違い約束違反だけで足りるという考え方に至った経緯を説明する。しかし債務者責任の要件を過度に抽象化すると、現実と理論の間にずれが生じる。そこで2020年の民法改正で、契約その他の発生原因と社会通念に照らして責任を判断するという規定が設けられた。
👰👫同性カップルへの法的取り扱いのもつれ
夫婦の氏の問題に加え、近年は同性カップルをどう扱うかも議論となっている。一部の国では同性カップルに法的保護を与える動きがあるが、日本の習俗はまだ同性愛者の権利についての理解が進んでいない。社会の変化に伴い、法改正の必要性が生じてくる可能性がある。
💰債権の譲渡と相殺に関するもつれ
債権譲渡後に発生した債権と、既存の債権との相殺の可否が問題となる。過度に抽象化された債権概念では両者を別物と捉えがちだが、実際には発生原因が同じなら相殺できるべきだという考え方がある。2020年の民法改正で、発生原因と取引の社会通念を考慮する規定が設けられた。
🕵️♀️民事執行法と債権者代位権の間のもつれ
債権者が債務者の財産を差し押さえる民事執行法と、債権者が債務者に代わり権利を行使する債権者代位権の関係にもつれがある。フランス法には後者しかないが、日本法にはドイツ法の影響で両者が並立している。2017年の民法改正で債権者代位権を廃止する案もあったが、結局残された。外国法を参考に制度を作ると、このようなもつれが生じる。
💡習俗と外国法のもつれへの対処の重要性
外国法を参考に新制度を作る際、その国の習俗や背景を無視すると法とのずれが生じる。債権譲渡と相殺の例に見られるように、概念を過度に抽象化するとそのようなもつれが起こる。慎重な検討が必要だが、時間の経過とともに制度は定着し、改善が難しくなる。習俗と外国法とのもつれへの対処が重要である。
✍️おわりに
講演を締めくくり、法改正の際には各国の習俗の違いに留意する必要があると述べている。同性婚への対応、キャッシュレス化とプライバシーなど、国によって慎重に検討すべき課題は残されている。もつれを完全に避けることは難しいかもしれないが、対処の重要性を指摘して講演を終えた。
Mindmap
Keywords
💡習俗
💡近代法
💡民法
💡債権
💡抽象化
💡外国法
💡男女平等
💡慣習法
💡法の継受
💡法と現実のもつれ
Highlights
私の一次さんは駆け落ちをしたんです
日本の法律というのはどのようにしてできたのかということです
民放とはですね, まあ取引とか所有とかあるいは, 親族とか相続とかといって言った問題を扱う法律のことです
まあ日本は性を近代法というものを導入する必要に迫られるということになります
ボアソナードっていうのはまあたり大学の法学部の, まあどう訳すか問題なんですがまぁ簡単に言えば助教授でありまして, フランス時夏従ってその起草する民放というものはアミィと財産法ですが, は必然的にフランス民法に近い, 良いものであったんですね
まあ日本が徹底した男女平等になっているというふうに申しましたけれども, 日本がこの法律を作った頃つまり戦後間もない頃というのはヨーロッパの多くの方では, 褒めた時は夫の意見が優先するってなってたんですよ
憲法違反であると言う, まあ見解も強いのですが憲法違反だからというのではなくて今ようしてもですね, 通称としては氏を買えない人も多くなり男女同時が異なっていても婚姻共同体という, ものを結成したことを外部に表示できるとそれはもう習俗になっているというふうに, 認識します
再建という概念というのはこういった場合の a の権利と c の権利を抽象化し, て1000万円の金銭債権というふうに取り出してくるという意味を持っているわけで, あって, これはかなりの思想上施工上の進化というものが必要になります
債務者に帰責事由があるのが必要であるという言葉ですね, まあ適正な結論まあ妥当な結論を導くのにとっても便利な言葉であって
総裁でございますよね, つまり a と b がですねお互いに同種類の再建を有する時にまあ同学部はチャラ, にしようというまあこういうわけであります
実は民法を作る時はフランス方を参考にしてフランス放火債権者代位権って制度有たん, ですよ
で民事訴訟法を作るときにはドイツ法を参考にしてドイツ方から再検査書斎という精度, 入れたんですよ
つまりドイツのこの子の一つの方法でキレイに, まとまっているフランスはこのひとつの方法で綺麗にまとまっているのに日本で再検査, 詳細は民事訴訟法を作るときドイツ会で, 39社大研は, 福民法を作る時にフラスカ入れるということになりますのでそこで大きなもつれが生じ, てくる
エマー先ほど夫婦別紙の話をいたしましたけれども議論することは重要ですましかし, 議論に当たっていくつかの注意が必要でありまして, 烈士の国がですねたんじゃ平等が心停止するわけじゃないんですね
このようにですねまぁもつれを避けるためには慎重な検討が必要なのですが, あとしても起こってしまうかもしれないそれだけに, まあ商売ができるのが私かもしれませんけれども
Transcripts
00:05ああああああああ
00:21あどもあの法学政治学研究機関の動画家と申します
00:268どこの出身かとかどうして動画して読むのかというのを気になさる方もいらっしゃる
00:30かもしれませんが
00:31明治時代にですね愛のもつれがありまして私の一次さんは駆け落ちをしたんです
00:38技術ですから私あの本来の出身地等
00:42私の出身地が微妙に異なりましてそんなあの話をしていると高木先生の話と接続し
00:50やすいかもしれませんが私も詳しいことは知りません述べ
00:55どういうも釣りがあったのかっていうのはこれ以上の話等
00:58できませんどうもあの米国の講演形式でずっとやってまいりましてまぁあの本日が
01:07の講演とした最後になりますしまた全体としてのは公園にとしての最後の文となります
01:14まあもつれという共通テーマの元なんですがもう私としましてはまあ自らの専門家ら
01:20ですね
01:21法律分野
01:23それも民放という一つの領域に関してまぁもつれの話を
01:28させて頂ければと思いますでもう少し具体的に申しますと最初に伝統的な社会と近代的
01:35た方との間のもつれというもので扱い
01:39次に現実は取引社会と抽象化された概念との間のもつれというの扱い
01:46最後に意外子日本人
01:48輸入された外国法の間のもつれという問題を
01:52あ使いますただまぁこういうかまぁ公開講座のお話の仕方っていうのは実は大変難しい
01:58ございまして本日御出席くださった方の中にはあの法学部の出身の方であって今たあ
02:06仕事でですね法律とかを扱ってらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんした方で
02:11漁師ぼ
02:12連れはわかるけれどもまあ法律なった考えたくはないという方もいらっしゃると思い
02:17ます
02:17そうしますがどこまでを前提として
02:21よいかということを決めるのがまあなかなか困難でございましてその結果ですね
02:26あの一部の方にとっては簡単になりすぎて
02:30でそれでも一部の方にとっては難しくなりすぎるとまあそういった危険性が
02:35まああるわけなんですが本日はなるべく基礎的なところからお話をしたいと思います
02:41はそのためですね退屈される方もいらっしゃるかもしれませんがご容赦いただければと
02:46存じます
02:48さてこの3つの局面についてもつれを扱うと申しましたけれども
02:54その前にですね前提としてお話ししなければならないことがあります
02:59それはですね日本の法律というのはどのようにしてできたのかということです
03:06ここではあの今日の話に合わせましてまあ民放というものの話だけいたしますがあの
03:12民放とはですね
03:13まあ取引とか所有とかあるいは
03:17親族とか相続とかといって言った問題を扱う法律のことです
03:23さてですね江戸時代さらにはまあそれ以前にもまあ取引に関連する法律
03:31方とかですねあるいは
03:33結婚に関する法というものがあったわけですけれども
03:37しかし西洋的な基準から言えばそれは近代法とはいえないということでありまして
03:44a まぁそこで1853年に真っ黒船がやってきたと
03:49で翌年日米和親条約というのが締結さ
03:53得てさらに1858年に日米通商条約というのが締結される
04:00で同様の条約というのはオランダロシアイギリス+とも結ばれたわけですがこれらの
04:08条約のことをまあ不平等条約というふうに石破氏が呼ぶということは
04:13ご承知のことと存じますそしてこれを改正するために真っすぐだけではないかもしれ
04:20ませんが
04:21改正することを一つのまああの
04:24目標と言いますか理由の一つにいたしまして
04:27まあ日本は性を近代法というものを導入する必要に迫られるということになります
04:34貧乏に関して申しますとまあ明治二年ですね1869年の段階から
04:41江藤新平の支持のマレーと神兵であるですが
04:45の指示の下で3つ繰り便書読みますけれども箕作麟祥がフランスのほうてんの翻訳を
04:52始めるんですね
04:54デイトートはですね御造りに翻訳させたフランス方を
05:00まあそのままわが国の法律として甲府しようというふうに守っていたようですがまあ
05:06なかなかこれ乱暴な話で
05:08また当時の有名な言葉で500もまた様た月
05:11ただソク役せよとマーサス作っちゃえという
05:14いう風なことを言ったわけですところがですねこれであの佐賀の乱とか色々保存と方も
05:20いらっしゃると思いますけれどもこういった8のもとによる翻訳的な
05:26民法典というのは結局施行されないままで終わります
05:32でその後明治13年になりまして
05:361880年ですけれども
05:38いわゆるお雇い外国人の一人であります
05:42ギュスタッフエミルボスワードという人の手によって民放の家の財産法は取引とか所有
05:49権とかそういった部分の地層が始まります
05:53でボアソナードっていうのはまあたり大学の法学部の
05:56まあどう訳すか問題なんですがまぁ簡単に言えば助教授でありまして
06:01フランス時夏従ってその起草する民放というものはアミィと財産法ですが
06:10は必然的にフランス民法に近い
06:12良いものであったんですねただですねバストナード中の偉い人で
06:17ばフランス以外の
06:20色んな国みっぽ参照いたしまして
06:23さらにフランスの法律だけじゃなくて判例とかが学説とかあるいは自分の独自の見解と
06:31かを交えてま民法を作っていきます
06:34で親族相続だから結婚とか容姿とか
06:39相続の部分というところはですね日本の習俗週間に密接に関係するからという理由で
06:46日本人の良いによって巻そうされることになったんですがこの部分にも
06:51ボアソナードの影響というのは大変大きくなりました
06:54というのはまああの責任者磯部知ろうという人と熊野便増という人だったんですが二人
07:02ともですね実はのパリ
07:04科技大学で法学を学んでるんですねその明治大に
07:09ですからまあフランスの影響が非常に強い法律とまぁなったわけです
07:14ところがですねこのボアソナードの作った
07:17民放の草案という文を結局いろんな政治的な動きがありまして
07:22結局は施行されませんでした
07:25で
07:261812年明治25年の段階でこのボアソナードという人の起草した民法典というもの
07:34は
07:34修正しなきゃいけないと
07:36修正のために施工を延期するというふうに決定されます
07:42しかし翌年のはまあ1893年になりまして
07:47政府は法典調査会というのを発足させましてそこでも済みの星へという人と
07:55でまぁ富正明いう人とまぁ梅件中
07:59いうこと3人の
08:02真帝国大学法科大学教授ってまあ9頭中ですね
08:07のにボアソナード草案場所などを作った
08:11その草案の修正というものをま命じますでこの時ですねその彼らは
08:17はフランス民法点ができた後になりそうですねフランス日本
08:22ていっていうのは
08:241789年のまあその+革命の介して1800データに初頭にできるんですね
08:31しかしそれからだいぶ経ちましてドイツの統一というのができていきましてドイツで
08:36新たに民法典を作ろうということになる
08:39で100年ぐらい経ってますからそれなりに進歩しているわけです
08:43そこで
08:43この3人というのはまあこのはソナー度が作った
08:48100年前の民放だけじゃなくて新しい
08:51ドイツ民放というものも参考にしながらやろうというふうにはしたんですけれども
08:58しかし根本のところはフランス民法というものがそのまま
09:03だいたい残った状態になっています
09:07でさてここまでが準備作業でございましてこれから3つのもつれの廃止って話に入り
09:15ます
09:17で最初はですねこの伝統的な社会と菌体的な方との間のもつれでございます
09:24これもいるプレーを曲げることができるのですけれども
09:28婚姻結婚について少しお話をしたいと思います
09:35私たちは婚姻と言いますと結婚といいますと
09:40男女が共同生活を送り婚姻届というものを出しているという風に考えるわけですけれど
09:47も
09:48実はコイン届を出しという習慣というのはなかなか根付かなかったと言われます
09:55理由は色々ありまして農村が後ではですね
10:01女性に子供ができるかどうかとかですね
10:05あるいはまあ嫁としてよく働くかといったりしたことを確認してから
10:10行員届を出そうという習慣がまあこれを試験今と言ったりするんですけれども
10:15という風な風習もあったと言われますでこういったことをですねなかなか
10:21統計数値で裏付けるということができなかったんですができないんですけれども
10:26まああの戦争まあ大変やセンサーをはじめちょっと前で1940で
10:31の東京東京ですからね東京における調査とみますと
10:36結婚式いいの人ですね婚姻届婚姻届が出された日の間隔に関しまして
10:46挙式後1ヶ月未満に婚姻届を出した人というのは当時12%まずある調査によればいい
10:53んですが12%に過ぎなくて
10:56それでも1年以内にポイント時計を出したのが77%
11:00長いものでは挙式号4年経過して婚姻届を出しており
11:06は平均では挙式後9.9カ月後にポイントと汚され
11:11出されたというこういう状況であったようですでまあこれはですね
11:16実は東京のアンケート調査にイ
11:19参加してくれる改装ということで結構たパワーある種
11:22経済力のあるかいそうなんですね経済力の乏しい改装では
11:28ポイント時計を出さないまま子供が産まれてそれでもさらにポイントとか届け出は出さ
11:35ないでまぁそのままになっているといった例というのが多く
11:39見られたようです
11:41さてこういう風な状況を
11:45前にしてですねその法律上はコインというのは届け出をして初めてであるんだ
11:52でいくら男女があの共同生活を営んでいても
11:56ポイントどけというものが出されていない限りにおいては
12:00ポイントは使わないんだいう風に言ってしまうのもあり得る
12:04洗濯主です
12:06今例えばですねあの共同生活を解消する際は行員ですと離婚手続きということになり
12:14まして
12:15まあいろんな制約手続き的な制約というものが科されることになります
12:20まあカッティングがいい今できないわけですね簡単にいうとこれに対してその
12:26男女だろ
12:26団長の結び付きに婚姻という効果を付与しないのであれば基本的に解消は自由だという
12:34ことにはなりそうです
12:37しかしですねそれではとりわけの女性の保護に問題があるという風に考えられ始めます
12:44そこであっ
12:46目時代にあって近代法というものになり婚姻成立というものには届け出が必要であると
12:52してそのようにしてまー身分関係の整備しよう
12:56ああああ好み
12:57ここにいう身分関係というのは士農工商とかといって身分関係の話ではなくて社会的な
13:03位置づけというわけですがそういうふうなことを整理しようと
13:06を言うことだったわけですがそのような理念が交代を迫られることになるんですね
13:13お叱りにえーい
13:15女性であり女性の方のために婚姻を
13:19届を出していな人もそれな日本をしようというと後任は届を出せんだしている場合だけ
13:25である続きを出している場合にこういう身分関係なるんだというふうな
13:29その近来方があのう
13:31予定した事態というものの理念と
13:35が交代を迫られるということになります
13:38難しい速攻大成されない裁判所も早くからですね
13:43いわゆる内縁というのを不当に破棄された相手方からの損害賠償生君につきまして
13:52内縁関係というのは将来法律上の夫婦になるという予想のもとに同棲しているという
13:59関係であると
14:01者ってその同棲っていうのは本院の略であるという理屈を撮りまして
14:07最初保護する
14:09その後ですね次のような考え方が生まれていきます
14:12育ち家族関係というのは方の問題であるとともにですね収束の問題であると
14:18したがって習俗としての婚姻の実態があるものに対してはコイン日するコインに近づけ
14:26て
14:27純子ん junko んですね純今として扱うべきであるというわけであります
14:33そして裁判所もですね戦後になりまして内縁の不当破棄というものを債務不履行では
14:40なく不法行為であるという判決を出し始めます
14:46でこの辺りこそ少し分かりにくいところですがあの
14:49婚約
14:50であるとしますとね今将来今要するという約束であるそういう状態だという風にとらえ
14:55ますと
14:57不当に破棄して婚姻をしないというのは約束違反っていうことなんですねそうすると
15:03それは去っあの
15:05ひゃっせいか出発し延々というモカですねまぁよりもは感じですけどあのまあ何かを
15:11得ると言ってんのに引き渡さないというのと同じように債務の不履行であるということ
15:16になるんですよ
15:17でこれに対して
15:19もしそれが純金であるというふうにしますとそれは何か何かをする約束というものを
15:26不当破棄はですね
15:27何かをするという約束の振り子
15:30なのではなくて純今という形で取得していた配偶者たるちーが
15:39外されたということになりますのでこれは実は不法行為というふうに言われることに
15:45なるんですね
15:45つまり債務不履行であるという判決から不法行為であるという判決に変わるということ
15:53は実は裁判所はえーっ今夜は婚約という考え方から
15:59いやまぁそれも純子んだという風に言って
16:03いう考え方に変わってきたということを実はまあ意味するわけであります
16:09ところが先ほども少し申し上げましたように
16:12このような習俗や事実か事実上たいというの本をしようという考え方はある意味
16:20現場の追認なんですねそうするとウィンぽーという法律が社会を構成するルールである
16:28と言う
16:29麺は小さくなります
16:32民法っていうのはさまざまなルールを定めていますがそれは私たちは私たちの社会を
16:39どのように構成するかを決めているものですまあ取引法と炎鳥居の関係の法律の方が
16:47話しあかりやすいのでそちらで説明いたしますと民法
16:52を日本の民法や契約自由という原則がとられ
16:57所有権というのは各人に帰属する
17:01まあその法人も含めてですね各人に帰属するというシステムがとられていると理解され
17:07ています
17:09それではどうそのような諸原則というものが民法において取られているということには
17:15どのような意味があるのかと考えてみますと
17:18これは我々のすぐ社会を自らの才覚で利益を上げることのできる人が自由に活動し利益
17:28を上げることで
17:29できるようにするということに他ならないんですね
17:32この言葉逆に逆の立場はとられた場合を考えるとよくわかります
17:37取引は全て国家によって統制されて生活に必要なものは配給されることになると
17:44そして生活に必要な土地の使用が許されるということになりますこれ純粋な社会主義
17:51国家でありまして
17:53民法があの契約自由という基本原理を採用している
17:58所有権を指摘所有権にしているというのは市場経済による資本主義という
18:04国家システムが採用されていることを示すことになるわけであります
18:10でみっぽー効率だっていうのは確かにですね人と人との間の紛争を解決するための技術
18:15的なルールであるというふうにいい
18:18思われがちなんですけれどもしかしそれと同時んですね
18:22例えば民放というのは我々の社会というものがどういうものなのかということを定めて
18:29いるという風に考えられるわけです
18:32憲法というのを英語でどう言いますかという話ですね
18:36今スティチュエーションっとかですねこうして中止ダウンローという言い方をすると
18:41いうのはご存知の方もいらっしゃると思います
18:43しかし考えてみますとコースで中ションというのは何だろうかというと構成ですよね
18:50あのもっと
18:53受験英語的に言えば構成ですよそれではここ10高生って何だろうか
18:58って言うと誤解を恐れずに言えばそれは当地の構造なんですよ
19:04で統治機構の構成原理というのが憲法であるということになる
19:10それと添えたして民放も社会の仕組みを定めているそれっていうのはトーチ
19:17公という風の特別されるところの市民社会の構造というものを定めるものであって
19:24て
19:25それが民放であるこのような見方からしますと
19:28プリンポートは憲法と並んで今スティ中ションの一つであって市民社会をどういうふう
19:36に構成するのかということを定めている法律であるということになります
19:43にもかかわらず習俗や事実事実上たいというものを優先させるということになりますと
19:51せっかく定めた基本的な構成というものがないがしろになるということになります
19:58そして結論はですね
20:01どうしても現状追認
20:03ようなものになってまいります
20:05現場で要因と考えればそれはそれでも良いのですけれども
20:09まあ少なくともですね一時期を考えると保険的な社会関係というものがその現場をその
20:17まま認めるということによって維持されてくるということになります
20:22でこれでいいんだろうかそこには危険は無いんだろうかということが問題になってくる
20:27わけであります
20:29とこのような議論がある中でさらにしっ今度は終息
20:34うまくこれ習俗をあんまり重視すると a
20:38我々がある種の判断をして作ったコースティションのブスブスと妻ティトが壊れて昔の
20:45社会関係が良いされるということになるわけですが
20:48バッカス候補しばらくたちますと今度
20:51習俗の方いうものも変化してくるというわけです
20:54現在男女が結婚式をして同棲生活をしていると
21:02にも関わらずですね夫や音の両親が
21:06つまり子どもができるかとか
21:09妻よく働くかということを見極めたうえでないと行員と時は出さないという圧力をかけ
21:16ているという例は少ないというふうに思いますしかし事実上婚姻関係にあっても届け出
21:24はしないというカップルは多くなっています
21:26お互いに過度な拘束は4
21:28ないでまた国家が決めた枠組みによらないで共同生活を行おう
21:35というわけです例えばスウェーデン語で同性のことを3本というんですが
21:41サムボのカップルが子どもを模型
21:44男女一緒にそれを養育しているという例は極めて多いんですね
21:50でまた10年ちょっと前の調査で恐縮なんですけれども
21:54スウェーデンで婚姻をしているカップルのうち9割以上がサムという同棲状態を経て
22:02から婚姻をしておりですね
22:04で現在3部もの状態にあるカップルになんで今結構しないんですかというふうに聞くと
22:10その理由がないと
22:12あの
22:13共同生活を送っている以上ね理由がないというふうにな答えが帰ってくるという風に
22:19言われています
22:21でそうなっておりますと習俗場が中俗情
22:25もはやコインというのは一つの選択しすぎないと
22:29そういうたことになりますと一方民放な
22:33婚姻それも届け出のあるコインだけを保護してスウェーデンのような同棲を保護しない
22:40のはおかしいということにもなりますし
22:43所した方の考え方もできるポイント時計を出さないのは別に
22:48初度えーっと何だっけ夫のその両親のアジア
22:53九段男女の不平等によって称しているわけではなくて
22:57当事者の積極的な選択の結果であり
23:00わざわざ行員でない関係を選んでいるにもかかわらず履き
23:06不当破棄という場面になって突然ですね
23:09国家に対して婚姻として保護してくれというのはそれはおかしいんじゃないかという
23:15言い方もできます
23:17両方考えられるわけですねいい方として会えまた
23:20来園を純コント見るというのはまあいずれにせよ男女の共同生活形態を
23:26海上とする話ですけれども現在では同性愛者の権利について理解が進み
23:33同性のカップルをどのように扱うかというのも問題に
23:37今なっていますで実際そのフランスとかですねスウェーデンでは同性カップルについて
23:43も男女の動静カップなど米道
23:46せーの j ちゃった
23:47ほ同性のカップルが同棲している場合にも男女のカップルが同席している場合と同じ
23:55言い方を与えようという
23:58ば法律のが出来上がっているという状態にあります
24:01うわぁ社会が方追い越したのかもしれず何らかの改正というものが
24:07あった
24:08まあ近いうちに求められるということになるかもしれません
24:13で今よめぐる話というのは社会風俗として届け出というものが根付かないうちにすべて
24:22の行為を届け出に吹くさせようというふうにした米でそこでねじれが生じてしまった
24:29わけですが
24:29一足飛びに理念を追求したために変え
24:33て現状維持になったという例もあります
24:37実は日本の民法というのは徹底的な男女平等の
24:41休日になっています村はレントですね驚かれる方もいらっしゃるんじゃないかと思い
24:46ます
24:47夫婦の氏が夫婦の氏がですね夫の氏とされるのはまったくもって男女の不平等ではない
24:53かというわけです
24:55ウド殺す民法上波動書いたりかというと夫婦は本院の歳入定めるところに従い
25:01夫または妻の氏を称するという風に書いてあるのでありまして
25:06何の氏にするかはコインの時に話し合いで決めなさいということになっているんですね
25:12これは子どもの問題についてもそうでありまして
25:16行員関係から生まれた子どもについて
25:19その夫婦というのは共同で真剣というものを行使しますがホットと妻の意見が
25:25つまり父と母ですねの意見が分かれた時については規定がないですね
25:30別れたときどうするかという
25:32ます
25:33このような家族をの部分というのは戦後に大きく改正された部分です
25:40大日本帝国憲法ではなくて日本国憲法になった時に男女平等であるということが明記さ
25:46れる
25:47でそうなると夫の氏にするというルールにすることはできませんし逆に妻のうちにする
25:54というルールもできますできないですね
25:57じゃその結果当事者で決めなさいというふうにしたわけでありまして
26:02致し方がない選択であったのかもしれませんしかし実際はその結果として何が生じたか
26:07というと
26:0890%以上の婚姻で夫の氏が選択されるという結果が
26:13ああ
26:14生じているわけですねつまり夫の氏を称するという社会的な風俗
26:20習俗があるままで
26:23いや夫と妻で勝手に決めなさいというふうなことにしましても事実としての男女不平等
26:29というものは称してしまうというわけです
26:33子どもに関する事柄について夫と妻の意見が分かれた時の規律もそうでありまして私は
26:40日本が徹底した男女平等になっているというふうに申しましたけれども
26:44日本がこの法律を作った頃つまり戦後間もない頃というのはヨーロッパの多くの方では
26:49褒めた時は夫の意見が優先するってなってたんですよ
26:53でそれを完全に否定するぐらい先進的な意味を
26:58a その終戦直後は持ったわけですけれども
27:02まあそうかぁと言ってり理念を先行させるだけではうまくいかない理由ですねっ
27:09そこで現在ではまあ夫婦別紙性というものを採用するかどうかが問題となっている所は
27:14皆さん新聞等でご存知たことだと思います
27:17は私はまあ結論的には選択的夫婦別姓制度でいいという風に思うのですけれども
27:25そしてそれはどうして送付かというと
27:28習俗場ですね夫婦べしというのは自分においては十分に根付いているというふうには
27:34もう6からであります
27:36憲法違反であると言う
27:39まあ見解も強いのですが憲法違反だからというのではなくて今ようしてもですね
27:44通称としては氏を買えない人も多くなり男女同時が異なっていても婚姻共同体という
27:51ものを結成したことを外部に表示できるとそれはもう習俗になっているというふうに
27:56認識します
27:59ますがゆえにですね改正すべきではないのかというふうに私は思っていますじゃあここ
28:04でも
28:04へ
28:05考え方によっては習俗というものが方を追い越してしまったのかも知れませ
28:12次に現実の取引社会と抽象化された概念とないなのは持つ例の話に
28:19写ります
28:21皆さんは
28:22再建という言葉をお聞きになったことがあるのではないかと思います
28:28a は b に1000万円のお支払いを求めるできる権利を有しているとこういった
28:34時に a は b に対して1000万円の再建を持っているというわけです
28:40しかしこの概念が出来上がるにはずいぶん時間かかったんですね
28:45直あの随分とは退かなかったかつ3時間ってことじゃなくて
28:4823前年っていうわけですけれどもこの例で a さんが b 名がビンタしてある
28:54ものを打って売主として飼い主に対して代金1000万円を車ライト
29:00いう権利を持っていると
29:01しますこの時はエイサーというのは売主として権利を持っているわけです
29:07別の例デーシーがでに対して1000万円かして
29:13たとしていたしますと c は菓子お金の貸主としてこの1000万円という権利を
29:19守っているわけです
29:21で再建という概念というのはこういった場合の a の権利と c の権利を抽象化し
29:28て1000万円の金銭債権というふうに取り出してくるという意味を持っているわけで
29:34あって
29:35これはかなりの思想上施工上の進化というものが必要になります
29:41ていた
29:42頭でフェイシズ者が写真ですが
29:45示しますとこういう話でかつて契約当事者が間というのは直接には手をつないだ
29:51関係だったんですねそれが一つの手の2つだ2つのての間に一つの再建という抽象化さ
30:00れた権利というものが
30:03存在しておりそれというのは直接
30:07ての
30:08まあ性質というものをどうしてこの人はこのこと
30:12ここにいるのかということを直接には反映していない
30:16サッと言いましたように貸金債権化資金のお金の貸し借りというものでこの量二つの手
30:23がここに来たのだという場合と売買である
30:27売主
30:28団塊主であるという関係があってここにこの払底が2つきちゃうかということを一応
30:33中傷してここに赤いバトンという抽象化された債権というものを想定するというわけで
30:41あります
30:43でそしてこのような考え方から次のような論理が生まれてまいります
30:48でこのことを理解するためにしていただく為には少し不法行為の話をしなければなり
30:54ません
30:55自動車事故というものを考えていただきますと b が運転している自動車に映画惹か
31:04れですね
31:04映画けがをしたとしますこの時
31:08b に当然には責任があるわけでありませんドローンおかしいじゃないかと思うかも
31:13しれませんが確かに b の行為によってええええに損害が生じていますけれども
31:18例えば b が自動車を運転しているときにですね突然映画歩道橋から飛び降りできて
31:24それで自動車の直前に生きてそれで弾いちゃったと言う
31:28場合にはその時は b は責任を負わないわけですねじゃあ映画 b が責任を負うの
31:33はどういった場合だなのかというと
31:36a
31:37b の行為によって a に損害が生じたというだけじゃなくてそれが b の責任だ
31:43という言えるということが必要なんですよね
31:47でそういう時に b に故意又は過失が必要であるというこういう言い方をします
31:54でこのことを理解した上で契約によって結ばれているう者たちの関係に戻りますと再建
32:02を有している人債権者と言うとしますと債権者 c というのは
32:08再建という一つのは財産権というものを持っているわけです
32:13債務者 d がその
32:15債務を履行しないということによってその財産権というものは侵害され
32:22c に損害が生じました
32:25この時ですね再建という財産権の侵害なんだから
32:29不法行為とここでこの人の体が侵害されたのと同じてるこそ彼らが持っていたわけです
32:36ねあの結果の
32:39健康なっていうか体を持ってたわけですがそれが侵害されたと同じでこの人が持ってい
32:44たこの次に対する権利というものがこの人の行為によってし意外されたんだという風に
32:50考えますと
32:52ですねその
32:55d にその責任を負わせるというためには上と同じように
33:00d に故意又は過失というのが必要なんじゃないかというふうには言われてきただけ
33:07です
33:08しかしだんだんとですねそれおかしいんじゃないかという風に考えられるようになり
33:13ました
33:14不法行為と上にある不法行為というのとしたの債務不履行というのでは責任を負わせる
33:21理由根拠というものが全然違うんじゃないかという事ですこれ
33:28二方向においてはあらかじめですね加害者が何かを被害者に約束しているわけであり
33:34ません
33:35そこで約束もしていないことについて責任を負わせるために
33:40行為また過失っていうのが必要です今はこういう風に言われてきたわけです
33:44ところがですね契約においてはこの電気屋さんですが
33:48あのを
33:501本がた方に対してこういうことをします
33:53例えばちゃんとした冷蔵庫を引き渡しますとこういう約束をしているわけですよね
33:59でじゃあ世銀の根拠というのは何なのかというとこの人が約束をしたことをやらないと
34:07いうところに責任の根拠があるので出会って
34:10この場合の責任の話とこの場合の責任の話と全然違うんじゃないのと
34:16そうなるとここに同じように行為またを過失という風な
34:20来年を植えていくのはおかしいんじゃないのっていう話が
34:23になってまいりますでどうしてこうなったのかと申しますとどうしてこういう風なリク
34:282
34:29ここに書いたような理屈がとられたのかといいますと
34:33えっとん
34:35可能
34:36私の先生の先生の時代またまた車
34:40またそこまでそこのおりませんがあの翔破
34:43ノーマン例えば20年とか30年の頭ぐらいまでの間っていうのは
34:48のドイツ法の影響する強かったんですね実はドイツ法では
34:52学説にですねフランス方に従って民法作られたと言いましたが
34:57学説ではドイツの方が圧倒的に強かったんです
35:01ドイツの考え方を襲わ取り入れてこういう風な理屈になったんですけれども
35:07その者サイバー者どうやってたのかと申しますと
35:12実は3版書においては抽象的にはこういう風長く意味は捉えていたんだけども
35:18実は故意又は過失が d にはない債務者にはないというふうに入った0
35:25ほとんと存在しないんですよ
35:27極端な例では戦争によっていこうができなかったとかそういう場合には ad には
35:34責任がないということになるんですけれどもそれ以外の場合においてリード責任が否定
35:39されているということはほとんどないんですね裁判を見てみますとそうなるとここに耳
35:46現実と
35:47いうもの現実の裁判例というものと抽象的に考えられている学説の理屈というものとの
35:54まあ歪みといいますかもう釣れていますかそういうものが生じてまいりますそこでです
36:00ねあの
36:01まあこれをなんとかしなきゃいけないという話だ
36:05で民放の家
36:08実はの債権関係の法律というのは2017年
36:12昨年の5月末にですね改正法が成立いたしまして
36:172020年の4月1日から施行されることになっています
36:22でこの改正の議論において債務者によってください債務不履行によって債務者が責任を
36:29負う時の要件として債務者に帰責事由のあること
36:34このまあ行為もだか知って考えてたんですが債務者に帰責事由のあることという文言を
36:39削除しようという見解も強くし
36:42をされましたつまりこの場合この上のバイトしたの場合全然違うんだから上の場合には
36:49b に責任を負わせるドア
36:51こういった場合だけであるという記述が必要だけど
36:54櫛田の場合には契約をしたことをやらなかったというだけで責任を負わせるとそれだけ
36:59の話なんじゃないなぁとそうなると
37:01別段
37:02d が責任を奪いはどういう場合だのかということを書かなくてただ単に契約違反が
37:07あれば責任を負うということだけでいいんじゃないのという風なま
37:12意見も強くまでたわけですしかしそれに対しては現行法というものに慣れている弁護士
37:20さんとかですねそういうところから実務がかかるんですね強い反対がありました
37:27確かに故意又は過失というものが必要でないということはその通りかもしれないけれど
37:32も
37:33債務者に帰責事由があるのが必要であるという言葉ですね
37:39まあ適正な結論まあ妥当な結論を導くのにとっても便利な言葉であってその言葉が
37:46なくなるのはちょっとなかなかちょっと心配だという風に言うわけですそこでまぁ最終
37:53的にはこういう風な条文というものが2020年から施行されることになるんだ
37:59菅ここにですねえぇまぁ債務が履行しないときには損害の賠償をしなさいと
38:07まあ請求できるわけですがこの債務の振り子んが債務者の責に帰することができない
38:13自由によるものであるときはこの限りでないとまぁ損害賠償の請求はできませんいう
38:18わけですがサーム者の責に帰することができない自由っていうのは何なのっていう
38:24ところにこの
38:25下線を引いた内容晴れることに
38:27たんですね契約その他の債務の発生原因および取引上の社会通念に照らしてという言葉
38:34です
38:35結局奇跡中
38:38ごまこれせ日に帰することのできるできない
38:41できる自由なことを奇跡中って言うんですが帰責事由という文言は一応残ったんです
38:47けれども
38:48その軌跡 j の内容方契約とは切り離された抽象的な故意又は過失なのではなくて
38:54契約に照らして考えるんだよという風に
38:58することによってなんとか
39:02そのを持つレオですねええ
39:05ま
39:06解消しよう
39:07過度な抽象化から生じたもつれを改正し
39:11鑑賞しようというふうにましたわけであります
39:15で a
39:16次にですねあの
39:21本当はもう1個
39:24総裁という話を
39:27できるかな
39:3010分なんですけれども彼の再建という概念を過度に抽象化したことによっても生じた
39:37もつれとその解消というのをもう一つ
39:41総裁というものに即して見ておきたいと思います
39:45総裁というのは大きいになったことがあると思います私も小学校3年の時に
39:50これのヨミヨミがなというのが
39:53の学校の試験で出て相殺と書いた
39:56反応です罰されたことがあるんですが総裁でございますよね
40:00つまり a と b がですねお互いに同種類の再建を有する時にまあ同学部はチャラ
40:06にしようというまあこういうわけであります
40:09それではですね総裁をする前にビザが総裁をする前に a さんが自分の方の最近を身
40:18に譲渡しちゃったらどうなるだろうかといういう話が実は問題となりますでこの時の
40:25原則というのは派
40:27b 3 b がですねこの債権の譲渡が生じる前に a に対してすでに破砕権を有し
40:34ていたならば
40:35本品状態になっても操作できるというふうに b が考えていたわけですからそれは
40:40こういう譲渡があってもそのまま b さんは相殺できると
40:44だけれどもこれがないうちにこの b から a に対するサイケってないうちに a
40:50から c 2 a の祭典というのは譲渡されてこの後にこの債権が発生した場合には
40:56総裁はできないというのがまあ基本的なルートということになります
41:02でこの原則というのは
41:04再建という概念を抽象的に考えればですね
41:08履帯が可能なものなんですけれどもしかし
41:12のしかしですね問題は派この b が a に対して有する債権というのがどうして b
41:20がそれを取得したのかということなんですよ
41:24例えばねその ab 間で売買契約というものがあったとします
41:29この債権譲渡が行われる前ね
41:32a から c へのこの a の債権の譲渡が行われる前に売買契約というのがあった
41:38とします
41:39でその後ですねあのシーン以上とされた後に当該
41:44売買契約の商品欠陥があるということがわかって
41:49b さんは a さんに対して損害賠償債権というものを取得したと
41:54っていうふうにとっておりますとさっきの原則からすると
41:58債権譲渡の後に b は a に対して再建を取得したんだから相殺できないという
42:05ことになりそうなんですが
42:07この時ビールの立場に立って考えると
42:10a
42:11代金は100万円だったけど50万円になったんじゃないの
42:15欠陥があったんだから
42:24kin 4いう感覚でしかまあ物事を捉えないあるわけですよね
42:38それと極めて大切なことでその
42:41ん
42:42損害賠償請求権と相殺するんだっていうのはある種
42:49法律家が勝手にそういう風な
42:52概念へ引っ張りそうサティ夫と
43:11債権譲渡と相殺というふうにでもこの際型というのはそんなに抽象的に考えちゃいけ
43:17ない
43:18この最近に内在する理由木よって発生したつまりこれが代金債権だとすると
43:25商品の欠陥とかというふうな内在的な理由によって発生した場合にはそれは債権譲渡の
43:32後だって総裁ができるんじゃないのと
43:35まあこういう風に考える
43:38このねこれはちょっと難しいと言いますが上部の形に荒れますの嵐ますと債務者が対抗
43:44要件具備時よりハトに取得した
43:47譲り受け人に対する債権であっても譲り受け人の取得した細菌の発生原因である契約に
43:54も続いて生じた債券である時にはそうサイト
43:58いけるという話になるんですけれどもまあその条文はともかくですね
44:02あの
44:06過度に抽象的に再建というのは発生りぃ抜きで捉えますとこの債券とこの際県営から
44:13ヴィンターする債券と b カレンダー s 最近というのは全然日積んであるという
44:17話になるわけですが現実にどういう風なさい
44:21理由で発生した際県7ということになるとこれとこれっていうのは
44:26止めて連関している妻と
44:28っていう話になってくる
44:29再建という概念を使って過度に抽象化したことから
44:34もつれが生じてそれを解決するために最終的にこういった条文というものがまあできる
44:40わけであります
44:43で最後のもつれの3番目の例として出しまして日本に輸入された
44:49外国ホード間でのもつれという話をさせていただきたいと思いますであのその一つの
44:58どちらの話が分かりやすいかっていう妙なところがあるのですけれども
45:04個人的には思うこの共有の孤児生徒団体制といういかにも難しい話はやめました
45:10一個だけ話しよな
45:12あの
45:14ここに書いてありますけど
45:16あの
45:18日本の
45:19みっぽってフランス授業が最初作ったわけですが
45:23いろいろ勉強して作っていますので色々複雑な
45:27その
45:29えっと理念がそこに混ざっていうんですがよりよりわかりやすい例としてこの話を最後
45:35にさせていただきたいと思います単純な例でございます
45:39えっと債権者代位権と債権の差し押さえのもつれという話であります
45:45で園は b にお金を貸しているとだけど b が返さないという例を考えます
45:52この時 a は b の有している財産を一定の手続きをとって差し押さえることが
45:58できますでそうしますと b が c に対して何かの債券有しているとこれ
46:05も一定の手続きを取れば差し押さえることができるということになります
46:10でこの詐称さが行われますと a は c からこの際さん再建を取り立てる
46:18つまりちぎ対してお前ウィンクをして1000万円払わなきゃいけなかっただろうと俺
46:23が差し押さえたんだからあの俺に払えというふうにこういうふうに言える
46:27まこいて2気になってるんですね
46:30でこれは現在では民事執行法という法律
46:34まぁ以前は古い民事訴訟法という間に起立されていたところであります
46:40ところが他方でですね民法には債権者代位権
46:45いう制度なんですよ
46:46かどういうものかここにた上部書いていますが債権者は事故の債権を保全するために
46:52必要があるときは債務者に属する権利を行使することができる債権者経営は自分の再建
47:01が危ういなというふうにいって思って必要があるときには
47:06債務者である b に属している権利を行使することができる
47:12代わりに行使することができるというこういう風だ
47:16条文が置かれているんですねそうなると今の現在の
47:21まあ今現在今改正後もそうなんですがあの民法においては a さんが b の子に
47:28対する債権というの講習時に差し押さえという方法によることもできれば債権者代位権
47:35という姓
47:36井戸もを
47:37によることもできてこの2つの環境がどうなっているのかということが実は問題になっ
47:42てくるんですね
47:44でじゃあどうしてこんな2つの再建が日本であっゴメンさあ2つの権利が日本で並列
47:51することが並立することになったのかをしますと
47:54実は民法を作る時はフランス方を参考にしてフランス放火債権者代位権って制度有たん
48:02ですよ
48:03で民事訴訟法を作るときにはドイツ法を参考にしてドイツ方から再検査書斎という精度
48:10入れたんですよ
48:12でところがですねフランスでは債権差押という精度があんまり還付してないんです
48:19逆にこんなドイツでは債権者代位権という制度は存在しないんです
48:24つまりドイツのこの子の一つの方法でキレイに
48:28まとまっているフランスはこのひとつの方法で綺麗にまとまっているのに日本で再検査
48:35詳細は民事訴訟法を作るときドイツ会で
48:3839社大研は
48:40福民法を作る時にフラスカ入れるということになりますのでそこで大きなもつれが生じ
48:46てくる
48:47わけですでこのことを回数7
48:50解消するためにですね先ほど述べました
48:532017年の民法改正においては最初謝罪県という制度やめちま方という見解もあり
49:00ました
49:01しかしまたこれもですね慣れた制度を廃止するというのはまあ混乱
49:07な生じるということで廃止はその
49:12見送られたわけで
49:14外国法をもとにですね時刻4を作ることが外国法の経営中と言いますけれども
49:21桂樹家庭におけるもつれというものが解消されないままに残るという場合も
49:29民法では存在するしかしまあそれを前提にですね
49:32法律の実務というのは子
49:34いてしまうと何も100年ですね100年動いてしまうとなかなかまあ元にはもう元に
49:40戻って整備をするということはできな
49:43なるということになります
49:46でマイクお礼を飛ばしましたし
49:49他にもいくつかの例をあげることができますけれどもだんだんと細くなりますので箱例
49:55程度にしておきたいと思います
49:57でまぁ外国法散歩にですね法制度を改善したり新しい法制度をつくったりすることは
50:04現在でもよく行われます3高速にすることは重要
50:09ですし実務における必要性を考えてですね
50:12方を改善していくことを必要ですしかしなかなかまあ難しいわけでありまして
50:19エマー先ほど夫婦別紙の話をいたしましたけれども議論することは重要ですましかし
50:25議論に当たっていくつかの注意が必要でありまして
50:28烈士の国がですねたんじゃ平等が心停止するわけじゃないんですね
50:33実は血族の意識が強い国はビっ子になるんですよ
50:37フランスでは妻っていうのはずっと夫の家が使えなかったんです
50:43血族じゃないから血がつながっていないというところが
50:46妻が夫の家を使えるようになるというのはフランスにおいてはその女性の権利のですね
50:52あのう
50:53花開く台のすごく大きいパティ日本の
51:13ように現金を多く用いている国は少数でありですね
51:17にはもキャッシュレスソサエティに踏み出すべきだと言ったりするわけですけれども
51:23しかし住所や銀行口座の所在について各国でプライバシー
51:29イオンへ here are かなりフラワー c じょんだろ狭いんです
51:43それでから見ますドイツなんか全然そのキャッシュ歳ティガ
51:48進呈していないといいますがそれはプライバシーの範囲が広いということがあったり
51:52するわけであります
51:54このようにですねまぁもつれを避けるためには慎重な検討が必要なのですが
51:59あとしても起こってしまうかもしれないそれだけに
52:03まあ商売ができるのが私かもしれませんけれども
52:07最後にそういうことを述べまして私のお話を終了させていただきたいと思います
52:11ドン御清聴有難うございます
52:12[拍手]
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